JPH0591602A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置

Info

Publication number
JPH0591602A
JPH0591602A JP3245872A JP24587291A JPH0591602A JP H0591602 A JPH0591602 A JP H0591602A JP 3245872 A JP3245872 A JP 3245872A JP 24587291 A JP24587291 A JP 24587291A JP H0591602 A JPH0591602 A JP H0591602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip frequency
inverter
wheel
value
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3245872A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Noda
田 智 史 野
Osamu Sueyoshi
吉 攻 末
Michihiro Hatano
通 広 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3245872A priority Critical patent/JPH0591602A/ja
Priority to KR1019910020558A priority patent/KR940008276B1/ko
Publication of JPH0591602A publication Critical patent/JPH0591602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数駆動軸間の各車輪径の相違に起因する車
両間のアンバランスをなくし、また、各駆動軸の粘着係
数のレベルを上げて車両全体のけん引力を増大させる。 【構成】 各駆動軸の駆動モータは、それぞれに対応し
て設けられたインバータにより個別に制御される。例え
ば、インバータINV1 は第1軸の駆動モータIM1 の
みを制御する。インバータINV1 内のすべり周波数演
算手段14は、駆動輪に取付けた第1の速度センサPG
1 からの信号と、従輪に取付けた第2の速度センサPG
A からの信号とを入力し、第1軸の車輪径に応じた最適
のすべり周波数fs1を演算する。これによりインバータ
出力周波数fINV の値は所望する踏面トルクを得ること
ができる値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータのすべり周
波数制御により複数の駆動モータの運転を行なう電気車
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気車の駆動方式として、三相交流かご
形誘導主電動機等の駆動モータに対し、可変電圧・可変
周波数の電力を供給して速度制御を行なうVVVFイン
バータ制御方式が現在主流となっている。
【0003】このインバータ制御方式では、通常、1台
のインバータにより4台の駆動モータを一括して制御す
る方式(1C4M制御)が採用されている。しかし、近
時は、半導体製造技術の発展に伴なって、インバータ制
御装置に使用されるGTOサイリスタやパワートランジ
スタの大容量化が可能となり、1台のインバータにより
制御可能な駆動モータの台数が増加している。そして、
現在では、1台のインバータによって、8台もの駆動モ
ータを一括して制御する方式(1C8M制御)が実用化
されるに至っている。
【0004】また、このようなインバータ制御方式によ
り複数の駆動モータの速度制御を行なうにあたっては、
所謂すべり周波数制御を行うのが一般的となっている。
すべり周波数制御とは、駆動モータの回転数nをフィー
ドバック要素として検出し、この検出値と、予め設定さ
れたすべり周波数パターンとから最適のすべり周波数f
s を求め、このすべり周波数fs をロータ周波数fr
加算する(力行時)ことによりインバータ出力周波数f
INV を決定しようとする閉ループ制御である。
【0005】図7はこのようなすべり周波数を用いて、
1C4M制御を行う電気車制御装置の概略構成図であ
る。この図において、パンタグラフ1により集電された
直流電力は、単位スイッチ2、フィルタリアクトル3、
GTO4、フィルタコンデンサ5を介してインバータ6
に入力される。また、GTO4には、フィルタコンデン
サ5を充電するための充電抵抗器7、及び回生時におけ
る回生電流を流すためのブレーキダイオード8が並列接
続されている。なお、9は接地スイッチである。
【0006】インバータ6は、このように入力された直
流電力を交流電力に変換し、これを可変電圧可変周波数
制御して、4台の駆動モータ(誘導電動機)IM1 〜I
4 に出力している。これら各駆動モータにより回転駆
動される各車輪には、それぞれ速度センサPG1 〜PG
4 が取付けられており、各検出値fr1〜fr4の平均値を
ロータ周波数fr として用いることによりすべり周波数
制御を行うようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気車の運
転が長期間行なわれていくうちに、これら各駆動モータ
に取付けられている各車輪は、摩耗によりその車輪径が
次第に減少していくが、この減少の度合いは各車輪毎に
異なるのが通常である。
【0008】したがって、図7のように、1台のインバ
ータ6により4台の駆動モータIM1 〜IM4 を一括し
て制御する方式では、各車輪毎の軸トルクが異なる状態
で電気車の制御が行なわれることになる。従来、このよ
うな各車輪間における車輪径の相違はある程度やむを得
ないものと考えられており、この車輪径の相異を考慮し
た制御は特に行なわれていなかった。
【0009】しかし、近時は、種々の分野における制御
技術が発達し、電気車の制御においても、正確性、信頼
性、安全性、快適性等を向上させるべく、より高度な制
御技術が要求されるようになってきている。
【0010】そこで、本願発明の発明者等は、上記車輪
径の相違に起因して生じる制御上の問題点につき検討を
加え、この問題点を解決することにより電気車の制御性
の向上を図ることに成功した。
【0011】この問題点とは、各車輪毎の踏面トルクが
異なるために、連結された複数車両における各車両間の
けん引力が異なってしまうこと、及び各車輪毎における
粘着係数が異なるために一つの車両全体のけん引力を高
くすることができないこと、の2点である。
【0012】以下に、この二つの問題点につき個別に詳
細な検討を加えることとする。 (1) 踏面トルクについて:図8は図7の構成に係る電
気車制御装置について力行を行なった場合に得られた特
性図である。この図において、Tpは車輪の踏面トルク
(けん引力)であり、実線,破線,一点鎖線がそれぞ
れ、基準車輪径の場合、車輪径小の場合、車輪径大の場
合を示している。
【0013】そして、IM はモータ電流(実効値)、V
M はモータ電圧(実効値)、fINV はインバータ出力周
波数、fs はすべり周波数である。なお、モード1はイ
ンバータ制御される電気車の起動特性であり、モータ電
圧VM を強制立上げしている領域である。すなわち、本
発明の対象外の領域であるため未記入としている。ま
た、すべり周波数fs が変化するモード3も本発明の対
象外の領域である。したがって、本発明の対象となるの
は、すべり周波数が一定であるモード2の領域である。
【0014】ところで、力行時におけるインバータ周波
数fINV 〔HZ 〕は fINV =fr +fs となり、回生時におけるインバータ周波数fINV は fINV =fr −fs となる。
【0015】一方、電気車の速度V〔Km/h 〕と車輪径
WD〔mm〕との関係は、定数をK1 とすれば、 V=KI ・WD・fr で表わされる。したがって、ロータ周波数fr は fr =V/(K1 ・WD) となる。
【0016】また、基準車輪径をWD0 、それよりも小
さな径及び大きな径をWD1 、WD2 とし、速度V0
ときに各車輪径に対応させるべきインバータ周波数をそ
れぞれfINV0(V0),fINV1(V0),fINV2(V0)とすると、
例えば力行時の各インバータ周波数は、 fINV0(V0)=V0 /(K1 ・WD0)+fs INV1(V0)=V0 /(K1 ・WD1)+fs INV2(V0)=V0 /(K1 ・WD2)+fs となる。ここで、fs の値は固定であるから WD2 >WD0 >WD1 より fINV2(V0)<fINV0(V0)<fINV1(V0) となる。このように、車輪径が異なれば、これに対応し
て出力されるべきインバータ周波数も本来的には異なる
値となるべきである。
【0017】それにもかかわらず、図7のように1台の
インバータで複数の駆動モータを制御する方式では、こ
のような車輪径の相違は無視され、平均的な周波数f
INV により一括して運転される結果となっている。その
ため、各車輪毎の踏面トルクTp 及び軸トルクTO の値
がそれぞれ異なったものとなっている。
【0018】ここで、踏面トルクTp と軸トルクTo
の関係について簡単に説明しておく。両者は、通常であ
れば、車輪半径をr(=WD/2)として、 Tp ・r=To と考えることができる。しかし、より高度な制御を行お
うとする場合には、ギア比gr 及びギア効率ηを考慮し
て、 Tp ・r=To ・gr ・ηr と考えなければならない。したがって、車輪半径rを変
数としたときの軸トルクTo の関数をTo(r)とし、定数
をkとすれば、上式は Tp =k・To(r)/r と表わすことができる。
【0019】この式では、分子及び分母の双方に変数で
あるrが含まれているために、車輪半径rあるいは車輪
径WDの大小関係が決まっても、これに応じて踏面トル
クTp の大小関係が直ちに決まるわけではない。したが
って、図7においては車輪径大の場合(一点鎖線)の踏
面トルクTp が最も小さくなっているが、これはあくま
でも一例にすぎず逆の場合もあり得ることになる。
【0020】ただし、軸トルクTo については車輪径の
大小関係がわかれば、直ちに大小関係を知ることができ
る。すなわち、図9はモータのすべりトルク特性を示し
た図であるが、これによれば、例えば通常の力行制御範
囲内であれば車輪径大の方が軸トルクTo の値が大きな
ものとなる。
【0021】上記のように、1台のインバータで複数の
駆動モータを制御したのでは、各車輪径の大きさが異な
ることにより、それぞれの踏面トルクが異なる値を取る
ことになる。これは、一つの車両全体を考えた場合に、
この車両のけん引力の制御についての精度を一定レベル
以上は高めることができないということを意味してい
る。
【0022】そのため、複数車両により編成された列車
の場合には、各車両間の連結器に押し合い引き合いする
力が発生し、特に、旅客用列車の場合には快適性が損な
われる結果となっていた。 (2) 粘着係数について:図7において、四つの駆動軸
の平均車輪径をDA 、平均軸トルクをTOAとし、さら
に、ある軸における平均車輪径DA と車輪径差を△D、
平均軸トルクTOAとの差であるトルクアンバランスを△
Tとすると、これらの間には (△T/TOA)=〔(1/S)−1〕・(△D/2DA ) なる関係が成立する。なお、Sはすべりである。
【0023】この式から明らかなように、各軸の車輪径
差△Dが大きくなるほど、トルクアンバランス量△Tが
大きくなり、したがって、これに比例して空転しやすい
軸が生じることになる。
【0024】一方、空転の発生しやすい度合いを表わす
係数として粘着係数μがある。いま、第i軸(図7では
i=1,2,3,4)の粘着係数をμi とし、踏面トル
ク及び軸重をそれぞれTpi,Wi とすると、粘着係数μ
i は μi =Tpi/Wi として定義される。そして、空転を生じないままに最大
限高くし得る粘着係数を期待粘着係数μe という。車両
のMT比を低くし、また、コストダウンの要求に答える
ためには、この値ができるだけ高くなるように設計する
ことが好ましい。
【0025】ところで、各駆動軸間の車輪の大小関係
が、必ずしもそのまま各駆動軸間の踏面トルクの大小関
係を反映するものでないことは前述した通りである。し
かし、この場合は、説明を簡単にするために、各車輪の
大小関係がそのまま軸トルク及び踏面トルクの大小関係
を反映しているものとする。
【0026】つまり、第1軸〜第4軸の車輪径D1 〜D
4 の大小関係が D1 <D2 <D3 <D4 であるとすれば、ある時点における各軸の踏面トルクT
p1〜Tp4の大小関係は Tp1<Tp2<Tp3<Tp4 となる。したがって、各軸の軸重W1 〜W4 が W1 =W2 =W3 =W4 であるとすれば、このときの各軸の粘着係数μ1 〜μ4
の大小関係は μ1 <μ2 <μ3 <μ4 となる。
【0027】これは、各軸の粘着係数の値が次第に上昇
していく場合を考えてみると、第4軸が最初に期待粘着
係数μe4に達することを意味している。ところが、この
時点ではまだ、第1軸〜第3軸の粘着係数はそれぞれの
期待粘着係数のレベルに達しておらず、特に、第1軸に
ついては期待粘着係数に達するまでにはかなりの余裕を
残した状態となっている。
【0028】しかし、図7のように1台のインバータで
4つの駆動モータを制御する方式では、第4軸が期待粘
着係数μe4に達した時点で、それ以上、踏面トルクある
いは軸トルクが上昇しないようにに制御を行なわければ
ならないものとなる。すなわち、図7の従来装置の構成
は、第4軸の空転発生防止という制限があるために、他
の軸の踏面トルクの上限値をその期待粘着係数に対応す
るレベル以下に抑制しなければならず、したがって、車
両全体のけん引力を増大させようとする場合には、マイ
ナス要素として働く結果を生じていた。
【0029】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、車両全体のけん引力の制御についての精度を向上
させることができ、また、各駆動軸の踏面トルクの上限
値をそれぞれの期待粘着係数に対応するレベルまで引上
げて車両全体のけん引力を増大させることができる電気
車制御装置を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、インバータのすべり周波数制御
により複数の駆動モータの運転を行う電気車制御装置に
おいて、各駆動モータ毎に前記インバータを1台ずつ配
設し、各駆動輪毎に第1の速度センサを設けると共に、
いずれかの従輪に第2の速度センサを設け、各インバー
タは、これら両速度センサからの検出信号に基いてその
駆動輪の車輪径を演算すると共に、この演算した車輪径
と予め設定してある基準径との比率を演算し、且つ、予
め設定してあるすべり周波数パターンに基き求めた値を
この比率に応じて補正するすべり周波数演算手段を、備
えた構成としたものである。
【0031】そして、各インバータのすべり周波数演算
手段については、駆動モータの電流検出値に応じてその
演算値の補正を行う構成とすることができる。また、所
望の粘着係数が得られるように、駆動軸の軸荷重検出値
に応じてすべり周波数の演算を行なう構成とすることが
できる。
【0032】
【作用】上記構成によれば、各駆動モータはそれぞれに
対応するインバータによって個別に制御されることにな
る。したがって、各駆動軸の車輪の車輪径がそれぞれ異
なっていても、その車輪径に応じて各駆動モータの制御
が行なわれる。
【0033】この場合、各インバータのすべり周波数演
算手段は、まず、第1の速度センサ及び第2の速度セン
サの双方からの検出信号を入力している。そして、車輪
径の相違は回転速度の相違となって現われることになる
から、これら両センサからの検出信号に基いて、その駆
動輪の車輪径の大きさを求めることができ、さらに、こ
の車輪径と基準径との比率を演算することができる。
【0034】次いで、すべり周波数演算手段は、予め設
定されているすべり周波数パターンが求めた値と、この
比率とから所定値となるすべり周波数を演算し、この演
算したすべり周波数を用いてインバータの周波数制御を
行う。
【0035】このように車輪径の相違を考慮して、各駆
動輪毎にその車輪径に見合った最適の周波数制御を行う
ことにより、踏面トルクの制御の精度を向上させること
ができ、また、各駆動輪の踏面トルクの上限値をそれぞ
れの期待粘着係数のレベルまで引上げることができる。
【0036】上記の各インバータのすべり周波数演算手
段については、それぞれの駆動モータの電流検出値に応
じて、演算したすべり周波数値と補正を行う構成とする
ことができる。これによれば、踏面トルクを所定値にす
るための制御について、より信頼性を向上させることが
できる。
【0037】さらに、各インバータのすべり周波数演算
手段について、それぞれの駆動軸の軸荷重検出値に応じ
て、すべり周波数値の演算を行う構成とすることもでき
る。これによれば、車両の載荷状況の如何にかかわら
ず、上記の踏面トルクについての制御を最適に行うこと
ができ、粘着係数の値を所望の値、例えば期待粘着係数
のレベルにまで引上げることができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図6に基い
て説明する。ただし、図7と同様の構成要素には同一符
号を付して重複した説明を省略する。
【0039】図3は、第1の実施例に係る電気車制御装
置の主回路つなぎ部分を示す概略構成図である。図3の
構成は、図7の場合と異なり、駆動モータIM1 〜IM
4 のそれぞれに対応してインバータINV1 〜INV4
が設けらており、これらの駆動モータを個別に制御でき
るようになっている。各駆動輪には、図7の場合と同様
に、速度センサPG1 〜PG4 (第1の速度センサ)が
取付けられており、これらの各検出信号はインバータI
NV1 〜INV4 に送られるようになっている。そし
て、この図の構成では、いずれかの従輪に速度センサP
A が設けられており、この検出信号も各インバータI
NV1〜INV4 に送られるようになっている。
【0040】図1は、図3におけるインバータINV1
〜INV4 のうち、インバータINV1 の構成を示した
ものである。インバータINV1 〜INV4 の構成もこ
れと同一のため、その図示を省略してある。この図に示
すように、インバータINV1 は、インバータ部10、
PWM制御回路11、変調率演算回路12、パルスモー
ド決定回路13、及びすべり周波数演算手段14を有し
ている。そして、第1軸の車輪に取付けられた速度セン
サPG1 ,PGA からの検出信号fr1,frAがすべり周
波数演算手段14に入力されている。また、フィルタコ
ンデンサ5と並列に電圧検出器15が接続されており、
その検出信号が変調率演算回路12及びパルスモード決
定回路13に入力されるようになっている。ここで、変
調率演算回路12は、フィルタコンデンサ5の電圧Vc
を監視しながら、周波数信号fINV1の値に応じた変調率
をPWM制御回路11に出力するための回路である。ま
た、パルスモード決定回路13は、コンデンサ電圧Vc
を切換えタイミングの調整に用い、fINV の値に応じて
パルスモードを決定するための回路である。そして、P
WM制御回路11は、これら変調率演算回路12及びパ
ルスモード決定回路13からの信号と、周波数信号f
INV1との入力に基いて、インバータ部10に対してPW
M制御指令信号を出力する。
【0041】図2は図1におけるすべり周波数演算手段
の構成を示すブロック図である。この図において、速度
センサPG1 ,PGA からの検出信号は回転数増幅器1
6,17に入力され、第1軸の駆動輪の回転数ω1 と従
輪の回転数ωA とが出力される。回転数比演算回路18
は、これらの車輪の回転数比K1 =(ω1 /ωA )を演
算し、その信号を車輪径演算回路19に出力する。
【0042】車輪径演算回路19は、回転数比K1 と、
従輪の車輪径WDA とから第1軸の駆動輪の車輪径WD
1 を演算する。軸トルクパターン回路20は、車輪径W
1 に対応する軸トルクT0(r1) と、仮想の基準車輪径
WD0 に対応する軸トルクT0(r0) の信号を出力する。
なお、このような車輪径と、これに対応する軸トルクと
の間の特性曲線は、予め実験等により明らかになってい
るものとする。
【0043】補正係数演算回路21は、軸トルクT
0(r0) ,T0(r1) と車輪径WD0 ,WD1 とから補正係
数K0 を K0 =(WD1 /WD0 )・(T0(r1) /T0(r0) ) の式を用いて演算する。
【0044】一方、fs パターン回路22は、ノッチ指
令と基準周波数指令とを入力しており、各ノッチ毎の基
準車輪径WD0 に対する基準すべり周波数fs0をパター
ン値補正回路23に出力する。パターン値補正回路23
は、この基準周波数fs0と補正係数K0 との乗算により
第1軸の駆動輪に対するすべり周波数fs1を出力する。
図1におけるPWM制御回路11は、このようにして演
算されたすべり周波数fs1と、速度センサPG1 からの
ロータ周波数fr1とを加算して得られる周波数fINV1
第1軸の駆動輪に対するインバータ出力周波数としてP
WM制御を行う。これにより、第1軸の駆動輪の踏面ト
ルクTp1を所定値に制御することができる。上記したの
は第1軸の駆動輪の制御を行うインバータINV1 につ
いての動作であるが、第2軸〜第4軸の駆動輪の制御を
行うインバータINV2 〜INV4 もこれと同様の動作
を行なう。
【0045】このように、第1軸〜第4軸の駆動輪を駆
動モータIM1 〜IM4 により個別に駆動するように
し、各駆動輪の車輪径の相違に応じて、インバータIN
1 〜INV4 のすべり周波数fs1〜fs4を調整するよ
うにしているので、各軸における踏面トルクTp1〜Tp4
を所定値(例えば互に同一の値)となるように制御する
ことができる。つまり、複数車両が連結された列車で
は、各車両間の踏面トルクすなわちけん引力に差が生じ
ないようにして連結器に押し合い引合いする力が生じな
いようにすることができる。したがって、車輪径の管理
なしで旅客列車等において重要な意義を有する快適性を
向上させることができ、従来技術で述べた第1の問題点
を解消することができる。
【0046】また、第2の問題点についても、図2にお
けるすべり周波数演算手段14の軸トルクパターン回路
20及びfs パターン回路22の各パターンを、期待粘
着係数を考慮したパターンに変更することにより同様に
解消することができる。事実、図7に示した従来装置で
は、第1軸〜第4軸の平均粘着係数μA の値は約18
(%)であったが、本実施例の装置によれば各軸の粘着
係数を期待粘着係数のレベルにまで上昇させることがで
き、結果として平均粘着係数μA の値を約23%に高め
ることができた。
【0047】図4は、図1乃至図3の構成を有する電気
車制御装置について力行を行なった場合に得られた特性
図である。この図に示すように、踏面トルクTp の値は
モード2の期間中フラットな状態すなわち一定値をとる
ようにしてある。また、車輪径の大小に応じて各パラメ
ータの値が異なる値をとるようになっている。ただし、
従来技術において述べたように、踏面トルクTp は二つ
の関数r及びT0(r)によって決まるものであるから、車
輪径の大小関係に対応する各パラメータの大小関係は必
ずしも図示した通りのものになるわけではない。
【0048】図5は第2の実施例の一部を示すブロック
図であり、第1の実施例の一部を示す第2図に対応する
ものである。すなわち、この図におけるインバータIN
1Aは、図1におけるインバータINV1 の構成にIM
パターン回路24を加えた構成となっている。そして、
駆動モータIM1 にモータ電流IM を検出するための電
流検出器25が設けられており、その検出値とIM パタ
ーン回路24との偏差がすべり周波数演算手段14に入
力されるようにになっている。すべり周波数演算手段1
4は、この偏差に基いて、図2に示した構成によって演
算されたすべり周波数をさらに補正する。
【0049】この図5の構成によれば、すべり周波数演
算手段14から出力されるすべり周波数fs1についての
信頼性をより高めることができる。つまり、図4の特性
図によれば、各駆動軸の車輪径の相違は、モータ電流I
Mのレベルの相違となって表われてくる。したがって、
このモータ電流IM の検出値から逆に、車輪径を推し量
ることができるので、この検出値を考慮した補正を行う
ことにより演算されたすべり周波数fs1の信頼性を高め
ることができる。
【0050】上記した第1及び第2の実施例により、各
駆動軸の車輪径の相違に起因して従来装置に生じていた
踏面トルクあるいは粘着係数のアンバランスの問題を解
消することができる。
【0051】ところで、第1及び第2の実施例において
は、各駆動軸の軸荷重についてはそれぞれが同一である
との前提に立ち、これら軸荷重の大きさあるいは分布状
態の相違等については何ら問題にされていない。しか
し、実際には、車両内での人員又は荷重の分布状態、加
減速走行時の軸荷重変動、勾配走行時の軸荷重位置の移
動等によって各駆動軸間の軸荷重に大きな相違が生じる
ことがある。
【0052】このように、各駆動軸間の軸荷重に大きな
相違が生じている場合、各車輪径の相違のみを考慮した
だけのすべり周波数の補正では、所望の粘着係数の値を
得ることは不可能である。
【0053】そこで、図6に示す第3実施例では、駆動
軸の車輪径の相違の他に、各駆動軸の軸荷重の相違につ
いても考慮を加えたすべり周波数の演算を行うことがで
きるように構成してある。
【0054】図6におけるインバータINV1Bは、図5
におけるインバータINV1Aの構成にμパターン回路2
6及び踏面トルク演算回路27を加えた構成となってい
る。そして、駆動軸には軸荷重検出器28が取付けられ
ており、踏面トルク演算回路27は、この軸荷重検出値
1 と、μパターン回路26からの粘着係数の値μ
1 (μ1 は期待粘着係数のレベルに近い値とするのが好
ましい。)とから、対応する踏面トルクの値Tp1を演算
し、これをすべり周波数演算手段14に出力する。
【0055】すべり周波数演算手段14は、このTp1
対応するすべり周波数の値fs10 を演算し、さらに、こ
のfs10 に基いて、第1軸の車輪径に対応する最適の周
波数値fs1の演算を行う。
【0056】このような第3実施例によれば、各駆動軸
間の車輪径が異なるばかりか軸荷重が異なる場合であっ
ても、常に粘着係数の値を所望の値に制御することがで
きる。なお、この図6の第3実施例の構成は、あくま
で、従来技術の課題における第2の問題点(全ての駆動
軸についての粘着係数のレベルが必ずしも充分に高い状
態になっていないこと。)を解消しようとするものであ
って、第1の問題点(車両間の連結器の押し合い引合い
をなくすために、踏面トルクの制御の精度を高めるこ
と)の解消については直接的な関連性を有するものでは
ない。
【0057】本発明の実施例及びその効果は概ね上述し
た通りであるが、本発明によれば、次のような副次的効
果が派生する。
【0058】 従来のIC4M制御あるいはIC8M
制御では、各駆動軸間の車輪径の大きさの違いを一定値
以下に押えるために車輪径管理を注意深く行う必要があ
ったが、本発明に係る装置を用いることにより、このよ
うな車輪径管理を行う必要がなくなる。
【0059】 従来のIC4M制御あるいはIC8M
制御では、各駆動軸間の車輪径の大きさの違いに起因す
る軸トルクのアンバランス量を小さくするために、駆動
電動機に用いている誘導電動機の定格すべりを大きく
(約3%)とる必要があったが、各駆動軸を個別に制御
する構成としたので、定格すべりを小さく(約1.5
%)することができる。したがって、誘導電動機の高効
率化、小形化、軽量化を図ることができる。
【0060】 各駆動軸を個別に制御する構成とした
ので、万一、何らかの原因により、いずれかの駆動軸に
空転が発生したとしても、その駆動軸のみに対して、空
転度合いに合わせてインバータ周波数の制御を行なえる
ので、車両全体のけん引力の変動を最少限にすることが
でき、急変を防止できる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各駆動
軸の駆動モータを個別にインバータ制御するようにし、
各車輪径の大きさに応じて各駆動軸に対するすべり周波
数の値を調整する構成としたので、車両全体のけん引力
の制御についての精度を向上させることができ、また、
各駆動軸の踏面トルクの上限値をそれぞれの期待粘着係
数に対応するレベルまで引上げて車両全体のけん引力を
増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部を示すブロック図。
【図2】図1におけるすべり周波数演算手段の構成を示
すブロック図。
【図3】上記第1実施例に係る装置の主回路構成部を示
す概略構成図。
【図4】上記第1実施例の特性例を示す特性図。
【図5】本発明の第2実施例の要部を示すブロック図。
【図6】本発明の第3実施例の要部を示すブロック図。
【図7】従来例に係る装置の概略構成図。
【図8】上記従来例の特性例を示す特性図。
【図9】上記従来例の特性例を示す特性図。
【符号の説明】
INV1 〜INV4 インバータ IM1 〜IM4 駆動モータ PG1 〜PG4 第1の速度センサ PGA 第2の速度センサ fs すべり周波数 fINV インバータ出力周波数 14 すべり周波数制御手段 25 電流検出器 28 軸荷重検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータのすべり周波数制御により複数
    の駆動モータの運転を行う電気車制御装置において、 各駆動モータ毎に前記インバータを1台ずつ配設し、 各駆動輪毎に第1の速度センサを設けると共に、いずれ
    かの従輪に第2の速度センサを設け、 各インバータは、 これら両速度センサからの検出信号に基いてその駆動輪
    の車輪径を演算すると共に、この演算した車輪径と予め
    設定してある基準径との比率を演算し、且つ、予め設定
    してあるすべり周波数パターンに基き求めた値をこの比
    率に応じて補正するすべり周波数演算手段を、 備えたことを特徴とする電気車制御装置。
  2. 【請求項2】各すべり周波数演算手段は、駆動モータの
    電流検出値に応じてその演算値の補正を行うものである
    請求項1記載の電気車制御装置。
  3. 【請求項3】各すべり周波数演算手段は、所望の粘着係
    数が得られるように、駆動軸の軸荷重検出値に応じてす
    べり周波数の演算を行うものである請求項1又は2記載
    の電気車制御装置。
JP3245872A 1990-11-19 1991-09-25 電気車制御装置 Pending JPH0591602A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3245872A JPH0591602A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 電気車制御装置
KR1019910020558A KR940008276B1 (ko) 1990-11-19 1991-11-19 전동기 구동차량의 제어장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3245872A JPH0591602A (ja) 1991-09-25 1991-09-25 電気車制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0591602A true JPH0591602A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17140065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3245872A Pending JPH0591602A (ja) 1990-11-19 1991-09-25 電気車制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0591602A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233407A (ja) * 1993-02-02 1994-08-19 Mitsubishi Electric Corp 電気車制御装置
JP2006340437A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Ltd 誘導電動機の制御装置、これを用いた車両及び車両システム
JP2010239806A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsubishi Electric Corp 電気車制御装置および抑速ブレーキ制御方法
JP2011019305A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toshiba Corp 鉄道車両電動機駆動用インバータ装置
CN115694311A (zh) * 2022-09-07 2023-02-03 四川华能泸定水电有限公司 一种振冲器自动限流降频装置和方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233407A (ja) * 1993-02-02 1994-08-19 Mitsubishi Electric Corp 電気車制御装置
JP2006340437A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Hitachi Ltd 誘導電動機の制御装置、これを用いた車両及び車両システム
JP2010239806A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Mitsubishi Electric Corp 電気車制御装置および抑速ブレーキ制御方法
JP2011019305A (ja) * 2009-07-07 2011-01-27 Toshiba Corp 鉄道車両電動機駆動用インバータ装置
CN115694311A (zh) * 2022-09-07 2023-02-03 四川华能泸定水电有限公司 一种振冲器自动限流降频装置和方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3915258B2 (ja) ハイブリッド車両用電池の制御装置
KR950015169B1 (ko) 유도전동기식 전기차의 제어장치
US6148269A (en) Wheel diameter calibration system for vehicle slip/slide control
AU676807B2 (en) Control apparatus for electric vehicles
US6208097B1 (en) Traction vehicle adhesion control system without ground speed measurement
US6152546A (en) Traction vehicle/wheel slip and slide control
US6163121A (en) Torque maximization and vibration control for AC locomotives
JP2004175313A (ja) 車両制御装置
US4463289A (en) Wheel slip control using differential signal
US6028402A (en) Automatic rail characterization for adhesion system evaluation for AC locomotives
US12128769B2 (en) Electric vehicle control method and electric vehicle control device
JP4348783B2 (ja) 車両用モータ制御装置
JPH0591602A (ja) 電気車制御装置
JPS631306A (ja) チヨツパ制御方式
JPH07250403A (ja) 電気車の制御装置
JPH05115108A (ja) 電気自動車
JPH10108304A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP3706675B2 (ja) 電動車両におけるモータ駆動制御装置
JP2003274508A (ja) 車 両
JP4406476B2 (ja) 電気車制御装置
JP3488894B2 (ja) 電動車両の電気モータ制御装置
JPH05103402A (ja) 電気車制御装置
JP3779854B2 (ja) 車両用駆動システムの制御装置
JP3591118B2 (ja) 電気自動車の駆動制御装置
JPH0753001B2 (ja) 電気車制御装置