JPH058986B2 - - Google Patents
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- JPH058986B2 JPH058986B2 JP61501982A JP50198286A JPH058986B2 JP H058986 B2 JPH058986 B2 JP H058986B2 JP 61501982 A JP61501982 A JP 61501982A JP 50198286 A JP50198286 A JP 50198286A JP H058986 B2 JPH058986 B2 JP H058986B2
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- Japan
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- rotor
- pivot pin
- plasma
- seal
- separation device
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/02—Parts of sliding-contact bearings
- F16C33/04—Brasses; Bushes; Linings
- F16C33/20—Sliding surface consisting mainly of plastics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/14—Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis
- A61M1/16—Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes
- A61M1/26—Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes and internal elements which are moving
- A61M1/262—Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes and internal elements which are moving rotating
- A61M1/265—Dialysis systems; Artificial kidneys; Blood oxygenators ; Reciprocating systems for treatment of body fluids, e.g. single needle systems for hemofiltration or pheresis with membranes and internal elements which are moving rotating inducing Taylor vortices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D63/00—Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
- B01D63/06—Tubular membrane modules
- B01D63/062—Tubular membrane modules with membranes on a surface of a support tube
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D63/00—Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
- B01D63/16—Rotary, reciprocated or vibrated modules
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C17/00—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
- F16C17/04—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only
- F16C17/08—Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for axial load only for supporting the end face of a shaft or other member, e.g. footstep bearings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/34—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration
- A61M1/3496—Plasmapheresis; Leucopheresis; Lymphopheresis
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D2315/00—Details relating to the membrane module operation
- B01D2315/02—Rotation or turning
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
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Description
発明の背景
本発明は、ピボツトピン型軸受上に取付けられ
たロータを使用して液体を分離する生体臨床医学
用システムに関し、より詳細には、金型を用いて
成形されると共にピボツトピン型軸受上に取付け
られたプラスチツク部材を回転する装置であつ
て、特に、濾過ハウジング、或は、遠心分離ハウ
ジングの回転を伴う装置に適用できる使い捨て式
の医療用装置に関する。本発明は、使い捨て式の
濾過装置、又は遠心分離装置を使用して、一又は
それ以上の血液成分を血液から分離する血液成分
搬出の分野に於て有用である。そして、その適用
例が、全血からプラズマを濾過する使い捨て式の
血漿搬出装置である。 現在使用されている血漿搬出装置には、H.フ
イシエルによつて1982年12月13日に出願された米
国特許出願第449470号「血液分別装置及び方法」
に開示且つクレームされた装置に例示の膜式濾過
装置がある。斯かる膜式濾過装置は、濾過膜が囲
装され且つ膜を通過するプラズマを収集する導管
システムを具備するスピナーを、その内部に有す
る。そして、全血である流体が該装置内に供給さ
れ、スピナーとハウジング外壁間の空隙を通過す
る。更に、全血内のプラズマは、膜を介して濾過
され、スピナーの表面に形成された段部に流入
し、次いで、開孔を経て中央導管内に導かれた
後、装置の中心軸と同軸的に配設された排出管を
介して底部から排出される。 スピナーは、密閉容器であるハウジング内に取
付けられ遠隔操作でもつて駆動される。これは、
スピナーの上部に設けられた磁気カツプリング装
置により行われる。装置の外部に設けられた磁気
駆動装置は、一個以上の磁石を有し、スピナーの
内部に設けられた磁気カツプリング装置を吸引し
且つロツクする。外部磁気駆動装置が回転する
と、内部磁気カツプリング装置が外部磁気駆動装
置と同期的に回転し、スピナーが、例えば毎分
3600回の速度で回転される。磁気カツプリング装
置は、透磁性を有する物質、或はウイリアムソン
(他)の出願による「使い捨て式医療用装置のロ
ータドライブ」に記載の磁気駆動装置を磁気吸引
する磁石でもよい。 ピボツトピン型軸受は、装置の上部に取付けら
れており、回転期間中、スピナーの上端を保持す
る。更に、第2のピボツトピン型軸受が、スピナ
ーが載置された装置の底部に設けられている。ス
ピナーが、外部磁気駆動装置によつて回転される
と、スピナーの回転濾過膜とハウジングの内壁間
の空隙に流入した血液は、膜の周面に沿つて搬送
される。血液が空隙を通過すると、プラズマが濾
過されてスピナー内に流入し、一方、プラズマが
除去された後も残留している血液細胞群は、ハウ
ジングの上部又は底部から排出される。スピナー
の内部にあるプラズマは、下部ピボツトピンの開
孔を通過し、中央排出口から排出される。 スピナーは、ステンレス鋼で形成された上下ピ
ボツトピンにより回転自在に支持されている。そ
して、Oリングシールが、スピナーと下部ピボツ
トピン型軸受間に緩装されている。周知のステン
レス製ピンに関し、シールの耐用年数を保証する
ために注意深く行うべき三つの段階がある。その
第一段階は、ピンを機械加工してその上面にテー
パ部を形成することである。このテーパ部は、ピ
ンの回転時に、スチールの縁部が、近接するプラ
スチツクの壁と接触したり該壁を削り取つたりし
ないために必要とされる。第二段階は、ピン端部
を研磨である。この研磨及び鏡面仕上は、ピンを
高速で回転しながら、ゴム製の研磨部材と共に鉄
丹の艶出材を所定時間適用することにより成され
る。そして、第二段階の最後には、ピンを洗浄す
るために研磨媒体及び剥離片の除去が行われる。
第三段階は潤滑処理である。ここで、ピン及びO
リングは、シリコン湯の稀薄溶液内に浸漬され
る。このシリコン油溶液は、その稀釈度及び粘性
度が特別に調整され、血液分離濾過器の他の望ま
しくない領域と交わることなく十分な潤滑を供給
する。ピンから粒状物質を洗い落して完全に洗浄
した後、ピンは、装置に取付けられ、次いで、γ
線暴露により殺菌消毒される。 病気の伝染を防止するために、分離装置は、一
度使用した後廃棄される。このように分離装置
は、使い捨てであるため、できるだけ製造コスト
を低くすることが肝要である。然し乍ら、これら
の装置のロータ、即ち、スピナーに使用する上下
ピボツトピンは、ステンレス鋼でできているた
め、原料費が比較的高く、又、摩耗を最小とする
ために行うシール表面の研摩やラツピング及びピ
ンの洗浄処理は、ピンのコストを増大させる。更
に、加工したステンレス製ピンの不良率は、驚く
ほど高い。これは、主に、ピボツトピンを適切に
機能させるために確保しておかなければならない
精密許容差、並びにプラスチツクで成形したロー
タにも必然的に要求される許容差による。 発明の要約 本発明に係る低価格で使い捨て式の血漿搬出装
置は、外殻、即ち、ハウジングと、射出成形によ
る硬質プラスチツク製ピボツトピンによつてハウ
ジング内に支持された回転膜を備えるロータとか
ら成る。このプラスチツク製ピボツトピンは、十
分な減摩性子呼び硬度を有し、高速回転している
ロータを支持する時に受ける応力に耐えることが
できる。ピボツトピンは、以下に詳述する如く、
射出成形可能な特定のプラスチツク材料で成形す
ることが好ましい。適切なプラスチツクでピボツ
トピンを成形することが望ましいが、これは、ス
テンレス製ピボツトピンに関して前述した多くの
予備処理を取り除くためである。低価格の射出成
形でもつて、重要な部分に精密許容差を維持しな
がら十分な平滑性及び硬度を有する軸受面を有す
るピンが製造できる。 又、本発明に従つて製造したプラスチツク製ピ
ボツトピンは、γ線暴露によつて殺菌消毒される
のみならず、ピボツトピンの重合体の改質による
低摩擦係数の面が提供されるので、所要の流体分
離を行うに十分な時間の間濾過装置をピボツトピ
ン上で回転させることが可能である。 本発明に係る成形ピボツトピンは、低摩擦係数
の硬質プラスチツクで形成されている。ピンは、
平滑で耐摩耗性を有するので、ホツトスポツト或
は、剥離片が生じることがない。本発明は、シー
ルを十分にすることが要求され且つ、装置を十分
な時間作動させて、装置を廃棄処分する前に分離
した物質を所要量、例えば、供給されたプラズマ
の量を採集する条件下に於て、斯かる成形ピボツ
トピンを、ある型のOリングシールに関連させて
用いると共に有用である。
たロータを使用して液体を分離する生体臨床医学
用システムに関し、より詳細には、金型を用いて
成形されると共にピボツトピン型軸受上に取付け
られたプラスチツク部材を回転する装置であつ
て、特に、濾過ハウジング、或は、遠心分離ハウ
ジングの回転を伴う装置に適用できる使い捨て式
の医療用装置に関する。本発明は、使い捨て式の
濾過装置、又は遠心分離装置を使用して、一又は
それ以上の血液成分を血液から分離する血液成分
搬出の分野に於て有用である。そして、その適用
例が、全血からプラズマを濾過する使い捨て式の
血漿搬出装置である。 現在使用されている血漿搬出装置には、H.フ
イシエルによつて1982年12月13日に出願された米
国特許出願第449470号「血液分別装置及び方法」
に開示且つクレームされた装置に例示の膜式濾過
装置がある。斯かる膜式濾過装置は、濾過膜が囲
装され且つ膜を通過するプラズマを収集する導管
システムを具備するスピナーを、その内部に有す
る。そして、全血である流体が該装置内に供給さ
れ、スピナーとハウジング外壁間の空隙を通過す
る。更に、全血内のプラズマは、膜を介して濾過
され、スピナーの表面に形成された段部に流入
し、次いで、開孔を経て中央導管内に導かれた
後、装置の中心軸と同軸的に配設された排出管を
介して底部から排出される。 スピナーは、密閉容器であるハウジング内に取
付けられ遠隔操作でもつて駆動される。これは、
スピナーの上部に設けられた磁気カツプリング装
置により行われる。装置の外部に設けられた磁気
駆動装置は、一個以上の磁石を有し、スピナーの
内部に設けられた磁気カツプリング装置を吸引し
且つロツクする。外部磁気駆動装置が回転する
と、内部磁気カツプリング装置が外部磁気駆動装
置と同期的に回転し、スピナーが、例えば毎分
3600回の速度で回転される。磁気カツプリング装
置は、透磁性を有する物質、或はウイリアムソン
(他)の出願による「使い捨て式医療用装置のロ
ータドライブ」に記載の磁気駆動装置を磁気吸引
する磁石でもよい。 ピボツトピン型軸受は、装置の上部に取付けら
れており、回転期間中、スピナーの上端を保持す
る。更に、第2のピボツトピン型軸受が、スピナ
ーが載置された装置の底部に設けられている。ス
ピナーが、外部磁気駆動装置によつて回転される
と、スピナーの回転濾過膜とハウジングの内壁間
の空隙に流入した血液は、膜の周面に沿つて搬送
される。血液が空隙を通過すると、プラズマが濾
過されてスピナー内に流入し、一方、プラズマが
除去された後も残留している血液細胞群は、ハウ
ジングの上部又は底部から排出される。スピナー
の内部にあるプラズマは、下部ピボツトピンの開
孔を通過し、中央排出口から排出される。 スピナーは、ステンレス鋼で形成された上下ピ
ボツトピンにより回転自在に支持されている。そ
して、Oリングシールが、スピナーと下部ピボツ
トピン型軸受間に緩装されている。周知のステン
レス製ピンに関し、シールの耐用年数を保証する
ために注意深く行うべき三つの段階がある。その
第一段階は、ピンを機械加工してその上面にテー
パ部を形成することである。このテーパ部は、ピ
ンの回転時に、スチールの縁部が、近接するプラ
スチツクの壁と接触したり該壁を削り取つたりし
ないために必要とされる。第二段階は、ピン端部
を研磨である。この研磨及び鏡面仕上は、ピンを
高速で回転しながら、ゴム製の研磨部材と共に鉄
丹の艶出材を所定時間適用することにより成され
る。そして、第二段階の最後には、ピンを洗浄す
るために研磨媒体及び剥離片の除去が行われる。
第三段階は潤滑処理である。ここで、ピン及びO
リングは、シリコン湯の稀薄溶液内に浸漬され
る。このシリコン油溶液は、その稀釈度及び粘性
度が特別に調整され、血液分離濾過器の他の望ま
しくない領域と交わることなく十分な潤滑を供給
する。ピンから粒状物質を洗い落して完全に洗浄
した後、ピンは、装置に取付けられ、次いで、γ
線暴露により殺菌消毒される。 病気の伝染を防止するために、分離装置は、一
度使用した後廃棄される。このように分離装置
は、使い捨てであるため、できるだけ製造コスト
を低くすることが肝要である。然し乍ら、これら
の装置のロータ、即ち、スピナーに使用する上下
ピボツトピンは、ステンレス鋼でできているた
め、原料費が比較的高く、又、摩耗を最小とする
ために行うシール表面の研摩やラツピング及びピ
ンの洗浄処理は、ピンのコストを増大させる。更
に、加工したステンレス製ピンの不良率は、驚く
ほど高い。これは、主に、ピボツトピンを適切に
機能させるために確保しておかなければならない
精密許容差、並びにプラスチツクで成形したロー
タにも必然的に要求される許容差による。 発明の要約 本発明に係る低価格で使い捨て式の血漿搬出装
置は、外殻、即ち、ハウジングと、射出成形によ
る硬質プラスチツク製ピボツトピンによつてハウ
ジング内に支持された回転膜を備えるロータとか
ら成る。このプラスチツク製ピボツトピンは、十
分な減摩性子呼び硬度を有し、高速回転している
ロータを支持する時に受ける応力に耐えることが
できる。ピボツトピンは、以下に詳述する如く、
射出成形可能な特定のプラスチツク材料で成形す
ることが好ましい。適切なプラスチツクでピボツ
トピンを成形することが望ましいが、これは、ス
テンレス製ピボツトピンに関して前述した多くの
予備処理を取り除くためである。低価格の射出成
形でもつて、重要な部分に精密許容差を維持しな
がら十分な平滑性及び硬度を有する軸受面を有す
るピンが製造できる。 又、本発明に従つて製造したプラスチツク製ピ
ボツトピンは、γ線暴露によつて殺菌消毒される
のみならず、ピボツトピンの重合体の改質による
低摩擦係数の面が提供されるので、所要の流体分
離を行うに十分な時間の間濾過装置をピボツトピ
ン上で回転させることが可能である。 本発明に係る成形ピボツトピンは、低摩擦係数
の硬質プラスチツクで形成されている。ピンは、
平滑で耐摩耗性を有するので、ホツトスポツト或
は、剥離片が生じることがない。本発明は、シー
ルを十分にすることが要求され且つ、装置を十分
な時間作動させて、装置を廃棄処分する前に分離
した物質を所要量、例えば、供給されたプラズマ
の量を採集する条件下に於て、斯かる成形ピボツ
トピンを、ある型のOリングシールに関連させて
用いると共に有用である。
本発明は、以下の詳細な説明及び添付図面を参
照することにより、更に明瞭となろう。 第1図は、本発明に係る、金型成形によるプラ
ステイツク製ピボツトピンを用いた使い捨て式の
密閉型血漿搬出装置の一部切欠き斜視図。 第2図は、第1図の装置に使用したロータの下
部、本発明に係る下部ピボツトピン及びOリング
シールの略断面図。 第3図は、第2図に類似の略断面図で、第2図
に示す型のピボツトピンを使用したプラスチツク
製ロータの典型的な摩耗状態を示している。 第4図は、第2図に類似の図で、第2図に示す
形状のピボツトピンを使用したプラスチツク製ロ
ータ上に発生する、「うね摩耗」と呼ばれる現象
を示す。 第5図は、第2図に類似の図で、本発明装置に
使用した、テーパー部を有するプラスチツク製ピ
ボツトピンの好適実施例を示す。
照することにより、更に明瞭となろう。 第1図は、本発明に係る、金型成形によるプラ
ステイツク製ピボツトピンを用いた使い捨て式の
密閉型血漿搬出装置の一部切欠き斜視図。 第2図は、第1図の装置に使用したロータの下
部、本発明に係る下部ピボツトピン及びOリング
シールの略断面図。 第3図は、第2図に類似の略断面図で、第2図
に示す型のピボツトピンを使用したプラスチツク
製ロータの典型的な摩耗状態を示している。 第4図は、第2図に類似の図で、第2図に示す
形状のピボツトピンを使用したプラスチツク製ロ
ータ上に発生する、「うね摩耗」と呼ばれる現象
を示す。 第5図は、第2図に類似の図で、本発明装置に
使用した、テーパー部を有するプラスチツク製ピ
ボツトピンの好適実施例を示す。
第1図に於て、参照符号10は、本発明に係る
ピボツトピンを使用した使い捨て式の血漿搬出装
置を示す。この装置は、円筒状のハウジング12
と、ハウジング12の上端開口を閉塞すると共に
非磁気製の壁を有する上蓋14と、装置10の中
心軸と同軸的に設けられたプラズマ排出口をその
端部に有するハウジング底部16とから成る。 略々円筒状のスピナー、即ちロータ20は、上
蓋14とハウジング底部16間に垂直配置され、
ハウジング12の中心軸と同軸であるその中心軸
を中心として回転する。スピナー20は、心型2
2を具備する。この心型22は、軽量且つ強固で
あつて、高密度ポリプロピレン或はABS(アクリ
ルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)等の不
浸透性合成樹脂材料で形成されることが好まし
い。成形の簡素化を図るために、二個から成る別
個の部品を互いに接合してスピナーを形成しても
よい。心型22の外周面には、円周溝、即ちプラ
ズマ流路24が周方向に離間して連続的に形成さ
れている。又、心型22の各端部には、流路25
aが径方向に形成され、心型22の円周面と、中
心軸と同軸的に形成された中央オリフイス、即ち
マニフオールド26とを連通している。心型22
の円周面を軸方向に伸張する溝25bは、円周溝
24と流路25aとを相互に連絡して、円周溝2
4とマニフオールド26間を相互に連絡する流路
網を完成させている。 回転スピナー20の表面は、円筒状の膜28で
被覆されている。この膜28は、ミリポア
(Millipore)社から販売されているポリフツ化ビ
ニリデンで形成した濾過膜である。 スピナー20は、その上端部に於て固定式の上
部ピボツトピン29により上蓋14に対して回転
自在に支持されている。ピボツトピン29は、そ
の上端が上蓋14内に圧入されている。一方、ピ
ン29の下端は、円筒状の軸受面30内に載置さ
れている。この軸受面30は、回転ロータ20の
端部に取着され且つその重要な部分を構成する筒
部材32に形成されている。又、ピン29の下端
は、固着しないように軸受面30の近傍に形成さ
れた小室内に突出している。筒部材32は、ステ
ンレス鋼等の磁性材料から形成され且つスピナー
20を間接的に駆動するために使用されるリング
34に、その一部が囲繞されている。そして、ハ
ウジング12の外部に設けられた駆動モータ35
が、環状の磁気駆動部材36を回転する。この磁
気駆動部材36は、非磁性の上蓋14を部分的に
囲繞している。磁気駆動部材36は、その内部
に、直径方向に対向して設けられた永久磁石38
を具備しており、磁気駆動部材36の回転時に、
ハウジング内部にあるリング34とその外部にあ
る磁石38間に発生する磁引力により、スピナー
20は、外部駆動装置に対してロツクされ、而し
て、スピナーは滑ることなく回転する。ここで、
本実施例では、回転速度を、毎分約3600回に設定
してあるが、より高速にしてもよい。 第2図に示すように、回転スピナー20の下端
に於て、中央オリフイス26は、中心軸と同軸的
に設けられた円筒状の下部ピボツト42内に形成
された縦孔40に連通する。下部ピボツトピン4
2は、ハウジング底部16に装着されており、そ
の上面にはOリングシール44が取着されると共
に、ロータ20の下端に形成された内肩部46が
このOリングシール44上に係止されている。O
リングシール44は、フツ化ビニリデンとヘキサ
フルオロプロピレンの共重合体から成る樹脂を基
材としたフルオロエラストマー系である、ヴイト
ン材(注:デユポン社の商標名で、耐熱性の合成
ゴム)で形成することが好ましい。又、シリコン
油が、斯かるOリングシール44の表面に塗布さ
れており、十分な潤滑が行なわれる。ロータ20
及びOリングシール44は、ピボツトピン42上
に載置され、ロータはその回転の中心点に於て上
下ピボツトピン29,42により支持される。 本発明に係るピボツトピン42は、以下に詳述
するある重要な特性をピボツトピンに付与する適
当な有機重合体で成形されたプラスチツク製であ
る。上部ピボツトピン29も、前記下部ピボツト
ピン42と同一の形状、且つ同一の重合体で成形
することが好ましい。上部ピボツトピンは、必ず
しも中空である必要はないが、同一の部品を使用
することにより、使い捨て式装置の低価格化が図
られる。 再び第1図を参照して作用を説明する。回転ス
ピナーが、例えば、毎分3600回の速度で回転する
と、全血が流入口47より供給され、スピナー2
0とハウジング12の外壁間の空隙に流入する。
プラズマは、円筒状の膜28で濾過されてスピナ
ー20の内部に入り、中央オリフイスであるマニ
フオールド26を通過して下方に流れ、流出口1
8より排出される。一方、プラズマの除去された
血液細胞群は、本発明装置の底部に設けられた排
出口18より排出される。以上述べた型の血漿搬
出装置は、同時係属中の前記フイシエル出願に詳
細に記載され且つクレームされている。 ここで、ロータ20の重量は、第2図に示すよ
うに、下部ピボツトピン42上に配設されたOリ
ングシール44に支持されている。血漿搬出装置
の作動時、漏洩のない効果的なシールをなすため
にロータをOリングに対して下方に押す力は、二
つの成分から成る。第一の成分はロータは重量で
あり、第二の成分はロータの磁気カツプリング装
置34と永久磁石である磁気ドライブ38の相互
作用により発生する下方に働く力である。本発明
の特定の血漿搬出装置に於て、これら二つの力
は、シール接触面で合わせて1000〜1800g/cm2の
圧力になることが確認されている。このシール力
は、濾過膜28の外側にある赤血球が、血液から
分離されて中空ロータ20の中央プラズマ溝26
に位置するプラズマに漏入することを防止した
り、一度分離したプラズマが、シールを介して赤
血球に富む血液に再び漏入することを防止するた
めに必要であることが実験により判明している。
然し、斯かるシール力が極端に大きい場合には、
Oリングシールの早期摩減を引起こす。 試験結果によれば、下部ピボツトピン42が、
第2図に示すように円筒状の場合、大概問題なく
作用するが、稀に、シールリング上のプラスチツ
クロータに重大な摩耗が生じる。第3図に示すよ
うに、ピボツトピン42とOリング44間の摩
擦、並びにピボツトピン42とロータ20間の摩
擦により非常な熱が発生して、ロータのプラスチ
ツクが変形部52に示すように変形する。斯かる
変形による一つの結果として、プラズマ排出口1
8が部分的に閉塞する。然し、この閉塞は血液に
悪影響を及ぼさないことが実験より判明してい
る。これは、プラズマフラツクスが制限されるの
みであり、又、制御装置が自動的に働いて調整す
るからである。但し、プラズマの流れが非常に制
限された場合は、処理を停止しなければならな
い。 プラスチツクロータと、ヴイトンOリングと、
テーパ部を有さないステンレス製のピボツトピン
との組合せから成る装置を用いた場合に起き得る
他の現象は、本明細書で「うね摩耗」と呼ぶ現象
(第4図)である。この点につき、プラスチツク
のうね54はピボツトピン42を中心として回転
するロータ20の作用に影響を及ぼす。ピン42
は、回転軸に対して必ずしも完全に垂直に装着さ
れるとは限らない。そして、ピン42の心合せが
不備な場合は、プラスチツクロータがピン42の
縁で上下運動をする。即ち、ロータ20がピン4
2を中心として回転すると、ピン42の上端の周
縁が、ロータ20上の点に対して軸方向に揺動す
る。この容易に認められる揺動が発生されると、
うね54が増大した時、ピボツトピン42とOリ
ング44間にプラスチツクの環が形成されるので
シールの保全性が損なわれ、赤血球がピボツトピ
ンのプラズマ中央溝56内に流入すると云う問題
が起きる。この現象が起きると、光学プラズマ検
出器に応じて作動するマイクロプロセツサ制御シ
ステムが、赤血球、若しくはヘモグロビン(破壊
細胞)を検出して供血者に危害を及ぼすことなく
処理を停止するよう操作者に知らせる。尚、「う
ね摩耗」は、ロータのピボツトピンの周囲に位置
する領域から隔離しており、摩耗物質が血液又は
プラズマ内に侵入することはない。 第5図に示すように、第2図のプラスチツク製
ピボツトピンの上部に若干上方に傾斜したコーン
形状のテーパ部58を形成することにより、本発
明のプラスチツク製ピボツトピン型軸受42から
第2図に参照符号60で示す鋭角の接触縁を面取
りでき、而して、第4図に示す、うね摩耗現象を
引き起こすことなくピンをロータの縦軸から若干
離間させることができる。従つて、第5図に参照
符号57で示すプラスチツクで成形した中空ピボ
ツトピンの改良デザインが、本発明の好適な実施
例である。 本発明に係る、第2図に示すピボツトピン4
2、及び第5図に示すピボツトピン57は、低摩
擦係数を有し且つ、減摩性及び耐摩耗性を備える
硬質のプラスチツク材料で成形されており、斯か
るピボツトピンに対して回転するロータが、ホツ
トスポツト又は剥離片を生ぜしめることはない。 他の重要な点は、液体分離装置全体がコバルト
60源によるγ線暴露によつて殺菌消毒されるの
みならず、ピボツトピンの減摩性を損なうことな
くプラスチツク性ピボツトピンの重合体を改質で
きることである。 因に、殆んどプラスチツクは、殺菌消毒の目的
でγ線暴露を行つた場合、同様の特性を保持する
ことができない。又、非常に脆くなると共に減摩
性を失い、更に、あるプラスチツクにあつては塵
埃と化す。そして、分子レベルでは、鎖の分断或
は架橋が最も一般に発生する。分断が発生する
と、重合体は衝撃強さ及び引張強さを失う。一
方、架橋の場合は脆性や、時として強度が増大す
る。ポリイミド樹脂(Torlon)等の物質は生物
学的な殺菌消毒に使用する程度のγ線では実質的
に変化しない。斯かる物質は、押出し成形して機
械加工することができるのみである。従つて、従
来のステンレス製ピンと同様の製造費がかかり、
この為、ポリイミド樹脂は適切な材料とは云えな
い。 他の判断基準として、血液の適合性、並びに供
血者の安全に関するF.D.A.(米国食品医薬品局)
の毒性要件がある。重合体の分野では、摩耗に対
処するため、基材である重合体に、例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン、シリコン、グラスフア
イバー、カーボンフアイバー等種々の添加物を加
えて本質的に減摩性の備わつた重合体を開発する
等の重要な研究が行われている。 これらの研究開発は、減摩特性に関連して開発
した既存の重合体を使用して行われ、ピボツトピ
ンは、これらの材料を機械加工して製造されてい
た。前述のポリイミド樹脂(Torlon及びEnvex)
から形成したピボツトピンに加えて、デルリン
(アセタール樹脂)、PCV(塩化ビニル樹脂)、ポ
ィカーボネート等のプラスチツクが試されたが、
これらの内、例えば、トルロン(Torlon)は非
常に良好な結果を示したが、PCV及びポリカー
ボネートは、Oリングシールに対し長持ちしなか
つた。更に、エンベツクス(Envex)等のある物
質は、経済的に成形できないと云う問題があり、
従つて、斯かる物質で安価な部品を製造すること
は難かしい。 機械加工した多数のプラスチツク製ピボツトピ
ンを試験した結果、臨床医学の分野で用いられ
る、上述の特性を備えたプラスチツク製ピボツト
ピンは、適当な重合体物質を射出成形することに
より経済的に製造できることが判明した。更に、
ある物質、例えば、ペンシルベニア州、マルバー
ン市に所在のLNP・コーポレーシヨンが販売す
る改質プラスチツク(RL4730)は機械加工では
なく、成形した場合にある望ましい特性を有す
る。射出成形したプラスチツク製ピボツトピンの
外側に対して「スキニング効果」等の特性を付与
することにより、非常に低い摩擦係数の表面が得
られる。 種々の重合体を材料として射出成形により製造
したピボツトピンで2.5メガグラツドのγ線に暴
露されたピンと暴露されないピンを用いて数多く
の試験を行つた。その試験結果を示す。
ピボツトピンを使用した使い捨て式の血漿搬出装
置を示す。この装置は、円筒状のハウジング12
と、ハウジング12の上端開口を閉塞すると共に
非磁気製の壁を有する上蓋14と、装置10の中
心軸と同軸的に設けられたプラズマ排出口をその
端部に有するハウジング底部16とから成る。 略々円筒状のスピナー、即ちロータ20は、上
蓋14とハウジング底部16間に垂直配置され、
ハウジング12の中心軸と同軸であるその中心軸
を中心として回転する。スピナー20は、心型2
2を具備する。この心型22は、軽量且つ強固で
あつて、高密度ポリプロピレン或はABS(アクリ
ルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)等の不
浸透性合成樹脂材料で形成されることが好まし
い。成形の簡素化を図るために、二個から成る別
個の部品を互いに接合してスピナーを形成しても
よい。心型22の外周面には、円周溝、即ちプラ
ズマ流路24が周方向に離間して連続的に形成さ
れている。又、心型22の各端部には、流路25
aが径方向に形成され、心型22の円周面と、中
心軸と同軸的に形成された中央オリフイス、即ち
マニフオールド26とを連通している。心型22
の円周面を軸方向に伸張する溝25bは、円周溝
24と流路25aとを相互に連絡して、円周溝2
4とマニフオールド26間を相互に連絡する流路
網を完成させている。 回転スピナー20の表面は、円筒状の膜28で
被覆されている。この膜28は、ミリポア
(Millipore)社から販売されているポリフツ化ビ
ニリデンで形成した濾過膜である。 スピナー20は、その上端部に於て固定式の上
部ピボツトピン29により上蓋14に対して回転
自在に支持されている。ピボツトピン29は、そ
の上端が上蓋14内に圧入されている。一方、ピ
ン29の下端は、円筒状の軸受面30内に載置さ
れている。この軸受面30は、回転ロータ20の
端部に取着され且つその重要な部分を構成する筒
部材32に形成されている。又、ピン29の下端
は、固着しないように軸受面30の近傍に形成さ
れた小室内に突出している。筒部材32は、ステ
ンレス鋼等の磁性材料から形成され且つスピナー
20を間接的に駆動するために使用されるリング
34に、その一部が囲繞されている。そして、ハ
ウジング12の外部に設けられた駆動モータ35
が、環状の磁気駆動部材36を回転する。この磁
気駆動部材36は、非磁性の上蓋14を部分的に
囲繞している。磁気駆動部材36は、その内部
に、直径方向に対向して設けられた永久磁石38
を具備しており、磁気駆動部材36の回転時に、
ハウジング内部にあるリング34とその外部にあ
る磁石38間に発生する磁引力により、スピナー
20は、外部駆動装置に対してロツクされ、而し
て、スピナーは滑ることなく回転する。ここで、
本実施例では、回転速度を、毎分約3600回に設定
してあるが、より高速にしてもよい。 第2図に示すように、回転スピナー20の下端
に於て、中央オリフイス26は、中心軸と同軸的
に設けられた円筒状の下部ピボツト42内に形成
された縦孔40に連通する。下部ピボツトピン4
2は、ハウジング底部16に装着されており、そ
の上面にはOリングシール44が取着されると共
に、ロータ20の下端に形成された内肩部46が
このOリングシール44上に係止されている。O
リングシール44は、フツ化ビニリデンとヘキサ
フルオロプロピレンの共重合体から成る樹脂を基
材としたフルオロエラストマー系である、ヴイト
ン材(注:デユポン社の商標名で、耐熱性の合成
ゴム)で形成することが好ましい。又、シリコン
油が、斯かるOリングシール44の表面に塗布さ
れており、十分な潤滑が行なわれる。ロータ20
及びOリングシール44は、ピボツトピン42上
に載置され、ロータはその回転の中心点に於て上
下ピボツトピン29,42により支持される。 本発明に係るピボツトピン42は、以下に詳述
するある重要な特性をピボツトピンに付与する適
当な有機重合体で成形されたプラスチツク製であ
る。上部ピボツトピン29も、前記下部ピボツト
ピン42と同一の形状、且つ同一の重合体で成形
することが好ましい。上部ピボツトピンは、必ず
しも中空である必要はないが、同一の部品を使用
することにより、使い捨て式装置の低価格化が図
られる。 再び第1図を参照して作用を説明する。回転ス
ピナーが、例えば、毎分3600回の速度で回転する
と、全血が流入口47より供給され、スピナー2
0とハウジング12の外壁間の空隙に流入する。
プラズマは、円筒状の膜28で濾過されてスピナ
ー20の内部に入り、中央オリフイスであるマニ
フオールド26を通過して下方に流れ、流出口1
8より排出される。一方、プラズマの除去された
血液細胞群は、本発明装置の底部に設けられた排
出口18より排出される。以上述べた型の血漿搬
出装置は、同時係属中の前記フイシエル出願に詳
細に記載され且つクレームされている。 ここで、ロータ20の重量は、第2図に示すよ
うに、下部ピボツトピン42上に配設されたOリ
ングシール44に支持されている。血漿搬出装置
の作動時、漏洩のない効果的なシールをなすため
にロータをOリングに対して下方に押す力は、二
つの成分から成る。第一の成分はロータは重量で
あり、第二の成分はロータの磁気カツプリング装
置34と永久磁石である磁気ドライブ38の相互
作用により発生する下方に働く力である。本発明
の特定の血漿搬出装置に於て、これら二つの力
は、シール接触面で合わせて1000〜1800g/cm2の
圧力になることが確認されている。このシール力
は、濾過膜28の外側にある赤血球が、血液から
分離されて中空ロータ20の中央プラズマ溝26
に位置するプラズマに漏入することを防止した
り、一度分離したプラズマが、シールを介して赤
血球に富む血液に再び漏入することを防止するた
めに必要であることが実験により判明している。
然し、斯かるシール力が極端に大きい場合には、
Oリングシールの早期摩減を引起こす。 試験結果によれば、下部ピボツトピン42が、
第2図に示すように円筒状の場合、大概問題なく
作用するが、稀に、シールリング上のプラスチツ
クロータに重大な摩耗が生じる。第3図に示すよ
うに、ピボツトピン42とOリング44間の摩
擦、並びにピボツトピン42とロータ20間の摩
擦により非常な熱が発生して、ロータのプラスチ
ツクが変形部52に示すように変形する。斯かる
変形による一つの結果として、プラズマ排出口1
8が部分的に閉塞する。然し、この閉塞は血液に
悪影響を及ぼさないことが実験より判明してい
る。これは、プラズマフラツクスが制限されるの
みであり、又、制御装置が自動的に働いて調整す
るからである。但し、プラズマの流れが非常に制
限された場合は、処理を停止しなければならな
い。 プラスチツクロータと、ヴイトンOリングと、
テーパ部を有さないステンレス製のピボツトピン
との組合せから成る装置を用いた場合に起き得る
他の現象は、本明細書で「うね摩耗」と呼ぶ現象
(第4図)である。この点につき、プラスチツク
のうね54はピボツトピン42を中心として回転
するロータ20の作用に影響を及ぼす。ピン42
は、回転軸に対して必ずしも完全に垂直に装着さ
れるとは限らない。そして、ピン42の心合せが
不備な場合は、プラスチツクロータがピン42の
縁で上下運動をする。即ち、ロータ20がピン4
2を中心として回転すると、ピン42の上端の周
縁が、ロータ20上の点に対して軸方向に揺動す
る。この容易に認められる揺動が発生されると、
うね54が増大した時、ピボツトピン42とOリ
ング44間にプラスチツクの環が形成されるので
シールの保全性が損なわれ、赤血球がピボツトピ
ンのプラズマ中央溝56内に流入すると云う問題
が起きる。この現象が起きると、光学プラズマ検
出器に応じて作動するマイクロプロセツサ制御シ
ステムが、赤血球、若しくはヘモグロビン(破壊
細胞)を検出して供血者に危害を及ぼすことなく
処理を停止するよう操作者に知らせる。尚、「う
ね摩耗」は、ロータのピボツトピンの周囲に位置
する領域から隔離しており、摩耗物質が血液又は
プラズマ内に侵入することはない。 第5図に示すように、第2図のプラスチツク製
ピボツトピンの上部に若干上方に傾斜したコーン
形状のテーパ部58を形成することにより、本発
明のプラスチツク製ピボツトピン型軸受42から
第2図に参照符号60で示す鋭角の接触縁を面取
りでき、而して、第4図に示す、うね摩耗現象を
引き起こすことなくピンをロータの縦軸から若干
離間させることができる。従つて、第5図に参照
符号57で示すプラスチツクで成形した中空ピボ
ツトピンの改良デザインが、本発明の好適な実施
例である。 本発明に係る、第2図に示すピボツトピン4
2、及び第5図に示すピボツトピン57は、低摩
擦係数を有し且つ、減摩性及び耐摩耗性を備える
硬質のプラスチツク材料で成形されており、斯か
るピボツトピンに対して回転するロータが、ホツ
トスポツト又は剥離片を生ぜしめることはない。 他の重要な点は、液体分離装置全体がコバルト
60源によるγ線暴露によつて殺菌消毒されるの
みならず、ピボツトピンの減摩性を損なうことな
くプラスチツク性ピボツトピンの重合体を改質で
きることである。 因に、殆んどプラスチツクは、殺菌消毒の目的
でγ線暴露を行つた場合、同様の特性を保持する
ことができない。又、非常に脆くなると共に減摩
性を失い、更に、あるプラスチツクにあつては塵
埃と化す。そして、分子レベルでは、鎖の分断或
は架橋が最も一般に発生する。分断が発生する
と、重合体は衝撃強さ及び引張強さを失う。一
方、架橋の場合は脆性や、時として強度が増大す
る。ポリイミド樹脂(Torlon)等の物質は生物
学的な殺菌消毒に使用する程度のγ線では実質的
に変化しない。斯かる物質は、押出し成形して機
械加工することができるのみである。従つて、従
来のステンレス製ピンと同様の製造費がかかり、
この為、ポリイミド樹脂は適切な材料とは云えな
い。 他の判断基準として、血液の適合性、並びに供
血者の安全に関するF.D.A.(米国食品医薬品局)
の毒性要件がある。重合体の分野では、摩耗に対
処するため、基材である重合体に、例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン、シリコン、グラスフア
イバー、カーボンフアイバー等種々の添加物を加
えて本質的に減摩性の備わつた重合体を開発する
等の重要な研究が行われている。 これらの研究開発は、減摩特性に関連して開発
した既存の重合体を使用して行われ、ピボツトピ
ンは、これらの材料を機械加工して製造されてい
た。前述のポリイミド樹脂(Torlon及びEnvex)
から形成したピボツトピンに加えて、デルリン
(アセタール樹脂)、PCV(塩化ビニル樹脂)、ポ
ィカーボネート等のプラスチツクが試されたが、
これらの内、例えば、トルロン(Torlon)は非
常に良好な結果を示したが、PCV及びポリカー
ボネートは、Oリングシールに対し長持ちしなか
つた。更に、エンベツクス(Envex)等のある物
質は、経済的に成形できないと云う問題があり、
従つて、斯かる物質で安価な部品を製造すること
は難かしい。 機械加工した多数のプラスチツク製ピボツトピ
ンを試験した結果、臨床医学の分野で用いられ
る、上述の特性を備えたプラスチツク製ピボツト
ピンは、適当な重合体物質を射出成形することに
より経済的に製造できることが判明した。更に、
ある物質、例えば、ペンシルベニア州、マルバー
ン市に所在のLNP・コーポレーシヨンが販売す
る改質プラスチツク(RL4730)は機械加工では
なく、成形した場合にある望ましい特性を有す
る。射出成形したプラスチツク製ピボツトピンの
外側に対して「スキニング効果」等の特性を付与
することにより、非常に低い摩擦係数の表面が得
られる。 種々の重合体を材料として射出成形により製造
したピボツトピンで2.5メガグラツドのγ線に暴
露されたピンと暴露されないピンを用いて数多く
の試験を行つた。その試験結果を示す。
【表】
できる程度であり、
常に良好
上の表より、放射線に暴露されていない成形ピ
ンの試験結果によれば、多数のケースに於て容認
できないピン及びロータの摩耗、並びに過度の剥
離が認められた。従つて、放射線に暴露されてい
ない重合体で成形されたピボツトピンは、本発明
の血漿搬出装置に用いるに適した性能を有さな
い。 他方、γ線に暴露された成形ピンの試験結果に
よれば、殆んどケースに於て、容認できない摩
耗、並びにピン及びロータ軸受の破損が血漿搬出
装置のピンに確認された。然し乍ら、この後半の
グループの重合体の一つ、即ち、ポリアミドを基
材としてPTFE及びシリコンを添加して改質した
重合体、ナイロン6/6及びRL4730は、非常に良好
であり、前記血漿搬出装置に用いた場合、最も摩
耗しない重合体であることが判明している。射出
成形可能な他の重合体も、前述の放射線に暴露し
た後は、適切な結果を生ぜしめる。これらの重合
体にULTEM EL4040がある。 ある種の重合体、特に、射出成形可能で、γ線
に暴露されても逆効果をもたらさない所望の前記
特性を有する重合体のみが何故本発明に適切であ
るかについては分かつていない。 以上の説明より、本発明は、Oリングシールと
共にプラスチツク製のスピナーとプラスチツクで
成形したピボツトピン型軸受の新規な組合せ構造
を提供するもので、この装置は、多くの利点を有
し且つ、シールを用いた閉塞条件下で、例えば、
血漿搬出に於て流体を濾過等により分離すること
が要求される生体臨床医学用装置に適用できると
共に、使い捨ても可能である。 当業者であれば、本発明に対する種々の変更を
発明の概念から逸脱することなく容易になしえる
ので、本発明は、添付クレームの範囲以外によつ
て限定されることはない。
常に良好
上の表より、放射線に暴露されていない成形ピ
ンの試験結果によれば、多数のケースに於て容認
できないピン及びロータの摩耗、並びに過度の剥
離が認められた。従つて、放射線に暴露されてい
ない重合体で成形されたピボツトピンは、本発明
の血漿搬出装置に用いるに適した性能を有さな
い。 他方、γ線に暴露された成形ピンの試験結果に
よれば、殆んどケースに於て、容認できない摩
耗、並びにピン及びロータ軸受の破損が血漿搬出
装置のピンに確認された。然し乍ら、この後半の
グループの重合体の一つ、即ち、ポリアミドを基
材としてPTFE及びシリコンを添加して改質した
重合体、ナイロン6/6及びRL4730は、非常に良好
であり、前記血漿搬出装置に用いた場合、最も摩
耗しない重合体であることが判明している。射出
成形可能な他の重合体も、前述の放射線に暴露し
た後は、適切な結果を生ぜしめる。これらの重合
体にULTEM EL4040がある。 ある種の重合体、特に、射出成形可能で、γ線
に暴露されても逆効果をもたらさない所望の前記
特性を有する重合体のみが何故本発明に適切であ
るかについては分かつていない。 以上の説明より、本発明は、Oリングシールと
共にプラスチツク製のスピナーとプラスチツクで
成形したピボツトピン型軸受の新規な組合せ構造
を提供するもので、この装置は、多くの利点を有
し且つ、シールを用いた閉塞条件下で、例えば、
血漿搬出に於て流体を濾過等により分離すること
が要求される生体臨床医学用装置に適用できると
共に、使い捨ても可能である。 当業者であれば、本発明に対する種々の変更を
発明の概念から逸脱することなく容易になしえる
ので、本発明は、添付クレームの範囲以外によつ
て限定されることはない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 密閉条件下で流体を処理する生体臨床医学用
血漿の膜分離装置であつて、ピボツトピン上を回
転するプラスチツク製のロータと、該ロータと、
該ロータと該ピボツトピン間に介設されたシール
とを備え、前記ピボツトピンは、低摩擦係数で且
つ減摩性を有し、γ線暴露によつて殺菌消毒され
ると共に重合体の改質により減摩性が増大する硬
質のプラスチツク材料で成形された成形ピボツト
ピンであることを特徴とする使い捨て式の生体臨
床医学用血漿の膜分離装置。 2 前記シールは、シリコン減摩剤が塗布された
Oリングであり、前記ピボツトピンは、略々円筒
状で且つ流体が通過できるように中空であること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の生体
臨床医学用血漿の膜分離装置。 3 前記ピボツトピンはポリアミドを基材とする
樹脂を射出成形して形成したことを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の生体臨床医学用血漿
の膜分離装置。 4 前記生体臨床医学用血漿の膜分離装置は、全
血からプラズマを濾過する血漿搬出装置であり、
前記ロータは濾過膜に囲繞されたスピナーであ
り、全血のプラズマは前記濾過膜を介して濾過さ
れ前記スピナーの中央部に流入すると共に、前記
中空ピボツトピン内を流下することを特徴とする
特許請求の範囲第2項に記載の生体臨床医学用血
漿の膜分離装置。 5 前記ロータ、シール及びピボツトピンは、ハ
ウジング内に設けられ、磁気手段がハウジング内
で該ロータに連結され、外部磁気手段がこの磁気
手段に磁気的に連結されて該ロータを該ハウジン
グ内で回転させ、前記シール上に支持された該ロ
ータの重量及び該ロータから該シールに対して下
方に作用する力は、該ロータに設けられた該磁気
手段と外部磁気手段の相互作用により発生し、前
記シールを圧縮するに十分なシール力を生ぜしめ
て漏洩を防止することを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載の生体臨床医学用血漿の膜分離装
置。 6 前記ピボツトピンは、前記シールの近傍にテ
ーパ部を有することを特徴とする特許請求の範囲
第2項に記載の生体臨床医学用血漿の膜分離装
置。 7 前記シールは、シール接触面に於て合わせて
1000乃至1800g/cm2の圧力であることを特徴とす
る特許請求の範囲第5項に記載の生体臨床医学用
血漿の膜分離装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/722,707 US4675106A (en) | 1985-04-12 | 1985-04-12 | Pivot pin bearing for biomedical systems |
| US722707 | 1985-04-12 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4242707A Division JP2530978B2 (ja) | 1985-04-12 | 1992-08-18 | 使い捨て式膜濾過装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62500402A JPS62500402A (ja) | 1987-02-19 |
| JPH058986B2 true JPH058986B2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=24903034
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