JPH06100903A - 粉末の等方加圧成形方法 - Google Patents
粉末の等方加圧成形方法Info
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- JPH06100903A JPH06100903A JP25486392A JP25486392A JPH06100903A JP H06100903 A JPH06100903 A JP H06100903A JP 25486392 A JP25486392 A JP 25486392A JP 25486392 A JP25486392 A JP 25486392A JP H06100903 A JPH06100903 A JP H06100903A
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 成形モールドが、加圧により容易に変形する
が、減圧時にはほとんど弾性回復しない物質で構成され
た、あるいは当該物質を成形モールドと粉末との間に介
在させた等方加圧成形方法。 【効果】 クラックやシワが発生しない成形体を得るこ
とができ、しかも、成形体表面を剥離したりすることな
く、成形モールドから成形体を容易に取り出すことがで
きる。
が、減圧時にはほとんど弾性回復しない物質で構成され
た、あるいは当該物質を成形モールドと粉末との間に介
在させた等方加圧成形方法。 【効果】 クラックやシワが発生しない成形体を得るこ
とができ、しかも、成形体表面を剥離したりすることな
く、成形モールドから成形体を容易に取り出すことがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末の等方加圧成形方
法、特に冷間等方加圧成形方法に関する。
法、特に冷間等方加圧成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉末の等方加圧成形方法は、密度が均一
で、緻密な成形品が得られるなどの多くの利点があるこ
とから、近年、注目されている成形方法である。等方加
圧成形方法、例えば、冷間等方加圧成形方法(以下、C
IPという)は、図5に示すように、ゴム製モールド2
に粉末1を充填して、これを圧力容器3内に収納し、圧
力容器3内のゴム製モールド2周囲に封入された液体4
を圧力媒体として等方加圧する方法である。等方加圧装
置は、図5に示すものの他、ゴム製モールド2以外にシ
ール部分として加圧ゴム5を有し、外周径方向のみを加
圧をするタイプ(図6)、3方向を加圧するタイプ(図
7)、ピストン6等により直接プレス加圧するタイプ
(図8)などがある。いずれの方法も、加圧によりゴム
製モールド2とともに粉末1を圧縮して成形体を得る方
法である。
で、緻密な成形品が得られるなどの多くの利点があるこ
とから、近年、注目されている成形方法である。等方加
圧成形方法、例えば、冷間等方加圧成形方法(以下、C
IPという)は、図5に示すように、ゴム製モールド2
に粉末1を充填して、これを圧力容器3内に収納し、圧
力容器3内のゴム製モールド2周囲に封入された液体4
を圧力媒体として等方加圧する方法である。等方加圧装
置は、図5に示すものの他、ゴム製モールド2以外にシ
ール部分として加圧ゴム5を有し、外周径方向のみを加
圧をするタイプ(図6)、3方向を加圧するタイプ(図
7)、ピストン6等により直接プレス加圧するタイプ
(図8)などがある。いずれの方法も、加圧によりゴム
製モールド2とともに粉末1を圧縮して成形体を得る方
法である。
【0003】ここで加圧時には、図9に示すように、成
形体表面の粉末粒子8間の間隙にゴム製モールド9がく
い込む。次いで、かかる状態のまま減圧される。減圧過
程において、ゴム製モールドはそれ自体の弾性力により
加圧前の初期の寸法形状に復元するが、成形体はゴム製
モールドのように加圧前の寸法に復元できないため、成
形体とゴム製モールドとの間に弾性回復の違いに起因し
た力が発生する。このため、成形体の強度がゴム製モー
ルドの弾性回復に耐えられない場合には、割れなどの欠
陥が生じることになる。図10は、成形体表面の粒子間
隙にゴム製モールドがくい込んだために、表面にクラッ
クが発生した成形体10の模式図である。成形体の肉厚
が薄くなる程、あるいは粉末の初期充填密度が低くて変
形量が大きい程、クラックが発生しやすい。
形体表面の粉末粒子8間の間隙にゴム製モールド9がく
い込む。次いで、かかる状態のまま減圧される。減圧過
程において、ゴム製モールドはそれ自体の弾性力により
加圧前の初期の寸法形状に復元するが、成形体はゴム製
モールドのように加圧前の寸法に復元できないため、成
形体とゴム製モールドとの間に弾性回復の違いに起因し
た力が発生する。このため、成形体の強度がゴム製モー
ルドの弾性回復に耐えられない場合には、割れなどの欠
陥が生じることになる。図10は、成形体表面の粒子間
隙にゴム製モールドがくい込んだために、表面にクラッ
クが発生した成形体10の模式図である。成形体の肉厚
が薄くなる程、あるいは粉末の初期充填密度が低くて変
形量が大きい程、クラックが発生しやすい。
【0004】ゴム製モールドの復元力による成形体の割
れを防止する方法として、特開昭63−219503号
公報に、ゴム製モールドに代えて、粘土のような粘塑性
体で構成したモールドを用いる方法が提案されている。
粘塑性体で構成したモールドは、減圧時にゴム製モール
ドのような復元が起こらないため、成形体の割れが生じ
ないというものである。
れを防止する方法として、特開昭63−219503号
公報に、ゴム製モールドに代えて、粘土のような粘塑性
体で構成したモールドを用いる方法が提案されている。
粘塑性体で構成したモールドは、減圧時にゴム製モール
ドのような復元が起こらないため、成形体の割れが生じ
ないというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉末と粘土製
モールドとが直接接触した状態で加圧成形すると、成形
体表面に粘土が食い込むため、モールドから成形体を取
り出すのが困難で、成形体の表層が剥離したりする。成
形体と粘塑性体とが直接接触するのを防止するために、
同公報は、さらに、モールドを構成する粘塑性体と粉末
との間に、薄いゴム又は高分子膜を介在させる方法や離
型剤を塗布する方法を提案している。しかし、いずれの
方法も大変手間がかかる。また、粘土で精度の良い型を
作るのは困難であり、さらに粘土からなる型は軟らか
く、粉末を成形モールド内に封入する際やハンドリング
中に変形しやすいために、成形体の寸法精度が悪くなる
という欠点もある。
モールドとが直接接触した状態で加圧成形すると、成形
体表面に粘土が食い込むため、モールドから成形体を取
り出すのが困難で、成形体の表層が剥離したりする。成
形体と粘塑性体とが直接接触するのを防止するために、
同公報は、さらに、モールドを構成する粘塑性体と粉末
との間に、薄いゴム又は高分子膜を介在させる方法や離
型剤を塗布する方法を提案している。しかし、いずれの
方法も大変手間がかかる。また、粘土で精度の良い型を
作るのは困難であり、さらに粘土からなる型は軟らか
く、粉末を成形モールド内に封入する際やハンドリング
中に変形しやすいために、成形体の寸法精度が悪くなる
という欠点もある。
【0006】本発明は、減圧過程におけるモールドの弾
性回復による成形体の割れを防止すると共に、モールド
から成形体を取り出す際に、成形体表面を傷つけたりす
ることがない粉末の等方圧加圧成形方法を提供すること
を目的とする。
性回復による成形体の割れを防止すると共に、モールド
から成形体を取り出す際に、成形体表面を傷つけたりす
ることがない粉末の等方圧加圧成形方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の粉末の等方加圧
成形方法は、粉末を成形モールド内に封入し、該成形モ
ールドを等方加圧することにより前記粉末を成形した
後、減圧する粉末の等方加圧成形方法において、前記成
形モールドが、加圧により容易に変形するが、減圧時に
はほとんど弾性回復しない物質で構成されている。
成形方法は、粉末を成形モールド内に封入し、該成形モ
ールドを等方加圧することにより前記粉末を成形した
後、減圧する粉末の等方加圧成形方法において、前記成
形モールドが、加圧により容易に変形するが、減圧時に
はほとんど弾性回復しない物質で構成されている。
【0008】また、本発明の粉末の等方加圧成形方法
は、粉末を成形モールド内に封入し、該成形モールドを
等方加圧することにより前記粉末を成形した後、減圧す
る粉末の等方加圧成形方法において、前記成形モールド
と前記粉末との間に、加圧により容易に変形するが、減
圧時にはほとんど弾性回復しない物質を介在させたこと
を特徴とする。
は、粉末を成形モールド内に封入し、該成形モールドを
等方加圧することにより前記粉末を成形した後、減圧す
る粉末の等方加圧成形方法において、前記成形モールド
と前記粉末との間に、加圧により容易に変形するが、減
圧時にはほとんど弾性回復しない物質を介在させたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明において、加圧及び減圧過程で粉末と直
接接触している物質は、圧縮時に容易に変形するが、減
圧時にはほとんど弾性回復しない物質で、図1のような
挙動を示す。図1中、縦軸は荷重、横軸は変位量を示し
ている。従って、等方加圧成形の一連の操作において、
上記物質からなるモールドは弾性回復しないので、成形
体に対し、弾性回復による外力が作用しない。
接接触している物質は、圧縮時に容易に変形するが、減
圧時にはほとんど弾性回復しない物質で、図1のような
挙動を示す。図1中、縦軸は荷重、横軸は変位量を示し
ている。従って、等方加圧成形の一連の操作において、
上記物質からなるモールドは弾性回復しないので、成形
体に対し、弾性回復による外力が作用しない。
【0010】上記物質からなるシート等が粉末と成形モ
ールドとの間に介在する場合も、上記物質からなるモー
ルドを用いる場合と同様に、加圧過程においては成形モ
ールドを構成する物質、例えばゴムが粉末粒子の間に食
い込むのを防止し、減圧過程においては成形モールドの
弾性回復力が成形体に影響を及ぼすのを防止する。な
お、上記物質は粉末に対する離型性に優れた物質が好ま
しい。離型性に優れた物質を用いた場合には、加圧過程
においても、従来のゴムや粘土のように粉末粒子間の間
隙に入り込んだりせず、減圧後、成形体表面を剥離する
ことなく、成形体を取り出すことができる。粉末との付
着性が強い物質を用いた場合、あるいは成形体が複雑な
形状をしているために離型することが困難な場合でも、
成形後、熱処理等を行って、上記物質からなるモールド
又は介在物質を溶融等することにより、容易に除去する
ことができる。
ールドとの間に介在する場合も、上記物質からなるモー
ルドを用いる場合と同様に、加圧過程においては成形モ
ールドを構成する物質、例えばゴムが粉末粒子の間に食
い込むのを防止し、減圧過程においては成形モールドの
弾性回復力が成形体に影響を及ぼすのを防止する。な
お、上記物質は粉末に対する離型性に優れた物質が好ま
しい。離型性に優れた物質を用いた場合には、加圧過程
においても、従来のゴムや粘土のように粉末粒子間の間
隙に入り込んだりせず、減圧後、成形体表面を剥離する
ことなく、成形体を取り出すことができる。粉末との付
着性が強い物質を用いた場合、あるいは成形体が複雑な
形状をしているために離型することが困難な場合でも、
成形後、熱処理等を行って、上記物質からなるモールド
又は介在物質を溶融等することにより、容易に除去する
ことができる。
【0011】
【実施例】本発明において用いられる物質、すなわち、
加圧により容易に変形するが、減圧時にはほとんど弾性
回復しない物質(以下、物質Aと略記する)とは、粉末
の成形条件で塑性変形する金属材料、高分子物質等であ
る。前記金属材料としては、例えば、CIPにおいて
は、鉛、アルミニウム、銅などの比較的常温で軟質の金
属材料が用いられる。前記高分子物質としては、粉末の
成形圧力で押しつぶされるような孔を多数有する多孔性
物質、例えば、CIPにおいては、発泡ウレタン、塩化
ビニリデン、スチレンビーズ等が用いられる。多孔性物
質の材質、孔径、孔のタイプ(独立気泡タイプ又は連続
気泡タイプ)等については、成形圧力、圧力媒体等の条
件により適宜選択される。また、物質Aは、粉末との離
型性に優れた物質が好ましい。
加圧により容易に変形するが、減圧時にはほとんど弾性
回復しない物質(以下、物質Aと略記する)とは、粉末
の成形条件で塑性変形する金属材料、高分子物質等であ
る。前記金属材料としては、例えば、CIPにおいて
は、鉛、アルミニウム、銅などの比較的常温で軟質の金
属材料が用いられる。前記高分子物質としては、粉末の
成形圧力で押しつぶされるような孔を多数有する多孔性
物質、例えば、CIPにおいては、発泡ウレタン、塩化
ビニリデン、スチレンビーズ等が用いられる。多孔性物
質の材質、孔径、孔のタイプ(独立気泡タイプ又は連続
気泡タイプ)等については、成形圧力、圧力媒体等の条
件により適宜選択される。また、物質Aは、粉末との離
型性に優れた物質が好ましい。
【0012】以上のような物質Aで構成されるモールド
を、ゴム製モールドに代えて用いると、加圧により変形
するが、減圧過程において、ゴム製モールドの復元力の
ような外力が成形体に作用しないので、成形体にクラッ
クが発生したりしない。また、上記物質は離型性を有す
るため、圧縮時の粉末の粒子間への食い込みを防止する
だけでなく、モールドから成形体を取り出す際にも、成
形体表面層を剥離することがない。従って、本発明のモ
ールドを用いれば、モールドと粉末との間に離型性物質
を介在させたり、モールドに離型剤を塗布したりする必
要がなく、操作の簡便化が図れる。
を、ゴム製モールドに代えて用いると、加圧により変形
するが、減圧過程において、ゴム製モールドの復元力の
ような外力が成形体に作用しないので、成形体にクラッ
クが発生したりしない。また、上記物質は離型性を有す
るため、圧縮時の粉末の粒子間への食い込みを防止する
だけでなく、モールドから成形体を取り出す際にも、成
形体表面層を剥離することがない。従って、本発明のモ
ールドを用いれば、モールドと粉末との間に離型性物質
を介在させたり、モールドに離型剤を塗布したりする必
要がなく、操作の簡便化が図れる。
【0013】さらに、物質Aは、粘土等と異なり、型の
作成における寸法精度に優れている。また、物質Aをシ
ート状にして、これを成形モールドと粉末との間に介在
させてもよい。シートの厚みは、物質Aの種類、成形条
件等により異なるが、0.2mmもあれば十分である。
作成における寸法精度に優れている。また、物質Aをシ
ート状にして、これを成形モールドと粉末との間に介在
させてもよい。シートの厚みは、物質Aの種類、成形条
件等により異なるが、0.2mmもあれば十分である。
【0014】図2に、物質Aからなるシート12を用い
て、等方加圧成形した場合の様子を示す。粉末11をシ
ート12で挟持し、これをゴム製モールド13に入れて
(図2(a)参照)、矢印方向に加圧すると、粉末1
1、シート12及びゴム製モールド13が圧縮される
(図2(b)参照)。このとき、シート12は、粉末1
1の間隙にモールド13が食い込むのを防止する。次い
で、減圧すると、モールド13はそれ自体の弾性回復力
により元の形にまで復元するが、シート12及び粉末1
1からなる成形体11’は圧縮されたままである(図2
(c)参照)。このとき、モールド13はシート12表
面を滑るようにして回復するため、復元力は成形体1
1’にほとんど作用しない。このように、物質Aをモー
ルドと粉末との間に介在させても、物質Aをモールドと
して用いた場合と同様の効果を得ることができる。ま
た、物質Aをシート状にして用いる方法は、物質Aをモ
ールドとして用いる場合よりも容易であり、安価であ
る。なお、物質Aのシートを用いる場合、従来のゴム製
モールドに限らず、粘土等の粘塑性物質からなるモール
ドを用いることもできる。また、物質Aからなるシート
は成形体の全周を覆う必要はなく、板状物の厚みに相当
する部分のようにモールドとの接触面積が小さい部分で
あれば、介在させなくても本発明の効果を十分発揮し得
る。
て、等方加圧成形した場合の様子を示す。粉末11をシ
ート12で挟持し、これをゴム製モールド13に入れて
(図2(a)参照)、矢印方向に加圧すると、粉末1
1、シート12及びゴム製モールド13が圧縮される
(図2(b)参照)。このとき、シート12は、粉末1
1の間隙にモールド13が食い込むのを防止する。次い
で、減圧すると、モールド13はそれ自体の弾性回復力
により元の形にまで復元するが、シート12及び粉末1
1からなる成形体11’は圧縮されたままである(図2
(c)参照)。このとき、モールド13はシート12表
面を滑るようにして回復するため、復元力は成形体1
1’にほとんど作用しない。このように、物質Aをモー
ルドと粉末との間に介在させても、物質Aをモールドと
して用いた場合と同様の効果を得ることができる。ま
た、物質Aをシート状にして用いる方法は、物質Aをモ
ールドとして用いる場合よりも容易であり、安価であ
る。なお、物質Aのシートを用いる場合、従来のゴム製
モールドに限らず、粘土等の粘塑性物質からなるモール
ドを用いることもできる。また、物質Aからなるシート
は成形体の全周を覆う必要はなく、板状物の厚みに相当
する部分のようにモールドとの接触面積が小さい部分で
あれば、介在させなくても本発明の効果を十分発揮し得
る。
【0015】以上のような本発明の作用効果を、具体的
実施例に基づいて説明する。図3は、鉛製のモールドを
用いて冷間等方加圧成形した例である。鉛よりなる雄型
16と雌型17とで形成される空間に、平均粒径約8μ
mの鉄粉18を充填密度約40%となるように詰めて、
加圧ゴム19中にセットし、3000kg/cm2 まで
加圧した。その後、減圧して、充填密度65%の釣鐘状
の成形体を得た。成形体は、鉛製モールド16、17か
ら容易に取り出すことができ、成形体表面の剥離も認め
られなかった。なお、鉛製モールドは、圧縮されたまま
回復しないため、そのまま再度使用することはできな
い。しかし、圧縮されたモールドは、金型を利用して容
易に元に戻すことができる。また、溶融して、鋳造型に
流し込んで、新たな型を作成することによっても、再利
用できる。
実施例に基づいて説明する。図3は、鉛製のモールドを
用いて冷間等方加圧成形した例である。鉛よりなる雄型
16と雌型17とで形成される空間に、平均粒径約8μ
mの鉄粉18を充填密度約40%となるように詰めて、
加圧ゴム19中にセットし、3000kg/cm2 まで
加圧した。その後、減圧して、充填密度65%の釣鐘状
の成形体を得た。成形体は、鉛製モールド16、17か
ら容易に取り出すことができ、成形体表面の剥離も認め
られなかった。なお、鉛製モールドは、圧縮されたまま
回復しないため、そのまま再度使用することはできな
い。しかし、圧縮されたモールドは、金型を利用して容
易に元に戻すことができる。また、溶融して、鋳造型に
流し込んで、新たな型を作成することによっても、再利
用できる。
【0016】図4は、粉末22とゴム製モールド23と
の間に厚さ1mmの鉛板21を介在させた場合である。
ゴム製モールド23としては、底面及び側面の肉厚が2
mmで、硬度65°のネオプレンゴム製モールドを使用
した。平均粒径約8μmの鉄粉を充填密度30%で充填
し、バインダなしの乾燥粉末のままで、1500kg/
cm2 まで加圧した。直径40mm、厚み3mmの円板
の成形体が得られ、成形体の密度は約60%となった。
成形体にクラックの発生は全くなく、表面は平滑であっ
た。鉛は80kg/cm2 程度から塑性流動を開始する
ので、鉛板21は、成形圧力1500kg/cm2 下
で、ゴム製モールドと共に変形して粉末を圧縮し、減圧
時にゴム製モールドが弾性回復する際に、成形体表面に
その回復力が作用するのを防止したためと考えられる。
の間に厚さ1mmの鉛板21を介在させた場合である。
ゴム製モールド23としては、底面及び側面の肉厚が2
mmで、硬度65°のネオプレンゴム製モールドを使用
した。平均粒径約8μmの鉄粉を充填密度30%で充填
し、バインダなしの乾燥粉末のままで、1500kg/
cm2 まで加圧した。直径40mm、厚み3mmの円板
の成形体が得られ、成形体の密度は約60%となった。
成形体にクラックの発生は全くなく、表面は平滑であっ
た。鉛は80kg/cm2 程度から塑性流動を開始する
ので、鉛板21は、成形圧力1500kg/cm2 下
で、ゴム製モールドと共に変形して粉末を圧縮し、減圧
時にゴム製モールドが弾性回復する際に、成形体表面に
その回復力が作用するのを防止したためと考えられる。
【0017】一方、鉛板21を介在させずに、同条件で
成形すると、成形体に無数のクラックが認められた。ま
た、鉛板21に代えて、発泡ウレタン製シート(厚み
0.5mm)を用い、シリコンゴム製モールド(硬度2
0°)を用いて、200kg/cm2 の低圧加圧して、
厚み5mmの成形体を成形した。成形体にクラックは認
められず、また、成形体表面を剥離することなく、シー
トを容易に取り外すことができた。
成形すると、成形体に無数のクラックが認められた。ま
た、鉛板21に代えて、発泡ウレタン製シート(厚み
0.5mm)を用い、シリコンゴム製モールド(硬度2
0°)を用いて、200kg/cm2 の低圧加圧して、
厚み5mmの成形体を成形した。成形体にクラックは認
められず、また、成形体表面を剥離することなく、シー
トを容易に取り外すことができた。
【0018】なお、上記実施例はいずれもCIPによる
関するものであるが、本発明は、物質Aを適宜選択する
ことにより、温間等方加圧成形方法にも適用することが
できる。
関するものであるが、本発明は、物質Aを適宜選択する
ことにより、温間等方加圧成形方法にも適用することが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明の方法によれば、クラックやシワ
が発生しない成形体を得ることができ、しかも、成形体
表面を剥離したりすることなく、成形モールドから成形
体を容易に取り出すことができる。また、成形体の取り
出しのために、予め成形モールドに離型剤等を塗布する
必要もないので、手間がかからない。さらに、従来の粘
土等の粘塑性物質よりも寸法精度の良いモールドを作成
できるので、寸法精度の高い成形体を得ることができ
る。
が発生しない成形体を得ることができ、しかも、成形体
表面を剥離したりすることなく、成形モールドから成形
体を容易に取り出すことができる。また、成形体の取り
出しのために、予め成形モールドに離型剤等を塗布する
必要もないので、手間がかからない。さらに、従来の粘
土等の粘塑性物質よりも寸法精度の良いモールドを作成
できるので、寸法精度の高い成形体を得ることができ
る。
【0020】物質Aを成形モールドとしてでなく、シー
ト状物質として、粉末と成形モールドとの間に介在させ
る場合にも、上記効果を得ることができる。
ト状物質として、粉末と成形モールドとの間に介在させ
る場合にも、上記効果を得ることができる。
【図1】 本発明に用いる物質の挙動を説明するための
図である。
図である。
【図2】 本発明の等方加圧成形方法の作用を説明する
ための図である。
ための図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す模式図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す模式図である。
【図5】 従来の冷間等方加圧成形方法を示す模式図で
ある。
ある。
【図6】 従来の冷間等方加圧成形方法を示す模式図で
ある。
ある。
【図7】 従来の冷間等方加圧成形方法を示す模式図で
ある。
ある。
【図8】 従来の冷間等方加圧成形方法を示す模式図で
ある。
ある。
【図9】 従来の問題点を説明するための図である。
【図10】 従来の問題点を説明するための図である。
11 粉末 12 シート 13 ゴム製モールド 16 鉛製モールド 17 鉛製モールド 18 粉末 21 鉛板 22 粉末 23 ゴム製モールド
Claims (2)
- 【請求項1】 粉末を成形モールド内に封入し、該成形
モールドを等方加圧することにより前記粉末を成形した
後、減圧する粉末の等方加圧成形方法において、 前記成形モールドが、加圧により容易に変形するが、減
圧時にはほとんど弾性回復しない物質で構成されている
ことを特徴とする粉末の等方加圧成形方法。 - 【請求項2】 粉末を成形モールド内に封入し、該成形
モールドを等方加圧することにより前記粉末を成形した
後、減圧する粉末の等方加圧成形方法において、 前記成形モールドと前記粉末との間に、加圧により容易
に変形するが、減圧時にはほとんど弾性回復しない物質
を介在させたことを特徴とする粉末の等方加圧成形方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25486392A JPH06100903A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 粉末の等方加圧成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25486392A JPH06100903A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 粉末の等方加圧成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100903A true JPH06100903A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17270893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25486392A Pending JPH06100903A (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 粉末の等方加圧成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100903A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1266746A3 (en) * | 2001-06-11 | 2003-05-02 | Intermetallics Co., Ltd. | Method of producing powder compacts and foil or film-like mold members for use in the method |
| US8419400B2 (en) | 2005-02-01 | 2013-04-16 | Tosoh Corporation | Sintered body, sputtering target and molding die, and process for producing sintered body employing the same |
| KR20160108063A (ko) | 2015-03-06 | 2016-09-19 | (주)씨이케이 | 냉간 정수압 성형용 복합몰드를 이용한 대형 알루미나 판재 제조방법 |
| CN114030217A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-02-11 | 航天特种材料及工艺技术研究所 | 一种筒形纳米隔热材料及其制备方法 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP25486392A patent/JPH06100903A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1266746A3 (en) * | 2001-06-11 | 2003-05-02 | Intermetallics Co., Ltd. | Method of producing powder compacts and foil or film-like mold members for use in the method |
| US8419400B2 (en) | 2005-02-01 | 2013-04-16 | Tosoh Corporation | Sintered body, sputtering target and molding die, and process for producing sintered body employing the same |
| JP2014129231A (ja) * | 2005-02-01 | 2014-07-10 | Tosoh Corp | 焼結体及びスパッタリングターゲット |
| US9920420B2 (en) | 2005-02-01 | 2018-03-20 | Tosoh Corporation | Sintered body, sputtering target and molding die, and process for producing sintered body employing the same |
| KR20160108063A (ko) | 2015-03-06 | 2016-09-19 | (주)씨이케이 | 냉간 정수압 성형용 복합몰드를 이용한 대형 알루미나 판재 제조방법 |
| CN114030217A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-02-11 | 航天特种材料及工艺技术研究所 | 一种筒形纳米隔热材料及其制备方法 |
| CN114030217B (zh) * | 2021-11-29 | 2023-06-20 | 航天特种材料及工艺技术研究所 | 一种筒形纳米隔热材料及其制备方法 |
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