JPH0597671A - 注射用凍結乾燥製剤 - Google Patents
注射用凍結乾燥製剤Info
- Publication number
- JPH0597671A JPH0597671A JP28563091A JP28563091A JPH0597671A JP H0597671 A JPH0597671 A JP H0597671A JP 28563091 A JP28563091 A JP 28563091A JP 28563091 A JP28563091 A JP 28563091A JP H0597671 A JPH0597671 A JP H0597671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- injection
- lyophilized preparation
- freeze
- preparation
- Prior art date
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- Pending
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1,4−ジヒドロピリジン誘導体の注射用凍
結乾燥製剤を提供する。 【構成】 (−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−3−〔3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4
−(3−ニトロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メ
チル、塩酸及びグリシンからなり、再溶解時のpHが2
〜5の範囲に調製されている。
結乾燥製剤を提供する。 【構成】 (−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチ
ル−3−〔3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4
−(3−ニトロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メ
チル、塩酸及びグリシンからなり、再溶解時のpHが2
〜5の範囲に調製されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水難溶性であるオキサジ
アゾリル−1,4−ジヒドロピリジン誘導体の実用的な
注射剤に関するものである。本発明注射剤は例えば脳循
環障害、末梢循環障害など循環器系疾患の予防及び治療
薬として有効である。
アゾリル−1,4−ジヒドロピリジン誘導体の実用的な
注射剤に関するものである。本発明注射剤は例えば脳循
環障害、末梢循環障害など循環器系疾患の予防及び治療
薬として有効である。
【0002】
【従来の技術】1,4−ジヒドロピリジン誘導体の一種
である1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3−〔3
−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4−(3−ニ
トロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メチル(以
下、化合物Iと略する。)はカルシウム拮抗作用、すな
わち血管平滑筋細胞膜のカルシウム通路が働いてカルシ
ウムイオンの細胞内への流入を抑制する作用がきわめて
強く、血管拡張作用による顕著な持続性の血圧降下作用
及び利尿作用を示すものとして開示されており(特公平
2−55433号公報)、高血圧症、狭心症、心筋梗
塞、心不全、動脈硬化症、脳循環障害、または末梢循環
障害などの循環器系疾患の予防及び治療薬として期待さ
れる化合物である。従来、1,4−ジヒドロピリジン誘
導体の注射剤の技術としては弱酸性の水溶液からなる塩
酸ニカルジピンの注射剤が開示されているだけである
(特開昭60−246313号公報)。
である1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3−〔3
−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4−(3−ニ
トロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メチル(以
下、化合物Iと略する。)はカルシウム拮抗作用、すな
わち血管平滑筋細胞膜のカルシウム通路が働いてカルシ
ウムイオンの細胞内への流入を抑制する作用がきわめて
強く、血管拡張作用による顕著な持続性の血圧降下作用
及び利尿作用を示すものとして開示されており(特公平
2−55433号公報)、高血圧症、狭心症、心筋梗
塞、心不全、動脈硬化症、脳循環障害、または末梢循環
障害などの循環器系疾患の予防及び治療薬として期待さ
れる化合物である。従来、1,4−ジヒドロピリジン誘
導体の注射剤の技術としては弱酸性の水溶液からなる塩
酸ニカルジピンの注射剤が開示されているだけである
(特開昭60−246313号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、化合物Iは塩酸
ニカルジピン等他の1,4−ジヒドロピリジン誘導体同
様、もしくは更に水難溶性であり、酸性側で僅かに溶解
するものの中性付近ではほとんど溶解しない。従って、
薬効発揮に必要な濃度を確保しつつ静脈内に投与するた
めには、生体に安全な可溶化剤を添加し且つ酸性の水に
溶解しなければならない。しかし、このような酸性水溶
液中において化合物Iの安定性は十分とはいえず、従っ
て、安定性の良い実用的な注射剤の開発が望まれている
状況にある。
ニカルジピン等他の1,4−ジヒドロピリジン誘導体同
様、もしくは更に水難溶性であり、酸性側で僅かに溶解
するものの中性付近ではほとんど溶解しない。従って、
薬効発揮に必要な濃度を確保しつつ静脈内に投与するた
めには、生体に安全な可溶化剤を添加し且つ酸性の水に
溶解しなければならない。しかし、このような酸性水溶
液中において化合物Iの安定性は十分とはいえず、従っ
て、安定性の良い実用的な注射剤の開発が望まれている
状況にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
を解決するために鋭意検討した結果、アミノ酸及び塩酸
を添加することで長期安定性に適する凍結乾燥製剤の得
られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は化合物I、塩酸及びアミノ酸からなり、再溶解時
のpHが2〜5の範囲に調整されていることを特徴とす
る注射用凍結乾燥製剤に関する。
を解決するために鋭意検討した結果、アミノ酸及び塩酸
を添加することで長期安定性に適する凍結乾燥製剤の得
られることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本
発明は化合物I、塩酸及びアミノ酸からなり、再溶解時
のpHが2〜5の範囲に調整されていることを特徴とす
る注射用凍結乾燥製剤に関する。
【0005】アミノ酸としては、アラニン、アルギニ
ン、グリシン、グルタミン、セリン、トレオニン、バリ
ン、ヒスチジン、フェニルアラニン、メチオニン、また
はリジンが挙げられる。本発明で使用するアミノ酸は、
D体、L体及びそれらの混合物を用いることができる
が、好ましくは、L体のアミノ酸が挙げられる。アミノ
酸の使用量としては、化合物Iの重量の1/3〜3倍、
好ましくは1/2〜1倍である。
ン、グリシン、グルタミン、セリン、トレオニン、バリ
ン、ヒスチジン、フェニルアラニン、メチオニン、また
はリジンが挙げられる。本発明で使用するアミノ酸は、
D体、L体及びそれらの混合物を用いることができる
が、好ましくは、L体のアミノ酸が挙げられる。アミノ
酸の使用量としては、化合物Iの重量の1/3〜3倍、
好ましくは1/2〜1倍である。
【0006】本発明の注射用凍結乾燥製剤は、例えば次
のようにして製造される。即ち、化合物Iとアミノ酸を
安全上許容される水溶性、且つ揮発性の溶媒(例えば、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級ア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類が例示され、特に好ましくはエタノールが挙げられ
る)の水溶液に添加する。その後、化合物Iが完全に溶
解するまで塩酸を滴下する。塩酸の量は化合物Iの濃
度、溶媒の量に依存するが、化合物Iに対し、モル比で
1.2〜5倍、好ましくは1.5〜2倍である。得られ
た溶液を除菌濾過後、バイアル瓶に充填し、凍結乾燥す
ることにより本発明の製剤を製造することができる。
のようにして製造される。即ち、化合物Iとアミノ酸を
安全上許容される水溶性、且つ揮発性の溶媒(例えば、
メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級ア
ルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類が例示され、特に好ましくはエタノールが挙げられ
る)の水溶液に添加する。その後、化合物Iが完全に溶
解するまで塩酸を滴下する。塩酸の量は化合物Iの濃
度、溶媒の量に依存するが、化合物Iに対し、モル比で
1.2〜5倍、好ましくは1.5〜2倍である。得られ
た溶液を除菌濾過後、バイアル瓶に充填し、凍結乾燥す
ることにより本発明の製剤を製造することができる。
【0007】塩酸は凍結乾燥製剤中では化合物I及びア
ミノ酸の塩酸塩として残留し、この結果、再溶解時のp
Hを化合物Iの結晶が析出しないような酸性に保つこと
を可能にする。すなわち、この凍結乾燥用製剤を日本薬
局方マクロゴール400等で溶解し、生理食塩液で希釈
した時のpHは2〜5の範囲を示す。
ミノ酸の塩酸塩として残留し、この結果、再溶解時のp
Hを化合物Iの結晶が析出しないような酸性に保つこと
を可能にする。すなわち、この凍結乾燥用製剤を日本薬
局方マクロゴール400等で溶解し、生理食塩液で希釈
した時のpHは2〜5の範囲を示す。
【0008】
【発明の効果】このようにして得られた化合物Iの注射
用凍結乾燥製剤は長期安定であり、実用的な製剤であ
る。この凍結乾燥製剤は、日本薬局方マクロゴール40
0等生体に安全な可溶化剤で溶解した後は生理食塩液、
ブドウ糖液等の輸液に任意の濃度で希釈し、静脈内に投
与することが可能である。
用凍結乾燥製剤は長期安定であり、実用的な製剤であ
る。この凍結乾燥製剤は、日本薬局方マクロゴール40
0等生体に安全な可溶化剤で溶解した後は生理食塩液、
ブドウ糖液等の輸液に任意の濃度で希釈し、静脈内に投
与することが可能である。
【0009】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明し、試験例により本発明の効果を明らかにするが、本
発明はこれらによって何ら限定されるものではない。 実施例1 (−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3−
〔3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4−(3
−ニトロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メチル
(以下化合物A)1g、グリシン0.5gを30w/v
%エタノール水溶液200mlに添加し、1NHCl3
mlを滴下して溶解させ無菌濾過ののち凍結乾燥するこ
とで化合物Aの凍結乾燥製剤を製造した。
明し、試験例により本発明の効果を明らかにするが、本
発明はこれらによって何ら限定されるものではない。 実施例1 (−)−1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−3−
〔3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)−
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4−(3
−ニトロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メチル
(以下化合物A)1g、グリシン0.5gを30w/v
%エタノール水溶液200mlに添加し、1NHCl3
mlを滴下して溶解させ無菌濾過ののち凍結乾燥するこ
とで化合物Aの凍結乾燥製剤を製造した。
【0010】実施例2 化合物A1g、グリシン1gを40w/v%エタノール
水溶液200mlに添加し、1NHCl4mlを滴下し
て溶解させ無菌濾過ののち凍結乾燥することで化合物A
の凍結乾燥製剤を製造した。 比較例 化合物A0.1gをpH3に調製した10w/v%マク
ロゴール400水溶液100mlに溶解し、窒素封入し
化合物Aの水性注射剤を製造した。
水溶液200mlに添加し、1NHCl4mlを滴下し
て溶解させ無菌濾過ののち凍結乾燥することで化合物A
の凍結乾燥製剤を製造した。 比較例 化合物A0.1gをpH3に調製した10w/v%マク
ロゴール400水溶液100mlに溶解し、窒素封入し
化合物Aの水性注射剤を製造した。
【0011】試験例1 実施例1及び2で製造した凍結乾燥製剤、及び比較例で
製造した化合物Aの注射剤を50℃で保存し、保存後の
化合物Aの含量を高速液体クロマトグラフ法により定量
した。その結果、表1に示すごとく化合物Aの凍結乾燥
製剤は定量的に変化を認めず、外観も全く変化を認めな
かった。従って、本発明により製造した化合物Aの凍結
乾燥製剤は安定で実用的な注射剤であることが確認でき
た。尚、表中の数値は化合物Aの定量値を保存開始時に
対する残存率(%)で表す。又、−は外観が保存開始時
と変化していないことを示す。…は測定値なしを示す。
製造した化合物Aの注射剤を50℃で保存し、保存後の
化合物Aの含量を高速液体クロマトグラフ法により定量
した。その結果、表1に示すごとく化合物Aの凍結乾燥
製剤は定量的に変化を認めず、外観も全く変化を認めな
かった。従って、本発明により製造した化合物Aの凍結
乾燥製剤は安定で実用的な注射剤であることが確認でき
た。尚、表中の数値は化合物Aの定量値を保存開始時に
対する残存率(%)で表す。又、−は外観が保存開始時
と変化していないことを示す。…は測定値なしを示す。
【0012】
【表1】
Claims (1)
- 【請求項1】 1,4−ジヒドロ−2,6−ジメチル−
3−〔3−(N−ベンジル−N−メチルアミノメチル)
−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル〕−4−
(3−ニトロフェニル)ピリジン−5−カルボン酸メチ
ル、塩酸及びアミノ酸からなり、再溶解時のpHが2〜
5の範囲に調整されていることを特徴とする注射用凍結
乾燥製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28563091A JPH0597671A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 注射用凍結乾燥製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28563091A JPH0597671A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 注射用凍結乾燥製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597671A true JPH0597671A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17694022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28563091A Pending JPH0597671A (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 注射用凍結乾燥製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597671A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001087266A1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Pharmacia Italia S.P.A. | Stabilized aqueous suspensions for parenteral use |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP28563091A patent/JPH0597671A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001087266A1 (en) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Pharmacia Italia S.P.A. | Stabilized aqueous suspensions for parenteral use |
| US6495534B2 (en) | 2000-05-15 | 2002-12-17 | Pharmacia & Upjohn Spa | Stabilized aqueous suspensions for parenteral use |
| EA007682B1 (ru) * | 2000-05-15 | 2006-12-29 | Фармация Италия С.П.А. | Стабилизированные водные суспензии для парентерального использования |
| CN100473376C (zh) | 2000-05-15 | 2009-04-01 | 法玛西雅意大利公司 | 用于肠胃外给药的稳定水性混悬液 |
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