JPH05917A - 抗菌性組成物およびその製造方法 - Google Patents
抗菌性組成物およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH05917A JPH05917A JP3151409A JP15140991A JPH05917A JP H05917 A JPH05917 A JP H05917A JP 3151409 A JP3151409 A JP 3151409A JP 15140991 A JP15140991 A JP 15140991A JP H05917 A JPH05917 A JP H05917A
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- Japan
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- silica gel
- antibacterial
- synthetic resin
- resin
- antibacterial composition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂練り込み型抗菌抗黴組成物の、樹脂成型
時の耐熱性と樹脂への着色性を改善する。 【構成】 平均粒径が0.1〜10μm、「JISZ
0701包装用シリカゲル乾燥剤」に記載のB型シリカ
ゲルを担体とし、このシリカゲルに孟宗竹エキスを担持
させる。この構成により、合成樹脂成型時に加わる熱に
対する抗菌性組成物の熱安定性が向上する。また、シリ
カゲルの屈折率が合成樹脂に近いので合成樹脂の表面状
態や光の分散性などの諸特性の影響を与えない。さら
に、樹脂の経年着色性も改善できる。
時の耐熱性と樹脂への着色性を改善する。 【構成】 平均粒径が0.1〜10μm、「JISZ
0701包装用シリカゲル乾燥剤」に記載のB型シリカ
ゲルを担体とし、このシリカゲルに孟宗竹エキスを担持
させる。この構成により、合成樹脂成型時に加わる熱に
対する抗菌性組成物の熱安定性が向上する。また、シリ
カゲルの屈折率が合成樹脂に近いので合成樹脂の表面状
態や光の分散性などの諸特性の影響を与えない。さら
に、樹脂の経年着色性も改善できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は合成樹脂中に分散し、合
成樹脂の表面に抗菌性を付与する抗菌性組成物およびそ
の製造方法に関する。
成樹脂の表面に抗菌性を付与する抗菌性組成物およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の抗菌性組成物としては、
無機系のものや有機窒素系のものが知られている。有機
窒素系のものは殺菌性能は非常に高いが、人体に対する
毒性が強く、環境を汚染するなど、未解決の部分が多く
安全性の検討がなされている。
無機系のものや有機窒素系のものが知られている。有機
窒素系のものは殺菌性能は非常に高いが、人体に対する
毒性が強く、環境を汚染するなど、未解決の部分が多く
安全性の検討がなされている。
【0003】近年、合成樹脂製の製品が多用されるるよ
うになり、合成樹脂製品表面の菌による汚染が問題とな
ってきている。合成樹脂中に殺菌成分を分散させ、この
殺菌成分を樹脂表面に積極的に揮散、溶出させ、樹脂の
周囲環境を殺菌するためには上記の有機系抗菌剤が用い
られる。
うになり、合成樹脂製品表面の菌による汚染が問題とな
ってきている。合成樹脂中に殺菌成分を分散させ、この
殺菌成分を樹脂表面に積極的に揮散、溶出させ、樹脂の
周囲環境を殺菌するためには上記の有機系抗菌剤が用い
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の一部の
有機窒素系抗菌剤を用いたものでは、樹脂の表面を通過
した液中に樹脂中に含まれる抗菌剤が流出し、この抗菌
剤を含む液が排水として流出し排水環境を汚染するほ
か、下水処理装置中の活性汚泥の活動を阻害するなどの
問題があった。
有機窒素系抗菌剤を用いたものでは、樹脂の表面を通過
した液中に樹脂中に含まれる抗菌剤が流出し、この抗菌
剤を含む液が排水として流出し排水環境を汚染するほ
か、下水処理装置中の活性汚泥の活動を阻害するなどの
問題があった。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、合成樹脂製品の表面で抗菌効果があり、環境を汚染
しないで、かつ抗菌抗黴処理を施した合成樹脂の諸特性
を変化させない抗菌性組成物を提供することを目的とす
るものである。
で、合成樹脂製品の表面で抗菌効果があり、環境を汚染
しないで、かつ抗菌抗黴処理を施した合成樹脂の諸特性
を変化させない抗菌性組成物を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均粒径が
0.1〜10μm、「JISZ 0701包装用シリカ
ゲル乾燥剤」に記載のB型シリカゲルを担体とし、この
シリカゲル100重量部に対し、エチルアルコールまた
はメチルアルコールなどの溶媒50〜200重量部に孟
宗竹エキスを0.2〜10重量部を混合した液に分散混
合し速やかに乾燥させた後、粉砕して抗菌性組成物を製
造するようにしたものである。
0.1〜10μm、「JISZ 0701包装用シリカ
ゲル乾燥剤」に記載のB型シリカゲルを担体とし、この
シリカゲル100重量部に対し、エチルアルコールまた
はメチルアルコールなどの溶媒50〜200重量部に孟
宗竹エキスを0.2〜10重量部を混合した液に分散混
合し速やかに乾燥させた後、粉砕して抗菌性組成物を製
造するようにしたものである。
【0007】
【作用】抗菌抗黴作用のある孟宗竹エキスを、吸湿吸着
能力の大きいJIS記載のB型シリカゲル担体に速やか
に吸着させることにより、孟宗竹エキスの蒸散を抑制
し、熱安定性を向上させる。また、本発明の抗菌性組成
物を合成樹脂中に分散させ、合成樹脂表面に抗菌性を持
たせる場合に、合成樹脂の成型性を向上させる。
能力の大きいJIS記載のB型シリカゲル担体に速やか
に吸着させることにより、孟宗竹エキスの蒸散を抑制
し、熱安定性を向上させる。また、本発明の抗菌性組成
物を合成樹脂中に分散させ、合成樹脂表面に抗菌性を持
たせる場合に、合成樹脂の成型性を向上させる。
【0008】さらに、抗菌性組成物を吸着させる担体と
して、合成樹脂と同程度の屈折率を有する光透過性のあ
る材料として、低湿度領域で吸湿率が比較的少なく、か
つ総吸湿吸着量の多いB型シリカゲルを用い、合成樹脂
中に分散させて合成樹脂を成型する。こうすることによ
り抗菌抗黴組成物粒子が樹脂表面に突出するが、樹脂表
面の平滑光沢性を損なわない程度の粒径のシリカゲル粉
末を用いることにより、合成樹脂の表面状態を損なわ
ず、また、長期保存中に合成樹脂を着色することなく合
成樹脂表面に抗菌性能を付与することができることとな
る。
して、合成樹脂と同程度の屈折率を有する光透過性のあ
る材料として、低湿度領域で吸湿率が比較的少なく、か
つ総吸湿吸着量の多いB型シリカゲルを用い、合成樹脂
中に分散させて合成樹脂を成型する。こうすることによ
り抗菌抗黴組成物粒子が樹脂表面に突出するが、樹脂表
面の平滑光沢性を損なわない程度の粒径のシリカゲル粉
末を用いることにより、合成樹脂の表面状態を損なわ
ず、また、長期保存中に合成樹脂を着色することなく合
成樹脂表面に抗菌性能を付与することができることとな
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を説明する。
【0010】本実施例に用いるシリカゲルは、JIS記
載のB型のシリカゲルで、低湿度では比較的吸湿率が低
く、かつ総吸湿量の多いB型シリカゲル粉末で、その平
均粒径は2.6μm程度のものを用いた。このシリカゲ
ル粉末を180℃で2時間以上乾燥させたものを準備す
る。
載のB型のシリカゲルで、低湿度では比較的吸湿率が低
く、かつ総吸湿量の多いB型シリカゲル粉末で、その平
均粒径は2.6μm程度のものを用いた。このシリカゲ
ル粉末を180℃で2時間以上乾燥させたものを準備す
る。
【0011】このシリカゲル100重量部に対し、エチ
ルアルコール95重量部に孟宗竹エキスを5重量部溶解
した溶液に、上記のシリカゲルを分散混合し、使用した
溶媒の沸点温度よりやや高い温度で乾燥し、速やかに吸
着溶媒および吸湿水分を放出させた後、目的粒径に粉砕
して抗菌性組成物を得た。
ルアルコール95重量部に孟宗竹エキスを5重量部溶解
した溶液に、上記のシリカゲルを分散混合し、使用した
溶媒の沸点温度よりやや高い温度で乾燥し、速やかに吸
着溶媒および吸湿水分を放出させた後、目的粒径に粉砕
して抗菌性組成物を得た。
【0012】上記の方法で製造した抗菌性組成物を、不
飽和ポリエステル樹脂成型時に樹脂100重量部に対し
抗菌性組成物を約5重量部を均一に分散させた樹脂成型
物を硬化成型し、下記に示すような抗黴試験、抗菌試験
を行なった。
飽和ポリエステル樹脂成型時に樹脂100重量部に対し
抗菌性組成物を約5重量部を均一に分散させた樹脂成型
物を硬化成型し、下記に示すような抗黴試験、抗菌試験
を行なった。
【0013】上記抗黴試験は、日本工業規格のカビ抵抗
性試験(JIS Z 2911)の繊維製品用防黴試験
によるハローテスト法に準じた。用いた黴は、クラドス
ポリウム クラドスポリオイデス(Cladosporium clado
sporioides)、ケトミウムグロボスム(Chaetomium glo
bosum)、ペニシリウム シトリナム(Penicilliumcitr
inum)、アスペルギルス ニゲル(Aspergillus nige
r)で、評価は14日後に行なった。また抗菌試験はエ
スケリチア コーライ(Escherichia coli)、スタヒロ
コッカス アウレウス(Staphyrococcus aureus)、バ
チルス サブチリス(Bacillus subtilis)を用いて、
ハローテスト法を行ない、評価は7日後に行なった。そ
の結果、(表1)に示す抗菌スペクトルが得られ、実用
的な抗菌抗黴性能が確認できた。
性試験(JIS Z 2911)の繊維製品用防黴試験
によるハローテスト法に準じた。用いた黴は、クラドス
ポリウム クラドスポリオイデス(Cladosporium clado
sporioides)、ケトミウムグロボスム(Chaetomium glo
bosum)、ペニシリウム シトリナム(Penicilliumcitr
inum)、アスペルギルス ニゲル(Aspergillus nige
r)で、評価は14日後に行なった。また抗菌試験はエ
スケリチア コーライ(Escherichia coli)、スタヒロ
コッカス アウレウス(Staphyrococcus aureus)、バ
チルス サブチリス(Bacillus subtilis)を用いて、
ハローテスト法を行ない、評価は7日後に行なった。そ
の結果、(表1)に示す抗菌スペクトルが得られ、実用
的な抗菌抗黴性能が確認できた。
【0014】
【表1】
【0015】なお、本実施例では抗菌抗黴性材料とし
て、孟宗竹エキスのみを用いたが複数種の抗菌抗黴性材
料を用いて構成することもできる。
て、孟宗竹エキスのみを用いたが複数種の抗菌抗黴性材
料を用いて構成することもできる。
【0016】さらに、本発明の抗菌性組成物を合成樹脂
中に分散させ、合成樹脂表面に抗菌性を持たせる用途に
用いた場合、樹脂成型時の熱に対する抗菌抗黴性材料の
耐熱性を向上させるのみならず、樹脂中の抗菌抗黴性材
料による合成樹脂の経年色変化を抑制する効果が得られ
る。
中に分散させ、合成樹脂表面に抗菌性を持たせる用途に
用いた場合、樹脂成型時の熱に対する抗菌抗黴性材料の
耐熱性を向上させるのみならず、樹脂中の抗菌抗黴性材
料による合成樹脂の経年色変化を抑制する効果が得られ
る。
【0017】なお、微粉末シリカの代わりに粒径約5μ
mのゼオライト粉末を用いた場合も同様の効果が得られ
る。
mのゼオライト粉末を用いた場合も同様の効果が得られ
る。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明の抗菌性組成物は、植物抽出物で安全性の高
い抗菌性のある孟宗竹エキスをシリカゲル担体に速やか
に吸着させ、この組成物を合成樹脂中に分散させて合成
樹脂に抗菌性を付与することができる。この場合、本発
明の抗菌性組成物は、樹脂成型時の熱に対して比較的安
定で、かつ、樹脂中への均一分散が容易であるなどの特
徴を有する。また担体として、合成樹脂と同程度の光屈
折率および光透過性を有し、かつ低湿度雰囲気で吸湿率
が比較的少なく、かつ総吸湿吸着量の多いシリカゲルを
用いることにより、合成樹脂を着色することなく抗菌性
能を付与することができる。
に、本発明の抗菌性組成物は、植物抽出物で安全性の高
い抗菌性のある孟宗竹エキスをシリカゲル担体に速やか
に吸着させ、この組成物を合成樹脂中に分散させて合成
樹脂に抗菌性を付与することができる。この場合、本発
明の抗菌性組成物は、樹脂成型時の熱に対して比較的安
定で、かつ、樹脂中への均一分散が容易であるなどの特
徴を有する。また担体として、合成樹脂と同程度の光屈
折率および光透過性を有し、かつ低湿度雰囲気で吸湿率
が比較的少なく、かつ総吸湿吸着量の多いシリカゲルを
用いることにより、合成樹脂を着色することなく抗菌性
能を付与することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 冨田 真理子
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
(72)発明者 西野 敦
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器
産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】シリカゲルを担体とし、前記シリカゲルに
孟宗竹エキスを吸着させた抗菌性組成物。 - 【請求項2】担体のシリカゲルは、平均粒径が0.1〜
10μmの「JISZ0701包装用シリカゲル乾燥
剤」に記載のB型シリカゲルである請求項1記載の抗菌
性組成物。 - 【請求項3】平均粒径が0.1〜10μmの「JISZ
0701包装用シリカゲル乾燥剤」に記載のB型シリ
カゲル100重量部を、エチルアルコールまたはメチル
アルコール50〜200重量部に孟宗竹エキスを0.2
〜10重量部を混合した液に分散混合し、速やかに乾燥
させた後、粉砕する抗菌性組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151409A JPH05917A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 抗菌性組成物およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3151409A JPH05917A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 抗菌性組成物およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05917A true JPH05917A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15517973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3151409A Pending JPH05917A (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 抗菌性組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05917A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS611762A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-07 | 株式会社竹中工務店 | 鉄筋コンクリ−ト下地壁へのモルタル塗着方法 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP3151409A patent/JPH05917A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS611762A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-07 | 株式会社竹中工務店 | 鉄筋コンクリ−ト下地壁へのモルタル塗着方法 |
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