JPH0593619A - コンプトン散乱x線法による金属上塗膜の厚さ測定方法 及び装置 - Google Patents

コンプトン散乱x線法による金属上塗膜の厚さ測定方法 及び装置

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JPH0593619A
JPH0593619A JP25547091A JP25547091A JPH0593619A JP H0593619 A JPH0593619 A JP H0593619A JP 25547091 A JP25547091 A JP 25547091A JP 25547091 A JP25547091 A JP 25547091A JP H0593619 A JPH0593619 A JP H0593619A
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Yoshinori Fukuda
義徳 福田
Hiroharu Katou
宏晴 加藤
Hideya Tanabe
英也 田辺
Takanori Akiyoshi
孝則 秋吉
Hiroyasu Yoshikawa
裕泰 吉川
Toshikazu Iwata
年一 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンプトン散乱X線法により金属を被覆する
塗膜等の厚さを測定するに当たって、測定面の傾きの変
動による測定誤差をなくす。 【構成】 測定面21の測定点Oにおける法線に関して
互いに対称の位置に、一対のX線発生源1及び2を設け
た装置を用い、予想される測定面の最大傾き角αを含む
平面内(紙面)にこの一対のX線発生源1及び2を位置
させて測定点Oに向けて照射する。 【効果】 測定面の傾きの変動αにより一方の入射X線
の塗膜を通過する光路長が変わっても、他方の入射X線
の塗膜を通過する光路長も変わり、これらは互いに光路
長の変化を打ち消し合うように変わるので、測定誤差が
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】鋼板或いはめっき鋼板等金属基盤
の上に塗装した塗膜の厚さを測定する技術の一つにコン
プトン散乱X線法があるが、この測定技術の精度向上に
関する。
【0002】
【従来の技術】金属上塗膜の厚さ測定法には、かってよ
りマイクロメーター法、重量法、電磁法、赤外線反射法
等があった。マイクロメーター法、重量法は、塗膜を剥
いでその前後の寸法差或いは重量差から塗膜厚を求める
方法で、直接的に厚さが求まる絶対法であるが、測定に
時間を要する。
【0003】電磁法、赤外線反射法は相対法であって、
上記の絶対法を基準として電磁強度或いは赤外線吸収量
が厚さに換算される。測定の迅速さ、非破壊測定が可能
な点でこれらの相対法は優れているが、限られた条件下
でなければ測定出来ない欠点があった。この欠点を克服
した測定法にコンプトン散乱X線測定法がある。
【0004】例えば、特開昭64−41810号公報で
は、塗膜で被覆された金属にX線を照射し発生するコン
プトン散乱X線の強度は、塗膜の厚さと直線関係にあ
り、この直線の切片は下地金属と関係し勾配は塗膜と関
係することを明らかにしている。即ち、一次X線が塗膜
を通過するときに原子に衝突し散乱された二次X線がコ
ンプトン散乱X線であって、その量は一次X線の通過路
の長さに依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、一次X線の
入射角が一定の場合は問題はないが、測定面が傾いたり
して入射角が変動する場合には、塗膜を通過するX線路
の長さが変動し測定に誤差が生ずるという問題が残され
ていた。
【0006】この問題を解決するためにこの発明は行わ
れたもので、複数個のX線管球を用いて、入射角の変動
を相殺することによって、塗膜厚を高い精度で測定する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の手段は、測定点にX線を照射し発生する二次X線を測
定する際に、二個のX線発生源を用いることによって、
測定面の傾きの変動等による入射角の変動を相殺する方
法であるが、これらの二個のX線発生源を測定面の最大
傾き角を含む平面内であって基準測定面の測定点におけ
る法線に関して対称の位置に配置し、これによって入射
角の変動を相殺するコンプトン散乱X線法による金属上
塗膜の厚さ測定方法と、この方法を用いるのに適した装
置であって、測定点にX線を照射し発生する二次X線を
測定する測定装置において、基準測定面の測定点におけ
る法線に関して対称となる位置に一対のX線発生管球を
一対以上配置したコンプトン散乱X線法による金属上塗
膜の厚さ測定装置とである。
【0008】
【作用】コンプトン散乱X線法では、塗膜等樹脂皮膜
(以下、単に塗膜と称す)で被覆された金属体にX線を
照射し、発生する二次X線を捉えて塗膜の厚さを測定す
るが、二次X線のうちコンプトン散乱X線強度が主たる
情報であり、蛍光X線情報が参考情報となる。
【0009】コンプトン散乱X線は、X線が通過しよう
として原子に衝突して散乱されるものであり、その強度
と塗膜厚とは一次の関係にある。この関係を図6に示
す。図6で、縦軸はコンプトン散乱X線強度、横軸は塗
膜厚であるが、両者の関係を示す直線の縦軸切片は、塗
膜が無い場合即ち金属体から発生するコンプトン散乱X
線強度である。塗膜厚が増すとこれを通過するX線路が
長くなり、コンプトン散乱X線強度も増加する。したが
って、この図6の関係をあらかじめ検量線として求めて
おけば、コンプトン散乱X線強度から塗膜の厚さを算出
することができる。
【0010】具体的には、図7に示す光学系によって測
定される。図7で、1はX線管球、11は塗膜、12は
下地金属、13は二次X線、14は検出器、15は増幅
器、16は計数回路、17は演算装置である。X線管球
1に高電圧をかけX線を発生させ、塗膜11に照射す
る。X線が照射されるとX線と塗膜11及び下地金属1
2との相互作用により、コンプトン散乱X線や蛍光X線
等からなる二次X線が発生する。この二次X線13を検
出器14で受け、受信信号を増幅器15によって増幅
し、計数回路16によりX線の強度を計数し、演算装置
17により演算を行い塗膜厚を算出する。
【0011】以上がコンプトン散乱X線法の概要であ
る。従来法では、図7のようにX線源を一箇所に設けて
いた。この場合、測定面の傾きが変わると、照射X線の
入射角が変わり測定に誤差が生ずる。この様子を図5に
示す。図5で、入射角がαからβに変わると、入射X線
の塗膜を通過する距離(以下、光路長と称す)はd1
らd2 に変わる。光路長が変わると、コンプトン散乱X
線強度も変わるので、塗膜厚の算出値はこれに応じて変
わる。
【0012】この入射角の変動に対するコンプトン散乱
X線強度を図示すると、図4のようになる。図4で縦軸
はコンプトン散乱X線強度、横軸は入射角の変動量であ
る。入射角が小さくなるように変動するとコンプトン散
乱X線強度が増加し、入射角が大きくなるように変動す
るとコンプトン散乱X線強度が減少する。
【0013】図4には、入射角の変動域を大きくとって
示したが、現実に起る変動は小さく、入射角の変動量と
コンプトン散乱X線強度との関係は直線関係と見なすこ
とが出来る。例えば塗装鋼帯の連続測定では変動域は概
ね2度以内であり、このような場合の関係を図3に示
す。図3で、縦軸はコンプトン散乱X線強度、横軸は入
射角の変動量であり、その変動量が2度以内の場合を示
したが、両者を関係づけるグラフは直線に極めて近い。
【0014】この入射角の変動によるコンプトン散乱X
線強度の変動を、一対のX線発生源を用いることによっ
て、相殺することができる。このことを図2及び図3を
用いて説明する。
【0015】図2において、基準測定面21と決めこれ
を基準にして傾きを考え、図2の描かれている紙面を測
定面の最大傾き角を含む面とする。X線発生源1及び対
をなす他のX線発生源2は、共に測定面の最大傾き角を
含む面内即ち紙面上にあり、且つ、基準測定面21の測
定点Oにおける法線22に関して互いに対称の位置にあ
る。測定面が基準測定面の状態では、X線発生源1から
照射されたX線の塗膜11を通過する光路長は、X線発
生源2から照射されたX線の塗膜11を通過する光路長
と等しくOCであり、これらが散乱するコンプトン散乱
X線強度は、図3に示されるIの2倍である。
【0016】この測定面がαだけ傾くと、X線発生源1
から照射されたX線の塗膜11を通過する光路長はO
A、X線発生源2から照射されたX線のそれはOBとな
るが、これらが散乱するコンプトン散乱X線強度は、図
3に示されるように、各々I−kα、I+kαである。
即ち、両X線源から照射されたX線によって散乱される
コンプトン散乱X線強度の変動分kαは相殺され、基準
測定面の状態で測定したコンプトン散乱強度Iの2倍が
測定される。
【0017】次に、上記の測定方法を実施するためのこ
れに適した装置について説明する。試験片の傾きが問題
になる場合の一つにオンライン測定がある。鋼帯を連続
的に処理する連続ラインで測定する場合、測定面は静止
しておらず、僅かではあるが、測定面の傾きの度合は絶
えず変動する。そしてその最大傾き角を含む平面は、測
定場所やライン操業条件等により、鋼帯走行方向と平行
であったり、或いはこれと直角の方向であったりする。
【0018】最大傾き角を含む平面の方向が一方向で一
定である場合は、基準測定面の測定点における法線に関
して対象となる位置であって、X線発生源がこの平面内
にあるように、一対のX線発生管球を備えた装置であれ
ば、上記の測定方法を実施することができる。
【0019】しかし、最大傾き角を含む平面の方向が複
数方向の場合は、これらの方向に応じて、複数対のX線
発生管球の配置が必要になる。
【0020】
【実施例】厚さ0.35mmの鋼板に塗膜を付した塗装鋼
板試料について、図1に示すように、X線発生管球1及
びX線発生管球2を所定の位置に配置した装置を用い
て、塗膜11の厚さを測定した。測定にあたって、試験
片を傾けて入射角φを±5°迄変動させその影響による
誤差を調べた。即ち、基準測定面についての測定値と傾
いた測定面についての測定値との相違が誤差である。な
お、X線発生管球が1個である従来例についても同様に
その誤差を調べて比較した。
【0021】検出器14は基準測定面の測定点における
法線上に配置したが、限定されるものではなく、実用上
この位置に設置することが困難な場合は他の位置でもよ
く、又複数の検出器を配置してもよい。複数の検出器を
用いた場合は、検出された二次X線強度の和を塗膜厚の
算出に供すればよい。
【0022】X線源管球1及び2には同じ出力のAg管
球を使用し、LiFモノクロメータを用いて入射X線を
AgKα線(λ=0.5608Å)に単色化した。検出
器には半導体検出器を用いた。調べた結果を表1に示
す。
【0023】
【0024】測定面の傾きが大きくなると誤差は増える
が、従来例では、測定面が0.5°傾いた場合でも2%
以上、2°傾いた場合は9%以上の誤差が生ずる。これ
に対し、この発明の実施例では、2°傾いた場合でも誤
差は0.4%以下である。即ち実施例では、測定面傾き
による誤差は従来例の約25分の1で済んでいる。
【0025】
【発明の効果】以上述べてきたように、この発明ではコ
ンプトン散乱X線法を用いた金属上の塗膜の厚さ測定に
際して、一対のX線発生源を、測定面の傾きの影響が相
殺されるように配置する。このため、従来の測定に比し
測定誤差は約25分の1に低減し、測定精度は大きく向
上した。
【0026】産業界では、オンライン測定のように、測
定面の傾きが避けられない場合も多く、このように飛躍
的に測定精度を高めたこの発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるX線発生管球の配置
を示す図である。
【図2】一対のX線発生管球の配置及び測定面の傾きと
一次X線の光路長の相殺を説明するための塗膜の断面図
である。
【図3】変動量が小さい場合の一次X線の入射角の変動
量とコンプトン散乱X線強度との関係を示す図である。
【図4】一次X線の入射角の変動量とコンプトン散乱X
線強度との関係を示す図である。
【図5】測定誤差の発生原理を説明するための、一次X
線の入射角の変動と光路長の変動を説明するための塗膜
の断面図である。
【図6】コンプトン散乱X線法における、塗膜厚とコン
プトン散乱X線強度との関係を示す図である。
【図7】従来のコンプトン散乱X線法による塗膜厚測定
の光学系の概要を示す図である。
【符号の説明】
1 X線管球 2 対をなす他のX線管球 11 塗膜 12 下地金属 13 二次X線 14 検出器 21 基準測定面 22 法線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋吉 孝則 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉川 裕泰 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 岩田 年一 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定点にX線を照射し発生する二次X線
    を測定する際に、二個のX線発生源を測定面の最大傾き
    角を含む平面内であって基準測定面の測定点における法
    線に関して対称の位置に配置することによって、入射角
    の変動を相殺することを特徴とするコンプトン散乱X線
    法による金属上塗膜の厚さ測定方法。
  2. 【請求項2】 測定点にX線を照射し発生する二次X線
    を測定する測定装置において、基準測定面の測定点にお
    ける法線に関して対称となる位置に一対のX線発生管球
    を一対以上配置したことを特徴とするコンプトン散乱X
    線法による金属上塗膜の厚さ測定装置。
JP3255470A 1991-10-02 1991-10-02 コンプトン散乱x線法による金属上塗膜の厚さ測定方法及び装置 Expired - Lifetime JP2546092B2 (ja)

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