JPH059385B2 - - Google Patents
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- JPH059385B2 JPH059385B2 JP59205496A JP20549684A JPH059385B2 JP H059385 B2 JPH059385 B2 JP H059385B2 JP 59205496 A JP59205496 A JP 59205496A JP 20549684 A JP20549684 A JP 20549684A JP H059385 B2 JPH059385 B2 JP H059385B2
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- Japan
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- raw material
- magnesia
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明はスライドゲートに使用される耐火物の
改良に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] スライドゲート用耐火物としては、高アルミナ
質、アルミナ−カーボン質等種々の耐火物が検討
されているが、耐スポーリング性の特殊例である
耐ピーリング性に優れていることが重要であるた
め、いずれの耐火物も満足な結果が得られていな
い。 また、マグネシア質耐火物は、溶融金属あるい
は塩基性スラグに対して優れた耐食性を有してい
るので、転炉を始め、各種製鋼用炉材として使用
されているが、耐スポーリング性に劣るため、ス
ライドゲート用耐火物としては開閉操作回数が特
に少ない特殊用途にわずかに使用されているにす
ぎない。 このマグネシア質耐火物の耐スポーリング性を
改善する試みとしては、例えば特公昭53−13643、
特開昭55−11669、特開昭55−107749、特開昭58
−26073等が知られている。 特公昭53−13643は、マグネシア質原料と、ペ
リクレーズ・スピネル質原料を混合使用するもの
であり、耐スポーリング性に関してかなりの改善
は期待されるものの、一般の製鋼炉容器よりも格
段に厳しい使用条件下におかれるスライドゲート
用耐火物では満足な結果が得られていない。 また、特開昭55−11669は、マグネシア質原料
に炭化原料を添加することにより耐スポーリング
性の改善を図ろうとするものである。しかし、マ
グネシア原料に炭素原料を添加すると、耐スポー
リング性は改善されるが、必要な強度が得られな
い。 更に、特開昭55−107749、特開昭58−26073等
は、マグネシア質原料に炭素原料を添加すること
により耐スポーリング性を改善するとともに、炭
素添加による強度低下を解消するためにSi、SiC
−Al、Fe−Si等を添加し、非酸化性雰囲気で焼
成するものである。しかし、このようなマグネシ
ア質耐火物は非酸化性雰囲気下で熱処理する必要
があるためコスト高になるとともに、使用時に炭
素質原料の酸化による組織の劣化の問題を有して
いる。また、近年種々試みらているCa添加鋼、
あるいは各種快削鋼等、耐火物に対して浸蝕性の
大きい鋼種の鋳造に用いると、従来の高アルミナ
質、アルミナ−カーボン質等と同様満足な結果が
得られない。 [発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、特殊な製造方法を使用することなく、耐ピー
リング性が改善され、しかも溶融金属及び塩基性
スラグにする優れた耐食性を有するスライドゲー
ト用耐火物を提供しようとするものである。 [発明の概要] 本願発明のスライドゲート用耐火物は、
Al2O340〜75重量%、MgO25〜60重量%、残部10
重量%以下の組成を有し、粒径3〜1mmの粗粒と
粒径1mm以下の微粒とを配合したアルミナ−マグ
ネシアスピネル質原料10〜30重量部と、MgO90
重量%以上のマグネシア質原料90〜70重量部とか
らなり、Al2O310〜25重量%、MgO90〜75重量%
を含有することを特徴とするものである。 本発明における原料の組成及び配合割合は相互
に関連している。 本発明において用いられるアルミナ−マグネシ
アスピネル質原料は、理論組成値(Al2O371.7重
量%、MgO28.3重量%)にほぼ等しい組成ある
いはマグネシアリツチのものであるが、その組成
を上記のように限定したのは、以下のような理由
による。まず、Al2O3が40重量%未満、又はMgO
が60重量%を超えると、アルミナ・ペリクレーズ
からなるスピネル結晶相が少なくなり、耐ピーリ
ング性を改善する効果が少なくなる。一方、
Al2O3が75重量%を超えるか、又はMgOが25重量
%未満であると、スピネル結晶粒の周囲に過剰の
コランダム結晶が存在し、耐食性に劣る。 また、本発明において用いられるマグネシア質
原料の組成をMgO90重量%以上としたのは、
MgOが90重量%未満であると、耐食性に劣るか
らである。 また、アルミナ−マグネシアスピネル質原料の
配合割合を10〜30重量部、マグネシア質原料の混
合割合を90〜70重量部としたのは、アルミナ−マ
グネシアスピネル質原料が10重量部未満、又はマ
グネシア質原料が90重量部を超える場合、耐ピー
リング性を改善する効果がなく、一方アルミナ−
マグネシアスピネル質原料が30重量部を超える
か、又はマグネシア質原料が70重量部未満の場
合、耐溶損性に劣るとともに耐ピーリング性にも
劣るためである。 これは、アルミナ−マグネシアスピネル質原料
とマグネシア質原料とは熱膨張率が異なるが、上
記範囲で原料を配合すれば、熱膨張率の相違に基
づく熱的歪を吸収することができるためであると
考えられる。 上記のような原料を用い、スライドゲート用耐
火物を得るには一般的なマグネシア質耐火物を得
るのと同様な方法を用いればよい。すなわち、所
定の配合割合のアルミナ−マグネシアスピネル質
原料とマグネシア質原料に有機結合剤もしくは無
機結合剤又はこれらの両者を添加して、ミキサー
あるいはウエツトパン等の混練機により混練し、
つづいてフリクシヨンプレス、オイルプレスある
いはラバープレス等により成形して乾燥した後、
単独窯あるいはトンネルキルンにより通常の酸化
雰囲気で1500℃以上で焼成すればよい。 なお、使用原料の粒度については特に限定する
ものではないが、アルミナ−マグネシアスピネル
質原料は粗粒〜中間粒のものを用いることがより
好ましい。これは、アルミナはマグネシアよりも
耐食性に劣るので、微粉のアルミナを少なくする
ためである。また、焼成温度については、所望の
強度を得るためには1500℃以上であることが望ま
しく、品質的、コスト的に更に好ましくは1650〜
1750℃がよい。 以上のようにして得られる耐火物の化学組成を
Al2O310〜25重量%、MgO90〜75重量%に限定し
たのは、原料の配合割合と同様に耐ピーリング性
と耐食性に関するものである。更に好ましくは化
学組成として、Al2O312〜20重量%、MgO88〜80
重量%がよい。 [発明の実施例] 以下、本発明の実施例説明する。 まず、下記第1表に示す原料を用意し、ウエツ
トパンを用いて下記第2表に示す配合割合で混練
した。つづいて、オイルプレスにより1000Kg/cm2
の圧力でほぼ400×200×50mmの寸法に成形し、
100℃で乾燥した後、通常の酸化雰囲気のトンネ
ルキルン中において1700℃で焼成を行ない、スラ
イドゲート用耐火物を得た。 得られた耐火物の物性を下記第2表に併記す
る。なお、見掛気孔率、カサ比重及び圧縮強さは
JISに従つて測定した。耐食性は得られた耐火物
から20×20×150mmの供試サンプルを切出し、100
Kg高周波誘導炉により溶融した1600℃の溶鋼中に
2時間浸漬した後、その溶損寸法を測定した。耐
ピーリング性は得られた耐火物の200×400の面を
研磨加工し、5/100mm以下の平滑度にした後、そ
の表面を酸素−アセチレンバーナにより急熱し、
1分間保持して表面が貝殻状に剥がれる状況の有
無により判定した。 第2表から明らかなように、実施例1〜4及び
比較例1〜4の耐火物の見掛気孔率、カサ比重及
び圧縮強さについては特に注目すべき点はない。
また、耐食性についてはAl2O3含有量が多い方が
溶損し易い傾向にある。 しかし、耐ピーリング性については、比較例1
〜4の耐火物はピーリング現象が大〜中であるの
に対し、実施例1〜4の耐火物はピーリング現象
が無〜小であり、明らかな差異が認められた。
改良に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] スライドゲート用耐火物としては、高アルミナ
質、アルミナ−カーボン質等種々の耐火物が検討
されているが、耐スポーリング性の特殊例である
耐ピーリング性に優れていることが重要であるた
め、いずれの耐火物も満足な結果が得られていな
い。 また、マグネシア質耐火物は、溶融金属あるい
は塩基性スラグに対して優れた耐食性を有してい
るので、転炉を始め、各種製鋼用炉材として使用
されているが、耐スポーリング性に劣るため、ス
ライドゲート用耐火物としては開閉操作回数が特
に少ない特殊用途にわずかに使用されているにす
ぎない。 このマグネシア質耐火物の耐スポーリング性を
改善する試みとしては、例えば特公昭53−13643、
特開昭55−11669、特開昭55−107749、特開昭58
−26073等が知られている。 特公昭53−13643は、マグネシア質原料と、ペ
リクレーズ・スピネル質原料を混合使用するもの
であり、耐スポーリング性に関してかなりの改善
は期待されるものの、一般の製鋼炉容器よりも格
段に厳しい使用条件下におかれるスライドゲート
用耐火物では満足な結果が得られていない。 また、特開昭55−11669は、マグネシア質原料
に炭化原料を添加することにより耐スポーリング
性の改善を図ろうとするものである。しかし、マ
グネシア原料に炭素原料を添加すると、耐スポー
リング性は改善されるが、必要な強度が得られな
い。 更に、特開昭55−107749、特開昭58−26073等
は、マグネシア質原料に炭素原料を添加すること
により耐スポーリング性を改善するとともに、炭
素添加による強度低下を解消するためにSi、SiC
−Al、Fe−Si等を添加し、非酸化性雰囲気で焼
成するものである。しかし、このようなマグネシ
ア質耐火物は非酸化性雰囲気下で熱処理する必要
があるためコスト高になるとともに、使用時に炭
素質原料の酸化による組織の劣化の問題を有して
いる。また、近年種々試みらているCa添加鋼、
あるいは各種快削鋼等、耐火物に対して浸蝕性の
大きい鋼種の鋳造に用いると、従来の高アルミナ
質、アルミナ−カーボン質等と同様満足な結果が
得られない。 [発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、特殊な製造方法を使用することなく、耐ピー
リング性が改善され、しかも溶融金属及び塩基性
スラグにする優れた耐食性を有するスライドゲー
ト用耐火物を提供しようとするものである。 [発明の概要] 本願発明のスライドゲート用耐火物は、
Al2O340〜75重量%、MgO25〜60重量%、残部10
重量%以下の組成を有し、粒径3〜1mmの粗粒と
粒径1mm以下の微粒とを配合したアルミナ−マグ
ネシアスピネル質原料10〜30重量部と、MgO90
重量%以上のマグネシア質原料90〜70重量部とか
らなり、Al2O310〜25重量%、MgO90〜75重量%
を含有することを特徴とするものである。 本発明における原料の組成及び配合割合は相互
に関連している。 本発明において用いられるアルミナ−マグネシ
アスピネル質原料は、理論組成値(Al2O371.7重
量%、MgO28.3重量%)にほぼ等しい組成ある
いはマグネシアリツチのものであるが、その組成
を上記のように限定したのは、以下のような理由
による。まず、Al2O3が40重量%未満、又はMgO
が60重量%を超えると、アルミナ・ペリクレーズ
からなるスピネル結晶相が少なくなり、耐ピーリ
ング性を改善する効果が少なくなる。一方、
Al2O3が75重量%を超えるか、又はMgOが25重量
%未満であると、スピネル結晶粒の周囲に過剰の
コランダム結晶が存在し、耐食性に劣る。 また、本発明において用いられるマグネシア質
原料の組成をMgO90重量%以上としたのは、
MgOが90重量%未満であると、耐食性に劣るか
らである。 また、アルミナ−マグネシアスピネル質原料の
配合割合を10〜30重量部、マグネシア質原料の混
合割合を90〜70重量部としたのは、アルミナ−マ
グネシアスピネル質原料が10重量部未満、又はマ
グネシア質原料が90重量部を超える場合、耐ピー
リング性を改善する効果がなく、一方アルミナ−
マグネシアスピネル質原料が30重量部を超える
か、又はマグネシア質原料が70重量部未満の場
合、耐溶損性に劣るとともに耐ピーリング性にも
劣るためである。 これは、アルミナ−マグネシアスピネル質原料
とマグネシア質原料とは熱膨張率が異なるが、上
記範囲で原料を配合すれば、熱膨張率の相違に基
づく熱的歪を吸収することができるためであると
考えられる。 上記のような原料を用い、スライドゲート用耐
火物を得るには一般的なマグネシア質耐火物を得
るのと同様な方法を用いればよい。すなわち、所
定の配合割合のアルミナ−マグネシアスピネル質
原料とマグネシア質原料に有機結合剤もしくは無
機結合剤又はこれらの両者を添加して、ミキサー
あるいはウエツトパン等の混練機により混練し、
つづいてフリクシヨンプレス、オイルプレスある
いはラバープレス等により成形して乾燥した後、
単独窯あるいはトンネルキルンにより通常の酸化
雰囲気で1500℃以上で焼成すればよい。 なお、使用原料の粒度については特に限定する
ものではないが、アルミナ−マグネシアスピネル
質原料は粗粒〜中間粒のものを用いることがより
好ましい。これは、アルミナはマグネシアよりも
耐食性に劣るので、微粉のアルミナを少なくする
ためである。また、焼成温度については、所望の
強度を得るためには1500℃以上であることが望ま
しく、品質的、コスト的に更に好ましくは1650〜
1750℃がよい。 以上のようにして得られる耐火物の化学組成を
Al2O310〜25重量%、MgO90〜75重量%に限定し
たのは、原料の配合割合と同様に耐ピーリング性
と耐食性に関するものである。更に好ましくは化
学組成として、Al2O312〜20重量%、MgO88〜80
重量%がよい。 [発明の実施例] 以下、本発明の実施例説明する。 まず、下記第1表に示す原料を用意し、ウエツ
トパンを用いて下記第2表に示す配合割合で混練
した。つづいて、オイルプレスにより1000Kg/cm2
の圧力でほぼ400×200×50mmの寸法に成形し、
100℃で乾燥した後、通常の酸化雰囲気のトンネ
ルキルン中において1700℃で焼成を行ない、スラ
イドゲート用耐火物を得た。 得られた耐火物の物性を下記第2表に併記す
る。なお、見掛気孔率、カサ比重及び圧縮強さは
JISに従つて測定した。耐食性は得られた耐火物
から20×20×150mmの供試サンプルを切出し、100
Kg高周波誘導炉により溶融した1600℃の溶鋼中に
2時間浸漬した後、その溶損寸法を測定した。耐
ピーリング性は得られた耐火物の200×400の面を
研磨加工し、5/100mm以下の平滑度にした後、そ
の表面を酸素−アセチレンバーナにより急熱し、
1分間保持して表面が貝殻状に剥がれる状況の有
無により判定した。 第2表から明らかなように、実施例1〜4及び
比較例1〜4の耐火物の見掛気孔率、カサ比重及
び圧縮強さについては特に注目すべき点はない。
また、耐食性についてはAl2O3含有量が多い方が
溶損し易い傾向にある。 しかし、耐ピーリング性については、比較例1
〜4の耐火物はピーリング現象が大〜中であるの
に対し、実施例1〜4の耐火物はピーリング現象
が無〜小であり、明らかな差異が認められた。
【表】
【表】
【表】
更に、本発明に係るスライドゲート用耐火物か
らなる摺動盤(実施例5)ならびに従来の高アル
ミナ質耐火物にタール又はピツチを含浸した摺動
盤(比較例5)及びアルミナ−カーボン質耐火物
からなる摺動盤(比較例6)を用いて以下のよう
な条件で実用試験を行なつた。 実用試験1 取鍋容量 250トン 鋼 種 低炭素アルミキルド鋼及びCa添加鋼 鋳込温度 取鍋内温度1580〜1600℃ 鋳込時間 50〜60分 摺動盤孔径 75〜80mm 実用試験2 取鍋容量 70トン 鋼 種 低炭素(C0.05%)普通鋼 鋳込温度 取鍋内温度165℃ 鋳込時間 90〜100分 摺動盤孔径 35mm なお、低炭素アルミキルド鋼は鋼中酸素含有量
50ppm以下の低酸素レベル鋼の代表、Ca添加鋼
は耐火物との反応性が比較的高い鋼種の代表、低
炭素普通鋼は鋼中酸素含有量100〜250ppmの鋼種
の代表としてそれぞれ用いている。 上記各摺動盤をそれぞれ100個セツトして鋼を
注入した場合の1セツト当りの平均使用回数を下
記第3表に示す。
らなる摺動盤(実施例5)ならびに従来の高アル
ミナ質耐火物にタール又はピツチを含浸した摺動
盤(比較例5)及びアルミナ−カーボン質耐火物
からなる摺動盤(比較例6)を用いて以下のよう
な条件で実用試験を行なつた。 実用試験1 取鍋容量 250トン 鋼 種 低炭素アルミキルド鋼及びCa添加鋼 鋳込温度 取鍋内温度1580〜1600℃ 鋳込時間 50〜60分 摺動盤孔径 75〜80mm 実用試験2 取鍋容量 70トン 鋼 種 低炭素(C0.05%)普通鋼 鋳込温度 取鍋内温度165℃ 鋳込時間 90〜100分 摺動盤孔径 35mm なお、低炭素アルミキルド鋼は鋼中酸素含有量
50ppm以下の低酸素レベル鋼の代表、Ca添加鋼
は耐火物との反応性が比較的高い鋼種の代表、低
炭素普通鋼は鋼中酸素含有量100〜250ppmの鋼種
の代表としてそれぞれ用いている。 上記各摺動盤をそれぞれ100個セツトして鋼を
注入した場合の1セツト当りの平均使用回数を下
記第3表に示す。
【表】
第3表から明らかなように、鋼中酸素レベルの
低い低炭素アルミキルド鋼の場合には、摺動盤を
構成する3種類の材質によつて使用回数に差は出
ない。しかし、酸素レベルの比較的高い低炭素普
通鋼あるいは還元力の強いCa添加鋼の場合には、
従来の材質のものよりも1〜2回使用回数が増
え、寿命の延長を図ることができた。この主原因
は耐火物中に含有されているSiO2の高温の溶鋼
による還元等の反応が溶損に関係しているためで
あると考えられる。すなわち、従来の高アルミナ
質耐火物のタール又はピツチ含浸品、アルミナ−
カーボン質耐火物に比べて本発明のアルミナ−マ
グネシア質耐火物はSiO2の値が低いので、鋼中
に含有されている還元力の強いCa、MnO、FeO
等に対しても反応が少なく、組織が強固であり、
このことが寿命延長につながつているといえる。 なお、本発明に用いる原料は焼結あるいは熱溶
融により得られるもののいずれでもよく、原料の
製造方法により何ら限定されるものではない。 また、本発明においてアルミナ−マグネシアス
ピネル質原料及びマグネシア質原料以外の他の耐
火物原料例えばクロム鉱、酸化クロム、ジルコニ
ア等あるいはSi、Al、Fe−Si、Mg等の金属を添
加してもよいことはいうまでもない。上記のよう
にSi、Al等の金属を添加した場合、窒素雰囲気
にて焼成し、Si3N4結合あるいはAlN結合を生じ
させてもよい。 更に、本発明に係る耐火物にタール、ピツチ、
樹脂あるいは熱処理によりシリカ、アルミナ、マ
グネシア、ジルコニア、酸化クロム等となる成分
を含有する液状物質を含浸して、そのままあるい
は揮散性成分を除去する処理を行なつてスライド
ゲート用耐火物とすることにより一層の寿命向上
を図ることができる。 [発明の効果] 以上詳述した如く本発明のスライドゲート用耐
火物によれば、特殊な製造方法を使用することな
く、耐ピーリング性が改善され、しかも溶融金属
及び塩基性スラグに対する優れた耐食性を有し、
寿命を向上できる等顕著な効果を奏するものであ
る。
低い低炭素アルミキルド鋼の場合には、摺動盤を
構成する3種類の材質によつて使用回数に差は出
ない。しかし、酸素レベルの比較的高い低炭素普
通鋼あるいは還元力の強いCa添加鋼の場合には、
従来の材質のものよりも1〜2回使用回数が増
え、寿命の延長を図ることができた。この主原因
は耐火物中に含有されているSiO2の高温の溶鋼
による還元等の反応が溶損に関係しているためで
あると考えられる。すなわち、従来の高アルミナ
質耐火物のタール又はピツチ含浸品、アルミナ−
カーボン質耐火物に比べて本発明のアルミナ−マ
グネシア質耐火物はSiO2の値が低いので、鋼中
に含有されている還元力の強いCa、MnO、FeO
等に対しても反応が少なく、組織が強固であり、
このことが寿命延長につながつているといえる。 なお、本発明に用いる原料は焼結あるいは熱溶
融により得られるもののいずれでもよく、原料の
製造方法により何ら限定されるものではない。 また、本発明においてアルミナ−マグネシアス
ピネル質原料及びマグネシア質原料以外の他の耐
火物原料例えばクロム鉱、酸化クロム、ジルコニ
ア等あるいはSi、Al、Fe−Si、Mg等の金属を添
加してもよいことはいうまでもない。上記のよう
にSi、Al等の金属を添加した場合、窒素雰囲気
にて焼成し、Si3N4結合あるいはAlN結合を生じ
させてもよい。 更に、本発明に係る耐火物にタール、ピツチ、
樹脂あるいは熱処理によりシリカ、アルミナ、マ
グネシア、ジルコニア、酸化クロム等となる成分
を含有する液状物質を含浸して、そのままあるい
は揮散性成分を除去する処理を行なつてスライド
ゲート用耐火物とすることにより一層の寿命向上
を図ることができる。 [発明の効果] 以上詳述した如く本発明のスライドゲート用耐
火物によれば、特殊な製造方法を使用することな
く、耐ピーリング性が改善され、しかも溶融金属
及び塩基性スラグに対する優れた耐食性を有し、
寿命を向上できる等顕著な効果を奏するものであ
る。
Claims (1)
- 1 Al2O340〜75重量%、MgO25〜60重量%、残
部10重量%以下の組成を有し、粒径3〜1mmの粗
粒と粒径1mm以下の微粒とを配合したアルミナ−
マグネシアスピネル質原料10〜30重量部と、
MgO90重量%以上のマグネシア質原料90〜70重
量部とからなり、Al2O310〜25重量%、MgO90〜
75重量%を含有することを特徴とするスライドゲ
ート用耐火物。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205496A JPS6183670A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | スライドゲ−ト用耐火物 |
| DE19853532228 DE3532228A1 (de) | 1984-10-02 | 1985-09-10 | Feuerfeste zusammensetzung |
| FR858513481A FR2571043B1 (fr) | 1984-10-02 | 1985-09-11 | Composition refractaire alumine-magnesie |
| KR1019850007199A KR900000139B1 (ko) | 1984-10-02 | 1985-09-28 | 슬라이딩 게이트용 내화물 |
| US06/946,648 US4780434A (en) | 1984-10-02 | 1986-12-22 | Refractory composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205496A JPS6183670A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | スライドゲ−ト用耐火物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6183670A JPS6183670A (ja) | 1986-04-28 |
| JPH059385B2 true JPH059385B2 (ja) | 1993-02-04 |
Family
ID=16507819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59205496A Granted JPS6183670A (ja) | 1984-10-02 | 1984-10-02 | スライドゲ−ト用耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6183670A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5192970B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-05-08 | 黒崎播磨株式会社 | スライディングノズル装置用の塩基性プレート耐火物 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6034513B2 (ja) * | 1980-10-07 | 1985-08-09 | 美濃窯業株式会社 | 塩基性耐火物 |
-
1984
- 1984-10-02 JP JP59205496A patent/JPS6183670A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6183670A (ja) | 1986-04-28 |
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