JPH059777Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH059777Y2 JPH059777Y2 JP10163986U JP10163986U JPH059777Y2 JP H059777 Y2 JPH059777 Y2 JP H059777Y2 JP 10163986 U JP10163986 U JP 10163986U JP 10163986 U JP10163986 U JP 10163986U JP H059777 Y2 JPH059777 Y2 JP H059777Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- lead
- layer
- cable
- shielding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は遮水型ゴムプラスチツク絶縁電力ケー
ブルの改良に関するものである。 〔従来の技術〕 ゴムプラスチツク絶縁電力ケーブルはケーブル
内への水の侵入により、水トリー、ボータイトリ
ー等の吸水劣化現象を起すとがよく知られてい
る。この吸水劣化現象は、ケーブルの最外層に設
けられたプラスチツク防食層を通して、或いは、
ケーブル端からケーブル内部に浸入する水が、ケ
ーブルの絶縁体上にトリー状の欠陥を発生させ、
絶縁破壊に至らしめるものである。 かかる吸水劣化現象を防止するためケーブルコ
アの直上に鉛箔の両面に導電層プラスチツクテー
プを積層したラミネートテープを縦添え包被し、
ラミネートテープの重ね合せ部を熱融着し且つラ
ミネートテープをケーブルコアと密着一体化させ
て遮水層を設けた遮水型ゴムプラスチツク絶縁電
力ケーブルを開発した(特公昭60−23854)。 〔考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような遮水型ゴムプラスチ
ツク絶縁電力ケーブルにおいても次のような問題
がある。 高温(90°〜130℃)で繰返しのヒートサイク
ルが加わると、ヒートサイクルによる絶縁体の
膨張・収縮により径方向に0〜5%の歪が発生
する。 鉛ラミネートテープは、ケーブルコア直上に
密着一体化して設けられているため、ヒートサ
イクル中鉛にも繰返し0〜5%の歪が加わり、
最終的には破談に至る。 かかる問題点を回避するためには、遮水型ゴム
プラスチツク絶縁電力ケーブルの遮水層の鉛箔の
疲労破断特性を向上させる必要がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記問題点を解決するため鋭意検討し
た結果なされたものであり、第1図、第2図にお
いて、導体8の外側に内部導電層7、ゴムプラス
チツク絶縁体層6、外部導電層5を順次設けてな
るゴムプラスチツク絶縁電力ケーブルの外部導電
層5上に、鉛箔の両面に導電性プラスチツクフイ
ルム9をラミネートしてなる鉛ラミネートテープ
からなる遮水層4を設けた遮水型ゴムプラスチツ
ク絶縁電力ケーブルにおいて、前記遮水層を構成
する鉛ラミネートテープの鉛箔として二枚以上の
鉛箔を重ね合せた鉛箔10を用いたことを特徴と
するものである。 鉛ラミネートテープを構成する重ね合せ鉛箔1
0の総厚は0.03〜0.10mm、導電性プラスチツクフ
イルム9の厚さは0.05〜0.2mmの範囲にあること
が望ましい。 鉛箔総厚を0.03〜0.10mmと規定したのは、0.03
mm以下の厚さでは、重ね合せ鉛箔の両面に導電性
プラスチツクフイルムを積層することが難しく、
そのため長尺遮水テープを製造できないこと、
又、0.10mm以上になると本考案からなる効果が少
なくなるため適当でないことによる。 本考案の鉛箔の応力緩和による疲労特性向上は
総厚が0.03〜0.10mm厚の重ね合せ鉛箔の両面に
0.03〜0.10mm厚の導電性プラスチツクフイルムを
ラミネートした鉛ラミネートテープを使用した時
に顕著である。 重ね合せ鉛箔は鉛箔圧延時に複数枚の鉛箔を一
度に圧延しても、ラミネートテープ製造時に複数
枚の鉛を重ね合せ、その両面に導電性プラスチツ
クフイルムをラミネートしてもよい。 〔作用〕 而して、上記構成からなる遮水型ゴムプラスチ
ツク絶縁電力ケーブルが疲労破断特性に優れてい
る理由は次の事由からなる。即ち、一枚の鉛箔の
両側に導電性プラスチツクフイルムをラミネート
した鉛ラミネートテープをケーブルコアに密着一
体化させて遮水層となしたケーブルでは、ケーブ
ルのヒートサイクルによつて発生する歪が、その
まま、鉛箔に使用する(第3図a)が、遮水層の
鉛ラミネートテープの鉛箔として2枚以上の鉛箔
を重ね合せた鉛箔10を使用した場合重ね合せ鉛
箔間で歪が緩和されその結果、2枚重ね鉛箔の両
面に導電性プラスチツクフイルム9を積層したラ
ミネートテープをケーブルコアに密着一体化させ
て遮水層となしたケーブルでは、ケーブルヒート
サイクル中の歪は下側の鉛箔には生ずるがこの下
側鉛箔で歪が吸収されるため上側の鉛箔には殆ど
歪が発生しない(第3図b)こととなる。従つて
下側鉛箔に疲労亀裂が発生しても、上側鉛箔には
亀裂が生じないこととなり、遮水層としての機能
はそこなわずにケーブルヒートサイクルに伴う遮
水層の疲労寿命が著しく改善されるものである。 又、重ね合せ鉛箔を使用しているため、一枚の
鉛箔にピンホールや亀裂が存在しても、そこから
水や薬品が侵入することがなく、遮水性能も著し
く向上するものである。 〔実施例〕 次に本考案の実施例を第1図及び第4図を用い
て説明する。 69KV遮水型CVケーブル(アルミ導体1200mm2)
の製造に際し、ケーブル外部導電層5上に第1表
に示す鉛ラミネートテープを縦添え包被し遮水層
4とした後、導電布テープを巻き付け導電テープ
層3とした後、加熱して鉛ラミネートテープをケ
ーブル外部導電層に密着一体化させたあとその外
側に金属遮蔽層2として1.6mmφの軟銅線50本
をらせん巻きしたあとPVC防食層1を設けてケ
ーブルを完成させた。上記ケーブルをコンジツト
パイプの中に引き入れコンジツトパイプの両端を
密閉し、導体通電で導体温度130℃,8時間ON
16時間OFFのヒートサイクルを行なつた。ヒ
ートサイクル50回、100回、150回後にケーブルを
解体し、遮水層4に亀裂が入つているか否かを評
価した。得られた結果を第1表に併記したが、本
考案のケーブルでは、ヒートサイクル150回後も、
遮水層に亀裂が見られなかつたが(但し、2枚の
鉛箔の内、ケーブルコア側の鉛箔には亀裂有)、
比較例1では、100回のヒートサイクルで遮水層
に亀裂が見られた。 上記ヒートサイクル100回後のケーブルを用い、
遮水層まで残し他の外側被覆物を除去したものを
第4図に示すような水槽に浸漬し、0.5Kg/cm2を
24時間負荷した。しかるのち遮水層を除去し、外
部導電層の水分量をDupontの固体水分計を使用
して測定した。 その結果、本考案のケーブルでは、外部導電層
の水分量はオリジナルのものと殆ど変わらないか
それ以下であつたのに対し、比較例のケーブルで
は著しい水分の増加が見られ遮水層の亀裂を通し
て水の浸入があつたことが明らかとなつた。
ブルの改良に関するものである。 〔従来の技術〕 ゴムプラスチツク絶縁電力ケーブルはケーブル
内への水の侵入により、水トリー、ボータイトリ
ー等の吸水劣化現象を起すとがよく知られてい
る。この吸水劣化現象は、ケーブルの最外層に設
けられたプラスチツク防食層を通して、或いは、
ケーブル端からケーブル内部に浸入する水が、ケ
ーブルの絶縁体上にトリー状の欠陥を発生させ、
絶縁破壊に至らしめるものである。 かかる吸水劣化現象を防止するためケーブルコ
アの直上に鉛箔の両面に導電層プラスチツクテー
プを積層したラミネートテープを縦添え包被し、
ラミネートテープの重ね合せ部を熱融着し且つラ
ミネートテープをケーブルコアと密着一体化させ
て遮水層を設けた遮水型ゴムプラスチツク絶縁電
力ケーブルを開発した(特公昭60−23854)。 〔考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような遮水型ゴムプラスチ
ツク絶縁電力ケーブルにおいても次のような問題
がある。 高温(90°〜130℃)で繰返しのヒートサイク
ルが加わると、ヒートサイクルによる絶縁体の
膨張・収縮により径方向に0〜5%の歪が発生
する。 鉛ラミネートテープは、ケーブルコア直上に
密着一体化して設けられているため、ヒートサ
イクル中鉛にも繰返し0〜5%の歪が加わり、
最終的には破談に至る。 かかる問題点を回避するためには、遮水型ゴム
プラスチツク絶縁電力ケーブルの遮水層の鉛箔の
疲労破断特性を向上させる必要がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は上記問題点を解決するため鋭意検討し
た結果なされたものであり、第1図、第2図にお
いて、導体8の外側に内部導電層7、ゴムプラス
チツク絶縁体層6、外部導電層5を順次設けてな
るゴムプラスチツク絶縁電力ケーブルの外部導電
層5上に、鉛箔の両面に導電性プラスチツクフイ
ルム9をラミネートしてなる鉛ラミネートテープ
からなる遮水層4を設けた遮水型ゴムプラスチツ
ク絶縁電力ケーブルにおいて、前記遮水層を構成
する鉛ラミネートテープの鉛箔として二枚以上の
鉛箔を重ね合せた鉛箔10を用いたことを特徴と
するものである。 鉛ラミネートテープを構成する重ね合せ鉛箔1
0の総厚は0.03〜0.10mm、導電性プラスチツクフ
イルム9の厚さは0.05〜0.2mmの範囲にあること
が望ましい。 鉛箔総厚を0.03〜0.10mmと規定したのは、0.03
mm以下の厚さでは、重ね合せ鉛箔の両面に導電性
プラスチツクフイルムを積層することが難しく、
そのため長尺遮水テープを製造できないこと、
又、0.10mm以上になると本考案からなる効果が少
なくなるため適当でないことによる。 本考案の鉛箔の応力緩和による疲労特性向上は
総厚が0.03〜0.10mm厚の重ね合せ鉛箔の両面に
0.03〜0.10mm厚の導電性プラスチツクフイルムを
ラミネートした鉛ラミネートテープを使用した時
に顕著である。 重ね合せ鉛箔は鉛箔圧延時に複数枚の鉛箔を一
度に圧延しても、ラミネートテープ製造時に複数
枚の鉛を重ね合せ、その両面に導電性プラスチツ
クフイルムをラミネートしてもよい。 〔作用〕 而して、上記構成からなる遮水型ゴムプラスチ
ツク絶縁電力ケーブルが疲労破断特性に優れてい
る理由は次の事由からなる。即ち、一枚の鉛箔の
両側に導電性プラスチツクフイルムをラミネート
した鉛ラミネートテープをケーブルコアに密着一
体化させて遮水層となしたケーブルでは、ケーブ
ルのヒートサイクルによつて発生する歪が、その
まま、鉛箔に使用する(第3図a)が、遮水層の
鉛ラミネートテープの鉛箔として2枚以上の鉛箔
を重ね合せた鉛箔10を使用した場合重ね合せ鉛
箔間で歪が緩和されその結果、2枚重ね鉛箔の両
面に導電性プラスチツクフイルム9を積層したラ
ミネートテープをケーブルコアに密着一体化させ
て遮水層となしたケーブルでは、ケーブルヒート
サイクル中の歪は下側の鉛箔には生ずるがこの下
側鉛箔で歪が吸収されるため上側の鉛箔には殆ど
歪が発生しない(第3図b)こととなる。従つて
下側鉛箔に疲労亀裂が発生しても、上側鉛箔には
亀裂が生じないこととなり、遮水層としての機能
はそこなわずにケーブルヒートサイクルに伴う遮
水層の疲労寿命が著しく改善されるものである。 又、重ね合せ鉛箔を使用しているため、一枚の
鉛箔にピンホールや亀裂が存在しても、そこから
水や薬品が侵入することがなく、遮水性能も著し
く向上するものである。 〔実施例〕 次に本考案の実施例を第1図及び第4図を用い
て説明する。 69KV遮水型CVケーブル(アルミ導体1200mm2)
の製造に際し、ケーブル外部導電層5上に第1表
に示す鉛ラミネートテープを縦添え包被し遮水層
4とした後、導電布テープを巻き付け導電テープ
層3とした後、加熱して鉛ラミネートテープをケ
ーブル外部導電層に密着一体化させたあとその外
側に金属遮蔽層2として1.6mmφの軟銅線50本
をらせん巻きしたあとPVC防食層1を設けてケ
ーブルを完成させた。上記ケーブルをコンジツト
パイプの中に引き入れコンジツトパイプの両端を
密閉し、導体通電で導体温度130℃,8時間ON
16時間OFFのヒートサイクルを行なつた。ヒ
ートサイクル50回、100回、150回後にケーブルを
解体し、遮水層4に亀裂が入つているか否かを評
価した。得られた結果を第1表に併記したが、本
考案のケーブルでは、ヒートサイクル150回後も、
遮水層に亀裂が見られなかつたが(但し、2枚の
鉛箔の内、ケーブルコア側の鉛箔には亀裂有)、
比較例1では、100回のヒートサイクルで遮水層
に亀裂が見られた。 上記ヒートサイクル100回後のケーブルを用い、
遮水層まで残し他の外側被覆物を除去したものを
第4図に示すような水槽に浸漬し、0.5Kg/cm2を
24時間負荷した。しかるのち遮水層を除去し、外
部導電層の水分量をDupontの固体水分計を使用
して測定した。 その結果、本考案のケーブルでは、外部導電層
の水分量はオリジナルのものと殆ど変わらないか
それ以下であつたのに対し、比較例のケーブルで
は著しい水分の増加が見られ遮水層の亀裂を通し
て水の浸入があつたことが明らかとなつた。
本考案は、上記実施例に見るように遮水型ゴム
プラスチツク絶縁電力ケーブルの遮水層に重ね合
せ鉛箔の両面に導電性プラスチツクテープをラミ
ネートしてなる鉛ラミネートテープを使用するこ
とによりケーブルヒートサイクルに伴う疲労寿
命の著しい向上、鉛ラミネートテープの鉛箔と
して2枚以上の重ね合せの鉛箔使用による遮水性
能の著しい向上が得られ、実用上極めて有益であ
る。
プラスチツク絶縁電力ケーブルの遮水層に重ね合
せ鉛箔の両面に導電性プラスチツクテープをラミ
ネートしてなる鉛ラミネートテープを使用するこ
とによりケーブルヒートサイクルに伴う疲労寿
命の著しい向上、鉛ラミネートテープの鉛箔と
して2枚以上の重ね合せの鉛箔使用による遮水性
能の著しい向上が得られ、実用上極めて有益であ
る。
第1図は本考案からなる遮水型ゴムプラスチツ
ク絶縁電力ケーブルの断面図、第2図は遮水層の
拡大断面図、第3図は遮水層内外の応力のかかり
具合を示した模式図、第4図は水分浸漬試験装置
の概略図である。 4……遮水層、9……導電性プラスチツクフイ
ルム、10……重ね合せ鉛箔。
ク絶縁電力ケーブルの断面図、第2図は遮水層の
拡大断面図、第3図は遮水層内外の応力のかかり
具合を示した模式図、第4図は水分浸漬試験装置
の概略図である。 4……遮水層、9……導電性プラスチツクフイ
ルム、10……重ね合せ鉛箔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導体の外側に内部導電層、絶縁体層、外部導
電層を順次設けてなるゴムプラスチツク絶縁電
力ケーブルの外部導電層上に、鉛箔の両面に導
電性プラスチツクフイルムをラミネートしてな
る鉛ラミネートテープからなる遮水層を設けて
なる遮水型ゴムプラスチツク絶縁電力ケーブル
において、前記遮水層を形成する鉛ラミネート
テープの鉛箔として二枚以上の鉛箔を重ね合せ
た鉛箔を用いたことを特徴とする遮水型ゴムプ
ラスチツク絶縁電力ケーブル。 (2) 遮水層を構成する重ね合せ鉛箔の総厚が0.03
〜0.10mm、導電性プラスチツクフイルムの暑さ
が0.05〜0.2mmの範囲にあることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の遮水型ゴ
ムプラスチツク絶縁電力ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10163986U JPH059777Y2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10163986U JPH059777Y2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS638529U JPS638529U (ja) | 1988-01-20 |
| JPH059777Y2 true JPH059777Y2 (ja) | 1993-03-10 |
Family
ID=30972549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10163986U Expired - Lifetime JPH059777Y2 (ja) | 1986-07-02 | 1986-07-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059777Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-07-02 JP JP10163986U patent/JPH059777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS638529U (ja) | 1988-01-20 |
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