JPH0596158A - 空気清浄化力を有する組成物の製造方法 - Google Patents
空気清浄化力を有する組成物の製造方法Info
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- JPH0596158A JPH0596158A JP3160754A JP16075491A JPH0596158A JP H0596158 A JPH0596158 A JP H0596158A JP 3160754 A JP3160754 A JP 3160754A JP 16075491 A JP16075491 A JP 16075491A JP H0596158 A JPH0596158 A JP H0596158A
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- Gas Separation By Absorption (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、NH3 やH2 S等に代表される悪
臭ガス類を含有する汚染空気を浄化する空気清浄化材の
製造方法を提供する。 【構成】 鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化
合物と、タンニン酸または没食子酸またはそれらの混合
物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした後、その
水溶液に硫化水素ガスを吹き込んで反応させる。鉄分が
0.05〜2mol/lと、没食子酸換算で算出するタ
ンニン酸または没食子酸の量を0.05〜2mol/l
の割合で水と混合させ、水の温度を80℃以上に上げて
反応させ、室温付近まで冷却した後でその水溶液に添加
する硫化水素ガスの吹き込み量が鉄分に対する硫黄分の
量としてモル比で0.005〜0.1とする。
臭ガス類を含有する汚染空気を浄化する空気清浄化材の
製造方法を提供する。 【構成】 鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化
合物と、タンニン酸または没食子酸またはそれらの混合
物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした後、その
水溶液に硫化水素ガスを吹き込んで反応させる。鉄分が
0.05〜2mol/lと、没食子酸換算で算出するタ
ンニン酸または没食子酸の量を0.05〜2mol/l
の割合で水と混合させ、水の温度を80℃以上に上げて
反応させ、室温付近まで冷却した後でその水溶液に添加
する硫化水素ガスの吹き込み量が鉄分に対する硫黄分の
量としてモル比で0.005〜0.1とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NH3 やH2 S等に代
表される悪臭ガス類を含有する汚染空気を浄化する空気
清浄化材に関する。本発明の空気清浄化材は、例えば家
庭用の脱臭剤として用いることができる。
表される悪臭ガス類を含有する汚染空気を浄化する空気
清浄化材に関する。本発明の空気清浄化材は、例えば家
庭用の脱臭剤として用いることができる。
【0002】
【従来の技術】空気中の悪臭ガスに対しては、活性炭を
用いる吸着法や、他の香料を用いるマスキング法や、臭
気を化学反応させる化学的方法で除去、あるいは不快感
の軽減が行われている。
用いる吸着法や、他の香料を用いるマスキング法や、臭
気を化学反応させる化学的方法で除去、あるいは不快感
の軽減が行われている。
【0003】しかし、活性炭を用いる吸着法は脱臭性能
が短期間で劣化するという問題があり、他の香料を用い
るマスキング法では香料が新たな不快感を与えることが
あり、根本的な解決策とならない。
が短期間で劣化するという問題があり、他の香料を用い
るマスキング法では香料が新たな不快感を与えることが
あり、根本的な解決策とならない。
【0004】化学反応させる化学的方法では例えばオゾ
ンにより、悪臭ガスを酸化分解する方法等があるが、過
剰なオゾンが人体に有害である為に新たな害を引き起こ
す。即ち、悪臭ガスとちょうど反応してくれる化学物質
の量を制御することが困難な為に不要な化学物質を発生
させることになり、根本的な解決と成りがたい。
ンにより、悪臭ガスを酸化分解する方法等があるが、過
剰なオゾンが人体に有害である為に新たな害を引き起こ
す。即ち、悪臭ガスとちょうど反応してくれる化学物質
の量を制御することが困難な為に不要な化学物質を発生
させることになり、根本的な解決と成りがたい。
【0005】それらの問題点を解決する技術として、繊
維学会誌(繊維と工業)Vol.42、No.12(1
986)、P18〜26には、第一鉄化合物とアスコル
ビン酸とを水溶液状態で反応させて得られた錯体化合物
が窒素化合物系臭気ガスに対して脱臭力を有することが
述べられている。
維学会誌(繊維と工業)Vol.42、No.12(1
986)、P18〜26には、第一鉄化合物とアスコル
ビン酸とを水溶液状態で反応させて得られた錯体化合物
が窒素化合物系臭気ガスに対して脱臭力を有することが
述べられている。
【0006】しかし、本発明者等の知見では、この錯体
化合物は硫黄化合物系の臭気ガスに対する脱臭力が弱い
という問題点がある。また本発明者等の知見によればこ
の錯体化合物は脱臭力が比較的短期間で劣化するという
問題点もあった。
化合物は硫黄化合物系の臭気ガスに対する脱臭力が弱い
という問題点がある。また本発明者等の知見によればこ
の錯体化合物は脱臭力が比較的短期間で劣化するという
問題点もあった。
【0007】本発明者等は、鉄、マンガン等の金属にア
スコルビン酸等を接触させてできる反応生成物を未反応
の鉄、マンガン等と共存させた組成物を発明し、先に特
願平1―280776号で特許出願した。この組成物は
安価に製造できるし、空気清浄力の劣化が極めて小さ
く、従来技術の問題点を解決するものであった。
スコルビン酸等を接触させてできる反応生成物を未反応
の鉄、マンガン等と共存させた組成物を発明し、先に特
願平1―280776号で特許出願した。この組成物は
安価に製造できるし、空気清浄力の劣化が極めて小さ
く、従来技術の問題点を解決するものであった。
【0008】本発明者等の研究によれば、NH3 や(C
H3)3 N等の塩基性ガスの脱臭性能は多塩基酸と金属の
反応生成物である金属錯体に非常に良く吸着するが、C
H3 SHガスの吸着力が弱い。その一つの解決方法は、
本発明者等が特願昭63―273195号に記述してい
るような固体塩基を配する方法である。
H3)3 N等の塩基性ガスの脱臭性能は多塩基酸と金属の
反応生成物である金属錯体に非常に良く吸着するが、C
H3 SHガスの吸着力が弱い。その一つの解決方法は、
本発明者等が特願昭63―273195号に記述してい
るような固体塩基を配する方法である。
【0009】しかし、その後の研究で、H2 S等の酸性
ガスの吸着力の強い物質は、金属が水溶液に溶解して生
成する金属水酸化物及び金属酸化物であることを突き止
めた。更に、水酸化物を効果的に生成せしめ、長期に安
定して効果を継続する為には、金属と水酸化物、金属酸
化物が共存する状態を形成させる必要があることも突き
止めた。
ガスの吸着力の強い物質は、金属が水溶液に溶解して生
成する金属水酸化物及び金属酸化物であることを突き止
めた。更に、水酸化物を効果的に生成せしめ、長期に安
定して効果を継続する為には、金属と水酸化物、金属酸
化物が共存する状態を形成させる必要があることも突き
止めた。
【0010】脱H2 S性能が良くなると脱CH3 SH性
能も良くなるのは―SH基のHがH2 Sと同様な性質を
持つ為と考えられる。従って金属水酸化物を効果的に生
成せしめることが有効であることが推察できる。しか
し、脱H2 S性能が良いことが脱CH3 SH性能も良い
ことの充分条件ではないことが、本発明者等の研究で判
明した。
能も良くなるのは―SH基のHがH2 Sと同様な性質を
持つ為と考えられる。従って金属水酸化物を効果的に生
成せしめることが有効であることが推察できる。しか
し、脱H2 S性能が良いことが脱CH3 SH性能も良い
ことの充分条件ではないことが、本発明者等の研究で判
明した。
【0011】例えば、鉄とL―アスコルビン酸水溶液を
空気中で接触させ、生成した錯塩と鉄の共存物を150
℃で24時間加熱処理した反応生成物は極めて脱H2 S
性能が良いが、脱CH3 SH性能がやや劣る。
空気中で接触させ、生成した錯塩と鉄の共存物を150
℃で24時間加熱処理した反応生成物は極めて脱H2 S
性能が良いが、脱CH3 SH性能がやや劣る。
【0012】脱CH3 SH性能を改善する為に種々の対
策を調査研究した結果、比較的薄い酸の水溶液に接触さ
せて大気中に放置した鉄表面には水酸化鉄、酸化第二
鉄、マグネタイトが生じ、極めて脱H2S性能の優れた
組成物が生じるが、それに硫化水素が吸着すると硫化水
素を吸着させる前の組成物に比較して極めて脱CH3S
H性能の優れた組成物に変化することを突き止めた。
策を調査研究した結果、比較的薄い酸の水溶液に接触さ
せて大気中に放置した鉄表面には水酸化鉄、酸化第二
鉄、マグネタイトが生じ、極めて脱H2S性能の優れた
組成物が生じるが、それに硫化水素が吸着すると硫化水
素を吸着させる前の組成物に比較して極めて脱CH3S
H性能の優れた組成物に変化することを突き止めた。
【0013】この硫化水素吸着によって生成する脱CH
3 SH性能の優れた組成物について詳細に調べた結果、
硫化鉄が主な効果を発揮していることを突き止めた。
3 SH性能の優れた組成物について詳細に調べた結果、
硫化鉄が主な効果を発揮していることを突き止めた。
【0014】さらに、事前に硫黄含有量の高い金属を使
用して酸の水溶液と空気中で反応させることにより、同
様の成果が得られることをも見出し、先に本発明者等が
特願平3―16815号等で記述した方法で解決でき
た。
用して酸の水溶液と空気中で反応させることにより、同
様の成果が得られることをも見出し、先に本発明者等が
特願平3―16815号等で記述した方法で解決でき
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等の特願平3
―16815号の組成物を更に広範囲に研究して、更に
簡単な工程でかつ安全な新たな方法で空気清浄力を有す
る材料を提供することを課題としている。特に、製造工
程でH2Sが発生して作業者がガス中毒を起こす心配の
無い製造工程を提供することが望まれている。
―16815号の組成物を更に広範囲に研究して、更に
簡単な工程でかつ安全な新たな方法で空気清浄力を有す
る材料を提供することを課題としている。特に、製造工
程でH2Sが発生して作業者がガス中毒を起こす心配の
無い製造工程を提供することが望まれている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)鉄また
は鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化合物と、タンニン
酸または没食子酸またはそれらの混合物を水溶液状態で
反応させてpH5以上にした後、その水溶液に硫化水素
ガスを吹き込んで反応させることを特徴とする空気清浄
力を有する組成物の製造方法である。
は鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化合物と、タンニン
酸または没食子酸またはそれらの混合物を水溶液状態で
反応させてpH5以上にした後、その水溶液に硫化水素
ガスを吹き込んで反応させることを特徴とする空気清浄
力を有する組成物の製造方法である。
【0017】また、(2)(1)の鉄分が0.05〜2
mol/lと、没食子酸換算で算出するタンニン酸また
は没食子酸の量を0.05〜2mol/lの割合で水と
混合させ、水の温度を80℃以上に上げて反応させ、室
温付近まで冷却した後でその水溶液に添加する硫化水素
ガスの吹き込み量が鉄分に対する硫黄分の量としてモル
比で0.005〜0.1であることを特徴とする空気清
浄力を有する組成物の製造方法である。
mol/lと、没食子酸換算で算出するタンニン酸また
は没食子酸の量を0.05〜2mol/lの割合で水と
混合させ、水の温度を80℃以上に上げて反応させ、室
温付近まで冷却した後でその水溶液に添加する硫化水素
ガスの吹き込み量が鉄分に対する硫黄分の量としてモル
比で0.005〜0.1であることを特徴とする空気清
浄力を有する組成物の製造方法である。
【0018】また、(3)(1)のH2 Sガスが10p
pm以下に空気で希釈されているか、または濃縮H2 S
ガスが大気圧を保って自由に体積を変えられる容器に封
入され、容器の出口が鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸
化鉄と鉄化合物とタンニン酸または没食子酸またはそれ
らの混合物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした
水溶液中に接続する構造で反応させることを特徴とする
空気清浄力を有する組成物の製造方法である。
pm以下に空気で希釈されているか、または濃縮H2 S
ガスが大気圧を保って自由に体積を変えられる容器に封
入され、容器の出口が鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸
化鉄と鉄化合物とタンニン酸または没食子酸またはそれ
らの混合物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした
水溶液中に接続する構造で反応させることを特徴とする
空気清浄力を有する組成物の製造方法である。
【0019】また、(4)(1)の組成物がFe、N
i、Cr、Mn、Co、Cu、Znから選ばれる1また
は2以上の金属またはその硫化物と共存する組成物であ
ることを特徴とする空気清浄力を有する組成物の製造方
法である。
i、Cr、Mn、Co、Cu、Znから選ばれる1また
は2以上の金属またはその硫化物と共存する組成物であ
ることを特徴とする空気清浄力を有する組成物の製造方
法である。
【0020】
【作用】H2 Sガスが健康障害を起こさない濃度は10
ppm以下と言われている。従ってH2 Sガスを予め空
気で10ppm以下に希釈して使用すれば、万一H2 S
ガスが流出しても安全である。
ppm以下と言われている。従ってH2 Sガスを予め空
気で10ppm以下に希釈して使用すれば、万一H2 S
ガスが流出しても安全である。
【0021】しかし低濃度のガスを使用すれば安全では
あるがそれだけ使用するガスの体積が増えて効率が良く
ない。H2 Sガス100%のガスやそれに近い高濃度の
H2 Sガスを使用する場合には、酸化鉄に吸収されない
余分なガスが洩れ出さない工夫が必要となる。
あるがそれだけ使用するガスの体積が増えて効率が良く
ない。H2 Sガス100%のガスやそれに近い高濃度の
H2 Sガスを使用する場合には、酸化鉄に吸収されない
余分なガスが洩れ出さない工夫が必要となる。
【0022】それを具体的に説明すれば、図1に示した
構造の機能を持つ装置を用い、反応を進めれば良い。即
ち、鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化合物
と、タンニン酸または没食子酸またはそれらの混合物を
水溶液状態で反応させてpH5以上にした水溶液を用意
する。
構造の機能を持つ装置を用い、反応を進めれば良い。即
ち、鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄化合物
と、タンニン酸または没食子酸またはそれらの混合物を
水溶液状態で反応させてpH5以上にした水溶液を用意
する。
【0023】H2 Sガスは弁4及び出入管5のついたテ
ドラーパック3のような内容ガスの体積に応じて大気圧
を保ちながら形状が変化する容器3に入れる。H2 Sガ
スの量は多過ぎると万一流出した場合の危険性が高まる
し、少な過ぎるとFeSの生成量が少なくて脱臭性能が
劣化するので、水溶液中の鉄分に対するS量がモル比で
0.05程度に調整するのが好ましい。
ドラーパック3のような内容ガスの体積に応じて大気圧
を保ちながら形状が変化する容器3に入れる。H2 Sガ
スの量は多過ぎると万一流出した場合の危険性が高まる
し、少な過ぎるとFeSの生成量が少なくて脱臭性能が
劣化するので、水溶液中の鉄分に対するS量がモル比で
0.05程度に調整するのが好ましい。
【0024】水溶液1中にテドラーパック3の出入管5
を浸漬し、水溶液を攪拌しながら弁4を開くとH2 Sガ
スは水溶液中の酸化鉄と反応して徐々に消費される。目
的の量が吸収されたら弁4を閉じて作業を終了する。
を浸漬し、水溶液を攪拌しながら弁4を開くとH2 Sガ
スは水溶液中の酸化鉄と反応して徐々に消費される。目
的の量が吸収されたら弁4を閉じて作業を終了する。
【0025】それらの目的を達成する鉄分、タンニン酸
または没食子酸の配合量は、それぞれ0.05〜2mo
l/lとする。この配合量が少ないと効果が小さく、配
合量が多すぎると溶液の粘性が高くなり過ぎて製造作業
が困難になり実用的でない。
または没食子酸の配合量は、それぞれ0.05〜2mo
l/lとする。この配合量が少ないと効果が小さく、配
合量が多すぎると溶液の粘性が高くなり過ぎて製造作業
が困難になり実用的でない。
【0026】適切な作業効率、性能を同時に達成する具
体的な方法は、ほぼ等モルの鉄と有機酸水溶液を熱湯状
態に加熱して反応させ、しかる後に硫化水素を吸着させ
る方法である。
体的な方法は、ほぼ等モルの鉄と有機酸水溶液を熱湯状
態に加熱して反応させ、しかる後に硫化水素を吸着させ
る方法である。
【0027】鉄と有機酸水溶液を熱湯状態に加熱して反
応させることにより鉄と有機酸の錯体を生成するだけで
なくH2 Sガスと極めて反応が速い酸化鉄を生じる。H
2 Sガスは酸化鉄と反応して硫化鉄と水を生じる為、H
2 Sガスが大気中に逃げ出すことは無い。テドラーパッ
ク内に残っている未反応の過剰のH2 Sガスは出口が水
溶液で封鎖されているので大気中に逃げ出すことはなく
ない。
応させることにより鉄と有機酸の錯体を生成するだけで
なくH2 Sガスと極めて反応が速い酸化鉄を生じる。H
2 Sガスは酸化鉄と反応して硫化鉄と水を生じる為、H
2 Sガスが大気中に逃げ出すことは無い。テドラーパッ
ク内に残っている未反応の過剰のH2 Sガスは出口が水
溶液で封鎖されているので大気中に逃げ出すことはなく
ない。
【0028】鉄と有機酸水溶液を混合して室温付近で長
期間保持する方法でもある程度の酸化鉄やマグネタイト
は生成する為、熱湯状態で反応させた場合の数分の1程
度の効果は得られるが生成する酸化鉄の量が少なく万全
ではないので、できるだけ水溶液の温度を上げて反応さ
せることが好ましい。
期間保持する方法でもある程度の酸化鉄やマグネタイト
は生成する為、熱湯状態で反応させた場合の数分の1程
度の効果は得られるが生成する酸化鉄の量が少なく万全
ではないので、できるだけ水溶液の温度を上げて反応さ
せることが好ましい。
【0029】また、このようにして製造した空気清浄力
を持つ物質はFe、Ni、Cr、Mn、Co、Cu、Z
n等の金属と共存することにより、時間経過とともに新
たな酸化金属を形成する効果により脱臭性能を発揮する
寿命期間が長くなる効果がある。
を持つ物質はFe、Ni、Cr、Mn、Co、Cu、Z
n等の金属と共存することにより、時間経過とともに新
たな酸化金属を形成する効果により脱臭性能を発揮する
寿命期間が長くなる効果がある。
【0030】次に本発明の実施例について述べる。
【0031】
【0032】
【実施例1】カルボニル鉄粉1.2mol/lとタンニ
ン酸を没食子酸換算で同じく1.2mol/l添加した
水溶液を100℃に加熱して10分間攪拌しながら反応
させて室温まで冷却した。その水溶液1lに濃度90%
のH2 Sガスを100cc吸収させて脱臭材溶液を製造
した。
ン酸を没食子酸換算で同じく1.2mol/l添加した
水溶液を100℃に加熱して10分間攪拌しながら反応
させて室温まで冷却した。その水溶液1lに濃度90%
のH2 Sガスを100cc吸収させて脱臭材溶液を製造
した。
【0033】その水溶液中に目の粗さが20PPIのウ
レタンフォームを浸漬して反応生成物を塗着して室温で
24時間乾燥し、脱臭フィルターを製造した。脱臭フィ
ルターのサイズは約80mm×100mm×12mmで
重量は約15gであった。
レタンフォームを浸漬して反応生成物を塗着して室温で
24時間乾燥し、脱臭フィルターを製造した。脱臭フィ
ルターのサイズは約80mm×100mm×12mmで
重量は約15gであった。
【0034】その脱臭性能を図2に示した構造の試験装
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。
【0035】まず、最初に脱CH3 SH性能を評価し、
引続き脱NH3 性能、脱H2 S性能を評価した。その評
価結果を表1に示した。
引続き脱NH3 性能、脱H2 S性能を評価した。その評
価結果を表1に示した。
【0036】
【実施例2】目の粗さが20PPIのウレタンフォーム
に10μアンダーの微細銑鉄粉末を塗着し、非酸化雰囲
気で1150℃×2時間焼成して製造した鉄多孔体を実
施例1と同様にして製造した鉄粉、タンニン酸、H2 S
ガスの反応水溶液に浸漬し、室温で2時間放置して乾燥
し脱臭フィルターを製造した。できあがった脱臭フィル
ターのサイズは約80mm×90mm×10mmで重量
は約40gであった。
に10μアンダーの微細銑鉄粉末を塗着し、非酸化雰囲
気で1150℃×2時間焼成して製造した鉄多孔体を実
施例1と同様にして製造した鉄粉、タンニン酸、H2 S
ガスの反応水溶液に浸漬し、室温で2時間放置して乾燥
し脱臭フィルターを製造した。できあがった脱臭フィル
ターのサイズは約80mm×90mm×10mmで重量
は約40gであった。
【0037】その脱臭性能を図2に示した構造の試験装
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。まず、最初に
脱CH3 SH性能を評価し、引続き脱NH3 性能、脱H
2 S性能を評価した。その評価結果を表2に示した。
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。まず、最初に
脱CH3 SH性能を評価し、引続き脱NH3 性能、脱H
2 S性能を評価した。その評価結果を表2に示した。
【0038】
【実施例3】実施例2と同様にして10%の硫黄と20
%のMnを含有する合金鉄多孔体を製造した。その合金
鉄多孔体を使用して実施例1と同様にして製造した鉄
粉、タンニン酸、H2 Sガスの反応水溶液に浸漬し、室
温で2週間放置して乾燥し脱臭フィルターを製造した。
できあがった脱臭フィルターのサイズは約85mm×9
5mm×10mmで重量は約50gであった。
%のMnを含有する合金鉄多孔体を製造した。その合金
鉄多孔体を使用して実施例1と同様にして製造した鉄
粉、タンニン酸、H2 Sガスの反応水溶液に浸漬し、室
温で2週間放置して乾燥し脱臭フィルターを製造した。
できあがった脱臭フィルターのサイズは約85mm×9
5mm×10mmで重量は約50gであった。
【0039】その脱臭性能を図1に示した構造の試験装
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。まず、最初に
脱CH3 SH性能を評価し、引続き脱NH3 性能、脱H
2 S性能を評価した。その評価結果を表3に示した。
置を使って評価した。試験装置の内容積は40l、循環
ファンの風量は約400l/分であった。まず、最初に
脱CH3 SH性能を評価し、引続き脱NH3 性能、脱H
2 S性能を評価した。その評価結果を表3に示した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】本発明により、脱NH3 性能、脱H2 S
性能、脱酸(CH3)3 N性能が良くて、更に脱CH3 S
H性能も極めて優れた空気清浄化物が安全に効率良く製
造できる。
性能、脱酸(CH3)3 N性能が良くて、更に脱CH3 S
H性能も極めて優れた空気清浄化物が安全に効率良く製
造できる。
【図1】本発明に係わる水溶液にH2 Sガスを吸着、反
応させる装置の構造を示す説明図である。
応させる装置の構造を示す説明図である。
【図2】脱臭性能を評価する試験装置の構造を示す説明
図である。
図である。
【符号の説明】 1 水溶液 2 攪拌機 3 テドラーパック(容器) 4 弁 5 出入管 6 密閉容器 7 循環ファン 8 脱臭フィルター 9 ガス導入口 10 ガスサンプル採取口 11 ガス循環の方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 131 6953−4D C09K 3/00 S 9049−4H
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と
鉄化合物と、タンニン酸または没食子酸またはそれらの
混合物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした後、
その水溶液に硫化水素ガスを吹き込んで反応させること
を特徴とする空気清浄力を有する組成物の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の鉄分が0.05〜2mol/
lと、没食子酸換算で算出するタンニン酸または没食子
酸の量を0.05〜2mol/lの割合で水と混合さ
せ、水の温度を80℃以上に上げて反応させ、室温付近
まで冷却した後でその水溶液に添加する硫化水素ガスの
吹き込み量が鉄分に対する硫黄分の量としてモル比で
0.005〜0.1であることを特徴とする空気清浄力
を有する組成物の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1のH2 Sガスが10ppm以下
に空気で希釈されているか、または濃縮H2 Sガスが大
気圧を保って自由に体積を変えられる容器に封入され、
容器の出口が鉄または鉄と酸化鉄または鉄と酸化鉄と鉄
化合物とタンニン酸または没食子酸またはそれらの混合
物を水溶液状態で反応させてpH5以上にした水溶液中
に接続する構造で反応させることを特徴とする空気清浄
力を有する組成物の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1の組成物がFe、Ni、Cr、
Mn、Co、Cu、Znから選ばれる1または2以上の
金属またはその硫化物と共存する組成物であることを特
徴とする空気清浄力を有する組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160754A JPH0596158A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 空気清浄化力を有する組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3160754A JPH0596158A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 空気清浄化力を有する組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596158A true JPH0596158A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=15721744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3160754A Withdrawn JPH0596158A (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | 空気清浄化力を有する組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596158A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0523380A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 消臭剤およびその製造方法 |
| JP2016539799A (ja) * | 2013-12-12 | 2016-12-22 | 北京博源恒升高科技有限公司Beijing Boyuan−Hengsheng High−Technology Co., Ltd. | エチレングリコール類複合溶液でガス中のSOxを除去する方法 |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP3160754A patent/JPH0596158A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0523380A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 消臭剤およびその製造方法 |
| JP2016539799A (ja) * | 2013-12-12 | 2016-12-22 | 北京博源恒升高科技有限公司Beijing Boyuan−Hengsheng High−Technology Co., Ltd. | エチレングリコール類複合溶液でガス中のSOxを除去する方法 |
| US9815017B2 (en) | 2013-12-12 | 2017-11-14 | Beijing Boyuan Hengsheng High-Technology Co., Ltd. | Method for removing SOx from gas using ethylene glycol composite solution |
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