JPH059441B2 - - Google Patents
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- JPH059441B2 JPH059441B2 JP63239487A JP23948788A JPH059441B2 JP H059441 B2 JPH059441 B2 JP H059441B2 JP 63239487 A JP63239487 A JP 63239487A JP 23948788 A JP23948788 A JP 23948788A JP H059441 B2 JPH059441 B2 JP H059441B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- starch
- hopper
- cylindrical rolls
- pair
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/10—Process efficiency
Landscapes
- Grain Derivatives (AREA)
- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は澱粉のα化方法およびその装置に関す
るものであり、目的に応じて澱粉のα化度を常温
で制御可能な方法と連続して澱粉原料をα化する
装置を提供するものである。 [従来の技術] 従来のα化澱粉の製造方法は主に主澱粉粒を水
性スラリーとし、これをドラムドライヤ上に薄く
展げて加熱し、澱粉をα化して薄膜状の乾燥α化
澱粉とするのが多かつた。またエクストルーダに
よる混練と加熱や、タンク容器内に過熱蒸気を通
して加熱と加湿を行なう場合もある。もつともこ
のような前提に立つた上で詳細な処理条件を特定
して品質の改善を図つた提案はかなり見出され
る。例えば、澱粉粒が膨潤するが破壊しない温度
で加熱したあと老化させるもの(特開昭55−
114300号公報)、水スラリーを膨潤温度まで加熱
したあと特定の速度で急冷するもの(特公昭62−
30202号公報)、少くとも50℃以上で固有な糊化開
始温度を少くとも10℃上廻る温度以下で加熱する
もの(特公昭59−47600号公報)、生澱粉粒をアル
コール水溶液に懸濁してスラリーとしこれを加圧
下加熱してα化するもの(特開昭63−49054号公
報)などを挙げることができる。さらに水分14〜
30%、PH5以下に調整した澱粉類を温度50〜250
℃、圧力20〜100Kg/cm2の条件下で押し出す特開
昭51−123844号公報や、水分30〜60%の生澱粉を
温度70〜150℃、圧力100Kg/cm2以下の条件で押し
出す特公昭57−8706号公報も見出すことができ
る。 [発明が解決しようとする課題] 以上引例した多くの公知技術は既に述べたよう
に水分を少くとも40重量%以上含むスラリー状の
生澱粉粒の加熱手段を前提とするものであり、こ
の前提に立つた上での処理技術の改善である。 装置について加熱手段を必須の要件とすること
は設備費の負担、作業管理項目の増加、品質バラ
つき要素の増加、保全点検の複雑化、作業環境上
の留意、エネルギーコストの累増などいろいろの
点から装置稼動上の負荷となる。エネルギーコス
トとしては最低でも40%、一般には100〜300%の
水分を前提とするから、乾凅に要する費用はきわ
めて比重の高い要素となる。また比較的水分含量
の少ない場合には化学的にPH5に調整する手順を
含み、やはり加熱手段を伴つている。 本願発明は当該製造分野では、大前提として何
人も疑わなかつた加熱手段を装置から取除いた新
しいα化澱粉の製造方法および、この方法の実施
に使用する装置の提供をその目的とする。 [課題を解決するための手段] 本願発明に係るα化澱粉の製造方法は5〜40%
重量%の水分を含む生澱粉粒を加熱することなく
一対の円筒形ロール間の高圧で連続的に圧搾しα
化した澱粉を連続的に搾出することまたより詳し
くは、圧搾に使用する加圧力を制御することによ
り、搾出する澱粉のα化比率を恣意に調整するこ
とによつて前述の課題を解決した。 また、この方法に使用する装置としては、原料
供給ホツパと、該ホツパ下部に設けた互いに平行
で反対方向へ回転する一対の円筒形ロールよりな
る圧縮ロールにおいて、ホツパ内を回転速度可変
的に縦貫する螺杆を垂設し、ホツパ最下部の側壁
と螺杆下端部とで予圧室を形成し、該予圧室直下
に装着した一対の円筒形ロールは相互の軸間距離
を伸縮自在に移動できるもの、およびこの装置に
おけるホツパに対して、螺杆・予圧室・一対の円
筒形ロールのそれぞれを相互の位置関係は同一に
保つたまま直角に配列して横型とした圧縮ロール
も開示している。 [作用] 本願発明の作用を説明するに際し、以下5〜40
重量%の水分を含む生澱粉粒を「澱粉原料」と称
することとする。 物質を機械的に加圧して圧密化すると物質の分
子運動を抑制するために圧密化された物質が発熱
し、加圧力が大きくなると物質の発熱量も大きく
なることはよく知られた原理である。 一方、澱粉原料は加熱することによつてα化
し、澱粉原料の含有水分が多いと低い加熱温度
で、含有水分が低いと高い加熱温度でα化するこ
とはよく知られた原理である。 本発明は上記二つの原則に着目して圧密に必要
な加圧力と加熱温度とα化率の相関関係を実験に
よつて調べるうち、全く加熱しなくても一対の円
筒形ロール間で加圧すると澱粉が容易にα化する
ことを見出してなされたものである。 すなわち、澱粉原料はホツパ上部から供給さ
れ、ホッパ内の中心を貫通して回転する螺杆の螺
旋面で強制的にホツパ内を移動しつつ加圧力をう
け、この加圧力は急激に増勢されて予圧室に至
り、強制的な送りと圧縮作用は分子間の摩擦によ
る澱粉粒子のなまの立体構造がこわれ澱粉に種々
の変化が生じて生澱粉が急速にα化する。 この現象は加熱による澱粉の糊糊化現象に類似
しているが、双方を比較するといろいろの類似点
とともに相違点も見出されることが最近解明され
てきた。 たとえば顕微鏡による外観の観察では何れの澱
粉も偏光十字が消失し粒径の増大が見られ、
DSC分析と粉末X線回析による結晶部の変化を
見ると糊化熱の減小と結晶化度の低下が見られ
る。しかしアミログラフによる糊化特性を見ると
それぞれ特徴的な曲線を示したという報告が提出
された。(「食品への高圧利用」林力丸編23ページ
1989.7.15初版発行) 実験当時、円筒形ロール間で加圧すれば全く加
熱がなくても澱粉のα化が進行するのは、圧密に
よる発熱作用のためと解決していたが、その後の
報告によつてその主体は高圧な圧密作用そのもの
であると解釈を変えることが正しいと思われる。
円筒形ロールの圧密作用は螺杆の回転数の変動や
両ロール間の間隙の変更によつて所望の状態にコ
ントロールできるが、後の実施例(第1表)で例
示したとおりロール間の圧縮力は2.50〜
3.30TON/cm2が望ましく、最低でも1000Kg/cm2
を切つてはならない。この高加圧力が従来技術と
もつとも大きく異なる点であり、エクストルーダ
やバフマシンによる押し出し型式の100Kg/cm2を
越えてはならないとする要件との顕著な差であ
る。 ロール圧縮と従来技術の押し出し型式との圧密
作用の相違について検討すれば、澱粉に加わる力
のかかり方が、前者では粉粒体が急激に圧密され
てみかけの体積変化を生じ短時間に立体構造が壊
れα化されるのに対し、後者は高粘度流体として
練り圧を加えるという違いがある。したがつて流
動性を速かに持たせるために水分の添加(乃至増
量)と均一分散(混合)のために必ず一定値以上
の温度をα化の要件とする。 α化作用を所要時間の点からみれば、低濃度ス
ラリーの加熱だけによる従来技術が最も長く、押
し出し方式による加熱、混練、押し出しによる別
の従来技術がこれに次ぎ、ロール高圧圧縮、無加
熱の本願発明の方式が瞬時(1秒以下)で変態す
ると言い替えることもできる。 [実施例] 以下、本発明の実施例1を第1図に基いて説明
する。 円筒形ロール1A,1Bは軸3A,3Bと結合し、
軸3Aはフオーク6に軸止し、軸3Bはブラケツト
7に軸支する。フオーク6は油圧シリンダ4のロ
ツド5に結合する。ブラケツト7と油圧シリンダ
4はサポート8に固着する。油圧の圧力は油圧シ
リンダ4のロツド5とフオーク6、軸3Aに伝達
し、円筒形ロール1Aが移動して固定側の円筒形
ロール1Bに圧接する。従つて油圧の圧力を制御
することによつて一対の円筒形ロール1Aと1B間
の加圧力を制御することが可能である。 円筒形ロール1A,1Bの上部に予圧室2を装着
し予圧室2の上部はホツパ9と結合する。ホツパ
9と予圧室2の中心線上に螺杆の例としてスクリ
ユー10を設け、スクリユー10の下端は予圧室
2に嵌挿し澱粉原料20を下方に送る方向に螺旋
状の羽根を設け、スクリユー10の上端はホツパ
9の上部に取付けたモータ11と連結している。 スクリユー10の回転を速くして澱粉原料を多
量に送り込むと、円筒形ロール1A,1Bで排出
されない量が予圧室2内に溜り澱粉原料Dの空隙
が少なくなつて嵩密度が大なるよう緻密化され
る。 ホツパ9の上部には澱粉原料Dの供給口13を
設け、ここから澱粉原料Dが投入されて供給され
る。ホツパ9内に投入された澱粉原料はスクリユ
ー10の回転によつて予圧室2に送り込まれて緻
密化し、油圧シリンダ4で加圧力を制御される円
筒形ロール1A,1Bの間を緻密化されて通過して
さらに圧密発熱しつつ所定のα化度に変化した澱
粉α−Dを連続して排出する。 次に、本発明の実施例2を第2図に基いて説明
する。 円筒形ロール12A,12Bは軸32A,32Bと
結合し、軸32Aはフオーク6Bに軸支し、軸32
Bはブラケツト7Bに軸支する。フオーク6Bは油
圧シリンダ4Bのロツド5Bに結合する。ブラケツ
ト7Bと油圧シリンダ4Bはサポート8Aに固着す
る。 油圧の圧力は油圧シリンダ4Bのロツド5Bとフ
オーク6B、軸32Aに伝達し、円筒形ロール12
Aが移動して固定側の円筒形ロール12Bに圧接す
るように構成し、他の構成は実施例(1)の第1図と
同様である。すなわち本発明の実施例(2)は一対の
円筒形ロール1A,1B,12A,12Bを設け澱粉
原料Dの加圧を二段に行なうもので、実施例(1)と
比較すれば澱粉原料Dの加圧時間を長くすること
が可能である。従つて澱粉原料Dの発熱保持時間
を長くすることが可能となり、澱粉のα化度の制
御範囲を拡大する。 以上二つの実施例について説明したが、何れの
実施例も澱粉原料は上方かから下方へ直線の流れ
としたのに対し、予圧室、円筒形ロールを横に配
置してホツパに対し直角の流れに座標変換したも
のも好適な実施例を構成する。(第3図) [発明の効果] 以上のようにこの発明は従来の化学物質の添
加、加熱手段等を不要とする澱粉のα化方法であ
る。 従つて、従来の化学物質の調達、化学物質の添
加作業行程、過熱蒸気発生装置、加熱器、加熱作
業工程を省略することができ、資源、エネルギー
の節減に多大の効果を発揮するものである。 特筆すべきことは、同一の澱粉原料から目的に
応じて恣意にα化澱粉の比率を変動できる効果で
あり、例えば第1表にその効果例を示すように、
スクリユーの回転数を制御し(すなわち澱粉原料
の予圧室内の緻密さを制御し)、またシリンダの
油圧力を制御し(すなわち円筒形ロール間の圧密
化を制御することによつて)同一の澱粉原料から
3種類のα化度の異なるα澱粉を得ることを確認
した。
るものであり、目的に応じて澱粉のα化度を常温
で制御可能な方法と連続して澱粉原料をα化する
装置を提供するものである。 [従来の技術] 従来のα化澱粉の製造方法は主に主澱粉粒を水
性スラリーとし、これをドラムドライヤ上に薄く
展げて加熱し、澱粉をα化して薄膜状の乾燥α化
澱粉とするのが多かつた。またエクストルーダに
よる混練と加熱や、タンク容器内に過熱蒸気を通
して加熱と加湿を行なう場合もある。もつともこ
のような前提に立つた上で詳細な処理条件を特定
して品質の改善を図つた提案はかなり見出され
る。例えば、澱粉粒が膨潤するが破壊しない温度
で加熱したあと老化させるもの(特開昭55−
114300号公報)、水スラリーを膨潤温度まで加熱
したあと特定の速度で急冷するもの(特公昭62−
30202号公報)、少くとも50℃以上で固有な糊化開
始温度を少くとも10℃上廻る温度以下で加熱する
もの(特公昭59−47600号公報)、生澱粉粒をアル
コール水溶液に懸濁してスラリーとしこれを加圧
下加熱してα化するもの(特開昭63−49054号公
報)などを挙げることができる。さらに水分14〜
30%、PH5以下に調整した澱粉類を温度50〜250
℃、圧力20〜100Kg/cm2の条件下で押し出す特開
昭51−123844号公報や、水分30〜60%の生澱粉を
温度70〜150℃、圧力100Kg/cm2以下の条件で押し
出す特公昭57−8706号公報も見出すことができ
る。 [発明が解決しようとする課題] 以上引例した多くの公知技術は既に述べたよう
に水分を少くとも40重量%以上含むスラリー状の
生澱粉粒の加熱手段を前提とするものであり、こ
の前提に立つた上での処理技術の改善である。 装置について加熱手段を必須の要件とすること
は設備費の負担、作業管理項目の増加、品質バラ
つき要素の増加、保全点検の複雑化、作業環境上
の留意、エネルギーコストの累増などいろいろの
点から装置稼動上の負荷となる。エネルギーコス
トとしては最低でも40%、一般には100〜300%の
水分を前提とするから、乾凅に要する費用はきわ
めて比重の高い要素となる。また比較的水分含量
の少ない場合には化学的にPH5に調整する手順を
含み、やはり加熱手段を伴つている。 本願発明は当該製造分野では、大前提として何
人も疑わなかつた加熱手段を装置から取除いた新
しいα化澱粉の製造方法および、この方法の実施
に使用する装置の提供をその目的とする。 [課題を解決するための手段] 本願発明に係るα化澱粉の製造方法は5〜40%
重量%の水分を含む生澱粉粒を加熱することなく
一対の円筒形ロール間の高圧で連続的に圧搾しα
化した澱粉を連続的に搾出することまたより詳し
くは、圧搾に使用する加圧力を制御することによ
り、搾出する澱粉のα化比率を恣意に調整するこ
とによつて前述の課題を解決した。 また、この方法に使用する装置としては、原料
供給ホツパと、該ホツパ下部に設けた互いに平行
で反対方向へ回転する一対の円筒形ロールよりな
る圧縮ロールにおいて、ホツパ内を回転速度可変
的に縦貫する螺杆を垂設し、ホツパ最下部の側壁
と螺杆下端部とで予圧室を形成し、該予圧室直下
に装着した一対の円筒形ロールは相互の軸間距離
を伸縮自在に移動できるもの、およびこの装置に
おけるホツパに対して、螺杆・予圧室・一対の円
筒形ロールのそれぞれを相互の位置関係は同一に
保つたまま直角に配列して横型とした圧縮ロール
も開示している。 [作用] 本願発明の作用を説明するに際し、以下5〜40
重量%の水分を含む生澱粉粒を「澱粉原料」と称
することとする。 物質を機械的に加圧して圧密化すると物質の分
子運動を抑制するために圧密化された物質が発熱
し、加圧力が大きくなると物質の発熱量も大きく
なることはよく知られた原理である。 一方、澱粉原料は加熱することによつてα化
し、澱粉原料の含有水分が多いと低い加熱温度
で、含有水分が低いと高い加熱温度でα化するこ
とはよく知られた原理である。 本発明は上記二つの原則に着目して圧密に必要
な加圧力と加熱温度とα化率の相関関係を実験に
よつて調べるうち、全く加熱しなくても一対の円
筒形ロール間で加圧すると澱粉が容易にα化する
ことを見出してなされたものである。 すなわち、澱粉原料はホツパ上部から供給さ
れ、ホッパ内の中心を貫通して回転する螺杆の螺
旋面で強制的にホツパ内を移動しつつ加圧力をう
け、この加圧力は急激に増勢されて予圧室に至
り、強制的な送りと圧縮作用は分子間の摩擦によ
る澱粉粒子のなまの立体構造がこわれ澱粉に種々
の変化が生じて生澱粉が急速にα化する。 この現象は加熱による澱粉の糊糊化現象に類似
しているが、双方を比較するといろいろの類似点
とともに相違点も見出されることが最近解明され
てきた。 たとえば顕微鏡による外観の観察では何れの澱
粉も偏光十字が消失し粒径の増大が見られ、
DSC分析と粉末X線回析による結晶部の変化を
見ると糊化熱の減小と結晶化度の低下が見られ
る。しかしアミログラフによる糊化特性を見ると
それぞれ特徴的な曲線を示したという報告が提出
された。(「食品への高圧利用」林力丸編23ページ
1989.7.15初版発行) 実験当時、円筒形ロール間で加圧すれば全く加
熱がなくても澱粉のα化が進行するのは、圧密に
よる発熱作用のためと解決していたが、その後の
報告によつてその主体は高圧な圧密作用そのもの
であると解釈を変えることが正しいと思われる。
円筒形ロールの圧密作用は螺杆の回転数の変動や
両ロール間の間隙の変更によつて所望の状態にコ
ントロールできるが、後の実施例(第1表)で例
示したとおりロール間の圧縮力は2.50〜
3.30TON/cm2が望ましく、最低でも1000Kg/cm2
を切つてはならない。この高加圧力が従来技術と
もつとも大きく異なる点であり、エクストルーダ
やバフマシンによる押し出し型式の100Kg/cm2を
越えてはならないとする要件との顕著な差であ
る。 ロール圧縮と従来技術の押し出し型式との圧密
作用の相違について検討すれば、澱粉に加わる力
のかかり方が、前者では粉粒体が急激に圧密され
てみかけの体積変化を生じ短時間に立体構造が壊
れα化されるのに対し、後者は高粘度流体として
練り圧を加えるという違いがある。したがつて流
動性を速かに持たせるために水分の添加(乃至増
量)と均一分散(混合)のために必ず一定値以上
の温度をα化の要件とする。 α化作用を所要時間の点からみれば、低濃度ス
ラリーの加熱だけによる従来技術が最も長く、押
し出し方式による加熱、混練、押し出しによる別
の従来技術がこれに次ぎ、ロール高圧圧縮、無加
熱の本願発明の方式が瞬時(1秒以下)で変態す
ると言い替えることもできる。 [実施例] 以下、本発明の実施例1を第1図に基いて説明
する。 円筒形ロール1A,1Bは軸3A,3Bと結合し、
軸3Aはフオーク6に軸止し、軸3Bはブラケツト
7に軸支する。フオーク6は油圧シリンダ4のロ
ツド5に結合する。ブラケツト7と油圧シリンダ
4はサポート8に固着する。油圧の圧力は油圧シ
リンダ4のロツド5とフオーク6、軸3Aに伝達
し、円筒形ロール1Aが移動して固定側の円筒形
ロール1Bに圧接する。従つて油圧の圧力を制御
することによつて一対の円筒形ロール1Aと1B間
の加圧力を制御することが可能である。 円筒形ロール1A,1Bの上部に予圧室2を装着
し予圧室2の上部はホツパ9と結合する。ホツパ
9と予圧室2の中心線上に螺杆の例としてスクリ
ユー10を設け、スクリユー10の下端は予圧室
2に嵌挿し澱粉原料20を下方に送る方向に螺旋
状の羽根を設け、スクリユー10の上端はホツパ
9の上部に取付けたモータ11と連結している。 スクリユー10の回転を速くして澱粉原料を多
量に送り込むと、円筒形ロール1A,1Bで排出
されない量が予圧室2内に溜り澱粉原料Dの空隙
が少なくなつて嵩密度が大なるよう緻密化され
る。 ホツパ9の上部には澱粉原料Dの供給口13を
設け、ここから澱粉原料Dが投入されて供給され
る。ホツパ9内に投入された澱粉原料はスクリユ
ー10の回転によつて予圧室2に送り込まれて緻
密化し、油圧シリンダ4で加圧力を制御される円
筒形ロール1A,1Bの間を緻密化されて通過して
さらに圧密発熱しつつ所定のα化度に変化した澱
粉α−Dを連続して排出する。 次に、本発明の実施例2を第2図に基いて説明
する。 円筒形ロール12A,12Bは軸32A,32Bと
結合し、軸32Aはフオーク6Bに軸支し、軸32
Bはブラケツト7Bに軸支する。フオーク6Bは油
圧シリンダ4Bのロツド5Bに結合する。ブラケツ
ト7Bと油圧シリンダ4Bはサポート8Aに固着す
る。 油圧の圧力は油圧シリンダ4Bのロツド5Bとフ
オーク6B、軸32Aに伝達し、円筒形ロール12
Aが移動して固定側の円筒形ロール12Bに圧接す
るように構成し、他の構成は実施例(1)の第1図と
同様である。すなわち本発明の実施例(2)は一対の
円筒形ロール1A,1B,12A,12Bを設け澱粉
原料Dの加圧を二段に行なうもので、実施例(1)と
比較すれば澱粉原料Dの加圧時間を長くすること
が可能である。従つて澱粉原料Dの発熱保持時間
を長くすることが可能となり、澱粉のα化度の制
御範囲を拡大する。 以上二つの実施例について説明したが、何れの
実施例も澱粉原料は上方かから下方へ直線の流れ
としたのに対し、予圧室、円筒形ロールを横に配
置してホツパに対し直角の流れに座標変換したも
のも好適な実施例を構成する。(第3図) [発明の効果] 以上のようにこの発明は従来の化学物質の添
加、加熱手段等を不要とする澱粉のα化方法であ
る。 従つて、従来の化学物質の調達、化学物質の添
加作業行程、過熱蒸気発生装置、加熱器、加熱作
業工程を省略することができ、資源、エネルギー
の節減に多大の効果を発揮するものである。 特筆すべきことは、同一の澱粉原料から目的に
応じて恣意にα化澱粉の比率を変動できる効果で
あり、例えば第1表にその効果例を示すように、
スクリユーの回転数を制御し(すなわち澱粉原料
の予圧室内の緻密さを制御し)、またシリンダの
油圧力を制御し(すなわち円筒形ロール間の圧密
化を制御することによつて)同一の澱粉原料から
3種類のα化度の異なるα澱粉を得ることを確認
した。
【表】
【表】
近年、インスタント食品の種類が増加し、この
重要な原料であるα澱粉においても種々のα化度
が要求される。従つて、本発明の澱粉のα化装置
は簡単な操作で澱粉のα化度が制御でき、しかも
制御されたα澱粉を連続して生産できるために、
少量から多量のα澱粉生産に多大な効果を発揮す
るものである。
重要な原料であるα澱粉においても種々のα化度
が要求される。従つて、本発明の澱粉のα化装置
は簡単な操作で澱粉のα化度が制御でき、しかも
制御されたα澱粉を連続して生産できるために、
少量から多量のα澱粉生産に多大な効果を発揮す
るものである。
第1図は本願の実施例1の正面断面図、第2図
は本願の実施例2の正面断面図、第3図は別の実
施例3の正面断面図。 1A,1B……円筒形ロール、2……予圧室、9
……ホツパ、10……スクリユー(螺杆)、12
A,12B……円筒形ロール。
は本願の実施例2の正面断面図、第3図は別の実
施例3の正面断面図。 1A,1B……円筒形ロール、2……予圧室、9
……ホツパ、10……スクリユー(螺杆)、12
A,12B……円筒形ロール。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 5〜40%重量%の水分を含む生澱粉粒を加熱
することなく一対の円筒形ロール間の高圧で連続
的に圧搾しα化した澱粉を連続的に搾出すること
を特徴とするα化澱粉の製造方法。 2 請求項1において、圧搾に使用する加圧力を
制御することにより、搾出する澱粉のα化比率を
恣意に調整することを特徴とするα化澱粉の製造
方法。 3 原料供給ホツパと、該ホツパ下部に設けた互
いに平行で反対方向へ回転する一対の円筒形ロー
ルよるなる圧縮ロールにおいて、ホツパ内を回転
速度可変的に縦貫する螺杆を垂設し、ホツパ最下
部の側壁と螺杆下端部とで予圧室を形成し、該予
圧室直下に装着した一対の円筒形ロールは相互の
軸間距離を伸縮自在に移動できることを特徴とす
る請求項1又は2の方法に使用する装置。 4 請求項3において、ホツパに対して、螺杆・
予圧室・一対の円筒形ロールのそれぞれを相互の
位置関係は同一に保つたまま直列に配列して横型
にした請求項1又は2の方法に使用する装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63239487A JPH0288601A (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | α化澱粉の製造方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63239487A JPH0288601A (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | α化澱粉の製造方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0288601A JPH0288601A (ja) | 1990-03-28 |
| JPH059441B2 true JPH059441B2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=17045510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63239487A Granted JPH0288601A (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | α化澱粉の製造方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0288601A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP5020371B2 (ja) * | 2009-11-17 | 2012-09-05 | 昭和産業株式会社 | 揚げ物衣用組成物および揚げ物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1988
- 1988-09-24 JP JP63239487A patent/JPH0288601A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0288601A (ja) | 1990-03-28 |
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