JPH0592437U - 燃料分配装置 - Google Patents

燃料分配装置

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JPH0592437U
JPH0592437U JP3987192U JP3987192U JPH0592437U JP H0592437 U JPH0592437 U JP H0592437U JP 3987192 U JP3987192 U JP 3987192U JP 3987192 U JP3987192 U JP 3987192U JP H0592437 U JPH0592437 U JP H0592437U
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忠公 伊藤
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石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料分配装置の構造を簡単にする。 【構成】 燃料供給凹溝34と排出凹溝35とを有する
1つのプランジャ31の一端を燃料入口24に他端を燃
料排出口に接続し、プランジャ31をプライマリスプリ
ング33及びセカンダリスプリング23により燃料入口
24側に付勢し、燃料入口24の燃料圧力とプライマリ
スプリング33及びセカンダリスプリング23の力とに
よってプランジャ31を移動させ、燃料供給凹溝34と
排出凹溝35とによってプライマリポート26及びセカ
ンダリポート27に燃料を供給したり排出したりする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はガスタービンエンジン用燃料制御系の1つで、燃料制御装置で計量さ れた燃料をエンジンのプライマリマニホールド、セカンダリマニホールドに分配 し、良好な燃料噴射を保つようにした燃料分配装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃料分配装置の一例を図4の断面図によって説明すると、本体1の一側 から内部に向けて燃料供給通路2が穿設してあって、この燃料供給通路2は本体 1の内部で下方に屈折し、プライマリ弁室3を経由してプライマリポート4に連 通している。そしてこのプライマリポート4は、図示しないガスタービンエンジ ンのプライマリマニホールドに接続されている。
【0003】 燃料供給通路2の中間の下方には上下方向に摺動する加圧バルブ5が設けてあ って、加圧バルブ5の下端はリテーナ6を介して強い力のスプリング7により上 方に付勢されており、加圧バルブ5の上端は燃料供給通路2に突出する傾向が与 えられている。加圧バルブ5の上端から下方に中空部8が設けてあって、中空部 8の下端から加圧バルブ5の側面へ向けて孔9が穿設されている。孔9が穿設さ れている付近の外側には、加圧バルブ5の外周を取り囲む環状孔10が設けてあ って、この環状孔10はセカンダリ弁室11を経由してセカンダリポート12に 連通している。そしてこのセカンダリポート12は、図示しないガスタービンエ ンジンのセカンダリマニホールドに接続されている。
【0004】 図4は加圧バルブ5がスプリング7の力に抗して押し下げられている状態を図 示しており、孔9は環状孔10と同じ高さになって中空部8と環状孔10とを連 通させた状態になっているが、加圧バルブ5が押し下げられていない時にはスプ リング7の力により図4に図示した位置よりも上昇していて、孔9は環状孔10 よりも高い位置となって中空部8と環状孔10との間を遮断する状態になる。
【0005】 プライマリ弁室3内にはプライマリダンプバルブ13が臨んでいて、スプリン グ14によってプライマリダンプバルブ13は上方に付勢され、燃料供給通路2 とプライマリ弁室3との間を閉じようとする傾向が与えられている。プライマリ ダンプバルブ13の下方はドレンポート15につながっていて、プライマリダン プバルブ13がスプリング14の力に抗して下方へ押されると、プライマリダン プバルブ13の外周に設けてある段部16が、プライマリ弁室3とドレンポート 15との間を閉じるようになっている。
【0006】 セカンダリ弁室11内にはセカンダリダンプバルブ17が臨んでいて、スプリ ング18によってセカンダリダンプバルブ17は上方に付勢され、環状孔10と セカンダリ弁室11との間を閉じようとする傾向が与えられている。セカンダリ ダンプバルブ17の下方はドレンポート15につながっていて、セカンダリダン プバルブ17がスプリング18の力に抗して下方へ押されると、セカンダリダン プバルブ17の外周に設けてある段部19が、セカンダリ弁室11とドレンポー ト15との間を閉じるようになっている。
【0007】 上述した図4に示す従来の燃料分配装置において、燃料供給通路2に燃料が供 給されて燃料圧力が一定値以上になると、プライマリダンプバルブ13をスプリ ング14の力に抗して押し下げ、燃料供給通路2とプライマリ弁室3との間を開 くと共にプライマリ弁室3とドレンポート15との間を閉じ、燃料をプライマリ ポート4に供給する。
【0008】 燃料供給通路2の燃料圧力がさらに上昇して、たとえば約14.7kgf/c m2 (210psi)になると、加圧バルブ5をスプリング7の力に抗して十分 に押し下げ、孔9を環状孔10と同じ高さにして燃料を環状孔9に供給し、セカ ンダリダンプバルブ17をスプリング18の力に抗して押し下げて環状孔9とセ カンダリ弁室11との間を開くと共に、セカンダリ弁室11とドレンポート15 との間を閉じて燃料をセカンダリポート12にも供給するようになる。
【0009】 ガスタービンエンジンの停止時に燃料供給通路2の燃料圧力が下降すると、加 圧バルブ5、プライマリダンプバルブ13、セカンダリダンプバルブ17はスプ リング7,14,18の力によって上昇し、中空部8と環状孔10との間、燃料 供給通路2とプライマリ弁室3との間、環状孔10とセカンダリ弁室11との間 はいずれも閉鎖され、プライマリ弁室3及びセカンダリ弁室11はドレンポート 15との間が連通して、ガスタービンエンジンのプライマリマニホールド及びセ カンダリマニホールド内の燃料はドレンポート15から外部へ排出される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
以上説明した従来の燃料分配装置は、加圧バルブ5、プライマリダンプバルブ 13、セカンダリダンプバルブ17の3個のバルブを使用していて構成部品点数 が多く、燃料分配装置自体が大きく重くなり、製作コストが高くなる欠点があっ た。
【0011】 本考案はこのような従来の欠点を除去し、1個のバルブのみで燃料の分配、排 出等の機能を備え、構造が簡単で軽量であり、製作コストの低い燃料分配装置を 提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案の燃料分配装置は、一端が燃料入口に接続され他端が燃料排出口に接続 されたスリーブと、該スリーブ内に軸線方向に摺動可能に支持され前記燃料入口 に送給された燃料の圧力を一端に受ける1つのプランジャと、前記スリーブの側 面に穿孔されエンジンのプライマリマニホールドに接続されたプライマリポート と、前記スリーブの側面に穿孔されエンジンのセカンダリマニホールドに接続さ れたセカンダリポートと、前記プランジャの軸線方向に変位可能なリテーナに支 持され前記プランジャを前記燃料入口側に付勢するプライマリスプリングと、該 プライマリスプリングよりも強い力で前記リテーナを前記燃料入口側に付勢する セカンダリスプリングと、前記プランジャの外周に設けられ前記プランジャが前 記プライマリスプリング及びセカンダリスプリングにより付勢されて前記燃料入 口側に変位しているとき前記セカンダリポートを前記燃料排出口に接続する排出 凹溝と、前記プランジャの外周に設けられ前記プランジャの一端が前記燃料入口 に送給された燃料の圧力を受け前記プライマリスプリングの力に抗してプランジ ャの他端側に変位したとき前記燃料入口を前記プライマリポートに接続し前記プ ランジャの一端が前記燃料入口に送給された燃料の圧力を受け前記プライマリス プリング及びセカンダリスプリングの力に抗してプランジャの他端側に変位した とき前記燃料入口を前記プライマリポート及びセカンダリポートに接続する燃料 供給凹溝と、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
燃料入口に送給される燃料の圧力が上昇するとプライマリスプリングの力に抗 してプランジャが燃料入口から離れる方向に摺動し、燃料供給凹溝は燃料入口を プライマリポートに接続して燃料をエンジンのプライマリマニホールドに供給し 、燃料入口に送給される燃料の圧力がさらに上昇すると、プランジャはプライマ リスプリング及びセカンダリスプリングの力に抗して燃料入口からさらに離れる 方向に摺動し、燃料供給凹溝は燃料入口をプライマリポート及びセカンダリポー トに接続して燃料をエンジンのプライマリマニホールド及びセカンダリマニホー ルドに供給する。
【0014】 エンジンの停止時に燃入口の燃料圧力が下降すると、プランジャはプライマリ スプリング及びセカンダリスプリングの力により燃料入口の方向に摺動し、燃料 供給凹溝は燃料入口とプライマリポート及びセカンダリポートとの間を遮断し、 排出凹溝はセカンダリポートを燃料排出口に接続して、エンジンのプライマリマ ニホールド及びセカンダリマニホールド内の燃料を外部に排出する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
【0016】 図1は本考案の一実施例の断面図であって、スリーブ20の図1における左端 には、円筒状のスプリングケース21がスリーブ20と同一軸線上に固着されて いる。スプリングケース21内にはカップ状のリテーナ22がスプリングケース 21の軸線方向に摺動自在に収容されていて、リテーナ22はセカンダリスプリ ング23により右方へ付勢され、スリーブ20の左端に当接するようになってい る。そしてスリーブ20の右端は燃料入口24に接続されており、スリーブ20 の左端はリテーナ22の排出孔25を介して、スプリングケース21に設けてあ る図示しない燃料排出口に接続されている。
【0017】 スリーブ20の側面には、プライマリポート26とセカンダリポート27とが 穿孔されていて、ハウジング36に形成された流路によりプライマリポート26 は図示しないエンジンのプライマリマニホールドに接続されており、セカンダリ ポート27は同じエンジンのセカンダリマニホールドに接続されている。またス リーブ20の左端に近い外周には溝28が設けてあって、この溝28は上述した エンジンのプライマリマニホールドに接続されていると共に、2つの排出細孔2 9,30によってスリーブ20の内部にもつながっている。
【0018】 スリーブ20の内部には、1つのプランジャ31がスリーブ20の軸線方向に 摺動可能に支持されていて、プランジャ31の右端は燃料入口24に送給される 燃料の圧力を受けるようになっており、プランジャ31の左端は細径部32にな ってカップ状のリテーナ22の内部に突出している。そしてリテーナ22とプラ ンジャ31との間にはプライマリスプリング33が設けてあって、プランジャ3 1を燃料入口24の方に付勢している。このプライマリスプリング33の付勢力 は弱い力になっており、前述のセカンダリスプリング23の付勢力は強い力にな っていて、プライマリスプリング33、セカンダリスプリング23の端部に座金 を介装することにより、付勢力を微細に調整することが可能である。
【0019】 プランジャ31の外周には燃料供給凹溝34と排出凹溝35とが設けてあって 、図1に図示する状態においては、燃料供給凹溝34がプライマリポート26に 接続されており、排出凹溝35はセカンダリポート27と排出細孔29とを接続 した状態になっている。図1は、燃料入口24に燃料が送給されていない状態を 示している。
【0020】 次に、この装置の作用を説明する。
【0021】 図示しない燃料制御装置で計量された燃料が燃料入口24に送給されて来ると 燃料入口24の燃料圧力が上昇し、プランジャ31の右端はその圧力を受けて左 方に押され、プライマリスプリング33を圧縮してスリーブ20の左方に摺動し 始める。そして燃料入口24の燃料圧力が約2.1kgf/cm2 (30psi )になると、まず排出細孔30を閉じ、次に図2に示すようにプランジャ31の 右端はプライマリポート26の右端よりも左方に移動してプライマリポート26 は燃料入口24につながるようになる。この時燃料供給凹溝34はプライマリポ ート26にのみ接続した状態になっているので、燃料入口24に送給された燃料 はプライマリポート26を通ってエンジンのプライマリマニホールドに供給され る。ドレン排出細孔30はプランジャ31で閉鎖される。
【0022】 燃料入口24に送給される燃料が増加して燃料入口24の燃料圧力がさらに上 昇して約10.5kgf/cm2 (150psi)になると、図3に示すように プランジャ31の左端はリテーナ22に当接してリテーナ22及びプライマリス プリング33を押しながらセカンダリスプリング23を圧縮して左方へ移動する 。そして燃料供給凹溝34はプライマリポート26のほかセカンダリポート27 にも接続した状態になり、燃料はエンジンのプライマリマニホールドとセカンダ リマニホールドとに供給される。ドレン排出細孔29は閉鎖される。またプライ マリポートからのドレンはドレン排出細孔30が排出凹溝35と接続状態となり 排出される。
【0023】 燃料入口24に送給されていた燃料が遮断されて燃料入口24の燃料圧力が下 がると、プランジャ31はセカンダリスプリング23及びプライマリスプリング 33の力によって図1に示す右端の位置まで押し戻され、排出凹溝35はセカン ダリポート27と排出細孔29とを接続する。そして燃焼器内と外気との圧力差 によりノズル及びマニホールド内の残留燃料は、溝28、排出細孔30、排出孔 25を通って外部へ排出される。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、1つのプランジャのみで燃料の分配と排出とが行えるので、部品点 数が少なくなって燃料分配装置全体の寸法や重量が小さくなり、コストが安価に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】燃料圧力が上昇した状態の断面図である。
【図3】燃料圧力がさらに上昇した状態の断面図であ
る。
【図4】従来の燃料分配装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 スリーブ 22 リテーナ 23 セカンダリスプリング 24 燃料入口 25 排出孔 26 プライマリポート 27 セカンダリポート 31 プランジャ 33 プライマリスプリング 34 燃料供給凹溝 35 排出凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が燃料入口に接続され他端が燃料排
    出口に接続されたスリーブと、該スリーブ内に軸線方向
    に摺動可能に支持され前記燃料入口に送給された燃料の
    圧力を一端に受ける1つのプランジャと、前記スリーブ
    の側面に穿孔されエンジンのプライマリマニホールドに
    接続されたプライマリポートと、前記スリーブの側面に
    穿孔されエンジンのセカンダリマニホールドに接続され
    たセカンダリポートと、前記プランジャの軸線方向に変
    位可能なリテーナに支持され前記プランジャを前記燃料
    入口側に付勢するプライマリスプリングと、該プライマ
    リスプリングよりも強い力で前記リテーナを前記燃料入
    口側に付勢するセカンダリスプリングと、前記プランジ
    ャの外周に設けられ前記プランジャが前記プライマリス
    プリング及びセカンダリスプリングにより付勢されて前
    記燃料入口側に変位しているとき前記セカンダリポート
    を前記燃料排出口に接続する排出凹溝と、前記プランジ
    ャの外周に設けられ前記プランジャの一端が前記燃料入
    口に送給された燃料の圧力を受け前記プライマリスプリ
    ングの力に抗してプランジャの他端側に変位したとき前
    記燃料入口を前記プライマリポートに接続し前記プラン
    ジャの一端が前記燃料入口に送給された燃料の圧力を受
    け前記プライマリスプリング及びセカンダリスプリング
    の力に抗してプランジャの他端側に変位したとき前記燃
    料入口を前記プライマリポート及びセカンダリポートに
    接続する燃料供給凹溝と、を備えたことを特徴とする燃
    料分配装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2562394A4 (en) * 2010-04-23 2017-11-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fuel supply device of gas turbine engine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2562394A4 (en) * 2010-04-23 2017-11-29 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Fuel supply device of gas turbine engine

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