JPH06100872A - 超重質油エマルション燃料 - Google Patents
超重質油エマルション燃料Info
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- JPH06100872A JPH06100872A JP24995292A JP24995292A JPH06100872A JP H06100872 A JPH06100872 A JP H06100872A JP 24995292 A JP24995292 A JP 24995292A JP 24995292 A JP24995292 A JP 24995292A JP H06100872 A JPH06100872 A JP H06100872A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 超重質油100 重量部、水25〜80重量部、下記
(i)及び(ii)に示される群から選ばれるノニオン性
界面活性剤0.02〜5重量部を混合乳化してなる組成物及
び、上記のノニオン性界面活性剤の他に更にカチオン又
は/及び両性界面活性剤をノニオン界面活性剤100 重量
部に対して、0.5 〜300 重量部、或いは/及び親水性高
分子物質を超重質油エマルション燃料100 重量部に対し
て、 0.005〜1重量部含む組成物。 (i)トール油脂肪酸、トールロジン酸、ガムロジン、
ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキレンオキシド
付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又は/
及びジエステル化物。 (ii)石油又は石炭を原料とする分子中に1個以上のカ
ルボキシル基を有する芳香族環化合物のアルキレンオキ
シド付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又
は/及びジエステル化物。 【効果】 低粘度で長期間安定なO/W 型の超重質油エマ
ルションになる。
(i)及び(ii)に示される群から選ばれるノニオン性
界面活性剤0.02〜5重量部を混合乳化してなる組成物及
び、上記のノニオン性界面活性剤の他に更にカチオン又
は/及び両性界面活性剤をノニオン界面活性剤100 重量
部に対して、0.5 〜300 重量部、或いは/及び親水性高
分子物質を超重質油エマルション燃料100 重量部に対し
て、 0.005〜1重量部含む組成物。 (i)トール油脂肪酸、トールロジン酸、ガムロジン、
ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキレンオキシド
付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又は/
及びジエステル化物。 (ii)石油又は石炭を原料とする分子中に1個以上のカ
ルボキシル基を有する芳香族環化合物のアルキレンオキ
シド付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又
は/及びジエステル化物。 【効果】 低粘度で長期間安定なO/W 型の超重質油エマ
ルションになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超重質油エマルション燃
料に関する。
料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】石油、
石炭及びLNG に含まれない化石燃料資源として、オイル
サンド、ビチューメン類(オリノコタール、アサバスカ
ビチューメン)などが埋蔵量が多いことから非常に注目
されている。又、石油系でもナフサなどの蒸留留出油分
を除いたアスファルト又はその熱処理残渣類は多量に余
っている。これらの超重質油は通常減圧蒸留残分である
420〜450 ℃以上の重質留分を約60〜70%以上含有する
油状物質で、そのままでは流動しないか又は数万センチ
ポイズ以上の高粘性を有している。そのため、燃料とし
て使用するには、 280〜300 ℃などの高温にしないとハ
ンドリングや霧化などで問題があり、又、配管などの閉
塞のトラブルを起こしやすく、大変、使いにくい燃料で
ある。
石炭及びLNG に含まれない化石燃料資源として、オイル
サンド、ビチューメン類(オリノコタール、アサバスカ
ビチューメン)などが埋蔵量が多いことから非常に注目
されている。又、石油系でもナフサなどの蒸留留出油分
を除いたアスファルト又はその熱処理残渣類は多量に余
っている。これらの超重質油は通常減圧蒸留残分である
420〜450 ℃以上の重質留分を約60〜70%以上含有する
油状物質で、そのままでは流動しないか又は数万センチ
ポイズ以上の高粘性を有している。そのため、燃料とし
て使用するには、 280〜300 ℃などの高温にしないとハ
ンドリングや霧化などで問題があり、又、配管などの閉
塞のトラブルを起こしやすく、大変、使いにくい燃料で
ある。
【0003】従来界面活性剤を用いて超重質油(O) を水
(W) の中に乳化させた超重質油の水中油滴型(O/W型) エ
マルション燃料が提案されている。エマルション燃料は
水に比較的近い粘度を示し、常温〜90℃の温度で十分な
霧化が可能であり、大変取り扱い易い燃料である。O/W
型エマルション燃料において、W(水) の含量が低い程、
即ちO(油) の含量が多い程、燃料として好ましく、燃料
損失が少ない。エマルション燃料が通常の液体の燃料油
と同じ様に扱えるためには、輸送や貯蔵に耐える長期安
定性が必要である。しかしながら、重質留分が大変高
く、流動しないか又は数万センチポイズ以上の高粘性を
持つ超重質油を乳化したエマルション燃料は、長期安定
性の点で更に改良が望まれている。
(W) の中に乳化させた超重質油の水中油滴型(O/W型) エ
マルション燃料が提案されている。エマルション燃料は
水に比較的近い粘度を示し、常温〜90℃の温度で十分な
霧化が可能であり、大変取り扱い易い燃料である。O/W
型エマルション燃料において、W(水) の含量が低い程、
即ちO(油) の含量が多い程、燃料として好ましく、燃料
損失が少ない。エマルション燃料が通常の液体の燃料油
と同じ様に扱えるためには、輸送や貯蔵に耐える長期安
定性が必要である。しかしながら、重質留分が大変高
く、流動しないか又は数万センチポイズ以上の高粘性を
持つ超重質油を乳化したエマルション燃料は、長期安定
性の点で更に改良が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々検討の
結果、界面活性剤として特定のノニオン性界面活性剤と
カチオン又は/及び両性界面活性剤を使用することによ
り、低粘度で長期間安定なO/W 型の超重質油エマルショ
ンが得られることを見出した。
結果、界面活性剤として特定のノニオン性界面活性剤と
カチオン又は/及び両性界面活性剤を使用することによ
り、低粘度で長期間安定なO/W 型の超重質油エマルショ
ンが得られることを見出した。
【0005】即ち本発明は、超重質油 100重量部、水25
〜80重量部、下記(i)及び(ii)に示される群から選
ばれるノニオン性界面活性剤0.02〜5重量部からなる超
重質油エマルション燃料に、ノニオン性界面活性剤 100
重量部に対し、 0.5〜300 重量部の下記(I)〜(IX)
で示される群から選ばれるカチオン及び/又は両性界面
活性剤を混合してなる超重質油エマルション燃料に係わ
るものである。
〜80重量部、下記(i)及び(ii)に示される群から選
ばれるノニオン性界面活性剤0.02〜5重量部からなる超
重質油エマルション燃料に、ノニオン性界面活性剤 100
重量部に対し、 0.5〜300 重量部の下記(I)〜(IX)
で示される群から選ばれるカチオン及び/又は両性界面
活性剤を混合してなる超重質油エマルション燃料に係わ
るものである。
【0006】<ノニオン性界面活性剤> (i)トール油脂肪酸、トールロジン酸、ガムロジン、
ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキレンオキシド
付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又は/
及びジエステル化物。
ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキレンオキシド
付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又は/
及びジエステル化物。
【0007】(ii)石油又は石炭を原料とする分子中に
1個以上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物のア
ルキレンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマ
ーとのモノ又は/及びジエステル化物。
1個以上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物のア
ルキレンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマ
ーとのモノ又は/及びジエステル化物。
【0008】尚、本発明を実施するに当たっては、
(i)を使用する方がより好ましい。次に、本発明に使
用する上記(i)及び(ii)に示されるノニオン性界面
活性剤を更に詳しく説明する。
(i)を使用する方がより好ましい。次に、本発明に使
用する上記(i)及び(ii)に示されるノニオン性界面
活性剤を更に詳しく説明する。
【0009】(i)トール油脂肪酸、トールロジン酸、
ガムロジン、ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキ
レンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマーと
のモノ又は/及びジエステル化物。
ガムロジン、ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキ
レンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマーと
のモノ又は/及びジエステル化物。
【0010】原木などの植物を原料とするトール油脂肪
酸やトールロジンは、例えば次の様なプロセスで製造さ
れる。原木などからチッパーでチップをつくり、NaOHや
Na2Sを含む蒸解釜で蒸解し、フィルターでパルプを除去
する。パルプを除去した濾液を貯蔵し分離した黒液を除
いた後、硫酸を加える。生成した芒硝液を除いた後、温
水で洗浄し、遠心分離機で脱水すると粗トール油が得ら
れる。ピッチを除いた後、トッピングで粗トール油脂肪
酸が得られ、蒸留残渣からトール油ロジンが得られる。
本発明のノニオン性界面活性剤は上記の粗トール油脂肪
酸、精製トール油脂肪酸、ロジンの単独又はそれらの混
合物を原料とし、アルキレンオキシドを付加したり、ア
ルキレンオキシドのポリマーとのエステル化反応で生成
される。反応生成物中にはジエステルやアルキレンオキ
シドのポリマーも含まれる。これらのノニオン性界面活
性剤のHLB(親水性親油性バランス)は11〜19であ
り、好ましくは14〜19である。
酸やトールロジンは、例えば次の様なプロセスで製造さ
れる。原木などからチッパーでチップをつくり、NaOHや
Na2Sを含む蒸解釜で蒸解し、フィルターでパルプを除去
する。パルプを除去した濾液を貯蔵し分離した黒液を除
いた後、硫酸を加える。生成した芒硝液を除いた後、温
水で洗浄し、遠心分離機で脱水すると粗トール油が得ら
れる。ピッチを除いた後、トッピングで粗トール油脂肪
酸が得られ、蒸留残渣からトール油ロジンが得られる。
本発明のノニオン性界面活性剤は上記の粗トール油脂肪
酸、精製トール油脂肪酸、ロジンの単独又はそれらの混
合物を原料とし、アルキレンオキシドを付加したり、ア
ルキレンオキシドのポリマーとのエステル化反応で生成
される。反応生成物中にはジエステルやアルキレンオキ
シドのポリマーも含まれる。これらのノニオン性界面活
性剤のHLB(親水性親油性バランス)は11〜19であ
り、好ましくは14〜19である。
【0011】尚、ロジンはトールロジン以外に松樹を直
接切りつけて生松脂を採取し、生松脂からテレピン油を
留去して得られるガムロジンと松の根をチップし、溶剤
によるロジン分を抽出し、この溶液より溶剤を留去して
得るロッドロジンがある。これらの3種類の代表的な組
成は表1の通りである。
接切りつけて生松脂を採取し、生松脂からテレピン油を
留去して得られるガムロジンと松の根をチップし、溶剤
によるロジン分を抽出し、この溶液より溶剤を留去して
得るロッドロジンがある。これらの3種類の代表的な組
成は表1の通りである。
【0012】
【表1】
【0013】上記のアルキレンオキシドはエチレンオキ
シド又は/及びプロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシドである。
シド又は/及びプロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシドである。
【0014】(ii)石油又は石炭を原料とする分子中に
1個以上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物のア
ルキレンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマ
ーとのモノ又は/及びジエステル化物。
1個以上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物のア
ルキレンオキシド付加物又はアルキレンオキシドポリマ
ーとのモノ又は/及びジエステル化物。
【0015】石油又は石炭を原料とする分子中に1個以
上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物は、石油や
石炭の蒸留、分解などによって生成されるカルボキシル
基を含む全ての化合物を指している。例えば、ベンゼン
環、ナフタレン環、アントラセン環などのそれぞれの環
に1個以上のカルボキシル基を持つもの、更にこれらの
環にアルキル基、芳香族環、官能基を含むものがその例
である。本発明のノニオン性界面活性剤は上記のカルボ
キシル基を分子中に持つ芳香族環化合物を原料として、
アルキレンオキシドを付加したり、アルキレンオキシド
のポリマーとのエステル化反応で生成される。本発明の
ノニオン性界面活性剤のHLBは11〜19であり、好まし
くは14〜19である。アルキレンオキシドはエチレンオキ
シド又は/及びプロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシドである。
上のカルボキシル基を有する芳香族環化合物は、石油や
石炭の蒸留、分解などによって生成されるカルボキシル
基を含む全ての化合物を指している。例えば、ベンゼン
環、ナフタレン環、アントラセン環などのそれぞれの環
に1個以上のカルボキシル基を持つもの、更にこれらの
環にアルキル基、芳香族環、官能基を含むものがその例
である。本発明のノニオン性界面活性剤は上記のカルボ
キシル基を分子中に持つ芳香族環化合物を原料として、
アルキレンオキシドを付加したり、アルキレンオキシド
のポリマーとのエステル化反応で生成される。本発明の
ノニオン性界面活性剤のHLBは11〜19であり、好まし
くは14〜19である。アルキレンオキシドはエチレンオキ
シド又は/及びプロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシドである。
【0016】<カチオン又は/及び両性界面活性剤> (I)炭素数4〜18のアルキル又は/及びアルケニルア
ミンを無機酸又は有機酸で中和したアルキル又は/及び
アルケニルアミン塩。
ミンを無機酸又は有機酸で中和したアルキル又は/及び
アルケニルアミン塩。
【0017】(II)下記式 (1) 〜(3) で表される第
4級アンモニウム塩。
4級アンモニウム塩。
【0018】
【化17】
【0019】
【化18】
【0020】
【化19】
【0021】(III)次式で表されるアルキルベタイン。
【0022】
【化20】
【0023】(IV) 次式で表されるアルキルアミンオキ
サイド。
サイド。
【0024】
【化21】
【0025】(V)次式で表されるアルキルアラニン。
【0026】
【化22】
【0027】(VI)次式(4)又は(5)で表されるポ
リアミート。
リアミート。
【0028】
【化23】
【0029】(VII)次式 (6) 又は (7) で表されるポ
リアミン塩。
リアミン塩。
【0030】RNHC3H6NHX' (6) RNH(C3H6NH)2X' (7) (但し、R は前記と同じ意味を有し、X'は無機酸又は有
機酸である。) (VIII)次式で表されるイミダゾリン型両性界面活性
剤。
機酸である。) (VIII)次式で表されるイミダゾリン型両性界面活性
剤。
【0031】
【化24】
【0032】(IX)次式で表されるスルホベタイン型両
性界面活性剤。
性界面活性剤。
【0033】
【化25】
【0034】上記の(I)〜(IX)で示される群から選
ばれるカチオン又は/及び両性界面活性剤を用いると、
上記のエマルション燃料の粘度を低下できることが最大
の特長である。しかし、系の安定性を保つ作用はノニオ
ン活性剤に比較して弱く、エマルション燃料を製造した
後、比較的短い時間に燃焼させる場合に適している。ま
た、系の粘度を著しく低下できるので、エマルション中
の油の比率を高くできる。
ばれるカチオン又は/及び両性界面活性剤を用いると、
上記のエマルション燃料の粘度を低下できることが最大
の特長である。しかし、系の安定性を保つ作用はノニオ
ン活性剤に比較して弱く、エマルション燃料を製造した
後、比較的短い時間に燃焼させる場合に適している。ま
た、系の粘度を著しく低下できるので、エマルション中
の油の比率を高くできる。
【0035】本発明において使用される上記の(I)〜
(IX)で示される群から選ばれるカチオン性又は/及
び両性界面活性剤の作用は、超重質油の粒子の界面に吸
着し、粒子が小さくなるのを助けると同時に、粒子に荷
電を与え、粒子の再凝集を妨げることである。
(IX)で示される群から選ばれるカチオン性又は/及
び両性界面活性剤の作用は、超重質油の粒子の界面に吸
着し、粒子が小さくなるのを助けると同時に、粒子に荷
電を与え、粒子の再凝集を妨げることである。
【0036】本発明において、カチオン又は/及び両性
界面活性剤の添加量はノニオン性界面活性剤 100重量部
に対し、 0.5〜300 重量部である。
界面活性剤の添加量はノニオン性界面活性剤 100重量部
に対し、 0.5〜300 重量部である。
【0037】超重質油の粘性は非常に高いため、一般
に、高温、例えば80℃以上の温度で、乳化して、エマル
ション燃料を製造している。粘性が高いほど、高い温度
が必要である。
に、高温、例えば80℃以上の温度で、乳化して、エマル
ション燃料を製造している。粘性が高いほど、高い温度
が必要である。
【0038】本発明の実施に当たっては、超重質油エマ
ルションに更に親水性高分子物質を添加すると、その強
い保護作用により、超重質油エマルション燃料を、更に
長期間にわたり安定化し得る。かかる親水性高分子物質
としては次の様なもの挙げられる。
ルションに更に親水性高分子物質を添加すると、その強
い保護作用により、超重質油エマルション燃料を、更に
長期間にわたり安定化し得る。かかる親水性高分子物質
としては次の様なもの挙げられる。
【0039】<天然物に由来する親水性高分子物質>天
然物(微生物を含む)に由来する親水性高分子物質は
下記の(A)〜(D)で示される微生物由来、植物由来
或いは動物由来の親水性高分子物質又は天然高分子誘導
体からなる群から選ばれる。この親水性高分子物質は水
に溶解又は分散して粘稠性又はゲル化性を示す。
然物(微生物を含む)に由来する親水性高分子物質は
下記の(A)〜(D)で示される微生物由来、植物由来
或いは動物由来の親水性高分子物質又は天然高分子誘導
体からなる群から選ばれる。この親水性高分子物質は水
に溶解又は分散して粘稠性又はゲル化性を示す。
【0040】(A) 微生物由来の親水性高分子物質(多
糖類) (a) キサンタンガム (b) プルラン (c) デキストラン (B) 植物由来の親水性高分子物質(多糖類) (a) 海藻由来 (イ) 寒天 (ロ) カラギーナン (ハ) ファーセレラン (ニ) アルギン酸とその塩(Na, K, NH4, Ca, Mg) (b) 種子由来 (イ) ローカストビーンガム (ロ) グアーガム (ハ) タラガム (ニ) タマリンドガム (c) 樹木(滲出物) (イ) アラビアガム (ロ) カラヤガム (ハ) トラガントガム (d) 果実由来 (イ) ペクチン (C) 動物由来の親水性高分子物質(蛋白質) (イ) ゼラチン (ロ) カゼイン (D) 天然高分子誘導体 (イ) セルローズ誘導体(カルボキシメチルセルローズ
など) (ロ) 加工澱粉 上記の親水性高分子物質の中では(A)のキサンタンガ
ムが特に優れており、少量添加で優れた性能を示す。
糖類) (a) キサンタンガム (b) プルラン (c) デキストラン (B) 植物由来の親水性高分子物質(多糖類) (a) 海藻由来 (イ) 寒天 (ロ) カラギーナン (ハ) ファーセレラン (ニ) アルギン酸とその塩(Na, K, NH4, Ca, Mg) (b) 種子由来 (イ) ローカストビーンガム (ロ) グアーガム (ハ) タラガム (ニ) タマリンドガム (c) 樹木(滲出物) (イ) アラビアガム (ロ) カラヤガム (ハ) トラガントガム (d) 果実由来 (イ) ペクチン (C) 動物由来の親水性高分子物質(蛋白質) (イ) ゼラチン (ロ) カゼイン (D) 天然高分子誘導体 (イ) セルローズ誘導体(カルボキシメチルセルローズ
など) (ロ) 加工澱粉 上記の親水性高分子物質の中では(A)のキサンタンガ
ムが特に優れており、少量添加で優れた性能を示す。
【0041】<水溶性合成高分子> (a)次式で表されるアクリル酸及びその誘導体のホモ
ポリマー、及び他のモノマーとのコポリマー。
ポリマー、及び他のモノマーとのコポリマー。
【0042】
【化26】
【0043】但し、 R':H, メチル基又はエチル基 M1:H, Na, K, Li, NH4
【0044】
【化27】
【0045】及びこのモノマーとその塩(NH4,Na, K, L
i)と共重合出来るモノマー。例えば、(無水)マレイン
酸、(無水)イタコン酸、α−オレフィン、アクリルア
ミド、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリル
スルホン酸、アクリルアミドメチルプロピルスルホン酸
又はその塩(NH4, Na, K) 、ジアルキル(メチル又はエ
チル)エチルアミノメタアクリレート及びその塩(塩
素、ジエチル硫酸、ジメチル硫酸)。 n :50〜100,000 。
i)と共重合出来るモノマー。例えば、(無水)マレイン
酸、(無水)イタコン酸、α−オレフィン、アクリルア
ミド、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリル
スルホン酸、アクリルアミドメチルプロピルスルホン酸
又はその塩(NH4, Na, K) 、ジアルキル(メチル又はエ
チル)エチルアミノメタアクリレート及びその塩(塩
素、ジエチル硫酸、ジメチル硫酸)。 n :50〜100,000 。
【0046】(b)次式で表されるアクリルアミド及び
その誘導体のホモポリマー、及び他の共重合可能なモノ
マーとのコポリマー。
その誘導体のホモポリマー、及び他の共重合可能なモノ
マーとのコポリマー。
【0047】
【化28】
【0048】但し、 R":H, C2H4OH
【0049】
【化29】
【0050】はその塩(NH4, Na, K, Li)から誘導される
2価の基、例えば、ビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、アクリルアミドメチルプロピ
ルスルホン酸、ジアルキル(メチル又はエチル)エチル
アミノメタアクリレート及びその塩(塩素、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸など)、スチレン、α−オレフィン
(C2〜C18)、ビニルアリルアルコール。 n :50〜100,000 。
2価の基、例えば、ビニルスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタリルスルホン酸、アクリルアミドメチルプロピ
ルスルホン酸、ジアルキル(メチル又はエチル)エチル
アミノメタアクリレート及びその塩(塩素、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸など)、スチレン、α−オレフィン
(C2〜C18)、ビニルアリルアルコール。 n :50〜100,000 。
【0051】(c)無水マレイン酸又は無水イタコン酸
のホモポリマー、及び次式で表されるコポリマー。
のホモポリマー、及び次式で表されるコポリマー。
【0052】
【化30】
【0053】但し、 M2:無水マレイン酸又は無水イタコン酸残基 Z3:α−オレフィン(エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレン、オクテン、デセン、ドデセン等)又
はスチレン残基 n :50〜100,000 。
ン、イソブチレン、オクテン、デセン、ドデセン等)又
はスチレン残基 n :50〜100,000 。
【0054】(d)ビニルアルコールのホモポリマー及
び次式で表されるコポリマー。
び次式で表されるコポリマー。
【0055】
【化31】
【0056】但し、 Z4:酢酸ビニル又はスチレン残基 n':30〜100,000 。
【0057】(e)ビニルピロリドンのホモポリマー及
び次式で表されるコポリマー。
び次式で表されるコポリマー。
【0058】
【化32】
【0059】但し、 Z5:ビニルピロリドンと共重合可能なモノマー又はその
塩(NH4, Na, K, Li) から誘導される2価の基、例え
ば、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、メタリルスル
ホン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、スチレン、
α−オレフィン(C2〜C18)など。 n :50〜100,000 。
塩(NH4, Na, K, Li) から誘導される2価の基、例え
ば、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、メタリルスル
ホン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、スチレン、
α−オレフィン(C2〜C18)など。 n :50〜100,000 。
【0060】(f)分子量1万〜500 万のポリアルキレ
ンオキシド(但し、エチレンオキシド95%以上)。5%
以下のプロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレ
ンオキシドの各々のブロックポリマーやアルキルアリ
ル、アルキル基などを分子中に持つものも含まれる。
ンオキシド(但し、エチレンオキシド95%以上)。5%
以下のプロピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレ
ンオキシドの各々のブロックポリマーやアルキルアリ
ル、アルキル基などを分子中に持つものも含まれる。
【0061】超重質油エマルション燃料を製造した後、
パイプ輸送したり、更に船で遠距離を輸送する場合、少
なくとも1ケ月、できれば6ケ月以上にわたって、エマ
ルション燃料が安定で、増粘したり、分離が起こらない
ことが必要である。上記の界面活性剤だけを含み、親水
性高分子物質を含まない超重質油エマルション燃料では
2〜3週間以内に非常に粘度が高くなったり、固い沈降
物を生成したり、粒子が凝集して大きくなったり、油が
分離したりする。このような系に親水性高分子物質を添
加すると1ケ月以上から6ケ月以上にわたって、安定な
エマルション燃料になる。
パイプ輸送したり、更に船で遠距離を輸送する場合、少
なくとも1ケ月、できれば6ケ月以上にわたって、エマ
ルション燃料が安定で、増粘したり、分離が起こらない
ことが必要である。上記の界面活性剤だけを含み、親水
性高分子物質を含まない超重質油エマルション燃料では
2〜3週間以内に非常に粘度が高くなったり、固い沈降
物を生成したり、粒子が凝集して大きくなったり、油が
分離したりする。このような系に親水性高分子物質を添
加すると1ケ月以上から6ケ月以上にわたって、安定な
エマルション燃料になる。
【0062】ノニオン性界面活性剤の性能は温度の影響
を強くうけるため、高温で乳化した系は、温度が低くな
ると乳化の安定性が悪くなる。超重質油のように粘性が
非常に高い油を乳化する場合、60℃以上で乳化するのが
一般的であり、これを保存したり、船輸送したり、パイ
プ輸送する場合はその土地や季節の温度になるので、零
度近い温度又はそれ以下になることもある。親水性高分
子物質を添加するとその親水性付与効果が大きいため、
ノニオン性界面活性剤の温度低下による性能の低下を補
うことができる。
を強くうけるため、高温で乳化した系は、温度が低くな
ると乳化の安定性が悪くなる。超重質油のように粘性が
非常に高い油を乳化する場合、60℃以上で乳化するのが
一般的であり、これを保存したり、船輸送したり、パイ
プ輸送する場合はその土地や季節の温度になるので、零
度近い温度又はそれ以下になることもある。親水性高分
子物質を添加するとその親水性付与効果が大きいため、
ノニオン性界面活性剤の温度低下による性能の低下を補
うことができる。
【0063】親水性高分子物質は超重質油 100部に対し
て、 0.005〜1部含まれるように使用するのが良い。添
加量が多くなると、系の粘度が高くなり、また、経済的
にも不利になるので、できるだけ少量で効果を発揮する
方が好ましい。
て、 0.005〜1部含まれるように使用するのが良い。添
加量が多くなると、系の粘度が高くなり、また、経済的
にも不利になるので、できるだけ少量で効果を発揮する
方が好ましい。
【0064】ノニオン性界面活性剤、カチオン又は/及
び両性界面活性剤、親水性高分子物質の三者使用系は予
め配合したものを使用しても良いし、別々に使用しても
良い。又、水、油のいずれに添加しても良いが、水に添
加した方が取り扱いが容易である。
び両性界面活性剤、親水性高分子物質の三者使用系は予
め配合したものを使用しても良いし、別々に使用しても
良い。又、水、油のいずれに添加しても良いが、水に添
加した方が取り扱いが容易である。
【0065】エマルション燃料を製造するための機械的
な手段としては、効率の良い撹拌手段ならばどのような
方法でも良いし、2つ以上の方法の組み合わせでも良
い。特に、高剪断型の撹拌装置が好ましい。例えば、ラ
インミキサー、矢羽根タービン翼、プロペラ翼、ブルマ
ージン型翼、バドル翼などである。剪断速度は1100sec
-1以上、好ましくは、 4,000〜30,000 sec-1である。
な手段としては、効率の良い撹拌手段ならばどのような
方法でも良いし、2つ以上の方法の組み合わせでも良
い。特に、高剪断型の撹拌装置が好ましい。例えば、ラ
インミキサー、矢羽根タービン翼、プロペラ翼、ブルマ
ージン型翼、バドル翼などである。剪断速度は1100sec
-1以上、好ましくは、 4,000〜30,000 sec-1である。
【0066】本発明で超重質油と呼んでいる油は高温に
加温しないと流動しない下記の油が含まれる。 (1) 石油系アスファルト類及びその油の混合物。 (2) 石油系アスファルト各種処理物、その中間製品、残
渣、及びそれらの油混合物。 (3) 高温で流動しない高流動点油あるいは原油。 (4) 石油系タールピッチ及びその油混合物。 (5) ビチューメン類(オリノコタール、アサバスカビチ
ューメン)。
加温しないと流動しない下記の油が含まれる。 (1) 石油系アスファルト類及びその油の混合物。 (2) 石油系アスファルト各種処理物、その中間製品、残
渣、及びそれらの油混合物。 (3) 高温で流動しない高流動点油あるいは原油。 (4) 石油系タールピッチ及びその油混合物。 (5) ビチューメン類(オリノコタール、アサバスカビチ
ューメン)。
【0067】一般にナフテン系アスファルトは乳化が容
易で、パラフィン基油や混合基油に由来するアスファル
トは乳化が難しいと言われている。また、ナフテン系も
揮発成分を十分留出させて、重質留分が高いアスファル
トでは乳化しにくくなる。最近のアスファルトは揮発成
分を十分に留出させたものが多くなっているが、本発明
のアスファルトは従来の方法では長期間安定なエマルシ
ョンを製造することが困難なアスファルトを主な対象と
している。
易で、パラフィン基油や混合基油に由来するアスファル
トは乳化が難しいと言われている。また、ナフテン系も
揮発成分を十分留出させて、重質留分が高いアスファル
トでは乳化しにくくなる。最近のアスファルトは揮発成
分を十分に留出させたものが多くなっているが、本発明
のアスファルトは従来の方法では長期間安定なエマルシ
ョンを製造することが困難なアスファルトを主な対象と
している。
【0068】オリノコタールなどのビチューメン類は蒸
気注入法などで油を抽出している。この工程で前記のノ
ニオン性界面活性剤−カチオン又は/及び両性界面活性
剤−親水性高分子物質を用いることができるし、抽出
後、砂その他の固体粒子を除いたり、脱塩した後、使用
してエマルション燃料を製造しても良い。
気注入法などで油を抽出している。この工程で前記のノ
ニオン性界面活性剤−カチオン又は/及び両性界面活性
剤−親水性高分子物質を用いることができるし、抽出
後、砂その他の固体粒子を除いたり、脱塩した後、使用
してエマルション燃料を製造しても良い。
【0069】又、超重質油は 340℃で揮発分が12%以下
のものに限定される。従って、分子量が一般の油の成分
より大きく、例えば、アスファルテン(MW 1500 〜250
0)、レジン分(芳香族系)、油分、などがその例であ
り、例えば次に示すような多環の芳香族環やアルキル鎖
が付加したものが含まれる。
のものに限定される。従って、分子量が一般の油の成分
より大きく、例えば、アスファルテン(MW 1500 〜250
0)、レジン分(芳香族系)、油分、などがその例であ
り、例えば次に示すような多環の芳香族環やアルキル鎖
が付加したものが含まれる。
【0070】
【化33】
【0071】従って、界面活性剤も多環の芳香族環を持
つものやアルキル鎖を持つものが油と構造が似ているた
め、親和性が良く、乳化剤としての性能が優れている。
つものやアルキル鎖を持つものが油と構造が似ているた
め、親和性が良く、乳化剤としての性能が優れている。
【0072】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
れらの実施例に限定されるものではない。
【0073】実施例1 中東石油系アスファルト(針入度60〜80)又はアサバス
カビチューメン(軟化温度12.5℃、カナダ産)、水、界
面活性剤を合計 300gになるように所定量を坪量し、 8
00ml遠沈管に入れ、75℃に加温する。一定温度に達した
後、特殊機化工製、TKホモミキサー(低粘度攪拌翼
付)により攪拌し、エマルション燃料を調製し、60℃で
保温する。一定温度に達した後、粘度を測定した。粘度
は芝浦システム(株)製ビスメトロンVS−Al型、No.2,
ローター60rpm で測定した。エマルション燃料の1部は
50℃で保温し、状態を1日後、3日後、9日後と観察
し、1部は、取り出して、 100メッシュの篩の通過量を
測定した。篩の通過量は50℃の雰囲気で、φ70mmの 100
メッシュステンレス製篩に約10gの試料をのせ、10分後
の篩残量を測定し、算出した。石油系アスファルトを用
いた結果を表2〜表4に、アサバスカビチューメンを用
いた結果を表5、表6に示す。なお、総合評価はエマル
ションの粘度、篩通過量、エマルション放置後の分散状
態の肉眼観察を総合して行った。○>△>×の順に良好
である。×〜△以上が効果が認められる系である。
カビチューメン(軟化温度12.5℃、カナダ産)、水、界
面活性剤を合計 300gになるように所定量を坪量し、 8
00ml遠沈管に入れ、75℃に加温する。一定温度に達した
後、特殊機化工製、TKホモミキサー(低粘度攪拌翼
付)により攪拌し、エマルション燃料を調製し、60℃で
保温する。一定温度に達した後、粘度を測定した。粘度
は芝浦システム(株)製ビスメトロンVS−Al型、No.2,
ローター60rpm で測定した。エマルション燃料の1部は
50℃で保温し、状態を1日後、3日後、9日後と観察
し、1部は、取り出して、 100メッシュの篩の通過量を
測定した。篩の通過量は50℃の雰囲気で、φ70mmの 100
メッシュステンレス製篩に約10gの試料をのせ、10分後
の篩残量を測定し、算出した。石油系アスファルトを用
いた結果を表2〜表4に、アサバスカビチューメンを用
いた結果を表5、表6に示す。なお、総合評価はエマル
ションの粘度、篩通過量、エマルション放置後の分散状
態の肉眼観察を総合して行った。○>△>×の順に良好
である。×〜△以上が効果が認められる系である。
【0074】但し、静置後の分散状態は、図1に示すよ
うな表面層1、中間層2及び沈降層3の三層の状況を観
察して、それぞれ表面層、中間層、沈降層に分けて評価
した。表面層1においては、表面の油滴の大小、それが
大きくなった油膜の大小を観察した。分散状態は油滴な
し>油滴少量>油膜なし≧油滴多量>油膜少量>油膜多
量の順に良好である。中間層2においては、乳化状態の
良し悪しを観察した。乳化状態は乳化良好>若干クリー
ム状>クリーム状>分離状態>分離度大きい>完全分離
の順に良好である。沈降層3においては、沈降物なし>
ソフト沈降物>ハード沈降物の順に良好である。ソフト
沈降物はやわらかく再分散が容易な沈降物であり、ハー
ド沈降物は固く、再分散が困難な沈降物である。
うな表面層1、中間層2及び沈降層3の三層の状況を観
察して、それぞれ表面層、中間層、沈降層に分けて評価
した。表面層1においては、表面の油滴の大小、それが
大きくなった油膜の大小を観察した。分散状態は油滴な
し>油滴少量>油膜なし≧油滴多量>油膜少量>油膜多
量の順に良好である。中間層2においては、乳化状態の
良し悪しを観察した。乳化状態は乳化良好>若干クリー
ム状>クリーム状>分離状態>分離度大きい>完全分離
の順に良好である。沈降層3においては、沈降物なし>
ソフト沈降物>ハード沈降物の順に良好である。ソフト
沈降物はやわらかく再分散が容易な沈降物であり、ハー
ド沈降物は固く、再分散が困難な沈降物である。
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】
【表4】
【0078】
【表5】
【0079】
【表6】
【0080】実施例2 中東石油系アスファルト(針入度60〜80)又はアサバス
カビチューメン(軟化温度12.5℃、カナダ産)、水、界
面活性剤、親水性高分子物質を合計 300gになるように
所定量を坪量し、800ml 遠沈管に入れ、75℃に加温す
る。一定温度に達した後、特殊機化工製、TKホモミキ
サー(低粘度攪拌翼付)により攪拌し、エマルション燃
料を調製し、60℃で保温する。一定温度に達した後、粘
度を測定した。エマルション燃料の一部は50℃に保温
し、状態を1日後、9日後、6ケ月後と観察し、一部は
取り出して、 100メッシュの篩の通過量を測定した。粘
度は芝浦システム(株)製ビスメトロンVS−Al型、No.
2、ローター60rpm で測定し、篩通過量は50℃の雰囲気
でφ70mmの 100メッシュステンレス製篩に約10gの試料
をのせ、10分後の篩残量を算出した。石油系アスファル
トを用いた結果を表7、表8に、アサバスカビチューメ
ンを用いた結果を表9に示す。尚、総合評価にエマルシ
ョンの粘度、篩通過量、エマルション放置後の分散状態
の肉眼観察を総合して行った。○>△>×の順に良好で
あり、×〜△以上が一応、効果が認められる系である。
カビチューメン(軟化温度12.5℃、カナダ産)、水、界
面活性剤、親水性高分子物質を合計 300gになるように
所定量を坪量し、800ml 遠沈管に入れ、75℃に加温す
る。一定温度に達した後、特殊機化工製、TKホモミキ
サー(低粘度攪拌翼付)により攪拌し、エマルション燃
料を調製し、60℃で保温する。一定温度に達した後、粘
度を測定した。エマルション燃料の一部は50℃に保温
し、状態を1日後、9日後、6ケ月後と観察し、一部は
取り出して、 100メッシュの篩の通過量を測定した。粘
度は芝浦システム(株)製ビスメトロンVS−Al型、No.
2、ローター60rpm で測定し、篩通過量は50℃の雰囲気
でφ70mmの 100メッシュステンレス製篩に約10gの試料
をのせ、10分後の篩残量を算出した。石油系アスファル
トを用いた結果を表7、表8に、アサバスカビチューメ
ンを用いた結果を表9に示す。尚、総合評価にエマルシ
ョンの粘度、篩通過量、エマルション放置後の分散状態
の肉眼観察を総合して行った。○>△>×の順に良好で
あり、×〜△以上が一応、効果が認められる系である。
【0081】但し、静置後の分散状態は、図1に示すよ
うな表面層1、中間層2及び沈降層3の三層の状況を観
察して、それぞれ表面層、中間層、沈降層に分けて評価
した。表面層1においては、表面の油滴の大小、それぞ
れが大きくなった油膜の大小を観察した。分散状態は油
滴なし>油滴少量>油膜なし≧油滴多量>油膜少量>油
膜多量の順に良好である。中間層2においては、乳化状
態の良し悪しを観察した。乳化状態は乳化良好>クリー
ム状>分離状態>分離度大きい>完全分離の順に良好で
ある。沈降層3においては、沈降物なし>ソフト沈降物
>ハード沈降物の順に良好である。ソフト沈降物はやわ
らかく再分散が容易な沈降物であり、ハード沈降物は固
く、再分散が困難な沈降物である。
うな表面層1、中間層2及び沈降層3の三層の状況を観
察して、それぞれ表面層、中間層、沈降層に分けて評価
した。表面層1においては、表面の油滴の大小、それぞ
れが大きくなった油膜の大小を観察した。分散状態は油
滴なし>油滴少量>油膜なし≧油滴多量>油膜少量>油
膜多量の順に良好である。中間層2においては、乳化状
態の良し悪しを観察した。乳化状態は乳化良好>クリー
ム状>分離状態>分離度大きい>完全分離の順に良好で
ある。沈降層3においては、沈降物なし>ソフト沈降物
>ハード沈降物の順に良好である。ソフト沈降物はやわ
らかく再分散が容易な沈降物であり、ハード沈降物は固
く、再分散が困難な沈降物である。
【0082】
【表7】
【0083】
【表8】
【0084】
【表9】
【図1】実施例における静置後の分散状態の評価に用い
る遠沈管の略示図。
る遠沈管の略示図。
【符号の説明】 1 表面層 2 中間層 3 沈殿層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 開 昭夫 長崎県長崎市深堀町5丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 超重質油 100重量部、水25〜80重量部、
下記(i)及び(ii)に示される群から選ばれるノニオ
ン性界面活性剤0.02〜5重量部からなる超重質油エマル
ション燃料に、ノニオン性界面活性剤 100重量部に対
し、 0.5〜300重量部の下記(I)〜(IX)で示される
群から選ばれるカチオン又は/及び両性界面活性剤を混
合してなる超重質油エマルション燃料。 <ノニオン性界面活性剤> (i)トール油脂肪酸、トールロジン酸、ガムロジン、
ウッドロジン及びそれらの混合物のアルキレンオキシド
付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又は/
及びジエステル化物。 (ii)石油又は石炭を原料とする分子中に1個以上のカ
ルボキシル基を有する芳香族環化合物のアルキレンオキ
シド付加物又はアルキレンオキシドポリマーとのモノ又
は/及びジエステル化物。 <カチオン又は/及び両性界面活性剤> (I)炭素数4〜18のアルキル又は/及びアルケニルア
ミンを無機酸又は有機酸で中和したアルキル又は/及び
アルケニルアミン塩。 (II)下記式 (1) 〜(3) で表される第4級アンモニ
ウム塩。 【化1】 【化2】 【化3】 (III)次式で表されるアルキルベタイン。 【化4】 (IV) 次式で表されるアルキルアミンオキサイド。 【化5】 (V)次式で表されるアルキルアラニン。 【化6】 (VI)次式(4)又は(5)で表されるポリアミート。 【化7】 (VII)次式 (6) 又は (7) で表されるポリアミン塩。 RNHC3H6NHX' (6) RNH(C3H6NH)2X' (7) (但し、R は前記と同じ意味を有し、X'は無機酸又は有
機酸である。) (VIII)次式で表されるイミダゾリン型両性界面活性
剤。 【化8】 (IX)次式で表されるスルホベタイン型両性界面活性
剤。 【化9】 - 【請求項2】 超重質油エマルション燃料 100重量部に
対し、下記の(A)〜(D)で示される微生物由来、植
物由来、動物由来、天然高分子誘導体などの親水性高分
子物質又は/及び(a)〜(f)で示される親水性の合
成高分子物質を 0.005〜1部を含む請求項1記載の超重
質油エマルション燃料。 <天然物に由来する親水性高分子物質> (A) 微生物由来の親水性高分子物質(多糖類) (a) キサンタンガム (b) プルラン (c) デキストラン (B) 植物由来の親水性高分子物質(多糖類) (a) 海藻由来 (イ) 寒天 (ロ) カラギーナン (ハ) ファーセレラン (ニ) アルギン酸とその塩(Na, K, NH4, Ca, Mg) (b) 種子由来 (イ) ローカストビーンガム (ロ) グアーガム (ハ) タラガム (ニ) タマリンドガム (c) 樹木(滲出物) (イ) アラビアガム (ロ) カラヤガム (ハ) トラガントガム (d) 果実由来 (イ) ペクチン (C) 動物由来の親水性高分子物質(蛋白質) (イ) ゼラチン (ロ) カゼイン (D) 天然高分子誘導体 (イ) セルローズ誘導体(カルボキシメチルセルローズ
など) (ロ) 加工澱粉 <水溶性合成高分子> (a)次式で表されるアクリル酸及びその誘導体のホモ
ポリマー、及び他のモノマーとのコポリマー。 【化10】 但し、 R':H, メチル基又はエチル基 M1:H, Na, K, Li, NH4 【化11】 いはその塩(NH4,Na, K, Li)から誘導される2価の基、
例えば、(無水)マレイン酸、(無水)イタコン酸、α
−オレフィン、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、アクリルアミド
メチルプロピルスルホン酸又はその塩(NH4, Na, K) 、
ジアルキル(メチル又はエチル)エチルアミノメタアク
リレート及びその塩(塩素、ジエチル硫酸、ジメチル硫
酸)。 n :50〜100,000 。 (b)次式で表されるアクリルアミド及びその誘導体の
ホモポリマー、及び他の共重合可能なモノマーとのコポ
リマー。 【化12】 但し、 R":H, C2H4OH 【化13】 はその塩(NH4, Na, K, Li)から誘導される2価の基、例
えば、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリル
スルホン酸、アクリルアミドメチルプロピルスルホン
酸、ジアルキル(メチル又はエチル)エチルアミノメタ
アクリレート及びその塩(塩素、ジメチル硫酸、ジエチ
ル硫酸など)、スチレン、α−オレフィン(C2〜C18)、
ビニルアリルアルコール。 n :50〜100,000 。 (c)無水マレイン酸又は無水イタコン酸のホモポリマ
ー、及び次式で表されるコポリマー。 【化14】 但し、 M2:無水マレイン酸又は無水イタコン酸残基 Z3:α−オレフィン(エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレン、オクテン、デセン、ドデセン等)又
はスチレン残基 n :50〜100,000 。 (d)ビニルアルコールのホモポリマー及び次式で表さ
れるコポリマー。 【化15】 但し、 Z4:酢酸ビニル又はスチレン残基 n':30〜100,000 。 (e)ビニルピロリドンのホモポリマー及び次式で表さ
れるコポリマー。 【化16】 但し、 Z5:ビニルピロリドンと共重合可能なモノマー又はその
塩(NH4, Na, K, Li) から誘導される2価の基、例え
ば、アクリルアミド、ビニルスルホン酸、メタリルスル
ホン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸、スチレン、
α−オレフィン(C2〜C18)など。 n :50〜100,000 。 (f)分子量1万〜500 万のポリアルキレンオキシド
(但し、エチレンオキシド95%以上)。5%以下のプロ
ピレンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド
の各々のブロックポリマーやアルキルアリル、アルキル
基などを分子中に持つものも含まれる。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24995292A JPH06100872A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 超重質油エマルション燃料 |
| EP93916232A EP0606443A1 (en) | 1992-08-05 | 1993-07-27 | Superheavy oil emulsion fuel and method for generating deteriorated oil-in-water superheavy oil emulsion fuel |
| US08/196,219 US5551956A (en) | 1992-08-05 | 1993-07-27 | Superheavy oil emulsion fuel and method for generating deteriorated oil-in-water superheavy oil emulsion fuel |
| CA002119643A CA2119643A1 (en) | 1992-08-05 | 1993-07-27 | Superheavy oil emulsion fuel and method for generating deteriorated oil-in-water superheavy oil emulsion fuel |
| PCT/JP1993/001056 WO1994003560A1 (en) | 1992-08-05 | 1993-07-27 | Superheavy oil emulsion fuel and method for generating deteriorated oil-in-water superheavy oil emulsion fuel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24995292A JPH06100872A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 超重質油エマルション燃料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100872A true JPH06100872A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17200628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24995292A Withdrawn JPH06100872A (ja) | 1992-08-05 | 1992-09-18 | 超重質油エマルション燃料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100872A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064779A3 (en) * | 2000-03-02 | 2002-02-14 | Akzo Nobel Nv | Amine oxides as asphalt emulsifiers |
| JP2022530552A (ja) * | 2019-05-03 | 2022-06-29 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 燃料エマルジョン用の第4級アンモニウム界面活性剤を有する乳化剤パッケージ |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24995292A patent/JPH06100872A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001064779A3 (en) * | 2000-03-02 | 2002-02-14 | Akzo Nobel Nv | Amine oxides as asphalt emulsifiers |
| JP2022530552A (ja) * | 2019-05-03 | 2022-06-29 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 燃料エマルジョン用の第4級アンモニウム界面活性剤を有する乳化剤パッケージ |
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Legal Events
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