JPH0610084B2 - バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法 - Google Patents

バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法

Info

Publication number
JPH0610084B2
JPH0610084B2 JP2025745A JP2574590A JPH0610084B2 JP H0610084 B2 JPH0610084 B2 JP H0610084B2 JP 2025745 A JP2025745 A JP 2025745A JP 2574590 A JP2574590 A JP 2574590A JP H0610084 B2 JPH0610084 B2 JP H0610084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
granules
liquid
buyer
treated
dust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2025745A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03232720A (ja
Inventor
康夫 川合
勇次 渋江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2025745A priority Critical patent/JPH0610084B2/ja
Priority to AU70264/91A priority patent/AU623821B2/en
Publication of JPH03232720A publication Critical patent/JPH03232720A/ja
Publication of JPH0610084B2 publication Critical patent/JPH0610084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/10—Process efficiency
    • Y02P20/133—Renewable energy sources, e.g. sunlight

Landscapes

  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バイヤー法によるアルミナ水和物またはアル
ミナの製造工程において、その工程物質より有機化合物
及び炭酸ソーダ等の炭素化合物中の炭素分を除去する方
法に関する。
さらに詳しくは、Na成分に対するA成分のモル比を
A2O3/Na2O=1〜5の範囲に調整した炭素化
合物含有バイヤー工程循環液及び/または該循環液を濃
縮固化せる物質を、500〜1350℃の温度範囲にお
いて加熱処理せしめることにより、有機化合物及び炭酸
ソーダ等の炭素化合物中の炭素分を除去する方法に関す
る。
[従来の技術] バイヤー法によってアルミナ水和物又はアルミナを製造
するには、含アルミナ鉱石、通常はボーキサイト鉱石を
苛性ソーダ水溶液と共に高温高圧蒸解して鉱石中のアル
ミナ分をアルミン酸ソーダとして溶解抽出すること、赤
泥等の不溶解分を分離した後のアルミン酸ソーダ清澄液
に種子(アルミナ水和物結晶)を添加攪拌して加水分解
反応を生起せしめ、アルミナ水和物結晶を析出させるこ
と、得られたアルミナ水和物結晶は分離洗浄、乾燥して
そのまま製品とし、更にこれを高温焼成してアルミナ製
品とすることの3工程から構成されている。そしてアル
ミナ水和物結晶を分離した母液及び一部の洗浄液は濃縮
され、再び工程に循環使用される。
以上の説明から明らかなようにバイヤー法アルミナ製造
工程ではNa成分及びA成分を含有する液が連続して
工程内を循環している。本発明においては、これらの液
をすべてバイヤー工程循環液と称する。
また本明細書において炭素化合物とは、蓚酸ソーダ等の
有機化合物、及び炭酸ソーダを包含するすべての炭素化
合物を言う。
炭素化合物がバイヤー工程循環液に入るのは原鉱石中の
有機物(フミン、ビチューメン、ブテン等)が蒸解工程
において溶解、蓄積すること、工程中に添加される合成
又は天然の凝集沈降剤、あるいは有機質消泡剤が蓄積す
ること、原料苛性ソーダ中の炭酸塩、および工程循環液
が空気と接触することによる炭酸化によって炭酸ソーダ
が蓄積すること等がその主たる原因である。
バイヤー工程循環液中に炭素化合物が多く存在するとき
は、析出アルミナ水和物の結晶微細化、および析出率の
低下、バイヤー工程装置内へのスケーリングによる操業
トラブル、アルミナ水和物結晶の固液分離性悪化、製品
アルミナ水和物の白色度低下等々、バイヤー工程の生産
性及び製品品質の低下をもたらすことが知られている。
したがって、これらの理由からバイヤー工程循環液中の
炭素化合物の効率的な除去方法の開発が強く要請されて
いる。
バイヤー工程循環液中の炭素化合物の除去方法として
は、従来からいくつかの提案がなされている。すなわ
ち、加圧酸素法(特公昭45−30548)、紫外線照
射法(特開昭49−20097)、冷却法(アメリカ特
許第3508884号)、水酸化マグネシウム共沈法
(特開昭51−130692)、苛性化法(アメリカ特
許第3120996号、第3341286号)、蓚酸ソ
ーダ除去法(アメリカ特許第3649185号、第33
72985号、特公昭48−11480、特公昭53−
398および特公昭53−400)、ボーキサイト焼成
法(特開昭47−21395)等がある。これらのうち
工業的に実用化されている主なものは苛性化法および蓚
酸ソーダ除去法である。
苛性化法は、バイヤー循環液中の炭酸ソーダを消石灰と
反応せしめて生成する炭酸石灰を分離するもので、処理
液は低濃度で炭酸塩の除去率も充分でないのみならず、
実質的に炭酸塩のみしか除去できない。
蓚酸ソーダ除去法は、アルミナ水和物析出工程において
蓚酸ソーダも微細粒として晶出するので、アルミナ水和
物の濾過、洗浄処理により蓚酸ソーダを溶解し、この溶
解液に消石灰を添加して蓚酸カルシウムとしてこれを除
去するのである。しかしこの方法は、蓚酸ソーダの晶出
条件に制限があるうえ、蓚酸ソーダ結晶の溶解のために
新たに工程に水を持ち込む等の欠点がある。
本発明者等は、上記のごとき従来の諸法に比し処理効果
が優れ、工程外物質による循環液の汚染がなく、且つ炭
素化合物の種類に関係なく除去し得る方法を開発した
(特公昭58−46450)。
その方法を要約すれば、A成分、Na成分、及び炭素
化合物を含有するバイヤー工程循環液及び/またはバイ
ヤー工程循環液を濃縮固化せる物質のNa成分に対する
A成分のモル比を、A2O3/Na2O=1〜5の
範囲に調整し、ついで500〜1350℃の温度範囲に
おいて加熱処理して実質的にアルミン酸ソーダと炭酸ガ
スに分解せしめることにより、炭素化合物を炭酸ガスと
して除去する方法である。
このモル比を1より大きくすることは、炭酸ソーダの残
留を充分に抑制する上で望ましいが、この比があまり過
大になると加熱処理の際の熱負荷が増大しエネルギー経
済上不利であるので、この比を5以内にすることが望ま
しい。A2O3/Na2Oモル比のより好ましい範囲
は1〜2である。
加熱処理の温度範囲は500〜1350℃であり、より
好ましくは700〜1000℃である。400〜500
℃では中間体炭素化合物と結合しているナトリウム分を
炭酸ソーダに転化するに止まり、炭素化合物の除去効果
は期待できない。また、1350℃を越える温度におい
ては、加熱生成物が融体化して操業が著しく困難にな
り、またエネルギー経済上不利である。
本発明者等はその後、上記方法の工業的実施段階におけ
る工程の改良、設備の改善等を行なってきた。
[発明が解決しようとする課題] 上記のバイヤー工程循環液の濃縮固化物の加熱処理は、
例えばロータリーキルンのごとき加熱装置において加熱
し、濃縮固化物に含まれる炭素化合物を熱分解し、炭酸
ガスとして除去する方法である。
この際、500〜800℃のロータリーキルン等の燃焼
排ガスの顕熱は、バイヤー工程循環液及び/または濃縮
液の蒸発・濃縮・乾燥・加熱に利用していた。(なお、
濃縮液の蒸発・濃縮・乾燥・加熱にはロータリーキルン
等の燃焼排ガスでなく、別個に設けた熱風発生器からの
熱風を利用してもよい。そのときは、キルンの排ガスは
他の装置で有効エネルギーを回収処理することとな
る。)この蒸発・濃縮・乾燥・加熱過程において、濃縮
液は顆粒状に造粒される。そのため、この蒸発・濃縮・
造粒・乾燥・加熱工程は、濃縮液を原料としてキルン燃
焼排ガスを熱源とし、例えば特公昭63−35572号
に示すような顆粒体成形装置により達成される。。
顆粒体はそのままロータリーキルンに供給され加熱処理
してもよいが、ロータリーキルンでの処理を容易にする
ために本発明者らは造粒した顆粒体を風力分級装置(サ
イクロン等)で分級し、大粒の顆粒を加熱処理し、残り
の顆粒を顆粒化工程に戻し、循環する方法を開発した。
この方法においてキルンの燃焼排ガスまたは熱風は、こ
れらの装置を経由し、温度は100〜300℃に降下す
るが、サイクロンで捕集できない微細ダストが数10g
/NM3含まれている。この未捕集の浮遊粉末は大気汚
染防止の観点から大気中に飛散させることは出来ない。
そのため、乾式集塵器(バグフィルター、電気集塵器
等)や湿式スクラバーで未捕集微細ダストを捕集した
が、この回収にはなお以下に述べるごとき問題が存在す
る。
電気集塵器で捕集したダストは、ダストそのものが5μ
m程度の微細ダストであり、直接顆粒体成形装置に戻す
と回収する前に比べ顆粒体成形装置出口の粉の粒径が細
かくなった。この状態で運転を継続していくと微細な乾
燥粉の循環量が増加し、風力分級装置の負荷の増大と、
それにともない配管圧損の増加を引き起こす。
やむをえず前記のような粒径の細かい顆粒をキルンに供
給すると、キルン内でダスティングを引き起こし、不完
全燃焼状態となり、実質的に操業を維持することが困難
となる。運転を継続するためには、キルン内の燃焼空気
を減らし(風力を小さくして)、ダスティングを抑制す
る必要がある。すなわち、それは燃油を減らす必要があ
る。これは濃縮液の仕込量を減らすこととなり、大幅な
装置効率の低下と電力等の原単位の悪化、処理能力の低
下を招き、経済的な方法でない。それを防ぐためには、
直径の大きなキルンが必要となり、設備投資額が膨大と
なる。
キルンの排ガスを別の系統で処理し、乾燥系専用の熱風
を使用した場合でも電気集塵器で捕集した微細ダストを
直接顆粒体成形装置に戻すと、顆粒の粒径分布が小さい
方にシフトするので、顆粒体成形装置、風力分級装置お
よび乾式集塵器の系内で乾燥粉を大量に循環させて初め
て目的とする粒径に維持可能となるので、上記設備が巨
大となり、設備投資額の点で経済的でなくなる。
そこでやむをえず電気集塵器の代わりに水スクラバーを
用いてサイクロンで捕集できない微細ダストを含む排ガ
スを洗浄し、洗浄水をバイヤー工程に循環し、排ガスを
大気放出してきた。
しかし、この微細ダストは直径0.5μm位の1次粒が
凝集した粒子で、空隙の多い直径2〜10μm位の2次
凝集粒である。したがって、気流中で浮遊している状態
で崩壊する粒子である。またA2O3/Na2Oの割
合は、蒸発濃縮工程におけるより低く、A分と未反応
のNa2O(例えば炭酸ナトリウムや水酸化ナトリウム
など)やバイヤー工程循環液に含まれる食塩等の不純物
を含み、温度降下により晶析し易く、排ガス中の水分を
吸湿した大変潮解性に富む微細な粉末である。それ故、
水スクラバーでこの反応性に富む微細粉を処理するとド
ーソナイト(NaACO3(OH)2)を主体とする
スケールが排ガスダクト等に晶析し、スクラバー系の圧
力損失が増大する。そうなると前述の電気集塵器を用い
た場合と同じように処理能力が徐々に減少することが避
けられない。そのまま放置し、操業を継続すると、能率
が徐々に低下するのみならず、運転の継続が困難となり
定期的にスケール除去作業を主体とした運休を設定する
必要が生じる。また、別にスケール除去設備を設ける必
要があり、設備投資額の増大と装置効率の低下を招くこ
とになる。
本発明は、サイクロン等から出る排ガス中の微細ダスト
を回収することによって生ずる顆粒化工程の操業や排ガ
スの熱回収系、サイクロン等の回収工程への悪影響を取
り除き、また環境への汚染もなく、有効成分として回収
すること及び本処理装置の処理能力の向上とを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明はバイヤー工程循環液中の炭素化合物を効率よく
除去する方法を確立し、これによってバイヤー工程自体
の生産性を高めるために、従来処理することが困難であ
った微細ダストを回収し、炭素除去能力を向上させるこ
とを目的とするものである。
すなわち本発明は、バイヤー法によるアルミナ製造工程
のバイヤー工程循環液を被処理液として該処理液または
その濃縮物中のナトリウム分とアルミニウム分のモル比
をA2O3/Na2O=1ないし5の範囲に調整し、
該被処理液及び/またはその濃縮物を顆粒化し、その顆
粒を風力分級し、大粒の顆粒を500〜1350℃で加
熱処理し、残りの顆粒を顆粒化工程に戻して再び顆粒化
し、一方風力分級後の気体は乾式集塵器にて処理し、捕
集した微細ダストを転動、圧縮し、この微細ダストを本
工程内に戻すことを特徴とするバイヤー工程循環液中の
炭素化合物の除去法にある。
風力分級するのは、キルンなど加熱処理装置での処理を
効率的に容易にするためであり、キルン等で加熱処理す
るものと顆粒化工程に戻すものとの粒径、量は系全体の
バランスにより適宜定められる。
以下、本発明の一例を第1図のフローチャートを参照し
て説明する。
炭素分を除去すべきバイヤー工程液は、原則的にバイヤ
ー循環工程のいかなる場所の工程液であっても処理は可
能であるが、効率的な処理をするためには加水分解前の
有機化合物、炭酸ソーダ、蓚酸ソーダ等の濃度の高い液
を処理することが効率的に好ましい。例えば、本発明者
らが提案した特公昭63−6490号、特公平1−14
173号の方法による如く蓚酸ソーダを出来るだけ濃縮
した工程液を使用することは好ましい一つの実施態様で
ある。
このような工程液に、必要に応じ本工程の未溶解残渣を
加え、更に濃縮物中のナトリウム分とアルミニウム分の
モル比をA2O3/Na2O=1〜5に調節(但し、
この調節は濃縮後の濃縮物の成分比であって、濃縮後に
行なうことも可能)する。この濃度は多段の蒸発缶で行
なうことが好ましい。濃縮された工程液は顆粒化工程に
送られる。
顆粒化工程では、風力分級のための乾燥分級サイクロン
(1)からの循環顆粒およびダスト捕集サイクロン
(2)にて捕集された、それぞれ加熱された顆粒が送入
されると共に、前記濃縮液がこの顆粒上にスプレーさ
れ、造粒される。
この顆粒体成形装置は限定されることはないが、第2図
に断面図として示されるような水平筒体中に回転するパ
ドルを有し、前記濃縮液が複数の箇所においてスプレー
されるがごとき形式のものが好ましい。
この場合の顆粒体成形装置は加熱されていなくともよ
く、また外部加熱方式であっても内部加熱方式であって
もよい。
顆粒化は循環される加熱された顆粒が顆粒体成形設備
(バグミル等の混練器)に入るとスプレー状に噴霧した
濃縮液が加熱顆粒の表面にコーティングし、その瞬間に
濃縮液中の水分が蒸発し、濃縮液の水以外の成分が顆粒
に沈着し、より大きな顆粒に成長する。したがって、顆
粒体成形設備に投入される顆粒が大きければ大きいほど
処理後の顆粒は大きくなる。
顆粒体成形装置から取り出された造粒体は、例えば高温
のロータリーキルン排ガスによる風力分級工程に送られ
る。この場合、造粒体と排ガスは熱交換し、顆粒も高温
に加熱される。もちろん、風力分級のためのガスはロー
タリーキルン排ガスに限られず、加熱ガスであればよい
ことはもちろんである。
排ガスによってサイクロン(1)に輸送された造粒体の
うち、大粒のものはここで捕集され、一部はロータリー
キルンに一部は顆粒体成形設備に送られる。サイクロン
(1)で捕集できなかった細粒はサイクロン(2)にて
捕集され、全量顆粒体成形設備に循環される。
ロータリーキルンに送られた顆粒は500〜1350
℃、好ましくは900〜1100℃の温度で加熱処理さ
れ、炭素化合物は分解して、炭酸ガスを放出し炭素分が
除去される。
ロータリーキルンは加熱温度一定で制御されるためにロ
ータリーキルンに仕込まれる固体量に比例して燃油及び
燃焼空気が決り、設備の能力もこれにより定まることに
なる。
この脱炭素された加熱処理済の顆粒は工程母液、または
水にて溶解してバイヤー工程に循環する。また、未溶解
残渣は原液の調整工程に循環すればナトリウム分、アル
ミニウム分の損失は防げる。
ここでサイクロン(2)からの排ガス中には、なお有効
成分を含む微細ダストがあるので電気集塵器、またはバ
グフィルターのごとき乾式集塵器で分離し、ガスは大気
中に放出する。
一方、分離した微細ダストは転動及び圧縮の作用を有す
る装置であれば如何なるものであっても充分目的が達成
されるがスクリューコンベアであれば電気集塵器から顆
粒体成形装置への送入が同時にできるので好ましいもの
である。スクリューコンベアで輸送した場合、微細粉は
丸みを持った顆粒状の直径20μm〜5mm程度に造粒
される。
したがって、通常の造粒器で造粒し、キルンに直接送入
するか、または本除去工程の顆粒化、分級、濃縮工程の
どこへ循環してもよいが、実用性からは顆粒成形体装置
へ戻すことが好ましい態様である。
[作用] 本発明の工程がうまく適用できた理由は次のごときもの
と考えている。
すなわち、従来電気集塵器で集塵した微細ダストが、細
かいゆえに顆粒化工程で得られる凝集体の細粒化を引き
起こし、ロータリーキルン内でダスティングが発生し、
運転の継続が困難となるので処理ベースを低下させねば
ならない原因となる。
また、細かいゆえに顆粒体成形装置で回収ダストのショ
ートパスが増え循環ダストの量が増大し、循環ダストが
増えれば循環配管の圧損が増える。また、この微細ダス
トは吸湿しやすく潮解性に富み、なおかつNaC等を
含むダストであり、循環配管にスケールが蓄積するので
循環配管やダストコレクター等の装置を巨大化する必要
を生じさせたり、スケールを除去するための設備や労力
を投入せざるを得ない。
このために、従来はサイクロンで捕集できない微細ダス
トを系内に戻すことなく、水スクラバー処理をして微細
ダストの処理をし、系全体の安定化を計っていたが、こ
のことは炭素化合物の除去能力を低下させることを意味
していた。
この場合、排ガス中に含まれる微細ダストは電気集塵器
にかける前後の粒子形状を調査したところ、単位の粒径
が2μm前後のものが3〜8μm前後の空隙の多い凝集
粒に成長していた。これは微細で且つ粒子の表面活性が
高く、集塵極表面で電気エネルギーの印加もあり粒子同
士の凝集作用に起因すると推定される。但し、空隙の多
い粒子同士の点接触により凝集しているので、一旦気流
のある雰囲気におかれると崩壊してしまう程度の凝集力
を有する粒子である。電気集塵により弱い結合力で凝集
したダストを更に粗く且つ強い凝集体にすれば顆粒体成
形設備に戻すことが可能となり、炭素除去能力が飛躍的
に向上する。
その結果、電気集塵器で捕集された粒子の粒子層に転動
および圧縮の運動を与えていくと粒子の空隙率を減少せ
しめ、適度の水分がバインダーとなり、それにより崩壊
しにくい直径20μmから5mm程度の粗大粒になり、本
発明を完成したものと考えていいる。
[実施例] 本発明の効果を明確にするために、第2図の,およ
びに示すフローで実験を行なった。
は本発明の方法によるもので、バイヤー工程循環液を
A2O3/Na2O=1.2の割合に調整し、比重が
1.70になるまで濃縮し、該濃縮液をサイクロン
(1)、(2)からの循環顆粒と共に顆粒体成形装置
(4)に供給する。成形された顆粒はロータリーキルン
(7)の排ガスによってサイクロン(1)に送られ、大
径の顆粒を分離し、その一部はロータリーキルン(7)
へ、残りはサイクロン(2)で分離された顆粒と共に顆
粒体成形装置(4)に戻される。ここで未分離の微細ダ
ストは電気集塵器(3)で捕集し、スクリューコンベア
で転動、圧縮後、顆粒成形装置へ供給する方法である。
の方法は、サイクロン(2)で未分離の微細ダスト
は、バイヤー工程液による水エゼクター(3′)により
微細ダストを捕集し、バイヤー工程へ循環する方式であ
る。
の方法は、の方法におけるスクリューコンベアをロ
ータリーバルブ(8′)に置き換えただけのもので、電
気集塵器で捕集された微細ダストをそのまま顆粒体成形
装置に戻す方式を採用した。
〜の設備とも、サイクロン、顆粒体成形装置、ファ
ン、ロータリーキルンは大きさ、能力とも同じであり、
差異はサイクロン(2)の排ガスに伴われた微細ダスト
の処理方法である。
の方法は、運転を継続するにつれてスケールが蓄積
し、系が閉塞してきて圧損が増大し、処理風量が減少
し、20日間でほぼ1/2の能力になったので運転を停止
し、系内の清掃を行なわねばならなかった。
の方法は、電気集塵器で捕集した微細ダストをそのま
ま顆粒成形装置に戻す方式であるため、装置内を循環す
る顆粒の粒径が細かくなり、それにともないキルンへ供
給する顆粒の粒径も細かくなり、ダスティングをおこす
ので、キルン内の風速を減らして対処しなければならな
かった。(風量の減少は燃料使用量減、処理量の低下と
なる。) これに対し、本発明方法であるの方式は長期間の運転
でも閉塞やダスティングの問題が発生せず、順調に高能
率の操業が可能であった。
結果を第1表に示す。
工程A(ロータリーキルン熱処理後の出口)および工程
B(はスクリューコンベア出口、は水エゼクター入
口、はロータリーバルブ入口)における重量および粒
子の平均粒径(d50)を示す。
方式と方式を比較すると、方式ではB固体量がウ
ェットスクラバーを閉塞し、処理系全体の風量が減少す
ることにより、処理量が17%低下(20日平均)して
いる。
また方式と方式を比較すると、方式は顆粒体成形
装置へ戻される電気集塵器捕集ダストが細かい(5μ
m;cf63μm)ので、最終的にはロータリーキルンへ
供給される顆粒も細かくなり(0.4cm;cf0.8c
m)、ロータリーキルンでのダスティング防止のために
風量を絞らざるを得ず、系全体の処理量が減少した。
(47%減少) [発明の効果] 実施例から明らかな如く、本発明方法によるときは、 処理量が大きく、安定した操業ができる 粒子の平均粒子径が微細ダストを系外に取り出した
ときとあまり変わらず、ダス ティングが防げる 微細ダストの循環量も少なく、顆粒体成形装置に対
する負荷も少なくて済む 循環微細ダストの粒子径も大きく、の方式に比し
て10数倍のサイズにまで造 粒が進んでおり、これ
が微細ダストの循環量の減少をもたらしているものと考
え る などの効果がある。
以上のごとく、本発明はバイヤー工程循環液中の炭素化
合物を除去するのに、本処理装置の処理能力を向上さ
せ、長期間安定した操業を可能とした方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施態様を示すフローチャート
である。 第2図は、実施例に使用したフローの概念図である。 1,2:サイクロン 3 :電気集塵器 3’ :水エゼクター 4 :顆粒体成形装置 5,6:ファン 7 :ロータリーキルン 8 :スクリューコンベア 8’ :ロータリーバルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイヤー法によるアルミナ製造工程のバイ
    ヤー工程循環液を被処理液とし、該被処理液又はその濃
    縮物中のナトリウム分とアルミニウム分のモル比をA
    2O3/Na2O=1ないし5の範囲に調整し、該被処
    理液及び/またはその濃縮物を顆粒化し、その顆粒を風
    力分級し、大粒の顆粒を500〜1350℃で加熱処理
    し、残りの顆粒を顆粒化工程に戻して再び顆粒化し、一
    方風力分級後の気体は乾式集塵器にて処理し、捕集した
    微細ダストを転動、圧縮し、この微細ダストを本工程内
    に戻すことを特徴とするバイヤー工程循環液中の炭素化
    合物の除去法。
  2. 【請求項2】分級工程において未捕集の微細ダストを回
    収するに際して、電気集塵器で回収し、回収した微細ダ
    ストをスクリューコンベアで転動、圧縮し、この微細ダ
    ストを本工程内に戻す特許請求の範囲第1項のバイヤー
    工程循環液中の炭素化合物除去法。
  3. 【請求項3】顆粒体成形設備から取り出される造粒体を
    ロータリーキルン排ガスを利用して加熱すると共に風力
    分級用のガスとして使用する特許請求の範囲第1項のバ
    イヤー工程循環液中の炭素化合物除去法。
  4. 【請求項4】風力分級を乾燥分級用およびダスト捕集用
    の2つのサイクロンを使用することからなる特許請求の
    範囲第1項のバイヤー工程循環液中の炭素化合物除去
    法。
  5. 【請求項5】乾燥分級用サイクロンから取り出した造粒
    体の一部をロータリーキルンに送ると共に、残りの造粒
    体とダスト捕集用サイクロンで捕集された造粒体を顆粒
    成形設備に循環することからなる特許請求の範囲第4項
    の方法。
JP2025745A 1990-02-05 1990-02-05 バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法 Expired - Lifetime JPH0610084B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2025745A JPH0610084B2 (ja) 1990-02-05 1990-02-05 バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法
AU70264/91A AU623821B2 (en) 1990-02-05 1991-02-05 Method for removal of carbon compounds from circulating liquor of bayer process

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2025745A JPH0610084B2 (ja) 1990-02-05 1990-02-05 バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03232720A JPH03232720A (ja) 1991-10-16
JPH0610084B2 true JPH0610084B2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=12174364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2025745A Expired - Lifetime JPH0610084B2 (ja) 1990-02-05 1990-02-05 バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH0610084B2 (ja)
AU (1) AU623821B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU673306B2 (en) * 1994-05-30 1996-10-31 Bhp Billiton Worsley Alumina Pty Ltd Removal of impurities in Bayer process
AUPP536598A0 (en) 1998-08-20 1998-09-10 Worsley Alumina Pty Ltd Organic impurity removal process for bayer liquors
CN100383046C (zh) * 2005-07-18 2008-04-23 贵阳铝镁设计研究院 提高原矿浆固含的工艺方法
CN113292087B (zh) * 2021-06-30 2024-03-19 洛阳香江万基铝业有限公司 一种氧化铝生产系统蒸发结晶的处理方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4904457A (en) * 1974-03-30 1990-02-27 Aluminum Company Of America Synthetic hydrotalcite

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03232720A (ja) 1991-10-16
AU7026491A (en) 1991-08-08
AU623821B2 (en) 1992-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI486308B (zh) 工業鹽的製造裝置及製造方法
US3425795A (en) Method for preparing superdense sodium carbonate from wyoming trona and the product thereof
US4732606A (en) Process of treating aluminum-containing fused slag
US3933977A (en) Process for producing sodium carbonate
TWI552796B (zh) 氯分流塵及排氣之處理方法及處理裝置
WO2016086734A1 (zh) 烟气脱硫生产硫酸镁的装置与方法
CN113247932A (zh) 一种铝灰制备聚合氯化铝的系统及聚合氯化铝的制造方法
CN102947240A (zh) 氯旁路灰尘的处理方法及处理装置
CN1772615A (zh) 由含碳酸氢盐的溶液制备重苏打、轻苏打、碳酸氢钠和硅酸钠的方法
JPS6234684B2 (ja)
EP0543873B1 (en) Desilication of bayer process solutions
US4021527A (en) Production of sodium carbonate
US3339618A (en) Process for preparing powder and granular calcium chloride products
RU2200710C1 (ru) Способ получения гранулированного хлорида кальция
JPH03232720A (ja) バイヤー工程循環液中の炭素化合物除去法
AU650747B2 (en) Method for controlling sodium oxalate levels in sodium aluminate solutions
CN221789068U (zh) 一种碳酸钠混盐资源化处置装置
US4096235A (en) Process of producing magnesia with sulfuric acid recycle
JPS59164602A (ja) 次亜塩素酸カルシウムの連続的製法
CN108975371A (zh) 一种聚合氯化铝的制备方法
RU2154025C2 (ru) Способ получения хлористого калия
CN102294168A (zh) 烟气处理方法
JP2002523326A (ja) 改良されたアルミナ処理性能のための供給物処理
CN114314623A (zh) 一种利用精制氯化铝溶液生产冶金级氧化铝的方法
JP4349711B2 (ja) ボーキサイトの処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080209

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term