JPH0598123A - 自動車外装用樹脂組成物 - Google Patents

自動車外装用樹脂組成物

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JPH0598123A
JPH0598123A JP28351091A JP28351091A JPH0598123A JP H0598123 A JPH0598123 A JP H0598123A JP 28351091 A JP28351091 A JP 28351091A JP 28351091 A JP28351091 A JP 28351091A JP H0598123 A JPH0598123 A JP H0598123A
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ethylene
propylene
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copolymer rubber
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JP28351091A
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English (en)
Inventor
Masao Sakaizawa
正夫 境沢
Kunio Iwanami
邦夫 岩浪
Yoshitada Kitano
吉祥 北野
Hisayuki Iwai
久幸 岩井
Takesumi Nishio
武純 西尾
Takao Nomura
孝夫 野村
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Tonen Chemical Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装性や成形性に優れるとともに、耐衝撃
性、延性、寸法安定性、硬度等のバランスが良好で成形
収縮率及び線膨張率の小さい自動車外装用樹脂組成物を
提供する。 【構成】 (a) メルトフローレートが40g/10 分以上の
プロピレン−エチレンブロック共重合体と、(b) エチレ
ン−プロピレン共重合体系ゴムと、(c) メルトインデッ
クスが15〜30g/10 分のエチレン−ブテン共重合体ゴム
と、(d) 平均粒子径が1.5 μm以下のタルクとを含有
し、前記(a) の含有量が50〜75重量%であり、前記(b)
と(c) との合計の含有量が20〜30重量%で、かつ(b) と
(c) との重量比が0.25≦(c) /((b)+(c))であり、前記
(d)の含有量が7〜15重量%であるものであって、しか
も組成物中のプロピレンホモポリマー部分の極限粘度
(A) と、前記プロピレンホモポリマー部分以外の樹脂成
分の極限粘度(B) との比(B/A)が、0.1〜2.5 の範囲であ
る組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車外装用樹脂組成物
に関し、特に成形性に優れるとともに、耐衝撃性、延
性、硬度等のバランスがよく、かつ成形収縮率及び線膨
張率の小さい塗装可能な自動車外装用樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリプ
ロピレンは軽量であり、かつ機械的強度等に優れている
ので、各種の分野に広く利用されている。しかしなが
ら、耐衝撃性に劣るため、その改良を目的として、プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体にエチレン−プロピ
レン共重合体ゴム(EPR)、タルク等の無機フィラーを添
加してなる種々のポリプロピレン系樹脂が提案されてい
る。
【0003】特開昭61-12742号は、(a) エチレン含量2
〜3重量%、メルトフローレート40〜45g/10 分のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体62〜57重量%、(b)
エチレン含量70〜80重量%、ムーニー粘度ML1+4 (100
℃)55 〜58のエチレン−プロピレン共重合体ゴム26〜28
重量%、(c) 密度0.955 〜0.960 g/cm3 、メルトフロー
レート18〜22g/10 分の高密度ポリエチレン2〜3重量
%、(d) 平均粒径1.8 〜2.2 μm、比表面積36000 〜42
000 cm2 /gのタルク10〜12重量%からなり、メルトフロ
ーレート13〜18g/10 分、密度0.950 〜0.980 g/cm3
曲げ弾性率11500〜14000 kg/ cm2 、20〜80℃間の線膨
張係数7×10-5〜10×10-5cm/ cm/ ℃及びJIS-Z8741 の
60°−60°法による表面光沢度55%以上であることを特
徴とする樹脂組成物を開示している。
【0004】特開平1-149845号は、(a) エチレン含有量
が20〜60重量%の沸騰キシレン可溶分を5〜12重量%含
み、重合体全体のエチレン含量が1〜7重量%でかつメ
ルトフローレートが15〜50g/10 分のプロピレン−エチ
レンブロック共重合体59〜74重量%と、(b) プロピレン
含量が20〜60重量%でかつムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が100 〜150 のエチレン−プロピレン系共重合体ゴム35
〜20重量%と、(c) 比表面積が30000 cm2 /g以上、平均
粒径が0.5 〜2.0 μmであるタルク3〜6重量%を配合
してなることを特徴とする樹脂組成物を開示している。
【0005】しかしながら特開昭61-12742号及び特開平
1-149845号の樹脂組成物は、いずれも寸法安定性(線膨
張率や成形収縮率等)が大きく、組み立て時に寸法誤差
を生じやすく、また例えばバンパーに用いた場合には高
温環境下におかれたときの車体との線膨張率の差により
バンパーが変形しやすく、このため外観を損なうことが
あるという問題がある。
【0006】また上述したようなプロピレン−エチレン
ブロック共重合体とエチレン−プロピレン共重合体ゴム
(及び高密度ポリエチレン)とタルクとからなるような
系では、一般にプロピレン−エチレンブロック共重合体
やエチレン−プロピレン共重合体ゴムにおけるエチレン
とプロピレンとの比や、分子量等を調整することによ
り、それぞれの用途に適した流動性を有する組成物とし
ている。しかしながら、上記のような方法では、成形
性、剛性、延性、硬度等の諸物性がいずれも自動車外装
用樹脂として良好なレベルにある、いわゆるバランスの
よい組成物とするのが困難であるという問題がある。
【0007】したがって、本発明の目的は、塗装性及び
成形性に優れるとともに、耐衝撃性、延性、硬度等のバ
ランスが良好で成形収縮率及び線膨張率の小さい自動車
外装用樹脂組成物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、高流動性プロピレン−エチレン
ブロック共重合体と、エチレン−プロピレン共重合体系
ゴムと、高流動性エチレン−ブテン共重合体ゴムと、微
細タルクとを含有し、かつ高流動性エチレン−ブテン共
重合体ゴムの割合がエチレン−プロピレン共重合体系ゴ
ムに対してある程度以上であり、組成物中のプロピレン
ホモポリマー部分とそれ以外の樹脂成分との極限粘度の
比を特定した組成物は、成形性に優れるとともに、耐衝
撃性、延性、硬度等のバランスがよく、成形収縮率や線
膨張率も小さく自動車の外装品用の樹脂として好適であ
ることを見出し、本発明に想到した。
【0009】すなわち、本発明の自動車外装用樹脂組成
物は、(a) メルトフローレートが40g/10 分以上のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体と、(b) エチレン−
プロピレン共重合体系ゴムと、(c) メルトインデックス
が15〜30g/10 分のエチレン−ブテン共重合体ゴムと、
(d) 平均粒子径が1.5 μm以下のタルクとを含有し、前
記(a) の含有量が50〜75重量%であり、前記(b) と(c)
との合計の含有量が20〜30重量%で、かつ(b) と(c) と
の重量比が0.25≦(c) /((b)+(c))であり、前記(d) の
含有量が7〜15重量%である組成物であって、かつ組成
物中のプロピレンホモポリマー部分の極限粘度(A) と、
前記プロピレンホモポリマー部分以外の樹脂成分の極限
粘度(B) との比(B/A) が、0.1 〜2.5 の範囲であること
を特徴とする。
【0010】本発明を以下詳細に説明する。本発明にお
いて、(a)プロピレン−エチレンブロック共重合体は、
多段重合により合成されるものである。
【0011】多段重合では、まずチーグラ触媒等の存在
下でプロピレンを重合することにより、結晶性プロピレ
ンホモポリマー部分(少量のコモノマー成分を含んでい
てもよい)を生成し、次の段階でエチレン+プロピレン
に切替えてランダム共重合体部分を生成する。
【0012】上記多段重合により合成されたプロピレン
−エチレンブロック共重合体は、実質的に結晶性ホモ
ポリプロピレン部分と、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体部分と、場合によっては少量のポリエチレ
ン部分とからなるものであり、それぞれの部分は単独の
ポリマーとして存在していても、あるいはそれぞれが結
合した状態にあってもよい。なお、上記各部分は基本的
にはプロピレン及び/又はエチレンとからなるものであ
るが、他のα−オレフィンやジエン系モノマー等を少量
含有していてもよい。
【0013】上記各部分の含有量については+の合
計を100 重量%として、結晶性ホモポリプロピレン部分
が80〜95重量%、プロピレン−エチレンランダム共重合
体部分が5〜20重量%が好ましい。なお、ポリエチレン
部分を含有するとしても、その含有量は5重量%以下程
度である。
【0014】上記プロピレン−エチレンブロック共重合
体のメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷
重) は40g/10 分以上である。MFRの値が40g/10 分
未満では得られる組成物の成形性、特に射出成形性が低
下する。好ましいプロピレン−エチレンブロック共重合
体のMFRは40〜100 g/10 分である。
【0015】本発明において、(b) エチレン−プロピレ
ン共重合体系ゴムとしては、エチレン−プロピレン共重
合体ゴム(EPR) 、及びこれにジエン化合物を共重合した
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EPDM) が
挙げられる。エチレン−プロピレン共重合体系ゴムは、
エチレンの含有率が50〜90モル%、プロピレンの含有率
が50〜10モル%であることが好ましい。より好ましい範
囲は、エチレンが70〜80モル%、プロピレンが30〜20モ
ル%である。なお、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(EPDM) の場合、ジエン化合物としては、エチ
リデンノルボルネン、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキ
サジエン等が挙げられる。
【0016】このようなエチレン−プロピレン共重合体
系ゴムのメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷
重) は0.5 〜20g/10 分であるのが好ましく、より好ま
しくは0.5 〜10g/10 分である。
【0017】また本発明において、(c) エチレン−ブテ
ン共重合体ゴム(EBR)とは、ブテン-1の含有量が5〜30
重量%のランダム共重合体であり、特にブテン-1の含有
量が10〜25重量%のものが好ましい。
【0018】本発明においては上記EBR としてメルトイ
ンデックス(MI、190 ℃、2.16kg荷重) が15〜30g/10
分のものを使用する。MIが15g/10 分未満では得られ
る組成物の成形性、特に射出成形性が低下する。一方30
g/10 分を超えると、得られる組成物の低温衝撃強度や
引張伸度が低下する。より好ましいMIは15〜25g/10
分である。
【0019】本発明において(d) タルクは、樹脂等の充
填剤・強化剤等として一般に用いられているものであ
る。ただし、本発明においては上記タルクとしては平均
粒径が1.5 μm以下のものを用いる。タルクの平均粒径
が1.5 μmを超えると、曲げ弾性率等の機械的強度が低
下する。なお、ここで平均粒径は、積算ふるいにより求
めた粒度分布曲線が50%の線と交差するときの粒径であ
る。
【0020】上述したような各種成分の配合割合は、
(a) プロピレン−エチレンブロック共重合体が50〜75重
量%、好ましくは55〜70重量%であり、(b) エチレン−
プロピレン共重合体系ゴム及び(c) エチレン−ブテン共
重合体ゴムの合計が20〜30重量%、(d) タルクが7〜15
重量%、好ましくは10〜15重量%である。
【0021】(a) プロピレン−エチレンブロック共重合
体が50重量%未満では得られる組成物の伸度、硬度等が
低下しやすく、また75重量%を超えると耐衝撃性が低下
する。
【0022】(b) 成分と(c) 成分の合計が20重量%未満
では引張破断伸度や衝撃強度が低下し、また30重量%を
超えると、耐熱性、曲げ弾性率、硬度の低下等各種物性
のバランスが悪くなる。
【0023】さらに(d) タルクの含有量が7重量%未満
では曲げ弾性率等の機械的強度が十分でなく、15重量%
を超えると耐衝撃性、引張伸度等の引張物性が低下す
る。
【0024】ただし、本発明においては(b) 成分と(c)
成分の重量比 ((c) /((b)+(c))で表す。(b) =0は含
まず。) が0.25以上である必要がある。上記比が0.25未
満ではゴム成分全体におけるエチレン−ブテン共重合体
ゴムの割合が少なく、引張破断伸度、耐衝撃性等が低下
する。好ましい(c) /((b)+(c) は0.25 以上0.75以下
である。(c) /((b)+(c) が0.75を超えるとエチレン−
プロピレン共重合体系ゴムが少なく、流動性、引張伸
度、硬度等が低下するため好ましくない。
【0025】また、本発明における組成物は、その組成
物中のプロピレンホモポリマー部分の極限粘度(A) と、
それ以外の樹脂成分との極限粘度(B) の比(B/A) が0.1
〜2.5 の範囲であることが必要である。極限粘度の比が
上記の範囲を外れると射出成形品における成形収縮率や
線膨張率が大きくなるために寸法安定性が悪くなる。特
に大型成形品に求められる成形収縮率が8/1000以下でか
つ線膨張率が8×10-5-1以下のような寸法安定性の良
好なものが得られない。
【0026】なお、プロピレンホモポリマー部分の分離
は、例えば、組成物を沸騰キシレンに溶解し、タルクを
不溶部として分離し、冷却後にプロピレンホモポリマー
部分と、エチレンホモポリマー部分を不溶部として分離
し、前記不溶部を100 ℃に再加熱してエチレンホモポリ
マー部分を除去することにより行えばよい。
【0027】本発明の自動車外装用樹脂組成物は、その
他にその改質を目的として、他の添加剤、例えば熱安定
剤、酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止
剤、離型剤、発泡剤等を添加することができる。
【0028】このような本発明の組成物は一軸押出機、
二軸押出機等の押出機を用いて、150 〜300 ℃、好まし
くは190 〜250 ℃で溶融混練することによって得ること
ができる。
【0029】
【作用】本発明の自動車外装用樹脂組成物は、高流動性
プロピレン−エチレンブロック共重合体と、エチレン−
プロピレン共重合体系ゴムと、高流動性エチレン−ブテ
ン共重合体ゴムと、微細タルクとをそれぞれ所定量含有
し、かつ組成物中のプロピレンホモポリマー部分と、そ
れ以外の樹脂成分との極限粘度の比が特定の範囲の値と
なるようにしてなるので、成形性に優れるとともに、耐
衝撃性と延性と硬度とのバランスがよく、加えて射出成
形品の成形収縮率や線膨張率も小さく自動車の外装品用
の樹脂として好適なものである。
【0030】このような効果が得られる理由は必ずしも
明らかではないが、プロピレン−エチレンブロック共重
合体は、オレフィン系エラストマーとの相溶性の良好な
ものであり、これにエチレン−プロピレン共重合体系ゴ
ムと、エチレン−ブテン共重合体ゴムの2種類のゴムを
併用することにより耐衝撃性、引張物性等を低下させる
ことなく、硬度及び柔軟性の向上が得られ、さらにプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体と、エチレン−ブテ
ン共重合体ゴムとをそれぞれ特定の流動特性を有するも
のとすることにより成形性の向上が得られ、さらに組成
物中のプロピレンホモポリマー部分とそれ以外の樹脂成
分の極限粘度を特定の比とすることにより各成分の分散
構造を制御し、もって各種物性値のバランスを自動車の
外装用の材料として好適なものとしているためであると
考えられる。
【0031】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、原料となる樹脂及びタルクとしては以下
のものを使用した。 [1] プロピレン−エチレンブロック共重合体 BPP−1:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 40g/10 分、エチレン含有量7重量%〕 BPP−2:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 20g/10 分、エチレン含有量7重量%〕 BPP−3:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 40g/10 分、エチレン含有量10重量%〕 [2] エチレン−プロピレン共重合体ゴム EPR−1:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 4g/10 分、硬さ(JIS A) =73〕 EPR−2:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 3g/10 分、硬さ(JIS A) =55〕 EPR−3:〔メルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16
kg荷重) 7g/10 分、硬さ(JIS A) =57〕 [3] エチレン−ブテン共重合体ゴム EBR−1:〔メルトインデックス (MI、190 ℃、2.16
kg荷重) 20g/10 分、硬さ(JIS A) =89〕 EBR−2:〔メルトインデックス (MI、190 ℃、2.16
kg荷重) 3.5 g/10 分、硬さ(JIS A) =85〕 [4] タルク Ta−1:〔富士タルク(株)製 LMS300、平均粒径1.
25μm〕 Ta−2:〔富士タルク(株)製 LMR100、平均粒径1.
8 μm〕
【0032】実施例1〜4、比較例1〜10 第1表に示す配合割合でプロピレン−エチレンブロック
共重合体(BPP-1、BPP-2又はBPP-3)、エチレン−プロ
ピレン共重合体ゴム (EPR-1 、EPR-2又はEPR-3)、エチ
レン−ブテン共重合体ゴム (EBR-1 又はEBR-2)及びタル
ク (Ta-1又はTa-2) をスーパーミキサーでドライブレン
ドし、その後二軸押出機に投入し、 190〜250 ℃、スク
リュー回転数200rpmで混練し、ペレットを得た。
【0033】次に得られたペレットを、射出成形機によ
り、射出温度210 ℃、射出圧力600kg/cm 2 で後述する
物性測定用の試験片に成形した。
【0034】このようにして得られた試験片に対して、
メルトフローレート、引張破断伸度、曲げ弾性率、アイ
ゾット衝撃強度、熱変形温度、ロックウェル硬度、成形
収縮率、線膨張率及び組成物中におけるプロピレンホモ
ポリマー部分とそれ以外の樹脂成分との極限粘度の比を
測定した。結果を第2表に示す。
【0035】 第 1 表 組 成 (重量部) 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 BPP−1 60 57 65 70 EPR−1 12.5 7 − − EPR−2 − − 15 15 EBR−1 12.5 21 5 5 Ta−1 15 15 15 10
【0036】 第 1 表 (続 き) 組 成 (重量部) 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 BPP−1 60 − 45 75 50 BPP−2 − 60 − − − EPR−1 25 12.5 25 15 10 EBR−1 − 12.5 10 − 25 Ta−1 15 15 20 10 15
【0037】 第 1 表 (続 き) 組 成 (重量部) 比較例6 比較例7 比較例8 比較例9 比較例10 BPP−1 57 57 65 50 − BPP−3 − − − − 70 EPR−1 7 7 15 5 − EPR−3 − − − − 10 EBR−1 − 21 15 20 − EBR−2 21 − − − 10 Ta−1 15 − 5 25 10 Ta−2 − 15 − − −
【0038】 第 2 表 物 性 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 M F R (g/10 分)(1) 20 20 19 20 引張破断伸度 (%) (2) 200 230 100 150 曲げ弾性率 (kgf/cm2 ) (3) 15000 14000 16000 14500 アイゾット衝撃強度 (kgf-cm/cm, ノッチ付き) (4) 23℃ 45 40 35 38 −30℃ 7 7 6 7 熱変形温度 (℃) (5) 115 115 120 116 ロックウェル硬度 (R)(6) 55 55 56 58 成形収縮率(7) (×1/1000) 5.5 6.8 7.3 8.0 線膨張率(8) (×10-5-1) 6.5 7.6 7.2 7.7 極限粘度比 [η] B /[η] A (9) 1.3 1.1 1.4 1.4
【0039】 第 2 表 (続 き) 物 性 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 M F R (g/10 分)(1) 17 11 16 22 30 引張破断伸度 (%) (2) 80 220 280 55 180 曲げ弾性率 (kgf/cm2 ) (3) 15500 15000 12000 19000 10000 アイゾット衝撃強度 (kgf-cm/cm, ノッチ付き) (4) 23℃ 40 47 45 38 42 −30℃ 7 8 7 5 7 熱変形温度 (℃) (5) 112 115 108 121 102 ロックウェル硬度 (R)(6) 45 54 41 58 45 成形収縮率(7) (×1/1000) 6.8 6.0 5.5 8.3 7.5 線膨張率(8) (×10-5-1) 7.2 6.9 6.4 8.2 7.6 極限粘度比 [η] B /[η] A (9) * * * * * 注) *:測定しなかった。
【0040】 第 2 表 (続 き) 物 性 比較例6 比較例7 比較例8 比較例9 比較例10 M F R (g/10 分)(1) 14 21 25 17 17 引張破断伸度 (%) (2) 240 240 400 50 70 曲げ弾性率 (kgf/cm2 ) (3) 14000 12500 7000 19000 15000 アイゾット衝撃強度 (kgf-cm/cm, ノッチ付き) (4) 23℃ 40 41 45 25 34 −30℃ 7 7 10 4 6 熱変形温度 (℃) (5) 115 112 90 125 118 ロックウェル硬度 (R)(6) 55 54 40 57 62 成形収縮率(7) (×1/1000) 6.7 7.0 9.1 6.3 8.6 線膨張率(8) (×10-5-1) 7.2 7.5 8.8 6.8 8.4 極限粘度比 [η] B /[η] A (9) * * * * 2.7 注) *:測定しなかった。
【0041】(1) MFR:ASTM D1238により230 ℃、21
60gの荷重下で測定。 (2) 引張破断伸度:ASTM D638 により測定。 (3) 曲げ弾性率:ASTM D790 により測定。 (4) アイゾット衝撃強度:ASTM D256 により3.2 mm厚試
験片を用いて、ノッチ付きにて測定。 (5) 熱変形温度:ASTM D648 により4.6 kg/ cm2 の圧力
にて測定。 (6) ロックウェル硬度:ASTM D785 により測定。 (7) 成形収縮率:350 mm×100 mm×3mmの試験片を成形
後、24時間20℃の恒温室に放置し、幅方向(TD)及び
長手方向(MD)の収縮率を測定し、平均値をとった。 (8) 線膨張率:成形収縮率と同様のシートについて、-3
0 〜80℃の温度範囲における寸法変化を幅方向(TD)
及び長手方向(MD)について測定し、平均値をとっ
た。 (9) プロピレンホモポリマー部分とそれ以外の樹脂成分
との極限粘度比:組成物の冷キシレン不溶部から無機フ
イラー(タルク)を除いたものを100 ℃に加熱して、エ
チレンホモポリマー部分を除去し、これをプロピレンホ
モポリマー部分とした。次いで、これとプロピレンホモ
ポリマー部分を除いた樹脂成分とを、それそれ135 ℃デ
カリン溶液での粘度を測定し、プロピレンホモポリマー
部分の極限粘度を〔η〕A 、それ以外の樹脂成分の極限
粘度を〔η〕B としてその比〔η〕B / 〔η〕A を算出
した。
【0042】第2表より明らかなように、本発明の自動
車外装用樹脂組成物は、成形性(MFRの値)、引張破
断伸度、曲げ弾性率、アイゾット衝撃強度、熱変形温
度、ロックウェル硬度、成形収縮率及び線膨張率の値が
すべて良好なレベルにあった。これに対し、各比較例の
組成物は上記各種物性の少なくとも一つが大きく低下し
たものとなっている。
【0043】また、各実施例の組成物について塗装性の
評価を行った。塗装性の評価は、成形品をトリクロルエ
タン蒸気で洗浄し、プライマー及びウレタン系上塗料を
使用して、標準塗装仕様により塗装し、一次密着性 (ゴ
バン目試験) 及び耐温水試験(40℃×240 時間浸漬) 後
のゴバン目試験を行い密着性とブリスタの有無を判定す
ることによった。本発明の組成物は、塗膜の密着性、耐
水性などの塗装性能がいずれも良好であった。
【発明の効果】
【0044】以上に詳述したように、本発明の自動車外
装用樹脂組成物は、高流動性プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体と、エチレン−プロピレン共重合体系ゴム
と、高流動性エチレン−ブテン共重合体ゴムと、タルク
とそれぞれ所定量含有し、さらに組成物中のプロピレン
ホモポリマー部分と、それ以外の樹脂成分との極限粘度
の比を特定してなるので、成形性に優れるとともに、耐
衝撃性と延性と硬度とのバランスが良く、しかも成形収
縮率や線膨張率の値が小さい。
【0045】このような本発明の組成物は自動車の各種
外装品、例えばバンパー、サイドモール、スポイラー、
マットガード等に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 吉祥 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センター内 (72)発明者 岩井 久幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 西尾 武純 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野村 孝夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) メルトフローレートが40g/10 分以
    上のプロピレン−エチレンブロック共重合体と、(b) エ
    チレン−プロピレン共重合体系ゴムと、(c) メルトイン
    デックスが15〜30g/10 分のエチレン−ブテン共重合体
    ゴムと、(d) 平均粒子径が1.5 μm以下のタルクとを含
    有し、前記(a) の含有量が50〜75重量%であり、前記
    (b) と(c) との合計の含有量が20〜30重量%で、かつ
    (b) と(c) との重量比が0.25≦(c) /((b)+(c))であ
    り、前記(d) の含有量が7〜15重量%である組成物であ
    って、かつ組成物中のプロピレンホモポリマー部分の極
    限粘度(A) と、前記プロピレンホモポリマー部分以外の
    樹脂成分の極限粘度(B) との比(B/A) が、0.1 〜2.5 の
    範囲であることを特徴とする自動車外装用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車外装用樹脂組成
    物において、前記プロピレン−エチレンブロック共重合
    体のメルトフローレートが40〜100 g/10 分であること
    を特徴とする自動車外装用樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0959480A (ja) * 1995-08-22 1997-03-04 Chisso Corp ポリオレフィン系樹脂組成物

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