JPH0592756U - 摩擦帯電圧測定装置 - Google Patents

摩擦帯電圧測定装置

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JPH0592756U
JPH0592756U JP3920692U JP3920692U JPH0592756U JP H0592756 U JPH0592756 U JP H0592756U JP 3920692 U JP3920692 U JP 3920692U JP 3920692 U JP3920692 U JP 3920692U JP H0592756 U JPH0592756 U JP H0592756U
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sample plate
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plate
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JP3920692U
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基二 谷口
高次 上田
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鐘紡株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 布帛やフィルム等の摩擦帯電圧特性や放電特
性を測定する摩擦帯電圧測定装置において、温度、湿度
等が一定条件のもとで試験を行い、精度の高い測定結果
が得られるようにする。 【構成】 シート状の試料Sを緊張状態で表面側に貼着
するサンプルプレート17と、該サンプルプレートを裏
面側から支持する受台9と、該受台によって支持された
サンプルプレート17に貼着されている試料Sの表面に
摺接して摩擦する摩擦摺動パッド11と、摩擦後の試料
Sの帯電圧を検出する帯電圧センサ13とで構成される
測定部2を有し、該測定部を恒温恒湿状態に保つことの
できる空調室5内に収納し、該空調室内に前記サンプル
プレート17を適数枚保持しておくことのできる容器1
60を設けるとともに、該容器に保持されているサンプ
ルプレート17を前記受台9上に支持させるよう外部か
ら操作できる操作手段170を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、布帛やフィルム等の摩擦帯電圧特性や放電特性を測定する摩擦帯電 圧測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本願出願人は、布帛等の摩擦帯電圧特性を測定することのできる測定装置を開 発し、すでに特許出願している(特願昭63−175995号)。この装置は、 高度の再現性を有し、しかも簡便に測定を行えるという極めて有用な効果が得ら れるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の摩擦帯電圧測定装置は、試験場所の雰囲気、例えば 温度、湿度等の条件によって測定結果に若干差異が生じ、測定精度に対する信頼 性がいまひとつ不十分であった。そこで、温度、湿度等が一定条件のもとで試験 を行うことができ、また、さまざまな設定温度、湿度のもとで試験を行うことが でき、精度の高い測定結果が得られる摩擦帯電測定装置を開発することを本考案 の課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は次のように構成した。すなわち、本考案 にかかる摩擦帯電測定装置は、シート状の試料を緊張状態で表面側に貼着するサ ンプルプレートと、該サンプルプレートを裏面側から支持する受台と、該受台に よって支持されたサンプルプレートに貼着されている試料の表面に摺接して摩擦 する摩擦摺動パッドと、摩擦後の試料の帯電圧を検出する帯電圧センサとで構成 される測定部を備えた摩擦帯電圧測定装置において、前記測定部を恒温恒湿状態 に保つことのできる空調室内に収納し、該空調室内には前記サンプルプレートを 適数枚保持しておくことのできる容器を設けるとともに、該容器に保持されてい るサンプルプレートを外部から前記受台上に支持させることのできる操作手段を 設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
シート状の試料を緊張状態で表面側に貼着した適数枚のサンプルプレートを容 器に保持させ、空調室内を所定の恒温恒湿状態に保つ。そのまま一定時間以上経 過させてサンプルプレートの試料を空調室内の雰囲気になじませた後、操作手段 を用いて該サンプルプレートを裏面側から受台が支持するようセットし、その状 態で試料の表面に摩擦摺動パッドを摺接させ所定回数摩擦を行う。しかるのち、 帯電性センサで試料の帯電圧を検出する。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の1実施例の全体構成図であって、この摩擦帯電圧測定装置1は 、試料に摩擦を与えるとともにその帯電圧を測定する測定部2と、該測定部の動 作を制御するとともに得られたデータを処理するデータ処理部3と、プロッタ4 と、測定部2を収納する空調室5とで構成されている。
【0007】 測定部2は、図2および図3に示す如く、試料Sを保持する試料保持部7と、 受台9と、摩擦装置10と、帯電圧センサ13とを備えている。試料保持部7は 、図4に示す如く、上面に試料S表面が露出する円形の穴15が設けられたスラ イド式サンプルテーブル16と、試料Sを貼着固定するサンプルプレート17を 備え、サンプルテーブル16の側面にはサンプルプレート17を挿入する挿入口 19が開口している。また、サンプルテーブル16の内部には、基台20に対し 上下動自在な脚22,…を有し、バネ23,…の押圧力によってサンプルプレー ト17をサンプルテーブル16の天井面に押圧する押圧板24,24が設けられ ている。この押圧板24,24の入口側部分は下方に傾斜して前記挿入口19に 臨んでいる。サンプルプレート17は階段状に屈曲した板体の中央部に円形の穴 26が形成されており、サンプルプレート17をサンプルテーブル16に装着し た時、この穴26が前記テーブル側の穴15と丁度重なるようになっている。シ ート状の試料Sはこのサンプルプレート17の上面に緊張状態でスコッチテープ 等の固定手段で固定される。なお、織物やフィルム等伸縮性の低い試料はサンプ ルプレート17を用いず、直接サンプルテーブル16にテープ等で貼着しても測 定を行うことができる。また、ニット等伸縮性の高い試料は、スコッチテープ等 を用いず、複数のピンで固定するのが好ましい。
【0008】 サンプルテーブル16の手前側の端部には、本体ケース30に設けられた溝3 2に遊嵌される脚部が一体に設けられており、この脚部にコロ33,33が取り 付けられている。このコロ33,33は、テーブル16の移動時に溝32の直下 部に設けられたレール34上を転動するようになっている。また、サンプルテー ブル16の奥側の端部には水平方向に張出するガイド部材36が設けられており 、その先端部は、本体ケース30に設けた立上り部37の溝39内において、レ ール40上を摺動するようになっている。
【0009】 立上り部37の前面側両端部にはプーリ42,42が軸止されており、これら 両プーリ42,42にワイヤ43が張架されている。このワイヤ43には前記サ ンプルテーブル16の一端が係止されている。一方のプーリ42はパルスモータ 45の回転軸に固定されており、該モータの正逆回転によって回転し、ワイヤ4 3を移動させるようになっている。ワイヤ43が移動すると、前記サンプルテー ブル16が溝32,39に沿って測定位置Aから摩擦位置Bまでの間に円滑に前 後動する。なお、モータ45にはロータリエンコーダ47が取り付けられており 、該モータの回転量を検出するようになっている。これらモータ45と該モータ の回転量検出手段であるロータリエンコーダ47とは制御装置を兼ねたデータ処 理部3に接続されている。
【0010】 摩擦装置10は、図6に示す如く回転テーブル57にピン59を偏心させて設 けたクランク機構と、該クランク機構のピンが摺動自在に嵌合する長穴60を有 する揺動アーム62を備え、該揺動アームの基部には円筒63が一体に設けられ ている。円筒63は支持軸64に回転自在に嵌合しており、該円筒63の上端部 は支持軸64に外嵌したコイルバネ65によって下向きに押圧されている。コイ ルバネ65の押圧力の強さは、支持軸64の上部のねじ部64aに螺着したナッ ト66によって適宜調節することができる。
【0011】 揺動アーム62の下面側には端部に傾斜面69a有する突条部69が一体に設 けられており、回転テーブル57に設けたローラ70が該回転テーブルの所定の 回転位置でこの突条部69を押し上げるようになっている。すなわち、回転テー ブル57の矢印Y方向の回転とともにクランク機構により揺動アーム62が矢印 X方向と反X方向に繰り返し揺動するが、矢印X方向に移動するときには前記ロ ーラ70が突条部69から外れるので、揺動アーム62がコイルバネ65によっ て押し下げられ、反X方向に移動するときは揺動アーム62がローラ70によっ て持ち上げられる。揺動アーム62が持ち上げられると、その先端部に取り付け られている摩擦摺動パッド11が試料表面から持ち上げられ、揺動アーム62が 下降すると前記パッド11が試料表面に接触するようになっている。このため、 パッド11が矢印X方向に移動するときのみ試料表面を摺擦し、逆方向に戻ると きは試料表面から離脱する。なお、摩擦摺動パッド11は脱脂綿5〜10gを角 型の木枠に詰め、その上から洗濯ずみの金巾綿布または羊毛を被せて、ゴムバン ド、粘着テープ等で固定したもので、黒板消し状の外観を有する。このパッド1 1は、揺動アーム62の段状の先端部72にねじ73で取り付けられる。その着 脱は容易である。
【0012】 前記回転テーブル57の回転軸75にはベベルギヤ76が固着されており、こ のベベルギヤ76にパルスモータ77のベベルギヤ79が噛合している。このモ ータ77にもロータリエンコーダ80が取り付けられており、これらがデータ処 理装置3に接続されている。
【0013】 帯電圧センサ13は、サンプルテーブル16が測定位置Aに位置するとき、丁 度試料の直上部に位置するよう、本体ケースの立上り部37に設けた軸82に取 り付けた支持ケース83の先端部に取り付けられている。このセンサ13は回転 セクター方式のセンサであり、図7に示す如く扇形の静電誘導検出板90と、該 検出板と同形の遮蔽板91とを上下に間隔をおいて設けている。上側に位置する 静電誘導検出板90はアーム92によって固定支持されており、下側に位置する 遮蔽板91はブラシレスモータ94の回転軸95に取り付けられている。モータ 94の回転軸95は静電誘導検出板90の中央部に穿設した穴96に非接触に挿 通されている。モータ94の回転軸95の上端部にはスリ鉢状のピボット軸受部 97が形成され、このピボット軸受部97に導電体で形成されたニードル99の 先端部が当接している。このニードル99は弾性板100によって下向きに押圧 されるとともに、導電性を有する該弾性板100は導線101によってアースさ れている。帯電圧センサ13の直下部に帯電した試料Sを位置させた状態でモー タ94が回転すると、これと平面視同形の検出板90が下方の帯電体によって誘 電されたりされなかったりする。したがって、帯電圧がその大きさに見合う交流 として取り出され、これがプリアンプによって増幅されてデータ処理部に供給さ れる。ころがり軸受等の軸受は、軸が回転するに伴い例えばころがり体(ボール あるいはコロ)の表面に油膜が形成され、これを介して転動するようになる。こ のため、軸と軸受外側が電気的に高抵抗となり遮蔽板が完全に接地しないことに よって回転遮蔽板が電位を有することになる。また、前記軸と軸受外側の高抵抗 は軸の回転にともない変動するので、軸電位も変化しこれによって静電誘導検出 板にノイズを誘起させる。この影響を受けて測定精度が低下するおそれがあるが 、この装置では、モータ94の回転軸95がニードル99を介してアースされて いるので、上記の原因による測定誤差は生じない。
【0014】 帯電圧センサ13の直下部には、図3に示す如く、サンプルテーブル16の穴 と同形の円板状の較正用電極110が上下動可能に設けられている。較正用電極 110は、一定の体電圧を付加することのできる較正用高圧電源回路に接続され ており、常時は本体ケース30の上面レベルに引込んでいるが、電極上昇レバー 111を操作することにより、帯電圧センサ13に接近する所定の高さまで引き 上げることができる。この較正用電極110によって帯電圧センサ13の感度を 較正することができる。
【0015】 データ処理部3は図8に示すように構成されている。すなわち、帯電圧センサ 13のモータ94からの同期信号とプリアンプ121からの帯電圧アナログ信号 が、モータ同期信号検出回路120とメインアンプ122およびワンチップマイ コン123を含むA/D変換部125に供給され、該A/D変換部からのデジタ ル信号が演算部(コンピュータ)126に供給される。演算部126では測定デ ータの演算処理が行われ、その結果が表示部127およびプロッタ4に供給され る。
【0016】 また、演算部126には測定部2のモータ45、ソレノイド50、モータ77 などを駆動するコントロールリレー部130と設定用スイッチ群131が接続さ れており、装置全体の動作の制御、測定条件の設定等が行われるようになってい る。なお、較正用電極110には前述の如く較正用高圧電源133が接続されて いる。図中の135はAC100Vに接続されて直流定電圧を得る電源回路であ る。
【0017】 プロッタ4は、試料の帯電圧の経時変化をグラフで記録するとともに、1回の 測定におけるピーク電圧を各グラフの上方の記録位置140に記録する(図12 〜図15参照)。上記各図において、縦軸は帯電圧、横軸は時間(秒まはた分) である。この座標目盛もプロッタ4で設定条件に応じて記録紙P上にチャートと して描かせるようになっている。また、一つの試料について予め設定された回数 (例えば5回)の測定を行うと、ピーク値の平均Vp、ピーク値の変動率Cv、 測定開始から第1番目の設定時間(例えば10秒)経過後の帯電圧の平均V10と 変動率、第2番目の設定時間(例えば30秒)経過後の帯電値の平均V30と変動 率Cv、必要な場合は、さらに第n番目の設定時間経過後の平均Vnと変動率C v、半減期T(1/2)の平均と変動率Cv等の統計処理結果をチャートの右方 下部141に併せて記録するようになっている。このように、測定データの統計 処理を行って同時に表示するので、実用上きわめて便利なものとなっている。チ ャートの右方上部には、試験番号NO.、日付Date、温度Temp.、湿度 Hum、試料Sample、摩擦布Rub clothを記載する欄142が設 けられている。
【0018】 このプロッタ4による各測定データの記録は、所定時間ごとのデータをサンプ リングして記録紙上にプロットすることにより行われるが、記録開始直後の帯電 値の変化が特に急激であるので、この開始から所定の時間(例えば10秒間)は プロッタのサンプリングインタバルをそれ以後の部分よりも短くしている(例え ば1/2)。このため、データの急激な変化にも十分適応して、高精度のグラフ を描かせることができるのである。
【0019】 空調室5は、プラスチック、ガラス等の透明材料でできており、試料保持部7 のサンプルプレート挿入口19が開口している側の側面部に開閉可能な扉体15 0が設けられている。本体部151に取り付けたフック152,152を扉体側 に取り付けた受具153,153に係合させることにより、室内の気密が保持さ れた状態で扉体150が閉じられる。外部に設けた空調装置154によって給気 用ホース155と排気用ホース156を通じて空調が行われ、室内の雰囲気が一 定の温度および湿度になるよう調整するととも除塵を行う。空調装置154に温 度および湿度のコントローラを設けておき、自動的に制御するようにしておくと よい。なお、図示例の空調室5は測定部2の本体ケース30の上面端部から立ち 上がっており、該本体ケースは空調室5の外部に露出しているが、少なくとも試 料保持部7、受台9、摩擦装置10および帯電圧センサ13が空調室5の内部に あり、一定の恒温恒湿状態に保たれるようになっておればよい。
【0020】 空調室5内の適所に、試験に使用するサンプルプレートを保持しておく容器1 60が設けられている。この容器160は、図9に示すように上下に開口する長 穴161,161が形成されたサンプルプレート載置板162を本体部151の 天井面から吊り下げた状態に支持させたもので、該載置板の上に複数枚のサンプ ルプレート17,…を重ねた状態で載置しておくことができるようになっている 。載置板162の前後端部にはサンプルプレート17,…が落ちないようにする 立縁部163,163が形成されている。
【0021】 また、前記容器160に保持されているサンプルプレート17を試料保持部7 にセットするための操作手段として、扉体150の内側に、空調室5の外部から 両腕をそれぞれ差し入れることのできる手袋170(L,R)が取り付けられて いる。これら手袋170の素材は合成ゴム等のフレキシブルなものとし、差し入 れた腕の動作に円滑に追随できるようにしておく。手袋の扉体へ取付方法は、図 10に示すように、扉体150の腕挿入穴171の周囲に外側に突出して設けた 環状凸部172に手袋170の基部170aを折り返して装着し、その周囲にゴ ム製のOリング173を止着している。環状凸部172の端部には、該環状凸部 からOリング173が逸脱しないようにする張出部172aが形成されている。 このように手袋170を扉体150に取り付けると、両者の結合が堅固で手袋1 70が外れることがなく、しかも結合部の気密性が保たれる。また、手袋自体の 気密を保持しておくことも肝要である。
【0022】 次に、図11の測定操作を表すフローチャートを参照しつつ、この摩擦帯電圧 測定装置1の使用法について説明する。
【0023】 まず、サンプルプレート17に略正方形に裁断した試料を、穴26をふさぐ形 で載せ、スコッチテープで貼着固定する。このとき、試料表面にシワがないよう にする。そして、このように試料を取り付けた敵数枚のサンプルプレート17, …を容器160の載置板162の上に重ねて載置し、しかるのち扉体150を閉 じて空調室5内を外部から遮断された状態とし、設定条件となるよう空調室5内 の空調を行う。
【0024】 一定時間が経過して試料が空調室5内の雰囲気になじんだならば、手袋170 (L,R)に両腕を差し入れ、容器160からサンプルプレート17を1枚づつ 取り出し、これを試料保持部7にセットする。サンプルプレート17の取出方法 は、一方の手の指を長穴161から挿入して上に突き上げてサンプルプレート1 7,…が載置板162から浮かし、他方の手で一番上のサンプルプレート17を つかむようにする。また、試料保持部7へのセット方法は、サンプルプレート1 7をサンプルテーブル16の挿入口19に挿入し、両者の穴15,26が重なる までいっぱいに押し込むようにする。
【0025】 測定部2の電源がOFFであることを確認した後、データ処理部3とプロッタ 4の電源をONにし、ブザー(図示省略)が鳴るまで待つ。このブザーはプロッ タ4の準備が完了したことを報らせるもので、これが鳴ったら測定部2のスイッ チをONにする。しかるのち、設定用スイッチ群の各スイッチ、例えば電圧レン ジ設定スイッチ、測定回数設定スイッチ、測定時間設定スイッチ等の選択設定す る。較正を行う場合は較正スイッチを操作し、後述の較正操作を行わせるが、通 常は較正は不要である。
【0026】 以上の設定が行われたら、プロッタ4で記録紙P上にX軸、Y軸のチャート目 盛りを描かせる。試料をセットした測定装置のスタートスイッチを入れると、サ ンプルテーブル16が摩擦位置Bまで移動し、受台9が上昇して試料の裏面を支 えるとともに、摩擦装置10の摩擦摺動パッド11によって一方向のみの摺動摩 擦が所定回数行われる。摩擦が終わると受台9が下降し、サンプルテーブル16 が測定位置Aに復帰して帯電圧センサ13による帯電圧検出が行われる。この検 出信号はデータ処理装置3で処理され、プロッタ4によって記録される。この操 作が設定回数(例えば5回)だけ行われた後、得られた統計値が印字される。一 つの試料について所定回数の測定が終了したら、資料を変えて同様の測定を行う 。図12乃至図15は各条件を変えて行った試験結果の1例である。摺動摩擦回 数はそれぞれ20回とした。
【0027】 次に、帯電圧センサの較正法について述べれば、まず、サンプルプレート17 を測定位置Aにあるサンプルテーブル16から取り外し、レバー111を引き上 げて較正電極110を穴15の位置まで上昇させる。この状態で所定の較正電圧 (例えば5kv)を較正電極に印加し、帯電圧センサ13による検出を行う。この 検出結果はプロッタ4によって記録されるが、その値が設定電圧から外れている 場合は感度調整を行って較正する。
【0028】
【考案の効果】
以上に説明した如く、本考案にかかる摩擦帯電圧測定装置は、測定装置が恒温 恒湿状態に保たれた空調室内に収納されているとともに、試験に使用するサンプ ルプレートを予め空調室内の雰囲気になじませておくようになっているので、常 に試験を同一条件下で行えるようになり、試験結果の信頼性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の全体斜視図である。
【図2】測定部の1状態の斜視図である。
【図3】図2とは異なる状態の測定部の斜視図である。
【図4】試料保持部の斜視図である。
【図5】受台の斜視図である。
【図6】摩擦装置の斜視図である。
【図7】帯電圧センサの斜視図である。
【図8】全体構成のブロック図である。
【図9】図1におけるC−C断面図である。
【図10】図1におけるD−D断面図である。
【図11】測定操作のフローチャートである。
【図12】試験1の記録である。
【図13】試験2の記録である。
【図14】試験3の記録である。
【図15】試験4の記録である。
【符号の説明】
S 試料 1 摩擦帯電圧測定装置 2 測定部 3 データ処理部 4 プロッタ 5 空調室 7 試料保持部 9 受台 11 摺動摩擦パッド 13 帯電圧センサ 16 サンプルテーブル 17 サンプルプレート 160 容器 170 手袋(操作手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の試料を緊張状態で表面側に貼
    着するサンプルプレートと、該サンプルプレートを裏面
    側から支持する受台と、該受台によって支持されたサン
    プルプレートに貼着されている試料の表面に摺接して摩
    擦する摩擦摺動パッドと、摩擦後の試料の帯電圧を検出
    する帯電圧センサとで構成される測定部を備えた摩擦帯
    電圧測定装置において、前記測定部を恒温恒湿状態に保
    つことのできる空調室内に収納し、該空調室内には前記
    サンプルプレートを適数枚保持しておくことのできる容
    器を設けるとともに、該容器に保持されているサンプル
    プレートを外部から前記受台上に支持させることのでき
    る操作手段を設けたことを特徴とする摩擦帯電圧測定装
    置。
JP3920692U 1992-05-14 1992-05-14 摩擦帯電圧測定装置 Pending JPH0592756U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060447A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Teijin Fibers Ltd 摩擦帯電性評価装置
KR20210077153A (ko) * 2019-12-17 2021-06-25 송찰스기석 마찰전기 발전 소자의 전기신호 분석 방법
CN119355497A (zh) * 2024-12-25 2025-01-24 仪通智控科技(南通)有限公司 一种电路板通电电压检测装置

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