JPH0597603A - 水面施用農薬成型物および省力散布方法 - Google Patents

水面施用農薬成型物および省力散布方法

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JPH0597603A
JPH0597603A JP28417591A JP28417591A JPH0597603A JP H0597603 A JPH0597603 A JP H0597603A JP 28417591 A JP28417591 A JP 28417591A JP 28417591 A JP28417591 A JP 28417591A JP H0597603 A JPH0597603 A JP H0597603A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、水田の水面に手投げ散布し、水中
に速やかに拡散する農薬成型物とそれを使用する省力防
除方法を提供することにある。 【構成】 繊維状カルボキシメチルセルロースよりなる
水溶紙あるいは当該水溶紙と製紙用繊維との混合物より
なる水溶紙に、農薬有効成分を含浸または塗布して担持
させてなることを特徴とする水面施用農薬成型物。 【効果】 本発明の水面施用農薬成型物は、水中に手で
5〜20個程度投げ込むだけでよいので省力的であり、
かつ投げ込まれると、水溶紙が多量の水に溶解して広く
拡散し、十分な防除効果を発揮するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水田施用農薬成型物およ
びこれを用いた水田における省力散布方法に関する。ゆ
えに、本発明は農薬製剤業分野において有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、水田においては除草剤、殺菌剤、
殺虫剤などを水田へ散布するには、これらの農薬を含む
粒剤、粉剤、水和剤、乳剤、ゾル剤などをその剤型に関
係なく、水田に入って手で散布するか、あるいは散粒機
などの機械を用いて散布するのが普通である。
【0003】また、最近になって、農薬散布の省力化の
方法の一つとして、除草粒剤を水溶性高分子の袋に入れ
るか、発泡剤を入れて大型の錠剤に成型するなどして手
で水田水中に投げ込む方法が提案されている。
【0004】他方、水溶紙は種々知られており、農業分
野では水稲用育苗床に通常の紙や段ボールを用いること
(特開昭49−41103号公報)、プルラン系樹脂に
農薬有効成分を含浸させ、フィルム状またはフレーク状
などに成形した農薬成形物(特開昭59−204101
号公報)が知られている。また、繊維状カルボキシメチ
ルセルロースに農薬有効成分を含浸または塗布して担持
させ、育苗箱内の培土中または、培土上にしき使用する
方法(特開平1−19002号公報)、などが知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の水和剤、乳剤、
ゾル剤については散布前に所定の濃度に水で希釈しなけ
ればならない。また、粒剤の手まき散布あるいは、粉
剤、水和剤、乳剤、ゾル剤の機械散布などによると、薬
剤のドリフトにより自然環境に悪い影響を与えたり、散
布作業者にも薬剤がかかるという安全性の問題があり、
また雨天時や強風時には散布ができないなどの制約があ
る。
【0006】また、最近提案されている水田へ大型粒剤
や錠剤を手で投げ込む方法は、水田水中へ農薬活性成分
が均一に、かつすみやかに拡散するには不十分である。
【0007】したがって、水田におけるこれまでの農薬
の散布方法にかわり、より省力的でかつ完全であり、十
分な防除効果を有する方法の改善が望まれている。本発
明はこのような要望に合致した農薬製剤とその散布方法
を提供せんとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究した。その結果、繊維状カルボ
キシメチルセルロースの水溶紙もしくは、当該水溶紙と
製紙用繊維を混合してなる水溶紙に除草成分、殺虫成
分、殺菌成分を含浸または塗布して担持させるかあるい
は含浸と塗布により担持させて得られた農薬成型物を水
田の水中に投げ込むだけという簡便かつ省力的な散布方
法で、水稲に対して薬害もなく優れた防除効果を発揮さ
せうることを見い出し、本発明を完成させた。
【0009】本発明で使用される水溶紙は、繊維状カル
ボキシメチルセルロースから作られるか、もしくは繊維
状カルボキシメチルセルロースに製紙用繊維、好ましく
はセルロース質繊維を混合してなるものであって、水中
で速やかに分散し溶解するものであればよい。またその
品質は特に限定されない。
【0010】しかし、本発明で有効に使えるものは、水
田に投げ入れたときに1〜2日以内に完全に水に溶解、
分散し、それに担持した農薬有効成分が水田水中に溶出
し、拡展させうるものであればよい。このような性質を
有するか否かを知るには、ビーカーに水500ml(20
℃)を入れ、マグネティックスターラーで渦高30mlと
なるように調節し、ここに大きさが30mm×30mmの水
溶紙片を投入し、水溶紙が60分以内に完全に溶解、分
散するものであればよい。
【0011】このような水溶紙は常法で製造される。た
とえば繊維状セルロースグリコール酸を抄紙し、プレス
したあとの湿紙に炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムな
どのアルカリ液を塗布含浸し、イオン交換してナトリウ
ム塩とした後、脱水し乾燥して製造された水溶紙も使用
できる。そして、本成型物並びにこれを水田中に投げ込
んだときの農薬有効成分の分解防止をはかるために製剤
中に酸性物質を添加して、中性ないし弱酸性に調節した
水溶紙も使用できる。
【0012】本発明の農薬成型物で前記の繊維状カルボ
キシメチルセルロースよりなる水溶紙とともに用いる製
紙用繊維としては、その種類に特に制限はなく、一般の
セルロースパルプ、レーヨンなどの半合成繊維、ポリエ
チレンなどの合成パルプ、アクリルニトリルなどの合成
繊維などを使用目的により選定すればよいが、通常は晒
クラフトパルプ、晒サルファイトパルプ、溶解パルプな
どの化学パルプおよびレーヨンのごときセルロース質繊
維が用いられる。またこのような製紙用繊維の使用割合
は上記した繊維状カルボキシメチルセルロースの使用量
に対して50重量%以下が望ましく、50重量%以上に
なると水中で繊維の結束を生じやすくなり、それに担持
させた農薬有効成分の水中への溶出と拡散の障害とな
る。
【0013】
【作用】本発明において、水溶紙は、農薬有効成分の担
体であり、水田中に投げ込まれた後は、それ自体が徐々
に水中に溶解し、拡散していくので、農薬有効成分の水
中への拡散作用をも兼ねている。
【0014】
【実施例】本発明の水面施用農薬成型物を調製するに
は、何ら特別な方法や装置は必要としない。農薬有効成
分を直接または一般に用いられる有機溶剤に溶解あるい
は分散させ、その薬液を水溶紙にスプレーするかまたは
水溶紙を薬液に浸漬した後、必要があれば乾燥させれば
よく、あるいは水溶紙に薬液を塗布し必要があれば乾燥
させてもよい。
【0015】また、農薬有効成分を担持させるために用
いる有機溶剤としては、キシロール、1,3,5−トリメ
チルベンゼン、1,2−ジメチル−4−エチルベンゼ
ン、メチルナフタレンなどの芳香族炭化水素類、プロピ
レングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレンモノ
メチルエーテルなどのグリコールエステル類、アセト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン類、ジオクチルフタ
レート、ジオクチルアジピペレート、ジブチルフタレー
トなどのエステル類、メタノール、エタノールなどのア
ルコール類などがあげられる。
【0016】本発明の水面施用農薬成型物は、その重量
が1〜100g、好ましくは10〜50gであり、農薬
有効成分を担持した一枚の水溶紙でその重量が得られな
いときは、重ねて1〜100gとすればよい。
【0017】もし重量が1gに満たないと、風の影響な
どを受けて投げ込みにくく、また100g以上となる
と、投げたときに稲をいためたり、水田土壌中にうまっ
てしまい薬剤の放出拡散に悪影響を及ぼすなどの問題を
生ずる。ただし、ここでいう1〜100gは、このよう
な散布上の目やすであって厳密な使用可能な限界を意味
するものではない。それゆえに、水田の形状あるいは投
げ入れる水溶紙の大きさ、形状によっては、比較的に軽
い水溶紙であっても、風にあまり左右されずに散布でき
ることもあり、重くても畦畔近くに投げ入れると何ら問
題とならない場合もある。
【0018】また、農薬有効成分を担持した水溶紙を重
ねて使用する必要のあるときは、帯状の同質の水溶紙で
たばねてもよいし、PVA、CMC、プルランなどの水
溶性フィルムで包んでもよい。また一枚一枚を水溶性糊
剤で貼り合わせても何ら問題ない。
【0019】また、その形状は正方形、長方形、円形な
どの種々の水溶紙を多数重ねてもよいし、形の異なる水
溶紙を重ねてもよい。また、大きさは、手の中に入る程
度のものがよく、円形なら直径3〜10cm位、正方形な
ら一辺の長さが3〜10cm位のものがよく、厚さは1mm
〜3cm位のものがよい。
【0020】本発明に使用することのできる除草性化合
物、殺虫性化合物、殺菌性化合物である農薬有効成分
は、従来の製剤で施用することのできるものならすべて
使用できる。
【0021】例えば、 (殺虫剤)MPP、MEP、ピリミホスメチル、ダイア
ジノン、イソキサチオン、ピリダフェンチオン、クロル
ピリホスメチル、バミドチオン、マラソン、PAP、ジ
メトエート、エチルチオメトン、PMP、モノクロトホ
ス、BRP、CVMP、ジメチルビンホス、プロパホ
ス、DEP、EPN、NAC、MTMC、MIPC、B
PMC、PHC、MPMC、XMC、ベンダイオカル
ブ、カルボスルファン、ベンフラカルブ、チオジカル
ブ、シクロプロトリン、エトフェンプロックス、カルタ
ップ、チオシクラム、ベンスルタップ、ブプロフェジ
ン、など。
【0022】(殺菌剤)塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、
水酸化第二銅、有機硫黄ニッケル塩、チウラム、キャプ
タン、TPN、フサライド、IBP、EDDP、チオフ
ァネートメチル、ベノミル、イプロジオン、メプロニ
ル、フルトラニル、テフロフタラム、ペンシクロン、メ
タラキシル、トリフルミゾール、ブラストサイジンS、
カスガマイシン、ポリオキシン、バリダマイシンA、オ
キシテトラサイクシン、ヒドロキシイソキサゾール、メ
タスルホカルブ、MAF、MAFE、ベンチアゾール、
フェナジンオキシド、ジクロメジン、プロベナゾール、
イソプロチオラン、トリシクラゾール、ピロキロン、オ
キソニック酸、グアザチン、など。
【0023】(除草剤)2,4−D、MCP、MCP
B、フェノチオール、クロメプロップ、ナプロアニリ
ド、CNP、クロメトキシニル、ビフェノックス、MC
C、ベンチオカーブ、エスプロカルブ、モリネート、ジ
メピペレート、DCPA、ブタクロール、プレチラクロ
ール、ブロモブチド、メフェナセット、ダイムロン、ベ
ンスルフロンメチル、シメトリン、プロメトリン、ジメ
タメトリン、ベンタゾン、オキサジアゾン、ピラゾレー
ト、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、トリフルラ
リン、ピペロホス、ACN、など。
【0024】(植物調節剤)イナベンフィド、オキシエ
チレンドコサノール、ニコチン酸アミド、ベンジルアミ
ノプリン、など。
【0025】水溶紙に担持させる農薬有効成分の含有量
は水溶紙の吸油能によるが、通常は水溶紙の重量の0.
5〜1.5倍程度である。この量は水溶紙の種類や使用
する有効成分の種類および、本農薬成型物の大きさや1
0アール当りの投げ込み数などによって適宜選択でき
る。例えば、たて5cm×よこ5cm、厚さ1cmの水溶紙1
枚当りで有効成分約15gまでの含浸が可能であるが、
10アール当り20個(50g/個のもの)を水田へ投
げ込むとすると、10アール当りの必要散布量は農薬有
効成分によるが2〜300gを水溶紙中に含浸または塗
布すればよい。
【0026】また、塗布する場合は、有効成分の塗布量
に制限はないが、有効成分が脱落しないこと、あるいは
使用する有効成分の必要量などを考慮して塗布量を決め
ればよい。
【0027】また、本発明の水溶紙成型物には、農薬有
効成分の拡散あるいは防除効果の増強を目的とした各種
界面活性剤、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、
ラウリルサルフェート、POEアルキルエーテル、PO
Eスチリルフェニルエーテル、ジオクチルスルホサクシ
ネート、リグニンスルホン酸塩などこれらに限られるも
のではなく、一般に用いられるものは全て使用すること
ができる。
【0028】また農薬有効成分の安定化剤などの補助剤
と併用しても何ら問題ない。これらの界面活性剤、その
他の補助剤を水溶紙に担持させるには、前記した農薬有
効成分を水溶紙に担持させると同様な方法によればよ
く、農薬有効成分と別々か同時に担持させてもよい。
【0029】本発明の水面施用農薬成型物は、10アー
ル当り、その重量が、例えば50gのものであれば、1
0〜20個を水中に手で投げ込めばよい。そうすれば水
田中の多量の水に溶解して広く拡散し、十分な防除効果
が発揮されるようになる。
【0030】次に本発明を具体的に説明するために実施
例および試験例を挙げるが、もちろんこれらに限定され
るものではない。
【0031】なお、以下に“部”とあるのはすべて重量
部を意味する。
【0032】実施例1 ベンスルタップをアセトンに溶解し、ベンスルタップと
して12g、たて5cm×よこ5cm;厚さ1cm片の水溶紙
(ディゾルボMDP−WA120、三島製紙株式会社
製)に含浸させ、乾燥後ベンスルタップを担持した水面
施用農薬成型物(27g)を得る。
【0033】実施例2 バリダマイシンAをメタノールに溶解し、バリダマイシ
ンAとして0.45gをたて5cm×よこ5cm、厚さ1cm
片の水溶紙(ディゾルボMDP−WA120、三島製紙
株式会社製)に噴霧し、乾燥後バリダマイシンAを担持
した水面施用農薬成型物(15.45g)を得る。
【0034】実施例3 プロベナゾールを5%ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ース含有メタノール液に分散させ、プロベナゾールとし
て10gをたて5cm×よこ5cm、厚さ1cm片の水溶紙
(ディゾルボMDP−WA120、三島製紙株式会社
製)に筆を用いて均一に塗布し乾燥後プロベナゾールを
担持した水面施用農薬成型物(27.5g)を得る。
【0035】実施例4 シメトリンとフェノチオールをアセトンに溶解し、シメ
トリンとして4.5gとフェノチオールとして2.1gを
たて5cm×よこ5cm、厚さ1cm片の水溶紙(ディゾルボ
MDP−WA120、三島製紙株式会社製)に噴霧し、
乾燥後シメトリンとフェノチオールを担持した水面施用
農薬成型物(21.6g)を得る。
【0036】次に、本発明の有用性を試験例により具体
的に示す。
【0037】試験例1 ベンスルタップのニカメイチュ
ウに対する防除効果試験 ニカメイチュウが自然発生している水田圃場(品種:日
本晴)に1区100m2(10m×10m)の試験区を作
り、実施例1に準じて調製した本発明の水面施用農薬成
型物を試験区の中央に処理した。
【0038】なお、比較例の市販薬剤は全面に均一に散
布した。
【0039】施用30日後に処理区内の任意の稲株10
0株について被害株数、被害茎数を調査し、下記式によ
り被害株率、被害茎率および防除効率を求め、水稲薬害
は肉眼観察により下記指標にて評価した。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】
【数3】
【0043】水稲薬害程度 0:薬害なし 1:薬害僅小 2:薬害 小 3:薬害 中 4:薬害 大 5:薬害極大
【0044】本試験は1処理区当たり2反復で行い、そ
の平均値を求めた。結果は表1のとおりである。
【0045】
【表1】
【0046】試験例2 バリダマイシンAの稲紋枯病に
対する防除効果試験 紋枯病が毎年発生する水田圃場(品種:コシヒカリ)に
1区100m2の試験区を作り、田植約60日後に実施例
2に準じて調製した本発明の水面施用農薬成型物を試験
区の中央部に処理した。なお、比較例の市販薬剤は全面
に均一散布した。
【0047】施用30日後、処理区内の任意の株100
株について下記式により、発病株率、発病株の被害度お
よび水稲薬害について調査した。なお、本試験は1処理
区当たり2反復で行いその平均値を求めた。
【0048】
【数4】
【0049】
【数5】 A:止葉葉鞘に発病 B:次葉葉鞘に発病 C:3葉葉鞘に発病
【0050】
【数6】
【0051】水稲薬害程度 0:薬害なし 1:薬害僅小 2:薬害 小 3:薬害 中 4:薬害 大 5:薬害極大 結果は表2のとおりである。
【0052】
【表2】
【0053】試験例3 プロベナゾールの稲いもち病に
対する防除効果試験 いもち病が毎年発生する水田圃場(品種コシヒカリ)に
一区100m2の試験区を作り、田植約40日後に実施例
3に準じて調製した本発明の水面施用農薬成型物を試験
区の中央部に処理した。なお、比較例の市販薬剤は全面
に均一散布した。
【0054】施用30日後、処理区内の任意の株100
株について下記式により、発病株率、病斑数および水稲
薬害を調査した。なお本試験は1処理区当たり2反復で
行いその平均値を求めた。
【0055】
【数7】
【0056】
【数8】
【0057】水稲薬害程度 0:薬害なし 1:薬害僅小 2:薬害 小 3:薬害 中 4:薬害 大 5:薬害極大
【0058】
【表3】
【0059】試験例4 シメトリン・フェノチオールの
水田雑草に対する防除効果試験 水田圃場に1区100m2の大きさの試験区を作り、タイ
ヌビエ(30g)、ホタルイ(10g)、キカシグサ
(5g)の種子を播種し、代かきを行った後、水稲(品
種:日本晴2葉期苗)を機械移植した。移植直後にウリ
カワ、ミズガヤツリの塊茎(50個)を埋めこんだ。移
植20日後、タイヌビエが2葉期に、本発明の水面施用
農薬成型物を畦畔より投入した。なお、比較例の市販薬
剤は全面に均一塗布した。
【0060】施用30日後に、殺草効果および水稲薬害
について下記基準で評価した。殺草効果程度(A:残草率) 5: 0 4: 0<A≦10 3:10<A≦20 2:20<A≦40 1:40<A≦60 0:60<A
【0061】水稲薬害程度 0:薬害なし 1:薬害僅小 2:薬害 小 3:薬害 中 4:薬害 大 5:薬害極大 本試験は1処理区当たり2連制で行い、その平均値を求
めた。
【0062】結果は表4のとおりである。
【0063】
【表4】
【0064】
【発明の効果】本発明は第一に、特別な散布器具を用い
ることなく10アール当たり約5〜50個処理すればよ
く、手汚れなしに手軽に、しかも容易に施用できる。
【0065】第二に、農薬有効成分を担持した水面施用
農薬成型物が、田面水中へすみやかに拡散することがで
き、粉剤、粒剤のような散布ムラがなく、しかも従来の
処理法と同等もしくはやや優れる効果が得られ、薬害も
なく使用できる。
【0066】第三に、薬液の調製の必要がないため、作
業上簡便である。
【0067】第四に、ドリフトがない、薬液の残液処理
の必要がない、など環境衛生上非常に優れる。
【0068】第五に、農薬有効成分の特性により混合製
剤化が困難な場合は、各農薬有効成分を担持した水溶紙
を重ねて使用することで解決できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維状カルボキシメチルセルロースより
    なる水溶紙あるいは当該水溶紙と製紙用繊維との混合物
    よりなる水溶紙に、農薬有効成分を含浸または塗布して
    担持させてなることを特徴とする水面施用農薬成型物。
  2. 【請求項2】 繊維状カルボキシメチルセルロースより
    なる水溶紙あるいは、当該水溶紙と製紙用繊維との混合
    物よりなる水溶紙に、農薬有効成分の含浸または塗布し
    て担持させた農薬成型物を水田に手投げ散布することを
    特徴とする省力散布方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05163102A (ja) * 1991-12-12 1993-06-29 Mikasa Kagaku Kogyo Kk 水田用農薬およびその製法
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