JPH0592777U - 時計用文字板 - Google Patents
時計用文字板Info
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- JPH0592777U JPH0592777U JP3100892U JP3100892U JPH0592777U JP H0592777 U JPH0592777 U JP H0592777U JP 3100892 U JP3100892 U JP 3100892U JP 3100892 U JP3100892 U JP 3100892U JP H0592777 U JPH0592777 U JP H0592777U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】2つ以上の指針回転部を持つ時計用文字板の、
デザインバラエティーを拡大し、加工品質の安定化、加
工効率の向上を図る。 【構成】指針回転用中心を2つ以上持つ文字板におい
て、補助指針回転部の仕上げは文字板本体に作り込み、
主回転指針用仕上げは上板に施したうえ、この両者を位
置合わせの後固着し、一体となしたことを特徴とする文
字板。
デザインバラエティーを拡大し、加工品質の安定化、加
工効率の向上を図る。 【構成】指針回転用中心を2つ以上持つ文字板におい
て、補助指針回転部の仕上げは文字板本体に作り込み、
主回転指針用仕上げは上板に施したうえ、この両者を位
置合わせの後固着し、一体となしたことを特徴とする文
字板。
Description
【0001】
本考案は、時計用文字板に関する。本考案は、指針回転用中心を2つ以上持つ 時計用文字板の装飾部の構成において、補助指針回転中心部の装飾については、 文字板本体に模様、めっき、塗装、印刷の表面処理を組み合わせ、さらに標示か つ装飾用付加小物部品を組付けて装飾し、主指針回転中心を中心とする補助指針 回転中心部以外の部分については、文字板本体に施したと同様、模様、めっき、 塗装、印刷の表面処理を組み合わせ、さらに標示かつ装飾用付加小物部品を組付 けて装飾した上板を別体で製作し、文字板本体に、本体装飾部が覗くよう該上板 を固定したことを特徴とする、時計用文字板に関する。
【0002】
従来時計用文字板は、一枚の基板に模様、めっき、塗装、印刷の表面処理を行 ない、さらに時刻標示かつ装飾用付加小物部品を組付けて、時計デザインの多様 化と装飾効果のレベルアップに応じて来た。しかし、近年時計機能がますます高 度化するのに伴って、従来の時刻秒を指示する指針に加えて、100分の1秒、 曜、日、月等を指針によって指示させる時計、および時計デザインが高い人気を 得るようになった。指針を回転させて必要事項を指示させる場合、その指示する ところを読み取り易くするには、指針の回転中心を中心とする標示および装飾が 最も自然だ、というのが人間工学の示すところである。その結果、文字板表面に は多数の指針回転中心と、その回転中心部の、回転中心を中心とする標示や装飾 仕上げの組み合わせが不可欠となってきた。ところが、前記従来法によってこれ らの文字板を製作しようとすれば、回転中心の数だけ加工回数を要する加工を一 つの原料に加えなければならず、また指針回転中心の配置位置に回転中心を合わ せた回転加工も加わり、加工精度や仕上がりの美観を損なわないための加工治工 具、加工保持具等の工夫を要してきた。また、このような困難さのためにデザイ ン上の制約が生じ、新しいデザインの開発を妨げて来た。このような問題に対し て、特開昭51−136447、特開昭52−10759、実公昭61−249 47のような、文字板本体と、本体とは別に製作した上板との組み合わせによる 解決策が有効のようにも解せられるが、これらの提案はいずれもその目的を異と し、前述のような多回転中心デザインの文字板製作には必ずしも有効ではない。 いずれの提案も、時刻標示片を文字板本体に植え込み、上板はこの時刻標示片を 逃がして打ち抜いた原料に表面処理のみ施した後、本体に重ねて固定、文字板の 総厚さを小さく抑えつつデザインバラエティ拡大に応えようとするものであった 。すなわち、厚さの厚い標示片は本体に固定し、表面仕上げ等は上板に加工して 両者を一体化して文字板の外観、機能の品質を満たそうとしたにすぎない。
【0003】
多機能、多運針時計用文字板の場合、従来の一体文字板の場合図1に示すよう に、文字板ベース1にベース模様4、補助指針回転部9および10にそれぞれベ ースとは異なる模様a、模様bを形成、めっき、塗装、印刷の表面処理を施し、 標示片2と補助指針回転部用標示片7を固着する、といった手順で製作する。さ らには、補助指針回転部に立体感を与える目的で図2に示すように、補助指針回 転部に指針回転中心を中心とした切削加工を加え、同時に挽き斜面11を形成す ることもある。図1に示す方法は比較的簡便ではあるが、ベース部分と補助指針 回転部分とにコントラストを付けるためにレジスト加工が必要となり、ひいては そのレジスト皮膜の耐久性によって加工出来る仕上げに制約が生じる。また、図 2に示す方法によれば、ベース部分と補助指針回転部分とには明瞭なコントラス トが表現出来、立体感ある魅力的な文字板が製作可能な半面、切削という加工で あるために、第1に加工途中の文字板表面への加工キズを防止しなければならず 、第2に切削で指針回転部ベース板厚さに減少を来たす、という欠点がある。い ずれの場合もレジスト塗布、加工後の除去といった付随作業を要し、後者の場合 にはさらに、切削深さ、切削境界斜面の美観確保のための加工刃具、治工具等に 創意を凝らしてきた。つまりはひとつの文字板に、面積比的にふたつ以上の文字 板を同居させると言ったデザインにあっては、以上のような課題がつきまとって いたのである。このように現在の課題は、前述の特開昭51−136447、特 開昭52−10759、実公昭61−24947等に提案されている。単に指針 用表示部分、あるいは仕上げの一部分が覗ける開口部を設けるといった手法によ っては、成功はおぼつかないものであり本考案によって初めて解決を見たのであ る。
【0004】 本考案は、上記欠点を解決するために補助指針回転部仕上げについては文字板 本体に施し、時、分の主指針、あるいは時、分、秒の主指針の回転する部分の仕 上げについては別に上板として加工し、しかる後に本体と上板を接着、リベット 止め、溶接のいずれかの方法で固着したものである。
【0005】 本考案の目的とするところは、前述の従来法にある欠点を克服すると同時に、 文字板の製作の効率アップを図り、かつ文字板のデザインバラエティーの拡大に 応えていこう、というものである。
【0006】
本考案による時計用文字板は、2つ以上の回転指針を持つ時計文字板の補助指 針回転部の表面処理、および標示片固着の仕上げを、文字板本体に施しておき、 時、分の主指針、あるいは時、分、秒の主指針の回転する部分の表面処理、およ び標示片固着の仕上げについては、別に上板として加工し、次にこの両者を接着 、リベット止め、あるいは溶接の方法で位置決め固定して、一枚の文字板とした ものである。
【0007】
本考案による実施例の1を図3に示す。図中(イ)は、本体と上板とを位置決 め固定した後の、文字板平面図を示す。同じく図中(ロ)は、固定前の本体13 と上板1の、補助指針回転中心部での断面図を示す。本体原料として0.3mm の洋白を用い、文字板デザイン形状にプレス抜きし、時計体への固定用ピン(足 )を溶接の後、補助指針(1)の回転中心6を中心に模様8を加工し必要色調の めっきを施す。次に補助指針(1)の回転部をマスクしたうえ補助指針(2)の 回転中心9を中心に模様11を加工し(1)と同様必要色調めっきを施した後マ スク皮膜を除去し保護塗装を行なった後、補助指針(1)の回転部には指針用金 属標示片7を固着し、補助指針(2)の回転部には指針表示10を印刷により施 した。一方上板については、リン青銅の0.2mm厚さの板を原料として用い、 外形形状は本体形状に合わせてプレス抜きし、併せて補助指針回転部開口部をも 打ち抜き、回転部開口部抜き断面をダイヤバイトにより鏡面カットを行ない、以 下は本体に類似の工程により主指針回転中心を中心として模様5を加工しやはり デザイン上必要な色調にめっきし保護塗装を行なった上に、マーク印刷3を印刷 し、また、主指針のための金属標示片(植え文字)を固定し接着剤14を開口部 以外の裏面に適量塗布した後、先の本体に当上板を、位置合わせの上接着固定し 一枚の文字板(ハ)とした。得られた外観は、3種の模様、3種のめっき、そし て塗装および開口窓縁のダイヤカットの鏡面とが多層的に副奏し、さらにこれに 標示片が複合、極めて高級感ある表現が得られた。
【0008】 本考案の第2の実施例を、図4に示す。図中(イ)は、本体と上板とを位置決 め固定した後の、文字板平面図を示す。同じく図中(ロ)は、固定前の本体13 と上板1の、補助指針回転中心部での断面図を示す。本体原料として0.3mm の洋白を用い、文字板デザイン形状にプレス抜きし、時計体への固定用ピン(足 )を溶接の後、補助指針(1)の回転中心6を中心に模様8を加工し必要色調の めっきを施す。次に補助指針(1)の回転部をマスクしたうえ補助指針(2)の 回転中心9を中心に模様11を加工し(1)部と同様必要色調のめっきを施す。 次に補助指針(2)の回転部も同様マスキングしたうえ、補助指針(3)の回転 中心15を中心に模様17を加工し回転指針(1)(2)部と同様、必要色調の めっきを施す。保護塗装を行なったあと回転指針(1)部には金属標示片7を固 着し、回転指針(2)(3)部については、指針用標示を印刷で行なった。一方 上板については、当デザインが薄型時計用であることからリン青銅の0.1mm 厚さの板を原料として用い、外形形状は本体形状に合わせてプレス抜きし、併せ て補助指針回転部開口部をも打ち抜いた。以下、本体に類似の工程により主指針 回転中心を中心として模様5を加工し、やはりデザイン上必要な色調にめっきし 保護塗装を行なった上に、マーク印刷3を印刷し、また、主指針のための金属標 示片については、厚さ0.05mm〜0.07mm程度の厚さに別途製造した貼 着文字を固定し、接着剤14を開口部以外の裏面に適量塗布した後、先の本体に 当上板を、位置合わせの上接着固定し一枚の文字板(ハ)とした.得られた外観 は4種の模様、4種のめっき、そして塗装の外観が副奏し、これに指針用標示片 の輝き等が複合、極めて高級感ある表現が初めの実施例同様、薄型時計用として も得られた。
【0009】 本考案による、さらに第3の実施例を図5に示す。図中(イ)は、本体と上板 とを位置決め固定した後の、文字板平面図を示す。同じく(ロ)は、固定前の本 体13と上板1の、補助指針回転中心部での断面図を示す。本体原料としては0 .2mmのリン青銅を用い、当実施例の場合には接着しろを含む補助指針回転形 状にプレス抜きする。補助指針(1)(2)の回転部は、それぞれ単体部品とし て分離できるので、補助指針(1)の回転部については回転中心6を中心に模様 8を加工し必要色調めっき、塗装、印刷および標示片を固着し半完成とし、補助 指針(2)の回転部についても、補助指針(1)の回転部同様回転中心9を中心 に、模様11を加工し必要色調のめっき、塗装、表示印刷を含む印刷を行ない半 完成部品とした。一方上板については、原料として0.3mmの洋白を用い、 こ の実施例の場合にはこの上板を文字板デザイン形状にプレス抜きし、 併せて補助 指針回転部開口部をも打ち抜き、該補助指針回転部用開口部裏面縁部には、本体 部品を接着固定するためのサライ面を挽き出し、次に時計体への固定用ピン12 を溶接する。表面には第2の実施例同様、主指針回転中心を中心に模様5を加工 し、やはりデザイン上必要な色調にめっきし塗装を行なった上に、マーク印刷3 を印刷し、また主指針のための標示片2(植え文字)固定し、半完成状態とする 。完成作業は、さきの補助指針回転部2種と、上板を組み上げる作業となり、作 業は上板側補助指針回転用開口部縁裏面、挽き出しサークル面上にコアなし両面 接着テーブ14を置き、ここに半完成品となっている仕上げ済み本体補助指針回 転部13を2ヶ所はめ込み固定して完成、一枚の文字板とした。
【0010】
【考案の効果】 本考案の第1に示した実施例は、文字板本体上二つの補助指針回転部に、それ ぞれ異なった表面処理および指針用表示を行ないコントラストを与えた後、上板 表面上にこれらの外観とも異なる表面処理および指針用表示を行ない、三重のコ ントラストを与えることが出来た。さらに、上板指針用開口縁部には、ダイヤモ ンド刃具による斜面鏡面カットで、デザイン上貴重なインパクトを与えることが 出来た。図2に示すような従来法は、補助指針回転部を一定深さに挽き込み、さ らにその縁部にダイヤモンド刃具による斜面カットを入れることは、不可避的に ベース原料の板厚増加につながり、必要厚さが0.8mmにも達することとなり、 薄型時計が普通のものとなった現在、著しく不利となっていた。第2の実施例は 、さらに薄型時計用に設計実施された実施例で、四重のコントラストを得られる と同時に、上板用薄型標示片の応用で、従来厚さの20%程度を減ずることが出 来た。第3の実施例では、主指針回転部と補助指針回転部を、それぞれ別々の部 品として半完成状態としておき、最終工程の組立てにより一枚の文字板として完 成する方法を採ったので、レジスト処理によるマスキングが不要となり、また3 種類の部品の平行加工が可能となり、トータルとしての加工リードタイムの短縮 につながった。さらに、各部品の寸法標準化により、多種類の補助指針回転部仕 上げ部品を、半完成品としてストック出来るようになり、多種少量製品の設計、 加工の短納期化を図ることが出来た。
【0011】 以上要約すれば、本考案により文字板を本体と上板の2部分に分け、それぞれ 同等の比重で加工を施した後組み合わせることで、第1に文字板のデザインバラ エティーの飛躍的拡大をもたらしたことである。第2には、切削あるいはマスキ ング加工という、いったん仕上げられた表面に損傷を与える恐れのある加工を、 同一部品に繰り返し加えるという危険を避け、分散することで、トータルで製品 品質の向上に寄与出来たことである。第3には、マスキング加工の度数が減少す ることで、加工効率を対従来法比で15%程度上げることが出来たことである。 第4に、各指針回転部部品を別体半完成品としてストックする方法で、設計、製 作の短納期化が図れたことである。
【図1】従来法による構成のひとつを示した図。
【図2】従来法による構成のいまひとつを示した図。
【図3】本考案の第1の実施例の構成を示した図。
【図4】本考案の第2の実施例の構成を示した図。
【図5】本考案の第2の実施例の構成を示した図。
【符号の簡単な説明】 1 主要指針回転部 2 主要指針用標示片(植え文字) 3 印刷によるマーク 4 主要指針回転穴 5 主要指針回転部模様 6 補助指針(1)回転穴 7 補助指針(1)用標示片 8 補助指針(1)回転部模様 9 補助指針(2)回転穴 10 補助指針(2)用標示片 11 補助指針(2)回転部模様 12 時計体への固定ピン 13 文字板本体 14 接着剤あるいは接着テープ 15 補助指針(3)回転穴 16 補助指針(3)用標示片 17 補助指針(3)回転部模様
Claims (1)
- 【請求項1】2つ以上の指針回転用中心を持つ時計用文
字板において、文字板本体に文字板中心を除く補助指針
の回転中心を中心とする部分に、模様、めっき、塗装、
印刷の組み合わせによる表面処理、および標示かつ装飾
用付加小物部品を組付け装飾を施し、この本体に前記装
飾部が覗くよう開口部を設け、本体同様、模様、めっ
き、塗装、印刷の組み合わせ、および標示かつ装飾用付
加小物部品を組付け装飾した上板を重ねて、この文字板
本体と上板とを固定したことを特徴とする時計用文字
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992031008U JP2573683Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 時計用文字板及び時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992031008U JP2573683Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 時計用文字板及び時計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0592777U true JPH0592777U (ja) | 1993-12-17 |
| JP2573683Y2 JP2573683Y2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=12319538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992031008U Expired - Lifetime JP2573683Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 時計用文字板及び時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573683Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020173249A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-10-22 | ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa | 時計文字盤装置 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP1992031008U patent/JP2573683Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020173249A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-10-22 | ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa | 時計文字盤装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2573683Y2 (ja) | 1998-06-04 |
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