JPH06100844B2 - 乾式現像剤 - Google Patents

乾式現像剤

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JPH06100844B2
JPH06100844B2 JP61138186A JP13818686A JPH06100844B2 JP H06100844 B2 JPH06100844 B2 JP H06100844B2 JP 61138186 A JP61138186 A JP 61138186A JP 13818686 A JP13818686 A JP 13818686A JP H06100844 B2 JPH06100844 B2 JP H06100844B2
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一成 村岡
悦夫 富永
潔 橋本
博之 守屋
利昭 室伏
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は静電潜像を現像するための乾式現像剤、特に2
成分乾式現像剤に関する。
[従来の技術] 電子写真法あるいは静電記録法では、感光体あるいは静
電記録体に形成された静電潜像を現像剤で現像し、転写
紙にトナー像を転写後、定着して複写物が得られる。
これらの方法では、現像剤として、一般にキャリアとト
ナーの2成分からなる乾式現像剤が用いられている。2
成分乾式現像剤では現像装置内での攪拌によってキャリ
アとトナーとの間に摩擦帯電を生じさせ、トナーに静電
潜像と逆極性の電荷を付与して潜像に付着させ現像が行
なわれる。
このような現像剤としては、例えば磁気ブラシ現像法に
於いて用いるキャリアとして、平均粒径50〜500μmの
鉄粉、フェライト粉またはそれらを特定の重合体でコー
ティングしたものが多く用いられている。また近年、少
なくとも磁性粉と結着樹脂とを混合し、造粒したキャリ
アも提案されている。
これら2成分系現像剤ではいずれの場合にもキャリアと
トナーとの間で発生する極性および帯電量を現像に適す
るように調整する必要がある。
従来このような2成分系現像剤は、複写物の画像濃度、
カブリ等の要求特性が満たされるようなトナー濃度で、
キャリアとトナーとを混合して用いられている。しかし
キャリアとトナーとを混合する環境(湿度条件等)によ
って帯電量が変化し、得られる複写物の品質が変化して
しまい、帯電量の高い場合には、得られる複写物の画像
濃度が薄くなったり、画像周辺のフリンジ電界部へのキ
ャリア付着が発生する。また帯電量が低い場合には画像
濃度が濃すぎたり、ガブリ、トナー飛散が発生するとい
う欠点があった。
[発明が解決しようとする問題点] 特に近年提案されている少なくとも磁性粉と結着樹脂と
の混合物からなり、平均粒径20〜50μmのキャリアを使
用する現像剤の場合には、帯電量の許容幅が狭いという
欠点を有するため、キャリアとトナーを混合して現像剤
を調整する際許容される狭い帯電量に合わせることが難
しいという問題がある。これは、このような小粒径でし
かも結着樹脂と磁性粉とからなるキャリアでは、キャリ
ア1個当たりの飽和磁束密度が低いため、画像周辺のフ
リンジ電界部および背景部にキャリアが付着し易い傾向
があることによるものである。
この背景部へのキャリア付着は帯電量を高くしたとき発
生し易いので、帯電量を余り高くすることはできず、こ
のような小粒径キャリアでは帯電量を低くする必要があ
るが、現像剤を長時間使用した際及び高湿度になると経
時的に帯電量が下がり、カブリやトナーの飛散が発生す
る。
また、小粒径キャリアとトナーとを混合して現像剤を調
製する際、混合時の環境、特に湿度の影響を受けて帯電
量が変化し易い。これは、キャリアの粒子径が小さいた
め有効表面積が広いことによるものと考えられる。
従って、少なくともキャリアとトナーとを混合してなる
2成分系現像剤の帯電量は混合する際の環境が変化して
も安定であることが望まれる。
従って、本発明の目的は、従来の小粒径キャリアの欠点
を解消し、キャリアとトナーとを混合する際の環境が変
化しても帯電量が安定している現像剤を提供することに
ある。
更に、本発明の目的は、長期間使用しても、また使用す
る環境が変化しても帯電量の変化が少ない安定して現像
剤を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、 (1)キャリアとトナーとを混合してなる乾式現像剤で
あって、磁性粉と結着樹脂とを溶融混練し、これを粉砕
・分級して平均粒径20〜50μmの粒子とした後調湿処理
してなるキャリアを含有することを特徴とする乾式現像
剤、 (2)調湿処理が温度10〜40℃、湿度40〜80%RH(相対
湿度)の条件で行なわれる上記(1)に記載の乾式現像
剤 を提供する。
本発明に使用することのできる原料磁性粉の例として
は、平均粒径0.1〜3μmのマグネタイト、フェライ
ト、鉄、ニッケル、二酸化クロム、γ−ヘマタイト、コ
バルト等の微粉末が挙げられる。中でも安価でかつ安定
して使用できる点でマグネタイトが好ましい。
結着樹脂としては、ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、
尿素系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、エポキシ樹脂などの縮合型樹脂およびそれら
モノマーの共重合体を使用できる。これらのモノマーと
してはそれぞれ慣用の成分が使用できる。ビニル系のモ
ノマーについて例を挙げれば、スチレン、α−メチルス
チレン、p−クロロスチレン、p−メチルスチレンなど
のスチレン系モノマー;メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘ
キシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ジメ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノメタク
リレートなどのアクリル酸およびメタクリル酸エステル
系モノマー;アクリルアミド、メタクリルアミドなどの
アミド系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニト
リルなどのニトリル系モノマー、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、イソブチレンなどのオレフィン系モノマ
ー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエス
テル系モノマー;塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニ
ルなどのハロゲン化ビニル系モノマーなどがあり、これ
らの1種または2種以上を重合してビニル系樹脂とす
る。
キャリアには、その他必要に応じて導電性調節剤として
のカーボンブラックやトナーについて後述するような帯
電制御剤等を添加してもよい。キャリアの製造は、混練
し粉砕する方法、結着樹脂を溶剤に溶解し、磁性粉を分
散した懸濁液をスプレードライして造粒する方法、また
結着樹脂を重合する際磁性粉をモノマー中に分散して得
る方法のいずれでも良い。
本発明におけるトナーは、樹脂、着色剤、帯電制御剤、
および添加剤等からなる。トナーに用いられる樹脂とし
ては、ポリスチレン、スチレン−プロピレン共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビニル
共重合体、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、ス
チレン−メタクリル酸エステル共重合体、アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、エポキシ
樹脂等の樹脂が挙げられる。トナーに用いられる着色剤
としては、カーボンブラック、アニリンブラック、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、クロムイエロー、ウルト
ラマリンブルー、オイルレッド、フタロシアニンブル
ー、ランプブラック、ローズベンガルおよびこれらの混
合物等を挙げることができる。これら着色剤は十分な濃
度の可視像が形成されるような割合で含有せしめること
が必要であり、通常、トナー中に1〜20重量%程度の割
合で用いられる。
帯電制御剤としては、ニグロシン染料、含クロム錯体、
四級アンモニウム塩等が用いられ、これらはトナーの極
性により使い分けることが必要である。また、トナーに
用いられる添加剤としては、シリカ、アルミナ、マグネ
シア、チタニア、ジルコニア等の酸化物、二硫化モリブ
デン、二硫化タングステン等の硫化物、窒化ホウ素、窒
化ケイ素等の窒化物、カーボンブラック、脂肪酸金属
塩、並びにポリフッ化ビニリデン等のフッ素樹脂微粉
末、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル等の樹脂微
粉末、その他を挙げることができる。
トナーの製造方法は、混練し粉砕する方法、樹脂、着色
剤等を溶剤に溶解、分散した懸濁液をスプレードライし
て造粒する方法、また樹脂を重合する際に着色剤、帯電
制御剤等をモノマー中に分散して得る方法のいずれでも
よい。
本発明の現像剤は、キャリアとトナーとを混合して製造
される。トナーとキャリアとの混合比は、重量比で1:99
〜30:70の範囲が適当である。この混合比はキャリアと
トナーとの比重、粒径、帯電量等によって決められる。
本発明では調湿処理方法は、環境チャンバー中に放置す
る方法、流動層型および旋回気流型混合機中に調湿空気
を導入して処理する方法などにより行なうことができ
る。
本発明の調湿の目的は、キャリア中の水分量を制御する
ことにあり、それが調湿処理までに受けた履歴、すなわ
ち調湿処理以前に置かれた環境から受けた影響を消去し
た後に調湿処理することが好ましい。すなわち、乾燥に
よってキャリアの表面に存在する水分を除去した後に調
湿処理することによって、容易にキャリア中の水量を一
定にすることができる。
調湿処理は、温度10〜40℃、湿度40〜80%RH(相対湿
度)の条件の調湿空気中で行なうことが好ましい。これ
は調湿後のキャリアの状態が、現像剤を実際に使用する
環境条件に適合するように選択するためであり、通常の
複写条件は上記の温度および湿度の範囲に含まれるから
である。また、調湿処理時間は、その調湿空気中で調湿
する場合の平衡水分量に達するまでの時間が必要であ
る。平衡水分量に達したかどうかは水分量を経時的に測
定することで知ることが可能である。水分量を測定する
方法としてはカールフィッシャー水分測定法、熱重量分
析などいずれの方法でもよい。
本発明の現像剤を用いる現像方法は、感光体あるいは静
電記録体に形成された静電潜像を磁気ブラシ現像装置等
により現像する方法で実施される。例えば、キャリアが
負に帯電すればトナーは正に帯電することから、トナー
が負極性潜像に吸引付着して現像が行なわれ、このトナ
ー像を転写紙に転写した後、加熱するなどして定着す
る。
[実施例] 以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明
する。
実施例1 スチレン−メタクリル酸ブチル(n−BMA)−アクリル
酸(AA)共重合体(スチレン:n−BMA:AA=80:15:5,Mw=
80,000)30重量部とマグネタイト70重量部を混合し、溶
融混練後、微粉砕し、分級を行ない、平均粒径35.6μm
のキャリアを得た。
上記キャリアとは別にスチレン−メタクリル酸ブチル−
ジメチルアミノメタクリレート(DMAM)共重合体(スチ
レン:n−BMA:DMAM=65:30:5,Mw=10,000)94重量部とカ
ーボンブラック6重量部とを溶融混練後、微粉砕して平
均粒径10.8μmのトナーを得た。得られたトナー100重
量部に対してアルミナ微粉末0.5重量部を容器固定羽回
転型混合機にて混合して使用トナーを得た。
キャリアの調湿処理操作は、第1図は示す旋回流動型調
湿装置で実施した。この装置では吸気フィルター5を通
して、ブロア6および7によって吸引された空気を調湿
空気発生チャンバー1で28℃、65%RHに調湿し、調湿処
理槽3の下部から調湿空気が供給され、スクリーン2の
上に仕込まれ、旋回流動化しているサンプル8を調湿
し、空気のみが排気フィルター4を通して処理槽から排
出される。
5分毎にサンプルを採取し、キャリアの水分量(カール
フィッシャー法により測定)およびトナーと混合した現
像剤の帯電量を測定した。その結果を第2図および第3
図に示す。調湿時間20分以降で平衡水分量に達し、帯電
量が安定していることから、調湿処理30分のキャリア92
重量部、トナー8重量部をV型ブレンダーにて混合して
現像剤を調製した。
比較例1 キャリアの調湿処理をしない以外は、上記実施例1と同
様にして現像剤を得た。
現像試験 試験方法としては、現像剤攪拌装置を備えた磁気ブラシ
現像装置を用い、実施例1および比較例1で得た現像剤
について負極性静電潜像を連続して現像し、帯電量と画
質の維持性を観察した。
画質の観察結果を第1表に、帯電量の測定結果を第4図
に示す。表および図から明らかなように、調湿処理を施
さない比較例1の現像剤を用いた場合には、初期には帯
電量が高く、画質濃度の低下、カブリ(背景部へのトナ
ー付着)、トナー飛散が発生するのに対し、本発明の現
像剤(実施例1)を用いた場合には、20万枚複写しても
何等問題がなく、優れた画質が維持された。
帯電量測定試験 実施例1のキャリアとトナーをそれぞれ別々に低湿環境
(20℃、30%RH)、高湿環境(20℃、85%RH)下に24時
間放置し、いずれも低湿環境に保持して調湿したもの、
一方を高湿環境に保持して調湿したもの、いずれも高湿
環境に保持して調湿したものを組合わせて、トナー濃度
を10重量%として混合し試験現像剤を調製し帯電量を測
定した。結果は第2表に示される通りであった。
この結果から、微細な磁性体を結着樹脂に混練して粉砕
して得た小粒径キャリアを用いる本発明現像剤では、現
像剤の帯電量に最も大きく影響してするのは、キャリア
の置かれた環境の湿度によって決まるキャリア含水量で
あることがわかる。
[発明の効果] 本発明の現像剤によれば、安定した帯電性が得られ、現
像に用いられた際、背景部へのキャリア付着やトナー付
着がなく、解像度、階調性などの画質に優れ、特に長時
間の使用に耐えることができる。したがって、例えば20
万枚の複写を行なってもトナーの帯電量は安定してお
り、印刷並みの画質が維持される。また、調湿はキャリ
アについて行なえば良いので、複写によって消費される
トナーを調湿する場合と比べて処理量が少なくて済み経
済的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、調湿処理装置例の概要図であり、第2図は第
1図の装置によって本発明の実施例例におけるキャリア
の水分量を経時測定した結果を示すグラフであり、第3
図は第2図に対応する水分量のキャリアを用いた現像剤
の帯電量を示すグラフであり、第4図は本発明および比
較例の現像剤について複写枚数と帯電量の関係を示すグ
ラフである。 図中符号の意味は以下の通りである。 1…調湿空気発生チャンバー 2…スクリーン 3…調湿処理槽 4…排気フィルター 5…吸気フィルター 6…押込みブロアー 7…排気ブロアー 8…処理サンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 潔 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 守屋 博之 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (72)発明者 室伏 利昭 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社竹松事業所内 (56)参考文献 特公 昭52−33496(JP,B1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリアとトナーとを混合してなる乾式現
    像剤であって、磁性粉と結着樹脂とを溶融混練し、これ
    を粉砕・分級して平均粒径20〜50μmの粒子とした後調
    湿処理してなるキャリアを含有することを特徴とする乾
    式現像剤。
  2. 【請求項2】調湿処理が温度10〜40℃、湿度40〜80%RH
    (相対湿度)の条件で行なわれる特許請求の範囲第1項
    に記載の乾式現像剤。
JP61138186A 1986-06-16 1986-06-16 乾式現像剤 Expired - Lifetime JPH06100844B2 (ja)

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JPS62295067A JPS62295067A (ja) 1987-12-22
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