JPH0596486U - 液化ガスポンプモータ用軸受 - Google Patents
液化ガスポンプモータ用軸受Info
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- JPH0596486U JPH0596486U JP4747992U JP4747992U JPH0596486U JP H0596486 U JPH0596486 U JP H0596486U JP 4747992 U JP4747992 U JP 4747992U JP 4747992 U JP4747992 U JP 4747992U JP H0596486 U JPH0596486 U JP H0596486U
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- Japan
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- liquefied gas
- inner ring
- outer ring
- gas pump
- bearing
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、液化ガスポンプモータ用軸受の表
面硬さを上げると共に耐摩耗性を上げることにある。 【構成】 軸受の外輪10および内輪20にイオン窒化
層101,201が形成されると共にその窒化層の軌道
面にクロームメッキ層102,202が形成されている
ことにある。
面硬さを上げると共に耐摩耗性を上げることにある。 【構成】 軸受の外輪10および内輪20にイオン窒化
層101,201が形成されると共にその窒化層の軌道
面にクロームメッキ層102,202が形成されている
ことにある。
Description
【0001】
本考案は、低粘度のLNG、LPG、プロパンなどの如き液化ガスを潤滑剤と して運転稼働される液化ガスポンプモータ用軸受に関する。
【0002】
液化ガス用ポンプモータはモータ自身が液化ガス中に没しているサブマージト 式のポンプモータで、竪型で上側と下側に転がり軸受が組込まれ、それぞれ自由 側と固定側でモータの回転軸を支持する構造になっている。
【0003】 該転がり軸受の外輪はモータポンプ本体のハウジングに装着され、内輪はモー タポンプの軸に嵌合されている。
【0004】 この種の用途に用いられている従来の転がり軸受の外輪、内輪および転動体は 、全て耐食性のあるマルテンサイト系ステンレス鋼(SUS440C等)又は転 動体が高速度(工具)鋼(AISI M50)が使用されている(例えば実開昭 63−69818号公報参照)。
【0005】
上記液化ガスモータポンプ用の転がり軸受においては、稼働の状態によって、 次のような現象を生じやすい、すなわち外輪と内輪との間に介在して自転公転す る転動体は公転すべりを生ずることがあり、特に自由側軸受では、ラジアル隙間 があるのでこの公転すべりが生じ易い、この公転すべりが生ずると、低粘度の液 化ガスを潤滑として使用するため、転動体および外・内輪軌道面が摩耗する。
【0006】 極端な場合には波状摩耗が発生する。 また固定側軸受でも荷重の影響と液化ガスそのものが低粘度の潤滑により波状 摩耗の発生することがある。
【0007】 液化ガスの種類によって摩耗の状況は異なり特にLPG液(粘度:約0.4セ ンチストークス)に顕著に発生し、比較的短い寿命となっている。
【0008】 そこで、上記条件下でも転がり軸受内・外輪軌道面あるいは転動体の摩耗を低 減することを本考案の技術的課題とするものである。
【0009】
上記技術的課題を解決するため、本考案の液化ガスポンプモータ用軸受の構成 すなわち、外輪と内輪間に複数個の転動体を有する転がり軸受において、該外輪 と内輪は鋼材より形成されると共に該外輪および内輪の表面にはイオン窒化処理 を施すことにより窒化層が形成され、さらに該外輪および内輪の軌道面にそれぞ れ硬質クロームメッキ処理を施すことにより硬質クロームメッキ層が形成されて なり、そして前記転動体が高速度鋼若しくは窒化硅素から構成されている。
【0010】
上記せるように、前記外輪および内輪に耐摩耗性の向上を狙って、該外輪およ び内輪にイオン窒化処理を施して窒化層が形成されているので表面硬さが向上さ れ、さらに各軌道面はその上に硬質クロームメッキを施して硬質メツキ層が形成 されているので、表面硬さが向上された上に、使用中の液化ガスによるケミカル アタック(水素脆性)に対する耐性の向上が得られる。
【0011】 また、転動体に対しては、高速度鋼を使用したもの若しくは転動体の形状から 窒化処理ができないことから、更に性能向上を計るべく硬さの高い窒化硅素(S i3N4セラミック)を用いて軸受の摩耗を大幅に減少させ、耐久性が得られる 。
【0012】
以下図に基づいて本考案の一実施例を説明する。 図1は液化ガスポンプモータ用玉軸受の外輪の縦断半截正面図で、図2は液化 ガスポンプモータ用玉軸受の内輪の縦断半截正面図である。
【0013】 10,20は高速度鋼(AISI M50)の如き鋼材からなる単列深溝玉軸 受の外輪および内輪で、該外輪10および内輪20の外周面には真空放電などの イオン窒化処理により約50〜100μm程度のイオン窒化層101,201が 形成され、ついで、該イオン窒化層101,201が形成された外輪10の外径 面並びに内輪20の内径面および外・内輪10,20の軌道面には硬質クローム メッキ処理により約10μm前後の硬質クロームメツキ層102,202が形成 される。
【0014】 30は高速度鋼(AISI M50)の如き鋼材若しくは窒化珪素(Si3N4 )からなる玉、40はPTFEの如き合成樹脂からなる保持器である。
【0015】 ポンプ(図示せず)はシャフト60を介してモータ(図示せず)と一体的に結 合されると共に、該シャフト60の上下に設けられた2ケの前記単列深溝玉軸受 により支持されており、そして該玉軸受の外輪10はハウジング50に装着され 、内輪20はモータ側の前記シャフト60に嵌合されている。
【0016】 前記液化ガスポンプモータの稼働時における取り扱い液は矢印aとbにて示す ように下方より上方へ流れる。
【0017】 なお、上記実施例では玉軸受について図示説明されているが、これに限定され るものでなく、円筒ころ軸受、針状ころ軸受の如き周知の転がり軸受に適用され る。
【0018】
従来の液化ガスポンプモータ用軸受は耐腐食性にとむマルテイサイト系のステ ンレス鋼を用いているので、LNG、LPG、プロパン、フロンおよびブタンな どの如き極めて低粘度にして、かつ潤滑性能の著しく悪い取り扱い液中では外・ 内輪の軌道面および転動体に摩耗が発生し易いため、軸受の寿命が極端に短くな ることが判明した。
【0019】 本考案は、軸受の表面硬さを上げると共に耐摩耗性を上げるべく、鋼材の外輪 および内輪にイオン窒化処理にて厚さ約50〜100μm程度の比較的厚さの厚 い窒化層が形成されることにより、その表面硬さがHV1200程度まで上げ、 さらに前記窒化層の軌道面および外輪の外径面と内輪の内径面に厚さ約10μm 前後の高密度クローム薄膜メッキ層が形成したところ、所期の硬さが向上し、か つ水素脆性が生じない。
【0020】 また、上記せる処理工程をへた軸受の耐摩耗性が著しく向上し、寿命が延び、 かつ軌道面並びに転動体が摩耗しないので、振動および騒音を低減せしむること ができる。
【0021】 また、軸受のケミカルアタック(水素脆性)に対する耐性の向上を計ることが できるなどの作用効果を奏する。
【図1】本考案液化ガスポンプモータ用玉軸受の外輪の
縦断半截正面図である。
縦断半截正面図である。
【図2】本考案液化ガスポンプモータ用玉軸受の内輪の
縦断半截正面図である。
縦断半截正面図である。
【図3】本考案玉軸受を液化ガスポンプに組込まれた状
態を示す半截断面図である。
態を示す半截断面図である。
10:外輪 20:内輪 101,201:イオン窒化層 102,202:高密度クロームメッキ層 30:玉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16C 33/62 7403−3J
Claims (1)
- 【請求項1】 外輪と内輪間に複数個の転動体を有する
転がり軸受において、該外輪と内輪は鋼材より形成され
ると共に該外輪および内輪の表面にはイオン窒化処理を
施すことにより窒化層が形成され、さらに該外輪および
内輪の軌道面にそれぞれ硬質クロームメッキ処理を施す
ことにより硬質クロームメッキ層が形成されてなり、そ
して前記転動体が高速度鋼若しくは窒化硅素から構成さ
れていることを特徴とする液化ガスポンプモータ用軸
受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4747992U JPH0596486U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 液化ガスポンプモータ用軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4747992U JPH0596486U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 液化ガスポンプモータ用軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596486U true JPH0596486U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12776277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4747992U Pending JPH0596486U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 液化ガスポンプモータ用軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596486U (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044270A1 (en) * | 1997-04-03 | 1998-10-08 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Rolling bearing |
| JP2007512472A (ja) * | 2003-11-21 | 2007-05-17 | 東京エレクトロン株式会社 | 超臨界二酸化炭素循環ポンプの設計 |
| WO2009154228A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | Ntn株式会社 | 軸受部品および転がり軸受 |
| WO2009154226A1 (ja) * | 2008-06-19 | 2009-12-23 | Ntn株式会社 | 軸受部品および転がり軸受 |
| US8366558B2 (en) | 2007-06-27 | 2013-02-05 | Ntn Corporation | Rolling contact member, rolling bearing, and method of producing rolling contact member |
| US8371758B2 (en) | 2007-10-18 | 2013-02-12 | Ntn Corporation | Rolling contact member and rolling bearing |
| US9103382B2 (en) | 2006-12-20 | 2015-08-11 | Ntn Corporation | Rolling bearing, hub unit, rolling contact member, universal joint, torque transmission member for universal joint, and method of producing the same |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4747992U patent/JPH0596486U/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998044270A1 (en) * | 1997-04-03 | 1998-10-08 | Koyo Seiko Co., Ltd. | Rolling bearing |
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| US9097280B2 (en) | 2007-06-27 | 2015-08-04 | Ntn Corporation | Rolling contact member, rolling bearing, and method of producing rolling contact member |
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