JPH0597725A - テトラクロロエチレンのフツ素化方法 - Google Patents

テトラクロロエチレンのフツ素化方法

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JPH0597725A
JPH0597725A JP3289308A JP28930891A JPH0597725A JP H0597725 A JPH0597725 A JP H0597725A JP 3289308 A JP3289308 A JP 3289308A JP 28930891 A JP28930891 A JP 28930891A JP H0597725 A JPH0597725 A JP H0597725A
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JP
Japan
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reaction
alumina
catalyst
oxygen
tetrachloroethylene
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JP3289308A
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Shinsuke Morikawa
真介 森川
Masaru Yoshitake
優 吉武
Shin Tatematsu
伸 立松
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AG Technology Co Ltd
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AG Technology Co Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】テトラクロロエチレンのフッ素化による、2,
2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン、2−
クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロエタン及びペ
ンタフルオロエタンの製造に有効な高機能触媒を提供す
る。 【構成】酸素の一部をハロゲンに置換したアルミナに、
主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる少なくと
も1種の元素、副成分としてアルカリ土類元素およびラ
ンタノイド系元素から選ばれる少なくとも1種の元素を
担持させた触媒を使用することにより、従来触媒より
も、テトラクロロエチレンの単流での転化率の向上、目
的化合物の高い選択性、触媒寿命・耐久性の向上を達成
する。細孔容積が0.6ml/g以上、表面積が150
2 /g以上、100〜1000Åの平均細孔径を有す
る細孔が50%以上占めるような物性をもつアルミナが
好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テトラクロロエチレン
(以下、TCE と略記)のフッ素化によるモノヒドロハロ
ゲノエタン類(一般式C2HFxCly、1≦x≦5、x+y=
5)、特に2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン
(HCFC-123)、2-クロロ-1,1,1,2- テトラフルオロエタ
ン(HCFC-124)、およびペンタフルオロエタン(HFC-12
5 )を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に水素含有飽和ハロゲン化炭化水素
(HCFC類、 HFC類)は、オゾン層破壊の可能性が極めて
低いため、特定フロン等の従来市場で用いられている水
素を含まないハロゲン化炭化水素の代替品として注目さ
れている。モノヒドロハロゲノエタン類(一般式C2HFxC
ly、1≦x≦5、x+y=5)は、発泡剤、冷媒、洗浄
剤等の用途が期待される。これらは通常の温度および圧
力で不活性で低毒性の気体および液体であるものが多
く、有用である。
【0003】これらの中で、特に2,2-ジクロロ-1,1,1-
トリフルオロエタン(HCFC-123)、2-クロロ-1,1,1,2-
テトラフルオロエタン(HCFC-124)、およびペンタフル
オロエタン(HFC-125 )は、それぞれ、オゾン層を破壊
する疑いのあるトリクロロモノフルオロメタン(CFC-1
1)、ジクロロテトラフルオロエタン(CFC-114 )、ク
ロロペンタフルオロエタン(CFC-115 )に代替するフロ
ンとしての使用が検討されている。
【0004】従来より、上記のようなモノヒドロハロゲ
ノエタン類の製造方法としては、酸化クロム系触媒を用
いたTCE 等の気相フッ素化反応が広く知られている(例
えば、USP.4843181 、EP.0403108などを参照)。しかる
に、従来のクロム系触媒については、クロムの取扱いな
どに起因する環境への影響などの問題があり、非クロム
系の触媒の採用が望まれている。また、酸化クロム系触
媒はフッ素化能力が高いために、高次フッ素化物の生成
が抑制し難く、需要に応じたHCFC-123、HCFC-124、HFC-
125 のつくりわけが困難である。
【0005】また、気相フッ素化触媒の活性維持のた
め、酸素または塩素等を反応原料とともに供給して、重
質物の触媒への付着等による触媒活性の低下を抑制する
ことが知られている。モノヒドロハロゲノエタン類の製
造において、塩素を添加した場合には、モノヒドロハロ
ゲノエタンが塩素化されて多量のパークロロフルオロエ
タン類(特定フロン)が副生する。一方酸素を添加した
場合には、フッ素化反応で生成する塩化水素と酸素が酸
化クロム系触媒上で反応してしまい、塩素と水を副生す
る(オキシクロリネーション)。この結果、塩素添加と
同様、パークロロフルオロエタン類(特定フロン)が副
生する。すなわち、クロムを活性種とする触媒を用いた
場合、必ずしも目的とする化合物が選択的に得られず、
しかも触媒の活性維持を長期間維持するのにも困難な点
がある。
【0006】また、TCE の気相フッ素化反応によるモノ
ヒドロハロゲノエタン類(一般式C2HFxCly、1≦x≦
5、x+y=5)の製造においては、金属担持アルミナ
触媒が有効であることが知られている(例えば、USP.47
66260 などを参照)。しかるに、TCE を原料とした場
合、分子内へ導入するフッ素の量が3〜5個と多いた
め、TCE の転化率を高く維持するためには、HF/TCE の
供給モル比率を6〜10程度にする必要がある。しか
し、HF/TCE の供給モル比率を上げても期待通りのTCE
の転化率が達成されないことがわかった。金属担持アル
ミナ触媒へのHFとTCE の吸着特性から、HFが触媒表面に
優先的に吸着されるため、HFをTCE に対し大過剰供給し
ても、実質的なTCE の転化率の向上が見られないものと
考えられる。また工業的には、多量の未反応HFとTCE の
回収、再使用が必要なこと、触媒寿命が比較的短いこと
などの問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、HCFC
-123、HCFC-124、HFC-125 の製造のために、環境への影
響が少ない非クロム系の触媒を使用して、しかも従来の
非クロム系触媒より、単流でのTCE の転化率を向上せし
め、しかも目的化合物の高い選択率と実用面で問題のな
い長寿命の触媒を開発することにより、新規で有効なTC
E のフッ素化方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、酸化アルミ
ニウム、ハロゲン化アルミニウム系触媒について鋭意検
討を重ねた結果、酸素の一部をハロゲンに置換したアル
ミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる
少なくとも1種の元素と、副成分としてアルカリ土類元
素およびランタノイド系元素から選ばれる少なくとも1
種の元素を担持させた触媒が、目的とする生成物を高選
択的に製造し、かつその活性を長期間にわたって維持可
能であることを見いだした。
【0009】すなわち、TCE を気相フッ素化するにあた
り、酸化クロム系触媒では、フッ素化能力が高いため高
次フッ素化物の生成が抑制しにくい、すなわちHCFC-12
4、HFC-125 などの生成を抑制しにくく、生成量制御が
困難なのに対し、酸素の一部をハロゲンに置換したアル
ミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる
少なくとも1種の元素と、副成分としてアルカリ土類元
素およびランタノイド系元素から選ばれる少なくとも1
種の元素を担持させたフッ素化触媒では、HCFC-124およ
びHFC-125 の生成を抑制した条件でHCFC-123を選択的に
製造すること、HFC-125 の生成を抑制した条件で、HCFC
-123およびHCFC-124を選択的に製造することがそれぞれ
可能となった。
【0010】さらに触媒調製法として、あらかじめ酸素
の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは5〜60モ
ル%の酸素をハロゲンに置換したアルミナを使用するこ
とにより、アルミナと担持活性金属種との相互作用を制
御して反応時の担持金属種の高分散化をはかり、TCE の
高転化率を達成した。
【0011】また、細孔容積が0.6ml/g 以上、表面積が
150m2/g 以上、細孔径 100〜1000Åの細孔が50%以上を
占めるアルミナを選択し、該アルミナの酸素の一部をハ
ロゲンに置換して使用することにより、TCE の転化率の
向上に有効であることを見いだした。
【0012】次に主成分としてMnおよび鉄族元素から
選ばれる少なくとも1種の元素と、副成分としてアルカ
リ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれる少な
くとも1種の元素を担持させる方法を採用することによ
り、担持した活性金属種の結晶化を抑制し、反応条件下
酸素を共存させることとあわせて、長期にわたっての活
性維持が可能となった。
【0013】すなわち本発明者らは、酸化アルミニウ
ム、ハロゲン化アルミニウム系触媒について鋭意検討を
重ねた結果、酸素の一部をハロゲンに置換したアルミナ
に、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる少な
くとも1種の元素と、副成分としてアルカリ土類元素お
よびランタノイド系元素から選ばれる少なくとも1種の
元素を担持させた触媒を用いて、TCE をフッ素化するこ
とにより、目的とする生成物を高収率で得、かつ高活性
を長期間にわたって維持可能であることを見いだし、本
発明を完成させるに至ったものである。
【0014】かくして本発明は、酸素の一部をハロゲン
に置換したアルミナに、主成分としてMnおよび鉄族元
素から選ばれる少なくとも1種の元素と、副成分として
アルカリ土類元素およびランタノイド系元素から選ばれ
る少なくとも1種の元素を担持させたフッ素化触媒の存
在下、TCE とフッ化水素とを気相で反応せしめることを
特徴とするTCE のフッ素化方法を新規に提供するもので
ある。
【0015】以下、本発明の詳細について実施例ととも
に説明する。本発明は、特定触媒の存在下、TCE の気相
フッ素化により、モノヒドロハロゲノエタン類(一般式
C2HFxCly、1≦x≦5、x+y=5)、特に2,2-ジクロ
ロ-1,1,1- トリフルオロエタン(HCFC-123)、2-クロロ
-1,1,1,2- テトラフルオロエタン(HCFC-124)、および
ペンタフルオロエタン(HFC-125 )を製造する方法に関
するものである。更に詳しく言えば、HCFC-123、HCFC-1
24、HFC-125 の中で、任意の目的生成物を選択的に高単
流収率で製造する方法に関するものである。例えば、HF
C-125 の生成を抑制した条件下、すなわちHCFC-123、HC
FC-124などのフッ素化反応が進んでいない生成物を選択
的に製造することも可能である。
【0016】気相のフッ素化触媒としては、酸素の一部
をハロゲンに置換したアルミナに、主成分としてMnお
よび鉄族元素から選ばれる少なくとも1種の元素と、副
成分としてアルカリ土類元素およびランタノイド系元素
から選ばれる少なくとも1種の元素を担持させた触媒を
使用する。あらかじめ酸素の一部、すなわち0.01〜90モ
ル%、好ましくは5〜60モル%の酸素をハロゲンに置換
したアルミナを使用することにより、アルミナと担持活
性金属種との相互作用を制御し、フッ素化活性種である
担持金属の高分散化をはかることができる。
【0017】上記の如き酸素の一部をハロゲンに置換す
べき原料アルミナとして、細孔容積が 0.6ml/g以上、表
面積が 150m2/g以上、平均細孔径 100〜1000Åの細孔が
50%以上を占めるような物性のアルミナを使用するのが
好ましい。すなわち、通常活性アルミナとして総称され
るものであって、非晶質ないしは、γ−アルミナ、η−
アルミナ、ベーマイトなどの構造を含むものなどが広範
囲にわたって例示され、また、これらの構造が混在して
いるものでも良い。
【0018】アルミナへのフッ素、塩素などハロゲンの
導入は、フッ化水素やトリクロロモノフルオロメタン
(CFC-11)、トリクロロトリフルオロエタン(CFC-113
)等、少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メ
タン、ハロゲン化エタン等に接触させることにより行な
うことができる。例えば、アルミナの重量に対し、総量
で0.1 〜2000倍重量のフッ化水素、ハロゲン化メタンな
どを、流通法により流すことにより、アルミナ中の格子
酸素の一部、すなわち0.01〜90モル%、好ましくは5〜
60モル%の酸素をハロゲンに置換することができる。
【0019】アルミナへのハロゲン導入にあたっては、
少なくともフッ素原子を1個含むハロゲン化メタン、ハ
ロゲン化エタン等を用いるのが好ましい。また、酸素と
ハロゲンの置換反応では、固相反応の発熱による触媒の
温度上昇を抑制するため、適宜、窒素やヘリウムなどの
不活性ガスで希釈しながら行なうことが好ましい。
【0020】金属担持量は0.1 〜20wt%、好ましくは1
〜10wt%が適当である。担持する金属は、主成分として
Mnおよび鉄族元素(Fe、Co、Ni)からなる群か
ら、また副成分としてMg、Ca等のアルカリ土類元素
およびLa、Ce等のランタノイド系元素からなる群か
ら、それぞれ選ばれる。主成分はフッ素化反応の活性種
として、副成分はハロゲン化酸化物の再結晶化を抑制し
活性を維持させるために添加される。主成分元素対副成
分元素の重量比としては、50:50 〜99.9:0.1、好ましく
は70:30 〜99:1が適当である。
【0021】担持方法は特に限定されないが、通常は、
担持する金属塩を水または有機溶媒に溶解したものを、
含浸法、スプレー法等により担持後、乾燥する方法が採
用される。
【0022】本発明において、気相の反応に供せられる
原料のTCE は、通常の市販品を使用し得る。安定剤等を
含まない高純度品の使用が、触媒の活性維持をはかる上
で好ましい。
【0023】反応圧力は、特に限定されず、常圧もしく
は加圧が適宜採用され得る。系内に存在するハロゲン化
炭化水素類およびフッ化水素が、反応系内で液化しない
ような条件を選ぶことが望ましい。反応温度は、 150〜
550℃、好ましくは 250〜 450℃の範囲から選定するこ
とが適当である。反応温度が高すぎると触媒寿命が短く
なり、反応温度が低すぎるとTCE の反応率が低下する。
接触時間は、通常 0.1〜 300秒、好ましくは 5〜60秒で
ある。
【0024】反応原料としてのフッ化水素とTCE の割合
は大幅に変動させ得る。通常は、目的とするモノヒドロ
ハロゲノエタン類への化学量論量〜10当量のフッ化水素
を使用して塩素原子を置換するのが適当である。出発物
質の全モル数に対して化学量論量よりかなり多い量、例
えば出発物質1モル当たり10モル以上のフッ化水素も使
用し得るが、反応の効率上、フッ化水素を大過剰供給し
たとしても、実質的なTCE の転化率の向上は期待できな
い。
【0025】また、触媒活性維持のため酸素をTCE に対
して0.1 〜10vol %共存させて反応を行なうことが好ま
しい。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を示すが、かかる説明
によって本発明がなんら限定されないことは勿論であ
る。
【0027】調製例1〜6 細孔容積が0.63ml/g、表面積が 310m2/g、平均細孔径 1
00〜1000Åの細孔が61%を占めるアルミナの1000gを乾
燥させて水分を除去した後、HF/N2の混合ガス気流中、
300〜 450℃でフッ素化した後、さらにトリクロロモノ
フルオロメタン(以下、CFC-11と略記する。)/HFの混
合ガス気流中、 250〜 300℃で塩素化フッ素化した。こ
れを、表1に示す両試薬を2リットルの水に溶解した水
溶液に浸漬後、乾燥・水分除去を行なった。再度CFC-11
/HF/N2混合ガス気流中、250〜300℃で塩素化フッ素化
して活性化した。
【0028】
【表1】
【0029】比較調製例1 1100gの特級試薬Al(NO3)3・9H2O 、 125gのCr(NO3)3・9
H2O 、及び40gのMg(NO3)2・6H2O を 2.5リットルの水に
溶解し、これと28wt%の水酸化アンモニウムの水溶液20
00gを撹拌をしながら、加熱した4リットルの水に添加
して水酸化物の沈殿を得た。この水酸化物を濾別し、純
水による洗浄、及び乾燥を行なった後、450℃で5時間
焼成して酸化物の粉末を得た。これを打錠成形機を用い
て直径 5mm、高さ 5mmの円筒状に成形した。こうして得
た触媒を反応前にHF/N2の混合ガス気流中、 300〜 450
℃でフッ素化した後、さらにCFC-11/HF/N2の混合ガス
気流中、 250〜 300℃で塩素化フッ素化して、活性化し
た。
【0030】比較調製例2〜3 細孔容積が0.63ml/g、表面積が 310m2/g、平均細孔径 1
00〜1000Åの細孔が61%を占めるアルミナの1000gを乾
燥させて水分を除去した後、HF/N2混合ガス気流中にて
300〜 450℃でフッ素化した後、さらにCFC-11/HF混合
ガス気流中、 250〜300 ℃で塩素化フッ素化した。この
塩素化フッ素化アルミナを、50g のCrCl3・6H2O(比較調
製例2)または50g のCoCl2・6H2O(比較調製例2)を2
リットルの水に溶解した水溶液に浸漬後、乾燥・水分除
去を行なった。さらに、CFC-11/HF/N2の混合ガス気流
中、 250〜 300℃で塩素化フッ素化して活性化した。
【0031】比較調製例4 細孔容積が0.63ml/g、表面積が 310m2/g、平均細孔径 1
00〜1000Åの細孔が61%占めるアルミナの1000gを、50
gのCoCl2・6H2O及び5gのCeCl3 を2リットルの水に溶
解した水溶液に浸漬後、乾燥・水分除去を行なった。CF
C-11/HF/N2の混合ガス気流中、 250〜 300℃で塩素化
フッ素化して活性化した。
【0032】実施例1 内径2.54cm、長さ 100cmのインコネル600 製U字型反応
管に、調製例1のようにして調製した触媒を 200ml充填
した。ガス化させたTCE 、酸素およびフッ化水素を、そ
れぞれ50ml/分、 2ml/分、 300ml/分で供給し、 360
℃に保持した。酸分を除去した後のガス組成をガスクロ
を用いて分析した。反応開始後3日後の反応成績ととも
に、同一条件で反応を 150日間継続した後の反応結果も
あわせて表2に示す。
【0033】表2において、R-110Sは、クロロペンタフ
ルオロエタン(CFC-115 )、テトラフルオロジクロロエ
タン(CFC-114、CFC-114a)、トリクロロトリフルオロ
エタン(CFC-113 、CFC-113a)、テトラクロロジフルオ
ロエタン(CFC-112 、CFC-112a)などのパーハロゲノエ
タン類の総和をさす。HCFC-122m は、1,2,2-トリクロロ
-1,1- ジフルオロエタン(HCFC-122)及び1,1,2-トリク
ロロ-1,2- ジフルオロエタン(HCFC-122a )の異性体の
総和を示す。HCFC-123m は、1,1-ジクロロ-2,2,2- トリ
フルオロエタン(HCFC-123)、1,2-ジクロロ-1,2,2- ト
リフルオロエタン(HCFC-123a )、及び1,1-ジクロロ-
1,2,2- トリフルオロエタン(HCFC-123b)の異性体の総
和をさす。またHCFC-124m は、1-クロロ-1,2,2,2- テト
ラフルオロエタン(HCFC-124)及び1-クロロ-1,1,2,2-
テトラフルオロエタン(HCFC-124a )の異性体の総和を
さす。(以下の各表において、同様に記載する)
【0034】
【表2】
【0035】表2から、 150日後でも反応活性はほとん
ど低下せず、初期の活性を維持可能であることがわかっ
た。また、R-125 の生成を3%以下に抑制することが可
能であることもわかった。
【0036】実施例2 調製例1で調製した触媒を使用し、反応温度を 330℃、
ガス化させたTCE 、酸素およびフッ化水素を、それぞれ
80ml/分、 2ml/分、 320ml/分で供給する他は実施例
1と同様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて
表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】表3から、R-124m、R-125 の生成量をそれ
ぞれ3%、1%に抑制することが可能であることがわか
る。
【0039】実施例3 調製例1で調製した触媒を使用し、反応温度を 390℃、
ガス化させたTCE 、酸素およびフッ化水素を、それぞれ
40ml/分、 2ml/分、 320ml/分で供給する他は実施例
1と同様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて
表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】表4から、R-124m、R-125 をそれぞれ43
%、27%生成させることが可能であることがわかる。表
2と表3の実施例1〜2の結果と合わせると、反応条件
の選定により、 TCEの転化率を高く保持したままHCFC-1
25および/またはHCFC-124の選択率を抑制することな
ど、生成物の選択率を広範に変えることが可能であるこ
とがわかる。
【0042】実施例4 調製例2で調製した触媒を使用する他は実施例1と同様
の条件で反応を行なった。反応開始後3日後の反応成績
とともに、同一条件で反応を 150日間継続した後の反応
結果もあわせて表5に示す。
【0043】
【表5】
【0044】実施例5 調製例3で調製した触媒を使用する他は実施例1と同様
の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて表6に示
す。
【0045】
【表6】
【0046】実施例6 調製例4で調製した触媒を使用して、反応温度を 360℃
とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。反
応開始後3日後の反応成績をまとめて表7に示す。
【0047】
【表7】
【0048】実施例7 調製例5で調製した触媒を使用して、反応温度を 360℃
とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。反
応開始後3日後の反応成績とともに、同一条件で反応を
150日間継続した後の反応成績をまとめて表8に示す。
【0049】
【表8】
【0050】実施例8 調製例6で調製した触媒を使用して、反応温度を 360℃
とする他は実施例1と同様の条件で反応を行なった。反
応成績をまとめて表9に示す。
【0051】
【表9】
【0052】比較例1〜3 比較調製例1で調製した触媒を使用して、反応温度を 3
30℃(比較例1)、60℃(比較例2)、 390℃(比較例
3)とし、それぞれガス化させた TCE、酸素およびフッ
化水素を表9に示すような反応条件にする他は実施例1
と同様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて表
10に示す。
【0053】
【表10】
【0054】実施例1〜3の反応条件等と比較して、比
較例1〜3ではR-110Sの生成量が多く、しかも反応温度
の低い側からR-124m、R-125 を生成し、その生成量の制
御は困難であることがわかる。
【0055】比較例4 比較調製例2で調製した触媒を使用して、実施例1と同
様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて表11
に示す。
【0056】
【表11】
【0057】本比較例でもR-110Sの生成量が多く、担持
系触媒でもR-124m、R-125 の生成量を抑制することが困
難であることがわかった。また、 150日間の反応後で
は、触媒の劣化が著しいことも分かった。
【0058】比較例5 比較調製例3で調製した触媒を使用して、実施例1と同
様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて表12
に示す。
【0059】
【表12】
【0060】本比較例の結果から、Coのみを担持した場
合、初期特性はCo・Ce二元系触媒と遜色ない成績である
が、 150日間の反応後では、触媒の劣化が著しいことが
わかった。
【0061】比較例6 比較調製例4で調製した触媒を使用して、実施例1と同
様の条件で反応を行なった。反応成績をまとめて表13
に示す。
【0062】
【表13】
【0063】酸素の一部をハロゲン置換しないアルミナ
を使用した場合、TCE の反応率が低く、しかもR-110Sの
生成量が比較的多いことがわかった。
【0064】
【発明の効果】本発明は、実施例に示した如くTCE のフ
ッ素化において、酸素の一部をハロゲンに置換したアル
ミナに、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる
少なくとも1種の元素を、副成分としてアルカリ土類元
素およびランタノイド系元素から選ばれる少なくとも1
種の元素を担持させた触媒を使用することにより、従来
知られている触媒よりも単流でのTCE の転化率を向上す
ること、しかも触媒の長寿命化が図られること、さらに
は2,2-ジクロロ-1,1,1- トリフルオロエタン(R-123
)、2-クロロ-1,1,1,2- テトラフルオロエタン(R-124
)、およびペンタフルオロエタン(R-125 )などの生
成物の選択率を目的とする量的比率にあわせて製造可能
であること、という効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 27/128 X 6750−4G C07C 17/08 17/20 // C07B 61/00 300

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素の一部をハロゲンに置換したアルミナ
    に、主成分としてMnおよび鉄族元素から選ばれる少な
    くとも1種の元素と、副成分としてアルカリ土類元素お
    よびランタノイド系元素から選ばれる少なくとも1種の
    元素を担持させたフッ素化触媒の存在下、テトラクロロ
    エチレンとフッ化水素とを気相で反応せしめることを特
    徴とするテトラクロロエチレンのフッ素化方法。
  2. 【請求項2】アルミナ中に含有される酸素の0.01〜90モ
    ル%をハロゲンに置換した後に、主成分元素及び副成分
    元素の担持を行なう請求項1のテトラクロロエチレンの
    フッ素化方法。
  3. 【請求項3】担持する金属成分のうち、主成分対副成分
    の重量比が50:50 〜99.9:0.1 である請求項1のテトラ
    クロロエチレンのフッ素化方法。
  4. 【請求項4】担持する金属量の総和がアルミナに対して
    0.01〜20wt%である請求項1のテトラクロロエチレンの
    フッ素化方法。
  5. 【請求項5】細孔容積が 0.6ml/g以上、表面積が 150m2
    /g以上、細孔径 100〜1000Åの細孔が50%以上を占める
    アルミナの酸素の一部がハロゲンに置換されている請求
    項1のテトラクロロエチレンのフッ素化方法。
  6. 【請求項6】反応を気相中常圧もしくは加圧下で、150
    ℃〜550 ℃の温度範囲で行なう請求項1のテトラクロロ
    エチレンのフッ素化方法。
  7. 【請求項7】フッ素化反応時、触媒の活性維持助剤とし
    て酸素を反応系に添加する請求項1のテトラクロロエチ
    レンのフッ素化方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08301800A (ja) * 1995-05-11 1996-11-19 Imperial Chem Ind Plc <Ici> ペンタフルオロエタンの製造方法及びペンタフルオロエタンに転化するのに適当な組成物
JP5146466B2 (ja) * 2007-12-14 2013-02-20 ダイキン工業株式会社 ペンタフルオロエタンの製造方法
CN116789516A (zh) * 2023-06-09 2023-09-22 浙江工业大学 一种由四氟二氯乙烷和甲烷共裂解一步制备2,3,3,3-四氟丙烯的方法

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