JPH0597789A - α−ヒドロキシグリシンアミド誘導体及びその製造方法 - Google Patents

α−ヒドロキシグリシンアミド誘導体及びその製造方法

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JPH0597789A
JPH0597789A JP3256536A JP25653691A JPH0597789A JP H0597789 A JPH0597789 A JP H0597789A JP 3256536 A JP3256536 A JP 3256536A JP 25653691 A JP25653691 A JP 25653691A JP H0597789 A JPH0597789 A JP H0597789A
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mmol
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solvent
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JP3256536A
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Kenji Hayakawa
謙二 早川
Genji Iwasaki
源司 岩崎
Shinichiro Matsunaga
伸一郎 松永
Toshio Kokubo
利雄 小久保
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NIPPON CHIBAGAIGII KK
Ciba Geigy Japan Ltd
Original Assignee
NIPPON CHIBAGAIGII KK
Ciba Geigy Japan Ltd
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラセミ化を伴わないでアミノ酸又はペプチド
のC−末端カルボキシル基をアミド化することができる
アミド化剤を得る。 【構成】 次の式(I): 【化1】 (式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、低級アルケ
ニル基、低級アルキニル基、又はアルキル基によりもし
くはアルキル基と芳香族基とにより置換されたシリル基
を表わし;R2 は水素原子又はアミノ保護基を表わす)
により表わされるα−ヒドロキシグリシンアミド誘導
体、及びその塩、その製造方法、並びにこの化合物を用
いてアミノ酸もしくはペプチド又はこれらの誘導体のC
−末端カルボキシル基をアミド化する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はα−ヒドロキシグリシン
誘導体及びその塩に関し、この化合物はC−末端アミド
化ペプチドの製造のために有用である。
【0002】
【従来の技術】生理活性のためにC−末端がアミド化さ
れていることを必須とする種々のペプチド性生理活性物
質が知られている。これらの生理活性ペプチドの例とし
てメラニン細胞刺激ホルモン放出抑制ホルモン(Pro-Le
u-Gly-NH2)〔R.M.G.Nairら、Biochem.Biophys.Res.Comm
un., 43 , 1376(1971);M.E.Celis ら、Pro.Nat.Acad.S
ci., USA, 68, 1428(1971)、甲状腺刺激ホルモン放出ホ
ルモン(Pyro・Glu-His-Pro-NH2)〔K.Folkers ら、Bioc
hem.Biophys.Res.Commum., 37 , 123, 705(1969);Endo
crinol., 86 , 1143(1970);R.Burgusら、Compt.Rend.A
cad.Sci., 269 ,1870(1969);Nature, 226 , 321(197
0)、等が挙げられる。
【0003】これらの生理活性C−末端アミド化ペプチ
ドの製造方法としては、ペプチドのC−末端のカルボキ
シル基をアンモニアによりアミド化する方法〔Zhang Ho
ngliang ら、Yiyao Gongye 3 , 3(1983);Chem.Abst.9
9, 639(1983) ;Vlassa M., Rev.Roum.Chim., 21 , 455
(1976) ;Rivaille Pierreら、Helv.Chim.Acta 54 ,355
(1971) ;Folkers Karlら、J.Med.Chem. 14, 475-6(197
1) ;Beyerman, H.Cら、Rect.Trav.Chim.Pays-Bus, 90
, 791(1971) ;Folkers Karlら、Chem.Abst., 79, 459
(1973) 〕、グリシンアミド又はプロリンアミドとの化
学的又は酵素的縮合反応による方法〔Muro Tetsuo ら、
Agric.Biol.Chem., 51, 1207(1987);Flouret George,
J.Med.Chem., 13 , 843(1970) ;Flouret George, Che
m.Abst., 75, 246(1971) ;Wissmann Hans ら、Chem.Ab
st., 76, 449(1972) ;H.Chitoshiら、Biochem.Biophy
s.Res.Commun., 60 , 1345(1974);Kurath P. ら、Hel
v. Chim.Acta., 56, 1656(1973);Bienert Michael
ら、Chem.Abst.86, 455(1976) ;Bienert M., Pharmazi
e 32, 397(1977) 〕が知られている。
【0004】しかしながら、前記の化学的方法において
は、保護されたC−末端カルボキシル基とアンモニアガ
スとを反応せしめる方法であり、この場合光学活性ペプ
チドのラセミ化を促進するため、ラセミ化を伴わずにC
−末端をアミド化することはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明はラセミ
化を伴わないでペプチドのC−末端アミド化を行うため
の新規な手段を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく種々検討した結果、次の式(I):
【化3】 で示される化合物をアミノ基供与体として使用すること
により、C−末端カルボキシル基が保護されていないペ
プチドの該カルボキシル基を、ラセミ化を伴わないでア
ミド化できることを見出し、本発明を完成した。
【0007】従って本発明は、次の式(I):
【化4】 (式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、低級アルケ
ニル基、低級アルキニル基、ベンジル基又はアルキル基
によりもしくはアルキル基と芳香族基とにより置換され
たシリル基を表わし;R2 は水素原子又はアミノ保護基
を表わす)により表わされるα−ヒドロキシグリシンア
ミド誘導体、及びその塩を提供する。
【0008】本発明はさらに、前記のα−ヒドロキシグ
リシンアミド誘導体又はその塩の製造方法であって、次
の式(II):
【化5】 〔式中、R1 及びR2 は式(I)において定義したのと
同じ意味を有し、そしてR3 は水素原子又はカルボキシ
ル保護基である〕で表わされるα−ヒドロキシグリシン
誘導体を溶媒中アンモニアで処理し、所望によりアミノ
保護基を除去し、そして所望により得られた化合物をそ
の塩に転換することを特徴とする方法を提供する。
【0009】本発明はさらに、アミノ酸もしくはペプチ
ドを又はこれらの誘導体を前記のα−ヒドロキシグリシ
ン誘導体と反応せしめることを特徴とするC−末端アミ
ド化ペプチドの製造方法を提供する。
【0010】
【具体的な説明】本発明において、R1 の低級アルキル
基は6個以下、好ましくは4個以下の炭素原子を有する
アルキル基であり、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、分岐していてもよいペンチル
基又は分岐していてもよいヘキシル基である。
【0011】R1 の低級アルケニル基は、炭素原子数6
個以下、そして好ましくは4個以下のアルケニル基であ
り、例えばエテニル基、アリル基、任意の位置に二重結
合を有するブテニル基等である。R1 の低級アルキニル
基は、炭素原子数6個以下、そして好ましくは4個以下
のアルキニル基、例えばエチニル基、等である。
【0012】R1 の低級アルキル基により置換されたシ
リル基は、1〜3個の低級アルキル基により置換された
シリル基であり、この場合の低級アルキル置換基は、R
1 について前に記載した低級アルキル基のいずれか、又
はそれらの組合せである。低級アルキル基により置換さ
れたシリル基は、好ましくはtert−ブチルジメチル
シリル基である。アルキル及び芳香族基により置換され
たシリル基は、前記のアルキル基及びフェニル基により
置換されたシリル基であり、例えばtert−ブチルジ
フェニルシリル基である。
【0013】R2 のアミノ保護基としては、アミノ酸又
はペプチド化学の分野において常用されている保護基を
使用することができ、例えばオキシカルボニル型保護
基、例えばベンジルオキシカルボニル(Cbz−)、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル〔Z(OMe)
−〕、tert−ブトキシカルボニル(Boc−)、又
は2−ビフェニルイソプロポキシカルボニル(Bpoc
−)等;アシル型保護基、例えばHCO−、フタレート
基(Pht−)、又はo−ニトロフェニルチオ基(Np
s−)等;あるいはアルキル基保護基、例えばトリフェ
ニルメチル基(Trt−)等を用いることができる。
【0014】本発明のα−ヒドロキシグリシンアミド誘
導体の塩は酸付加塩であり、例えば無機塩、例えばハロ
ゲン化水素酸塩、例えば弗化水素酸塩、塩酸塩もくしは
臭化水素酸塩、硝酸塩、硫酸塩、又はリン酸塩、あるい
は有機酸塩、例えば蟻酸塩、酢酸塩、等が挙げられる。
【0015】本発明の式(I)により示される化合物
は、例えば、次の式(II)
【化6】 〔式中、R1 及びR2 は式(I)において定義したのと
同じ意味を有し、そしてR3 は水素又はカルボニル保護
基である〕で表わされるα−ヒドロキシグリシン誘導体
を溶媒中でアンモニアで処理し、所望によりアミノ保護
基R2 を除去することにより製造することができる。
【0016】カルボニル保護基R3 はアンモニアによる
処理によりアミノ基により置換され得る常用のカルボキ
シ保護基であり、例えば、低級アルキルオキシ基、例え
ばメトキシ基(−OMe)、エトキシ基(−OEt)、
ベンジルオキシ基(−OBzl)又はtert−ブトキ
シ基(−OtBu)、あるいはアリールオキシ基、例え
ばp−ニトロフェノキシ基(−ONp)、等である。
【0017】反応のための溶媒としては、低級アルコー
ル、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、エ
ーテル、例えばメチルエチルエーテル、ジエチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、等、常用の有機溶媒を使用
することができる。反応は式(II)で示される化合物を
前記の溶媒に溶解した溶液にアンモニアを、例えば−7
8℃〜40℃、好ましくは0℃〜25℃、例えば室温に
おいて、減圧下、常圧下又は加圧下で、吹き込むことに
より行うことができる。
【0018】この反応により、R2 がアミノ保護基であ
る本発明の化合物(I)が得られる。この化合物からR
2 のアミノ保護基を除去してR2 が水素である本発明の
化合物(I)を得るには、アミノ保護基R2 の種類に応
じて通常の脱保護処理を行えばよい。例えば保護基R2
がベンジルオキシカルボニル、P−メトキシベンジルオ
キシカルボニル等である場合、水素化触媒、例えばパラ
ジウム/炭素等の存在下で水素ガスで処理することによ
り脱保護を行うことができる。また保護基R2 がter
t−ブトキシカルボニルである場合、塩酸/ジオキサン
により脱保護を行うことができる。本発明の化合物
(I)の塩は、例えば前記脱保護処理を、酸、例えば塩
酸の存在下で行なうことにより製造することができる。
【0019】中間体化合物(II)の内R1 が水素原子で
ない化合物は、例えば次の2つの方法により製造するこ
とができる。1つは式(II)で示される化合物の内R1
が水素である化合物に水素以外のR1 を導入することに
より製造することができる。水素以外の基R1 の導入
は、対応する基の官能性誘導体、例えばハロゲン誘導体
により行うことができる。例えば低級アルキル置換シリ
ル基の導入のためにはシリル基のハロゲン化物により、
例えばtert−ブトキシジメチルシリル基の導入には
塩化tert−ブチルジメチルシリルを用いることがで
きる。この反応はジメチルホルムアミド等の溶媒中0℃
〜30℃の温度において行うことができる。
【0020】また、低級アルケニル又は低級アルキニル
基の導入のためには対応するアルケン又はアルキンのハ
ロゲン誘導体を用いることができ、例えばアリル基の導
入のためには、酸化銀のごとき触媒の存在下ヨウ化アリ
ルのごときハロゲン化アリルを用いて行うことができ
る。この反応は、例えばジメチルホルムアミド等の溶媒
中、−10℃〜50℃、好ましくは0℃〜25℃におい
て行うことができる。
【0021】R1 が水素でない中間体化合物(II)を製
造するための他の方法は、R1 及びR3 が共に水素原子
である式(II)の化合物を、低級アルコール、例えばメ
タノール又はエタノールを溶媒として用いて塩化チオニ
ルにより処理する方法であり、この場合にはR1 及びR
3 が同一であり且つ前記低級アルコール溶媒に対応する
低級アルキル基である式(II)の化合物が得られる。こ
の反応は−10℃〜40℃、好ましくは0℃〜25℃に
おいて行うことができる。
【0022】R1 が水素である式(II)の中間体は、例
えば次の2つの方法により製造することができる。一方
の方法によれば、グリセルアルデヒドCHO−COOH
をアミノ保護基R2 により保護されたアミンR2 NH2
と反応せしめることにより得られる。この反応は、例え
ばアセトン、エーテル等の溶媒中で20℃〜75℃に
て、例えばPhilip X.Masciantonio ら、米国特許No.
3,668,121;Stanlen D.Young ら、J.Am.Chem.
Soc.111 , 1933(1989)により記載されている方法により
行うことができる。この場合、R1 及びR3 が共に水素
原子である式(II)の化合物が得られる。
【0023】R1 が水素である式(II)の中間体を製造
するための他の方法は、次の式(III ):
【化7】 〔式中、R3 は式(II)において定義したのと同じ意味
を有し、そしてR4 は低級アルキル基を表わす〕により
示される化合物を、アミノ保護基R2 により保護された
アミンR2 NH2 と反応せしめる方法である。この反応
は、例えばテトラヒドロフラン等の溶媒中で20℃〜8
0℃の温度、例えば使用した溶媒の還流温度において行
うことができる。なお、前記R4 の低級アルキル基はR
1 の低級アルキル基と同じ意味を有する。
【0024】こうした得られた、式(I)で示される本
発明のヒドロキシグリシン誘導体を用いてペプチド又は
アミノ酸誘導体のC−末端のアミド化を行うことができ
る。このためには、式(I)の化合物と、C−末端が保
護されていないペプチドとを、非プロトン性溶媒、例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)、ヘキサンメチルリ
ン酸トリアミド(HMPA)、ジメチルスルホキシド
(DMSO)等の中で、脱水縮合剤、例えばジシクロヘ
キシルカルボジイミド(DCC)、水溶性カルボジイミ
ド(WSCD)の存在下で反応させる。反応は、好まし
くは−50℃〜室温の範囲内で行う。
【0025】この方法は、例えば、C−末端がアミド化
された生理活性ペプチド、例えばメラニン細胞刺激ホル
モン放出抑制ホルモン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモ
ン、カルシトニン類、例えばヒトカルシトニン、サケカ
ルシトニン等の製造のために使用することができる。
【0026】次に、実施例により本発明をさらに具体的
に説明する。実施例1. 1−1 α−ヒドロキシ−N−tert−ブトキシカルボニルグ
リシンメチルエステル(4.11g,20mmol) とイミ
ダゾールを室温でDMFにとかし0℃に冷却した。更に
その溶液にその温度で塩化tert−ブチルジメチルシ
リルを加え、10分間攪拌した。溶液を室温に戻して1
時間攪拌した後、飽和食塩水を加え酢酸エチルにより抽
出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去した。
【0027】得られた油状物質をエタノール(50ml)
に溶かしその溶液に0℃で過剰のアンモニアを吹き込ん
だ後、余剰のアンモニアを減圧下で取り除き、さらにエ
タノールを留去して得た粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、目的とするα−te
rt−ブチルジメチルシリルオキシ−N−tert−ブ
トキシカルボニルグリシンアミド(6.10g,qua
nt.)を得た。1HNHR δ(CDCl3) 0.16(s,3H), 0.21
(s,3H), 0.92(s,9H), 5.46(d,1H,J=9Hz), 5.63(d,1H,J=
9Hz), 6.22-6.82(br,2H)
【0028】1−2 前記1−1の出発物質であるα−ヒドロキシ−N−te
rt−ブトキシカルボニルグリシンメチルエステルは次
の様にして製造した。カルバミン酸tert−ブチル
(2.83g,23.6mmol)とグリオキシル酸一水和
物(2.02g,21.5mmol)をアセトン(50ml)
に溶かし、一昼夜還流した。次にその溶液を0℃に冷却
し、その温度で過剰のジアゾメタン−エーテル溶液と処
理し、溶媒を留去した。
【0029】その後飽和食塩水を加えクロロホルムによ
り抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒
を留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーにより精製し、目的とするα−ヒドロキシ
−N−tert−ブトキシカルボニルグリシンメチルエ
ステル(2.56g,58%)を得た。1 HNMR δ(CDCl3) 1.46(s,9H),1.65(br s,1H), 3.84(s,3
H), 5.27-5.52(br,1H),5.59-5.90(br,1H) IR(NaCl) 1755(s), 1690(s), 1528(s)cm-1
【0030】1−3 前記1−1の出発物質であるα−ヒドロキシ−N−te
rt−ブトキシカルボニルグリシンメチルエステルを、
1−2とは別の方法によって製造した。カルバミン酸t
ert−ブチル(11.35g,95.0mmol)と1−
ヒドロキシ−1−メトキシ酢酸メチルエステル(14.
35g,119.5mmol)を無水THF(50ml)に溶
かして一昼夜還流した。その後いったん室温に戻して1
−ヒドロキシ−1−メトキシ酢酸メチルエステル(1.
15g,9.6mmol)を加え、更に8時間還流した。反
応溶液が室温に戻るまで放置した後、溶媒を留去し得ら
れた粗生成物をクロロホルム−ヘキサン溶液から再結晶
して、純粋なα−ヒドロキシ−N−tert−ブトキシ
カルボニルグリシンメチルエステル(16.42g,8
4%)を得た。
【0031】実施例2.前記1−2又は1−3に従って
製造したα−ヒドロキシ−N−tert−ブトキシカル
ボニルグリシンメチルエステル(1.21g,5.9mm
ol)をDMF(10ml)に溶かし、室温で酸化銀(1.
04g,4.5mmol)及びヨウ化ベンジル(1.99
g,9.1mmol)を加えた。そのまま室温で一昼夜攪拌
した後、沈澱をろ別し母液に水を加えて酢酸エチルで抽
出した。抽出溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより粗精製した。
【0032】得られた油状物質をエタノール(50ml)
に溶かしその溶液に0℃で過剰のアンモニアを吹き込ん
だ後、余剰のアンモニアを減圧下で取り除き、溶媒を留
去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製し、α−ベンジルオキシ−N−te
rt−ブトキシカルボニルグリシンアミド(0.397
g,22%)を得た。 m.p. 115−120 ℃1 HNMR δ(CDCl3) 1.44(s,9H), 4.61(d,1H,J=11.3Hz),
4.79(d,1H,J=11.3Hz), 5.4(d,1H,J=9.0Hz), 5.75(brd,1
H,J=9.0Hz), 6.00(br,1H), 6.52(br,1H), 7.35(s,5H) IR(NaCl) 1698(s), 1664(s), 1502(s), 732(m), 695
(m) cm-1 元素分析値 (C14H20O4N2):Cacld.C:59.99, H:7.19, N:
9.99 Obsd. C:59.94, H:7.33, N:10.28
【0033】実施例3.前記1−2又は1−3に従って
製造したα−ヒドロキシ−N−tert−ブトキシカル
ボニルグリシンメチルエステル(2.07g,10.1
mmol)をDMF(20ml)に溶かし、室温で酸化銀
(1.39g,6.0mmol)及びヨウ化アリル(1.2
ml,12.9mmol)を加えた。そのまま室温で一昼夜攪
拌した後、沈澱をろ別し母液に水を加えて酢酸エチルで
抽出した。抽出溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を留去して更にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加
え、酢酸エチルにより抽出し反応副生成物であるヨウ素
を取り除いた。
【0034】得られた油状物質をエタノール(50ml)
に溶かしその溶液に0℃で過剰のアンモニアを吹き込ん
だ後、余剰のアンモニアを減圧下で取り除き、溶媒を留
去し得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、α−アリルオキシ−N−tert
−ブトキシカルボニルグリシンアミド(0.625g,
27%)を得た。1 HNMR δ(CDCl3) 1.45(s,9H), 4.14(dd,2H,J=7.2,1.8H
z), 5.11-5.56(m,3H), 5.70-6.20(m,2H), 6.33-7.01(m,
2H) IR(CDCl3) 2975(w), 1705(s, br), 1498(m), 990(sh.
w) cm -1
【0035】実施例4. 4−1 α−ヒドロキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ン(4.44g,19.7mmol)をメタノール(20m
l)に溶かした溶液に、0℃で塩化チオニル(2.9m
l,40.0mmol)を滴下してその温度で30分攪拌
し、さらに室温で2時間攪拌した。その後溶媒を留去し
得られた粗生成物をメタノール(50ml)に溶かした溶
液を0℃に冷却し、過剰のアンモニアを吹き込んだ。
【0036】反応終了後、余剰のアンニモアを減圧下で
除去し溶媒を留去して得た白色結晶を、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、α−メトキシ−
N−ベンジルオキシカルボニルグリシンアミド(3.4
2g,73%)を得た。 m.p. 110−112 ℃1 HNMR δ(CDCl3) 3.44(s,3H), 5.16(s,2H), 5.31(d,1H,
J=8.8Hz), 5.45-5.98(br,2H), 6.28-6.68(br,1H), 7.36
(s,5H) IR(NaCl) 1680(s. br), 1540(s), 1520(s), 860(m), 7
00(m) cm-1 元素分析値 (C11H14O4N2):Calcd.C:55.46, H:5.92, N:1
1.76 Obsd. C:55.70, H:5.94, N:11.58
【0037】4−2 前記1−4における出発物質α−ヒドロキシ−N−ベン
ジルオキシカルボニルグリシンは次のようにして製造し
た。カルバミン酸ベンジル(30.24g,0.2mol)
とグリオキシル酸一水和物(20.26g,0.22mo
l)をジエチルエーテル(200ml)に溶かし、室温で一
昼夜攪拌した後、生成した結晶をろ過、続くエーテル洗
浄によって純粋なα−ヒドロキシ−N−ベンジルオキシ
カルボニルグリシン(33.78g,75%)を得た。 m.p. 200−205 ℃(分解)1 HNMR δ(CD3OD) 5.12(s,2H), 5.40(s,1H), 7.34(s,5H)
【0038】実施例5.前記4−2に従って製造したα
−ヒドロキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリンシ
(2.26g,10.0mmol)をエタノール(20ml)
に溶かした溶液に、−10℃で塩化チオニル(2ml,2
7.4mmol) を滴下し、室温で一昼夜攪拌した。その後
溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、α−エトキシ−N−
ベンジルオキシカルボニルグリシンエチルエステル
(2.81g,quant.)を得た。 m.p. 66 −68℃1 HNMR δ(CDCl3) 1.22(t,3H,J=7.2Hz), 1.30(t,3H,J=7.
2Hz), 3.70(q,2H,J=7.2Hz), 4.24(q,2H,J=7.2Hz), 5.15
(s,2H), 5.33(d,1H,J=9.7Hz), 5.93(brd,1H,J=9.7Hz),
7.35(s,5H) IR(NaCl) 1740(s), 1700(s), 1540(s), 760(m), 700
(m) cm-1 元素分析値 (C14H19O5N): Calcd. C:59.78, H:6.81, N:
4.98 Obsd. C:60.03, H:6.88, N:4.89
【0039】実施例6.前記4−2に従って製造したα
−ヒドロキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシン
(2.26g,10.0mmol)をイソプロピルアルコー
ル(20ml)に溶かした溶液に、−10℃で塩化チオニ
ル(2ml,27.4mmol)を滴下し、室温で一昼夜攪拌
した。その後溶媒を留去して得られた粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、α−イ
ソプロポキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシン
イソプロピルエステル(3.10g,quant.)を
得た。1 HNMR δ(CDCl3) 1.16-1.37(m,12H), 3.87-4.22(m,1H),
4.57-5.20(m,1H), 5.14(s,2H), 5.33(d,1H,J=9.7Hz),
5.93(brd,1H,J=9.7Hz), 7.35(s,5H) IR(Neat) 1728(s,br), 1508(m), 740(m) cm-1
【0040】実施例7.実施例5に従って製造したα−
エトキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシンエチ
ルエステル(2.29g,8.1mmol)をエタノール
(80ml)に溶かし、0℃に冷却してその温度で過剰の
アンモニアを吹き込んだ。反応終了後、余剰のアンモニ
アを減圧下で除去し溶媒を留去して得た白色結晶をヘキ
サン−酢酸エチル混合溶液で洗浄し、純粋なα−エトキ
シ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシンアミド
(1.51g,77%)を得た。 m.p. 119−121 ℃1 HNMR δ(CDCl3) 1.23(t,3H,J=7.1Hz), 3.50-3.90(m,2
H), 5.14(s,2H), 5.37(d,1H,J=9.0Hz), 5.65-5.96(br,2
H), 6.41-6.71(br,1H), 7.35(s,5H) IR(NaCl) 1680(s), 1664(s), 1542(m), 1524(m), 760
(w), 740(w), 700(m) cm -1 元素分析値 (C12H16O4N2): Calcd. C:57.13, H:6.39,
N:11.10 Obsd. C:57.09, H:6.34, N:11.37
【0041】実施例8.実施例6に従って製造したα−
イソプロポキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ンイソプロピルエステル(2.48g,8.0mmol)を
エタノール(40ml)に溶かし、0℃に冷却してその温
度で過剰のアンモニアを5時間吹き込みさらにアンモニ
ア飽和状態で二日間攪拌した。反応終了後、余剰のアン
モニアを減圧下で除去し溶媒を留去して得た白色結晶を
ヘキサン−酢酸エチル混合溶液で洗浄し、純粋なα−イ
ソプロポキシ−N−ベンジルオキシカルボニルグリシン
アミド(1.64g,77%)を得た。 m.p. 111−113 ℃1 HNMR δ(CDCl3) 1.18(d,3H,J=4.4Hz), 1.25(d,3H,J=4.
4Hz), 3.81-4.20(m,1H),5.15(s,2H), 5.44(d,1H,J=9.0H
z), 5.53-5.86(br,2H), 6.37-6.73(br,1H), 7.35(s,5H) IR(NaCl) 1668(s), 1660(s), 1538(m), 1530(m), 760
(w), 740(w), 700(m) cm -1 元素分析値 (C13H18O4N2): Calcd. C:58.63, H:6.81,
N:10.52 Obsd. C:58.60, H:6.82, N:10.54
【0042】実施例9.実施例1(1−1)に従って製
造したα−tert−ブチルジメチルシリルオキシ−N
−tert−ブトキシカルボニルグリシンアミド(5.
08g,16.7mmol)をジオキサン(10ml)に溶か
し、0℃に冷却して4N塩酸/ジオキサン溶液(17m
l)を加え、その温度で1時間攪拌した。反応を完結さ
せるために更にその温度で4N−塩酸/ジオキサン溶液
を加え、室温まで温度を上げて1時間攪拌した。その後
溶液にジエチルエーテルを加え、生成物をできるだけ沈
澱させてろ過し、更にエーテルで洗浄した後、沈澱を減
圧下で乾燥し純粋なα−ヒドロキシグリシンアミド塩酸
塩(1.86g,88%)を得た。1 HNMR δ(DMSO-d6) 4.99(br s,1H), 7.62-8.03(br,2H),
8.32-8.85(br,3H) IR(KBr) 1686(s), 1581(m), 1546(m),1477(s), 843(m)
cm-1
【0043】実施例10.実施例4(4−1)に従って
製造したα−メトキシ−N−ベンジルオキシカルボニル
グリシンアミド(0.24g,1.0mmol)をメタノー
ルに溶かし、室温で12Nの塩酸(0.1ml)及びパラ
ジウム−炭素(50mg)を加え水素雰囲気下で、30分
攪拌した。その後パラジウム−炭素をろ別し、母液の溶
媒を留去することにより目的とするα−メトキシグリシ
ンアミド塩酸塩(0.14g,quant)を得た。1 HNMR δ(CD3OD) 3.35(s,3H), 5.01(s,1H)13 CNMRδ(CD3OD) 42.1, 84.3(d,J=159.8Hz), 170.3
【0044】実施例11. アミノ酸のアミド化 実施例9に従って製造したα−ヒドロキシグリシンアミ
ド塩酸塩(72.6mg,0.57mmol)、N−tert
−ブトキシカルボニル−フェニルアラニン(125.8
mg,0.48mmol)、及びN−ヒドロキシベンゾトリア
ゾール(78mg,0.58mmol)をジメチルホルムアミ
ド(4ml)に溶かし、−10℃に冷却して水溶性カルボ
ジイミド(0.1ml,0.55mmol)を滴下し0℃まで
温度を上げて2時間攪拌した。
【0045】その後水を加えてクロロホルムで抽出し有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去、得ら
れた粗生成物を分取用TLCを用いて精製し、目的とす
るN−tert−ブトキシカルボニル−フェニルアラニ
ンアミド(38mg,30%)を得た。 m.p. 142−149 ℃ 〔α〕D =+16.5°(EtOH , c=1.17)1 HNMR δ(CDC13) 1.40(s,2H), 3.07(d,2H,J=6.8Hz), 4.
36(dt,1H,J=7.9,6.9), 4.92-5.20(brd,1H), 5.32-5.59
(br,1H), 5.59-5.93(br,1H), 7.25(s,5H)
【0046】実施例12. アミノ酸のアミド化 実施例9に従って製造したα−ヒドロキシグリシンアミ
ド塩酸塩(0.122g,9.6mmol)、N−tert
−ブトキシカルボニル−プロリン(0.169g,0.
79mmol)、及びN−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(0.129g,0.95mmol)をジメチルホルムアミ
ド(5ml)に溶かし、−10℃に冷却して水溶性カルボ
ジイミド(0.1ml,0.55mmol)を滴下した。その
温度で5分間攪拌した後、0℃まで温度を上げてさらに
4時間攪拌した。
【0047】その後食塩水を加えてクロロホルムで抽出
し有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去、
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、目的とするN−tert−ブトキシカ
ルボニル−プロリンアミド(0.081g,48%)を
得た。 m.p. 104−106 ℃ 〔α〕D =−40.5°(EtOH , C=1.1)1 HNMR δ(CDC13) 1.40(s,9H), 1.65-2.48(m,4H), 3.27-
3.63(brt,2H), 4.18-4.41(br,1H), 5.88-7.02(br,2H)
【0048】実施例13. トリペプチドのアミド化 実施例9に従って製造したα−ヒドロキシグリシンアミ
ド塩酸塩(0.58g,4.6mmol)、N−tert−
ブトキシカルボニル−L−プロリル−L−ロイシル−グ
リシン(1.37g,4.2mmol)、及びN−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール(0.63g,4.7mmol)をジ
メチルホルムアミド(15ml)に溶かし、−10℃に冷
却して水溶性カルボジイミド(0.85ml,4.6mmo
l)を滴下した。その温度で20分間攪拌した後、0℃
まで温度を上げてさらに一昼夜攪拌した。
【0049】その後食塩水を加えてクロロホルムで抽出
し有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留去、
得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、目的とするN−tert−ブトキシカ
ルボニル−L−プロリル−L−ロイシル−グリシンアミ
ド(0.726g,53%)を得た。 m.p. 119−121 ℃ 〔α〕D =−51.0°(DMF, C=0.73)1 HNMR δ(CDC13) 0.91(d,3H,J=5.4Hz), 0.95(d,3H,J=5.
4Hz),1.46(s,9H), 1.20-2.45(m.7H), 3.45(t,2H,J=6.6H
z), 3.91(brd,2H,J=5.93Hz), 4.08-4.53(m.2H),5.78(b
s,1H), 6.76(bs,1H), 7.03(bs,1H)
【0050】実施例14. アミノ酸のアミド化 実施例10に従ってα−メトキシグリシンアミド塩酸塩
(70mg,0.5mmol) 、N−tert−ブトキシカル
ボニル−フェニルアラニン(106mg,0.4mmol)、
及びN−ヒドロキシベンゾトリアゾール(69mg,0.
5mmol)をジメチルホルムアミド(2ml)に溶かし、−
10℃に冷却して水溶性カルボジイミド(0.1ml,
0.55mmol)を滴下し、0℃まで温度を上げて2.5
時間攪拌した。その後食塩水を加えてクロロホルムで抽
出し有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶媒を留
去、得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにより精製し、目的とするN−tert−ブトキ
シカルボニル−フェニルアラニンアミド(37mg,35
%)を得た。
【0051】実施例15.α−ヒドロキシ−N−ter
t−ブトキシカルボニルグリシンメチルエステル(1.
03g,5.0mmol) 及びイミダゾール(0.41g,
6.1mmol) をジメチルホルムアミド(3ml) に溶解
し、そしてこの溶液を−10℃に冷却した。この溶液に
tert−ブチルジフェニルシリルクロリド(TBDP
SCl)を添加し、そして混合物を室温にて2時間攪拌
した。この混合物を水で希釈し、そして酢酸エチルで溶
出した。有機相を塩水で洗浄し、そして無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、そして溶剤を減圧下で蒸発させた。
【0052】生成する結晶性残渣をエタノール(100
ml)に溶解し、そしてこの溶液に0℃にて3時間アンモ
ニアを吹き込んだ。5℃にてさらに1時間攪拌した後、
過剰のアンモニアを真空蒸発せしめた。溶剤の蒸発の
後、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/酢酸エチル)により精製してα−tert
−ブチルジフェニルシリルオキシ−N−tert−ブト
キシカルボニルグリシンアミド(2.14g、定量的)
を得た。1 HNMR δ(CDC13) 1.07(s,9H), 1.31(s,9H), 5.25(d,1H,
J=8.7Hz), 5.44(d,1H,J=8.7Hz), 6.14(br,1H), 6.49(b
s,1H), 7.26-7.55(m.6H), 7.58-7.82(m,4H) IR(NaCl) 1708(s), 1690(s), 1678(s), 1520(m), 1080
(br,m), 740(m), 700(m)cm -1
【0053】実施例16.α−ヒドロキシ−N−ベンジ
ルオキシカルボニルグリシン(1.12g,5.0mmo
l) を2−プロピン−1−オール(5ml)に溶解し、そ
して0℃にて塩化チオニル(1.1ml,15mmol)を滴
加した。混合物を0℃から室温になるまで14時間攪拌
した。溶剤を真空除去し、そして生ずる粗生成物をエタ
ノール(30ml)に溶解した。この溶液に0℃にてアン
モニアを吹き込み、そしてこの混合物をアンモニア雰囲
気下、室温にて一夜攪拌した。
【0054】過剰のアンモニアを真空除去し、そして溶
剤を減圧蒸発せしめた。生成する油状残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し
てa−(2−プロピン−1−オキシ)−N−ベンジルオ
キシカルボニルグリシンアミド(1.22g,93%)
を得た。 m.p. 80 −83℃1 HNMR δ(CDC13) 2.46(t,1H,J=2.4Hz), 4.28(d,2H,J=2.
4Hz), 5.10(s,2H),5.48(d,1H,J=8.8Hz), 6.48(d,1H,J=
8.8Hz), 6.65(bs,2H), 7.31(S,5H). IR(NaCl) 2125(w), 1704(s), 1680(s), 1522(s), 758
(w), 740(m), 700(m) cm -1 元素分析値 (C13H14N2O4):計算値 C:59.54, H:5.38, N:
10.68 測定値 C:59.73, H:5.51, N:10.33
【0055】実施例17.N−tert−ブトキシカル
ボニル−L−プロリル−L−ロイシル−グリシンアミド
(0.325g,1.0mmol) をジオキサン(2ml)に
溶解し、そして0℃に冷却した。この溶液にジオキサン
(3ml)中4N塩酸をこの温度において添加し、そして
混合物を室温にて2.5時間攪拌した。
【0056】次に、この溶液にエーテルを加え、そして
生成する沈澱を澱過によりできるだけ多く集め、エーテ
ルで洗浄し、そして真空乾燥して純粋なL−プロリル−
L−ロイシル−L−グリシンアミドHCl塩(0.26
5g,96%)を得た。 〔α〕D =−40.9°(H2O, C=1.1)1 HNMR δ(D2O) 0.91(d,3H,J=5.8Hz), 0.95(d,3H,J=5.8
Hz), 1.66(m,3H), 2.08(m,3H), 2.46(m,1H), 3.43(m,tr
iplefoid,2H), 3.91(s.2H), 4.41(m.2H)
【0057】実施例18.α−ヒドロキシグリシンアミ
ド塩酸塩(38mg, 0.3mmol) 、ピログルタミル−N
im−tert−ブトキシカルボニル−ヒスチジルプロリ
ン・トリエチルアミン塩(55mg、0.1mmol)及びN
−ヒドロキシベンゾトリアゾール(27mg,0.2mmo
l)をジメチルホルムアミド(0.5ml)に溶解し、そ
して−10℃に冷却した。この溶液に1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(36
μl,0.2mmol)を添加し、そしてこの混合物を同じ
温度にて2時間攪拌した。
【0058】室温にてさらに1時間攪拌した後、MPL
C装置を用いて混合物を直接カラムクロマトグラフィー
にかけた。粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー
(クロロホルム−メタノール)によりさらに精製してピ
ログルタミル−Nim−tert−ブトキシカルボニル−
ヒスチジルプロリンアミド(15mg,35%)を得た。 m.p. 155−160 ℃ 〔α〕D =−17.7°(MeOH, C=0.53)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 7/36 8318−4H C07K 99:46

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I): 【化1】 (式中、R1 は水素原子、低級アルキル基、低級アルケ
    ニル基、低級アルキニル基、ベンジル基、又はアルキル
    基によりもしくはアルキル基と芳香族基とにより置換さ
    れたシリル基を表わし;R2 は水素原子又はアミノ保護
    基を表わす)により表わされるα−ヒドロキシグリシン
    アミド誘導体、及びその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のα−ヒドロキシグリシ
    ンアミド誘導体又はその塩の製造方法であって、次の式
    (II): 【化2】 〔式中、R1 及びR2 は式(I)において定義したのと
    同じ意味を有し、そしてR3 は水素原子又はカルボキシ
    ル保護基である〕で表わされるα−ヒドロキシグリシン
    誘導体を溶媒中アンモニアで処理し、所望によりアミノ
    保護基を除去し、そして所望により得られた化合物をそ
    の塩に転換することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 アミノ酸もしくはペプチド又はこれらの
    誘導体を請求項1に記載のα−ヒドロキシグリシン誘導
    体と反応せしめることを特徴とするC−末端アミド化ペ
    プチドの製造方法。
JP3256536A 1991-10-03 1991-10-03 α−ヒドロキシグリシンアミド誘導体及びその製造方法 Pending JPH0597789A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990278A (en) * 1994-09-02 1999-11-23 Hoffmann; Stefen Protective or anchor groups and their use
WO2004073703A1 (en) * 2003-02-21 2004-09-02 Tripep Ab Glycinamide derivative for inhibiting hiv replication
CN102351733A (zh) * 2011-07-21 2012-02-15 凯莱英医药化学(阜新)技术有限公司 一种制备2-氨基-n,n-二甲基乙酰胺盐酸盐的方法

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