JPH0596997A - ヒンジ構造を有するホツトフロー成形品の製造法 - Google Patents

ヒンジ構造を有するホツトフロー成形品の製造法

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JPH0596997A
JPH0596997A JP19657791A JP19657791A JPH0596997A JP H0596997 A JPH0596997 A JP H0596997A JP 19657791 A JP19657791 A JP 19657791A JP 19657791 A JP19657791 A JP 19657791A JP H0596997 A JPH0596997 A JP H0596997A
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resin
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hinge structure
notch
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JP19657791A
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Tadayoshi Nakamura
忠義 中村
Yoshinobu Uzurano
吉信 鶉野
Hideo Murakami
日出雄 村上
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒンジ部の屈曲性および耐久性がともにすぐ
れているヒンジ構造を有するホットフロー成形品をうる
こと。 【構成】 バックアップ樹脂層1とその上に一体的に積
層されている多孔質表皮層2とからなり、前記樹脂層1
の裏面側に溝状の切欠部4を一体的に形成してヒンジ部
3としてなるヒンジ構造を有するホットフロー成形品を
製造するに際して、ホットフロー成形型の下型として前
記溝状の切欠部4を形成するための凸部を設けたものを
用い、該下型に前記樹脂層1となる溶融樹脂を流し込
み、そのうえに前記表皮層2を構成する表皮材を載置
し、上型を合せて型とじを行なって成形し、成形時に該
凸部で前記溶融樹脂を押し切り、前記溝状の切欠部4の
底部に実質的に樹脂のみからなる層が存在しない成形品
をうることを特徴とするヒンジ構造を有するホットフロ
ー成形品の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒンジ構造を有するホッ
トフロー成形品の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒンジ構造を一体成形した成形品として
は、たとえば実開昭 57-199149号公報に記載されている
ごとき自動車におけるリアパーセルがある。
【0003】自動車におけるリアパーセルは自動車の後
部座席とバックドアとの間の荷物室の上部を覆うように
回動および取外し自在に設けられている薄板状部材であ
る。
【0004】図4は前記公報に記載されているリアパー
セルの斜視図、図5はそのヒンジ構造部分の拡大断面図
である。
【0005】図4〜5において、21はポリプロピレン樹
脂などのバックアップ樹脂層であり、該樹脂層のうえに
は表皮層22が一体的に積層されている。23はヒンジ部で
あり、ヒンジ部23では樹脂層21に薄肉部24が形成されて
いる。リアパーセルは該ヒンジ部23によってフロント部
Aとリア部Bとに2分割されており、フロント部Aとリ
ア部Bとが相対的に開閉可能とされている。
【0006】前記のごときヒンジ構造を有する成形品を
成形しようとするばあい、図6に示されるごとくホット
フロー成形することが考えられる。図6において、31は
上型、32は下型である。下型32にはヒンジ部の薄肉部24
を形成するための凸部33が設けられている。押出機によ
りポリプロピレン樹脂などの溶融樹脂34を押出し、下型
32に流し込み、そのうえに表皮材35を置く。つぎに下型
32に上型31を合せて型閉じを行ない、さらに必要部に溶
融樹脂を流し、ついで冷却後型開きをし、成形品を取出
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記リ
アパーセルのヒンジ構造においては、表皮層22の下に樹
脂の薄肉部24が存在しているため、ヒンジ部の屈曲性が
充分でないとともに、開閉を繰返しているうちに薄肉部
に割れが発生し、これによってこの部分の表皮層が損傷
をうけヒンジ機能が損なわれるなどの問題がある。
【0008】本発明は、前記問題点を解決してヒンジ部
の屈曲性および耐久性がともにすぐれているヒンジ構造
を有するホットフロー成形品の製造法を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、バックアップ
樹脂層とその上に一体的に積層されている多孔質表皮層
とからなり、前記樹脂層の裏面側に溝状の切欠部を一体
的に形成してヒンジ部としてなるヒンジ構造を有するホ
ットフロー成形品を製造するに際して、ホットフロー成
形型の下型として前記溝状の切欠部を形成するための凸
部を設けたものを用い、該下型に前記樹脂層となる溶融
樹脂を流し込み、そのうえに前記表皮層を構成する表皮
材を載置し、上型を合せて型とじを行なって成形し、成
形時に該凸部で前記溶融樹脂を押し切り、前記溝状の切
欠部の底部に実質的に樹脂のみからなる層が存在しない
成形品をうることを特徴とするヒンジ構造を有するホッ
トフロー成形品の製造法に関する。
【0010】
【実施例】つぎに図面に基づいて本発明を説明する。
【0011】図1は本発明の方法によりえられるホット
フロー成形品におけるヒンジ構造の一実施例を示す部分
断面図である。
【0012】図1において、1はバックアップ樹脂層、
2は多孔質表皮層であり、樹脂層1と表皮層2とはホッ
トフロー成形により一体的に積層されている。
【0013】3はヒンジ部であり、ヒンジ部3において
は樹脂層1に切欠部4が形成されている。
【0014】本発明においては、前記のごときヒンジ構
造を有するホットフロー成形品をうるばあい、切欠部4
の底部において従来例におけるごとき樹脂層の薄肉部が
存在しないことが重要であることが見出された。
【0015】さらに本発明においては、切欠部4の底部
の幅dが 0.5〜3mmの範囲にあり、かつ切欠部4におけ
る樹脂端面5が樹脂層1と表皮層2との接合面となす角
度θが30〜80度の範囲にあることが重要であることが見
出された。
【0016】前述のごとく、ヒンジ部における表皮層2
の下に樹脂のみの層が存在すると、ヒンジ部の屈曲性が
損なわれるとともに割れが発生しやすい。
【0017】しかるに本発明においてはヒンジ部におけ
る表皮層2の下に樹脂のみの層が存在しないから、ヒン
ジ部の屈曲性がすぐれていると共に割れなどの不具合が
生じない。
【0018】本発明においては、ヒンジ部3における前
記樹脂のみからなる層が生じないようにするため、前記
幅dと角度θを前記のごとき特定範囲に規定するのが好
ましい。
【0019】ヒンジ部の表皮層2の下に樹脂のみの層が
存在しないようにするためには、ホットフロー成形にお
ける型閉め時に、下型32の凸部33の上面と表皮材35との
間に存在する溶融樹脂34を凸部33によって押し切る必要
がある。
【0020】本発明においては、前記角度θを30〜80度
の範囲にすることにより、すなわち下型32の凸部33の傾
斜面の角度を前記範囲内にすることにより、型閉め時に
凸部33により溶融樹脂が押し切られ、その結果えられる
成形品においてヒンジ部の表皮材2の下に樹脂のみの層
が存在しなくなることが見出された。しかして前記角度
θが前記範囲外のばあいは溶融樹脂の押し切りが困難と
なり、当該部位に樹脂のみの層が形成されるので、好ま
しくない。
【0021】またヒンジ部における表皮層2には樹脂が
適度に含浸されて、補強効果が達成されることが重要で
ある。
【0022】この観点から、ヒンジ部における前記幅d
が広すぎると、すなわち下型32の凸部33の上端の幅が広
すぎると、前述の溶融樹脂の押し切りが困難となり、や
はり当該部位に樹脂のみの層が形成される傾向にあると
共に、凸部33の上部における溶融樹脂の残存量が多いた
め、これが表皮材に含浸されると含浸過多になり、表皮
材の表面にしみ出して、外観不良を招来する傾向にあ
る。
【0023】一方、前記幅dが狭すぎると、図2に示す
ごとく(図2は幅d=0の極端なばあいである)、溶融
樹脂の押し切りは行なわれるけれども、表皮材に樹脂が
ほとんど含浸されないため補強効果がえられがたいとと
もに、ヒンジ部の屈曲部の巾が狭いため、屈曲性がわる
く、さらにノッチ効果による割れの危険性も大きくな
る。なお図3に示すごときヒンジ部の切欠部4が断面円
弧状のばあいにも図2に示すヒンジ構造のばあいと同様
の問題がある。
【0024】前記の観点から、本発明においては前記幅
dを 0.5〜3mmとすることによって、表皮層2のヒンジ
に対応する部位6にのみ樹脂を適度に含浸せしめ、屈曲
性がよくかつ耐久性があり、しかも外観の良好なヒンジ
構造をえているのである。
【0025】本発明において、樹脂層1の形成に用いる
樹脂としては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィ
ン系樹脂、およびこれらとゴムとのブレンド物などが適
宜使用できる。
【0026】表皮層2の形成に用いる多孔質表皮材とし
ては、樹脂が含浸しうるものであって耐屈曲性のよいも
のであればとくに制限されず、たとえば不織布、ニット
などが適宜使用できる。
【0027】本発明の方法は、前述の自動車におけるリ
アパーセルにかぎらず、ヒンジ構造を有する表皮層とバ
ックアップ樹脂層とからなるホットフロー成形品であれ
ば、いずれも適用しうるものである。
【0028】
【発明の効果】前記構成により、ヒンジ構造を有し、表
皮層とバックアップ樹脂層とからなるホットフロー成形
品において、ヒンジ部の屈曲性がよく、かつ耐久性のす
ぐれたヒンジ構造がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によりえられるヒンジ構造を有す
るホットフロー成形品の一実施例を示す部分断面図であ
る。
【図2】本発明の範囲外のヒンジ構造を示す部分断面図
である。
【図3】本発明の範囲外のヒンジ構造を示す部分断面図
である。
【図4】従来のヒンジ構造を有する成形品を示す斜視図
である。
【図5】図4に示される成形品のヒンジ部を示す部分拡
大断面図である。
【図6】ホットフロー成形法の説明図である。
【符号の説明】
1 バックアップ樹脂層 2 表皮層 3 ヒンジ部 4 切欠部 d 幅 θ 角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 3/02 6617−4F B29L 31:22 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 バックアップ樹脂層とその上に一体的に積層されて
    いる多孔質表皮層とからなり、前記樹脂層の裏面側に溝
    状の切欠部を一体的に形成してヒンジ部としてなるヒン
    ジ構造を有するホットフロー成形品を製造するに際し
    て、ホットフロー成形型の下型として前記溝状の切欠部
    を形成するための凸部を設けたものを用い、該下型に前
    記樹脂層となる溶融樹脂を流し込み、そのうえに前記表
    皮層を構成する表皮材を載置し、上型を合せて型とじを
    行なって成形し、成形時に該凸部で前記溶融樹脂を押し
    切り、前記溝状の切欠部の底部に実質的に樹脂のみから
    なる層が存在しない成形品をうることを特徴とするヒン
    ジ構造を有するホットフロー成形品の製造法。
JP3196577A 1991-08-06 1991-08-06 ヒンジ構造を有するリアパーセルの製造法 Expired - Lifetime JPH0775956B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0875647A1 (de) * 1997-05-02 1998-11-04 DORNIER GmbH Gelenk für Anwendungen in der Raumfahrt
US7582345B2 (en) * 2005-06-29 2009-09-01 Sgl Carbon Ag Hinge apparatus

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JPS5215311A (en) * 1975-07-25 1977-02-04 Yasuo Kitada Radio tape recorder
JPS60143863U (ja) * 1984-03-05 1985-09-24 当麻硬板株式会社 連結部材

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