JPH0596597U - 自動車用無段変速装置 - Google Patents
自動車用無段変速装置Info
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- JPH0596597U JPH0596597U JP3873692U JP3873692U JPH0596597U JP H0596597 U JPH0596597 U JP H0596597U JP 3873692 U JP3873692 U JP 3873692U JP 3873692 U JP3873692 U JP 3873692U JP H0596597 U JPH0596597 U JP H0596597U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案の目的は、ベルト伝達機構を用いた無段
変速装置におけるプーリの溝幅調整機構において、従動
プーリに作用する遠心力を相殺するための遠心バランス
室を設け、この遠心バランス室への油の供給を簡単にす
ることのできる構造を得ることにある。 【構成】本考案は、可動フランジ8の背面に配設された
遠心バランス室8Dへの油の供給をハウジング10側に
形成されたノズル10Aによって行なうことを特徴とし
ている。
変速装置におけるプーリの溝幅調整機構において、従動
プーリに作用する遠心力を相殺するための遠心バランス
室を設け、この遠心バランス室への油の供給を簡単にす
ることのできる構造を得ることにある。 【構成】本考案は、可動フランジ8の背面に配設された
遠心バランス室8Dへの油の供給をハウジング10側に
形成されたノズル10Aによって行なうことを特徴とし
ている。
Description
【0001】
本考案は、自動車用無段変速装置に関し、さらに詳しくは、ベルト伝達機構に おけるベルトが掛けられたプ−リの溝幅制御機構の構造に関する。
【0002】
周知のように自動車用無段変速装置においては、トルクコンバ−タからの回転 力を駆動側とし、この駆動側に備えてある駆動側プ−リと、このプ−リに並設し てある従動側プ−リとに無端ベルトを掛け、プ−リの溝幅を変化させることによ り、ベルトの巻き半径を変えて駆動側の回転速度に対する従動側の回転速度を変 化させるようにした構造がある。 このような無段変速装置においては、従動側プーリの油圧室に対し、オイルポ ンプから吐出された油を調圧するレギュレータ弁で制御された油圧、所謂、ライ ン圧を供給することにより、ベルトのクランプ力(挾み力)を得ている。 しかしながら、プーリの回転に伴って、油圧室に充填された油に遠心力が生じ 、予め設定されたライン圧以上の圧力が従動プーリ側にかかってしまい、ベルト に必要以上のクランプ力が作用してしまうという問題があった。
【0003】 そこで、このような問題を解決する手段として、油圧室の背面に遠心バランス 室を形成し、同室内に油を充填させることによって、上記遠心力を相殺する構造 が提案されている(例えば、特公昭63ー29142号公報)。
【0004】
このような遠心バランス室への油の供給は、一般に従動側プーリの油圧室から オリフィス等を介して行なわれるが、この構造の場合、オリフィスからライン圧 が逃げないようにオリフィス径をあまり大きく設定できない。このため、油内に ゴミ等が混入していると、そのゴミがオリフィスの孔に詰ってしまい、バランス 室側へ油を供給することができなくなる不具合が発生する虞れがある。 これを回避するためには、従動側プーリの油圧室への油供給と同様に従動軸内 に形成した油路から供給することも考えられるが、このようにすると、シール構 造等を含む油路構造が複雑になるという新たな問題が発生する。
【0005】 そこで、本考案の目的は、従動側プーリに設けた遠心バランス室への油の供給 を簡単に行なえる構造を提供することにある。
【0006】
この目的を達成するため、本考案は、駆動軸、従動軸にそれぞれ配設されてい る固定フランジおよび同固定フランジに対して軸方向に摺動自在な従動フランジ からなるプーリと、両プーリ間に掛け渡された無端ベルトとからなる自動車用無 段変速装置において、上記従動軸側に固定された固定壁と、同固定壁と上記従動 フランジの背面とで形成された第1油室と、上記従動フランジの円周端から軸方 向に延在せしめられたシリンダ部の先端に固定されて上記固定壁に対して径方向 に間隙を有する可動壁と、同可動壁と上記固定壁とで形成された第2油室と、 上記可動壁近傍に位置するハウジングに形成された油路から延長され、上記可 動壁と上記固定壁との間の間隙に向けて開口したノズルからなる給油機構とを備 えたことを特徴としている。
【0007】
本考案によれば、可動壁近傍に位置するハウジングに形成された油路からの延 長部は、可動壁と固定壁との間の径方向での間隙に対して開口したノズルを有す る給油機構とされ、このノズルから上記両壁間に位置する遠心バランス室への油 の供給が円滑に行なわれて遠心バランス機能を損なうことがない。
【0008】
以下、図1および図2において、本考案実施例の詳細を説明する。 図1は、本考案実施例による自動車用無段変速装置の要部構成を示す断面図で ある。 同図において、自動車用無段変速装置1は、トルクコンバ−タ2からの出力を 駆動側とし、この駆動側の軸3には、前後進切り換え機構4および無段変速機構 5の駆動側をなす駆動プ−リ6が設けてある。
【0009】 一方、上述した軸3の近傍には、これと並行して従動側の軸7が設けてあり、 この軸7には、無段変速機構5における従動側をなす従動プ−リ8が設けられる と共にリダクションギヤ9が支持されている。このリダクションギヤ9は、クラ ンク軸とデファレンシャルボックス(図示されず)内のギヤまでの間に配置され て複数のギヤの初段のものと噛み合っている。 上述した従動側の軸7におけるプ−リ8の溝幅は後述する構造により制御され るようになっている。 すなわち、溝幅制御構造は、図2に示すように、プ−リ8の一方を成す固定フ ランジ8Aと、これに対面する従動フランジ8Bと、第1の油室8Cと第2の油 室8Dおよび給油機構10とで構成してある。 上述した固定フランジ8Aは、従動側の軸7に一体的に形成してあるものであ り、また、従動フランジ8Bは、固定フランジ8Aのボス部の一部および軸7に わたって形成してあるスリ−ブ8B1を備えており、このスリ−ブ8B1を介し て軸7上を軸方向に摺動できるようになっている。なお、この従動フランジ8B は、軸7に対してボ−ルスプライン7Aにより回転止めがなされている。
【0010】 一方、第1の油室8Cは、従動フランジ8Bの背面とこの背面に対向して軸7 に固定されている第1の固定壁8B2とで構成してある。 上述した第1の固定壁8B2は、図示のように断面形状を段付きカップ状とさ れ、底部に相当する面を軸7の段部に挿嵌され、この面を例えば、近傍に位置し て軸7に固定してある軸受11の内輪を利用してナット12等により軸方向の移 動を阻止されるようになっており、この固定壁8B2と従動フランジ8Bの背面 との間をシリンダ室とすることで第1の油室8Cを構成するようになっている。
【0011】 また、第2の油室8Dは、第1の油室8Cの後方に位置し、第2の固定壁8D 1と可動壁8D2とで構成してある。 すなわち、第2の固定壁8D1は、図示のように断面形状をL字状とされてお り、折り曲げられて軸方向に平行する面を第1の油室8C側に位置する第1の固 定壁8B2に固定されて軸方向での移動を阻止されるようになっており、そして 、この折り曲げられた部分を径方向の一端とすると径方向の他端が従動フランジ 8Bにより構成してあるシリンダ室の延長部内周面に当接させられている。 また、可動壁8D2は、第1の固定壁8B2の外周面に中心部を挿嵌され、外 周面を従動フランジ8Bからの延長部先端に固定されており、従動フランジ8B の軸方向の移動に連動するものであり、第2の固定壁8D1との間の空間を第2 の油室8Dとするようになっている。
【0012】 上述した可動壁8D2は、従動フランジ8Bに連動して軸方向の摺動が行える ように、第1の固定壁8B2の外周に挿嵌されている開口縁部が図示のように、 第1の固定壁8B2の外周面から遊離させてある。 この第2の油室8Dは、軸7が回転しているときに従動フランジ8Bに生じる 無為な軸方向力を抑制して溝幅を所定の状態に保つための機能を持っている。 すなわち、軸7が回転している場合には、第1の油室Cに充填されているオイ ルは、軸7の回転により生じる遠心力によって軸方向への分力を発生させ、その 分力が従動フランジ8Bに作用することにより、軸方向力が従動フランジ8Bに 付加されてしまい、結果として、予め設定した溝幅を変化させる向きに従動フラ ンジ8Bを移動させてしまうことになる。 そこで、本実施例においては、第2の油室8Dにおける可動壁8D2を従動フ ランジ8Bに一体とするとともに、これに対向する位置に第2の固定壁8D1を 設けた上で、オイルを充填しておき、第2の油室8Dのオイルに生じる遠心力に よる軸方向の分力を利用して可動壁8D2を従動フランジ8Bが移動しようとす る方向と逆方向に力を均衡させて従動フランジ8Bの無為な移動を抑えるように なっている。
【0013】 上述した第2の油室8Dには、常に油を充填させておくことが必要になるが、 このための給油機構として本実施例においては、軸7内の油路を利用しない構造 が採用されている。 すなわち、給油機構10は、図2において、例えば、従動側の軸7に近接する 位置に設けてあるベルト、ベアリングおよび歯車等への潤滑用油路13を延長し 、その末端をトランスミッションケ−スに設けてノズル10Aを形成してある。 このノズル10Aは、その向きを可動壁8D2と第1の固定壁8B2の外周面 との間の遊離隙間に向かう方向に設定してあり、潤滑用油路13を通過した油が 、破線示のように、上記遊離隙間に向け噴射するようになっている。
【0014】 本実施例は以上のような構造であるから、第1の油室8Cに作用する遠心力は 遠心バランス室である第2の油室8D内に充填されたオイルにより相殺されるの で、可動フランジ8Bの無為な移動が防止できる。しかも、第2の油室8Dへの オイルは、ハウジング内に形成されているノズル10Aから供給されるので、従 来のようなゴミ詰りの心配がなく、また複雑な油圧回路を形成することなくきわ めて簡単な油圧供給構造により、上述した遠心バランス機能を発揮させることが できることになる。
【0015】
以上、本考案によれば、軸の回転時に第1の油室に作用する遠心力は、遠心バ ランス室である第2の油室に充填されたオイルによって相殺されるように構成し たので、可動フランジの無為な移動を防止して、従動フランジの変位を抑えるこ とができるので、ベルトのクランプ力を適正状態に維持することができる。 しかも、第2の油室へのオイルの供給は、ハウジング側に形成されたノズルか ら行なわれるようにしたので、従動側プーリの油室からの供給を行なうようにし た従来のものに比べ、軸内での油路形成などの複雑な構造を必要とせずに、さら には、ゴミ詰り等の弊害を生じることなく、簡単な構造の油供給構造を得ること ができる。
【図1】本考案実施例による自動車用無段変速装置の全
体構成を説明するための断面図である。
体構成を説明するための断面図である。
【図2】図1に示した変速装置の要部を示す拡大断面図
である。
である。
1 自動車用無段変速装置 6 駆動側のプ−リ 8 従動側のプ−リ 8A 固定フランジ 8B 従動フランジ 8B1 スリ−ブ 8B2 第1の固定壁 8C 第1の油室 8D 第2の油室 8D1 第2の固定壁 8D2 可動壁 11 給油機構 11A ノズル 13 潤滑用油路の延長路
Claims (1)
- 【請求項1】駆動軸、従動軸にそれぞれ配設されている
固定フランジおよび同固定フランジに対して軸方向に摺
動自在な従動フランジからなるプーリと、両プーリ間に
掛け渡された無端ベルトとからなる自動車用無段変速装
置において、 上記従動軸側に固定された固定壁と、 上記固定壁と上記従動フランジの背面とで形成された第
1油室と、 上記従動フランジの円周端から軸方向に延在せしめられ
たシリンダ部の先端に固定されて上記固定壁に対して径
方向間隙を有する可動壁と、 上記可動壁と上記固定壁とで形成された第2油室と、 上記可動壁近傍に位置するハウジングに形成された油路
から延長され、上記可動壁と上記固定壁との間の間隙に
向けて開口したノズルからなる給油機構とを備えたこと
を特徴とする自動車用無段変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3873692U JPH0596597U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 自動車用無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3873692U JPH0596597U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 自動車用無段変速装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596597U true JPH0596597U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12533615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3873692U Withdrawn JPH0596597U (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 自動車用無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0596597U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8955186B2 (en) | 2003-04-23 | 2015-02-17 | The Procter & Gamble Company | Electric toothbrushes |
| US9204949B2 (en) | 2003-09-19 | 2015-12-08 | The Gillettte Company | Toothbrushes |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP3873692U patent/JPH0596597U/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8955186B2 (en) | 2003-04-23 | 2015-02-17 | The Procter & Gamble Company | Electric toothbrushes |
| US9204949B2 (en) | 2003-09-19 | 2015-12-08 | The Gillettte Company | Toothbrushes |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |