JPH0590043U - 流体圧シリンダにおけるダストシール装置 - Google Patents

流体圧シリンダにおけるダストシール装置

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JPH0590043U
JPH0590043U JP030926U JP3092692U JPH0590043U JP H0590043 U JPH0590043 U JP H0590043U JP 030926 U JP030926 U JP 030926U JP 3092692 U JP3092692 U JP 3092692U JP H0590043 U JPH0590043 U JP H0590043U
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dust
seal
dust seal
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rod
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英夫 赤井
秀和 堀田
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太陽鉄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】流体圧シリンダにおけるダストシール装置の、
切削油などのダストに対するシール性を向上させる。 【構成】流体圧シリンダ1のシリンダカバー12を貫通
して摺動するロッド15の外周面に適用されるダストシ
ール装置を、合成ゴムからなりロッド15の外周面をシ
ールするリップ32を有するシール本体31と、合成樹
脂からなりシール本体31の内周面に嵌入してロッド1
5の外周面との間で摺動する摺動リング33と、金属か
らなりシリンダカバー12の凹溝41に圧入するための
リングケース34とからなる第1のダストシール5と、
合成ゴムからなり第1のダストシール5よりも断面の外
形寸法が小さく、第1のダストシール5の内側に装着さ
れてロッド15の外周面をシールする第2のダストシー
ル6とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体圧シリンダにおけるダストシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、油圧シリンダ又は空圧シリンダなどの流体圧シリンダは、各種自動 化機械のアクチュエータとして頻繁に用いられている。流体圧シリンダでは、シ リンダカバーとロッドとの間に、駆動のための圧流体の外部漏れを防止するため のシール用のパッキンが装着されており、また、外部からのダストの侵入を防止 するためのダストワイパが装着されている。
【0003】 従来のダストワイパは、ロッドの外周面をシールするリップを有し、シリンダ カバーの凹溝内に装着可能な形状となるように合成ゴムによって一体に形成され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来のダストワイパでは、通常の雰囲気中での使用に際しては充分にダ ストの侵入が防止されて問題がないが、多量の切削油を用いる工作機又は多量の 洗浄液を用いる洗浄機などに取り付けて劣悪な条件下で使用した場合には、それ らの液体の侵入を完全に阻止することができない。
【0005】 そのため、長期の使用によって、切削油、洗浄液、クーラント、塩水、その他 のダストが流体圧シリンダの内部に入り込み、それが作動油に混入して作動油の 劣化を助長し、排気エアーと一緒に大気中に排出されて空気を汚染し、また、流 体圧シリンダに用いられている金属表面、パッキン、その他の部材を損傷して寿 命を低下させていた。
【0006】 本考案は、上述の問題に鑑み、切削油などのダストに対するシール性を向上さ せ、ダストの侵入を可及的に阻止することのできるダストシール装置を提供する ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るダストシール装置は、上述の課題を解決するため、流体圧シリン ダのシリンダカバーを貫通して摺動するロッドの外周面に適用されるダストシー ル装置であって、前記シリンダカバーの外端面に装着された第1のダストシール と、前記第1のダストシールよりも内側に装着された第2のダストシールとから なり、前記第1のダストシールは、合成ゴムからなり、外部からのダストの侵入 を1次的に阻止するように前記ロッドの外周面をシールするリップを有したシー ル本体と、合成樹脂からなり、前記シール本体の内周面に嵌入するとともに前記 ロッドの外周面との間で摺動して外部からのダストの侵入を2次的に阻止する摺 動リングと、金属からなり、前記シール本体の外周面に焼き付けにより一体化さ れ、前記シリンダカバーの凹部に圧入するためのリングケースとから構成され、 前記第2のダストシールは、合成ゴムからなり、前記第1のダストシールよりも 断面の外形寸法が小さく、外部からのダストの侵入を3次的に阻止するように前 記ロッドの外周面をシールするように構成されてなる。
【0008】
【作用】
外部から侵入しようとするダストは、まず、第1のダストシールのリップによ って1次的に阻止される。リップで阻止されなかったダストは、摺動リングによ って2次的に阻止される。
【0009】 第1のダストシールにより阻止されなかったダストは、さらに第2のダストシ ールによって3次的に阻止される。 第2のダストシールは、第1のダストシールよりも断面の外形寸法が小さいの で、ロッドとの間の摺動抵抗が余り大きくならず、第2のダストシールを設ける ことによる摺動抵抗の増加が可及的に抑えられる。
【0010】 なお、本明細書において、ダストには、切削油、洗浄液、クーラント、塩水、 その他外部から侵入しようとする種々の異物が含まれる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案に係るダストシール装置2の断面図である。 ダストシール装置2は、従来公知の流体圧シリンダ1のシリンダカバー12を 貫通して摺動するロッド15の外周面15aに対して適用されている。すなわち 、シリンダカバー12は、ロッドカバー本体21、ロッドブシュ22、及び押さ え板23から構成されており、断面が円形のロッド15はロッドブシュ22の内 周面を摺動し、また、ダストシール装置2はロッドブシュ22に装着されている 。
【0012】 ダストシール装置2は、ロッドブシュ22の外端面に形成されたリング状の第 1凹溝41に装着された第1のダストシール5と、第1凹溝41よりも内側に形 成された第2凹溝42に装着された第2のダストシール6とからなる。
【0013】 第1のダストシール5は、シール本体31、摺動リング33、及びリングケー ス34から構成されている。 シール本体31は、HNBRなどの耐クーラント性に優れた合成ゴムからなり 、外部からのダストの侵入を1次的に阻止するようにロッド15の外周面15a をシールするリップ32を有している。
【0014】 摺動リング33は、PTFEなどの摺動性に優れる合成樹脂からなり、シール 本体31の内周面の端面に設けられた凹所に嵌入するとともに、ロッド15の外 周面15aとの間で摺動して外部からのダストの侵入を2次的に阻止する。
【0015】 リングケース34は、金属材料によって断面が略L字形に形成されており、シ ール本体31の外周面に対して焼き付けにより一体化されている。リングケース 34の外周面が上述の第1凹溝41に圧入されることによって、第1のダストシ ール5がロッドブシュ22に固定されている。
【0016】 第2のダストシール6は、HNBRなどの合成ゴムからなるUパッキンであり 、ロッド15の外周面15aをシールするように第2凹溝42に装着され、外部 からのダストの侵入を3次的に阻止する。
【0017】 第2のダストシール6は、摺動抵抗の増加をできるだけ少なくするため、第1 のダストシール5よりも断面の外形寸法が小さくなっている。第1のダストシー ル5と第2のダストシール6の寸法例(単位はmm)を以下に示す。
【0018】 つまり、第2のダストシール6の幅C、高さDは、第1のダストシール5の幅 E、高さBとそれぞれ比較すると、それぞれの比の値C/E、D/Bが0.4〜 0.6(約半分)となっている。これによって、第2のダストシール6を設けた ことによる摺動抵抗の増加を可及的に抑えるとともに、例えば摺動部から侵入す る液膜に対するシールを効果的に行うなど、充分な3次的なシール効果を得てい る。
【0019】 第2凹溝42のさらに内側に形成された第3凹溝43には、流体圧シリンダ1 の外部漏れを防止するためのパッキン7が装着されている。なお、45はOリン グである。
【0020】 上述のように構成されたダストシール装置2では、流体圧シリンダ1の通常の 作動によってロッド15が左右に往復移動するが、その際に、外部からの切削油 、洗浄液、クーラント、その他のダストが、ロッド15のロッドブシュ22から 突出した部分に付着し、又は第1のダストシール5に直接的にかかる。
【0021】 しかし、それらのダストは、まず第1のダストシール5のリップ32によって 内部への侵入が阻止される。リップ32のシールにも係わらず内部に侵入したダ ストは、摺動リング33によってそれ以上の侵入が阻止される。それにも係わら ず侵入したダストは、第2のダストシール6によってそれ以上の侵入が最終的に 阻止される。
【0022】 このように、第1のダストシール5及び第2のダストシール6の2つのダスト シールによって、外部からのダストの侵入に対して3箇所でシールされているた めシール性が向上し、流体圧シリンダ1が悪条件の下で使用された場合でもダス トがシリンダ室51内へ侵入することが防止される。その結果、流体圧シリンダ 1の耐久性が向上し、長期にわたって安定した動作を得ることができる。
【0023】 上述の実施例において、第1のダストシール5及び第2のダストシール6の構 造、形状、寸法、材質などは、本考案の主旨に沿って種々変更することができる 。シリンダカバー12、その他の流体圧シリンダ1の構造は種々変更することが できる。
【0024】
【考案の効果】
本考案によると、切削油などのダストに対するシール性が向上し、ダストの侵 入を可及的に阻止することができる。その結果、流体圧シリンダの耐久性が向上 し、流体圧シリンダを悪条件の下で使用した場合でも長期にわたって安定した動 作を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るダストシール装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流体圧シリンダ 2 ダストシール装置 5 第1のダストシール 6 第2のダストシール 12 シリンダカバー 15 ロッド 31 シール本体 32 リップ 33 摺動リング 34 リングケース 41 第1凹溝(凹部)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体圧シリンダのシリンダカバーを貫通し
    て摺動するロッドの外周面に適用されるダストシール装
    置であって、 前記シリンダカバーの外端面に装着された第1のダスト
    シールと、前記第1のダストシールよりも内側に装着さ
    れた第2のダストシールとからなり、 前記第1のダストシールは、 合成ゴムからなり、外部からのダストの侵入を1次的に
    阻止するように前記ロッドの外周面をシールするリップ
    を有したシール本体と、 合成樹脂からなり、前記シール本体の内周面に嵌入する
    とともに前記ロッドの外周面との間で摺動して外部から
    のダストの侵入を2次的に阻止する摺動リングと、 金属からなり、前記シール本体の外周面に焼き付けによ
    り一体化され、前記シリンダカバーの凹部に圧入するた
    めのリングケースとから構成され、 前記第2のダストシールは、 合成ゴムからなり、前記第1のダストシールよりも断面
    の外形寸法が小さく、外部からのダストの侵入を3次的
    に阻止するように前記ロッドの外周面をシールするよう
    に構成されてなることを特徴とする流体圧シリンダにお
    けるダストシール装置。
JP1992030926U 1992-05-12 1992-05-12 流体圧シリンダにおけるダストシール装置 Expired - Lifetime JP2579816Y2 (ja)

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