JPH06100982A - リードフレーム材及びそのリードフレーム材を用いたリードフレームの製造方法 - Google Patents

リードフレーム材及びそのリードフレーム材を用いたリードフレームの製造方法

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JPH06100982A
JPH06100982A JP25010292A JP25010292A JPH06100982A JP H06100982 A JPH06100982 A JP H06100982A JP 25010292 A JP25010292 A JP 25010292A JP 25010292 A JP25010292 A JP 25010292A JP H06100982 A JPH06100982 A JP H06100982A
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JP
Japan
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lead frame
frame material
relief annealing
weight
strain relief
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JP25010292A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
廣志 山田
Kazuhisa Ishida
和久 石田
Shigeru Koide
茂 小出
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪取り焼鈍を行なっても材料の収縮が少な
く、プレス打ち抜き等の加工の精度が低下せず、帯板の
送りも好適に行うことができるリードフレーム材及びそ
のリードフレーム材を用いたリードフレームの製造方法
を提供すること。 【構成】 Fe−Ni系の金属材料からなるリードフレ
ーム材のNi含有量を31〜33重量%とする。そし
て、この材料を用い、歪取り焼鈍の前後にてプレス加工
を行なってリードフレームを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に加熱伸縮の少ない
リードフレーム材及びそのリードフレーム材を用いたリ
ードフレームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばICリードフレームを製造
する場合には、材料として導電性に優れたFe−Ni系
の金属材料が用いられており、具体的には、その材料か
らなる帯材の両側に送り穴が一定間隔で設けられたリー
ドフレーム用のFe−Ni合金製帯板が使用されてい
る。
【0003】このリードフレーム用のFe−Ni合金製
帯板を製造する方法としては、下記の方法が採用されて
いる。まず、Fe−Ni合金の板材の熱間圧延を行な
い、次いで冷間圧延を行ない、更に一度軟化焼鈍を
行ってから、50%以下の加工度で仕上げ圧延を行
い、次いで所定幅に剪断加工して所定厚さの帯板を製
造する。そして、この帯板の両側に送り穴を形成する
とともに、1回目のプレス打ち抜きを行ない、次に
歪取り焼鈍し、更に2回目のプレス打ち抜きを行なっ
ている。その後樹脂によるモールディング加工等が行わ
れる。
【0004】この様なリードフレーム用のFe−Ni合
金製の帯板としては、例えば膨張率が小さく、樹脂のモ
ールディングに際に剥離が生じ難いFe−42Ni合金
のリードフレーム材が、通常使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このF
e−42Ni合金のリードフレーム材は、膨張率が小さ
く、樹脂のモールディングに好適であるが、次の様な問
題があり、必ずしも好ましくない。
【0006】つまり、製造工程にて、圧延後に(プレス
加工を経て)歪取り焼鈍を行なうと、いわゆるDirectio
nal Orderの効果によって、帯板が収縮してしまうとい
う問題(加熱伸縮の問題)があった。このDirectional
Orderによる加熱伸縮とは、圧延によって結晶に方向性
を与えられた材料が、歪取り焼鈍によって結晶に方向性
がなくなってランダムなものとなって、寸法が変化(収
縮)してしまう現象をいう。
【0007】その結果、歪取り焼鈍の前後で帯板の寸法
が(例えば0.04%程度も)異なってしまうので、歪
取り焼鈍後のプレス打ち抜きの際の位置合わせが正確に
できず、よってプレス打ち抜きの精度が低下してしまう
という問題があった。特に、加熱伸縮量が大きいと、歪
取り焼鈍の後に、帯板の両側に設けられた送り穴のピッ
チが小さくなって、歪取り焼鈍の次の工程にて、帯板の
送り用のピンが送り穴に入らず、帯板を送ることができ
ないという場合もあった。
【0008】そこで、本発明は、前記課題を解決するた
めになされ、歪取り焼鈍を行なっても材料の収縮が少な
く、プレス打ち抜き等の加工の精度が低下せず、帯板の
送りも好適に行うことができるリードフレーム材及びそ
のリードフレーム材を用いたリードフレームの製造方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
の請求項1の発明は、Fe−Ni系の金属材料からなる
リードフレーム材において、Ni含有量を31〜33重
量%としたことを特徴とするリードフレーム材を要旨と
する。
【0010】請求項2の発明は、前記請求項1に記載の
リードフレーム材において、更にCoを4〜10重量%
含んだことを特徴とするリードフレーム材を要旨とす
る。
【0011】請求項3の発明は、前記請求項1又は請求
項2に記載のリードフレーム材において、更にCu及び
Moのうち少なくとも一方を0.1〜0.6重量%含ん
だことを特徴とするリードフレーム材を要旨とする。
【0012】請求項4の発明は、前記請求項1ないし請
求項3に記載のリードフレーム材に対し、冷延,プレス
打ち抜き,歪取り焼鈍を行った後に、再度プレス打ち抜
きを行なってリードフレームを製造することを特徴とす
るリードフレームの製造方法を要旨とする。
【0013】ここで、前記リードフレームとしては、I
Cリードフレームが挙げられる。また、Fe−Ni系の
金属材料としては、Niを31〜33重量%の範囲で含
んだFe−Ni合金が挙げられるが、そのうち、特にN
i含有量が32重量%のものは歪取り焼鈍の際の収縮率
が極めて少ないので好適である。
【0014】
【作用】本発明は 本発明者らが、Fe−Ni系の金属
材料について、Niの含有量と加熱伸縮との関係につい
て研究を重ねた結果得られた知見に基づいてなされたも
のである。即ち、図2に示す様に、Fe−Ni合金のN
i含有量と加熱伸縮量とには一定の関係があり、Ni含
有量32重量%を中心として、31〜33重量%の範囲
のものが極めて加熱伸縮が少ない。
【0015】よって、請求項1の発明は、Fe−Ni系
の金属材料からなるリードフレーム材として、Ni含有
量を31〜33重量%とすることによって、図2に示す
様に、歪取り焼鈍における加熱伸縮が少なく、歪取り焼
鈍における寸法の変化が少ないので、精度のよいプレス
加工が可能になる。また、リードフレーム材の送り穴の
ピッチも変化しないので、送りがスムーズに行われる。
【0016】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載のリードフレーム材に、更にCoを4〜10重量%含
んでいるので、後述する図3に示す様に、熱膨張係数を
低く抑えることが可能となり、よって樹脂のモールディ
ングの際の剥離等を防止することが可能である。
【0017】更に、請求項3の発明では、請求項1又は
請求項2に記載のリードフレーム材に、更にCu及びM
oのうち少なくとも一方を、0.1〜0.6重量%含ん
でいるので、耐蝕性が向上する。また、請求項4の発明
は、リードフレームを製造する際に、前記請求項1ない
し請求項3に記載のリードフレーム材に対して、冷延,
プレス打ち抜き,歪取り焼鈍を行った後に、プレス打ち
抜きの加工を行なってリードフレームを製造するので、
歪取り焼鈍の後でもリードフレーム材の収縮が少なく、
よって、プレス加工の精度が向上するとともに、リード
フレーム材の送りも好適に行われる。
【0018】
【実施例】次に、本発明を一層明らかにするために、好
適な実施例を説明する。本実施例では、リードフレーム
材としてFe−32(重量)%Niの材料を用い、下記
の〜手順で、図1に示すリードフレーム1の帯材2
を製造した。
【0019】焼鈍・圧延を数回繰り返し、0.25mm
の厚さの圧延材を製造する。 真空中にて、約1000℃に5分間保った後に冷却し
て軟化焼鈍を行なう。 所定の圧力を加えて、冷間にて50%以下の加工度で
0.15mmの厚さになるまで、仕上げ圧延を行なう。
【0020】所定幅(例えば50mm)に剪断加工す
る。 帯材2の両側に、所定間隔で送り穴3をあける。 1回目のプレス打ち抜きを行なう。 真空中にて、約600℃に5分間保った後に冷却して
歪取り焼鈍を行なう。尚、この歪取り焼鈍の前後の加熱
伸縮は、ほぼゼロであった。
【0021】2回目のプレス打ち抜きを行なって、図
1に示すリードフレーム1が多数形成された帯材2を形
成する。その後、帯板2を切り離してリードフレーム1
を分離し、樹脂によるモールディング加工等を行なう。
【0022】つまり、本実施例のリードフレーム材は、
その材料として、Fe−32%Niを使用しているの
で、歪取り焼鈍の前後での加熱伸縮がほぼゼロである。
よって、歪取り焼鈍の前後にて、プレス加工を行った場
合でも、プレスの精度が極めて大きく、正確な寸法のリ
ードフレーム1を製造することができる。
【0023】それとともに、加熱伸縮がほぼゼロである
ので、歪取り焼鈍の後でも、図示しない送り装置のピン
が、うまく送り穴3に嵌って、好適に送り動作及びプレ
スの位置決めを行なうことができる。 (実験例1)次に、本実施例のFe−Ni系材料におけ
る加熱伸縮が小さなものであることを確認した実験例つ
いて、比較例とともに説明する。
【0024】本実験例では、Fe−Ni系の材料とし
て、Niの成分が26,28,30,32,34,3
6,42重量%の合金を用い、下記の手順にて帯板を製
造した。 焼鈍・圧延を数回繰り返し、0.25mmの厚さの圧延
材を製造する。 約1000℃に5分間保った後に冷却して、真空焼鈍
を行なう。
【0025】0.15mmの厚さになるまで、所定の圧
力を加えて、冷間圧延を行なう。 600℃に5分間保って歪取り焼鈍を行なう。 そして、この帯材の歪取り焼鈍による加熱伸縮測定を行
った。その結果を、図2に示すが、Ni成分が32重量
%のものが前記実施例に該当し、他のNi成分が26,
28,30,34,36,42重量%のものが、比較例
に該当する。
【0026】この図2より明かな様に、本実施例の組成
の材料を使用すると、加熱伸縮がほぼゼロであり極めて
好ましく、また、Niが31〜33重量%の範囲でも加
熱伸縮量は、約0.002%以下と好適である。それに
対して、比較例のものは、Niの重量%が34を上回る
と、加熱伸縮量が0.003%を越えて徐々に増加する
ので好ましくなく、また、Niの重量%が30を下回る
と急激に加熱伸縮量が増加するので好ましくない。
【0027】(実験例2)次に、本実施例のFe−Ni
の組成の材料に、熱膨張係数の低減のために、更にCo
を加えた実験例について説明する。Fe−32Niの合
金中に、Coを2,4,6,8,10重量%含んだ試料
を製造し、実験例と同様にして帯材を製造し、その熱膨
張係数(体膨張係数α[1/℃])を測定した。その結
果を図3に示す。
【0028】図3から明かな様に、Coを4〜10重量
%含むものは、体膨張係数が、約6(1/℃)以下と小
さく、ICリードフレームに樹脂のモールディングをす
る際に、剥離が生じ難いので好適である。尚、前記実施
例の組成の材料に、更にCu又はMoの少なくとも一方
を0.1〜0.6重量%含むものは、耐蝕性に優れてい
るので好適である。
【0029】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれら実施例に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲内で種々なる態様にて実現することがで
きることはいうまでもない。例えば、軟化焼鈍の回数
や、プレス打ち抜きする回数を、適宜変更しても何等差
し支えない。
【0030】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1の発明で
は、Fe−Ni系の金属材料からなるリードフレーム材
として、Ni含有量を31〜33重量%とすることによ
って、歪取り焼鈍における加熱伸縮を低減することがで
き、よって、歪取り焼鈍における寸法の変化が少ないの
で、精度のよいプレス加工を行なうことができる。ま
た、リードフレーム材の送り穴のピッチも変化しないの
で、歪取り焼鈍後の材料の送りをスムーズに行うことが
できる。
【0031】また、請求項2の発明では、請求項1のリ
ードフレーム材に、更にCoを4〜10重量%含んでい
るので、熱膨張係数を低く抑えることができ、よって樹
脂のモールディングの際の剥離等を防止することができ
る。更に、請求項3の発明では、請求項1又は請求項2
に記載のリードフレーム材に、更にCu及びMoのうち
少なくとも一方を、0.1〜0.6重量%含んでいるの
で、耐蝕性が向上するという利点がある。
【0032】また、請求項4の発明によって、前記請求
項1ないし請求項3に記載のリードフレーム材を好適に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例においてプレス打ち抜きで製造したリ
ードフレームの帯材の形状を示す平面図である。
【図2】 実験例1におけるNi含有量と加熱伸縮量と
の関係を示すグラフである。
【図3】 実験例2におけるCo含有量と熱膨張係数と
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…リードフレーム 2…帯材 3…送り穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe−Ni系の金属材料からなるリード
    フレーム材において、 Ni含有量を31〜33重量%としたことを特徴とする
    リードフレーム材。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のリードフレーム材
    において、 更にCoを4〜10重量%含んだことを特徴とするリー
    ドフレーム材。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は請求項2に記載のリー
    ドフレーム材において、 更にCu及びMoのうち少なくとも一方を0.1〜0.
    6重量%含んだことを特徴とするリードフレーム材。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし請求項3に記載のリ
    ードフレーム材に対し、冷延,プレス打ち抜き,歪取り
    焼鈍を行った後に、再度プレス打ち抜きを行なってリー
    ドフレームを製造することを特徴とするリードフレーム
    の製造方法。
JP25010292A 1992-09-18 1992-09-18 リードフレーム材及びそのリードフレーム材を用いたリードフレームの製造方法 Pending JPH06100982A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5573860A (en) * 1993-12-27 1996-11-12 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Bimetal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5573860A (en) * 1993-12-27 1996-11-12 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Bimetal

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