JPH0591763U - 電子囲碁セット - Google Patents
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- JPH0591763U JPH0591763U JP4304492U JP4304492U JPH0591763U JP H0591763 U JPH0591763 U JP H0591763U JP 4304492 U JP4304492 U JP 4304492U JP 4304492 U JP4304492 U JP 4304492U JP H0591763 U JPH0591763 U JP H0591763U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、囲碁の着手に伴って、碁石の位置
と手番数と経過時間を自動的に検出し、記録し、表示
し、一旦着手石の待ったをしても、当該着手データを自
動的に解消し、また局後に全着手データを再生できる電
子囲碁セットに関する。 【構成】 硬質で透磁性の碁盤面上の縦軸線、横軸線に
対応して、碁盤面の裏側に縦軸線路と横軸線路を配置
し、信号パルスを前記2線路の全組み合わせ線路に順次
切替えて繰返し供給し、前記2線路の全交点に磁性材を
用いたスイッチ10を設け、磁性材の碁石を着手すると
該当位置のスイッチが閉じる。信号パルスが通過したス
イッチ10の位置から盤面上の全着手位置を検出し、1
手前までの全着手位置との比較から最新着手位置と手番
数と経過時間を判定して記憶部38に記録し、表示部1
8に表示する。以上の構成よりなる電子囲碁セット。
と手番数と経過時間を自動的に検出し、記録し、表示
し、一旦着手石の待ったをしても、当該着手データを自
動的に解消し、また局後に全着手データを再生できる電
子囲碁セットに関する。 【構成】 硬質で透磁性の碁盤面上の縦軸線、横軸線に
対応して、碁盤面の裏側に縦軸線路と横軸線路を配置
し、信号パルスを前記2線路の全組み合わせ線路に順次
切替えて繰返し供給し、前記2線路の全交点に磁性材を
用いたスイッチ10を設け、磁性材の碁石を着手すると
該当位置のスイッチが閉じる。信号パルスが通過したス
イッチ10の位置から盤面上の全着手位置を検出し、1
手前までの全着手位置との比較から最新着手位置と手番
数と経過時間を判定して記憶部38に記録し、表示部1
8に表示する。以上の構成よりなる電子囲碁セット。
Description
【0001】
この考案は、囲碁の対局で着手位置、手番数、消費時間を検出し、記録し、表 示する電子囲碁セットに関する。
【0002】
囲碁の対局で着手位置、手番数、経過時間や消費時間を検出し、記録し、表示 する囲碁セットを用いると、対局に格式と緊迫感が伴い、また局後の検討にも便 利であり、囲碁の上達にも効果があると言われている。 従来、着手位置を検出して、記録し、表示するものとして、以下の発明または 考案がある。
【0003】 盤面の交点の裏側に碁石の重みで作動するセンサを設けて、着手によって発生 するセンサ信号で位置を検出し、印字記録する力法の発明(名称:碁盤、特開昭 55−120884号公報参照)。
【0004】 盤面の交点の裏側に弾性ゴムによる加圧スイッチを設け、着手時に碁石で加圧 して交点を導通にし、位置を検出する装置の発明(名称:対局の記録再現学習装 置、特開昭56−1178号公報参照)および考案(実開昭51−47381号 公報参照)。
【0005】 着手手番の白黒を判別するため、碁石の色に応じた周波数の共振回路を碁石に 内蔵させ、着手時に発生する共振電界を盤面裏側に設けたセンサ回路で位置と色 を検出する方式の発明(名称:白黒検出方式、特開昭58−54976号公報参 照)。
【0006】 碁石に磁性をもたせ、着手した際、碁盤の裏側に磁気センサを設けて位置を検 出する装置の発明(特開平1−119272号公報参照)。
【0007】 碁石に磁性をもたせ、着手した際、碁盤の各交点の裏側に磁気検出コイルを設 けて着手位置を検出する装置の考案(名称:碁盤、実開昭52−50883公報 参照)。
【0008】
従来の技術である前記は、盤面に碁石の重みを検知するための軟質で微妙な 構造を必要とし、またの発明および考案は、着手時に軟性の盤面を加圧する動 作を必要とする。この結果、通常の硬質の碁盤におけるごとき自然の動作や感覚 で着手できず、対局の雰囲気や緊迫感を損ないかねない。の発明は、碁石とセ ンサ回路群をもつ碁盤が複雑化し高価になる。の発明は、磁気センサの具体的 構造と動作が示されていないので、実用上の効果を的確に評価し難い。の考案 は、検出信号レベルが微弱のうえ碁石の着手時の速度に影響され、装置の構造も 複雑化し高価になる。
【0009】 以上のごとく着手位置を自動的に検出する従来の囲碁セットでは、検出の構造 が複雑化したり、または碁盤の材質や構造が、通常の囲碁盤におけるごとき雰囲 気を醸し出しにくいものであったりで、初級者から上級者にいたる囲碁ファンに 広く愛用されるには改良が待たれていた。
【0010】 このような事情に鑑み、本考案は、通常の碁盤と同様の硬質で緊迫感のある 感覚で着手でき、碁石の着手位置信号の検出は磁性体を用いた簡単な構造のス イッチ回路で行い、待ったなしの正規の着手の他、素人碁に見られる着手のや り直しがあっても、何の操作も要すること無く手番数や経過時間を正常にカウン トして記録、表示する電子囲碁セットの開発を目的とするものである。
【0011】
上記の目的を達成するため、碁盤の面上に置かれた碁石の着手位置と手番数と 手番の経過時間を検出して記録し、表示する電子囲碁セットにおいて、 (イ)碁盤面は透磁性をもつ硬質の板材36で形成する。 (ロ)碁石33は磁性材を用いて形成する。 (ハ)碁盤面の縦軸25と横軸26に対応する前記板材の裏面の位置に縦軸線路 27と横軸線路28からなるマトリクス回路を設ける。 (ニ)前記マトリクス回路の全交点位置に前記碁石33の着手で閉じるスイッチ 10を磁性材と導体で構成し、ダイオード11と直列に設ける。
【0012】 (ホ)信号パルス列を受けて前記縦軸線路27に順次切替え供給するゲート回路 3と前記横軸線路28からの出力を順次切替えて受けるゲート回路7を設け 、前記縦軸線路と前記横軸線路を通過できる全組合わせを繰り返し形成する 。 (ヘ)前記碁石33の着手で、前記スイッチ10が閉じて得られる前記2つのゲ ート回路(3、7)の出力信号パルスとゲートパルスから、碁盤上の全着手 位置を検出し、記録済みの1手前までの着手位置との差異から最新着手位置 と手番数を判定し、該手番数の経過時間とともに記憶部14に記録し、表示 部18に表示する。 (ト)一旦着手した後、該着手を取りやめると、記録済みの先の着手位置と手番 数の経過時間データが検出され、自動的に解消されるごとく構成された請求 項1の電子囲碁セットである。
【0013】
本考案の電子囲碁セッは以上のごとき構成であるから、対局に用いるときは、 (イ)電源スイッチを入れ、対局開始時に着手位置と手番数と経過時間の記憶部 14の全データをゼロに解消し、かつ経過時間のタイムカウンタ17による カウントを開始させ、次の着手までの移り行く経過時間を表示部18に表示 する。 (ロ)盤面上の縦軸と横軸に対応して盤面裏側に縦軸線酪27と横軸線路28を 設け、その全交点位置に磁性材と導体からなるスイッチ10を設ける。 磁性材をもつ碁石33が着手されると、その位置の裏側に設けたスイッチ1 0が吸引されて閉じて、信号パルスが通過した縦軸線路27と横軸線路28 の組合わせから着手位置が検出される。かようにして、盤面上の全位置の着 手の有無が順次検出され、比較部13へ送られる。
【0014】 (ハ)一方、記憶部14には盤面上の全交点について、1手前までの着手、未着 手データが記録されており、これらの各位置データが盤面上と同じ位置ごと に比較部13で逐次同期して比較され、盤面上の最新着手位置データが残差 として検出される。これを最新着手位置と判定し、前の手番数に1を加えた 最新手番数とその経過時間データとともに記憶部14に記録し、同時に表示 部18に表示して対局者に知らせる。
【0015】 (ニ)この際、置碁でない互い戦の手番数は、先番黒が奇数、白番が偶数である ので、比較部13で得られた手番数から黒番か白番かを判定し、必要に応じ て着手ごとに表示する。一方置碁の場合は、比較部13で得られた手番数が 置き石数を加えて検出されるので、予め記憶部14に入力端21から置き石 数を入力しておき、白から始まる手番数は比較部13で得られた手番数から 置き石数を減じた値を着手データとして記憶部14に記録し、表示部18に 表示する。
【0016】 (ホ)ここで相手の石を挙げると、挙げ石を取り除いた盤面上の着手位置と記憶 部14上の着手位置との比較が比較部13で行われ、記憶部14上に残って いる挙げ石が残差として検出される。これは盤面上と異なるので、記憶部1 4から消去する。なお、挙げ石数は記憶部14にあった残差数を比較部13 内のカウンタでカウントし、挙げ石を取るごとに白、黒それぞれについて加 算して記憶部14に記録し、表示部18に表示する。
【0017】 (ヘ)対局中に、一旦着手した碁石を取りあげて待ったをすると、記憶部14に 記録したばかりの最新着手データが盤面上との残差として比較部13から検 出されるので、これを記憶部14から解消して、改めた着手の待ち状態とな る。同時に、経過時間のカウントを改めた着手が行われるまで続行しつつ、 経過時間を逐次表示部18に表示する。
【0018】 (ト)終局後に、着手位置データを記憶部14から表示部18に逐次表示しつつ 、着手位置の適否を検討して位置を置き直すと、その結果が改めて記憶部 14に自動的に記録保存される。
【0019】
本考案の1実施例について、図面を参照して説明する。 図1において、基準クロックパルス発生部1の出力を受けて、パルス発生部2は 縦軸線路のゲート回路3に図2(A)に示す信号パルスを供給する。この場合、 基準クロックパルスを受けてゲートパルス発生部4は、図2(B)に示すごとく X1からX19に至る各縦軸線路に接続されたゲート回路3に出力線5を介して ゲートパルスを順次に供給し、前記信号パルスが各縦軸線路を順次通過できる状 態にする。
【0020】 また同時に、ゲートパルス発生部6は、Y1からY19に至る各横軸線路に接 続されたゲート回路7に出力線8を介して図2(C)に示すごとくゲートパルス を順次に供給し、各横軸線路からの信号パルスを順番に出力可能状態にし、この 動作を繰返す。この場合、各横軸線路のゲートパルスの時間内に図2(B)に示 すごとくX1からX19に至る縦軸線路のゲートパルスを順次に供給する。この 結果、全横軸線路の切替えを1順すると、盤面上の全交点位置に対応する縦軸線 路と横軸線路の全組合わせを1回形成し、この動作を繰返す。
【0021】 ここで、図4に示す磁性材34をもつ碁石33がある交点位置に着手されると 、図3に示すごとく盤面裏側9(図1参照)に張られた縦軸線路27と横軸線路 28の交点位置に設けたスイッチ10(図1参照)の磁性材35(図4参照)が 底板37から上に吸引され、導体32が図3の電極29と電極30を導通にする 。ここを信号パルスが通過し、図1のゲート回路7を経て位置検出部12に入る 。ここで各交点に設けたダイオード11は、導通状態の他のスイッチを介して互 いにバイパスを形成させない働きをする。またスイッチ10は、碁石の着手によ って目的を達成するものであれば磁性材と導体の材質、形状にこだわらない。
【0022】 図2(D)に例示するごとくY1からY19に至る各横軸線路ごとに、X1か らX19に至る縦軸線路を碁石の着手によって信号パルスが通過して位置検出部 12に入力する。位置検出部12では、ゲートパルス発生部4から供給された各 縦軸線路のゲートパルスとゲートパルス発生部6から供給された各横軸線路のゲ ートパルスの同時入力パルス番号から盤面上の位置を順次に判別し、そのタイミ ングにおける信号パルスの有無から着手の有無を検出し、比較部13へ送る。 なお、ゲートパルス発生部4とゲートパルス発生部6を互いに置き換えても着 手位置検出機能は変わらない。
【0023】 対局の開始時に、記憶部14に記録済である盤面上の碁石の有無と着手の経過 時間の全データを入力端19からの指令により解消し、また入力端20からの指 令によりタイムカウンタ17のカウントを開始させ、経過時間を表示部18に逐 次表示する。表示部18は、液晶などの電子デバイスを用いて構成する。
【0024】 1手目が着手されると、盤面上の全位置データ順次にが比較部13に送られ、 一方記憶部14からも同期して同じ交点位置の碁石の有無のデータが比較部13 に送られる。全交点位置におけるデータの比較で、差異として盤面上の着手位置 データが判別されると、これが最新手番数のものに該当するので、位置と手番数 のデータをレジスタ15に一時格納する。同時にタイムカウンタ17に1手目の 経過時間を指令信号線16を経た指令信号で読み取らせたうえ、前記レジスタ1 5に格納ずみのデータと一体にして記憶部14の該当位置に記録し、表示部18 に累積消費時間を表示する。2手目以下も同様にして比較部13で最新着手位置 を検出したデータを記録し、表示する。
【0025】 一旦着手すると直ちに盤面上の全データが記憶部14に記録されるが、ここで 待ったをして碁石を取りはずすと、スイッチ10が開いて盤面上の最新手番数の 着手状態が1手無くなる。この結果、比較部13は記憶部14と盤面上の着手位 置データの差異として記憶部14から1個余分のデータを判別し、この手番数が 最新手番数に該当すれば、指令信号線16を介して記憶部14の該当データを解 消し、再度改めた着手データの入力待ち状態にする。タイムカウンタ17は、改 めた着手があるまでカウントを続行しつつ、表示部18に経過時間を逐次表示す る。
【0026】 終局後に局面を盤面上で再現しつつ検討する場合は、記憶部14のデータを着 手順に表示部18に再生しながら布石を行うと、自動的に着手位置結果が記録さ れる。 また必要に応じて、対局の日時、対局者名、段位、先番者、置き碁の場合の置 き石数などのデータを入力端21から記録する。
【0027】
本考案の電子囲碁セットは、 通常の碁盤のように硬質の盤面を形成するので、囲碁の雰囲気を損なうことな く自然の動作感覚で布石を行え、 着手位置検出用のスイッチは構造が簡単で確実に動作し、着手データ検出、記 録のための処理が簡単であり、製作コストを低減でき、 アマチュア碁に見られる着手の待ったが行われても、別段の操作を要すること なく先の着手データが解消され、ありのままの動作で自然に対局を進行でき、 局後の検討も行い易いので囲碁の上達に有効である。 等の効果が見込まれ、囲碁を楽しみながら効率的に実力の上達を図ることができ る。
【0028】
【提出日】平成4年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【書類名】 明細書
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、囲碁の対局で着手位置、手番数 、消費時間を検出し、記録し、表示する電子囲碁セットに関する。
【0002】
【従来の技術】 囲碁の対局で着手位置、手番数、経過時間や消費時 間を検出し、記録し、表示する囲碁セットを用いると、対局に格式と緊迫感が伴 い、また局後の検討にも便利であり、囲碁の上達にも効果があると言われている 。従来、着手位置を検出して、記録し、表示するものとして、以下の発明または 考案がある。
【0003】 盤面の交点の裏側に碁石の重みで作動するセンサを設けて、着手によって発生 するセンサ信号で位置を検出し、印字記録する方法の発明(名称:碁盤、特開昭 55−120884号公報参照)。
【0004】 盤面の交点の裏側に弾性ゴムによる加圧スイッチを設け、着手時に碁石で加圧 して交点を導通にし、位置を検出する装置の発明(名称:対局の記録再現学習装 置、特開昭56−1178号公報参照)および考案(実開昭51−47381号 公報参照)。
【0005】 着手手番の白黒を判別するため、碁石の色に応じた周波数の共振回路を碁石に 内蔵させ、着手時に発生する共振電界を盤面裏側に設けたセンサ回路で位置と色 を検出する方式の発明(名称:白黒検出方式、特開昭58−54976号公報参 照)。
【0006】 碁石に磁性をもたせ、着手した際、碁盤の裏側に磁気センサを設けて位置を検 出する装置の発明(特開平1−119272号公報参照)。
【0007】 碁石に磁性をもたせ、着手した際、碁盤の各交点の裏側に磁気検出コイルを設 けて着手位置を検出する装置の考案(名称:碁盤、実開昭52−50883公報 参照)。
【0008】
従来の技術である前記は、盤面に碁石の重みを検知するための軟質で微妙な 構造を必要とし、またの発明および考案は、着手時に軟性の盤面を加圧する動 作を必要とする。この結果、通常の硬質の碁盤におけるごとき自然の動作や感覚 で着手できず、対局の雰囲気や緊迫感を損ないかねない。の発明は、碁石とセ ンサ回路群をもつ碁盤が複雑化し高価になる。の発明は、磁気センサの具体的 構造と動作が示されていないので、実用上の効果を的確に評価し難い。の考案 は、検出信号レベルが微弱のうえ碁石の着手時の速度に影響され、装置の構造も 複雑化し高価になる。
【0009】 以上のごとく着手位置を自動的に検出する従来の囲碁セットでは、検出の構造 が複雑化したり、または碁盤の材質や構造が、通常の囲碁盤におけるごとき雰囲 気を醸し出しにくいものであったりで、初級者から上級者にいたる囲碁ファンに 広く愛用されるには改良が待たれていた。
【0010】 このような事情に鑑み、木考案は、通常の碁盤と同様に硬質で緊迫感のある 感覚で着手でき、碁石の着手位置信号の検出は磁性体を用いた簡単な構造のス イッチ回路で行い、待ったなしの正規の着手の他、素人碁に見られる着手のや り直しがあっても、何の操作も要すること無く手番数や経過時間を正常にカウン トして記録、表示する電子囲碁セットの開発を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するため、碁盤の 面上に置かれた碁石の着手位置と手番数と手番の経過時間を検出して記録し、表 示する電子囲碁セットにおいて、 (イ)碁盤面は透磁性をもつ硬質の板材36で形成する。 (ロ)碁石33は磁性材を用いて形成する。 (ハ)碁盤面の縦軸25と横軸26に対応する前記板材の裏面の位置に縦軸線 路27と横軸線路28からなるマトリクス回路を設ける。 (ニ)前記マトリクス回路の全交点位置に前記碁石33の着手で閉じるスイッ チ10を磁性材と導体で構成し、ダイオード11と直列に設ける。
【0012】 (ホ)信号パルス列を受けて前記縦軸線路27に順次切替え供給するゲート回 路3と前記横軸線路28からの出力を順次切替えて受けるゲート回路7を 設け、前記縦軸線路と前記横軸線路を通過できる全組合わせを繰り返し形 成する。 (ヘ)前記碁石33の着手で、前記スイッチ10が閉じて得られる前記2つの ゲート回路(3、7)の出力信号パルスとゲートパルスから、碁盤上の全 着手位置を検出し、記憶部14に記録済みの1手前までの盤面上の全碁石 位置との差異から最新着手位置と手番数を判定し、該手番数の経過時間と ともに記憶部38に記録し、表示部18に表示する。 (ト)一旦着手した後、該着手を取りやめると、記録済みの該着手の位置と手 番数の経過時間データが検出され、自動的に解消されるごとく構成された 請求項1の電子囲碁セットである。
【0013】
【作用】 本考案の電子囲碁セットは以上のごとき構成であるから、 対局に用いるときは、 (イ)電源スイッチを入れ、対局開始時に記憶部(14、38)の全データを ゼロに解消し、かつ経過時間のタイムカウンタ17によるカウントを開始 させ、次の着手までの移り行く経過時間を表示部18に表示する。 (ロ)盤面上の縦軸と横軸に対応して盤面裏側に縦軸線路27と横軸線路28 を設け、その全交点位置に磁性材と導体からなるスイッチ10を設ける。 磁性材をもつ碁石33が盤面上の交点に着手されると、その位置の裏側に 設けたスイッチ10が吸引されて閉じて、信号パルスが通過した縦軸線路 27と横軸線路28の組合わせが位置検出部12で検出される。 かようにして、盤面上の全交点位置の着手の有無のデータが順次検出され 、比較部13へ送られる。
【0014】 (ハ)一方、記憶部14には盤面上の全交点について、1手前までの碁石の有 無のデータが記録されており、これらの各位置の記録データが盤面上と同 じ位置ごとに比較部13で逐次同期して比較すると、最新着手位置データ が盤面上の残差として検出される。これを最新着手と判定し、最新手番数 は前の手番数に1を加えて得られ、着手位置、該手番数とその経過時間デ ータとともに記憶部38に記録し、同時に表示部18に表示して対局者に 知らせる。
【0015】 (ニ)この際、置碁でない互い戦の手番数は、先番黒が奇数、白番が偶数であ るので、比較部13で得られた手番数から黒番か白番かを判定し、必要に 応じて着手ごとに表示する。一方置碁の場合は、予め記憶部38に入力端 21から置き石数を入力しておき、白から始まる手番数は比較部13で得 られた名目上の手番数から置き石数を減じた値を実際の手番数として記憶 部38に記録し、表示部18に表示する。
【0016】 (ホ)ここで相手の石を挙げると、挙げ石を取り除いた盤面上の着手位置と記 憶部14上の着手位置との比較が比較部13で行われ、記憶部14上に残 っている挙げ石が残差として検出される。これは盤面上から取り除かれた 碁石であるので、記憶部14から消去する。なお、挙げ石数は記憶部14 にあった残差数を比較部13内のカウンタでカウントし、挙げ石を取るご とに白、黒それぞれについて加算して記憶部38に記録し、表示部18に 表示することもできる。
【0017】 (ヘ)対局中に、一旦着手した碁石を取りあげて待ったをすると、記憶部14 に記録したばかりの最新着手位置データが記憶部14上の残差として比較 部13から検出されるので、これを記憶部(14、38)から解消して、 改めた着手の待ち状態となる。同時に、該着手の経過時間のカウントを改 めた着手が行われるまで続行しつつ、経過時間を逐次表示部18に表示す る。
【0018】 (ト)終局後に、着手位置データを記憶部38から表示部18に逐次表示しつ つ、着手位置の適否を検討して位置を置き直すと、その結果が改めて記憶 部38に自動的に記録保存される。
【0019】
【実施例】 本考案の1実施例について、図面を参照して説明する。 図1において、基準クロックパルス発生部1の出力を受けて、パルス発生部2 は縦軸線路27のゲート回路3に図2(A)に示す信号パルスを供給する。この 場合、基準クロックパルスを受けてゲートパルス発生部4は、図2(B)に示す ごとくX1からX19に至る各縦軸線路に接続されたゲート回路3に出力線5を 介してゲートパルスを順次に供給し、前記信号パルスが各縦軸線路を順次通過で きる状態にする。
【0020】 また同時に、ゲートパルス発生部6は、Y1からY19に至る各横軸線路に接 続されたゲート回路7に出力線8を介して図2(C)に示すごとくゲートパルス を順次に供給し、各横軸線路からの信号パルスを順番に出力可能状態にし、この 動作を繰返す。この場合、各横軸線路のゲートパルスの時間内に図2(B)に示 すごとくX1からX19に至る縦軸線路のゲートパルスを順次に供給する。この 結果、全横軸線路の切替えを1順すると、盤面上の全交点位置に対応する縦軸線 路27と横軸線路28の全組合わせを1回形成し、この動作を繰返す。
【0021】 ここで、図4に示す磁性材34をもつ碁石33がある交点位置に着手されると 、図3に示すごとく盤面裏側9(図1参照)に張られた縦軸線路27と横軸線路 28の交点位置に設けたスイッチ10(図1参照)の磁性材35(図4参照)が 底板37から上に吸引され、導体32が図3の電極29と電極30を導通にする 。ここを信号パルスが通過し、図1のゲート回路7を経て位置検出部12に入る 。この際、各交点に設けたダイオード11は、導通状態の他のスイッチを介して 互いにバイパスを形成させない働きをする。またスイッチ10は、碁石の着手に よって目的を達成するものであれば磁性材と導体の材質、形状にこだわらない。
【0022】 図2(D)に例示するごとくY1からY19に至る各横軸線路ごとに、X1か らX19に至る各縦軸線路を碁石の着手によって信号パルスが通過して位置検出 部12に入力する。位置検出部12では、ゲートパルス発生部4から供給された 各縦軸線路のゲートパルスとゲートパルス発生部6から供給された各横軸線路の ゲートパルスの同時入力パルス番号から盤面上の交点位置を順次に判別し、その タイミングにおける信号パルスの有無から碁石の有無を検出し、比較部13へ送 る。 なお、ゲートパルス発生部4とゲートパルス発生部6を互いに置き換えても碁 石位置検出機能は変わらない。
【0023】 対局の開始時に、記憶部(14、38)に記録済データを入力端19からの指 令により解消し、また入力端20からの指令によりタイムカウンタ17のカウン トを開始させ、各手番の経過時間と累積消費時間を表示部18に逐次表示する。 表示部18は、液晶などの電子デバイスを用いて構成する。
【0024】 1手目が着手されると、盤面上の全交点位置での碁石の有無が順次に位置検出 部12で検出されて 比較部13に送られ、一方記憶部14からも同期して同じ交 点位置の碁石の有無のデータが比較部13に送られる。但し、1手目では記憶部 14には碁石の数は零か置石数に等しい。比較部13による全交点位置での デー タの比較で、盤面上から検出された残差だけが最新手番数のものに該当するので 、その着手位置と手番数のデータをレジスタ15に一時格納するとともに記憶部 14に記録する。 同時に比較部13から最新手番数を検出した旨の指令信号が指 令信号線16を経てタイムカウンタ17に入力し、1手目の逐次経過時間が累積 消費時間データとなり、 前記レジスタ15に格納ずみのデータと一体にして記憶 部38に記録し、表示部18に累積消費時間を表示する。2手目以下も同様にし て比較部13で最新着手位置を検出したデータを記録し、表示する。
【0025】 一旦着手すると、直ちに盤面上の全データが記憶部(14、38)に記録され るが、ここで待ったをして着手したばかりの碁石を取りはずすと、スイッチ10 が開いて盤面上の最新手番数の着手状態が1手無くなる。この結果、比較部13 は記憶部14から1個余分の着手データを検出し、この手番数が最新手番数に等 しければ、指令信号線39を介して記憶部(14、38) の該当データを解消し 、再度改めた着手データの入力待ち状態にする。同時に指令信号線16を介して タイムカウンタ17は、改めた着手があるまでカウントを続行しつつ、表示部1 8に経過時間を逐次表示する。
【0026】 又、着手によって盤面上の碁石が揚げられた場合、記憶部14上から手番数と 一体の揚げ石位置データが残差として比較部13で検出されるので、記憶部14 に記録済みの該当データを不要なものとして消去する。
【0027】 終局後に局面を盤面上で再現しつつ検討する場合は、記憶部38のデータを着 手順に表示部18に再生しながら布石を行うと、自動的に着手位置結果が記録さ れる。 また必要に応じて、対局の日時、対局者名、段位、先番者、置き碁の場合の置 き石数などのデータを入力端21から記録する。
【0028】
本考案の電子囲碁セットは、 通常の碁盤のように硬質の盤面を形成するので、囲碁の雰囲気を損なうことな く自然の動作感覚で布石を行え、 着手位置検出用のスイッチは構造が簡単で確実に動作し、着手データ検出、記 録のための処理が簡単であり、製作コストを低減でき、 アマチュア碁に見られる着手の待ったが行われても、別段の操作を要すること なく先の着手データが解消され、ありのままの動作で自然に対局を進行でき、 局後の検討も行い易いので囲碁の上達に有効である。 等の効果が見込まれ、囲碁を楽しみながら効率的に実力の上達を図ることができ る。
【図1】本考案の機能系統図
【図2】信号パルスとゲートパルスの時間関係を示す図
【図3】碁盤の面上の縦軸、横軸に対応する裏側の回路
図
図
【図4】碁石と盤面裏側に設けたスイッチの構造を示す
図
図
【符号の説明】 1 基準クロックパルス発生部 19 入力端(記録データ解消指令) 2 パルス発生部 20 入力端(タイムカウント開始 3 縦軸線路のゲート回路 指令) 4 ゲートパルス発生部 21 入力端(対局者データ等) 5 出力線 25 盤面の縦軸 6 ゲートパルス発生部 26 盤面の横軸 7 横軸線路のゲート回路 27 盤面裏側の縦軸線路 8 出力線 28 盤面裏側の横軸線路 9 盤面裏側 29 電極(縦軸線路側) 10 スイッチ 30 電極(横軸線路側) 11 ダイオード 31 碁石 12 位置検出部 32 導体 13 比較部 33 碁石 14 記憶部 34 碁石の磁性材 15 レジスタ 35 スイッチの磁性材 16 指令信号線 36 碁盤面の硬質板 17 タイムカウンタ 37 底板 18 表示部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 電子囲碁セット
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】木考案の機能系統図
【図2】信号パルスとゲートパルスの時間関係を示す図
【図3】碁盤の面上の縦軸、横軸に対応する裏側の回路
図
図
【図4】碁石と盤面裏側に設けたスイッチの構造を示す
図
図
【符号の説明】 1 基準クロックパルス発生部 20 入力端(タイ
ムカウント指令) 2 パルス発生部 21 入力端(対局
者データ等) 3 縦軸線路のゲート回路 25 盤面の縦軸 4 ゲートパルス発生部 26 盤面の横軸 5 出力線 27 盤面裏側の縦
軸線路 6 ゲートパルス発生部 28 盤面裏側の横
軸線路 7 横軸線路のゲート回路 29 電極(縦軸線
路側) 8 出力線 30 電極(横軸線
路側) 9 盤面裏側 31 碁石 10 スイッチ 32 導体 11 ダイオード 33 碁石 12 位置検出部 34 磁性材 13 比較部 35 磁性材 14 記憶部 36 碁盤面の硬
質板 15 レジスタ 37 底板 16 指令信号線 38 記憶部 17 タイムカウンタ 39 指令信号線 18 表示部 19 入力端(記録データ解消指令)
ムカウント指令) 2 パルス発生部 21 入力端(対局
者データ等) 3 縦軸線路のゲート回路 25 盤面の縦軸 4 ゲートパルス発生部 26 盤面の横軸 5 出力線 27 盤面裏側の縦
軸線路 6 ゲートパルス発生部 28 盤面裏側の横
軸線路 7 横軸線路のゲート回路 29 電極(縦軸線
路側) 8 出力線 30 電極(横軸線
路側) 9 盤面裏側 31 碁石 10 スイッチ 32 導体 11 ダイオード 33 碁石 12 位置検出部 34 磁性材 13 比較部 35 磁性材 14 記憶部 36 碁盤面の硬
質板 15 レジスタ 37 底板 16 指令信号線 38 記憶部 17 タイムカウンタ 39 指令信号線 18 表示部 19 入力端(記録データ解消指令)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (2)
- 【請求項1】碁盤の面上に置かれた碁石の着手位置と手
番数と手番の経過時間を検出し、記憶し、表示する電子
囲碁セットにおいて、 (イ)碁盤面は透磁性の板材(36)で形成し、 (ロ)碁石(33)は磁性材を用いて形成し、 (ハ)碁盤面の縦軸(25)と横軸(26)に対応する
前記板材の裏面位置に縦軸線路(27)と横軸線路(2
8)からなるマトリクス回路を設け、 (ニ)前記マトリクス回路の全交点位置に前記碁石(3
3)の着手で閉じるスイッチ(10)を磁性材と導体で
構成し、ダイオード(11)と直列に設け、 (ホ)信号パルス列を受けて前記縦軸線路に順次切替え
て供給するゲート回路(3)と前記横軸線路(28)の
出力を順次切替えて受けるゲート回路(7)を設け、前
記縦軸線路と前記横軸線路を通過できる全組合わせを繰
返し形成し、 (ヘ)前記碁石(33)の着手で前記スイッチ(10)
が閉じて得られる前記2つのゲート回路(3、7)の出
力信号パルスとゲートパルスから、碁盤上の全着手位置
を検出し、記録済の1手前までの着手位置との差異から
最新着手位置と手番数を判定し、該手番数の経過時間と
ともに記憶部(14)に記録し、表示部18に表示す
る。 以上の構成による電子囲碁セット。 - 【請求項2】一旦着手した後、該着手を取りやめると、
記録済みの先の着手位置と手番数の経過時間データが検
出され、自動的に解消されるごとく構成された請求項1
の電子囲碁セット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4304492U JPH0591763U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電子囲碁セット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4304492U JPH0591763U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電子囲碁セット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0591763U true JPH0591763U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12652902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4304492U Pending JPH0591763U (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 電子囲碁セット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0591763U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001066205A1 (en) * | 2000-03-07 | 2001-09-13 | Okihara, Masayoshi | Go store detector and go system |
| CN111870925A (zh) * | 2020-09-04 | 2020-11-03 | 上海晟禾智能科技有限公司 | 适用于双凸围棋棋子的智能棋盘交互装置 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4304492U patent/JPH0591763U/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001066205A1 (en) * | 2000-03-07 | 2001-09-13 | Okihara, Masayoshi | Go store detector and go system |
| CN111870925A (zh) * | 2020-09-04 | 2020-11-03 | 上海晟禾智能科技有限公司 | 适用于双凸围棋棋子的智能棋盘交互装置 |
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