JPH0587650A - 半導体応力検出装置 - Google Patents

半導体応力検出装置

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JPH0587650A
JPH0587650A JP25154091A JP25154091A JPH0587650A JP H0587650 A JPH0587650 A JP H0587650A JP 25154091 A JP25154091 A JP 25154091A JP 25154091 A JP25154091 A JP 25154091A JP H0587650 A JPH0587650 A JP H0587650A
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type polycrystalline
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polycrystalline
resistance
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Akihiro Hanamura
昭宏 花村
Hideo Muro
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度依存性が小さく、特別な補償回路を必要
としない半導体応力検出装置を提供する。 【構成】 印加応力に垂直に形成されたp型多結晶Si
ピエゾ抵抗とn型多結晶Siピエゾ抵抗とでは、印加応
力に対する抵抗変化方向が逆符号であり、かつ感度の温
度依存性は逆符号で逆極性の特性を示すことを利用した
ものであり、印加応力に垂直方向にとなるようにp型多
結晶Siピエゾ抵抗51、52とn型多結晶Siピエゾ抵
抗61、62とを形成し、上記p型多結晶Siピエゾ抵
抗同志(51と52)を一対の対辺とし、上記n型多結
晶Siピエゾ抵抗同志(61と62)を他の一対の対辺
としてフルブリッジ回路を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多結晶Siピエゾ抵
抗を用いた半導体応力検出装置の特性を改善する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体応力検出装置としては、例
えば「“ Micro-Diaphragm PressureSensor”Proceedin
gs of the 6th Sensor Symposium,1986. pp.23〜27」に
記載されているものがある。図5は上記のごとき半導体
圧力検出装置の一例図であり、(a)は平面図、(b)
は(a)のB−B′断面図である。図5において、21
はSi基板26中にエッチングで形成された空洞、29
は空洞21を規定するSi34膜である。また22は空
洞21を覆うように密閉して形成されたダイアフラムで
あり、Si34膜27、28、30から成っている。ダ
イアフラム22にはp型多結晶Siのピエゾ抵抗23と
24がSi34膜27と28に挾まれた形で形成されて
いる。なお、ピエゾ抵抗23はダイアフラムの周辺部
に、ピエゾ抵抗24はダイアフラムの中央部にそれぞれ
形成されている。また25は空洞21をエッチングする
際に用いたエッチング孔であり、Si3膜30で封止
されている。
【0003】次に、製造方法を簡単に説明する。(10
0)面のSi基板にSi34膜をLPCVDによってデ
ポジットし、空洞となる部分の上に窓をあける。次にエ
ッチ・チャンネルとなる多結晶Si層(図示せず)で空
洞となる部を覆い、エッチング孔25の部分に達するま
で窓を形成する。この上にダイアフラム22を構成する
Si34膜28、多結晶Si層を順次LPCVDで形成
し、多結晶Si層にボロンをイオン注入した後、パター
ンニングしてピエゾ抵抗23、24を形成する。次に、
Si34膜27でピエゾ抵抗を覆った後、エッチング孔
25をあけ、多結晶Siのエッチ・チャンネルとその下
のSi基板をKOH等の異方性エッチング液でエッチン
グして空洞21を形成する。次に、コンタクト・エッチ
ング及び配線電極(図示せず)を形成した後、PECV
DによってSi34膜30をデポジットし、空洞を封止
する。
【0004】上記のようなダイアフラム構造に圧力が印
加されると、ダイアフラムの中心部と端部で逆方向の応
力が発生し、ピエゾ抵抗23と24の抵抗値は逆極性に
変化するので、ピエゾ抵抗23と24とでブリッジ回路
を構成することにより、圧力に対応した電圧を出力する
ことができる。このような表面形圧力センサにおいて
は、裏面からのエッチングを用いないので小形化が可能
であり、また絶縁膜上に形成された多結晶Si膜のピエ
ゾ抵抗を用いているので、リーク電流が少なく、高温雰
囲気中でも動作させることが出来るという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の半
導体応力検出装置においては、p型多結晶Siピエゾ抵
抗で単にブリッジ回路を構成するようになっているが、
p型多結晶Si抵抗のゲージファクタが温度係数を持つ
ため、上記のごときブリッジ回路の感度は温度依存性が
大きくなるという問題がある。また、上記の温度依存性
を解消するためには、補償回路を設ける必要があるの
で、構成が複雑になってコスト高になるという問題があ
る。
【0006】本発明は上記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものであり、感度の温度依存性が
小さく、特別な補償回路を必要としない半導体応力検出
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、本発明においては、外部物
理量の印加に応じて応力が発生する構造部上に、当該抵
抗に流れる電流の方向が印加される応力に垂直方向とな
るように配設されたp型多結晶Siピエゾ抵抗とn型多
結晶Siピエゾ抵抗とをそれぞれ複数個形成し、上記p
型多結晶Siピエゾ抵抗同志を一対の対辺とし、上記n
型多結晶Siピエゾ抵抗同志を他の一対の対辺としてフ
ルブリッジ回路を構成したものである。なお、上記の外
部物理量とは、例えば加速度や圧力である。また、上記
の構造部とは、例えば片持ち梁構造や両持ち梁構造であ
り、半導体や絶縁物で形成される。また、上記ピエゾ抵
抗は一般に長方形の長手方向に電流が流れるように形成
されるが、長方形に限らず正方形等の他の形でもよい。
要するに電流の流れる方向が応力と平行になればよい。
【0008】
【作用】本発明者等の実験によれば、p型多結晶Si抵
抗およびn型多結晶Si抵抗において、印加される応力
と平行方向に形成された抵抗と応力に垂直方向に形成さ
れた抵抗とでは、応力に対する抵抗変化率特性に大きな
差異のあることが判明した。図3は、上記の抵抗変化率
特性の一例を示す図であり、(a)はp型多結晶Si抵抗
の特性、(b)はn型多結晶Si抵抗の特性を示す。図
3(a)から判るように、p型多結晶Si抵抗において
は、応力に平行な抵抗と垂直な抵抗とでは、応力に対す
る抵抗変化率は大幅に異なっており、かつ温度の変化に
対する抵抗変化率の変化方向が逆になっている。すなわ
ち、感度の温度依存性は逆符号で同極性の特性(抵抗変
化率における0からの差は、温度が低下するに従って、
平行の場合は負の方向で、垂直の場合は正の方向で、共
に大きくなる)を示している。また、n型多結晶Si抵
抗においては、応力に平行な抵抗と垂直な抵抗とでは応
力に対する抵抗変化率は大幅に異なっており、かつ感度
の温度依存性は逆符号で逆極性の特性(抵抗変化率にお
ける0からの差は、温度が低下するに従って、平行の場
合は正の方向で大きくなり、垂直の場合は負の方向で小
さくなる)を示している。
【0009】本発明は、上記のごとき本発明者等の新規
な知見に基づいてなされたものであり、応力に垂直に形
成したp型多結晶Siピエゾ抵抗とn型多結晶Siピエゾ
抵抗とを適宜組み合わせてブリッジ回路を構成すること
により、温度依存性の小さい半導体応力検出装置を実現
したものである。図3の特性から判るように、印加応力
に垂直に形成されたp型多結晶Siピエゾ抵抗とn型多
結晶Siピエゾ抵抗とでは、印加応力に対する抵抗変化
特性が逆方向であり、かつ感度の温度依存性は逆符号で
逆極性の特性を示している。すなわち、応力の印加によ
ってp型の場合には抵抗変化率は正方向に変化し、n型
の場合には負方向に変化する。また、抵抗変化率におけ
る0からの差は、温度が低下するに従って、p型の場合
は正方向で大きくなり、垂直の場合は負方向で小さくな
る。したがってp型多結晶Siピエゾ抵抗同志を一対の
対辺とし、n型多結晶Siピエゾ抵抗を他の一対の対辺
としてフルブリッジ回路を構成することにより、感度の
温度依存性を小さくすることが出来る。なお、p型多結
晶Siピエゾ抵抗とn型多結晶Siピエゾ抵抗とでは、印
加応力に対する抵抗変化特性が逆符号であるから、上記
のように接続しても十分な感度が得られる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)のA−A′断面図である。図
1において、1はシリコン基板、2はシリコン基板を裏
面からレクトロケミカルエッチングして形成した肉薄の
梁部、3は重り部であり、梁部2を介して基板1に接続
されている。4は重り部3及び梁部2を取り囲むように
形成された略U字形の溝であり、表面側からのエッチン
グあるいは予めp型層を形成しておいて裏面からのエレ
クトロケミカルエッチングで梁形成と同時にエッチング
することによって実現できる。梁2上には多結晶Siピ
エゾ抵抗4本が形成されていて加速度が印加された時に
梁2に生じる応力により、抵抗値が変化して加速度を検
出できるようになっている。多結晶Siピエゾ抵抗は2
本がp型多結晶Siピエゾ抵抗51、52であり、他の
2本がn型多結晶Siピエゾ抵抗61、62であり、4
本とも印加応力と垂直方向に形成されている。なお、矢
印50が応力の方向を示す。上記4本の多結晶Siピエ
ゾ抵抗を、p型多結晶Siピエゾ抵抗51と52とが一
対の対辺となり、n型多結晶Siピエゾ抵抗61と62
とが他の一対の対辺となるように接続して図2に示すご
ときフルブリッジ回路を構成している。なお、7はSi
2膜、8は基板台座である。また、簡単のため、周辺
回路、配線およびSiO2膜は図示を省略している。
【0011】次に作用を説明する。加速度が印加される
と、梁2がたわんで応力が生じる。これによって多結晶
Siピエゾ抵抗の抵抗値が変化し、フルブリッジ回路の
電圧変化、すなわち二つの出力端子VAとVBとの電圧差
として出力される。応力印加前の多結晶Siピエゾ抵抗
の抵抗値をRとすれば、加速度が加わった時、多結晶S
iピエゾ抵抗の抵抗値は下記(数1)式のように変化す
る。 R → R+ΔR=R(1+Gε) …(数1) ただし、G=(ΔR/R)(1/ε):応力に垂直方向
のゲージファクタ ε:歪 この場合、フルブリッジ回路の出力電圧VOUTは、下記
(数2)式で表わされる。
【0012】
【数2】
【0013】ただし、Rp:p型多結晶Siピエゾ抵抗5
1、52の抵抗値 Gp:p型多結晶Siピエゾ抵抗51、52のゲージファ
クタ Rn:n型多結晶Siピエゾ抵抗61、62の抵抗値 Gn:n型多結晶Siピエゾ抵抗61、62のゲージファ
クタ このとき、1≫Gε、Rp=Rnとすれば、(数2)式か
ら下記(数3)式が得られる。
【0014】
【数3】
【0015】ただし、VCC:電源電圧 このときの感度Sは、(数3)式をεで微分することに
よって下記(数4)式で示される。
【0016】
【数4】
【0017】この感度の温度特性は下記(数5)式で示
すようになる。
【0018】
【数5】
【0019】ただし、T:温度 例えば、基板温度630℃で3500Åの厚さに多結晶
Siを成膜し、ボロンを2×1015cm~2(p型の場
合)、リンを5×1015cm~2(n型の場合)のドーズ量
でイオン注入した後、酸化を行なって多結晶Si上で6
00Åの酸化膜を成長させ、さらに900℃N2雰囲気
中で30分間アニールを行ってp型およびn型多結晶S
i抵抗を形成した場合、このピエゾ抵抗における応力と
垂直方向のゲージファクタGTの変化率の温度係数は、 TCGp=−2200ppm/K TCGn= 7700ppm/K であった。例えば、30℃においては、 Gp=−5.9 Gn= 0.16 であり、 dGp/dT=0.013 dGn/dT=0.012 となり、応力に垂直方向の多結晶Siピエゾ抵抗は下記
(数6)式および(数7)式に示すごとき性質を有して
いることが判った。 Gp<0 Gn>0 …(数6)
【0020】
【数7】
【0021】上記(数6)式、(数7)式の関係がある
とき、前記(数4)式および(数5)式から、感度出力
を保持しながら、感度出力の温度変化を2桁程度改善で
きることが判る。このため応力と垂直方向に形成された
p型およびn型多結晶Siピエゾ抵抗の条件を最適化し
てフルブリッジ回路を構成することにより、感度出力を
保持しつつ、感度出力の温度特性を相殺し、感度の温度
依存性を従来より大幅に小さくすることが出来る。
【0022】次に、図4は、本発明の他の実施例の平面
図である。この実施例は、本発明を圧力センサに適用し
た例である。図4において、p型多結晶Siピエゾ抵抗
51および52、n型多結晶Siピエゾ抵抗61および
62は、ダイアフラム11の周辺上にダイアフラムの辺
と平行に、すなわち印加応力と垂直方向に形成されてい
る。これらを図4のように配線し、フルブリッジ回路を
構成する。ダイアフラム11に圧力が加わると、応力が
発生し、ブリッジ回路には前記図1の実施例に示したの
と同様な作用が生じる。以下、同様な効果が得られ、感
度を温度補償した圧力センサを簡単に得ることが出来
る。
【0023】なお、これまで説明した実施例において
は、薄肉構造部をもつ応力検出装置の例を示したが、本
発明は、薄肉構造部をもたない応力検出装置に応用して
も同様の効果が得られる。また、これまでの実施例にお
いては、多結晶Siピエゾ抵抗を半導体基板上に形成し
た例を示したが、半導体基板に限らず、絶縁体の基板上
に多結晶Siピエゾ抵抗を形成しても同様の効果が得ら
れる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、印加応力に垂直に形成したp型多結晶Siピエゾ抵
抗とn型多結晶Siピエゾ抵抗とを適宜組み合わせてブ
リッジ回路を構成することにより、多結晶Siピエゾ抵
抗がもつゲージファクタの温度依存性を相殺し、温度補
償回路を用いずに温度依存性の小さな半導体応力検出装
置を簡単な構成で得ることが出来る、という効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図および断面図。
【図2】図1の実施例の等価回路図。
【図3】ピエゾ抵抗の形成方向による印加応力と抵抗変
化率との関係を示す特性図。
【図4】本発明の他の実施例の平面図および断面図。
【図5】従来装置の平面図および断面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…梁部 3…重り部 4…溝 50…応力の印加方向を示す矢印 51、52…印加応力と垂直方向に形成されたp型多結
晶Si抵抗 61、62…印加応力と垂直方向に形成されたn型多結
晶Si抵抗 7…SiO2膜 8…基板台座 11…ダイアフラム 21…空洞 22…ダイアフラム 23、24…p型多結晶Si抵抗 25…エッチング孔 26…Si基板 27〜30…Si34

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部物理量の印加に応じて応力が発生する
    構造部上に、当該抵抗に流れる電流の方向が印加される
    応力に垂直方向となるように配設されたp型多結晶Si
    ピエゾ抵抗とn型多結晶Siピエゾ抵抗とをそれぞれ複
    数個形成し、上記p型多結晶Siピエゾ抵抗同志を一対
    の対辺とし、上記n型多結晶Siピエゾ抵抗同志を他の
    一対の対辺としてブリッジ回路を構成したことを特徴と
    する半導体応力検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003530234A (ja) * 2000-04-07 2003-10-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング マイクロメカニック構造素子および相当する製造方法

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