JPH0593935A - 偏波状態制御方法 - Google Patents

偏波状態制御方法

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JPH0593935A
JPH0593935A JP25395291A JP25395291A JPH0593935A JP H0593935 A JPH0593935 A JP H0593935A JP 25395291 A JP25395291 A JP 25395291A JP 25395291 A JP25395291 A JP 25395291A JP H0593935 A JPH0593935 A JP H0593935A
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JP
Japan
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component
signal
wave plate
polarization
signal light
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Application number
JP25395291A
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English (en)
Inventor
Kazushige Yonenaga
一茂 米永
Noboru Takachio
昇 高知尾
Katsu Iwashita
克 岩下
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏波状態が変動する受信信号光を所定方向の
直線偏波に安定させることができる偏波状態制御方法を
提供すること。 【構成】 2つの直交した偏波状態をもつ受信信号光P
を1/4波長板1及び1/2波長板2に通過させ、該信
号光の2つの直交偏波軸(X−Y)成分を夫々ヘテロダ
イン検波して2つの中間周波数帯信号を検出し、X成分
と位相をπ/2遅らせたY成分との積に、復調信号Aを
乗算した信号Bで1/4波長板1を制御すると共に、X
成分とY成分の和と差の積に、復調信号Aを乗算した信
号Cで1/2波長板2を制御しているので、受信信号光
Pを所定方向の直線偏波に安定させることができ、偏波
多重光波通信において伝送路中で生じる偏波変動を補償
して、偏波変動による特性の劣化を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、偏波多重光波通信にお
ける受信側での偏波状態制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光波通信の分野では、位相雑音による感
度劣化の低減を目的とし、光の偏波状態を用いてデータ
を伝送する通信方式の研究が盛んに行なわれており、最
近では2つの直交偏波を夫々変調するようにした通信方
法(信学技報,Vol.91,No.63,OCS91−1
0,pp.7〜12)も提案されている。この通信方法
は位相雑音に原理的に不感応であり、信号帯域を従来の
半分にできるという利点を有している。しかし、受信さ
れる信号光の偏波状態を完全な円偏波として仮定してお
り、偏波制御回路を持たないことから、伝送路中での偏
波変動が考えられる光ファイバ通信等では該偏波変動の
影響により受信感度が著しく劣化すると考えられる。
【0003】一方、受信側での偏波状態制御方法に関す
る報告もいくつかあり、その一例(信学論,Vol.J68
−C,No.2,pp.77〜86)を図12に示す。
【0004】この制御系では、まず受信信号光Pを45
°傾いた2つの移相器(電気光学位相変調器)121,
122に通過させ、該信号光をハーフミラー123で分
岐し、分岐した信号光を45°傾いたロッションプリズ
ム124に通す。そして、この信号光から2つの光検出
器125,126でX軸から±45°傾いた成分の電力
S1 ,S2 (図13参照)を検出し、差動増幅器127
で差をとって誤差信号(S1 −S2 )を得て、この誤差
信号で移相器121の電圧を制御する。また、ハーフミ
ラー123を通過した信号光をハーフミラー128で分
岐し、分岐した信号光を45°傾けた1/4波長板12
9とロッションプリズム130に通す。そして、この信
号光から2つの検出器131,132でX軸及びY軸方
向の電力S3 ,S4 (図14参照)を検出し、差動増幅
器133で差をとって誤差信号(S3 −S4 )を得て、
この誤差信号で移相器122の電力を制御する。以上の
動作によってX軸方向の直線偏波が作り出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の偏
波状態制御方法は偏波状態が情報に依存しない場合には
有効であるが、偏波変調や偏波多重のように偏波状態が
情報に依存する場合を考えたときに、制御信号の極性の
反転などによって正確に動作しなくなる欠点がある。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、2つの直交偏波を利用し
た偏波多重光波通信において、偏波状態が変動する受信
信号光を所定方向の直線偏波に安定させることができる
偏波状態制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の制御方法では、2つの直交した偏波状態
をもつ受信信号光を1/4波長板及び1/2波長板に通
過させ、該信号光の2つの直交偏波軸(X−Y)成分を
夫々ヘテロダイン検波して2つの中間周波数帯信号を検
出し、このX成分と位相をπ/2遅らせたY成分との積
に、復調信号を乗算した信号で1/4波長板を制御する
と共に、X成分とY成分の和と差の積に、復調信号を乗
算した信号で1/2波長板を制御している。
【0008】請求項2記載の制御方法では、2つの直交
した偏波状態をもつ受信信号光を1/4波長板及び1/
2波長板に通過させ、該信号光の2つの直交偏波軸(X
−Y)成分を夫々ヘテロダイン検波して2つの中間周波
数帯信号を検出し、このX成分と位相をπ/2遅らせた
Y成分との積に、復調信号を乗算した信号で1/4波長
板を制御すると共に、X成分の二乗とY成分の二乗との
差に、復調信号を乗算した信号で1/2波長板を制御し
ている。
【0009】請求項3記載の制御方法では、2つの直交
した偏波状態をもつ受信信号光を1/4波長板及び1/
2波長板に通過させ、該信号光と局部発振光夫々の2つ
の直交偏波軸(X−Y)成分を夫々ホモダイン検波して
4つの中間周波数帯信号を検出し、このXI成分とYQ
成分の積とXQ成分とYI成分の積との差に、復調信号
を乗算した信号で1/4波長板を制御すると共に、XI
成分の二乗とXQ成分の二乗の和とYI成分の二乗とY
Q成分の二乗の和との差に、復調信号を乗算した信号で
1/2波長板を制御している。
【0010】請求項4記載の制御方法では、2つの直交
した偏波状態をもつ受信信号光を1/4波長板及び1/
2波長板に通過させ、該信号光と局部発振光夫々の2つ
の直交偏波軸(X−Y)成分を夫々ホモダイン検波して
4つの中間周波数帯信号を検出し、このXI成分とYQ
成分の積とXQ成分とYI成分の積との差に、復調信号
を乗算した信号で1/4波長板を制御すると共に、XI
成分とYI成分の和と差の積と、XQ成分とYQ成分の
和と差の積との差に、復調信号を乗算した信号で1/2
波長板を制御している。
【0011】
【作用】請求項1記載の制御方法によれば、ヘテロダイ
ン検波後の偏波のX成分と、位相をπ/2遅らせたY成
分との積は、復調された信号を乗算することによって該
信号に依存する成分がキャンセルされ、伝送路中に生じ
たx,y成分間の位相差のみを含んだ信号となる。ま
た、X成分とY成分の和と差の積(電力の差)について
も、復調された信号を乗算することによって該信号に依
存する成分がキャンセルされ、受信信号光と受信側偏波
ビームスプリッタとの主軸の傾きに対応する信号とな
る。つまり、前者の信号で1/4波長板を制御すること
によって受信信号光を所定方向の直線偏波にすることが
でき、また後者の信号で1/2波長板を制御することに
よってその直線偏波を受信軸から45°傾いた方向に合
わせることができる。
【0012】請求項2記載の制御方法によれば、ヘテロ
ダイン検波後の偏波のX成分の二乗とY成分の二乗との
差は、復調された信号を乗算することによって該信号に
依存する成分がキャンセルされ、受信信号光と受信側偏
波ビームスプリッタとの主軸の傾きに対応する信号とな
る。請求項1の制御方法とは1/2波長板に対する制御
信号の演算方法を異にするが、同様の作用が得られる。
【0013】請求項3記載の制御方法によれば、ホモダ
イン検波後の偏波のXI成分とYQ成分の積とXQ成分
とYI成分の積との差は、復調された信号を乗算するこ
とによって該信号に依存する成分がキャンセルされ、伝
送路中で生じたx,y成分間の位相差のみを含んだ信号
となる。また、XI成分の二乗とXQ成分の二乗の和と
YI成分の二乗とYQ成分の二乗の和との差について
も、復調された信号を乗算することによって該信号に依
存する成分がキャンセルされ、受信信号光と受信側偏波
ビームスプリッタとの主軸の傾きに対応する信号とな
る。つまり、前者の信号で1/4波長板を制御すること
によって受信信号光を所定方向の直線偏波にすることが
でき、また後者の信号で1/2波長板を制御することに
よってその直線偏波を受信軸から45°傾いた方向に合
わせることができる。
【0014】請求項4記載の制御方法によれば、ホモダ
イン検波後の偏波のXI成分とYI成分の和と差の積
と、XQ成分とYQ成分の和と差の積との差は、復調さ
れた信号を乗算することによって該信号に依存する成分
がキャンセルされ、受信信号光と受信側偏波ビームスプ
リッタとの主軸の傾きに対応する信号となる。請求項3
の制御方法とは1/2波長板に対する制御信号の演算方
法を異にするが、同様の作用が得られる。
【0015】
【実施例】まず、請求項1に記載した発明の実施例を図
1示す光受信機の構成図を参照して説明する。同図にお
いて1は1/4波長板、2は1/2波長板、3は光カッ
プラ、4は局部発振用レ−ザ、5は偏波ビ−ムスプリッ
タ、6a,6bは光検出器、7はπ/2位相遅延器、8
a乃至8cは低域通過フィルタ、9は符号判定器、1
a,10bは1bit遅延器、11は加算器、12は減
算器、13a乃至13eは乗算器である。
【0016】受信信号光Pは、まず1/4波長板1及び
1/2波長板2を順に通過し、局部発振用レ−ザ4の発
振光と共に光カップラ3に入る。光カップラ3で合波さ
れた信号光は偏波ビ−ムスプリッタ5に入り、2つの直
交偏波軸(X−Y)成分に分離される。このX成分とY
成分は夫々光検出器6a,6bに入り、IX とIY のI
F(中間周波数)帯電流に変換される。
【0017】ヘテロダイン検波後の電流IX ,IY は乗
算器13aで乗算された後、低域通過フィルタ8aと符
号判定器9を通過して復調信号Aとなる。
【0018】また、電流IX と、π/2位相遅延器7で
位相を遅らされた電流IY は乗算器13bで乗算された
後、低域通過フィルタ8bと1bit遅延器10aを通
過し、さらに乗算器13cで上記の復調信号Aと乗算さ
れて信号Bとなる。この信号Bは制御信号として1/4
波長板1に帰還される。
【0019】更に、電流IX ,IY は加算器11と減算
器12で夫々加・減算され、これら和と差が乗算器13
dで乗算された後、低域通過フィルタ8cと1bit遅
延器10bを通過し、さらに乗算器13eで上記の復調
信号Aと乗算されて信号Cとなる。この信号Cは制御信
号として1/2波長板2に帰還される。
【0020】図2は図1に示した光受信機に対応する光
送信機の変調部の構成図で、同図において21は半導体
レ−ザ、22a,22bは偏波ビ−ムスプリッタ、23
a,23bは位相変調器である。
【0021】半導体レ−ザ1からの信号光は、まず偏波
ビ−ムスプリッタ22aに入り、2つの直交偏波軸(x
−y)成分に分離される。偏波のx軸成分とy軸成分は
夫々位相変調器23a,23bで変調され、偏波ビ−ム
スプリッタ22bで合波される。変調された信号光は、
図3に示すように2つの直交した直線偏波状態を持つこ
とになる。
【0022】ここで、上述の偏波状態制御について具体
式を挙げて詳しく説明する。
【0023】図2に示した光送信機側の偏波ビームスプ
リッタ22a,22bの直交軸をx−yとすると、送信
電界のx,y成分ETx、ETyは夫々、 ETx=ATxcos(ωs t+φs +πdx ) ETy=ATycos(ωs t+φs +πdy ) となる。上式のATx,ATyは夫々送信電界のx,y成分
の振幅、ωs は送信光の角周波数、φs は送信光の位相
雑音、dx ,dy は夫々x,y成分の電界を位相変調し
た2値データ信号(0または1)である。
【0024】この信号光は伝送中、伝送路である光ファ
イバの複屈折の影響を受け、受信端では電界のx,y成
分間に位相差が生じる。また、送信側偏波ビームスプリ
ッタ22a,22bと受信側偏波ビームスプリッタ5の
主軸の傾き、及び伝送路中での偏波方向の回転等によ
り、受信信号光Pと受信側偏波ビームスプリッタ5の間
には主軸に傾きが生じる。
【0025】一方、光受信機の偏波ビームスプリッタ5
の直交軸をX−Yとすると、受信電界ERX,ERYは夫
々、 ERX=cosθATxcos(ωs t+φs +πdx +ψ) −sinθATycos(ωs t+φs +πdy ) ERY=cosθATycos(ωs t+φs +πdy −ψ) +sinθATxcos(ωs t+φs +πdx ) となる。上式のθは信号光からみた送信側偏波ビームス
プリッタ22a,22bの主軸と受信側偏波ビームスプ
リッタ5の主軸のずれ、ψは伝送路中に生じたx,y成
分間の位相差である。
【0026】この信号光は図1に示した光受信機におい
てX,Y成分が夫々独立に局部発振光と合波されヘテロ
ダイン検波される。ここでは、 ATx=ATy=AT ALX=ALY=AL が成立する。上式のALX,ALYは夫々局部発振光の電界
のX,Y成分の振幅である。
【0027】ヘテロダイン検波によって得られるIF帯
電流IX ,IYは夫々、 IX =K[cosθcos(ωi t+φ+πdx +ψ) −sinθcos(ωi t+φ+πdy )] IY =K[cosθcos(ωi t+φ+πdy −ψ) +sinθcos(ωi t+φ+πdx )] 但し、K=ηeAT AL /hν となる。上式のωi はビート角周波数、φはビート位相
雑音、ηは光検出器の量子効率、eは電子の電荷、hは
プランク定数、νは局部発振光の周波数である。そし
て、各電流IX ,IY を用いて復調信号Aと信号Bと信
号Cが夫々演算される。
【0028】即ち、電流IX ,IY の積は、低域通過フ
ィルタ(LPF)8aで高調波成分を取り除かれた後に
符号判定器(DEC)9で判定され、θとψが小さいと
きに復調信号Aとして、 DEC{LPF[IX ×IY ]}=cosπ(dx −dy )=±1 が得られる。
【0029】また、電流IX と、位相をπ/2遅らせた
電流IY (|IY |π/2)の積は、低域通過フィルタ
(LPF)8bで高調波成分を取り除かれた後に上記の
復調信号Aを乗算され、信号Bとして、 LPF[IX ×|IY |π/2]×DEC{LPF[IX ×IY ]} =−1/2×K2 cos2 θsin2ψ が得られる。この信号Bは1/4波長板1への制御信号
として帰還され、ψを0に制御する。つまり、任意の楕
円偏波を所定方向の直線偏波に変換するように働く。
【0030】更に、電流IX ,IY の和と差の積(電力
の差)は、低域通過フィルタ(LPF)8bで高調波成
分を取り除かれた後に上記の復調信号Aを乗算され、信
号Cとして、 LPF[(IX +IY )×(IX −IY )]×DEC{LPF[IX ×IY ]} =−K2 cosψsin2θ が得られる。この信号Cはψ=0のときに1/2波長板
2への制御信号として帰還され、θを0またはπに制御
する。つまり、受信信号光Pの主軸を受信側偏波ビーム
スプリッタ5の主軸に合わせるように働く。
【0031】尚、図1に14で示した破線枠部分の構成
は図4に示す構成で置き換えることが可能であり、同図
において31a,31bは偏波ビ−ムスプリッタ、32
は局部発振用レ−ザ、33a,33bは光カップラであ
る。また、図1に15で示した破線枠部分の構成は図5
に示す構成で置き換えることが可能であり、同図におい
て41a,41bは二乗器、42は減算器で、この場合
には電流IX の二乗と電流IY の二乗との差に、復調信
号Aが乗算されて信号Cが得られる。更に、1/4波長
板1と1/2波長板2はこれと同様の働きをする他の電
気光学素子であってもよい。
【0032】次に、請求項3に記載した発明の実施例を
図6示す光受信機の構成図を参照して説明する。同図に
おいて51は1/4波長板、52は1/2波長板、53
a,53bは偏波ビ−ムスプリッタ、54は局部発振用
レ−ザ、55a,55bは光π/2ハイブリッド、56
a乃至56dは光検出器、57は符号判定器、58a,
58bは1bit遅延器、59a乃至59fは乗算器、
60a乃至60cは加算器、61a,61bは減算器、
62a乃至62dは二乗器である。
【0033】受信信号光Pは、まず1/4波長板61及
び1/2波長板62を順に通過し、偏波ビ−ムスプリッ
タ53aで2つの直交偏波軸(X−Y)成分に分離さ
れ、光π/2ハイブリッド58a,58bに夫々入る。
また、局部発振用レ−ザ4の発振光が偏波ビ−ムスプリ
ッタ53bで2つの直交偏波軸(X−Y)成分に分離さ
れ、光π/2ハイブリッド58a,58bに夫々入る。
これらXI成分とXQ成分とYI成分とYQ成分(Iは
同相成分,Qは直交成分を表す)は夫々光検出器56a
乃至56dに入り、IXIとIXQとIYIとIYQのIF(中
間周波数)帯電流に変換される。
【0034】ホモダイン検波後の電流IXI,IYIは乗算
器59aで乗算され、また電流IXQ,IYQは乗算器59
bで乗算され、夫々の積が加算器60aで加算された
後、符号判定器9を通過して復調信号Aとなる。
【0035】また、電流IXI,IYQは乗算器59cで乗
算され、また電流IXQ,IYIは乗算器59bで乗算さ
れ、夫々の積が減算器61aで減算された後、1bit
遅延器58aを通過し、さらに乗算器59eで上記の復
調信号Aと乗算されて信号Bとなる。この信号Bは制御
信号として1/4波長板51に帰還される。
【0036】更に、電流IXIは二乗器62aで二乗さ
れ、また電流IXQは二乗器62bで二乗され、夫々の二
乗値が加算器60bで加算される。また、電流IYIは二
乗器62cで二乗され、また電流IYQは二乗器62dで
二乗され、夫々の二乗値が加算器60cで加算される。
そして、両加算器60b,60cにおける和が減算器6
1bで減算された後、1bit遅延器58bを通過し、
さらに乗算器59eで上記の復調信号Aと乗算されて信
号Cとなる。この信号Cは制御信号として1/2波長板
52に帰還される。
【0037】ここで、上述の偏波状態制御について具体
式を挙げて詳しく説明する。
【0038】図6に示した光受信機では、受信信号光P
および局部発振光は夫々偏波ビームスプリッタ53a,
53bで直交偏波成分(X成分、Y成分)に分離され、
夫々光π/2ハイブリッド55a,55bでホモダイン
検波される。
【0039】ホモダイン検波によって得られるIF帯電
流IXI,IXQ,IYI,IYQは、 IXI=K[cosθcos(φ+πdx +ψ) −sinθcos(φ+πdy )] IXQ=K[cosθsin(φ+πdx +ψ) −sinθsin(φ+πdy )] IYI=K[sinθcos(φ+πdx ) +cosθcos(φ+πdy −ψ)] IYQ=K[sinθsin(φ+πdx ) +cosθsin(φ+πdy −ψ)] 但し、K=ηeAT AL /hν となる。上式の各パラメータは先の実施例と同じであ
る。
【0040】そして、各電流IXI、IXQ、IYI、IYQを
用いて復調信号Aと信号Bと信号Cが夫々演算される。
【0041】即ち、電流IXI,IYIと電流IXQ,IYQの
夫々の積の和は、 (IXI×IYI)+(IXQ×IYQ) =K2 (cos2 θcos2ψ−sin2 θ)cosπ(dx −dy ) となり、この信号は符号判定器(DEC)57で判定さ
れ、θとψが小さいときに復調信号Aとして、 DEC[(IXI×IXQ)+(IYI×IYQ)]=cosπ(dx −dy )=±1 が得られる。
【0042】また、電流IXI,IYIと電流IXQ,IYQの
夫々の積の差は、 (IXI×IYI)−(IXQ×IYQ) =−K2 cos2 θsin2ψcosπ(dx −dy ) となり、これに上記の復調信号Aを乗算され、信号Bと
して、 {(IXQ×IYI)−(IXI×IYQ)} ×DEC[(IXI×IXQ)+(IYI×IYQ)] =−K2 cos2 θsin2ψ が得られる。この信号Bは1/4波長板51への制御信
号として帰還され、ψを0に制御する。つまり、任意の
楕円偏波を所定方向の直線偏波に変換するように働く。
【0043】更に、電流IXI,IXQの夫々の二乗の和と
電流IYI,IYQの夫々の二乗の和との差は、 (IXI2 +IXQ2 )−(IYI2 +IYQ2 ) =−2K2 sin2θcosψcosπ(dx −dy ) となり、これに上記のデ−タ符号判定出力Aを乗算さ
れ、信号Cとして、 {(IXI2 +IXQ2 )−(IYI2 +IYQ2 )} ×DEC[(IXI×IXQ)+(IYI×IYQ)] =−2K2 sin2θcosψ が得られる。この信号Cはψ=0のときに1/2波長板
2への制御信号として帰還され、θを0またはπに制御
する。つまり、受信信号光Pの主軸を受信側偏波ビーム
スプリッタ53aの主軸に合わせるように働く。
【0044】尚、図6に63で示した破線枠部分の構成
は図7に示す構成で置き換えることが可能であり、同図
において71は光π/2ハイブリッド、72は局部発振
用レ−ザ、73a,73bは偏波ビ−ムスプリッタであ
る。また、図6に64で示した破線枠部分の構成は図8
に示す構成で置き換えることが可能であり、同図におい
て81a乃至81cは加算器、82a,82bは減算
器、83a,83bは乗算器で、この場合には電流IX
I,IYIの和と差の積と電流IXQ,IYQの和と差の積と
の差に、復調信号Aが乗算されて信号Cが得られる。更
に、図6に65で示した破線枠部分の構成は、図9に示
す構成で置き換えることが可能であり、同図において9
1a,91bは符号判定器、92は排他的論理和回路で
ある。更にまた、上記実施例の1/4波長板51と1/
2波長板52はこれと同様の働きをする他の電気光学素
子であってもよい。
【0045】以上の説明では、光源の位相雑音を考慮し
た場合について述べたが、光PLLを用いて信号光の位
相と局部発振光の位相が同期した場合、中間周波数帯に
おける位相雑音の項は無視でき、各電流IXI,IXQ,I
YI,IYQは次のように捕らえることができる。
【0046】IXI=K[cosθcos(πdx +ψ) −sinθcos(πdy )] IXQ=K[cosθsin(πdx +ψ) −sinθsin(πdy )] IYI=K[sinθcos(πdx ) +cosθcos(πdy −ψ)] IYQ=K[sinθsin(πdx ) +cosθsin(πdy −ψ)] 但し、K=ηeAT AL /hν となる。上式の各パラメータは先の実施例と同じであ
る。このとき、 IXI2 −IYI2 =−2K2 sin2θcosψ となり、図6に64で示した破線枠部分の構成を図10
または図11に示す構成で置き換えることが可能とな
る。図11において101は加算器、102は減算器、
103が乗算器であり、また図12において111a,
111bは二乗器、112は乗算器である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至4記
載の制御方法によれば、受信信号光が所定方向の直線偏
波になるように1/4波長板を制御し、しかも該直線偏
波を受信軸から45°傾いた方向に合うように1/2波
長板を制御して受信信号光を所定方向の直線偏波に安定
させることができ、偏波多重光波通信において伝送路中
で生じる偏波変動を補償して、偏波変動による特性の劣
化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1に記載した発明の実施例を示す光受
信機の構成図
【図2】 図1の光受信器に対応した光送信機の変調部
の構成図
【図3】 変調された信号光の偏波状態図
【図4】 図1に示した光受信機の部分代替構成を示す
【図5】 図1に示した光受信機の部分代替構成を示す
【図6】 請求項3に記載した発明の実施例を示す光受
信機の構成図
【図7】 図6に示した光受信機の部分代替構成を示す
【図8】 図6に示した光受信機の部分代替構成を示す
【図9】 図6に示した光受信機の部分代替構成を示す
【図10】 図6に示した光受信機の部分代替構成を示
す図
【図11】 図6に示した光受信機の部分代替構成を示
す図
【図12】 従来の偏波状態制御系の構成図
【図13】 偏波状態制御過程の偏波状態図
【図14】 偏波状態制御過程の偏波状態図
【符号の説明】
P…受信信号光、1,51…1/4波長板,2,52…
1/2波長板、A…復調信号、B,C…制御信号。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの直交した偏波状態をもつ受信信号
    光を1/4波長板及び1/2波長板に通過させ、 該信号光の2つの直交偏波軸(X−Y)成分を夫々ヘテ
    ロダイン検波して2つの中間周波数帯信号を検出し、 このX成分と位相をπ/2遅らせたY成分との積に、復
    調信号を乗算した信号で1/4波長板を制御すると共
    に、 X成分とY成分の和と差の積に、復調信号を乗算した信
    号で1/2波長板を制御する、 ことを特徴とする偏波状態制御方法。
  2. 【請求項2】 2つの直交した偏波状態をもつ受信信号
    光を1/4波長板及び1/2波長板に通過させ、 該信号光の2つの直交偏波軸(X−Y)成分を夫々ヘテ
    ロダイン検波して2つの中間周波数帯信号を検出し、 このX成分と位相をπ/2遅らせたY成分との積に、復
    調信号を乗算した信号で1/4波長板を制御すると共
    に、 X成分の二乗とY成分の二乗との差に、復調信号を乗算
    した信号で1/2波長板を制御する、 ことを特徴とする偏波状態制御方法。
  3. 【請求項3】 2つの直交した偏波状態をもつ受信信号
    光を1/4波長板及び1/2波長板に通過させ、 該信号光と局部発振光夫々の2つの直交偏波軸(X−
    Y)成分を夫々ホモダイン検波して4つの中間周波数帯
    信号を検出し、 このXI成分とYQ成分の積とXQ成分とYI成分の積
    との差に、復調信号を乗算した信号で1/4波長板を制
    御すると共に、 XI成分の二乗とXQ成分の二乗の和とYI成分の二乗
    とYQ成分の二乗の和との差に、復調信号を乗算した信
    号で1/2波長板を制御する、 ことを特徴とする偏波状態制御方法。
  4. 【請求項4】 2つの直交した偏波状態をもつ受信信号
    光を1/4波長板及び1/2波長板に通過させ、 該信号光と局部発振光夫々の2つの直交偏波軸(X−
    Y)成分を夫々ホモダイン検波して4つの中間周波数帯
    信号を検出し、 このXI成分とYQ成分の積とXQ成分とYI成分の積
    との差に、復調信号を乗算した信号で1/4波長板を制
    御すると共に、 XI成分とYI成分の和と差の積と、XQ成分とYQ成
    分の和と差の積との差に、復調信号を乗算した信号で1
    /2波長板を制御する、ことを特徴とする偏波状態制御
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8244138B2 (en) 2007-03-20 2012-08-14 Fujitsu Limited Polarization-multiplexing optical transmitter polarization-multiplexing optical receiver, polarization-multiplexing optical transceiving system, and controlling method thereof

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