JPH0593896U - ホワイトボード用イレーザー - Google Patents
ホワイトボード用イレーザーInfo
- Publication number
- JPH0593896U JPH0593896U JP4280692U JP4280692U JPH0593896U JP H0593896 U JPH0593896 U JP H0593896U JP 4280692 U JP4280692 U JP 4280692U JP 4280692 U JP4280692 U JP 4280692U JP H0593896 U JPH0593896 U JP H0593896U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 強い消去力と消しカス保持性に優れ、長期間
使用しても、長期間放置された筆跡に対しても良好な消
去性能を示すホワイトボード用イレーザーを得る。 【構成】 箱状の基台に、払拭部を形成した基布を固着
たものである。払拭部は、長さ3〜7mm、太さ5〜4
0デーニルの細い繊維と、長さ3〜7mm、太さ40〜
100デニールの太い繊維とを混在して基布に起毛して
いるものであって、繊維としてはナイロンなどの合成繊
維製を採用できる。
使用しても、長期間放置された筆跡に対しても良好な消
去性能を示すホワイトボード用イレーザーを得る。 【構成】 箱状の基台に、払拭部を形成した基布を固着
たものである。払拭部は、長さ3〜7mm、太さ5〜4
0デーニルの細い繊維と、長さ3〜7mm、太さ40〜
100デニールの太い繊維とを混在して基布に起毛して
いるものであって、繊維としてはナイロンなどの合成繊
維製を採用できる。
Description
【0001】
本考案は、ホワイトボード、電子黒板などの筆記板に使用されるイレーザーに 関する。更に詳細には、筆跡の消去性と消しカスの保持性に優れたホワイトボー ド用イレーザーに関する。
【0002】
ホワイトボード、電子黒板などの筆記板は従来の塗装黒板にかわって著しく普 及してきている。これらの筆記板に対するマーカーとしては顔料、分散剤、樹脂 、溶剤及び剥離剤よりなるインキを用いた所謂ホワイトボード用マーカーが用い られている。
【0003】 上記ホワイトボード用マーカーによる筆跡は、顔料と樹脂とを主成分とした着 色層と、この着色層と筆記板との間に形成される剥離剤よりなる油分層とより構 成されており、紙や布などで筆跡を払拭することにより筆跡を筆記板より剥離し 、消去できるようになっている。この筆跡の消去具としてホワイトボード用イレ ーザーが知られている。従来のホワイトボード用イレーザーの払拭部としては、 布などの平織物やパイル織物、スポンジ、不織布などを用いるものが多数提案さ れている。
【0004】
消去性能の経時的低下である。 ホワイトボード用マーカーの筆跡は、消去時細かく砕かれ消しカスとなる。こ の消しカスはイレーザーの払拭部内部に保持される。しかし、消しカスの保持能 力が小さいとイレーザーの払拭部は短期間で目詰まりを発生し、消去性能が低下 してしまう。
【0005】 また、上記筆跡を長期間放置すると、油分層の剥離剤が揮散し、着色層が筆記 板と密着、固化してしまう。そのため、長期間放置した筆跡は、筆記直後に比較 して軽い力では剥離しなくなり、同一のホワイトボード用イレーザーを使用した 場合、相対的にイレーザーの消去性能が低下してしまう。
【0006】
本考案は、上記従来の問題を解決し、長期にわたり優れた消去性と消しカス保 持性を有するホワイトボード用イレーザーを提供することを目的としたものであ り、払拭部が起毛された太さの異なる繊維からなることを特徴とするホワイトボ ード用イレーザーを要旨とするものである。
【0007】 以下、本考案について詳述する。 図1及び図2は本考案のホワイトボード用イレーザーの一実施例を示す模式図 である。参照符号1は払拭部である。この払拭部1は異なる径を持つ繊維2を基 布3に起毛したものであり、この基布3はイレーザーの基台4に固着している。
【0008】 払拭部1を構成する繊維2は、ナイロン、ポリエステル、レーヨン、テフロン 、アクリルなどの繊維を使用することができる。ここで用いている繊維という用 語は単糸及び撚糸を含むものである。繊維を起毛するには、基布の表面に接着剤 を塗布し、単糸(主として短繊維を用いる)を機械的な吹き付け又は散布などの 方法で前記基布の表面に植え付ける機械式植毛加工方法や、表面に接着剤を塗布 した基布を高圧静電界内に配置し、この電界内で単糸(主として短繊維を用いる )を飛昇させ前記基布の表面に植え付ける静電式植毛加工方法などの他繊維を所 定のピッチで基布に打ち込み織成するパイル織りなどの方法を採用することがで きる。特に、静電式植毛加工方法は、機械式植毛加工方法に比較して接着強度、 密植度が高く、繊維長さが長いものを得ることができるので良好である。
【0009】 払拭部1を構成する繊維2は、太さの異なるものが混在している必要がある。 これは、細い径の繊維によって払拭部の消しカスの保持能力を高め、目詰まりの 発生を防止し、太い径の繊維によって払拭部に強い擦過力を付与し、高い消去性 能を発現させ、消去性能の低下を防止するためである。繊維として単糸を用いる 場合、細い繊維として5〜40デニールのものを用い、太い繊維として40〜1 00デニールのものを用いることが好ましい。これは、5デニール未満の繊維は 起毛性に劣り、100デニールを超えるものはボードの表面を傷つける恐れがあ るからである。
【0010】 細い繊維と太い繊維は、各々単一の径のものであっても、複数の径のものであ っても良い。細い繊維と太い繊維との混合比は、細い繊維が60〜97重量%、 太い繊維が3〜40重量%であることが好ましい。これは、用いる繊維の材質や 長さによっても異なるが、太い繊維が3重量%未満の場合、払拭部に強い擦過力 を付与し難くなり、長期間放置された筆跡に対する消去性が劣る場合があり、ま た、太い繊維が40重量%を超えると繊維の間隙が大きくなり、消しカスを十分 な強さで保持できず、消去時のタッチも悪くなる傾向があるからである。
【0011】 また、払拭部の繊維の長さは、用いる繊維の材質や太さによっても異なるが、 基布面から3〜7mmが好ましい。これは、長さが3mm以下では消しカス保持 性が不十分である場合が多く、7mm以上では良好に起毛できない場合が多いた めである。また、繊維の長さは全てが同じ長さであることは必ずしも必要でなく 、太い繊維を細いものより短くしたり、またその逆であっても良く、更に、太い 繊維の中や細い繊維の中で長さを変えても良い。
【0012】 基布3は、前記繊維2を固定するものであり、用いる繊維の種類、材質などに 応じて選択するが、木綿などの織物であっても、ポリエステル、ナイロンなどの 不織布であっても良い。
【0013】 基台4は、ホワイトボード用イレーザーの本体であって、主として把持部とし て使用される。材質としては木製、プラスチック製など種々の材質が使用でき、 その形状も矩形だけでなく、偏平楕円形など種々の形状が採用できる。
【0014】 なお、前記基布3と基材4との接着部分にスポンジ、フェルト等の柔軟な物質 を介在させると、消去時のタッチが滑らかであり好ましい。
【0015】
本考案のホワイトボード用イレーザーは、上記のような構成をなしているので 、太い繊維により強力な消去能力をもち、細い繊維により十分な消しカス保持力 をもつので消去性能の経時的低下が発生しにくい。
【0016】
以下、本考案を実施例によって更に詳細に説明する。 実施例1 細い繊維(太さ20デニール、長さ5mm、ナイロン製) 70重量% 太い繊維(太さ50デニール、長さ5mm、ナイロン製) 30重量% 上記繊維を木綿製基布に静電式植毛加工方法によって起毛させ、払拭部を形成 した。更に、この払拭部を形成した木綿製基布をポリプロピレン製の基材に粘着 剤にて接着しホワイトボード用イレーザーを得た。
【0017】 実施例2 細い繊維(太さ20デニール、長さ4.5mm、ナイロン製) 95重量% 太い繊維(太さ50デニール、長さ4.5mm、ナイロン製) 5重量% 上記繊維を用い実施例1と同様になしてホワイトボード用イレーザーを得た。
【0018】 比較例1 実施例1において、繊維として太さ50デニール、長さ5mmのナイロン製の もののみを用いた以外は実施例1と同様になしてホワイトボード用イレーザーを 得た。
【0019】 比較例2 実施例1において、繊維として太さ20デニール、長さ5mmのナイロン製の もののみを用いた以外は実施例1と同様になしてホワイトボード用イレーザーを 得た。
【0020】 上記実施例1、2及び比較例1、2によって得たホワイトボード用イレーザー を用いて消去性の試験を行った。 結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】 消去性試験:ホワイトボード(ぺんてる(株)製)にホワイトボード用マーカ ー(ぺんてる(株)製)で全面に文字を書き、上記ホワイトボード用イレーザー を手で持って消去する動作を繰り返し、消し跡と、イレーザーに保持された消し カスの量を観察した。
【0023】 消去性:筆記直後の筆跡に対する消去状態を観察した。 経時筆跡消去性:筆記後1ヶ月間室温放置した筆跡に対する消去状態を観察し た。 ◎: イレーザー1往復で筆跡が完全に消去できる ○: イレーザー2〜4往復で筆跡が完全に消去できる △: イレーザー5往復以上でも筆跡が完全に消去できない
【0024】 消しカス保持量:消去性試験(筆記直後に消去する)を100回繰り返し、イ レーザーの重量増加分を測定した。
【0025】
以上、詳細に説明したように、本考案に係るホワイトボード用イレーザーは通 常の消去性能は勿論経時筆跡の消去性、消しカスの保持量にも優れたホワイトボ ード用イレーザーである。
【図1】本考案の一実施例を示す模式図
【図2】図1の要部拡大図
1 払拭部 2 繊維 3 基布 4 基台
Claims (1)
- 【請求項1】 払拭部が起毛された太さの異なる繊維か
らなることを特徴とするホワイトボード用イレーザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992042806U JP2578289Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ホワイトボード用イレーザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992042806U JP2578289Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ホワイトボード用イレーザー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0593896U true JPH0593896U (ja) | 1993-12-21 |
| JP2578289Y2 JP2578289Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12646206
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992042806U Expired - Lifetime JP2578289Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | ホワイトボード用イレーザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578289Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015030120A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 前田工繊株式会社 | 筆記板用イレーザー |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0273389U (ja) * | 1988-11-22 | 1990-06-05 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP1992042806U patent/JP2578289Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0273389U (ja) * | 1988-11-22 | 1990-06-05 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015030120A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 前田工繊株式会社 | 筆記板用イレーザー |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2578289Y2 (ja) | 1998-08-06 |
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