JPH059062B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059062B2 JPH059062B2 JP57174853A JP17485382A JPH059062B2 JP H059062 B2 JPH059062 B2 JP H059062B2 JP 57174853 A JP57174853 A JP 57174853A JP 17485382 A JP17485382 A JP 17485382A JP H059062 B2 JPH059062 B2 JP H059062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- proline
- carbon source
- culture solution
- medium
- concentration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は発酵法によるL−プロリンの製造方法
に関する。 発酵法によるL−プロリンの製造方法に於て
は、炭素源、窒素源及び無機塩類等を含有する培
地でL−プロリン生産能を有する微生物を好気的
条件下で培養し、L−プロリンを培養液中に生
成、蓄積せしめる方法が行われている。工業的に
L−プロリンを生産する場合、培養液中のL−プ
ロリン蓄積量を増大させ、収率を向上せしめるこ
とが必要であり、その為には培地中の炭素源及び
窒素源の濃度を可及的に高くすることが有効であ
り、通常糖濃度が6〜14g/dlの高濃度培地が使
用されている。工業的有利にL−プロリンを生産
するためには更に発酵収率を向上することが必要
であるが、この目的のため培地の糖濃度を更に高
くしても収率は向上せず微生物の増殖が著しく抑
制され、収率は逆に低下してしまう。又発酵法に
於ては糖液を連続的又は間欠的に培養液に供給す
るいわゆるフイード法(feeding system)が収
率向上に有効であるが、L−プロリン発酵に於て
フイー法を試みたが収率を向上することができな
かつた。こで本発明者等はフイード法による収率
向上を目的として研究を行つた結果、培地の硫酸
アンモニウムの濃度を0.17〜0.27モルの範囲にす
ればフイード法を適用して発酵収率を大巾に向上
できることを発見した。本発明はこの発明に基づ
いて完成されたものである。以下、本発明の方法
について説明する。 本発明に於て使用されるL−プロリン生産能を
有する微生物としてはブレビバクテリウム属、コ
リネバクテリウム属又はミクロバクテリウム属等
に属しL−プロリン生産能を有する微生物が使用
される。例としてはDL−3.4−デヒドロプロリン
耐性のL−プロリン生産菌であるブレビバクテリ
ウム・ラクトフエルメタムAJ11225 FERM−
P4370、ブレビバクテリウム・フラバムAJ11226
FERM−P4371、コリネバクテリウム・グルタミ
クムAJ11227又はミクロバクテリウム・アンモニ
アフイラムAJ11228 FERM−P4373等、又はL
−イソロイシン要求性、サルフアグアニジン耐性
を有し更にモノフルオロ酢酸、ケトマロン酸又は
フルオロマロン酸に耐性を有し、かつクエン酸合
成酵素活性の高いL−プロリン生産菌、例えば特
開昭57−2691号公報記載されているブレビバクテ
リウム・フラバムAJ11512 FERM−P5332、
AJ11513 FERM−P5333、AJ11514 FERM−
P5334、コリネバクテリウム・グルタミクム
AJ11522 FERM−P5342、AJ11523 FERM−
P5343等が使用される。 本発明で使用する培地は0.17〜0.27モルの硫酸
アンモニウムを含有する以外は特に特徴はなく、
通の炭素源、無機イオン、必要に応じてアミノ
酸、ビタミン等の有機微量栄養素を適宜含有する
培地が使用される。硫酸アンモニウムの濃度が
0.17モルより低い場合、あるいは0.27モルより高
い場合、フイード法により炭素源を供給してもL
−プロリンの収率は向上せず、本発明の目的は達
成されない。窒素源としては上記硫酸アンモニウ
ムの他にアンモニアガス、尿素等が補助的に使用
される。炭素源としてはグルコース、シユークロ
ース、フラクトース、マルトース等の糖類、これ
ら糖類を含有つる澱粉糖化液、甘蔗糖蜜、甜菜糖
蜜、ハイテス等も使用される。無機イオンとして
はリン酸イオン、マグネシウムイオン、カルシウ
ムイオン、鉄イオン、マンガンイオン等が適宜添
加される。 始発培地中の炭素源の濃度は6〜10g/dl程度
が望ましくこれ以上高くする必要はなく、このよ
うな濃度の炭素源を含む培地でL−プロリン生産
菌を培養すると微生物の増殖が促進され、より短
時間で平衡期に達し、L−プロリン生産が開始さ
れる。微生物の増殖が平衡期に達した後、炭素源
を培養液中に連続的又は間欠的に供給し、炭素源
濃度を0.5〜6.0g/dlの範囲に保ちつつ培養を行
う。この際、炭素源の濃度が6.0g/dlを越える場
には微生物の増殖が抑えられるため、良い結果は
得られない。0.5〜6.0g/dlの範囲に炭素源濃度
を保ちつつ培養ると、わずかではあるが微生物は
増殖し、それにつれてL−プロリンの生成が促進
され、高収率でL−プロリンを生産することがで
きる。尚、炭素源の供給は炭素源の消費速度が実
質的に低下するまで続けられる。 微生物の培養は通常PH4〜10、温度20〜40℃の
範囲で好気的条件下で行われる。培養液のPHはア
ンモニア水、アンモニアガス又は水酸化アルカリ
金属によつて上記範囲内の予め定められた値に調
節する。培養は炭素源の供給が停止され、培養液
中の炭素源が資化されなくなるまで続けられる。 以下、実施例にて説明する。 実施例 1 グルコースを6.0g/dl含む第1表に示す組成の
培地(A培地)及びグルコースを13.5g/dl含む
培地(B培地)を調製し、PHを7.0に調節した後、
1.0容の発酵槽に夫々300ml宛分注し、115℃で
20分間加熱、滅菌した。
に関する。 発酵法によるL−プロリンの製造方法に於て
は、炭素源、窒素源及び無機塩類等を含有する培
地でL−プロリン生産能を有する微生物を好気的
条件下で培養し、L−プロリンを培養液中に生
成、蓄積せしめる方法が行われている。工業的に
L−プロリンを生産する場合、培養液中のL−プ
ロリン蓄積量を増大させ、収率を向上せしめるこ
とが必要であり、その為には培地中の炭素源及び
窒素源の濃度を可及的に高くすることが有効であ
り、通常糖濃度が6〜14g/dlの高濃度培地が使
用されている。工業的有利にL−プロリンを生産
するためには更に発酵収率を向上することが必要
であるが、この目的のため培地の糖濃度を更に高
くしても収率は向上せず微生物の増殖が著しく抑
制され、収率は逆に低下してしまう。又発酵法に
於ては糖液を連続的又は間欠的に培養液に供給す
るいわゆるフイード法(feeding system)が収
率向上に有効であるが、L−プロリン発酵に於て
フイー法を試みたが収率を向上することができな
かつた。こで本発明者等はフイード法による収率
向上を目的として研究を行つた結果、培地の硫酸
アンモニウムの濃度を0.17〜0.27モルの範囲にす
ればフイード法を適用して発酵収率を大巾に向上
できることを発見した。本発明はこの発明に基づ
いて完成されたものである。以下、本発明の方法
について説明する。 本発明に於て使用されるL−プロリン生産能を
有する微生物としてはブレビバクテリウム属、コ
リネバクテリウム属又はミクロバクテリウム属等
に属しL−プロリン生産能を有する微生物が使用
される。例としてはDL−3.4−デヒドロプロリン
耐性のL−プロリン生産菌であるブレビバクテリ
ウム・ラクトフエルメタムAJ11225 FERM−
P4370、ブレビバクテリウム・フラバムAJ11226
FERM−P4371、コリネバクテリウム・グルタミ
クムAJ11227又はミクロバクテリウム・アンモニ
アフイラムAJ11228 FERM−P4373等、又はL
−イソロイシン要求性、サルフアグアニジン耐性
を有し更にモノフルオロ酢酸、ケトマロン酸又は
フルオロマロン酸に耐性を有し、かつクエン酸合
成酵素活性の高いL−プロリン生産菌、例えば特
開昭57−2691号公報記載されているブレビバクテ
リウム・フラバムAJ11512 FERM−P5332、
AJ11513 FERM−P5333、AJ11514 FERM−
P5334、コリネバクテリウム・グルタミクム
AJ11522 FERM−P5342、AJ11523 FERM−
P5343等が使用される。 本発明で使用する培地は0.17〜0.27モルの硫酸
アンモニウムを含有する以外は特に特徴はなく、
通の炭素源、無機イオン、必要に応じてアミノ
酸、ビタミン等の有機微量栄養素を適宜含有する
培地が使用される。硫酸アンモニウムの濃度が
0.17モルより低い場合、あるいは0.27モルより高
い場合、フイード法により炭素源を供給してもL
−プロリンの収率は向上せず、本発明の目的は達
成されない。窒素源としては上記硫酸アンモニウ
ムの他にアンモニアガス、尿素等が補助的に使用
される。炭素源としてはグルコース、シユークロ
ース、フラクトース、マルトース等の糖類、これ
ら糖類を含有つる澱粉糖化液、甘蔗糖蜜、甜菜糖
蜜、ハイテス等も使用される。無機イオンとして
はリン酸イオン、マグネシウムイオン、カルシウ
ムイオン、鉄イオン、マンガンイオン等が適宜添
加される。 始発培地中の炭素源の濃度は6〜10g/dl程度
が望ましくこれ以上高くする必要はなく、このよ
うな濃度の炭素源を含む培地でL−プロリン生産
菌を培養すると微生物の増殖が促進され、より短
時間で平衡期に達し、L−プロリン生産が開始さ
れる。微生物の増殖が平衡期に達した後、炭素源
を培養液中に連続的又は間欠的に供給し、炭素源
濃度を0.5〜6.0g/dlの範囲に保ちつつ培養を行
う。この際、炭素源の濃度が6.0g/dlを越える場
には微生物の増殖が抑えられるため、良い結果は
得られない。0.5〜6.0g/dlの範囲に炭素源濃度
を保ちつつ培養ると、わずかではあるが微生物は
増殖し、それにつれてL−プロリンの生成が促進
され、高収率でL−プロリンを生産することがで
きる。尚、炭素源の供給は炭素源の消費速度が実
質的に低下するまで続けられる。 微生物の培養は通常PH4〜10、温度20〜40℃の
範囲で好気的条件下で行われる。培養液のPHはア
ンモニア水、アンモニアガス又は水酸化アルカリ
金属によつて上記範囲内の予め定められた値に調
節する。培養は炭素源の供給が停止され、培養液
中の炭素源が資化されなくなるまで続けられる。 以下、実施例にて説明する。 実施例 1 グルコースを6.0g/dl含む第1表に示す組成の
培地(A培地)及びグルコースを13.5g/dl含む
培地(B培地)を調製し、PHを7.0に調節した後、
1.0容の発酵槽に夫々300ml宛分注し、115℃で
20分間加熱、滅菌した。
【表】
上記A、B培地に、A培地でフラスコ振盪培養
(30℃、24時間)して得られたブレビバクテリウ
ム・フラバムAJ11512 FERM−P5332(イソロイ
シン要求性、サルフアグアニジン耐性、モノフル
オロ酢酸耐性)の培養液10mlを接種し、31.5℃で
通撹拌培養を開始した。A培地の場合については
微生物の生育が平衡状態に達した後(培養開始後
20〜25時間)、60g/dlのグルコース液を間欠的
に供給し、培養液中のグルコース濃度を2.0〜
6.0gの範囲に保ちつつ、又培養液のPHをアンモニ
ア水を用いて6.0〜7.5の範囲に調節しつつ培養を
行つた。B培地の場合にはグルコースの給を行う
ことなく、PHのみを調節しつつ培養を行い、72時
間で培養を終了した。夫々、得られた培養液中の
L−プロリンを定量し、培養液中の蓄積量及び対
糖収率を求めた。その結果を第2表に示す。
(30℃、24時間)して得られたブレビバクテリウ
ム・フラバムAJ11512 FERM−P5332(イソロイ
シン要求性、サルフアグアニジン耐性、モノフル
オロ酢酸耐性)の培養液10mlを接種し、31.5℃で
通撹拌培養を開始した。A培地の場合については
微生物の生育が平衡状態に達した後(培養開始後
20〜25時間)、60g/dlのグルコース液を間欠的
に供給し、培養液中のグルコース濃度を2.0〜
6.0gの範囲に保ちつつ、又培養液のPHをアンモニ
ア水を用いて6.0〜7.5の範囲に調節しつつ培養を
行つた。B培地の場合にはグルコースの給を行う
ことなく、PHのみを調節しつつ培養を行い、72時
間で培養を終了した。夫々、得られた培養液中の
L−プロリンを定量し、培養液中の蓄積量及び対
糖収率を求めた。その結果を第2表に示す。
【表】
第2表に示すように硫酸アンモニウム濃度が
0.17〜0.27モルの培地でフイードを実施した場
合、収率は37.1〜41.5%と高くなり、これはフイ
ード法を行わない場合に比べて約6%収率が向上
している。 硫酸アンモニウム3.0gを含むA培地で培養して
得られた培養液を遠心分離て菌体を除去し、300
mlの上清液を得た。次いでアニオン交換樹脂カラ
ムを用いてイオン交換クロマトグラフイーを行い
L−プロリンを分離し、濃縮晶析して15.6gのL
−プロリン結晶を得た。
0.17〜0.27モルの培地でフイードを実施した場
合、収率は37.1〜41.5%と高くなり、これはフイ
ード法を行わない場合に比べて約6%収率が向上
している。 硫酸アンモニウム3.0gを含むA培地で培養して
得られた培養液を遠心分離て菌体を除去し、300
mlの上清液を得た。次いでアニオン交換樹脂カラ
ムを用いてイオン交換クロマトグラフイーを行い
L−プロリンを分離し、濃縮晶析して15.6gのL
−プロリン結晶を得た。
Claims (1)
- 1 L−プロリン生産能を有する微生物を糖類を
炭素源とし、0.17〜0.27モルの硫酸アンモニウム
を含む培地で培養し、該微生物の増殖が平衡期に
達した後、該炭素源を連続的又は間欠的に供給し
て培養液中の該炭素源濃度を0.5〜6.0g/dlの範
囲に保ちつつ培養を行い、培養液中にL−プロリ
ンを生成、蓄積せしめ、該L−プロリンを培養液
より採取することを特徴とする発酵法によるL−
プロリンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17485382A JPS5966893A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 発酵法によるl−プロリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17485382A JPS5966893A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 発酵法によるl−プロリンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5966893A JPS5966893A (ja) | 1984-04-16 |
| JPH059062B2 true JPH059062B2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=15985790
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17485382A Granted JPS5966893A (ja) | 1982-10-05 | 1982-10-05 | 発酵法によるl−プロリンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5966893A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1723850B1 (en) * | 2004-02-26 | 2018-01-31 | Ajinomoto Co., Inc. | Fertilizer/plant vitalizer |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051339B2 (ja) * | 1979-06-30 | 1985-11-13 | 株式会社東芝 | 電力調整装置 |
-
1982
- 1982-10-05 JP JP17485382A patent/JPS5966893A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5966893A (ja) | 1984-04-16 |
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