JPH0597480A - 無機繊維の着色方法及び着色した無機繊維 - Google Patents
無機繊維の着色方法及び着色した無機繊維Info
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- JPH0597480A JPH0597480A JP3282004A JP28200491A JPH0597480A JP H0597480 A JPH0597480 A JP H0597480A JP 3282004 A JP3282004 A JP 3282004A JP 28200491 A JP28200491 A JP 28200491A JP H0597480 A JPH0597480 A JP H0597480A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 無機繊維を、金属イオンが複数の電荷をとり
得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で処理し
た後、アルカリ処理し、若しくはエネルギー波を照射
し、金属、またはその酸化物、またはその水酸化物を安
定に付着させた後、必要に応じ色素を用いて着色する無
機繊維の着色方法である。 【効果】 ガラス繊維等の無機繊維の不燃性を低下させ
ることなく着色し、各種の建築用内装材料として利用す
ることができる。
得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で処理し
た後、アルカリ処理し、若しくはエネルギー波を照射
し、金属、またはその酸化物、またはその水酸化物を安
定に付着させた後、必要に応じ色素を用いて着色する無
機繊維の着色方法である。 【効果】 ガラス繊維等の無機繊維の不燃性を低下させ
ることなく着色し、各種の建築用内装材料として利用す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機繊維、例えばガラ
ス繊維等の不燃性を低下させることなく着色し、各種の
建築用内装材料として利用することができるような無機
繊維の着色方法及び着色した無機繊維に関する。
ス繊維等の不燃性を低下させることなく着色し、各種の
建築用内装材料として利用することができるような無機
繊維の着色方法及び着色した無機繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築用内装材料は、不燃材で
あることが求められ、少なくとも難燃材であることが必
要とされる。特に、高層住宅の場合などは、内装材料を
不燃材とすることは、住宅に住む人の火災に対する安全
性を考える場合に重要なものである。例えば、天井用化
粧板は、無機繊維、石膏等の無機物の組合せにより構成
されている。これは、意匠性、吸音性、吸湿性等の性能
が要求されるが、人が手や体で触れることがないため、
強度の低い材料でも使用に供することができる。これに
対し、壁材は、人体(特に手や腕)及び家具類等の接触
が頻繁であり、これに耐えられる程度の強度(特に耐摩
擦性や耐引っ掻き性)が要求される。このため、このよ
うな壁材としては、塩化ビニル等の難燃性樹脂を用い、
これに意匠性を付与した成型体(壁紙)が用いられる。
また、床材も、人体(特に足)や家具類の接触が頻繁で
あるため、樹脂とフィラーとを組合せ、これに意匠性を
持たせたビニルタイル等の材料が多く使用されている。
さらに、布材として、カーテンの部類に属するものがあ
り、十分な可撓性及び屈曲性、耐摩擦性が要求される。
あることが求められ、少なくとも難燃材であることが必
要とされる。特に、高層住宅の場合などは、内装材料を
不燃材とすることは、住宅に住む人の火災に対する安全
性を考える場合に重要なものである。例えば、天井用化
粧板は、無機繊維、石膏等の無機物の組合せにより構成
されている。これは、意匠性、吸音性、吸湿性等の性能
が要求されるが、人が手や体で触れることがないため、
強度の低い材料でも使用に供することができる。これに
対し、壁材は、人体(特に手や腕)及び家具類等の接触
が頻繁であり、これに耐えられる程度の強度(特に耐摩
擦性や耐引っ掻き性)が要求される。このため、このよ
うな壁材としては、塩化ビニル等の難燃性樹脂を用い、
これに意匠性を付与した成型体(壁紙)が用いられる。
また、床材も、人体(特に足)や家具類の接触が頻繁で
あるため、樹脂とフィラーとを組合せ、これに意匠性を
持たせたビニルタイル等の材料が多く使用されている。
さらに、布材として、カーテンの部類に属するものがあ
り、十分な可撓性及び屈曲性、耐摩擦性が要求される。
【0003】材質自体が難燃性であるガラス繊維を始め
とする無機繊維を上記した内装用材料の構成主成分とす
ることにより、容易に不燃材を得ることができる。しか
しながら、ガラス繊維などは、内装材として基本的な機
能(性状)を有するにもかかわらず、実用に供されてい
ない。これは、内装材としての基本的な機能(性状)と
共に、美感及び意匠性が求められるためである。即ち、
ガラス繊維は、現段階では容易に且つ経済的に鮮やかな
色に着色する方法がなく、その着色方法が種々検討され
ている。以下に、近年提案されたガラス繊維の着色方法
のいくつかを例示する。
とする無機繊維を上記した内装用材料の構成主成分とす
ることにより、容易に不燃材を得ることができる。しか
しながら、ガラス繊維などは、内装材として基本的な機
能(性状)を有するにもかかわらず、実用に供されてい
ない。これは、内装材としての基本的な機能(性状)と
共に、美感及び意匠性が求められるためである。即ち、
ガラス繊維は、現段階では容易に且つ経済的に鮮やかな
色に着色する方法がなく、その着色方法が種々検討され
ている。以下に、近年提案されたガラス繊維の着色方法
のいくつかを例示する。
【0004】ガラスに顔料を混合した後、繊維化する
方法。この方法は、比較的容易に行なうことができ、さ
らに美的に優れたものを作製することができる。 ガラス繊維に顔料と樹脂とを固着させる顔料擦着法。
この方法も、比較的容易に行なうことができる。 特開昭60−65199号の方法。この方法は、繊維
状無機化合物を金属化合物溶液中に浸漬した後、これを
焼成することにより、金属酸化物(TiO2 ,Fe2 O
3 ,Al2 O3 等)被膜を形成させ、この上に無電解メ
ッキ処理を行なうものである。 イオンスパッタリングや蒸着法。この方法は、金属を
ガス状にして、基材に付着させる方法である。 ガラス繊維表面にアミノアルキル基,グアニジンアル
キル基を有するアルコキシシラン化合物を付着させ、こ
の後、酸性染料を用い、染色を行なう。
方法。この方法は、比較的容易に行なうことができ、さ
らに美的に優れたものを作製することができる。 ガラス繊維に顔料と樹脂とを固着させる顔料擦着法。
この方法も、比較的容易に行なうことができる。 特開昭60−65199号の方法。この方法は、繊維
状無機化合物を金属化合物溶液中に浸漬した後、これを
焼成することにより、金属酸化物(TiO2 ,Fe2 O
3 ,Al2 O3 等)被膜を形成させ、この上に無電解メ
ッキ処理を行なうものである。 イオンスパッタリングや蒸着法。この方法は、金属を
ガス状にして、基材に付着させる方法である。 ガラス繊維表面にアミノアルキル基,グアニジンアル
キル基を有するアルコキシシラン化合物を付着させ、こ
の後、酸性染料を用い、染色を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た〜の方法は、以下の理由により、建築用内装材料
に適用されていない。 の方法では、多種の色を少量づつ使用するということ
ができない。 の方法では、摩擦堅牢度、及び色の風合いの点で問題
がある。また、樹脂量が増加すると、不燃性が低下す
る。 の方法では、着色する色が金属または金属酸化物の色
であり、着色する色の範囲が極めて狭い。また、焼成し
て始めて付着が安定化するので、操作的に極めて面倒で
ある。 の方法では、均一な金属被覆層を形成することができ
るが、方法自体が高価であるため、建築用内装材料に適
用するには採算が合わない。 の方法は、使用するシラン化合物が特殊であるため
に、高価となる。 したがって、容易に且つ経済的にガラス繊維を着色する
ことにより、美感及び意匠性を有する不燃性の建築用内
装材料とすることができるような方法が嘱望されてい
た。
た〜の方法は、以下の理由により、建築用内装材料
に適用されていない。 の方法では、多種の色を少量づつ使用するということ
ができない。 の方法では、摩擦堅牢度、及び色の風合いの点で問題
がある。また、樹脂量が増加すると、不燃性が低下す
る。 の方法では、着色する色が金属または金属酸化物の色
であり、着色する色の範囲が極めて狭い。また、焼成し
て始めて付着が安定化するので、操作的に極めて面倒で
ある。 の方法では、均一な金属被覆層を形成することができ
るが、方法自体が高価であるため、建築用内装材料に適
用するには採算が合わない。 の方法は、使用するシラン化合物が特殊であるため
に、高価となる。 したがって、容易に且つ経済的にガラス繊維を着色する
ことにより、美感及び意匠性を有する不燃性の建築用内
装材料とすることができるような方法が嘱望されてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、無機繊維を、金属イオンが複数の電荷
をとり得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で
処理した後、アルカリ処理し、その後、必要に応じ色素
を用いて着色することを特徴とする無機繊維の着色方法
に関するものである。
案されたもので、無機繊維を、金属イオンが複数の電荷
をとり得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で
処理した後、アルカリ処理し、その後、必要に応じ色素
を用いて着色することを特徴とする無機繊維の着色方法
に関するものである。
【0007】また、本発明は、上記した方法において、
アルカリ処理する代わりに、エネルギー波を照射するよ
うにしても良い。
アルカリ処理する代わりに、エネルギー波を照射するよ
うにしても良い。
【0008】本発明者らは、無電解メッキ方法におい
て、鉄イオンが高温状態で有用な触媒として目的基材の
表面に析出させ得ることを既に見出しているが、この技
術を推し進めることにより、本発明を完成させた。即
ち、本発明は、以下の手段よりなる。
て、鉄イオンが高温状態で有用な触媒として目的基材の
表面に析出させ得ることを既に見出しているが、この技
術を推し進めることにより、本発明を完成させた。即
ち、本発明は、以下の手段よりなる。
【0009】(1)化学エッチング処理 無機繊維をアルカリ(基本的には強アルカリ)、または
フッ酸等反応性の酸液中で加熱する。また、無機繊維の
付着物によっては、予め熱処理や有機溶剤による処理を
行なうようにしても良い。尚、この化学エッチング処理
は、無機繊維の表面を浸食する役目を果たす他に、無機
繊維の表面に付着している樹脂やその他の汚損成分を除
去する役目も果たすものであり、そのおそれがない場合
には、必ずしも必要ではない。
フッ酸等反応性の酸液中で加熱する。また、無機繊維の
付着物によっては、予め熱処理や有機溶剤による処理を
行なうようにしても良い。尚、この化学エッチング処理
は、無機繊維の表面を浸食する役目を果たす他に、無機
繊維の表面に付着している樹脂やその他の汚損成分を除
去する役目も果たすものであり、そのおそれがない場合
には、必ずしも必要ではない。
【0010】(2)酸性金属塩処理 無機繊維を酸性金属塩(Fe2+とFe3+,Co2+とCo
3+,Ni2+とNi3+,Cu+ とCu2+,Zn2+とZ
n4+,Sn2+とSn4+の組合せ)水溶液で加熱処理す
る。この後、無機繊維を液より取り出してアルカリ処理
(アルカリ溶液中に浸漬)することにより、金属塩の付
着を安定化させる。また、金属イオンを高次側のイオン
が多い状態とし、液から取り出さないで、或いは液から
取り出して表面に液体が付着している状態でエネルギー
波を与えることにより、金属塩の付着を安定化させるよ
うにしても良い。上記したエネルギー波を照射する場
合、(1)のエッチング処理を行なわなくても金属塩の
付着の安定化が可能となる。尚、酸性金属塩溶液中に、
樹脂類、色素類を分散或いは溶解させ、金属塩と共に樹
脂や色素を共析させるようにさせても良い。そして、系
内に有機物が存在しない場合には、加熱することによ
り、付着を安定化させることもできる。
3+,Ni2+とNi3+,Cu+ とCu2+,Zn2+とZ
n4+,Sn2+とSn4+の組合せ)水溶液で加熱処理す
る。この後、無機繊維を液より取り出してアルカリ処理
(アルカリ溶液中に浸漬)することにより、金属塩の付
着を安定化させる。また、金属イオンを高次側のイオン
が多い状態とし、液から取り出さないで、或いは液から
取り出して表面に液体が付着している状態でエネルギー
波を与えることにより、金属塩の付着を安定化させるよ
うにしても良い。上記したエネルギー波を照射する場
合、(1)のエッチング処理を行なわなくても金属塩の
付着の安定化が可能となる。尚、酸性金属塩溶液中に、
樹脂類、色素類を分散或いは溶解させ、金属塩と共に樹
脂や色素を共析させるようにさせても良い。そして、系
内に有機物が存在しない場合には、加熱することによ
り、付着を安定化させることもできる。
【0011】(3)着色処理 上記した酸性金属塩処理を行なった無機繊維に、染料や
顔料等の色素を付着させて目的の色に着色する。その
際、色素は、不活性な無機繊維に付着するのではなく、
上記した酸性金属塩処理により(無機繊維の表面に)付
着した金属、または金属酸化物、金属水酸化物の上に付
着するので、安定な着色が施されることになる。
顔料等の色素を付着させて目的の色に着色する。その
際、色素は、不活性な無機繊維に付着するのではなく、
上記した酸性金属塩処理により(無機繊維の表面に)付
着した金属、または金属酸化物、金属水酸化物の上に付
着するので、安定な着色が施されることになる。
【0012】上記した本発明の各工程において、以下の
ような作用が行なわれていると考えられる。前記(1)
において、無機繊維の表面を化学エッチング処理するこ
とにより、その表面を化学的に荒らし(ガラス繊維では
7〜10Å荒さのものが、100〜150Å荒さにな
る。)、また、その表面層は旧い層ではなく、新しい層
が得られる。これは、化学エッチング処理を施した処理
液の色が変色することにより確認される。前記(2)に
おいて、高温で活性化された状態、またエネルギー波で
活性化された状態)の金属イオンが無機繊維の表面に付
着し、この後、溶解度の低い水酸化物に、また金属酸化
物、また金属に変化することにより、安定付着が行なわ
れるものと思われる。さらに、付着された金属類の構成
単位の大きさにより、無機繊維の表面はさらに凹凸が大
きくなる。前記(3)において、無機繊維の表面に付着
(生成)した金属、金属酸化物、金属水酸化物に強固に
付着(接着)する材料(色素)を選ぶことにより、着色
処理が可能となる。
ような作用が行なわれていると考えられる。前記(1)
において、無機繊維の表面を化学エッチング処理するこ
とにより、その表面を化学的に荒らし(ガラス繊維では
7〜10Å荒さのものが、100〜150Å荒さにな
る。)、また、その表面層は旧い層ではなく、新しい層
が得られる。これは、化学エッチング処理を施した処理
液の色が変色することにより確認される。前記(2)に
おいて、高温で活性化された状態、またエネルギー波で
活性化された状態)の金属イオンが無機繊維の表面に付
着し、この後、溶解度の低い水酸化物に、また金属酸化
物、また金属に変化することにより、安定付着が行なわ
れるものと思われる。さらに、付着された金属類の構成
単位の大きさにより、無機繊維の表面はさらに凹凸が大
きくなる。前記(3)において、無機繊維の表面に付着
(生成)した金属、金属酸化物、金属水酸化物に強固に
付着(接着)する材料(色素)を選ぶことにより、着色
処理が可能となる。
【0013】こうして得られた着色した無機繊維は、成
型することにより、容易に意匠性のある不燃材にするこ
とができる。即ち、天井、壁、床などの場所に使用する
ことができるような機能(性状)を有し、且つ不燃性を
有するので、建築用内装材料として極めて有用である。
この場合、着色した無機繊維のみでの成型を行なう必要
はなく、無処理の無機繊維、或いは有機繊維を組合せて
成型しても良い。尤も、後者の場合には、不燃物とする
ことは難しいが、燃焼時の発煙量を少なくすることがで
きる。
型することにより、容易に意匠性のある不燃材にするこ
とができる。即ち、天井、壁、床などの場所に使用する
ことができるような機能(性状)を有し、且つ不燃性を
有するので、建築用内装材料として極めて有用である。
この場合、着色した無機繊維のみでの成型を行なう必要
はなく、無処理の無機繊維、或いは有機繊維を組合せて
成型しても良い。尤も、後者の場合には、不燃物とする
ことは難しいが、燃焼時の発煙量を少なくすることがで
きる。
【0014】また、本発明により金属化した繊維或いは
着色した無機繊維は、不燃性の無機充填材として使用す
ることができ、或いは抄造して不燃材を作製することが
できる。即ち、樹脂を有機溶剤に溶解させたもの、樹脂
を水に分散させたもの(エマルジョン)、未硬化の熱硬
化性樹脂を塗付け、分散させること、また、樹脂フィル
ムを用いて表面に付着層をつくることも可能である。こ
の場合、完全不燃材料にはならないが、可燃物が極めて
少ない可撓性材料を得ることができる。さらに樹脂量を
5%以下とすることにより、実質的には不燃試験にをパ
スする程度の組成物を得ることができる。
着色した無機繊維は、不燃性の無機充填材として使用す
ることができ、或いは抄造して不燃材を作製することが
できる。即ち、樹脂を有機溶剤に溶解させたもの、樹脂
を水に分散させたもの(エマルジョン)、未硬化の熱硬
化性樹脂を塗付け、分散させること、また、樹脂フィル
ムを用いて表面に付着層をつくることも可能である。こ
の場合、完全不燃材料にはならないが、可燃物が極めて
少ない可撓性材料を得ることができる。さらに樹脂量を
5%以下とすることにより、実質的には不燃試験にをパ
スする程度の組成物を得ることができる。
【0015】また、本発明により処理する無機繊維(原
材料として)は、単繊維に限定するものではなく、無処
理の無機繊維を予め成型したものを使用しても良い。
尚、以下の実施例では無機繊維としてガラス繊維を使用
した例を示すが、ガラス繊維以外にもスラグウール、ア
ルミナ繊維、ステンレス繊維についても同様の結果を得
られることを確認している。
材料として)は、単繊維に限定するものではなく、無処
理の無機繊維を予め成型したものを使用しても良い。
尚、以下の実施例では無機繊維としてガラス繊維を使用
した例を示すが、ガラス繊維以外にもスラグウール、ア
ルミナ繊維、ステンレス繊維についても同様の結果を得
られることを確認している。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。 [使用原材料] 無機繊維;ガラス繊維(径20mmφ,長さ15mm) 化学エッチング処理液;フッ化水素酸(5%)液 酸性金属塩溶液;Fe2+液:FeCl2 (5%)液 Fe3+液:FeCl3 (5%)液 Fe2+/Fe3+液:FeCl2 (5%) FeCl3 (5%)液 Cu2+液:CuCl2 (5%)液 樹脂;エポタイト(アミン硬化型エポキシ樹脂,昭和高
分子株式会社) ハイモルエマルジョン(エチレン酢ビ系樹脂,昭和電工
株式会社) 色素(染料);ローダミンβ(テトラエチルローダミ
ン) アルカリ処理液;NaOH(1%,10%)液 SnCl2 液
分子株式会社) ハイモルエマルジョン(エチレン酢ビ系樹脂,昭和電工
株式会社) 色素(染料);ローダミンβ(テトラエチルローダミ
ン) アルカリ処理液;NaOH(1%,10%)液 SnCl2 液
【0017】[金属塩の付着及び安定化]まず、ガラス
繊維をフッ化水素酸(5%)液で50℃×1時間、化学
エッチング処理を行なった。次に、前記した4種の酸性
金属塩溶液で95〜100℃×1時間、処理を行なっ
た。さらに、次の(a),(b)の何れかの処理を行な
った。 (a)ガラス繊維を液から取り出し、水切りを行なった
後、NaOH(1%)液中に1時間浸漬した。 (b)ガラス繊維を液中に浸漬した状態で、電磁波(2
450kHz)を照射して処理した。 そして、これを脱水し、乾燥させた。
繊維をフッ化水素酸(5%)液で50℃×1時間、化学
エッチング処理を行なった。次に、前記した4種の酸性
金属塩溶液で95〜100℃×1時間、処理を行なっ
た。さらに、次の(a),(b)の何れかの処理を行な
った。 (a)ガラス繊維を液から取り出し、水切りを行なった
後、NaOH(1%)液中に1時間浸漬した。 (b)ガラス繊維を液中に浸漬した状態で、電磁波(2
450kHz)を照射して処理した。 そして、これを脱水し、乾燥させた。
【0018】[着色(染色)]上記した(a),(b)
の何れかの処理を行なったガラス繊維、及び(a),
(b)の処理の代わりに水洗したガラス繊維(比較例
1,2)、金属塩の付着をも行なわないガラス繊維(比
較例3)を前記した染料で着色(染色)し、比較した。
の何れかの処理を行なったガラス繊維、及び(a),
(b)の処理の代わりに水洗したガラス繊維(比較例
1,2)、金属塩の付着をも行なわないガラス繊維(比
較例3)を前記した染料で着色(染色)し、比較した。
【0019】得られたガラス繊維について、以下の評価
試験を行なった。 [評価試験] (色の付着)ガラス繊維への金属塩の付着を目視で確認
した。 十分にガラス繊維が着色したものを ○ わずかにガラス繊維が着色したものを △ と判定し、表1に示した。 (洗浄安定性)ガラス繊維への染料の着色の安定性を目
視で確認した。 1%石鹸水に10日浸漬しても脱色されないものを ○ 脱色されるものを × と判定し、表1に示した。 (温冷安定性)(20℃×1時間→80℃×1時間)を
1サイクルとして 10サイクル繰り返し、色の変化のないものを ○ と判定し、表1に示した。 (薬品安定性) 50℃のHCl(3%)液またはNaOH(3%)液に1時間浸漬し、変化が なかったものを ○ 常温のHCl(3%)液に1時間浸漬し、変化がなかったものを △ と判定し、表1に示した。
試験を行なった。 [評価試験] (色の付着)ガラス繊維への金属塩の付着を目視で確認
した。 十分にガラス繊維が着色したものを ○ わずかにガラス繊維が着色したものを △ と判定し、表1に示した。 (洗浄安定性)ガラス繊維への染料の着色の安定性を目
視で確認した。 1%石鹸水に10日浸漬しても脱色されないものを ○ 脱色されるものを × と判定し、表1に示した。 (温冷安定性)(20℃×1時間→80℃×1時間)を
1サイクルとして 10サイクル繰り返し、色の変化のないものを ○ と判定し、表1に示した。 (薬品安定性) 50℃のHCl(3%)液またはNaOH(3%)液に1時間浸漬し、変化が なかったものを ○ 常温のHCl(3%)液に1時間浸漬し、変化がなかったものを △ と判定し、表1に示した。
【0020】
【表1】
【0021】[抄造]前記した実施例1,2,4のガラ
ス繊維及び未処理のガラス繊維を用いて、通常の抄造方
法で目付300gの抄造紙を得た。
ス繊維及び未処理のガラス繊維を用いて、通常の抄造方
法で目付300gの抄造紙を得た。
【0022】[コーティング]この抄造紙に前記した樹
脂を塗布若しくは含浸させた。
脂を塗布若しくは含浸させた。
【0023】得られた抄造紙について、以下の評価試験
を行なった。 [評価試験] (着色安定性) 成型後、成型物を1%石鹸水で50℃×30分間処理し、脱色の有無を観察し 、脱色しないものを ○ と判定し、表2に示した。 (燃焼テスト) 発煙もなかったものを ◎ 臭気があり、形状が保持されていたものを ○ 発煙したが、形状が保持されていたものを △ 発煙し、形状が保持されなかったものを × と判定し、表2に示した。
を行なった。 [評価試験] (着色安定性) 成型後、成型物を1%石鹸水で50℃×30分間処理し、脱色の有無を観察し 、脱色しないものを ○ と判定し、表2に示した。 (燃焼テスト) 発煙もなかったものを ◎ 臭気があり、形状が保持されていたものを ○ 発煙したが、形状が保持されていたものを △ 発煙し、形状が保持されなかったものを × と判定し、表2に示した。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無機繊維
の着色方法は、従来着色が困難であったガラス繊維等を
容易に且つ安価に着色することができる。即ち、本発明
において、通常の色素を通常の方法を用いて付着(染
着)させれば良いので、多種の色を少量づつ使用すると
いうこともできるし、着色する色の範囲も極めて広いも
のになる。さらに、高価な薬品や特殊な処理装置を必要
とすることがなく、複雑な操作も必要としないので、経
済的にも採算が合う。
の着色方法は、従来着色が困難であったガラス繊維等を
容易に且つ安価に着色することができる。即ち、本発明
において、通常の色素を通常の方法を用いて付着(染
着)させれば良いので、多種の色を少量づつ使用すると
いうこともできるし、着色する色の範囲も極めて広いも
のになる。さらに、高価な薬品や特殊な処理装置を必要
とすることがなく、複雑な操作も必要としないので、経
済的にも採算が合う。
【0026】また、本発明の着色した無機繊維は、樹脂
が基本的に使用されていないので、ほぼ完全な不燃材料
として使用することができる。或いはこの繊維を使用し
て抄造及び織布し、その表面又は内部に樹脂成分を存在
させることにより、表面が硬く、引っ掻き傷ができにく
い可撓性材料として使用することができる。この場合に
は、不燃性は若干低下し、完全不燃材とは言えないが、
燃焼した後にも形状を有し、発煙量の少ない材料とする
ことができる。このように、本発明の無機繊維は、適宜
に成型したり、他の材料に分散或いは添加するなどし
て、種々の材料、例えば各種の建築用内装材料(例え
ば、可撓性のある不燃性シート、可撓性のある不燃板)
として使用することができる。前記したように従来は、
建築用内装材料として美感及び意匠性を有するものはな
かったが、上記したように本発明の着色した無機繊維を
使用することにより、高層住宅の内装材料等に極めて美
的に優れ、意匠性を有する材料を提供することができ
る。
が基本的に使用されていないので、ほぼ完全な不燃材料
として使用することができる。或いはこの繊維を使用し
て抄造及び織布し、その表面又は内部に樹脂成分を存在
させることにより、表面が硬く、引っ掻き傷ができにく
い可撓性材料として使用することができる。この場合に
は、不燃性は若干低下し、完全不燃材とは言えないが、
燃焼した後にも形状を有し、発煙量の少ない材料とする
ことができる。このように、本発明の無機繊維は、適宜
に成型したり、他の材料に分散或いは添加するなどし
て、種々の材料、例えば各種の建築用内装材料(例え
ば、可撓性のある不燃性シート、可撓性のある不燃板)
として使用することができる。前記したように従来は、
建築用内装材料として美感及び意匠性を有するものはな
かったが、上記したように本発明の着色した無機繊維を
使用することにより、高層住宅の内装材料等に極めて美
的に優れ、意匠性を有する材料を提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06P 3/874 7306−4H D21H 13/40
Claims (3)
- 【請求項1】 無機繊維を、金属イオンが複数の電荷を
とり得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で処
理した後、アルカリ処理し、その後、必要に応じ色素を
用いて着色することを特徴とする無機繊維の着色方法。 - 【請求項2】 無機繊維を、金属イオンが複数の電荷を
とり得る金属元素を含有してなる酸性金属塩溶液中で処
理した後、エネルギー波を照射し、その後、必要に応じ
色素を用いて着色するようにしたことを特徴とする無機
繊維の着色方法。 - 【請求項3】 無機繊維の表面に金属イオンが複数の電
荷をとり得る金属元素、またはその酸化物、またはその
水酸化物を安定に付着させると共に、必要に応じ色素を
付着させてなることを特徴とする着色した無機繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282004A JPH0597480A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 無機繊維の着色方法及び着色した無機繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3282004A JPH0597480A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 無機繊維の着色方法及び着色した無機繊維 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597480A true JPH0597480A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17646888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3282004A Pending JPH0597480A (ja) | 1991-10-03 | 1991-10-03 | 無機繊維の着色方法及び着色した無機繊維 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597480A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07101335A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-18 | Kawashima Textile Manuf Ltd | ガラス繊維と車両内装材 |
| FR2717464A1 (fr) * | 1994-03-15 | 1995-09-22 | Vetrotex France Sa | Fibres de verre destinées au renforcement de matières organiques et composites obtenus. |
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| CN110863377A (zh) * | 2019-12-02 | 2020-03-06 | 中国科学院深圳先进技术研究院 | 一种黑色无机纤维及其等离子体制备方法 |
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| WO2023078185A1 (zh) * | 2021-11-02 | 2023-05-11 | 华为技术有限公司 | 有色纤维、有色纤维件、纤维增强复合材料、结构件及制备方法 |
-
1991
- 1991-10-03 JP JP3282004A patent/JPH0597480A/ja active Pending
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| CN110863377B (zh) * | 2019-12-02 | 2021-05-28 | 中国科学院深圳先进技术研究院 | 一种黑色无机纤维及其等离子体制备方法 |
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