JPH0596302A - 対称フランジを有する形材の圧延方法および誘導装置 - Google Patents
対称フランジを有する形材の圧延方法および誘導装置Info
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- JPH0596302A JPH0596302A JP25929191A JP25929191A JPH0596302A JP H0596302 A JPH0596302 A JP H0596302A JP 25929191 A JP25929191 A JP 25929191A JP 25929191 A JP25929191 A JP 25929191A JP H0596302 A JPH0596302 A JP H0596302A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 形鋼圧延用ユニバーサル圧延機に圧延材を高
精度に誘導し、ウェブ中心偏りを矯正またはその発生を
防止する。 【構成】 圧延材1−1のフランジ端部を誘導する複数
個の誘導ローラ6−1,6−2,7−1,7−2…を千
鳥状に配置するとともに、圧延機直近にパスラインC2
を軸に上下対称位置にフランジ端部誘導ローラ10,1
1を配置する。上記の千鳥状に配置した誘導ローラによ
り、圧延材の曲がりを矯正後、圧延機直近のフランジ端
部誘導ローラ10,11により、圧延材のフランジ幅中
心線C1とパスラインC2とを一致させるように圧延材
を誘導し、圧延機によりウェブ位置を強制的にフランジ
幅中心線C1に一致させ、ウェブ中心偏りのない高精度
H形鋼の製造を可能とする。
精度に誘導し、ウェブ中心偏りを矯正またはその発生を
防止する。 【構成】 圧延材1−1のフランジ端部を誘導する複数
個の誘導ローラ6−1,6−2,7−1,7−2…を千
鳥状に配置するとともに、圧延機直近にパスラインC2
を軸に上下対称位置にフランジ端部誘導ローラ10,1
1を配置する。上記の千鳥状に配置した誘導ローラによ
り、圧延材の曲がりを矯正後、圧延機直近のフランジ端
部誘導ローラ10,11により、圧延材のフランジ幅中
心線C1とパスラインC2とを一致させるように圧延材
を誘導し、圧延機によりウェブ位置を強制的にフランジ
幅中心線C1に一致させ、ウェブ中心偏りのない高精度
H形鋼の製造を可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はユニバーサル圧延機によ
りH形鋼やI形鋼等のフランジを有する形材を圧延する
方法および形材をロールに誘導する誘導装置に関するも
のである。
りH形鋼やI形鋼等のフランジを有する形材を圧延する
方法および形材をロールに誘導する誘導装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般にH形鋼、I形鋼等の対称フランジ
を有する形鋼は、左右竪ロールおよび上下水平ロールの
軸芯が同一鉛直面上にあるユニバーサル圧延機を用いて
圧延造形されている。その場合の問題点の一つはフラン
ジ幅の中心線にウェブ厚さの中心線が一致するように圧
延することが難しいことにある。この理由を図4のユニ
バーサル圧延機によるH形鋼圧延の説明図を用いて説明
する。図4(A)は平面説明図で、1−1は圧延材の圧
延前の断面形状で、1−2は圧延材の圧延後の断面形状
である。矢印X方向に走行する圧延材1−1のフランジ
14は、水平ロール4(5)の側面と竪ロール2,3に
よって、SFからEの間で圧延されて、フランジ厚さが
tF1からtF2となる。図4(B)は図4(A)の矢
視イ−イ断面の説明図で、圧延材1−1のウェブはこの
間に水平ロール4と5によってSWからEの間で圧延さ
れて、ウェブ厚さはtW1からtW2となる。
を有する形鋼は、左右竪ロールおよび上下水平ロールの
軸芯が同一鉛直面上にあるユニバーサル圧延機を用いて
圧延造形されている。その場合の問題点の一つはフラン
ジ幅の中心線にウェブ厚さの中心線が一致するように圧
延することが難しいことにある。この理由を図4のユニ
バーサル圧延機によるH形鋼圧延の説明図を用いて説明
する。図4(A)は平面説明図で、1−1は圧延材の圧
延前の断面形状で、1−2は圧延材の圧延後の断面形状
である。矢印X方向に走行する圧延材1−1のフランジ
14は、水平ロール4(5)の側面と竪ロール2,3に
よって、SFからEの間で圧延されて、フランジ厚さが
tF1からtF2となる。図4(B)は図4(A)の矢
視イ−イ断面の説明図で、圧延材1−1のウェブはこの
間に水平ロール4と5によってSWからEの間で圧延さ
れて、ウェブ厚さはtW1からtW2となる。
【0003】ところが、図4(C)のように圧延材1−
1のフランジ幅中心線C1が、水平ロール4と5のロー
ル間隙中心線C2(以下パスライン中心線と称する。)
と食い違って誘導される場合は、不都合なことが生じ
る。図4(A)および(B)の例では、圧延材1−1の
圧延は、SFでフランジの圧延が先行して始まり、その
後、SWでウェブの圧延が開始する。すなわち、フラン
ジが圧延開始された後にウェブが圧延開始されるため、
圧延材1−1は図4(C)の矢印Yの方向に移動ができ
ない状態で圧延されてしまう。このために、圧延後は図
4の(C)の1−2に見られる如く、圧延材にはウェブ
中心偏りΔCが発生する。
1のフランジ幅中心線C1が、水平ロール4と5のロー
ル間隙中心線C2(以下パスライン中心線と称する。)
と食い違って誘導される場合は、不都合なことが生じ
る。図4(A)および(B)の例では、圧延材1−1の
圧延は、SFでフランジの圧延が先行して始まり、その
後、SWでウェブの圧延が開始する。すなわち、フラン
ジが圧延開始された後にウェブが圧延開始されるため、
圧延材1−1は図4(C)の矢印Yの方向に移動ができ
ない状態で圧延されてしまう。このために、圧延後は図
4の(C)の1−2に見られる如く、圧延材にはウェブ
中心偏りΔCが発生する。
【0004】以上述べたことからわかるように、ユニバ
ーサル圧延においてウェブ中心偏りΔCの発生を防止す
るためには、圧延材1−1のフランジ幅中心線C1をパ
スライン中心線C2と一致させるように、圧延材1−1
をユニバーサル圧延機に誘導することが重要である。こ
のような状態を保って圧延することにより、ウェブ中心
偏りを持った圧延材についても、そのウェブ位置を強制
的にフランジ幅中心線C1に付け替えさせ、ウェブ中心
偏りのない製品を製造することが可能となる。
ーサル圧延においてウェブ中心偏りΔCの発生を防止す
るためには、圧延材1−1のフランジ幅中心線C1をパ
スライン中心線C2と一致させるように、圧延材1−1
をユニバーサル圧延機に誘導することが重要である。こ
のような状態を保って圧延することにより、ウェブ中心
偏りを持った圧延材についても、そのウェブ位置を強制
的にフランジ幅中心線C1に付け替えさせ、ウェブ中心
偏りのない製品を製造することが可能となる。
【0005】図5は特公昭53−34585号公報に記
載されている形鋼の誘導装置である。すなわち、上誘導
ローラ17および18はそれぞれの位置設定スクリュー
21によって上下に移動可能に支承され、圧延材1−1
のフランジ上端部15を誘導する。また、下誘導ローラ
19および20はそれぞれの位置設定スクリュー22に
よって上下に移動可能に支承され、圧延材1−1のフラ
ンジ下端部16を支承する。上誘導ローラ17,18お
よび下誘導ローラ19,20は圧延材1−1のフランジ
幅中心線C1が、パスライン中心線C2と一致するよう
に位置せしめる。なお、17と19および18と20は
それぞれ対面した位置に配されている。また、図中の2
(3)は竪ロール、Xは圧延材の進行方向、23は設定
位置制御装置、24は設定位置演算装置、25はフラン
ジ幅設定装置、26はフランジ幅測定装置である。
載されている形鋼の誘導装置である。すなわち、上誘導
ローラ17および18はそれぞれの位置設定スクリュー
21によって上下に移動可能に支承され、圧延材1−1
のフランジ上端部15を誘導する。また、下誘導ローラ
19および20はそれぞれの位置設定スクリュー22に
よって上下に移動可能に支承され、圧延材1−1のフラ
ンジ下端部16を支承する。上誘導ローラ17,18お
よび下誘導ローラ19,20は圧延材1−1のフランジ
幅中心線C1が、パスライン中心線C2と一致するよう
に位置せしめる。なお、17と19および18と20は
それぞれ対面した位置に配されている。また、図中の2
(3)は竪ロール、Xは圧延材の進行方向、23は設定
位置制御装置、24は設定位置演算装置、25はフラン
ジ幅設定装置、26はフランジ幅測定装置である。
【0006】しかし、この誘導装置には次のような問題
点がある。圧延材1−1には、圧延材の上下フランジ厚
さの延伸差、温度差等により上反りや下反りを伴う場合
がしばしばであるが、このような圧延材では図6(A)
に示した如く、上下誘導ローラ17,19および18,
20が圧延材を正確に誘導すべき位置にあっても、上反
りや下反りのために、圧延材のフランジ幅中心線C1
は、パスライン中心線C2からずれた状態で、水平ロー
ル4と5に噛み込まれることになり、圧延後の圧延材に
はウェブ中心偏りΔCが発生してしまう。
点がある。圧延材1−1には、圧延材の上下フランジ厚
さの延伸差、温度差等により上反りや下反りを伴う場合
がしばしばであるが、このような圧延材では図6(A)
に示した如く、上下誘導ローラ17,19および18,
20が圧延材を正確に誘導すべき位置にあっても、上反
りや下反りのために、圧延材のフランジ幅中心線C1
は、パスライン中心線C2からずれた状態で、水平ロー
ル4と5に噛み込まれることになり、圧延後の圧延材に
はウェブ中心偏りΔCが発生してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はユニバーサル
圧延機における形材の圧延に際して、圧延材1−1の曲
がりを矯正し、高い精度で圧延材のフランジ幅中心線C
1とパスライン中心線C2を一致させるべく圧延材1−
1を誘導することが可能な形鋼圧延方法およびその誘導
装置を提供するものである。
圧延機における形材の圧延に際して、圧延材1−1の曲
がりを矯正し、高い精度で圧延材のフランジ幅中心線C
1とパスライン中心線C2を一致させるべく圧延材1−
1を誘導することが可能な形鋼圧延方法およびその誘導
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、フランジ端部誘導ローラを用いた矯正機構により
圧延材の曲がりを矯正した後、パスライン中心線に対称
の上下位置に配置したフランジ端部を誘導する例えば誘
導ローラを用いた誘導機構により、確実に圧延材のフラ
ンジ幅中心線C1をパスライン中心線C2と一致させる
ように、圧延材をユニバーサル圧延機に誘導する手段を
提供するところにある。
ろは、フランジ端部誘導ローラを用いた矯正機構により
圧延材の曲がりを矯正した後、パスライン中心線に対称
の上下位置に配置したフランジ端部を誘導する例えば誘
導ローラを用いた誘導機構により、確実に圧延材のフラ
ンジ幅中心線C1をパスライン中心線C2と一致させる
ように、圧延材をユニバーサル圧延機に誘導する手段を
提供するところにある。
【0009】図1(A)は本発明の形材圧延用の誘導装
置の一例を示す説明図である。本図において、まず圧延
材1−1のフランジ14の上下端部15,16のそれぞ
れを上誘導ローラ6(6−1,6−2)と下誘導ローラ
7(7−1,7−2)で圧下しつつフランジ14を矯正
する。上下の各誘導ローラはそれぞれ支承装置8,9に
回動自在に支承されている。下誘導ローラは複数個の下
誘導ローラ7−1,7−2からなり、また上誘導ローラ
6−1,6−2は前記各下誘導ローラの中間に互い違い
の千鳥状になる位置に配置されている。本発明における
矯正機構とは以上のような構成になるものである。
置の一例を示す説明図である。本図において、まず圧延
材1−1のフランジ14の上下端部15,16のそれぞ
れを上誘導ローラ6(6−1,6−2)と下誘導ローラ
7(7−1,7−2)で圧下しつつフランジ14を矯正
する。上下の各誘導ローラはそれぞれ支承装置8,9に
回動自在に支承されている。下誘導ローラは複数個の下
誘導ローラ7−1,7−2からなり、また上誘導ローラ
6−1,6−2は前記各下誘導ローラの中間に互い違い
の千鳥状になる位置に配置されている。本発明における
矯正機構とは以上のような構成になるものである。
【0010】次に、圧延ロール4,5の直近には上下誘
導ローラ10,11が前記の上誘導ローラ6と下誘導ロ
ーラ7の支承装置8と9とは別個の支承装置12,13
により支承され、この支承装置12,13は後で述べる
フランジ幅測定装置等の指令に基づき上下誘導ローラ1
0,11を上下方向の所望の位置に移動させることがで
きるように構成されている。
導ローラ10,11が前記の上誘導ローラ6と下誘導ロ
ーラ7の支承装置8と9とは別個の支承装置12,13
により支承され、この支承装置12,13は後で述べる
フランジ幅測定装置等の指令に基づき上下誘導ローラ1
0,11を上下方向の所望の位置に移動させることがで
きるように構成されている。
【0011】図1(A)では上下誘導ローラが2個ずつ
の例を示したが、図1(B)のように上ローラが1個の
場合、あるいは逆に3個以上の場合であってもよい。ま
た、図1(B)では複数の下誘導ローラ7−1,7−2
の中間に上誘導ローラ6−1を配した例を述べたが、本
発明は図1(C)に示す如く、複数の上誘導ローラ6−
1と6−2の中間に下誘導ローラ7−1を配した構造で
あってもよい。さらに、誘導ローラ10,11による誘
導機構を示したが、この機構はローラによる誘導に限定
するものではなく、耐焼付性に優れた材料を使用したガ
イドシューをフランジ端部に密着させて行なうフリクシ
ョン方式の誘導機構であってもよい。
の例を示したが、図1(B)のように上ローラが1個の
場合、あるいは逆に3個以上の場合であってもよい。ま
た、図1(B)では複数の下誘導ローラ7−1,7−2
の中間に上誘導ローラ6−1を配した例を述べたが、本
発明は図1(C)に示す如く、複数の上誘導ローラ6−
1と6−2の中間に下誘導ローラ7−1を配した構造で
あってもよい。さらに、誘導ローラ10,11による誘
導機構を示したが、この機構はローラによる誘導に限定
するものではなく、耐焼付性に優れた材料を使用したガ
イドシューをフランジ端部に密着させて行なうフリクシ
ョン方式の誘導機構であってもよい。
【0012】図1においては、支承装置8,9とは別個
の支承装置12,13を用いて、圧延ロール4,5に直
近の上下誘導ローラ10,11を移動させる例を述べ
た。この際は他方の支承装置8あるいは9は圧延前に各
誘導ローラが圧延材1−1のフランジ端部15,16を
誘導するように位置を設定するが、基本的には圧延中に
フランジ幅F1が変動しても、その位置を変える必要は
ない。但し、本発明は支承装置8および/または9を圧
延中に上下位置を移動制御可能とすることを妨げるもの
ではなく、操業条件により、フランジ幅F1の変動がバ
ー内で著しい場合や、上下誘導ローラ6,7による矯正
効果を最大限に発揮させる場合には、後述するフランジ
幅測定装置26により、上下誘導ローラ10,11を移
動させる装置と同様の手段で、適正タイミングで適正量
だけ上下誘導ローラ6,7の間隔を調整すればさらに効
果的である。しかし一方、上下誘導ローラ10,11に
ついては、圧延中はフランジ幅の長さ方向変動に応じて
フランジ幅中心線C1がパスライン中心線C2と一致す
るように上下に移動調整させる。
の支承装置12,13を用いて、圧延ロール4,5に直
近の上下誘導ローラ10,11を移動させる例を述べ
た。この際は他方の支承装置8あるいは9は圧延前に各
誘導ローラが圧延材1−1のフランジ端部15,16を
誘導するように位置を設定するが、基本的には圧延中に
フランジ幅F1が変動しても、その位置を変える必要は
ない。但し、本発明は支承装置8および/または9を圧
延中に上下位置を移動制御可能とすることを妨げるもの
ではなく、操業条件により、フランジ幅F1の変動がバ
ー内で著しい場合や、上下誘導ローラ6,7による矯正
効果を最大限に発揮させる場合には、後述するフランジ
幅測定装置26により、上下誘導ローラ10,11を移
動させる装置と同様の手段で、適正タイミングで適正量
だけ上下誘導ローラ6,7の間隔を調整すればさらに効
果的である。しかし一方、上下誘導ローラ10,11に
ついては、圧延中はフランジ幅の長さ方向変動に応じて
フランジ幅中心線C1がパスライン中心線C2と一致す
るように上下に移動調整させる。
【0013】
【作用】図2は本発明の作用を説明する図である。図2
を従来のローラ誘導装置の問題点を示す図6と比較し
て、本発明の誘導装置の作用を説明する。ウェブ中心偏
りΔCを持った圧延材のフランジ幅中心線C1をパスラ
イン中心線C2と一致させるべく圧延材を正確に誘導
し、強制的にウェブ位置をフランジ幅の中心線C1に一
致させる方法は従来から提案されている。すなわち、図
6の如く、上下誘導ローラ17と19の間隔や18と2
0の間隔を狭く設定して高い精度で圧延材を誘導しよう
とするものである。ところが、図6(B)に示す如く圧
延材のフランジ幅がF1−1からF1−2に変動(長さ
方向に数mmのフランジ幅変動があり、実際の操業ではこ
れを避けられない。)すると、圧延材は上下誘導ローラ
17と19の間や18と20の間を通過できなくなり、
ミスロールとなる。このため、特公昭53−34585
号公報においては、図5の如く事前に圧延材のフランジ
幅をフランジ幅測定装置26により測定、測定値をフィ
ードフォワードすることにより、17と19の間隔や1
8と20の間隔をフランジ幅変動に応じて変化させ、上
記の不都合を解消しかつ誘導効果を高めようとしてい
る。しかし、この方法ではフランジ幅の変動には対応で
きても、圧延材に上反りや下反りがあると、図6(A)
の如くフランジ幅中心線C1をパスライン中心線C2に
一致させることが不可能であり、ウェブ位置を強制的に
フランジ幅中心線C1の位置へ付け替えさせることがで
きない。
を従来のローラ誘導装置の問題点を示す図6と比較し
て、本発明の誘導装置の作用を説明する。ウェブ中心偏
りΔCを持った圧延材のフランジ幅中心線C1をパスラ
イン中心線C2と一致させるべく圧延材を正確に誘導
し、強制的にウェブ位置をフランジ幅の中心線C1に一
致させる方法は従来から提案されている。すなわち、図
6の如く、上下誘導ローラ17と19の間隔や18と2
0の間隔を狭く設定して高い精度で圧延材を誘導しよう
とするものである。ところが、図6(B)に示す如く圧
延材のフランジ幅がF1−1からF1−2に変動(長さ
方向に数mmのフランジ幅変動があり、実際の操業ではこ
れを避けられない。)すると、圧延材は上下誘導ローラ
17と19の間や18と20の間を通過できなくなり、
ミスロールとなる。このため、特公昭53−34585
号公報においては、図5の如く事前に圧延材のフランジ
幅をフランジ幅測定装置26により測定、測定値をフィ
ードフォワードすることにより、17と19の間隔や1
8と20の間隔をフランジ幅変動に応じて変化させ、上
記の不都合を解消しかつ誘導効果を高めようとしてい
る。しかし、この方法ではフランジ幅の変動には対応で
きても、圧延材に上反りや下反りがあると、図6(A)
の如くフランジ幅中心線C1をパスライン中心線C2に
一致させることが不可能であり、ウェブ位置を強制的に
フランジ幅中心線C1の位置へ付け替えさせることがで
きない。
【0014】一方本発明の誘導装置では、図2の如く下
誘導ローラ7−1は上誘導ローラ6−1と6−2の中間
に配され、上誘導ローラ6−2は下誘導ローラ7−1と
7−2の中間に配置されているため、圧延材のフランジ
幅がF1−1からF1−2に変動しても、圧延材は7−
2と6−2間、6−2と7−1間や7−1と6−1間を
通過することができる。従って、本発明では図6(B)
のミスロール等のトラブルを防止できるだけでなく、上
誘導ローラ6−1,6−2と下誘導ローラ7−1,7−
2が圧延材の上反りや下反りを矯正し、圧延材のフラン
ジを真っ直ぐにする。続いて、ミル直近の上下誘導ロー
ラ10,11により、フランジ幅中心線C1をパスライ
ン中心線C2に常に一致させるような精密誘導が可能と
なる。なお、図2でフランジ幅がF1−1からF1−2
と大きくなった時、上下誘導ローラ6,7による圧下量
が変わるため、厳密には矯直度が変化するが、通常のフ
ランジ幅の変動レベルでは上下誘導ローラ6,7の位置
を固定していても実用上の効果は十分得られるので、本
発明のように上下誘導ローラ6,7の位置をバー内で固
定していても支障ない。
誘導ローラ7−1は上誘導ローラ6−1と6−2の中間
に配され、上誘導ローラ6−2は下誘導ローラ7−1と
7−2の中間に配置されているため、圧延材のフランジ
幅がF1−1からF1−2に変動しても、圧延材は7−
2と6−2間、6−2と7−1間や7−1と6−1間を
通過することができる。従って、本発明では図6(B)
のミスロール等のトラブルを防止できるだけでなく、上
誘導ローラ6−1,6−2と下誘導ローラ7−1,7−
2が圧延材の上反りや下反りを矯正し、圧延材のフラン
ジを真っ直ぐにする。続いて、ミル直近の上下誘導ロー
ラ10,11により、フランジ幅中心線C1をパスライ
ン中心線C2に常に一致させるような精密誘導が可能と
なる。なお、図2でフランジ幅がF1−1からF1−2
と大きくなった時、上下誘導ローラ6,7による圧下量
が変わるため、厳密には矯直度が変化するが、通常のフ
ランジ幅の変動レベルでは上下誘導ローラ6,7の位置
を固定していても実用上の効果は十分得られるので、本
発明のように上下誘導ローラ6,7の位置をバー内で固
定していても支障ない。
【0015】
【実施例】図3はユニバーサル圧延機でH形鋼1−1を
誘導する際の、本発明の誘導装置の使用方法の説明図で
ある。フランジ14は上誘導ローラ6−1,6−2およ
び下誘導ローラ7−1,7−2によって上反りまたは下
反りを矯正された後、圧延機直近の上下誘導ローラ1
0,11によって、フランジ幅中心線C1をパスライン
中心線C2に一致させるべく誘導させる。図中、フラン
ジ幅測定装置26はフランジ幅を測定し、この測定値を
設定位置演算装置24に入力する。設定位置演算装置2
4では、フランジ幅の実測値Wから演算した誘導ローラ
セット間隔X0 =W−αを設定位置制御装置23に送出
する。この場合、αはクリアランスであるが、圧延材1
−1のフランジ14の挫屈抵抗、通材性およびローラ1
0,11の摩耗状況、剛性を勘案して製品サイズおよび
圧延チャンス毎に決定する。ついで、設定位置制御装置
23から作動信号が設定駆動装置27,28に与えら
れ、位置設定スクリュー29,30が動いて誘導ローラ
10,11がそれぞれ所定の位置にセットされる。な
お、設定駆動装置27,28は公知の電気的、機械的、
油圧式の各種の装置を使用することができ、またフラン
ジ幅の測定も接触式、光電式等公知の各種のものを用い
ることができる。さらに、上下誘導ローラ6,7のセッ
ト間隔X1 は矯直効果、フランジの幅変動・挫屈抵抗、
上下誘導ローラ6,7の支承装置8,9の剛性および通
材性を考慮して製品サイズおよび圧延チャンス毎に設定
するが、通常はフランジ幅Wの最大値と最小値の中間値
に設定すれば良好な結果が得られる。
誘導する際の、本発明の誘導装置の使用方法の説明図で
ある。フランジ14は上誘導ローラ6−1,6−2およ
び下誘導ローラ7−1,7−2によって上反りまたは下
反りを矯正された後、圧延機直近の上下誘導ローラ1
0,11によって、フランジ幅中心線C1をパスライン
中心線C2に一致させるべく誘導させる。図中、フラン
ジ幅測定装置26はフランジ幅を測定し、この測定値を
設定位置演算装置24に入力する。設定位置演算装置2
4では、フランジ幅の実測値Wから演算した誘導ローラ
セット間隔X0 =W−αを設定位置制御装置23に送出
する。この場合、αはクリアランスであるが、圧延材1
−1のフランジ14の挫屈抵抗、通材性およびローラ1
0,11の摩耗状況、剛性を勘案して製品サイズおよび
圧延チャンス毎に決定する。ついで、設定位置制御装置
23から作動信号が設定駆動装置27,28に与えら
れ、位置設定スクリュー29,30が動いて誘導ローラ
10,11がそれぞれ所定の位置にセットされる。な
お、設定駆動装置27,28は公知の電気的、機械的、
油圧式の各種の装置を使用することができ、またフラン
ジ幅の測定も接触式、光電式等公知の各種のものを用い
ることができる。さらに、上下誘導ローラ6,7のセッ
ト間隔X1 は矯直効果、フランジの幅変動・挫屈抵抗、
上下誘導ローラ6,7の支承装置8,9の剛性および通
材性を考慮して製品サイズおよび圧延チャンス毎に設定
するが、通常はフランジ幅Wの最大値と最小値の中間値
に設定すれば良好な結果が得られる。
【0016】以上本発明をH形鋼に適用する例について
説明したが、本発明はウェブとフランジを有する他の形
材、例えばI形鋼についてもH形鋼と同様に使用するこ
とが可能で、また同様の効果を発揮できることは勿論で
ある。
説明したが、本発明はウェブとフランジを有する他の形
材、例えばI形鋼についてもH形鋼と同様に使用するこ
とが可能で、また同様の効果を発揮できることは勿論で
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明の誘導手段によると、ユニバーサ
ル圧延機における形材の圧延に際して、圧延機のパスラ
イン中心線にフランジ幅の中心線が一致するよう圧延材
を高い精度で誘導することにより、圧延機によりウェブ
中心偏りを矯正し、正規の位置に付け替えることがで
き、ウェブ中心偏りの少ない高精度の製品を製造するこ
とが可能となる。
ル圧延機における形材の圧延に際して、圧延機のパスラ
イン中心線にフランジ幅の中心線が一致するよう圧延材
を高い精度で誘導することにより、圧延機によりウェブ
中心偏りを矯正し、正規の位置に付け替えることがで
き、ウェブ中心偏りの少ない高精度の製品を製造するこ
とが可能となる。
【図1】本発明方法の圧延状況説明図。
【図2】フランジ幅変動のある圧延材の本発明方法によ
る圧延状況説明図。
る圧延状況説明図。
【図3】本発明方法の実施例装置説明図。
【図4】ユニバーサル圧延機によるH形鋼圧延の説明
図。
図。
【図5】従来の誘導装置による圧延状況説明図。
【図6】従来の誘導装置の圧延状態を示す説明図。
1−1 圧延前の圧延材 1−2 圧延後の圧延材 2,3 ユニバーサル竪ロール 4,5 ユニバーサル水平ロール 6(6−1,6−2,…) 上誘導ローラ 7(7−1,7−2,…) 下誘導ローラ 8 上誘導ローラ支承装置 9 下誘導ローラ支承装置 10 上誘導ローラ 11 下誘導ローラ 12 上ローラ支承装置 13 下ローラ支承装置 23 設定位置制御装置 24 設定位置演算装置 25 フランジ幅設定装置 26 フランジ幅測定装置 27,28 駆動装置 29,30 位置設定スクリュー
Claims (2)
- 【請求項1】 対称フランジを有する形材を圧延するユ
ニバーサル圧延機入側に、パスラインに沿って上下フラ
ンジの端部を誘導する誘導ローラを配設した矯正機構に
より形材の上下反りを矯正した後、フランジ幅中心線を
パスライン中心線と一致させる誘導機構を介して圧延を
行なうことを特徴とする対称フランジを有する形材の圧
延方法。 - 【請求項2】 ユニバーサル圧延機入側で形材のフラン
ジ端部を挟持しつつ圧延ロールに誘導する誘導装置にお
いて、ユニバーサル圧延機入側に複数個の下誘導ローラ
と該各誘導ローラの中間に配した上誘導ローラ、もしく
は複数個の上誘導ローラと該各誘導ローラの中間に配し
た下誘導ローラからなるフランジ矯正機構を設け、該フ
ランジ矯正機構の後段の圧延ロール入側に近接してパス
ライン中心線の上下方向の間隔が調整自在な上下フラン
ジの端部を誘導する誘導機構を設けたことを特徴とする
対称フランジを有する形材の誘導装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25929191A JPH0596302A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 対称フランジを有する形材の圧延方法および誘導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25929191A JPH0596302A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 対称フランジを有する形材の圧延方法および誘導装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596302A true JPH0596302A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17332045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25929191A Withdrawn JPH0596302A (ja) | 1991-10-07 | 1991-10-07 | 対称フランジを有する形材の圧延方法および誘導装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596302A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987006194A1 (fr) * | 1986-04-09 | 1987-10-22 | Dynic Corporation | Film plastique transparent pour l'imprimerie |
-
1991
- 1991-10-07 JP JP25929191A patent/JPH0596302A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1987006194A1 (fr) * | 1986-04-09 | 1987-10-22 | Dynic Corporation | Film plastique transparent pour l'imprimerie |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |