JPH0592596A - サーマルヘツドの製造方法 - Google Patents
サーマルヘツドの製造方法Info
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- JPH0592596A JPH0592596A JP25253991A JP25253991A JPH0592596A JP H0592596 A JPH0592596 A JP H0592596A JP 25253991 A JP25253991 A JP 25253991A JP 25253991 A JP25253991 A JP 25253991A JP H0592596 A JPH0592596 A JP H0592596A
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- Japan
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- protective film
- thermal head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造されるサーマルヘッドの信頼性を向上す
ることができると共に、製造工程の簡略化とを合わせて
図ることができるサーマルヘッドの製造方法を提供する
ことである。 【構成】 絶縁基板22上にグレーズ層23を形成し、
その上に複数の発熱抵抗体37と発熱抵抗体27を挟む
共通電極25と複数の個別電極26とを形成する。この
とき、グレーズ層23形成時に、個別電極26の間の空
隙部38に発熱抵抗体37の配列方向と平行に複数の突
起28を形成し、グレーズ層23上に複数の発熱抵抗体
37と共通電極25と個別電極26とを形成する。次
に、複数の絶縁基板22をグレーズ層23が同一方向に
臨み、かつグレーズ層23の形成領域を含む領域が露出
する状態に積み重ね保護膜29の形成を行う。
ることができると共に、製造工程の簡略化とを合わせて
図ることができるサーマルヘッドの製造方法を提供する
ことである。 【構成】 絶縁基板22上にグレーズ層23を形成し、
その上に複数の発熱抵抗体37と発熱抵抗体27を挟む
共通電極25と複数の個別電極26とを形成する。この
とき、グレーズ層23形成時に、個別電極26の間の空
隙部38に発熱抵抗体37の配列方向と平行に複数の突
起28を形成し、グレーズ層23上に複数の発熱抵抗体
37と共通電極25と個別電極26とを形成する。次
に、複数の絶縁基板22をグレーズ層23が同一方向に
臨み、かつグレーズ層23の形成領域を含む領域が露出
する状態に積み重ね保護膜29の形成を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、量産性を向上させたサ
ーマルヘッドの製造方法に関する。
ーマルヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サーマルヘッドはワードプロセッ
サやファクシミリ装置などの印画装置として広く使用さ
れている。図7に典型的な従来例のサーマルヘッド1の
斜視図を示す。サーマルヘッド1は、絶縁基板2上に多
数の発熱素子から成る発熱素子列3を形成し、各発熱素
子には図示しない共通電極および個別電極が接続され
る。個別電極は、駆動回路素子4に接続され選択的な発
熱駆動が行われる。
サやファクシミリ装置などの印画装置として広く使用さ
れている。図7に典型的な従来例のサーマルヘッド1の
斜視図を示す。サーマルヘッド1は、絶縁基板2上に多
数の発熱素子から成る発熱素子列3を形成し、各発熱素
子には図示しない共通電極および個別電極が接続され
る。個別電極は、駆動回路素子4に接続され選択的な発
熱駆動が行われる。
【0003】一方、発熱素子列3付近を被覆してチッ化
ケイ素Si3N4などから成る保護膜が保護膜形成領域5
に、たとえばスパッタリングなどの真空成膜装置を用い
て形成されている。この保護膜形成工程における量産性
を向上するため、図8に示すように、前記絶縁基板2上
に発熱素子列3や駆動回路素子4および保護膜などが形
成された複数のヘッド基板6を、支持台7上に相互に位
置をずらして積み重ねる。この位置ずれは、上側のヘッ
ド基板6によって下側のヘッド基板6が前記保護膜形成
領域5を残して被覆されるように定められる。このよう
に積み重ねられたヘッド基板6を押さえ具8で固定して
スパッタリングを行う。
ケイ素Si3N4などから成る保護膜が保護膜形成領域5
に、たとえばスパッタリングなどの真空成膜装置を用い
て形成されている。この保護膜形成工程における量産性
を向上するため、図8に示すように、前記絶縁基板2上
に発熱素子列3や駆動回路素子4および保護膜などが形
成された複数のヘッド基板6を、支持台7上に相互に位
置をずらして積み重ねる。この位置ずれは、上側のヘッ
ド基板6によって下側のヘッド基板6が前記保護膜形成
領域5を残して被覆されるように定められる。このよう
に積み重ねられたヘッド基板6を押さえ具8で固定して
スパッタリングを行う。
【0004】このとき前述したように絶縁基板2の主面
上には個別電極などが形成されており、基板を積み重ね
たとき、このような個別電極などが上側のヘッド基板6
の端部と摺接して切断される場合がある。このような不
具合を防止するために (1)図9に示されるように支持台7上に積み重ねられ
たヘッド基板6の間に有機性シート9を挟んで下側のヘ
ッド基板6を保護する。
上には個別電極などが形成されており、基板を積み重ね
たとき、このような個別電極などが上側のヘッド基板6
の端部と摺接して切断される場合がある。このような不
具合を防止するために (1)図9に示されるように支持台7上に積み重ねられ
たヘッド基板6の間に有機性シート9を挟んで下側のヘ
ッド基板6を保護する。
【0005】(2)図10に示すようにヘッド基板6上
に、有機性物質を線状に塗布して保護突条10を形成し
て配線パターンの損傷を防止する。
に、有機性物質を線状に塗布して保護突条10を形成し
て配線パターンの損傷を防止する。
【0006】などの技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記保護膜は、スパッ
タリングなどの真空成膜技術で形成されるが、保護膜を
高硬度とするためには、400℃程度の基板温度で成膜
することが良好であることが知られている。しかしなが
ら、このような高温処理を行うと、前記の2つの従来例
では有機性物質を使用しているために、前記有機性シー
ト9や保護突条10が分解したりガスの発生、さらには
これらが絶縁基板2上に焼き付くなどの不具合を生じる
ため、高温処理が不可能であるという問題点を生じる。
タリングなどの真空成膜技術で形成されるが、保護膜を
高硬度とするためには、400℃程度の基板温度で成膜
することが良好であることが知られている。しかしなが
ら、このような高温処理を行うと、前記の2つの従来例
では有機性物質を使用しているために、前記有機性シー
ト9や保護突条10が分解したりガスの発生、さらには
これらが絶縁基板2上に焼き付くなどの不具合を生じる
ため、高温処理が不可能であるという問題点を生じる。
【0008】また有機性シート9を用いる場合には、高
温のため有機性シート9が延び、いわゆる波打つ状態と
なり、積み重ねられているヘッド基板6の間に大きな隙
間が発生し、保護膜の成分が本来他のヘッド基板が被覆
されるべき基板表面に回り込む不具合を生じる。保護膜
成分が基板表面に回り込むと、当該保護膜形成後に絶縁
基板2上に実装される駆動回路素子4の接続工程におい
て、絶縁基板2上の個別電極などの駆動回路素子4に対
する接続端子部分が前記保護膜成分で被覆されてしま
い、電気的導通が不可能となる不具合を生じる。
温のため有機性シート9が延び、いわゆる波打つ状態と
なり、積み重ねられているヘッド基板6の間に大きな隙
間が発生し、保護膜の成分が本来他のヘッド基板が被覆
されるべき基板表面に回り込む不具合を生じる。保護膜
成分が基板表面に回り込むと、当該保護膜形成後に絶縁
基板2上に実装される駆動回路素子4の接続工程におい
て、絶縁基板2上の個別電極などの駆動回路素子4に対
する接続端子部分が前記保護膜成分で被覆されてしま
い、電気的導通が不可能となる不具合を生じる。
【0009】またサーマルヘッド1の製造工程として、
前記有機性シート9をヘッド基板6間に挟む工程、ある
いは保護突条10を形成する工程が必要となり、製造工
程が繁雑化するという不具合がある。また有機性シート
9を用いる場合には、部品点数とコストとが増大すると
いう不具合も生じる。
前記有機性シート9をヘッド基板6間に挟む工程、ある
いは保護突条10を形成する工程が必要となり、製造工
程が繁雑化するという不具合がある。また有機性シート
9を用いる場合には、部品点数とコストとが増大すると
いう不具合も生じる。
【0010】本発明の目的は、上述の技術的課題を解消
し、製造されるサーマルヘッドの信頼性を向上すること
ができると共に、製造工程の簡略化とを合わせて図るこ
とができるサーマルヘッドの製造方法を提供することで
ある。
し、製造されるサーマルヘッドの信頼性を向上すること
ができると共に、製造工程の簡略化とを合わせて図るこ
とができるサーマルヘッドの製造方法を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、絶縁基板上に
グレーズ層を形成し、その上に複数の発熱素子と発熱素
子を挟む共通電極と複数の個別電極とを形成するサーマ
ルヘッドの製造方法において、グレーズ層形成時に、個
別電極の間の空隙部に発熱素子の配列方向と平行に複数
の突起を形成する工程と、グレーズ層上に複数の発熱素
子と共通電極と個別電極とを形成する工程と、複数の絶
縁基板をグレーズ層が同一方向に臨み、かつグレーズ層
が露出する状態に積み重ねて保護膜の形成を行う工程と
を含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法であ
る。
グレーズ層を形成し、その上に複数の発熱素子と発熱素
子を挟む共通電極と複数の個別電極とを形成するサーマ
ルヘッドの製造方法において、グレーズ層形成時に、個
別電極の間の空隙部に発熱素子の配列方向と平行に複数
の突起を形成する工程と、グレーズ層上に複数の発熱素
子と共通電極と個別電極とを形成する工程と、複数の絶
縁基板をグレーズ層が同一方向に臨み、かつグレーズ層
が露出する状態に積み重ねて保護膜の形成を行う工程と
を含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造方法であ
る。
【0012】
【作用】本発明に従うサーマルヘッドの製造方法では、
絶縁基板上にグレーズ層を形成し、その上に複数の発熱
素子と発熱素子を挟む共通電極と複数の個別電極とを形
成する。このとき、グレーズ層形成時に、個別電極の間
の空隙部に発熱素子の配列方向と平行に複数の突起を形
成し、グレーズ層上に複数の発熱素子と共通電極と個別
電極とを形成する。次に、複数の絶縁基板をグレーズ層
が同一方向に臨み、かつグレーズ層の形成領域を含む領
域が露出する状態に積み重ね保護膜の形成を行う。
絶縁基板上にグレーズ層を形成し、その上に複数の発熱
素子と発熱素子を挟む共通電極と複数の個別電極とを形
成する。このとき、グレーズ層形成時に、個別電極の間
の空隙部に発熱素子の配列方向と平行に複数の突起を形
成し、グレーズ層上に複数の発熱素子と共通電極と個別
電極とを形成する。次に、複数の絶縁基板をグレーズ層
が同一方向に臨み、かつグレーズ層の形成領域を含む領
域が露出する状態に積み重ね保護膜の形成を行う。
【0013】これにより、前記保護膜の形成工程におい
て、各絶縁基板を相互に離間した状態に保持する手段と
して前記突起を用いることができる。この突起は、グレ
ーズ層と同一材料から形成され、比較的高温への耐性を
有するものである。したがって、前記保護膜を高硬度と
するために、400℃程度の基板温度で成膜することが
できる。しかも、高温により突起の分解やガスの発生、
さらにはこれらが絶縁基板上に焼き付くなどの不具合を
防止することができる。これらにより、サーマルヘッド
の信頼性を格段に向上することができる。
て、各絶縁基板を相互に離間した状態に保持する手段と
して前記突起を用いることができる。この突起は、グレ
ーズ層と同一材料から形成され、比較的高温への耐性を
有するものである。したがって、前記保護膜を高硬度と
するために、400℃程度の基板温度で成膜することが
できる。しかも、高温により突起の分解やガスの発生、
さらにはこれらが絶縁基板上に焼き付くなどの不具合を
防止することができる。これらにより、サーマルヘッド
の信頼性を格段に向上することができる。
【0014】また高温により突起が波打つ状態になる事
態が防止されるので、保護膜材料が本来被覆されるべき
基板表面に回り込む不具合を解消でき、電気的導通が不
可能あるいは不良となる不具合を防止する。また、突起
はグレーズ層の形成工程と同一工程で形成されるので、
製造工程が簡略化される。
態が防止されるので、保護膜材料が本来被覆されるべき
基板表面に回り込む不具合を解消でき、電気的導通が不
可能あるいは不良となる不具合を防止する。また、突起
はグレーズ層の形成工程と同一工程で形成されるので、
製造工程が簡略化される。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例のサーマルヘッド2
1の斜視図であり、図2はサーマルヘッド21の断面図
である。サーマルヘッド21は、たとえば酸化アルミニ
ウムAl2O3などのセラミックから矩形平板状に形成さ
れた耐熱基板22を備え、耐熱基板22上にはたとえば
ガラスなどから成るグレーズ層23が帯状に形成され、
突起28が後述するようにたとえば高さh1(例として
10〜20μm)に複数形成される。このような耐熱基
板22上のほぼ全面にわたって、たとえば窒化タンタル
Ta2 Nなどから成る抵抗体層24をたとえばスパッタ
リングやエッチングなどの薄膜技術で例として500Å
の層厚t1で形成する。
1の斜視図であり、図2はサーマルヘッド21の断面図
である。サーマルヘッド21は、たとえば酸化アルミニ
ウムAl2O3などのセラミックから矩形平板状に形成さ
れた耐熱基板22を備え、耐熱基板22上にはたとえば
ガラスなどから成るグレーズ層23が帯状に形成され、
突起28が後述するようにたとえば高さh1(例として
10〜20μm)に複数形成される。このような耐熱基
板22上のほぼ全面にわたって、たとえば窒化タンタル
Ta2 Nなどから成る抵抗体層24をたとえばスパッタ
リングやエッチングなどの薄膜技術で例として500Å
の層厚t1で形成する。
【0016】この抵抗体層24上の耐熱基板22の端部
側には、たとえば金属層をスパッタリングなどの真空成
膜技術で膜厚t2(例として1μm)に形成した後、パ
ターンニングして形成される共通電極25がグレーズ層
23と平行に形成され、また複数の個別電極26が形成
され、これらによって規定される複数の発熱抵抗体37
が直線状に配列される。共通電極25は、耐熱基板22
の周縁部に沿って延び、その端部付近は接続端子27と
して構成される。このような共通電極25、個別電極2
6は、発熱抵抗体37の形成領域を含む範囲で、たとえ
ばSiNなどの保護膜29で被覆される。
側には、たとえば金属層をスパッタリングなどの真空成
膜技術で膜厚t2(例として1μm)に形成した後、パ
ターンニングして形成される共通電極25がグレーズ層
23と平行に形成され、また複数の個別電極26が形成
され、これらによって規定される複数の発熱抵抗体37
が直線状に配列される。共通電極25は、耐熱基板22
の周縁部に沿って延び、その端部付近は接続端子27と
して構成される。このような共通電極25、個別電極2
6は、発熱抵抗体37の形成領域を含む範囲で、たとえ
ばSiNなどの保護膜29で被覆される。
【0017】ヘッド基板22上には、駆動回路素子30
が搭載される。このような駆動回路素子30は、複数個
毎の発熱抵抗体37毎に第1図に示されるように発熱抵
抗体37の配列方向と平行に配列される。また耐熱基板
22上には共通電極25と同一材料、同一工程におい
て、駆動回路素子30に入力される印画データや制御信
号などを外部から入力するための信号ライン31が形成
される。信号ライン31には外部配線基板32が接続さ
れる。
が搭載される。このような駆動回路素子30は、複数個
毎の発熱抵抗体37毎に第1図に示されるように発熱抵
抗体37の配列方向と平行に配列される。また耐熱基板
22上には共通電極25と同一材料、同一工程におい
て、駆動回路素子30に入力される印画データや制御信
号などを外部から入力するための信号ライン31が形成
される。信号ライン31には外部配線基板32が接続さ
れる。
【0018】図3は本実施例の製造工程を示す工程図で
あり、図4はこの製造工程を示す斜視図である。工程a
1では図4(1)に示すように、耐熱基板22上に後述
するスクリーン印刷装置で前記グレーズ層23と複数の
突起28とを形成する。この突起28は図1に示すよう
に、後段の製造工程で形成される個別電極26および信
号ライン31の間の空隙部38となる箇所に形成され
る。
あり、図4はこの製造工程を示す斜視図である。工程a
1では図4(1)に示すように、耐熱基板22上に後述
するスクリーン印刷装置で前記グレーズ層23と複数の
突起28とを形成する。この突起28は図1に示すよう
に、後段の製造工程で形成される個別電極26および信
号ライン31の間の空隙部38となる箇所に形成され
る。
【0019】図5は、本実施例で用いられるスクリーン
印刷装置33の系統図である。印刷を行うには、印刷の
型が形成されたスクリーン34をその下方にある耐熱基
板22から間隔d1だけ隔てた位置に配置する。スクリ
ーン34上に、耐熱基板22に塗布されるガラスペース
ト35を設け、スキージ36を矢符A2方向に下降さ
せ、スクリーン34に接触させた後、さらに押圧してこ
れをたわませ耐熱基板22に接触させる。この後、スキ
ージ36を矢符A1方向に移動し、印刷が行われる。
印刷装置33の系統図である。印刷を行うには、印刷の
型が形成されたスクリーン34をその下方にある耐熱基
板22から間隔d1だけ隔てた位置に配置する。スクリ
ーン34上に、耐熱基板22に塗布されるガラスペース
ト35を設け、スキージ36を矢符A2方向に下降さ
せ、スクリーン34に接触させた後、さらに押圧してこ
れをたわませ耐熱基板22に接触させる。この後、スキ
ージ36を矢符A1方向に移動し、印刷が行われる。
【0020】工程a2では耐熱基板22の全面に亘り、
スパッタリングなどの薄膜技術で前記抵抗体層24を成
膜する。工程a3では抵抗体層24上にたとえばアルミ
ニウムなどの金属層をスパッタリングなどで成膜し、図
4(2)に示されるように共通電極25、個別電極26
および信号ライン31が形成されるようにパターンニン
グする。工程a4では、この製造段階の複数の耐熱基板
22を図6に示すように、支持台39上に積み重ねる。
スパッタリングなどの薄膜技術で前記抵抗体層24を成
膜する。工程a3では抵抗体層24上にたとえばアルミ
ニウムなどの金属層をスパッタリングなどで成膜し、図
4(2)に示されるように共通電極25、個別電極26
および信号ライン31が形成されるようにパターンニン
グする。工程a4では、この製造段階の複数の耐熱基板
22を図6に示すように、支持台39上に積み重ねる。
【0021】各耐熱基板22は、下側の耐熱基板22の
図4(2)に示す保護膜形成領域40以外の残余の領域
が上側の耐熱基板22で被覆されるように、相互に主走
査方向にずらして配置される。この状態の耐熱基板22
は前記突起28によって、突起28の高さh1程度の間
隔を空けた状態に保持される。この状態で400℃程度
の高温で基板を加熱し、各耐熱基板22毎に前記保護膜
形成領域40に保護膜29を一斉に成膜する。工程a5
では、保護膜の成膜後の各耐熱基板22を分離し、各耐
熱基板22毎に前記駆動回路素子30を個別電極26お
よび信号ライン31の接続端子に接続する。このように
して、サーマルヘッド21が形成される。
図4(2)に示す保護膜形成領域40以外の残余の領域
が上側の耐熱基板22で被覆されるように、相互に主走
査方向にずらして配置される。この状態の耐熱基板22
は前記突起28によって、突起28の高さh1程度の間
隔を空けた状態に保持される。この状態で400℃程度
の高温で基板を加熱し、各耐熱基板22毎に前記保護膜
形成領域40に保護膜29を一斉に成膜する。工程a5
では、保護膜の成膜後の各耐熱基板22を分離し、各耐
熱基板22毎に前記駆動回路素子30を個別電極26お
よび信号ライン31の接続端子に接続する。このように
して、サーマルヘッド21が形成される。
【0022】以上のように本実施例では、保護膜29を
形成するときに、支持台39上に積み重ねられた耐熱基
板22をグレーズ層23と同一材料からなる突起28を
用いて、相互に間隔h1を隔てるようにした。したがっ
て、上側の耐熱基板22の裏面側端部がケバなどにより
鋭利であっても、このケバにより下側の耐熱基板22の
個別電極26などが損傷を受ける事態を防止することが
できる。これにより、製造されるサーマルヘッド21の
信頼性と歩留まりとを格段に向上することができる。
形成するときに、支持台39上に積み重ねられた耐熱基
板22をグレーズ層23と同一材料からなる突起28を
用いて、相互に間隔h1を隔てるようにした。したがっ
て、上側の耐熱基板22の裏面側端部がケバなどにより
鋭利であっても、このケバにより下側の耐熱基板22の
個別電極26などが損傷を受ける事態を防止することが
できる。これにより、製造されるサーマルヘッド21の
信頼性と歩留まりとを格段に向上することができる。
【0023】また、突起28はグレーズ層23と同一の
材料、すなわちケイ酸ガラスなどからなり、耐熱基板2
2の表面温度400℃に十分な耐性を有するものであ
る。したがって従来よりも高硬度の保護膜29を実現す
ることができ、使用に伴うクラックの発生や、印画動作
時におけるプラテンローラ(図示せず)と保護膜29と
の間への異物の噛み込みによるクラックの発生などを防
止することができ、サーマルヘッド21の信頼性を向上
すると共に、長寿命化を図ることができる。
材料、すなわちケイ酸ガラスなどからなり、耐熱基板2
2の表面温度400℃に十分な耐性を有するものであ
る。したがって従来よりも高硬度の保護膜29を実現す
ることができ、使用に伴うクラックの発生や、印画動作
時におけるプラテンローラ(図示せず)と保護膜29と
の間への異物の噛み込みによるクラックの発生などを防
止することができ、サーマルヘッド21の信頼性を向上
すると共に、長寿命化を図ることができる。
【0024】突起28は従来技術における有機性シート
9を用いた場合のように、高温となっても波打つ状態と
はならず、したがって耐熱基板22の間に過大な隙間を
生じる事態を防止することができる。本件発明者の計測
によれば、本実施例の耐熱基板22を用いて保護膜29
をスパッタリングで成膜した際の保護膜形成領域40か
ら信号ライン31側へ向けての保護膜材料の回り込み
は、約2〜3mm程度に抑制できることが確認された。
これにより、保護膜29成膜後の耐熱基板22に対し
て、駆動回路素子30を搭載する際に、個別電極26や
信号ライン31の接続部にまで保護膜材料側が回り込
み、電気的導通が困難になる事態を防止することがで
き、この点においてもサーマルヘッド21の信頼性を向
上することができる。
9を用いた場合のように、高温となっても波打つ状態と
はならず、したがって耐熱基板22の間に過大な隙間を
生じる事態を防止することができる。本件発明者の計測
によれば、本実施例の耐熱基板22を用いて保護膜29
をスパッタリングで成膜した際の保護膜形成領域40か
ら信号ライン31側へ向けての保護膜材料の回り込み
は、約2〜3mm程度に抑制できることが確認された。
これにより、保護膜29成膜後の耐熱基板22に対し
て、駆動回路素子30を搭載する際に、個別電極26や
信号ライン31の接続部にまで保護膜材料側が回り込
み、電気的導通が困難になる事態を防止することがで
き、この点においてもサーマルヘッド21の信頼性を向
上することができる。
【0025】突起28はグレーズ層23の製造工程と同
一工程において同一材料で同時に形成される。すなわ
ち、図5に示すスクリーン印刷装置33のスクリーン3
4のパターンを若干変更するだけで実現することがで
き、突起28を形成するための特段の装置や工程の必要
性が解消され、製造工程を簡略化することができる。
一工程において同一材料で同時に形成される。すなわ
ち、図5に示すスクリーン印刷装置33のスクリーン3
4のパターンを若干変更するだけで実現することがで
き、突起28を形成するための特段の装置や工程の必要
性が解消され、製造工程を簡略化することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に従うサーマルヘッ
ドの製造方法では、絶縁基板上にグレーズ層を形成し、
その上に複数の発熱素子と発熱素子を挟む共通電極と複
数の個別電極とを形成する。このとき、グレーズ層形成
時に、個別電極の間の空隙部に発熱素子の配列方向と平
行に複数の突起を形成し、グレーズ層上に複数の発熱素
子と共通電極と個別電極とを形成する。次に、複数の絶
縁基板をグレーズ層が同一方向に臨み、かつグレーズ層
の形成領域を含む領域が露出する状態に積み重ね保護膜
の形成を行う。
ドの製造方法では、絶縁基板上にグレーズ層を形成し、
その上に複数の発熱素子と発熱素子を挟む共通電極と複
数の個別電極とを形成する。このとき、グレーズ層形成
時に、個別電極の間の空隙部に発熱素子の配列方向と平
行に複数の突起を形成し、グレーズ層上に複数の発熱素
子と共通電極と個別電極とを形成する。次に、複数の絶
縁基板をグレーズ層が同一方向に臨み、かつグレーズ層
の形成領域を含む領域が露出する状態に積み重ね保護膜
の形成を行う。
【0027】これにより、前記保護膜の形成工程におい
て、各絶縁基板を相互に離間した状態に保持する手段と
して前記突起を用いることができる。この突起は、グレ
ーズ層と同一材料から形成され、比較的高温への耐性を
有するものである。したがって、前記保護膜を高硬度と
するために、400℃程度の基板温度で成膜可能とな
る。しかも、高温により突起の分解やガスの発生、さら
にはこれらが絶縁基板上に焼き付くなどの不具合を防止
することができる。これらにより、サーマルヘッドの信
頼性を格段に向上することができる。
て、各絶縁基板を相互に離間した状態に保持する手段と
して前記突起を用いることができる。この突起は、グレ
ーズ層と同一材料から形成され、比較的高温への耐性を
有するものである。したがって、前記保護膜を高硬度と
するために、400℃程度の基板温度で成膜可能とな
る。しかも、高温により突起の分解やガスの発生、さら
にはこれらが絶縁基板上に焼き付くなどの不具合を防止
することができる。これらにより、サーマルヘッドの信
頼性を格段に向上することができる。
【0028】また高温により突起が波打つ状態になる事
態が防止されるので、保護膜材料が本来被覆されるべき
基板表面に回り込む不具合を解消でき、電気的導通が不
可能あるいは不良となる不具合を防止する。また、突起
はグレーズ層の形成工程と同一工程で形成されるので、
製造工程が簡略化される。
態が防止されるので、保護膜材料が本来被覆されるべき
基板表面に回り込む不具合を解消でき、電気的導通が不
可能あるいは不良となる不具合を防止する。また、突起
はグレーズ層の形成工程と同一工程で形成されるので、
製造工程が簡略化される。
【図1】本発明の一実施例に従うサーマルヘッド21の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】サーマルヘッド21の断面図である。
【図3】サーマルヘッド21の製造工程を示す工程図で
ある。
ある。
【図4】この製造工程を示す斜視図である。
【図5】本実施例の製造工程を示す断面図である。
【図6】本実施例に用いられるスクリーン印刷装置の系
統図である。
統図である。
【図7】従来例のサーマルヘッド1の斜視図である。
【図8】従来例の製造工程を示す断面図である。
【図9】従来例の製造工程を示す断面図である。
【図10】従来例の製造工程を示す断面図である。
21 サーマルヘッド 22 耐熱基板 23 グレーズ層 28 突起 33 スクリーン印刷装置 35 ガラスペースト 38 空隙部 39 支持台 40 保護膜形成領域
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁基板上にグレーズ層を形成し、その
上に複数の発熱素子と発熱素子を挟む共通電極と複数の
個別電極とを形成するサーマルヘッドの製造方法におい
て、 グレーズ層形成時に、個別電極の間の空隙部に発熱素子
の配列方向と平行に複数の突起を形成する工程と、 グレーズ層上に複数の発熱素子と共通電極と個別電極と
を形成する工程と、 複数の絶縁基板をグレーズ層が同一方向に臨み、かつグ
レーズ層が露出する状態に積み重ねて保護膜の形成を行
う工程とを含むことを特徴とするサーマルヘッドの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25253991A JPH0592596A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | サーマルヘツドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25253991A JPH0592596A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | サーマルヘツドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592596A true JPH0592596A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17238783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25253991A Pending JPH0592596A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | サーマルヘツドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0592596A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6199465B1 (en) | 1996-11-29 | 2001-03-13 | Fuji Koeki Co., Ltd. | Liquid coater |
| US6304280B1 (en) | 1997-11-26 | 2001-10-16 | Rohm Co., Ltd. | Thermal printhead and method of making the same |
| US6659370B1 (en) | 1998-05-25 | 2003-12-09 | Fuji Bc Engineering Co., Ltd. | Liquid spray device and cutting method |
| US6773212B2 (en) | 2000-10-26 | 2004-08-10 | Fuji Koeki Co., Ltd. | Cutting-oil coater and cutting device |
| JP2006056046A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Rohm Co Ltd | サーマルプリントヘッドの製造方法 |
| JP2016215417A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | ローム株式会社 | サーマルプリントヘッド、およびその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25253991A patent/JPH0592596A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6199465B1 (en) | 1996-11-29 | 2001-03-13 | Fuji Koeki Co., Ltd. | Liquid coater |
| US6460831B2 (en) | 1996-11-29 | 2002-10-08 | Fuji Bc Engineering Co., Ltd. | Cutting liquid coater |
| US6679484B2 (en) | 1996-11-29 | 2004-01-20 | Fuji Bc Engineering Co., Ltd. | Cutting liquid coater |
| US6304280B1 (en) | 1997-11-26 | 2001-10-16 | Rohm Co., Ltd. | Thermal printhead and method of making the same |
| US6659370B1 (en) | 1998-05-25 | 2003-12-09 | Fuji Bc Engineering Co., Ltd. | Liquid spray device and cutting method |
| US6773212B2 (en) | 2000-10-26 | 2004-08-10 | Fuji Koeki Co., Ltd. | Cutting-oil coater and cutting device |
| JP2006056046A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Rohm Co Ltd | サーマルプリントヘッドの製造方法 |
| JP2016215417A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | ローム株式会社 | サーマルプリントヘッド、およびその製造方法 |
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