JPH05952U - 吸気系アルミニウム合金鋳物製部品 - Google Patents
吸気系アルミニウム合金鋳物製部品Info
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- JPH05952U JPH05952U JP4759091U JP4759091U JPH05952U JP H05952 U JPH05952 U JP H05952U JP 4759091 U JP4759091 U JP 4759091U JP 4759091 U JP4759091 U JP 4759091U JP H05952 U JPH05952 U JP H05952U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量化のために薄肉としたときに発生する不
廻り不良を防止するとともに、音振対策もできた管路を
有する吸気系アルミ鋳物製部品を提供すること。 【構成】 少なくとも管路16の上部外面に、管路1b
の長手方向に連続して突出するリブ4を形成し、溶湯中
のガスを逃がしたり酸化膜を破ったりすることによって
湯流れをよくし、不廻り不良の発生を防ぐようにした。
廻り不良を防止するとともに、音振対策もできた管路を
有する吸気系アルミ鋳物製部品を提供すること。 【構成】 少なくとも管路16の上部外面に、管路1b
の長手方向に連続して突出するリブ4を形成し、溶湯中
のガスを逃がしたり酸化膜を破ったりすることによって
湯流れをよくし、不廻り不良の発生を防ぐようにした。
Description
【0001】
本考案は、金型よりなる主型内に砂中子を挿入した鋳型に、アルミニウム合金
の溶湯を注入して鋳造される自動車用内燃機関の、例えば、マニホールドまたは
コレクター等の吸気系アルミニウム合金鋳物製部品に関するものである。
【0002】
近年、環境およびエネルギー問題がクローズアップされ、自動車の排ガス規制
の強化と燃料消費料の向上が指導されており、その対策の一つとして自動車部品
の軽量化が要求され、漸時アルミニウム合金等の軽合金製のものが用いられるよ
うになって来た。
【0003】
しかして、従来から、中空体のアルミニウム合金鋳物(以下アルミ鋳物という
)製部品は、肉厚4mm以上のものが主体になっている。
その理由は、肉厚が薄いと溶湯(アルミニウム合金の溶湯)が鋳型のキャビテ
ィ内に完全に流れ込む前に途中で凝固してしまう、いわゆる不廻りが発生するか
らである。
また、音振対策として管の剛性を上げるためにも厚肉にしている。
【0004】
しかしながら、肉厚4mm以上のアルミ鋳物製部品でも不廻りが発生するものが
あり、その対策の一つとして例えば図6,7に示すような自動車エンジン用コレ
クター インテークマニホールド1では、図6のように凹または凸状の筋11あ
るいは格子12を付加する方法が行われてきた。この筋11あるいは格子12は
溶湯中のガスを逃がすためのものではなく、酸化膜を破るためのエッジの役目を
するものである。
【0005】
一方、アルミ鋳物製部品は前記のように軽量化の要求に対応しなければならな
いので、軽量化のために肉厚を薄くしかつ音振対策をしなければならない。
そして、この音振対策の例として、アルミ鋳物製部品に部分的にリブを設けた
ものもある。
【0006】
前記不廻り発生の原因として、溶湯中および中子から発生するガスの影響があ
る。
すなわち、中空体のアルミ鋳物は、主型と中子の隙間に溶湯を流し込むことに
より製造するのであるが、肉厚が薄いものを製造するために上記隙間を狭くする
と、この部分のガス圧が高くなって溶湯が流れにくくなり、不廻りが発生するの
である。
【0007】
また、アルミニウム合金の溶湯は酸化しやすく、鋳造時溶湯の表面に酸化膜が
発生する。そして注入された溶湯はこの酸化膜を破りながら流れて主型と中子の
隙間等キャビティを満たすのであるが、酸化膜の破れが悪いと湯流れの抵抗が増
大して不廻り発生の原因になるのである。
【0008】
本考案は、上記問題点に鑑み、溶湯のガス圧と湯流れ抵抗の増大を緩和して不
廻りの発生を防止するとともに、剛性を高めて音振対策の効果を上げることによ
って、薄肉で軽量のアルミ鋳物製部品を提供しようとするものである。
【0009】
本考案は上記目的を達成するためなされたものであり、第1の考案の構成は、
金型よりなる主型内に砂中子を挿入した鋳型に、アルミニウム合金溶湯を注入し
て鋳造される、管路を有する吸気系アルミニウム合金鋳物製部品において、少な
くとも前記管路の上部外面に、該管路の長手方向に連続して突出するリブを形成
したことを特徴とするものであり、また第2の考案は、上記第1の考案の構成に
おいて、管路の厚さを実質的に3mm以下としたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
少なくとも管路の上部外面にリブを設けたことにより、このリブの部分に溶湯
中等から発生するガスを逃がしてガス圧を下げるための効果があるとともに、溶
湯の表面に発生した酸化膜をリブの付け根の部分の鋳型の角部(リブエッジ)で
破って湯流れの抵抗を緩和し、不廻りの発生を防止することができるものである
。
また、リブを設けたことにより剛性が向上して音振対策を達成することができ
るとともに、強度が向上して製造時に薄肉中空体に発生する歪、割れ、へこみ等
を防止することができるものである。
従って、軽量化を達成することができ、特に管路の厚さを3mm以下にすること
ができるものである。
【0011】
以下、図1〜5により本考案の実施例を説明する。
図1は自動車エンジン用コレクター インテークマニホールドの平面図、図2
は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面である。
図において、コレクター インテークマニホールド1には、本体部1aから6
本の肉厚2.5mmの管路1bが離れたり、合体したりして分岐して設けられてい
る。
そして本体部1aの上下面と、各管路1bの上下面にはそれぞれの長手方向に
幅2mm、高さ1.5mmのリブ2,3,4,5が表面から突出して設けられており
、さらに本体部1aには管路1bのリブ4,5の延長したリブ4a,5aが長手
方向のリブ2と直交して設けられているほか、斜め方向のリブ6も設けられてい
る。
【0012】
上記のように、本考案のコレクター インテークマニホールド1には本体部1
aと管路1bの上下面にリブ2,3,4,5,4a,5a,6を突設したので、
鋳造時、溶湯中および砂中子から発生するガスをこのリブ2,3,4,5,4a
,5a,6から逃してガス圧を下げるとともに、溶湯の表面に発生した酸化膜を
リブ2…6の付け根の部分の鋳型の角部7(リブエッジ)で破って湯流れをよく
することによって不廻りの発生を少なくするとができた。すなわち、従来60%
程度あった不廻り不良率が10%程度に減少した。
【0013】
また、従来肉厚4mmのものを2.5mmにすることにより、20%の軽量化を達
成することができ、しかも、音、振動レベルは肉厚4mmのものと同等であった。
さらに、リブ2…6を設けたことによって全体の強度が向上し、薄肉にもかか
わらず、製造時の取り扱い等に起因して発生する歪、割れ、変形等を防止するこ
ともできた。
【0014】
次に、図4はインテークマニホールドの正面図であり、図5は左側面図である
。
図において、インテークマニホールド8の4本の管路(内径32mm、肉厚2.
5mm)8aには、その上下に幅2mm、高さ1.5mmのリブ9,10をそれぞれ設
けた。
その結果、不廻り不良率を従来の60%から10%まで大幅に減少させること
ができた。
【0015】
また、その肉厚を従来の4mmから2.5mmに薄くすることによって従来のもの
に比し22%の軽量化を達成することができ、しかも、音、振動レベルは肉厚4
mmのものと同等であった。
さらに、リブ9,10を設けることによって全体の強度が向上し、薄肉である
にもかかわらず、製造時の取り扱い等に起因して発生する歪、割れ、変形等を防
止することができた。
【0016】
上述のように本考案によると、肉厚を薄くして軽量化を達成することができる
とともに、薄肉にしたときに発生する不廻り不良や剛性の低下による音振対策上
の困難性を大幅に減少することができる等多くの効果を奏するものである。
なお、部品の形状、溶湯の成分等の条件により、リブは管路の上部に設けるだ
けでもその効果を発揮することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す自動車エンジン用コレ
クター インテークマニホールドの平面図である。
クター インテークマニホールドの平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示すインテークマニホー
ルドの正面図である。
ルドの正面図である。
【図5】図4の左側面図である。
【図6】従来のコレクター インテークマニホールドの
一例を示す平面図である。
一例を示す平面図である。
【図7】図6の正面図である。
1 コレクター インテークマニホールド
1b 管路
2 リブ
3 リブ
4 リブ
4a リブ
5 リブ
5a リブ
6 リブ
8 インテークマニホールド
8a 管路
9 リブ
10 リブ
Claims (2)
- 【請求項1】 金型よりなる主型内に砂中子を挿入した
鋳型に、アルミニウム合金溶湯を注入して鋳造される、
管路を有する吸気系アルミニウム合金鋳物製部品におい
て、少なくとも前記管路の上部外面に、該管路の長手方
向に連続して突出するリブを形成したことを特徴とする
吸気系アルミニウム合金鋳物製部品。 - 【請求項2】 管路の厚さを実質的に3mm以下としたこ
とを特徴とする請求項1記載の吸気系アルミニウム合金
鋳物製部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991047590U JP2539636Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 吸気系アルミニウム合金鋳物製部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991047590U JP2539636Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 吸気系アルミニウム合金鋳物製部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05952U true JPH05952U (ja) | 1993-01-08 |
| JP2539636Y2 JP2539636Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=12779469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991047590U Expired - Fee Related JP2539636Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 吸気系アルミニウム合金鋳物製部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2539636Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0653752U (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-22 | 三菱自動車工業株式会社 | アルミ鋳物製インテークマニホールド |
| JP2012007587A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Toyota Boshoku Corp | インテークマニホールド |
| JP2013052415A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造用金型装置 |
| JP2022110645A (ja) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジン |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0367056A (ja) * | 1989-08-07 | 1991-03-22 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製マニホルドとその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP1991047590U patent/JP2539636Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0367056A (ja) * | 1989-08-07 | 1991-03-22 | Meiji Rubber & Chem Co Ltd | 合成樹脂製マニホルドとその製造方法 |
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| JPH0653752U (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-22 | 三菱自動車工業株式会社 | アルミ鋳物製インテークマニホールド |
| JP2012007587A (ja) * | 2010-06-28 | 2012-01-12 | Toyota Boshoku Corp | インテークマニホールド |
| JP2013052415A (ja) * | 2011-09-05 | 2013-03-21 | Honda Motor Co Ltd | 鋳造用金型装置 |
| JP2022110645A (ja) * | 2021-01-19 | 2022-07-29 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2539636Y2 (ja) | 1997-06-25 |
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