JPH058865Y2 - - Google Patents

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JPH058865Y2
JPH058865Y2 JP1988041921U JP4192188U JPH058865Y2 JP H058865 Y2 JPH058865 Y2 JP H058865Y2 JP 1988041921 U JP1988041921 U JP 1988041921U JP 4192188 U JP4192188 U JP 4192188U JP H058865 Y2 JPH058865 Y2 JP H058865Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、薬剤を含浸する帯状体を走行可能に
収納し、発熱体を備えた器具にセツトして前記帯
状体を発熱部分に沿つて走行する際に加熱により
薬剤を蒸散する帯状体収納具に関する。
〔従来の技術〕
帯状体収納具を使用して薬剤を蒸散する加熱蒸
散装置に関する先行技術として特公昭55−43727
号公報、実公昭51−51884号公報等が知られてい
るが、何れも帯状体に含浸した薬剤の種類や、設
定蒸散量に適応した速度で一定送行し、かつ一定
の薬剤を効率良く蒸散させる事が出来ない。
すなわち、特公昭55−43727号公報に記載され
たものは、ケース内に取付軸と巻取ドラムとを配
設すると共に、その取付軸に薬剤を含浸する帯状
体を巻装し、その帯状体を前記巻取ドラムに巻掛
けて、その巻取ドラムを駆動することで帯状体を
巻取ドラムに巻取つて発熱部分に沿つて走行させ
る帯状体収納具であり、具体的には巻取ドラムに
大径のウオームホイールを取付け、発熱体を備え
た器具に、モータに連結したウオームギヤを設け
て、前記器具に帯状体収納具をセツトするとウオ
ームホイールがウオームギヤに噛合すると共に、
帯状体が発熱体に沿つて走行可能となり、モータ
でウオームギヤを駆動することで巻取ドラムを回
転駆動するようにしてある。
実公昭51−51884号公報に記載された帯状体収
納具は、巻取ドラムの軸心に軸孔を形成し、この
軸孔を器具に設けた駆動軸に嵌合して巻取ドラム
を回転駆動するようにしてある。
他方、帯状体を発熱部分に沿つて走行させて加
熱により薬剤を蒸散する際に、その帯状体の走行
速度によつて加熱される時間が異なると共に、効
率良く薬剤を蒸散させるための前記帯状体の加熱
時間は帯状体に含浸した薬剤の種類によつて異な
る。
また、加熱温度が薬剤を蒸散するのに十分なる
温度であり、しかも薬剤の種類が同一であれば走
行速度を速くすると蒸散量が増加するために効力
増強やより広い場所での使用が可能となり、逆に
走行速度を遅くすれば長期間に亘つて薬剤を蒸散
し続けることができるから、走行速度の変更によ
つて薬剤の蒸散量を調節できる。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる前述の帯状体収納具にあつては、巻取ド
ラムを直接回転駆動して帯状体を巻取りするの
で、帯状体の走行速度は巻取ドラムの回転速度で
決定されるから、前述のように帯状体の走行速度
を、帯状体に含浸した薬剤の種類や蒸散量に応じ
た加熱時間に調節し薬剤を一定量蒸散させるには
巻取ドラムの回転速度を変更しなければならず、
前者の帯状体収納具にあつては径の異なるウオー
ムホイールを巻取ドラムに取付けるか、器具に設
けたモータの速度を変更する必要があり、後者の
帯状体収納具にあつても器具に設けた駆動軸の回
転速度を変更する必要がある。
しかしながら、径の異なるウオームホイールを
巻取ドラムに取付けるには帯状体の巻き取り径よ
り大径のウオームホイールを多数製作準備し、含
浸した薬剤の種類や蒸散量に対応した径のウオー
ムホイールを巻取ドラムに取付けねばならず、そ
の作業が面倒であると共に、製作コストが非常に
高くなると共に、ケース自体も大径のウオームホ
イールを収納できる大きさとせねばならず同一サ
イズのケースを用いることができなく、さらには
器具側に設けたウオームギヤの位置は一定である
から、異なる径のウオームホイールを取付けると
器具にセツトする位置が若干異なり、帯状体に設
けた発熱体に沿つて正しく走行しなくなることが
ある。
また、モータの速度や駆動軸の回転速度を変更
できるような制御機器を器具に設置する場合には
高価なモータ制御器などを設ける必要があつてコ
ストが高くなると共に、モータの速度や、駆動軸
の回転速度を帯状体収納具に収納された帯状体
が、切り換えスイツチ等を利用する場合は、セツ
トミス等がおきたり、加熱蒸散装置であり、必然
的に熱放散や薬剤挿散という現象を伴う故に、モ
ータや駆動軸の回転速度の制御機構の耐熱性・耐
薬品性が問題となり、耐久性・安全性に乏しい加
熱蒸散装置となり実用的でない。
また、前記両者の場合は巻取ドラムの回転速度
が一定であつても帯状体の走行速度は、その巻取
ドラムに巻き取られた帯状体の量によつて変化、
つまり巻き取り量が増加するにつれて走行速度は
順次速くなる。
このために、前述のように回転ドラムの回転速
度を帯状体に含浸した薬剤の種類や蒸散量に適応
した速度に設定したとしても、帯状体の走行速度
を常に一定として薬剤を効率良く蒸散することは
できない。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるよう
にした帯状体収納具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
上板9と下板14と周囲側板より成るケース8
内に、薬剤を含浸した帯状体28を上板9、下板
14と直角となる縦向に巻装した取付軸26と、
軸孔36を有する巻取ドラム27と駆動ローラ3
1を、上板9と下板14で回転自在に支承して取
付け、前記ケース8内に上向凹溝24を有する熱
伝動体25を、その上向凹溝24を前記上板9に
向けて設けると共に、上板9と下板14における
熱伝動体25の周囲に開口窓部22,23を相対
向して形成し、 前記帯状体28を熱伝動体25の上向凹溝24
及び駆動ローラ31を経て巻取ドラム27に巻掛
けて帯状体28の両側面が熱伝動体25で加熱さ
れるようにし、前記ケース8内に帯状体28を駆
動ローラ31に押しつけるピンチローラ32と、
そのピンチローラ32を押しつけ方向に付勢する
バネを設けた帯状体収納具。
これにより、外径の異なる駆動ローラを取付け
ることで帯状体の走行速度を変更できるし、径の
異なる駆動ローラを取付けても帯状体28と熱伝
動体25との位置を一定にでき、しかも帯状体2
8を最初から最後まで常に設定した走行速度で走
行できるし、ケース8を持ち運びする際に帯状体
28に手が触れることがなく、さらに帯状体28
に含浸した薬剤を効率良く蒸散して開口窓部を流
通する熱上昇気流で蒸散した薬剤をスムーズにケ
ース外に蒸散できるし、駆動ローラで帯状体をス
リツプせずに確実に走行できる。
〔実施例〕
器具1は第8図に示すように、器具本体2と蓋
3とより、蓋3を器具本体2に沿つて矢印方向に
側方に摺動することで器具本体2に帯状体収納具
4をセツトできるようにしてある。
なお、器具1は第9図に示すように、器具本体
2に、帯状体収納具4を着脱自在に備えたホルダ
ー5を上下回動自在としても良い。
前記帯状体収納具4は第3図に示すように、上
ケース6と下ケース7を備えたケース8を有し、
前記上ケース6は第4図に示すように、上板9と
一端板10、他端板11と一側板12、他側板1
3とにより矩形箱状となり、前記下ケース7は第
5図に示すように、下板14と一端板16、他端
板15と一側板17と他側板18とにより前記上
ケース6と同一大きさの矩形箱状となり、前記上
板9の下面一側板12側及び前記下板14の上面
一側板17側には略U字状となつた内側補助一側
板19と外側補助一側板20が同心状にそれぞれ
一体形成され、この内側補助一側板19と外側補
助一側板20との間には通気孔21がそれぞれ形
成してあると共に、上板9における内側補助一側
板19の内周部分にスリツト状の開口窓部22が
複数形成され、下板14における内側補助一側板
19の内周部分は切欠きされて開口窓部23を形
成していると共に、上ケース6の内側補助一側板
19と下ケース7の外側補助一側板19とに跨つ
て上向凹溝24を有する熱伝動体25が取付けて
ある。
前記上ケース6の上板9と下ケース7の下板1
4とに亘つて第1図に示すように、取付軸26と
巻取ドラム27が回転自在に支承され、取付軸2
六に巻装した帯状体28が、ガイド体29及び前
記内、外側補助一側板19,20に形成した切欠
部30、前記熱伝動体25の上向凹溝24並びに
前記上板9と下板14とに亘つて支承した駆動ロ
ーラー31を経て前記巻取ドラム27に巻掛けら
れていると共に、帯状体28は駆動ローラー31
にピンチローラー32で押しつけてある。
該ピンチローラー32は第1図に示すように、
上板9と下板14とに亘つて取付けた軸33の回
りに回動可能なアーム34に支承され、そのアー
ム34がバネ35で回動付勢されてピンチローラ
ー32は駆動ローラー31に圧接するようにして
ある。
前記巻取ドラム27の軸心には、第2図に示す
ように軸孔36が形成され、前記駆動ローラー3
1の下部には動力伝達用の歯部37が形成してあ
り、前記器具本体2には第6図に示すように、巻
取ドラム27の軸孔36に嵌合して連結される駆
動軸38と、駆動ローラー31の歯部37と噛合
するギヤ39を備えた軸40が設けられ、その軸
40はモータ41に連結され、軸40と駆動軸3
8はプーリ42、ベルト43、プーリ44を介し
て連結されていると共に、ギヤ39はバネ45で
上方に付勢され、帯状体収納具4を器具本体2に
セツトすると駆動軸38が巻取ドラム27の軸孔
36に噛合すると共に、ギヤ39が駆動ローラー
31の歯部37に噛合し、モータ41を駆動する
と駆動ローラー31が強いトルクで回転駆動する
と共に、巻取ドラム27が弱いトルクで回転駆動
する。
つまり、駆動軸38はプーリ44、ベルト4
3、プーリ42を介してモータ41の出力側に連
結しているから、ベルト43とプーリ42,44
との滑り機構を有する早い巻取り回転によつて駆
動軸38には自動可変式のトルク巻き取り回転の
変化を伝達する。なお、駆動軸38とモータ41
の出力側を摩擦板を介して連結することでスリツ
プさせ、先と同様の効果を出す事ができる。
即ち、モータ41の回転を複数のギヤを介して
軸40と駆動軸38を所定回転数、トルクとなる
様に形成しても良い。この場合複数のギヤのうち
軸40に駆動を伝達するギヤから駆動軸38に駆
動を伝達するギヤまでのギヤの何れか、又は駆動
軸38にトルクを減ずるようなスリツプ機構を設
けることが好ましい。
また、帯状体収納具4を器具本体2にセツトす
ると第7図に示すように、熱伝動体25が器具本
体2に設けた発熱体46に載置する。
このようであるから、帯状体収納具4を器具本
体2にセツトしてモータ41を駆動すると、帯状
体28は駆動ローラー31によつて取付軸26よ
り繰り出されて巻取ドラム27に巻掛けられるか
ら、帯状体28は発熱体46で加熱された熱伝動
体25の上向凹溝24に沿つて走行し、加熱によ
り含浸させた薬剤が蒸散する。
この時、帯状体28の走行速度は駆動ローラー
31の回転速度と外径で決定され、回転速度が一
定でも外径の事なる駆動ローラー31を取付ける
ことで帯状体28の走行速度を変更できる。
したがつて、帯状体28に含浸した薬剤の種類
に最適なる走行速度となる外径の駆動ローラー3
1を取付けることで、帯状体28の走行速度を最
適なる走行速度となることができる。
また、巻取ドラム27に巻き取つた帯状体28
の量が変化しても帯状体28の走行速度を一定に
することができる。
この時、巻取ドラム27は巻き取つた量が増加
するにつれて径が大きくなり、1回転当りの巻取
り能力が変化するが、巻取ドラム27はモータ4
1にスリツプするように連結されているので、巻
き取つた量が多くなるにつれてスリツプして伝達
トルクが弱くなり、かつ回転数が自動的に減少す
るための帯状体28を巻取つた帯状体の径を必要
以上に大きくせずにスムーズに巻き取ることがで
きる。
つまり、駆動ローラー31とピンチローラー3
2の圧接力以下の力で、かつ帯状体28のゆるみ
が巻始めから巻終りまで起こらない程度の巻き取
り力でスリツプするようにしてある。
また、駆動ローラー31は平坦な表面形状をも
つものでも良いが、好ましくは第10図aに示す
ように表面凹凸31aを形成したり、第10図b
のように上下部分31b,31cを大径として表
面凹凸31aを形成したり、第10図cのように
円錐台形状で表面に凹凸31aを形成しても良
く、このようにすれば、ピンチローラー32と凹
凸31aの噛み合い部分に帯状体28を挾持して
滑ることなしに確実に送り動作できる。第10図
dは第10図aの駆動ローラー31の外径のみを
小さくした実施例でこの様に形成した駆動ローラ
ーを帯状体収納具内に配設すると帯状体の走行速
度を遅くすることができる。図示しないが逆に大
きくすれば帯状体の走行速度は早くなる。なお、
凹凸31aを大きくしすぎたり、凹凸を鋭角にし
すぎたり、圧接力を大きくしすぎると帯状体28
の材質によつては波状の跡がつき、巻取ドラムに
巻取る場合に必要以上の巻取り径となるので、凹
凸31aの形状等は適正なものとする必要があ
る。
また、熱伝動体25の周囲、上下にわたり開口
窓部23と開口窓22を連通する空気流通路を設
けている事により空気の流れがスムーズになり、
帯状体28より蒸散した薬剤は開口窓部22より
すみやかに蒸散すると共に、ケース上板9とケー
ス下板24を連通する空気流通路が内、外側補助
一側板19,20間に形成され、空気はその空気
流通路に沿つて流れるので取付軸26に巻装した
帯状体28に加熱部分より伝熱せず、その帯状体
28より薬剤が揮散することを防止できる。
更に第14図に示す様に、帯状体収納具内に径
の異なる駆動ローラー31,31′を複数設置し、
ケースの上下板9,14に形成してあるレール溝
55に添つて矢印方向に移動固定できるようにし
てあり、駆動ローラー31,31′のどちらかを
適宜選びピンチローラーに当接する位置までスラ
イド固定させる事により、帯状体に含浸せしめて
ある薬剤の単位時間当りの蒸散量を変化させる事
も出来る。
なお、温度の高い発熱体を使用する場合や、蒸
散し易い薬剤をしようする場合には、発熱部分の
周囲に補助一側板を三重、四重に形成して、取付
軸27に巻装した帯状体28に熱がより一層伝わ
りずらくすれば良い。
また、内側補助一側板19は第11図に示すよ
うに流線形状として空気がスムーズに流れるよう
にしても良い。
又、第7図に示す様に、発熱体46を取り付け
た器具本体2にも、器具底部52から器具上部5
3にかけて空気が連通するような空気流通路54
を作成し、その流通路54内に発熱体を配設し、
器具底部52から53を経て、帯状体収納具開口
部22まで連通するようにしてもよく、そうすれ
ば薬剤の蒸散がよりスムーズとなる。
前記ピンチローラー32は第12図に示すよう
に、ケース8に一端を取付けた板バネ48の自由
端に取付けても良いし、第13図に示すようにケ
ース8のガイド凹部49に支持具50を嵌挿する
と共に、その支持具50にピンチローラー32を
支承し、かつバネ51で突出付勢してピンチロー
ラー32を駆動ローラー31に押しつけても良
い。
また、ピンチローラー32の外表面の形状は帯
状体28をスリツプせずに駆動できれば良いが、
駆動ローラー31の外表面と相対していることが
好ましく、例えば駆動ローラー31が第10図の
ように凹凸31aを有する場合にはそれと噛み合
うような凹凸を有するものにすれば良い。
また、駆動ローラー31とピンチローラー32
の設置位置は取付軸26と巻取ドラム27の間の
走行路であれば、熱伝動体25と取付軸26との
間でも、熱伝動体25と巻取ドラム27との間で
も良いが、好ましくは熱伝動体25と巻取ドラム
27との間に設置し、薬剤が蒸散した後の帯状体
28が駆動ローラー31とピンチローラー32に
接触するようにした方が、薬剤が駆動ローラー3
1とピンチローラー32に付着してスリツプを生
じ易くなることがないから好ましい。
前記駆動ローラー31とピンチローラー32の
材質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリア
セタール、ポリエステル、ポリアミド、フツ素樹
脂、硬質塩化ビニル、ベークライト、フエノール
樹脂などの高分子樹脂、ステンレス、真ちゆう、
アルミニウムなどの金属やガラス、セラミツクの
ように耐薬品性、耐熱性を有するものであれば良
いと共に、補助一側板の材質はケースと同一材質
で一体形成しても良いし、前述の駆動ローラー3
1と同一材質によりケースと別に作製し、ケース
に後から組み込んでも良い。
前記帯状体16は薬剤を含浸させた連続したテ
ープ状でも良いし、スリツト穴や樹脂等により所
定長さに区画したり、所定長さ毎に薬剤を含浸さ
せて区画したりしても良い。
帯状体に含浸させる薬剤としては、加熱により
蒸散するものを主成分とするものであれば良く、
殺虫剤、忌避剤、防虫剤、殺菌剤、香料、防錆
剤、防黴剤等を用いることができる。
発熱体としては、ニクロム線などの発熱抵抗
体、PTC、赤外線加熱器、セラミツクヒーター
など任意のもので良く、温度は一般に45〜400℃
の範囲で用いることができる。
〔考案の効果〕
帯状体28を駆動ローラー31によつて走行さ
せることで巻取ドラム27に巻取ることができる
ので、駆動ローラー31を外径の異なるものとす
れば、器具側に設けたモータ等の回転速度を一定
として帯状体28の走行速度を任意に変更でき
る。例えば、外径の大きな駆動ローラー31を取
付ければ帯状体28の走行速度は速くなり、外径
の小さな駆動ローラー31を取付ければ遅くな
る。
したがつて、モータの回転速度を制御する必要
がないから複雑で高価なモータ制御器を設ける必
要がなく、この帯状体収納具をセツトする器具を
安価にできると共に、帯状体収納具を製作する際
に、その帯状体に含浸した薬剤の種類や薬剤の蒸
散量に応じた走行速度となるように駆動ローラー
31の外径を決定し、その外径の駆動ローラー3
1をケース8に取付ければ良いから、帯状体の走
行速度を所定の速度に正確に設定できるばかり
か、外径の異なる駆動ローラー31を複雑製作準
備していずれか一つの駆動ローラー31を取付け
れば良いので製作コストを安くできると共に、同
一の大きさのケースを兼用できる。
また、ケース8内に設けた駆動ローラー31で
帯状体28を走行するので、外径の異なる駆動ロ
ーラー31を取付けてもケース8に対する帯状体
28の位置が変化しないと共に、駆動ローラー3
1の中心位置がケース8に対して変化しないか
ら、器具本体に常に同一位置となるようにセツト
できて帯状体28と熱伝動体25との位置関係が
一定となるために帯状体28は熱伝動体25に沿
つて正しく走行できるばかりか、駆動ローラー3
1はケース8内に設けた帯状体28を全て送り動
作すればケース8とともに新しい帯状体収納具4
と交換されるので、駆動ローラー31が薬剤や発
熱体の熱の影響を受けて膨潤、汚染、劣化するこ
とがなく、巻き取り初期から終期まで安定して帯
状体の走行が得られ、それにともなつて薬剤の蒸
散量も一定となる。
また、巻取ドラム27の帯状体巻取り量が変化
しても帯状体の走行速度を一定にできるから、前
述の走行速度を任意に設定できることと相俟つ
て、帯状体28を最初から最後まで常に設定した
走行速度で走行できる。
また、ケース8内に上向凹部24を有する熱伝
動体25を設け、この熱伝動体25の上向凹部2
4底部に器具本体の発熱体より熱を伝え、帯状体
28を熱伝動体25の上向凹溝24に沿つて縦向
として走行することで帯状体28を加熱するの
で、帯状体28を器具本体に設けた発熱体で直接
加熱しなくとも良いから、ケース8に帯状体28
を外部に露出する大きな開口窓を形成する必要が
なく、ケース8を持ち運びする際に帯状体28に
手が触れることなく使用者に不快感を与えること
がないし、帯状体28の両側面を熱伝動体25で
加熱するので帯状体28を効率良く加熱して含浸
した薬剤を十分に蒸散できる。
また、ケース8の上板9と下板14の熱伝動体
25の周囲に開口窓部22,23を形成したの
で、ケース8内における熱伝動体25の周囲には
熱上昇気流が生じ、前述の熱伝動体25の上向凹
溝24内に帯状体28が縦向きに走行することと
相俟つて、前記帯状体28より蒸散した薬剤をス
ムーズにケース8外に蒸散できる。
また、駆動ローラ31は器具本体の駆動部によ
つて直接駆動されるし、この駆動ローラ31に帯
状体28がピンチローラ32で押しつけられてい
るから、駆動ローラ31で帯状体28をスリツプ
せずに確実に走行できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は帯状体
収納具の横断面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図、第4図、第5図は正面図、上面
図、下面図、第6図は器具本体の駆動部説明図、
第7図は発熱体と熱伝動体部分の断面図、第8図
は器具の正面図、第9図は他の器具の正面図、第
10図a,b,c,dは駆動ローラーの正面図、
第11図は熱伝動体部分の他の例を示す断面図、
第12図、第13図はピンチローラー部分の異な
る例を示す説明図、第14図は駆動ローラーが複
数配設されている例を示す説明図である。 8はケース、26は取付軸、27は巻取ドラ
ム、28は帯状体、31は駆動ローラー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上板9と下板14と周囲側板より成るケース8
    内に、薬剤を含浸した帯状体28を上板9、下板
    14と直角となる縦向に巻装した取付軸26と、
    軸孔36を有する巻取ドラム27と駆動ローラ3
    1を、上板9と下板14で回転自在に支承して取
    付け、前記ケース8内に上向凹溝24を有する熱
    伝動体25を、その上向凹溝24を前記上板9に
    向けて設けると共に、上板9と下板14における
    熱伝動体25の周囲に開口窓部22,23を相対
    向して形成し、 前記帯状体28を熱伝動体25の上向凹溝24
    及び駆動ローラ31を経て巻取ドラム27に巻掛
    けて帯状体28の両側面が熱伝動体25で加熱さ
    れるようにし、前記ケース8内に帯状体28を駆
    動ローラ31に押しつけるピンチローラ32と、
    そのピンチローラ32を押しつけ方向に付勢する
    バネを設けたことを特徴とする帯状体収納具。
JP1988041921U 1988-03-31 1988-03-31 Expired - Lifetime JPH058865Y2 (ja)

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