JPH0610105Y2 - エンジンの動弁装置 - Google Patents
エンジンの動弁装置Info
- Publication number
- JPH0610105Y2 JPH0610105Y2 JP9450687U JP9450687U JPH0610105Y2 JP H0610105 Y2 JPH0610105 Y2 JP H0610105Y2 JP 9450687 U JP9450687 U JP 9450687U JP 9450687 U JP9450687 U JP 9450687U JP H0610105 Y2 JPH0610105 Y2 JP H0610105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker arm
- pressure chamber
- valve
- cam
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの動弁装置に関するものである。
(従来技術) 従来よりエンジンには低速時と拘束時で吸・排気弁の作
動特性を変更しもって前速度域を通じてより良好な出力
性能を得るという要求があり、これに対処する手段とし
て低速用カムと高速用カムの二種類のカムを設け、この
2つのカムをエンジンの速度に応じて選択使用するよう
にしたものが知られている(例えば、実開昭61−58
605号公報参照)。
動特性を変更しもって前速度域を通じてより良好な出力
性能を得るという要求があり、これに対処する手段とし
て低速用カムと高速用カムの二種類のカムを設け、この
2つのカムをエンジンの速度に応じて選択使用するよう
にしたものが知られている(例えば、実開昭61−58
605号公報参照)。
ここで本発明の説明の都合上、二種類のカムをエンジン
速度に応じて使い分けるようにした動弁装置の一つの構
造例とその問題点を第5図及び第6図を参照して略述す
る。
速度に応じて使い分けるようにした動弁装置の一つの構
造例とその問題点を第5図及び第6図を参照して略述す
る。
(一般的構成) 第5図には三弁式(吸気二弁、排気一弁)の自動車用エ
ンジンの動弁系が示されており、同図において符号は1
はシリンダヘッド、2は吸気弁(カムシャフト4の軸方
向に沿って2個配置)、3は排気弁であり、これら2つ
の吸気弁2と1つの排気弁3はカムシャフト4を挟んで
その両側に配置されている。
ンジンの動弁系が示されており、同図において符号は1
はシリンダヘッド、2は吸気弁(カムシャフト4の軸方
向に沿って2個配置)、3は排気弁であり、これら2つ
の吸気弁2と1つの排気弁3はカムシャフト4を挟んで
その両側に配置されている。
カムシャフト4は、第6図に示す如くその軸方向に4個
の動弁カム、即ち、軸方向両側端に位置する第1低速用
カム5と第2低速用カム6とこれらの間のしかも該第1
低速用カム5寄りに位置する高速用カム7と第2低速用
カム6寄りに位置する排気弁カム8の4個の動弁カムを
備えている。この4つのカムのうち第1低速用カム5と
第2低速用カム6と高速用カム7が吸気弁駆動用カムと
なる。
の動弁カム、即ち、軸方向両側端に位置する第1低速用
カム5と第2低速用カム6とこれらの間のしかも該第1
低速用カム5寄りに位置する高速用カム7と第2低速用
カム6寄りに位置する排気弁カム8の4個の動弁カムを
備えている。この4つのカムのうち第1低速用カム5と
第2低速用カム6と高速用カム7が吸気弁駆動用カムと
なる。
上記カムシャフト4の排気弁カム8には、第5図に示す
ように排気側ロッカーシャフト16により揺動自在に支
持された排気用ロッカーアーム11の一端11aが当接
されている。また、この排気用ロッカーアーム11の他
端11bにはアジャスター14を介して上記排気弁3の
ステム上端が当接されている。
ように排気側ロッカーシャフト16により揺動自在に支
持された排気用ロッカーアーム11の一端11aが当接
されている。また、この排気用ロッカーアーム11の他
端11bにはアジャスター14を介して上記排気弁3の
ステム上端が当接されている。
一方、上記カムシャフト4の三つの吸気弁用カム5,6,7
には、それぞれ後述する如く吸気弁用のロッカーアーム
9,9,10が係合せしめられる。
には、それぞれ後述する如く吸気弁用のロッカーアーム
9,9,10が係合せしめられる。
低速側ロッカーアーム9は、その内部を作動油供給通路
17とした吸気側ロッカーシャフト15に揺動自在に支
持されており、その一端9aにはアジャスター14を介
して吸気弁2のステム上端が当接され、またその他端9
bにはカムローラ12が設けられている。この低速側ロ
ッカーアーム9は後述する高速側ロッカーアーム10を
吸気側ロッカーシャフト15軸方向に挟んでその両側に
それぞれ1個づつ設けられており、その一方の低速側ロ
ッカーアーム9のカムローラ12は上記カムシャフト4
の第1低速用カム5に、また他方の低速側ロッカーアー
ム9のカムローラ12は第2低速用カム6にそれぞれ当
接せしめられている。
17とした吸気側ロッカーシャフト15に揺動自在に支
持されており、その一端9aにはアジャスター14を介
して吸気弁2のステム上端が当接され、またその他端9
bにはカムローラ12が設けられている。この低速側ロ
ッカーアーム9は後述する高速側ロッカーアーム10を
吸気側ロッカーシャフト15軸方向に挟んでその両側に
それぞれ1個づつ設けられており、その一方の低速側ロ
ッカーアーム9のカムローラ12は上記カムシャフト4
の第1低速用カム5に、また他方の低速側ロッカーアー
ム9のカムローラ12は第2低速用カム6にそれぞれ当
接せしめられている。
高速側ロッカーアーム10は、上記一対の低速側ロッカ
ーアーム9,9間に位置した状態で上記吸気側ロッカー
シャフト15に揺動自在に支持されている。この高速側
ロッカーアーム10は、上記低速側ロッカーアーム9と
は異なり、吸気弁2への係合端を持たず、その一端に上
記カムシャフト4の高速用カム7に当接するカムローラ
13のみを有している。従って、上記低速側ロッカーア
ーム9はそれ単独で吸気弁2を駆動し得るが、高速側ロ
ッカーアーム10はそれ単独では吸気弁2を駆動するこ
とができない。このため、この低速側ロッカーアーム9
と高速側ロッカーアーム10の間にはこの両者を必要に
応じて一体的に連結するための後述するロッカーアーム
切換装置30が設けられている。尚、このロッカーアー
ム切換装置30は、高速側ロッカーアーム10とその左
右両側に位置する低速側ロッカーアーム9,9との間に
それぞれ1組づつ合計2組が対称的に配置されており、
ここではその一方側を例にとって説明する。
ーアーム9,9間に位置した状態で上記吸気側ロッカー
シャフト15に揺動自在に支持されている。この高速側
ロッカーアーム10は、上記低速側ロッカーアーム9と
は異なり、吸気弁2への係合端を持たず、その一端に上
記カムシャフト4の高速用カム7に当接するカムローラ
13のみを有している。従って、上記低速側ロッカーア
ーム9はそれ単独で吸気弁2を駆動し得るが、高速側ロ
ッカーアーム10はそれ単独では吸気弁2を駆動するこ
とができない。このため、この低速側ロッカーアーム9
と高速側ロッカーアーム10の間にはこの両者を必要に
応じて一体的に連結するための後述するロッカーアーム
切換装置30が設けられている。尚、このロッカーアー
ム切換装置30は、高速側ロッカーアーム10とその左
右両側に位置する低速側ロッカーアーム9,9との間に
それぞれ1組づつ合計2組が対称的に配置されており、
ここではその一方側を例にとって説明する。
ロッカーアーム切換装置30は、低速側ロッカーアーム
9側に設けられた深穴状の低速側シリンダ31と、高速
側ロッカーアーム10側にしかも該低速側シリンダ31
と同軸状に設けられた肩部33付き深穴状の高速側シリ
ンダ32と、これら二つのシリンダ内に摺動自在に嵌挿
された油圧プランジャ25と、低速側シリンダ31内に
あって、リターンスプリング27のバネ力を受けて常時
上記油圧プランジャ25を上記肩部33側(矢印B方
向)に押圧付勢する如く作用するプランジャ受け26と
を有している。この油圧プランジャ25の軸長は、第6
図に示す如く該油圧プランジャ25の一端25aが上記
肩部33側に押し当てられた状態においてその他端25
bが上記低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアー
ム9とは非係合とされ、該高速側ロッカーアーム10の
近接対向部に位置するような寸法に設定されている。従
って、この状態においては、油圧プランジャ25は高速
側ロッカーアーム10のみと係合し、低速側ロッカーア
ーム9とは非係合とされ、該高速側ロッカーアーム10
と低速側ロッカーアーム9は非連結状態となっている。
9側に設けられた深穴状の低速側シリンダ31と、高速
側ロッカーアーム10側にしかも該低速側シリンダ31
と同軸状に設けられた肩部33付き深穴状の高速側シリ
ンダ32と、これら二つのシリンダ内に摺動自在に嵌挿
された油圧プランジャ25と、低速側シリンダ31内に
あって、リターンスプリング27のバネ力を受けて常時
上記油圧プランジャ25を上記肩部33側(矢印B方
向)に押圧付勢する如く作用するプランジャ受け26と
を有している。この油圧プランジャ25の軸長は、第6
図に示す如く該油圧プランジャ25の一端25aが上記
肩部33側に押し当てられた状態においてその他端25
bが上記低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアー
ム9とは非係合とされ、該高速側ロッカーアーム10の
近接対向部に位置するような寸法に設定されている。従
って、この状態においては、油圧プランジャ25は高速
側ロッカーアーム10のみと係合し、低速側ロッカーア
ーム9とは非係合とされ、該高速側ロッカーアーム10
と低速側ロッカーアーム9は非連結状態となっている。
これに対して、この油圧プランジャ25の一端25a側
に形成される油圧室20内に導入される油圧による付勢
力が上記リターンスプリング27による付勢力を上回る
と、油圧プランジャ25は矢印A方向に移動し、第6図
において鎖線図示(符号25′)する如く高速側ロッカ
ーアーム10と低速側ロッカーアーム9の両者間に跨っ
た状態で停止し、該高速側ロッカーアーム10と低速側
ロッカーアーム9を一体的に連結する。従って、この状
態では低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム
10は吸気側ロッカーシャフト15を中心として一体的
に揺動する。
に形成される油圧室20内に導入される油圧による付勢
力が上記リターンスプリング27による付勢力を上回る
と、油圧プランジャ25は矢印A方向に移動し、第6図
において鎖線図示(符号25′)する如く高速側ロッカ
ーアーム10と低速側ロッカーアーム9の両者間に跨っ
た状態で停止し、該高速側ロッカーアーム10と低速側
ロッカーアーム9を一体的に連結する。従って、この状
態では低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム
10は吸気側ロッカーシャフト15を中心として一体的
に揺動する。
また、この圧力室20は圧力室入口22を介して吸気側
ロッカーシャフト15内に形成された作動油供給通路1
7に連通せしめられている。さらに、この作動油供給通
路17は油圧制御手段を介して油圧源に連通している。
尚、この油圧制御手段は作動油供給通路17側に供給さ
れる作動油の圧力をエンジン速度に応じて高低2段階に
設定するものであり、具体的には高速時には高圧に、低
速時には低圧にそれぞれ設定するようになっている。
ロッカーシャフト15内に形成された作動油供給通路1
7に連通せしめられている。さらに、この作動油供給通
路17は油圧制御手段を介して油圧源に連通している。
尚、この油圧制御手段は作動油供給通路17側に供給さ
れる作動油の圧力をエンジン速度に応じて高低2段階に
設定するものであり、具体的には高速時には高圧に、低
速時には低圧にそれぞれ設定するようになっている。
さらに、上記カムシャフト4の第1低速用カム5と高速
用カム7の間においては、第4図に示すように該高速用
カムのカムリフトの方が第1低速用カム5のカムリフト
よりも大きくなるようにカムプロフィールが相対的に設
定されている。
用カム7の間においては、第4図に示すように該高速用
カムのカムリフトの方が第1低速用カム5のカムリフト
よりも大きくなるようにカムプロフィールが相対的に設
定されている。
上述の如く構成されたロッカーアーム切換装置30を備
えた動弁装置においては、エンジンの低速時には圧力室
20内に供給される油圧が低圧であるため、油圧プラン
ジャ25はリターンスプリング27のバネ力と該油圧プ
ランジャ25に作用する油圧力との差により第6図にお
いて実線図示する如く高速側シリンダ32の肩部33側
に押し付けられており、(この時の油圧プランジャ25
の位置を以下においては低速位置という)低速側ロッカ
ーアーム9と高速側ロッカーア10は相互に非連結とさ
れている。従って、カムシャフト4の回転により低速側
ロッカーアーム9が揺動し、吸気弁2は第1低速用カム
5のカム作用を受けて開閉作動する。
えた動弁装置においては、エンジンの低速時には圧力室
20内に供給される油圧が低圧であるため、油圧プラン
ジャ25はリターンスプリング27のバネ力と該油圧プ
ランジャ25に作用する油圧力との差により第6図にお
いて実線図示する如く高速側シリンダ32の肩部33側
に押し付けられており、(この時の油圧プランジャ25
の位置を以下においては低速位置という)低速側ロッカ
ーアーム9と高速側ロッカーア10は相互に非連結とさ
れている。従って、カムシャフト4の回転により低速側
ロッカーアーム9が揺動し、吸気弁2は第1低速用カム
5のカム作用を受けて開閉作動する。
一方、この状態からエンジン速度が上昇して高速側に移
行すると、圧力室20に高圧の油圧が供給され、油圧プ
ランジャ25はこの油圧力を受けて矢印A方向に移動
し、低速側ロッカーアーム9の低速側シリンダ31と高
速側ロッカーアーム10の高速側シリンダ32の両方に
跨った位置で停止する(この時の油圧プランジャ25の
位置を以下においては高速位置という)。従って、低速
側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム10が一体
化され、しかもこの場合第1低速用カム5のバルブリフ
トよりも高速用カム7のバルブリフトの方が相対的に大
きいところから、低速側ロッカーアーム9と高速側ロッ
カーアーム10は高速用カム7のカム作用を受けて一体
的に揺動し、吸気弁2を開閉作動させる。これにより、
低速時と高速時とで異なったバルブ特性が得られる。
行すると、圧力室20に高圧の油圧が供給され、油圧プ
ランジャ25はこの油圧力を受けて矢印A方向に移動
し、低速側ロッカーアーム9の低速側シリンダ31と高
速側ロッカーアーム10の高速側シリンダ32の両方に
跨った位置で停止する(この時の油圧プランジャ25の
位置を以下においては高速位置という)。従って、低速
側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム10が一体
化され、しかもこの場合第1低速用カム5のバルブリフ
トよりも高速用カム7のバルブリフトの方が相対的に大
きいところから、低速側ロッカーアーム9と高速側ロッ
カーアーム10は高速用カム7のカム作用を受けて一体
的に揺動し、吸気弁2を開閉作動させる。これにより、
低速時と高速時とで異なったバルブ特性が得られる。
(従来技術の問題点) ところが、この動弁装置においては、圧力室20にエア
抜き機構が設けられていないため、該圧力室20内に溜
まったエアのために該圧力室20内の油圧の立上がりが
遅れ、その結果バルブ特性切換操作の応答性が悪化する
という問題があった。また、これを解決するために例え
ば圧力室20の上方にエア抜き用の開口部55(鎖線図
示)を形成することも考えられるが、このようにした場
合には、エア噛み込みによる上記不具合は改善される一
方で、この開口部55から常時作動油が外部へ抜けるた
め作動油供給量を必要以上に多くしなければならず、こ
の結果、油圧供給源の容量アップが必要になるという問
題が新たに発生することになる。
抜き機構が設けられていないため、該圧力室20内に溜
まったエアのために該圧力室20内の油圧の立上がりが
遅れ、その結果バルブ特性切換操作の応答性が悪化する
という問題があった。また、これを解決するために例え
ば圧力室20の上方にエア抜き用の開口部55(鎖線図
示)を形成することも考えられるが、このようにした場
合には、エア噛み込みによる上記不具合は改善される一
方で、この開口部55から常時作動油が外部へ抜けるた
め作動油供給量を必要以上に多くしなければならず、こ
の結果、油圧供給源の容量アップが必要になるという問
題が新たに発生することになる。
(考案の目的) 本発明は上記従来技術の項で指摘した問題点を改善しよ
うとするもので、カムプロフィールの異なるカムにより
それぞれ駆動される二つのロッカーアームを、油圧プラ
ンジャの挿脱操作によって相互に連結あるいは分離させ
ることによって吸・排気弁の作動特性を切換るようにし
たエンジンの動弁装置において、簡単な構成により弁作
動特性切換操作時における応答性の向上と、作動油の不
必要な抜けの防止とを計り得るようにしたエンジンの動
弁装置を提供することを目的とするものである。
うとするもので、カムプロフィールの異なるカムにより
それぞれ駆動される二つのロッカーアームを、油圧プラ
ンジャの挿脱操作によって相互に連結あるいは分離させ
ることによって吸・排気弁の作動特性を切換るようにし
たエンジンの動弁装置において、簡単な構成により弁作
動特性切換操作時における応答性の向上と、作動油の不
必要な抜けの防止とを計り得るようにしたエンジンの動
弁装置を提供することを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案では上記の目的を達成するための手段として、カ
ムプロフィールが相互に異なる第1のカムと第2のカム
とを有するカムシャフトと、ロッカーシャフトに揺動自
在に支持され且つその一端が上記カムシャフトの第1の
カムに当接し他端が吸気弁または排気弁に当接する第1
のロッカーアームと、上記ロッカーシャフトに揺動自在
に支持され且つその一端が上記カムシャフトの第2のカ
ムに当接する第2のロッカーアームとを備えるととも
に、上記第1のロッカーアームと第2のロッカーアーム
との間に、シリンダ内に揺動自在に嵌挿されその一端側
に形成される圧力室内にその圧力室入口を通して導入さ
れる油圧に応じて摺動変位しその第1の位置では上記第
1のロッカーアームと第2のロッカーアームの両者間に
跨って該両者を一体的に連結しまたその第2の位置では
上記第1のロッカーアームあるいは上記第2のロッカー
アームのいずれか一方側に位置しこれらの揺動方向にお
ける相対変位を許容する如く作動せしめられる油圧プラ
ンジャと上記圧力室に供給する油圧をエンジンの運転状
態に応じて変更制御する油圧制御手段とを有するロッカ
ーアームの切換装置を設けてなるエンジンの動弁装置に
おいて、上記圧力室の上部に該圧力室を外部へ開放させ
る開口部を形成する一方、上記圧力室入口に、該圧力室
入口を通って圧力室側に供給される油圧に応じて進退変
位し、その第1の弁位置においては上記圧力室入口を閉
塞する一方で上記開口部を開口させ、またその第2の位
置においては上記圧力室入口を開口する一方で上記開口
部を閉塞し、しかも上記第1の弁位置から第2の弁位置
への変位時には上記圧力室入口を開口させた後で上記開
口部を閉塞する如くその作動時特性が設定された開閉弁
を設けたものである。
ムプロフィールが相互に異なる第1のカムと第2のカム
とを有するカムシャフトと、ロッカーシャフトに揺動自
在に支持され且つその一端が上記カムシャフトの第1の
カムに当接し他端が吸気弁または排気弁に当接する第1
のロッカーアームと、上記ロッカーシャフトに揺動自在
に支持され且つその一端が上記カムシャフトの第2のカ
ムに当接する第2のロッカーアームとを備えるととも
に、上記第1のロッカーアームと第2のロッカーアーム
との間に、シリンダ内に揺動自在に嵌挿されその一端側
に形成される圧力室内にその圧力室入口を通して導入さ
れる油圧に応じて摺動変位しその第1の位置では上記第
1のロッカーアームと第2のロッカーアームの両者間に
跨って該両者を一体的に連結しまたその第2の位置では
上記第1のロッカーアームあるいは上記第2のロッカー
アームのいずれか一方側に位置しこれらの揺動方向にお
ける相対変位を許容する如く作動せしめられる油圧プラ
ンジャと上記圧力室に供給する油圧をエンジンの運転状
態に応じて変更制御する油圧制御手段とを有するロッカ
ーアームの切換装置を設けてなるエンジンの動弁装置に
おいて、上記圧力室の上部に該圧力室を外部へ開放させ
る開口部を形成する一方、上記圧力室入口に、該圧力室
入口を通って圧力室側に供給される油圧に応じて進退変
位し、その第1の弁位置においては上記圧力室入口を閉
塞する一方で上記開口部を開口させ、またその第2の位
置においては上記圧力室入口を開口する一方で上記開口
部を閉塞し、しかも上記第1の弁位置から第2の弁位置
への変位時には上記圧力室入口を開口させた後で上記開
口部を閉塞する如くその作動時特性が設定された開閉弁
を設けたものである。
(作用) 本考案では、上記の手段により、 (1)エンジン速度が高速から低速に移行するときには、
圧力室に供給される油圧が低いため、開閉弁は第2の弁
位置にあって圧力室入口を閉塞すると同時に開口部を開
口し、このため圧力室内の作動油は開口部を通って外部
へ排出されそれに伴なって油圧プランジャがその第1の
位置から第2の位置に移動し第1のロッカーアームと第
2のロッカーアームとの連結状態が解除される、 (2)エンジン速度が低速から高速へ移行し圧力室側へ供
給される油圧が上昇するとそれに伴なって開閉弁がその
第1の弁位置から第2の弁位置側に移動するが、その場
合、開閉弁は先ず圧力室入口を開口させた後に開口部を
閉塞する如く作動するため、その初期においては圧力室
内に供給される作動油により該圧力室内に溜まったエア
ーが開口部から外部へ押し出され、しかる後該開口部が
閉じることから、エアー圧縮がなく該圧力室の内圧がス
ムーズに上昇し、油圧プランジャはその第2の位置から
第1の位置に移動して第1のロッカーアームと第2のロ
ッカーアームとが一体的に連結される、 等の作用が得られる。
圧力室に供給される油圧が低いため、開閉弁は第2の弁
位置にあって圧力室入口を閉塞すると同時に開口部を開
口し、このため圧力室内の作動油は開口部を通って外部
へ排出されそれに伴なって油圧プランジャがその第1の
位置から第2の位置に移動し第1のロッカーアームと第
2のロッカーアームとの連結状態が解除される、 (2)エンジン速度が低速から高速へ移行し圧力室側へ供
給される油圧が上昇するとそれに伴なって開閉弁がその
第1の弁位置から第2の弁位置側に移動するが、その場
合、開閉弁は先ず圧力室入口を開口させた後に開口部を
閉塞する如く作動するため、その初期においては圧力室
内に供給される作動油により該圧力室内に溜まったエア
ーが開口部から外部へ押し出され、しかる後該開口部が
閉じることから、エアー圧縮がなく該圧力室の内圧がス
ムーズに上昇し、油圧プランジャはその第2の位置から
第1の位置に移動して第1のロッカーアームと第2のロ
ッカーアームとが一体的に連結される、 等の作用が得られる。
(実施例) 以下、第1図ないし第4図を参照して本考案の好適な実
施例を説明するが、この実施例の動弁装置はその基本構
成を上記従来例(第5図及び第6図参照)と同じにする
ものであり、該従来例と異なるところはロッカーアーム
切換装置30の圧力室20部分に開閉弁40を付設した
点である。このため、ここでは第1図に示す動弁装置の
各部材のうち上記従来例と同じものについては第5図及
び第6図と同じ符号を付してその説明を省略し、開閉弁
40部分を重点的に説明する。
施例を説明するが、この実施例の動弁装置はその基本構
成を上記従来例(第5図及び第6図参照)と同じにする
ものであり、該従来例と異なるところはロッカーアーム
切換装置30の圧力室20部分に開閉弁40を付設した
点である。このため、ここでは第1図に示す動弁装置の
各部材のうち上記従来例と同じものについては第5図及
び第6図と同じ符号を付してその説明を省略し、開閉弁
40部分を重点的に説明する。
開閉弁40は、第1図及び第2図(A)に示す如く弁体4
5とガイド筒体51とスプリング46とを有している。
ガイド筒体51は、その内周面を後述する弁体45のガ
イド穴52とした有底筒体で構成され、しかもその底壁
51aには連通穴42が、またその周壁51bには開口
部41,41…が複数個形成されている。そして、この
ガイド筒体51は、高速側ロッカーアーム10の圧力室
20の上部周壁部分を内外方向に貫通してしかもその開
口端51cを上記圧力室入口22に対して同軸状に対向
させた状態で該周壁部分に固定されている。そして、こ
の場合、周壁51bに形成された開口部41,41…は
圧力室20内の最上部に位置する如く該周壁51bにお
ける配置位置がそれぞれ設定されている。
5とガイド筒体51とスプリング46とを有している。
ガイド筒体51は、その内周面を後述する弁体45のガ
イド穴52とした有底筒体で構成され、しかもその底壁
51aには連通穴42が、またその周壁51bには開口
部41,41…が複数個形成されている。そして、この
ガイド筒体51は、高速側ロッカーアーム10の圧力室
20の上部周壁部分を内外方向に貫通してしかもその開
口端51cを上記圧力室入口22に対して同軸状に対向
させた状態で該周壁部分に固定されている。そして、こ
の場合、周壁51bに形成された開口部41,41…は
圧力室20内の最上部に位置する如く該周壁51bにお
ける配置位置がそれぞれ設定されている。
弁体45は、上記ガイド筒体51のガイド穴52内に移
動自在に嵌合可能な外径寸法をもつ有底筒体で構成され
ている。この弁体45は、その弁頭面45aを上記圧力
室入口22側に対向させた状態で該ガイド筒体51のガ
イド穴52内に嵌挿され且つスプリング46のバネ力に
より常時外方(圧力室入口22側)に向けて突出する如
く付勢されている。尚、このスプリング46のバネ力
は、弁体45の弁頭面45aにかかる油圧が高圧(即
ち、エンジン高速時に対応する油圧)である時にはこの
油圧により縮小され、該油圧が低圧(即ち、エンジン低
速時に対応する油圧)であるときにはこれに対抗して弁
体45を圧力室入口22側に押圧支持し得るような大き
さに設定されている。
動自在に嵌合可能な外径寸法をもつ有底筒体で構成され
ている。この弁体45は、その弁頭面45aを上記圧力
室入口22側に対向させた状態で該ガイド筒体51のガ
イド穴52内に嵌挿され且つスプリング46のバネ力に
より常時外方(圧力室入口22側)に向けて突出する如
く付勢されている。尚、このスプリング46のバネ力
は、弁体45の弁頭面45aにかかる油圧が高圧(即
ち、エンジン高速時に対応する油圧)である時にはこの
油圧により縮小され、該油圧が低圧(即ち、エンジン低
速時に対応する油圧)であるときにはこれに対抗して弁
体45を圧力室入口22側に押圧支持し得るような大き
さに設定されている。
この弁体45とガイド筒体51及び圧力室入口22間の
相対関係は次のように設定されている。即ち、第2図
(A)に示すように弁体45がスプリング46のバネ力に
より圧力室入口22側に付勢されその弁頭面45aを圧
力室入口22のバルブシート23に当接せしめた状態
(以下、この時の開閉弁40の位置を全閉位置という)
においては、開口部41,41…は全開とされ、圧力室
20は開口部41,41…及び連通穴42を介して外部
へ連通される。また、第2図(B)に示すように弁体45
が半開状態にある時(以下、この時の開閉弁40の位置
を半開位置という)には、開口部41,41,…は未だ
開口状態を維持する。さらに、第2図(C)に示す如く弁
体45がガイド筒体51側に一杯に押込まれた状態(以
下、この時の開閉弁40の位置を全開位置という)にお
いては、開口部41が弁体45の周壁によって完全に閉
塞され圧力室20は密閉状態とされる。
相対関係は次のように設定されている。即ち、第2図
(A)に示すように弁体45がスプリング46のバネ力に
より圧力室入口22側に付勢されその弁頭面45aを圧
力室入口22のバルブシート23に当接せしめた状態
(以下、この時の開閉弁40の位置を全閉位置という)
においては、開口部41,41…は全開とされ、圧力室
20は開口部41,41…及び連通穴42を介して外部
へ連通される。また、第2図(B)に示すように弁体45
が半開状態にある時(以下、この時の開閉弁40の位置
を半開位置という)には、開口部41,41,…は未だ
開口状態を維持する。さらに、第2図(C)に示す如く弁
体45がガイド筒体51側に一杯に押込まれた状態(以
下、この時の開閉弁40の位置を全開位置という)にお
いては、開口部41が弁体45の周壁によって完全に閉
塞され圧力室20は密閉状態とされる。
このように相対寸法・位置が設定された開閉弁40を備
えた本考案の動弁装置においては、エンジン速度が高速
から定速側に移行し圧力室20側に供給される作動油の
油圧が低圧側に設定されると、第2図(A)に示すように
開閉弁40が全開位置(第2図(C)参照)から全閉位置
に設定されるため、圧力室20内の作動油は同図におい
て矢印aで示すように開口部41から連通穴42を介し
て外部へ排出される。従って、油圧プランジャ25がリ
ターンスプリング27(第1図参照)のバネ力により矢
印B方向に移動せしめられ、最終的には油圧プランジャ
25により低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーア
ーム10相互間の連結状態が解除される。このため、低
速側ロッカーアーム9は第1低速用カム5または第2の
低速用カム6のカムプロフィールに従って揺動し吸気弁
2を低速時の弁作動特性でもって駆動する。
えた本考案の動弁装置においては、エンジン速度が高速
から定速側に移行し圧力室20側に供給される作動油の
油圧が低圧側に設定されると、第2図(A)に示すように
開閉弁40が全開位置(第2図(C)参照)から全閉位置
に設定されるため、圧力室20内の作動油は同図におい
て矢印aで示すように開口部41から連通穴42を介し
て外部へ排出される。従って、油圧プランジャ25がリ
ターンスプリング27(第1図参照)のバネ力により矢
印B方向に移動せしめられ、最終的には油圧プランジャ
25により低速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーア
ーム10相互間の連結状態が解除される。このため、低
速側ロッカーアーム9は第1低速用カム5または第2の
低速用カム6のカムプロフィールに従って揺動し吸気弁
2を低速時の弁作動特性でもって駆動する。
一方、この第2図(A)に示す低速状態から、エンジン速
度が高速側に移行し圧力室20側に供給される作動油の
油圧が高圧に設定されると、第2図(B)及び第2図(C)に
示すように開閉弁40が全閉位置から次第に開作動し、
圧力室20内に高圧の作動油が導入され油圧プランジャ
25はリターンスプリング27のバネ力に抗して矢印A
方向に移動し、最終的に該油圧プランジャ25により低
速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム10が一
体的に連結され、低速側ロッカーアーム9は高速用カム
7のカムプロフィールに従って揺動し吸気弁2を高速時
の弁作動特性でもって駆動する。
度が高速側に移行し圧力室20側に供給される作動油の
油圧が高圧に設定されると、第2図(B)及び第2図(C)に
示すように開閉弁40が全閉位置から次第に開作動し、
圧力室20内に高圧の作動油が導入され油圧プランジャ
25はリターンスプリング27のバネ力に抗して矢印A
方向に移動し、最終的に該油圧プランジャ25により低
速側ロッカーアーム9と高速側ロッカーアーム10が一
体的に連結され、低速側ロッカーアーム9は高速用カム
7のカムプロフィールに従って揺動し吸気弁2を高速時
の弁作動特性でもって駆動する。
この場合、この実施例のものにおいては、本考案を適用
して開閉弁40の作動特性を、圧力室入口22を開口さ
せた後で開口部41を閉塞するような特性に設定してい
るため、先ず、その開閉弁40の開弁初期(即ち弁作動
特性の低速側から高速側への切換初期)においては、第
2図(B)に示すように圧力室入口22から圧力室20内
へ作動油の導入作用と開口部41を介しての作動油の外
部への排出作用とが平行して行なわれる。このため、こ
の時期においては、圧力室20の上部に溜まったエアー
が排出オイルとともに開口部41から連通穴42を通っ
て外部へ円滑且つ確実に排出される。従って、エアー圧
縮による油圧上昇の送れ及びこれに伴なう油圧プランジ
ャ25の作動送れが未然に且つ確実に防止され、該油圧
プランジャ25にるよる弁作動切換時における応答性が
可及的に向上せしめられることとなる。
して開閉弁40の作動特性を、圧力室入口22を開口さ
せた後で開口部41を閉塞するような特性に設定してい
るため、先ず、その開閉弁40の開弁初期(即ち弁作動
特性の低速側から高速側への切換初期)においては、第
2図(B)に示すように圧力室入口22から圧力室20内
へ作動油の導入作用と開口部41を介しての作動油の外
部への排出作用とが平行して行なわれる。このため、こ
の時期においては、圧力室20の上部に溜まったエアー
が排出オイルとともに開口部41から連通穴42を通っ
て外部へ円滑且つ確実に排出される。従って、エアー圧
縮による油圧上昇の送れ及びこれに伴なう油圧プランジ
ャ25の作動送れが未然に且つ確実に防止され、該油圧
プランジャ25にるよる弁作動切換時における応答性が
可及的に向上せしめられることとなる。
また、第2図(C)に示す如く開閉弁40の全開位置にお
いては開口部41,41…が弁体45により閉塞されて
いるため、この開口部41,41…から作動油が抜け出
るということが防止される。従って、圧力室20側への
作動油の供給量を該圧力室20のボリュームにほぼ相当
する量とすることができ、油圧の効率的利用が促進され
る。
いては開口部41,41…が弁体45により閉塞されて
いるため、この開口部41,41…から作動油が抜け出
るということが防止される。従って、圧力室20側への
作動油の供給量を該圧力室20のボリュームにほぼ相当
する量とすることができ、油圧の効率的利用が促進され
る。
さらに、この実施例においては、低速側から高速側の弁
作動特性切換時における油圧プランジャ25の低速側シ
リンダ31への嵌挿を容易且つ確実ならしめるという観
点から、第1図及び第3図に示すように、低速側シリン
ダ31が開口する低速側ロッカーアーム9の側端面9cと
高速側シリンダ32が開口する高速側ロッカーアーム1
0の側端面10bとを比較的大きな間隔をもって離間対
向させるとともに、該低速側ロッカーアーム9の側端面
9c上に油圧プランジャ25を案内するガイド壁61を形
成している。このガイド壁61は、第3図に示すように
その内周面61aを低速側シリンダ31の内周面の延長
面で構成している。またこのガイド壁61の周方向にお
ける形成位置は、第3図に示す如くベース円径位置寄り
の約半周部分とされている。さらに、第4図に示す如く
低速用カム5,6と高速用カム7のベース円径を、高速
用カム7の方が低速用カム5,6よりも寸法Sだけ大き
くなるように相対的に設定している。
作動特性切換時における油圧プランジャ25の低速側シ
リンダ31への嵌挿を容易且つ確実ならしめるという観
点から、第1図及び第3図に示すように、低速側シリン
ダ31が開口する低速側ロッカーアーム9の側端面9cと
高速側シリンダ32が開口する高速側ロッカーアーム1
0の側端面10bとを比較的大きな間隔をもって離間対
向させるとともに、該低速側ロッカーアーム9の側端面
9c上に油圧プランジャ25を案内するガイド壁61を形
成している。このガイド壁61は、第3図に示すように
その内周面61aを低速側シリンダ31の内周面の延長
面で構成している。またこのガイド壁61の周方向にお
ける形成位置は、第3図に示す如くベース円径位置寄り
の約半周部分とされている。さらに、第4図に示す如く
低速用カム5,6と高速用カム7のベース円径を、高速
用カム7の方が低速用カム5,6よりも寸法Sだけ大き
くなるように相対的に設定している。
このように低速側ロッカーアーム9側にガイド壁61を
形成し且つ低速用カム5,6と高速用カム7のカムプロ
フィールを設定することにより、低速から高速への弁作
動特性の切換時には先ず油圧プランジャ25がガイド壁
61の内周面61aに当接した後、これに案内されて低
速側シリンダ31内に嵌合されるため、該油圧プランジ
ャ25の低速側シリンダ31への嵌挿作用がより容易且
つ確実となり、しかもその場合、上述のように低速用カ
ム5,6と高速用カム7のベース円径に寸法Sの差をも
っているため、例えば低速側ロッカーアーム9側の低速
側シリンダ31と高速側ロッカーアーム10側の高速側
シリンダ32との間に製作誤差により相対変位方向に芯
ズレが生じても寸法Sの範囲内ならばこれを吸収して両
者を合致させることができ、それだけ油圧プランジャ2
5の嵌挿がより一層容易となる。
形成し且つ低速用カム5,6と高速用カム7のカムプロ
フィールを設定することにより、低速から高速への弁作
動特性の切換時には先ず油圧プランジャ25がガイド壁
61の内周面61aに当接した後、これに案内されて低
速側シリンダ31内に嵌合されるため、該油圧プランジ
ャ25の低速側シリンダ31への嵌挿作用がより容易且
つ確実となり、しかもその場合、上述のように低速用カ
ム5,6と高速用カム7のベース円径に寸法Sの差をも
っているため、例えば低速側ロッカーアーム9側の低速
側シリンダ31と高速側ロッカーアーム10側の高速側
シリンダ32との間に製作誤差により相対変位方向に芯
ズレが生じても寸法Sの範囲内ならばこれを吸収して両
者を合致させることができ、それだけ油圧プランジャ2
5の嵌挿がより一層容易となる。
(考案の効果) 本考案は、カムプロフィールが相互に異なる第1のカム
と第2のカムとを有するカムシャフトと、ロッカーシャ
フトに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシャ
フトの第1のカムに当接し他端が吸気弁または排気弁に
当接する第1のロッカーアームと、上記ロッカーシャフ
トに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシャフ
トの第2のカムに当接する第2のロッカーアームとを備
えるとともに、上記第1のロッカーアームと第2のロッ
カーアームとの間に、シリンダ内に摺動自在に嵌挿され
その一端側に形成される圧力室内にその圧力室入口を通
して導入される油圧に応じて摺動変位しその第1の位置
では上記第1のロッカーアームと第2のロッカーアーム
の両者間に跨って該両者を一体的に連結しまたその第2
の位置では上記第1のロッカーアームあるいは上記第2
のロッカーアームのいずれか一方側に位置しこれらの揺
動方向における相対変位を許容する如く作動せしめられ
る油圧プランジャと上記圧力室に供給する油圧をエンジ
ンの運転状態に応じて変更制御する油圧制御手段とを有
するロッカーアーム切換装置を設けてなるエンジンの動
弁装置において、上記圧力室の上部に該圧力室を外部へ
開放させる開口部を形成するとともに、上記圧力室入口
に、該圧力室入口を通って圧力室側に供給される油圧に
応じて進退変位し、その第1の弁位置においては上記圧
力室入口を閉塞する一方で上記開口部を開口させ、また
その第2の位置においては上記圧力室入口を開口する一
方で上記開口部を閉塞し、しかも上記第1の弁位置から
第2の弁位置への変位時には上記圧力室入口を開口させ
た後で上記開口部を閉塞する如くその作動時特性が設定
された開閉弁を設けたものである。
と第2のカムとを有するカムシャフトと、ロッカーシャ
フトに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシャ
フトの第1のカムに当接し他端が吸気弁または排気弁に
当接する第1のロッカーアームと、上記ロッカーシャフ
トに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシャフ
トの第2のカムに当接する第2のロッカーアームとを備
えるとともに、上記第1のロッカーアームと第2のロッ
カーアームとの間に、シリンダ内に摺動自在に嵌挿され
その一端側に形成される圧力室内にその圧力室入口を通
して導入される油圧に応じて摺動変位しその第1の位置
では上記第1のロッカーアームと第2のロッカーアーム
の両者間に跨って該両者を一体的に連結しまたその第2
の位置では上記第1のロッカーアームあるいは上記第2
のロッカーアームのいずれか一方側に位置しこれらの揺
動方向における相対変位を許容する如く作動せしめられ
る油圧プランジャと上記圧力室に供給する油圧をエンジ
ンの運転状態に応じて変更制御する油圧制御手段とを有
するロッカーアーム切換装置を設けてなるエンジンの動
弁装置において、上記圧力室の上部に該圧力室を外部へ
開放させる開口部を形成するとともに、上記圧力室入口
に、該圧力室入口を通って圧力室側に供給される油圧に
応じて進退変位し、その第1の弁位置においては上記圧
力室入口を閉塞する一方で上記開口部を開口させ、また
その第2の位置においては上記圧力室入口を開口する一
方で上記開口部を閉塞し、しかも上記第1の弁位置から
第2の弁位置への変位時には上記圧力室入口を開口させ
た後で上記開口部を閉塞する如くその作動時特性が設定
された開閉弁を設けたものである。
従って、本考案のエンジンの動弁装置によれば、エンジ
ン速度が低速から高速側に移行し圧力室入口を介して圧
力室内に高圧の油圧が供給されるとき、その初期におい
ては圧力室入口と開口部の両方が開かれ、圧力室内に供
給される作動油により該圧力室内のエアーが開口部から
外部へ押し出されるためエア圧縮による油圧プランジャ
25の作動遅れがなくそれだけ弁作動特性切換時におけ
る応答性が向上し、また開閉弁が全開するとこれに連動
して開口部が閉塞され該開口部を介して作動油の抜けが
防止される等、作動切換操作の応答性及び作動油の抜け
防止という点において多大の効果が得られる。
ン速度が低速から高速側に移行し圧力室入口を介して圧
力室内に高圧の油圧が供給されるとき、その初期におい
ては圧力室入口と開口部の両方が開かれ、圧力室内に供
給される作動油により該圧力室内のエアーが開口部から
外部へ押し出されるためエア圧縮による油圧プランジャ
25の作動遅れがなくそれだけ弁作動特性切換時におけ
る応答性が向上し、また開閉弁が全開するとこれに連動
して開口部が閉塞され該開口部を介して作動油の抜けが
防止される等、作動切換操作の応答性及び作動油の抜け
防止という点において多大の効果が得られる。
第1図は本考案の実施例に係る動弁装置の要部断面図、
第2図(A)は第1図のII部拡大図、第2図(B)及び(C)は
その状態変化図、第3図は第1図のIII−III要部矢視
図、第4図は第1図に示したカムシャフトのカムリフト
特性図、第5図は従来構造の動弁装置を備えたエンジン
の要部縦断面図、第6図は第5図のVI−VI部断面矢視図
である。 1……シリンダヘッド 2……吸気弁 3……排気弁 4……カムシャフト 5,6……低速用カム(第1のカム) 7……高速用カム 8……排気弁カム 9……低速側ロッカーアーム(第1のロッカーアーム) 10……高速側ロッカーアーム(第2のロッカーアー
ム) 12,13……カムローラ 14……アジャスター 15,16……ロッカーシャフト 17……作動油供給通路 20……圧力室 22……圧力室 25……油圧プランジャ 26……プランジャ受け 27……リターンスプリング 30……ロッカーアーム切換装置 31,32……シリンダ 40……開閉弁 41……開口部 42……連通穴
第2図(A)は第1図のII部拡大図、第2図(B)及び(C)は
その状態変化図、第3図は第1図のIII−III要部矢視
図、第4図は第1図に示したカムシャフトのカムリフト
特性図、第5図は従来構造の動弁装置を備えたエンジン
の要部縦断面図、第6図は第5図のVI−VI部断面矢視図
である。 1……シリンダヘッド 2……吸気弁 3……排気弁 4……カムシャフト 5,6……低速用カム(第1のカム) 7……高速用カム 8……排気弁カム 9……低速側ロッカーアーム(第1のロッカーアーム) 10……高速側ロッカーアーム(第2のロッカーアー
ム) 12,13……カムローラ 14……アジャスター 15,16……ロッカーシャフト 17……作動油供給通路 20……圧力室 22……圧力室 25……油圧プランジャ 26……プランジャ受け 27……リターンスプリング 30……ロッカーアーム切換装置 31,32……シリンダ 40……開閉弁 41……開口部 42……連通穴
Claims (1)
- 【請求項1】カムプロフィールが相互に異なる第1のカ
ムと第2のカムとを有するカムシャフトと、ロッカーシ
ャフトに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシ
ャフトの第1のカムに当接し他端が吸気弁または排気弁
に当接する第1のロッカーアームと、上記ロッカーシャ
フトに揺動自在に支持され且つその一端が上記カムシャ
フトの第2のカムに当接する第2のロッカーアームとを
備えるとともに、上記第1のロッカーアームと第2のロ
ッカーアームとの間に、シリンダ内に摺動自在に嵌挿さ
れその一端側に形成される圧力室内にその圧力室入口を
通して導入される油圧に応じて摺動変位しその第1の位
置では上記第1のロッカーアームと第2のロッカーアー
ムの両者間に跨って該両者を一体的に連結しまたその第
2の位置では上記第1のロッカーアームあるいは上記第
2のロッカーアームのいずれか一方側に位置しこれらの
揺動方向における相対変位を許容する如く作動せしめら
れる油圧プランジャと上記圧力室に供給する油圧をエン
ジンの運転状態に応じて変更制御する油圧制御手段とを
有するロッカーアーム切換装置を設けてなるエンジンの
動弁装置であって、上記圧力室の上部には該圧力室を外
部へ開放させる開口部が形成される一方、上記圧力室入
口には、該圧力室入口を通って圧力室側に供給される油
圧に応じて進退変位し、その第1の弁位置においては上
記圧力室入口を閉塞する一方で上記開口部を開口させ、
またその第2の位置においては上記圧力室入口を開口す
る一方で上記開口部を閉塞し、しかも上記第1の弁位置
から第2の弁位置への変位時には上記圧力室入口を開口
させた後で上記開口部を閉塞する如くその作動時特性が
設定された開閉弁が設けられていることを特徴とするエ
ンジンの動弁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9450687U JPH0610105Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | エンジンの動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9450687U JPH0610105Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | エンジンの動弁装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63202710U JPS63202710U (ja) | 1988-12-27 |
| JPH0610105Y2 true JPH0610105Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=30958044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9450687U Expired - Lifetime JPH0610105Y2 (ja) | 1987-06-18 | 1987-06-18 | エンジンの動弁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610105Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2816554B2 (ja) * | 1989-02-07 | 1998-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関の動弁装置 |
| JP6141169B2 (ja) * | 2013-10-30 | 2017-06-07 | 株式会社オティックス | 内燃機関の可変動弁機構 |
-
1987
- 1987-06-18 JP JP9450687U patent/JPH0610105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63202710U (ja) | 1988-12-27 |
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