JPH0592016A - 涙液流出せき止め用ロツド - Google Patents

涙液流出せき止め用ロツド

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Publication number
JPH0592016A
JPH0592016A JP3253660A JP25366091A JPH0592016A JP H0592016 A JPH0592016 A JP H0592016A JP 3253660 A JP3253660 A JP 3253660A JP 25366091 A JP25366091 A JP 25366091A JP H0592016 A JPH0592016 A JP H0592016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lactide
rod
copolymer
tears
outflow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3253660A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Suzuki
啓志 鈴木
Kunio Fukuda
邦雄 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP3253660A priority Critical patent/JPH0592016A/ja
Publication of JPH0592016A publication Critical patent/JPH0592016A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次弊害の起こらない均一な溶解性を有する
涙液流出せき止め用ロッドを提供する。 【構成】 ロッドの素材としてp−ジオキサノンとラク
チドの共重合体を用いる。 【効果】 ドライアイ症状が軽減され、溶解速度が均一
であることから挿入スケジュール管理が容易であり、加
えて生体適合性に関する不安も軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、涙液流出せき止め用ロ
ッドに関する。更に詳しくは、溶解性の共重合体よりな
る涙液流出せき止め用ロッドに関する。
【0002】
【従来の技術】人間の日常生活において涙の役割は重要
である。目の乾燥を防ぎ、目に入ったゴミ等の異物を洗
い流すほか、殺菌作用も持っており、涙が減るとこれら
の働きが低下して角膜炎や結膜炎等の病気にかかりやす
くなることは周知の事実である。
【0003】また、近年の傾向として、テレビ画面を長
時間見つめるコンピューター作業従事者にドライアイ
(涙液減少症)患者が増えているとも言われている。涙
液より分泌された涙液は角膜表面をぬらした後、鼻側に
流れ涙点に入り、涙小管、涙のう、鼻涙管を通って下鼻
道に流れ出る。この涙点から下鼻道に至るまでを涙道と
いう。
【0004】上記した様なドライアイ患者に対して涙道
より流出する涙液量を減らす方法が提案されている。例
えば米国特許第3949750号明細書に記載されたよ
うな涙点プラグがある。この方法は涙道の入口に栓をし
て涙液の流出を止めようというものである。この方法に
よれば、プラグの上部が涙点から外に出ているためこの
部分が角膜にふれ、角膜に擦傷を起こすことがあるとと
もに、涙点より外れ易いといった欠点を有する。
【0005】また特開昭61−115559号公報に
は、カットグットのロッドを、涙道に挿入することが提
案されている。カットグットすなわちコラーゲンは涙道
に挿入後、10〜15日間で溶けてしまうので、プラス
チックロッドを挿入した時の様な長期滞留によるトラブ
ルの心配の無い方法であるが、コラーゲンは、その原料
として天然の動物の腸などを使用するため、用いられる
組織の性質と自然の生物学的変化により、きめ、および
溶解速度のバラツキが大きいといった欠点がある。加え
てコラーゲンは抗源抗体反応が起こりやすく生体適合性
に問題があることは周知の事実である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な、使用時に発生する二次的な弊害が起こらない、均一
な溶解性を有する、溶解速度のバラツキが小さい涙液流
出せき止め用ロッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、この様な
問題を解決するために各種材料について鋭意検討した結
果、p−ジオキサノンとラクチドの一種または二種以上
との共重合体が、涙道内で溶解することを見出し本発明
に至ったものである。p−ジオキサノンとラクチドの一
種または二種以上との共重合体は、縫合糸用の材料とし
て比較的よく知られた本材料であり生体組織内に於いて
溶解することは知られている。しかし必ずしも生体組織
内とはいいがたい涙道に於いて溶解するということは意
外な事実であった。
【0008】すなわち本発明は、p−ジオキサノンと一
種または二種以上のラクチドとの共重体よりなる涙液流
出せき止め用ロッドである。涙液流出せき止め用ロッド
の使用は涙点より挿入することで行うが、その大きさは
通常、長さ0.5〜5mm、直径0.1〜1.5mmの
範囲から選択され、長さ1.0〜3.0mm、直径0.
2〜0.8mmが最も一般的である。しかしこれは各個
人の涙点の大きさ等により選択すべきものであり、使用
するに際して、ロッドの最適長さ、および半径を使用す
る人に合わせて決定すればよい。
【0009】また本発明で言うラクチドとは下記化1で
示されるものを言う。
【0010】
【化1】
【0011】具体的には、グリコール酸、乳酸、α−ヒ
ドロキシ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキ
シ吉草酸、α−ヒドロキシイソ吉草酸、α−ヒドロキシ
カプロン酸、α−ヒドロキシ−α−エチル酪酸、α−ヒ
ドロキシイソカプロン酸、α−ヒドロキシ−β−メチル
吉草酸、α−ヒドロキシヘプタン酸、α−ヒドロキシオ
クタン酸、α−ヒドロキシデカン酸、α−ヒドロキシミ
リスチン酸、α−ヒドロキシステアリン酸、α−ヒドロ
キシリグノセリン酸、等のα−オキシ酸の2分子よりな
る環式ジエステルを例示することができる。
【0012】これらの中で最も一般的に用いられるの
が、グリコール酸単位よりなるラクチド、すなわちグリ
コリドおよび乳酸単位よりなるラクチドである。本発明
に用いる共重合体に於いて、p−ジオキサノンとラクチ
ドの配合比は、任意に選ぶことが出来るが、好ましくは
99〜1モル%のp−ジオキサノンと1〜99モル%の
ラクチドの範囲にあるものであり、ただし、グリコリド
以外のラクチドを使用する場合は、その配合量が50モ
ル%以下のものが好ましく、さらに好ましくは35モル
%以下にしたものである。グリコリド以外のラクチドの
配合比率が大きい場合は、涙液流出せき止め用ロッドと
して使用した時の溶解時間が必要以上に長くなり、長期
滞留によるトラブルの原因になりかねない。
【0013】また、ヘキサフルオロイソプロピルアルコ
ール中の0.1g/dlの共重合体濃度(25℃)にお
いて測定した固有粘度(I.V.)値が0.4〜3.5
であることが好ましく、さらに好ましくは0.5〜2.
7である共重合体である。固有粘度が、0.4未満で
は、溶融成形時、冷却後のカッティングが難しく、逆に
3.5を越えると溶融粘度が大きくなり、これまた溶融
成形が難しくなる。
【0014】本発明に用いる共重合体は、例えば特開昭
62−164718号公報に示される様に、オクタン酸
第一スズ等の触媒の存在下に、p−ジオキサノンモノマ
ーとラクチドモノマーを逐次的に重合することにより得
ることが出来る。このようにして得られた共重合体を、
プランジャー押出機等を用い溶融紡糸し冷却固化した後
これを所望の長さにカットすることにより、涙液流出せ
き止め用ロッドを得ることができる。
【0015】この様にして得られた涙液流出せき止め用
ロッドは、コラーゲンのような天然物を素材としないこ
とから、自然界の生物学的影響により発生する不利益、
例えば溶解性の不均一性等は大巾に改善されている。上
記共重合体を安定化させる目的で、例えば、末端基をエ
ステル化したような化合物によってなる涙液流出せき止
め用ロッドも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0016】また、挿入時の取扱い性を改良する目的
で、各種界面活性剤、例えばステアリン酸カルシウムの
様なコーティング剤によってコートして用いることも可
能である。また、トリフェニルホスファイト、ジアルキ
ルフェノールスルファイド、二硫化芳香族フェノールに
例示されるような安定剤を添加することも可能である。
【0017】また所望により適当な着色剤により着色す
ることも可能である。
【0018】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
【0019】
【実施例1】特開昭62−164718号公報に記載の
方法で、ヘキサフルオロイソプロピルアルコール中0.
1g/dlの共重合体溶液を用いて測定(25℃)した
固有粘度2.5共重合体のp−ジオキサノン/L(−)
ラクチドのモル比82.5/17.5であるp−ジオキ
サノンとL(−)ラクチドの共重合体を得た。なお、こ
こで用いたL(−)ラクチドは乳酸単位よりなるものを
用いた。この共重合体をプランジャー押出機に挿入し、
200℃で溶融防止し、水中で冷却固化したものをカッ
ターにより切り、直径0.3mm、長さ2mmの涙液流
出せき止め用ロッドを得た。
【0020】
【実施例2】特開昭62−164726号公報に記載の
方法で、ヘキサフルオロイソプロピルアルコール中0.
1g/dlの共重合体溶液を用いて測定(25℃)した
固有粘度1.63、共重合体のp−ジオキサノン/グリ
コリドのモル比94/6であるp−ジオキサノンとグリ
コリドの共重合体を得た。
【0021】この共重合体を、実施例1と同じ方法で、
直径0.3mm、長さ2mmの涙液流出せき止め用ロッ
ドを得た。
【0022】
【実施例3】実施例2に記載の方法でヘキサフルオロイ
ソプロピルアルコール中0.1g/dlの共重合体溶液
を用いて測定(25℃)した固有粘度1.78、共重合
体のp−ジオキサノン/グリコリドのモル比41.2/
58.8であるp−ジオキサノンとグリコリドの共重合
体を得た。この共重合体より実施例1と同じ方法で直径
0.3mm、長さ2mmの涙液流出せき止め用ロッドを
得た。
【0023】実施例1、2及び3で得たロッドを1mm
長にカットし、それぞれ体重3.2〜3.5kgの2
羽、合計6羽の白色ウサギの左右の涙液より挿入した。
3ケ月後涙道を切開したところ、ロッドは溶解消失して
いた。
【0024】
【発明の効果】本発明の涙液流出せき止め用ロッドを用
いることにより、ドライアイ症状が軽減され、溶解速度
が均一であることから挿入スケジュール管理が容易であ
り、加えて生体適合性に関する不安も軽減される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p−ジオキサノンと一種または二種以上
    のラクチドとの共重合体よりなる涙液流出せき止め用ロ
    ッド。
JP3253660A 1991-10-01 1991-10-01 涙液流出せき止め用ロツド Withdrawn JPH0592016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3253660A JPH0592016A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 涙液流出せき止め用ロツド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3253660A JPH0592016A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 涙液流出せき止め用ロツド

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JPH0592016A true JPH0592016A (ja) 1993-04-16

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ID=17254413

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3253660A Withdrawn JPH0592016A (ja) 1991-10-01 1991-10-01 涙液流出せき止め用ロツド

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JP (1) JPH0592016A (ja)

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Effective date: 19990107