JPH0597838A - 無水マレイン酸の着色防止方法 - Google Patents
無水マレイン酸の着色防止方法Info
- Publication number
- JPH0597838A JPH0597838A JP26067791A JP26067791A JPH0597838A JP H0597838 A JPH0597838 A JP H0597838A JP 26067791 A JP26067791 A JP 26067791A JP 26067791 A JP26067791 A JP 26067791A JP H0597838 A JPH0597838 A JP H0597838A
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- Japan
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- maleic anhydride
- zinc chloride
- acetylacetone copper
- preventing
- maleic acid
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 無水マレイン酸にアセチルアセトン銅0.0
1〜10ppmと塩化亜鉛0.1〜10ppmとを添加
することを特徴とする無水マレイン酸の着色防止方法。 【効果】 本発明の無水マレイン酸の着色防止方法で
は、長期保存時および加熱溶融時においても着色しない
色相の良好な無水マレイン酸を得ることができ、また安
定剤の析出等による装置の腐蝕等がないので、無水マレ
イン酸の保存に際して有用である。
1〜10ppmと塩化亜鉛0.1〜10ppmとを添加
することを特徴とする無水マレイン酸の着色防止方法。 【効果】 本発明の無水マレイン酸の着色防止方法で
は、長期保存時および加熱溶融時においても着色しない
色相の良好な無水マレイン酸を得ることができ、また安
定剤の析出等による装置の腐蝕等がないので、無水マレ
イン酸の保存に際して有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無水マレイン酸の長期
保存及び加熱溶融時の着色防止方法に関する。
保存及び加熱溶融時の着色防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無水マレイン酸は、工業的にはベンゼン
あるいは炭素数4の炭化水素留分を触媒存在下にて、接
触気相酸化することにより得ており、得られた無水マレ
イン酸は減圧蒸留等の方法により精製されている。
あるいは炭素数4の炭化水素留分を触媒存在下にて、接
触気相酸化することにより得ており、得られた無水マレ
イン酸は減圧蒸留等の方法により精製されている。
【0003】しかしながら、工業的に生産された無水マ
レイン酸は、蒸留等により精製しても酸化副生成物等の
微量の不純物が除去困難であるために熱安定性に劣り、
また加熱溶融時に着色するという問題がある。更に無水
マレイン酸は、固体状若しくは液体状にて長期保存した
場合、着色が著しく促進され、無水マレイン酸を原料と
する各種二次製品の品質を損なう等の問題がある。
レイン酸は、蒸留等により精製しても酸化副生成物等の
微量の不純物が除去困難であるために熱安定性に劣り、
また加熱溶融時に着色するという問題がある。更に無水
マレイン酸は、固体状若しくは液体状にて長期保存した
場合、着色が著しく促進され、無水マレイン酸を原料と
する各種二次製品の品質を損なう等の問題がある。
【0004】そこで工業原料として無水マレイン酸を用
いる場合は、その純度の向上、凝固点の向上および遊離
酸の除去等は勿論、その他固体状若しくは液体状におけ
る長期保存時および加熱溶融時において着色しないこと
が要求されており、無水マレイン酸の着色防止方法が種
々提案されている。
いる場合は、その純度の向上、凝固点の向上および遊離
酸の除去等は勿論、その他固体状若しくは液体状におけ
る長期保存時および加熱溶融時において着色しないこと
が要求されており、無水マレイン酸の着色防止方法が種
々提案されている。
【0005】前記無水マレイン酸の着色防止方法として
は、例えば、特公昭41−19045号公報において、
カテコール、ピロガロール及び没食子酸エステル類と亜
鉛、銅、アルミニウムあるいはその酸化物又はその塩類
とを併用する着色防止方法が開示され、また特開平2−
196778号公報には、没食子酸エステル類、塩化第
一銅及び塩化亜鉛を、特定割合にて併用する着色防止方
法が開示されている。
は、例えば、特公昭41−19045号公報において、
カテコール、ピロガロール及び没食子酸エステル類と亜
鉛、銅、アルミニウムあるいはその酸化物又はその塩類
とを併用する着色防止方法が開示され、また特開平2−
196778号公報には、没食子酸エステル類、塩化第
一銅及び塩化亜鉛を、特定割合にて併用する着色防止方
法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
方法においては、未だ加熱溶融時において現在の厳しい
品質要求を満足しておらず、またフェノール類やカテコ
ール等においては、微量の添加でもそれ自体によって着
色し、更に高温加熱溶融時には失効するという問題があ
る。また塩化第一銅等の塩化物は、無水マレイン酸に対
する溶解度が非常に小さいために、工業的規模において
は析出しやすく、着色防止効果に乏しいという問題があ
り、かつ析出した塩化物による装置の腐蝕あるいは配管
の詰まり等が生じるという問題がある。
方法においては、未だ加熱溶融時において現在の厳しい
品質要求を満足しておらず、またフェノール類やカテコ
ール等においては、微量の添加でもそれ自体によって着
色し、更に高温加熱溶融時には失効するという問題があ
る。また塩化第一銅等の塩化物は、無水マレイン酸に対
する溶解度が非常に小さいために、工業的規模において
は析出しやすく、着色防止効果に乏しいという問題があ
り、かつ析出した塩化物による装置の腐蝕あるいは配管
の詰まり等が生じるという問題がある。
【0007】従って本発明の目的は、着色防止のための
添加剤が析出せず、長期間着色を防止することができる
無水マレイン酸の着色防止方法を提供することにある。
添加剤が析出せず、長期間着色を防止することができる
無水マレイン酸の着色防止方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、無水マ
レイン酸にアセチルアセトン銅0.01〜10ppmと
塩化亜鉛0.1〜10ppmとを添加することを特徴と
する無水マレイン酸の着色防止方法が提供される。
レイン酸にアセチルアセトン銅0.01〜10ppmと
塩化亜鉛0.1〜10ppmとを添加することを特徴と
する無水マレイン酸の着色防止方法が提供される。
【0009】本発明の着色防止方法は、アセチルアセト
ン銅と塩化亜鉛とを、特定濃度にて無水マレイン酸に添
加することにより無水マレイン酸の着色を防止すること
ができる。
ン銅と塩化亜鉛とを、特定濃度にて無水マレイン酸に添
加することにより無水マレイン酸の着色を防止すること
ができる。
【0010】本発明において用いるアセチルアセトン銅
としては、通常の市販品を用いることができるが、着色
防止能をより向上させるために純度98%以上のものを
用いるのが好ましい。
としては、通常の市販品を用いることができるが、着色
防止能をより向上させるために純度98%以上のものを
用いるのが好ましい。
【0011】また本発明において用いる塩化亜鉛として
は、通常の市販品を用いることがでできるが、着色防止
能をより向上させるために純度96%以上のものを用い
るのが好ましい。
は、通常の市販品を用いることがでできるが、着色防止
能をより向上させるために純度96%以上のものを用い
るのが好ましい。
【0012】前記アセチルアセトン銅の添加量は、無水
マレイン酸の重量に対して0.01〜10ppmであ
る。前記アセチルアセトン銅の添加量が0.01ppm
未満の場合には、安定化能力が小さく、10ppmを超
えるとアセチルアセトン銅自体による着色が生じる。ま
た、前記塩化亜鉛の添加量は0.1〜10ppmであ
る。塩化亜鉛の添加量が0.1ppm未満の場合には着
色防止が不充分であり、10ppmを超えると装置の腐
蝕等の問題が生じる。
マレイン酸の重量に対して0.01〜10ppmであ
る。前記アセチルアセトン銅の添加量が0.01ppm
未満の場合には、安定化能力が小さく、10ppmを超
えるとアセチルアセトン銅自体による着色が生じる。ま
た、前記塩化亜鉛の添加量は0.1〜10ppmであ
る。塩化亜鉛の添加量が0.1ppm未満の場合には着
色防止が不充分であり、10ppmを超えると装置の腐
蝕等の問題が生じる。
【0013】本発明の着色防止方法を使用することがで
きる無水マレイン酸は、通常の方法で生産されたもので
あれば特に限定されるものではない。
きる無水マレイン酸は、通常の方法で生産されたもので
あれば特に限定されるものではない。
【0014】本発明の着色防止方法において前記アセチ
ルアセトン銅と塩化亜鉛との添加方法は特に限定される
ものではないが、蒸留工程後の精製無水マレイン酸また
は溶融液状の無水マレイン酸に所定量添加撹拌するのが
好ましい。この際アセチルアセトン銅と塩化亜鉛とのど
ちらを先に添加しても良く、またあらかじめ混合したも
のを添加しても良い。
ルアセトン銅と塩化亜鉛との添加方法は特に限定される
ものではないが、蒸留工程後の精製無水マレイン酸また
は溶融液状の無水マレイン酸に所定量添加撹拌するのが
好ましい。この際アセチルアセトン銅と塩化亜鉛とのど
ちらを先に添加しても良く、またあらかじめ混合したも
のを添加しても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明の無水マレイン酸の着色防止方法
により、長期保存時および加熱溶融時においても着色し
ない色相の良好な無水マレイン酸を得ることができ、ま
た安定剤の析出等による装置の腐蝕等がなく、無水マレ
イン酸の保存に際して有用である。
により、長期保存時および加熱溶融時においても着色し
ない色相の良好な無水マレイン酸を得ることができ、ま
た安定剤の析出等による装置の腐蝕等がなく、無水マレ
イン酸の保存に際して有用である。
【0016】
【実施例】次に参考例、実施例、比較例により本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0017】
【参考例】無水マレイン酸に対する各種安定剤の溶解度
を測定した。その結果を表1に示す。
を測定した。その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【実施例1〜6】蒸留精製した無水マレイン酸130g
に、アセチルアセトン銅と塩化亜鉛とを表2に示す濃度
となるように加え、精製無水マレイン酸混合物を調製し
た。次いで得られた混合物を内径25mm、長さ250
mmのスリ合わせ栓付き無色透明の試験管に採り、70
℃で溶融、撹拌し良く混合した。
に、アセチルアセトン銅と塩化亜鉛とを表2に示す濃度
となるように加え、精製無水マレイン酸混合物を調製し
た。次いで得られた混合物を内径25mm、長さ250
mmのスリ合わせ栓付き無色透明の試験管に採り、70
℃で溶融、撹拌し良く混合した。
【0020】これをJIS−K−1359法に準じてハ
ーゼン色数標準液と比色し、溶融色(APHA数で示
す)とした。
ーゼン色数標準液と比色し、溶融色(APHA数で示
す)とした。
【0021】熱安定性試験は、上記精製無水マレイン酸
混合物を含む試験管を180℃に保存した油浴中に60
分間浸漬した後、これを取り出し、ハーゼン色数標準液
と比色し加熱溶融色(APHA数で示す)とした。また
得られた試料を固体状で30日間保存した場合と、液体
状70℃で30日間保存した場合について、それぞれ溶
融色と加熱溶融色を測定し、経日変化試験を行なった。
結果を表2に示す。
混合物を含む試験管を180℃に保存した油浴中に60
分間浸漬した後、これを取り出し、ハーゼン色数標準液
と比色し加熱溶融色(APHA数で示す)とした。また
得られた試料を固体状で30日間保存した場合と、液体
状70℃で30日間保存した場合について、それぞれ溶
融色と加熱溶融色を測定し、経日変化試験を行なった。
結果を表2に示す。
【0022】
【比較例1】添加剤を用いていない無水マレイン酸につ
いて、実施例1と同様に各種試験を行なった。結果を表
2に示す。
いて、実施例1と同様に各種試験を行なった。結果を表
2に示す。
【0023】
【比較例2,3】表2に示す添加剤を用いた以外は、実
施例1と同様にして各種試験を行なった。結果を表2に
示す。
施例1と同様にして各種試験を行なった。結果を表2に
示す。
【0024】
【表2】
Claims (1)
- 【請求項1】 無水マレイン酸にアセチルアセトン銅
0.01〜10ppmと塩化亜鉛0.1〜10ppmと
を添加することを特徴とする無水マレイン酸の着色防止
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26067791A JPH0597838A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 無水マレイン酸の着色防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26067791A JPH0597838A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 無水マレイン酸の着色防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597838A true JPH0597838A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17351242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26067791A Pending JPH0597838A (ja) | 1991-10-08 | 1991-10-08 | 無水マレイン酸の着色防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0597838A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002193770A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Kao Corp | 染毛剤組成物 |
| US6916432B2 (en) | 2000-12-28 | 2005-07-12 | Kao Corporation | Hair bleach composition and hair dye composition |
-
1991
- 1991-10-08 JP JP26067791A patent/JPH0597838A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002193770A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-10 | Kao Corp | 染毛剤組成物 |
| US6916432B2 (en) | 2000-12-28 | 2005-07-12 | Kao Corporation | Hair bleach composition and hair dye composition |
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