JPH0610126B2 - 抗菌剤 - Google Patents
抗菌剤Info
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- JPH0610126B2 JPH0610126B2 JP22247889A JP22247889A JPH0610126B2 JP H0610126 B2 JPH0610126 B2 JP H0610126B2 JP 22247889 A JP22247889 A JP 22247889A JP 22247889 A JP22247889 A JP 22247889A JP H0610126 B2 JPH0610126 B2 JP H0610126B2
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- antibacterial
- compound
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- silver
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 [産業上の利用分野] 本発明は、銀イオンを有する特殊なリン酸塩系化合物を
有効成分とする抗菌材に関するものであり、各種結合剤
と混合した抗菌性組成物として、或は繊維、フィルム、
紙及びプラスチック等の種々の担体に担持させて抗菌性
成形加工物として使用することが可能なものである。
有効成分とする抗菌材に関するものであり、各種結合剤
と混合した抗菌性組成物として、或は繊維、フィルム、
紙及びプラスチック等の種々の担体に担持させて抗菌性
成形加工物として使用することが可能なものである。
[従来技術] 銀イオンが抗菌性を有することは古くから知られてお
り、例えば硝酸銀の水溶液の形態で消毒剤や殺菌剤とし
て広く利用されている。しかしながら、銀イオンは、人
体にも有害であるため、使用方法、保存方法及び廃棄方
法等において種々の制限があり、用途にも限定されてい
た。
り、例えば硝酸銀の水溶液の形態で消毒剤や殺菌剤とし
て広く利用されている。しかしながら、銀イオンは、人
体にも有害であるため、使用方法、保存方法及び廃棄方
法等において種々の制限があり、用途にも限定されてい
た。
防かび及び抗菌性を発揮させるには、適用対象に対して
微量の銀イオンを作用させれば十分であることが、近年
明らかとなり、使用時に溶出させるための銀イオンを担
体に担持させた、防かび及び抗菌性を具備する種々の抗
菌剤が提案されている。
微量の銀イオンを作用させれば十分であることが、近年
明らかとなり、使用時に溶出させるための銀イオンを担
体に担持させた、防かび及び抗菌性を具備する種々の抗
菌剤が提案されている。
その一つとして、イオン交換樹脂又はキレート樹脂に銀
イオンを担持させた抗菌剤があるが、これらの抗菌剤は
熱及び光の暴露に対して不安定であり、長期間の安定性
に欠けている。
イオンを担持させた抗菌剤があるが、これらの抗菌剤は
熱及び光の暴露に対して不安定であり、長期間の安定性
に欠けている。
また、他の抗菌剤として、吸着性を有する活性炭及び粘
土鉱物等に銀イオンを担持させた抗菌剤があるが、活性
炭を担体とする場合においては、溶解性の銀塩を物理的
に吸着或は付着させているため、水分と接触させると銀
イオンが急速に溶出してしまい、微量の銀イオンを経常
的に長時間溶出させることが困難である。又、モンモリ
ロナイト、ゼオライト等の粘土鉱物を担体とし、粘土鉱
物中のナトリウムイオン等のアルカリ金属イオンと銀イ
オンをイオン交換させたものの場合においては、銀イオ
ンははイオン交換平衡により担体から溶出するため、接
触させる液体中の銀イオン濃度が極めて低い場合には急
速に溶出してしまい、やはり銀イオンの溶出を長時間に
わたり極微量に保持させることはは困難である。
土鉱物等に銀イオンを担持させた抗菌剤があるが、活性
炭を担体とする場合においては、溶解性の銀塩を物理的
に吸着或は付着させているため、水分と接触させると銀
イオンが急速に溶出してしまい、微量の銀イオンを経常
的に長時間溶出させることが困難である。又、モンモリ
ロナイト、ゼオライト等の粘土鉱物を担体とし、粘土鉱
物中のナトリウムイオン等のアルカリ金属イオンと銀イ
オンをイオン交換させたものの場合においては、銀イオ
ンははイオン交換平衡により担体から溶出するため、接
触させる液体中の銀イオン濃度が極めて低い場合には急
速に溶出してしまい、やはり銀イオンの溶出を長時間に
わたり極微量に保持させることはは困難である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、銀イオンによる防かび及び抗菌性を最
大限に発揮させる材料を提供することにある。即ち、本
発明は、銀イオンを極少量使用することにより、長時間
防かび及び抗菌性を発揮させるために、化学的及び物理
的に安定でありかつ防かび及び抗菌に必要な極微量の銀
イオンの溶出を長時間持続させることができる材料を提
供することを課題とする。
大限に発揮させる材料を提供することにある。即ち、本
発明は、銀イオンを極少量使用することにより、長時間
防かび及び抗菌性を発揮させるために、化学的及び物理
的に安定でありかつ防かび及び抗菌に必要な極微量の銀
イオンの溶出を長時間持続させることができる材料を提
供することを課題とする。
(ロ)発明の構成 [課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討し
た結果、銀イオンを有する特殊なリン酸塩系化合物が、
非常に優れた化学的及び物理的安定性を有し、かつ極微
量の銀イオンを溶出させることができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
た結果、銀イオンを有する特殊なリン酸塩系化合物が、
非常に優れた化学的及び物理的安定性を有し、かつ極微
量の銀イオンを溶出させることができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は一般式 AgxHyAzM2(PO4)3 (Aはアルカリ金属、MはZr、Ti又はSn、x、y
及びzは、各々1未満の正数であり、かつx+y+z=
1である。) で示される化合物を有効成分とする抗菌剤に関するもの
である。
及びzは、各々1未満の正数であり、かつx+y+z=
1である。) で示される化合物を有効成分とする抗菌剤に関するもの
である。
以下、本発明に用いる化合物及びその使用方法について
説明する。
説明する。
〇リン酸塩系化合物 本発明に用いられる化合物は、下記一般式〔I〕 AgxHyAzM2(PO4)3 〔I〕 (Aはアルカリ金属、MはZr、Ti又Sn x、y及びzは、各々1未満の正数であり、かつx+y
+z=1である。) で示される化合物である。これは空間群R3cに属し、各
構成イオンが3次元網目を作る化合物である。
+z=1である。) で示される化合物である。これは空間群R3cに属し、各
構成イオンが3次元網目を作る化合物である。
上式におけるAはアルカリ金属であり、具体的にはL
i、Na及びK等の金属であり、MはZr、Ti又はS
nである。
i、Na及びK等の金属であり、MはZr、Ti又はS
nである。
上記のリン酸塩系化合物の具体例としては、以下のもの
がある。
がある。
Ag0.01H0.95Li0.04Zr2(PO4)3 Ag0.05H0.85Li0.10Zr2(PO4)3 Ag0.10H0.80Li0.10Ti2(PO4)3 Ag0.10H0.85Li0.05Zr2(PO4)3 Ag0.20H0.75Na0.05Ti2(PO4)3 Ag0.30H0.45Na0.25Zr2(PO4)3 Mg0.35H0.60Na0.05Sn2(PO4)3 Ag0.50H0.45K 0.05Sn2(PO4)3 Ag0.50H0.40Li0.10Ti2(PO4)3 Ag0.70H0.25K 0.05Ti2(PO4)3 Ag0.92H0.05Li0.03Zr2(PO4)3 上記のリン酸塩系化合物は、例えば以下のようにして得
られる。
られる。
即ち、炭酸リチウム(Li2CO3)又は炭酸ナトリウム
(Na2CO3)等のアルカリ金属を含有する化合物、酸
化ジルコニウム(ZrO2)又は酸化チタン(TiO2)等のZ
r、Ti又はSnを含有する化合物及びリン酸二水素ア
ンモニウム(NH4H2PO4)等のリン酸基を含有する化合物
をモル比で約1:4:6となるように混合したものを、
1100〜1400℃で焼成することにより、一般式A
M2(PO4)3(A及びMは上記と同じ)で示される
化合物を得た後、これを室温〜100℃における硝酸、
硫酸及び塩酸等の無機酸水溶液中に浸漬することによ
り、一般式H(1-z)AzM2(PO4)3で示される化合
物〔II〕を得る。更にこれを適当な濃度で銀イオンを含
有する水溶液中に浸漬することにより、一般式AgxHy
AzM2(PO4)3で示される化合物〔I〕を得る。
(Na2CO3)等のアルカリ金属を含有する化合物、酸
化ジルコニウム(ZrO2)又は酸化チタン(TiO2)等のZ
r、Ti又はSnを含有する化合物及びリン酸二水素ア
ンモニウム(NH4H2PO4)等のリン酸基を含有する化合物
をモル比で約1:4:6となるように混合したものを、
1100〜1400℃で焼成することにより、一般式A
M2(PO4)3(A及びMは上記と同じ)で示される
化合物を得た後、これを室温〜100℃における硝酸、
硫酸及び塩酸等の無機酸水溶液中に浸漬することによ
り、一般式H(1-z)AzM2(PO4)3で示される化合
物〔II〕を得る。更にこれを適当な濃度で銀イオンを含
有する水溶液中に浸漬することにより、一般式AgxHy
AzM2(PO4)3で示される化合物〔I〕を得る。
一般に、化合物〔I〕におけるx及びyの値は大きい方
が、高い防かび及び抗菌性を発揮させることができるの
で、化合物〔I〕におけるzの値は小さい方がよく、
0.3未満の値とすることが好ましい。また、アルカリイ
オンとHイオンとのイオン交換反応の容易性から、下限
は0.05以上とするのが好ましい。
が、高い防かび及び抗菌性を発揮させることができるの
で、化合物〔I〕におけるzの値は小さい方がよく、
0.3未満の値とすることが好ましい。また、アルカリイ
オンとHイオンとのイオン交換反応の容易性から、下限
は0.05以上とするのが好ましい。
xの値が、極めて小さい場合でも防かび及び抗菌性を発
揮させることができるが、0.001未満であると長時間防
かび及び抗菌性を発揮をさせることが困難となる恐れが
あることと、経済性をも考慮すると、0.01以上かつ0.5
以下の値とすることが好ましい。
揮させることができるが、0.001未満であると長時間防
かび及び抗菌性を発揮をさせることが困難となる恐れが
あることと、経済性をも考慮すると、0.01以上かつ0.5
以下の値とすることが好ましい。
又、xの値は、必要とする特性及び使用条件等に応じ
て、水溶液における銀の濃度又はその水溶液に化合物
〔II〕を浸漬する時間又は温度等を調整することによ
り、適宜調整することができる。
て、水溶液における銀の濃度又はその水溶液に化合物
〔II〕を浸漬する時間又は温度等を調整することによ
り、適宜調整することができる。
ななお、yの値は(1−x−z)に等しい値であるの
で、上記のようにx及びzの値を好ましい範囲にすれ
ば、yの好ましい値は、0.2より大きく0.94以下の値と
自から決定される。
で、上記のようにx及びzの値を好ましい範囲にすれ
ば、yの好ましい値は、0.2より大きく0.94以下の値と
自から決定される。
この化合物は熱及び光の暴露に対して安定であり、80
0℃での加熱後であっても構造及び組成が全く変化せ
ず、又紫外線の照射によっても何等変色しない。従っ
て、各種成形加工物を得る際の加工条件において、従来
の有機系の抗菌剤のように、加熱温度或は遮光条件等の
制約がない。
0℃での加熱後であっても構造及び組成が全く変化せ
ず、又紫外線の照射によっても何等変色しない。従っ
て、各種成形加工物を得る際の加工条件において、従来
の有機系の抗菌剤のように、加熱温度或は遮光条件等の
制約がない。
この化合物の使用形態は、特に制限がなく、用途に応じ
て適宜他の成分と混合させたり、他の材料と複合させる
ことができる。例えば、粉末、粉末含有分散液、粉末含
有粒子、粉末含有塗料、粉末含有繊維、粉末含有紙、粉
末含有フィルム及び粉末含有エアゾール等の種々の形態
で用いることができ、更に必要に応じて、消臭剤、防炎
剤、防蝕、肥料及び建材等の各種の添加剤或は材料と併
用することもできる。
て適宜他の成分と混合させたり、他の材料と複合させる
ことができる。例えば、粉末、粉末含有分散液、粉末含
有粒子、粉末含有塗料、粉末含有繊維、粉末含有紙、粉
末含有フィルム及び粉末含有エアゾール等の種々の形態
で用いることができ、更に必要に応じて、消臭剤、防炎
剤、防蝕、肥料及び建材等の各種の添加剤或は材料と併
用することもできる。
本発明の抗菌剤は、一般に銀イオンが有効に作用するか
び及び菌類については如何なる用途に対しても防かび及
び抗菌性を発揮するが、例えば、以下の用途に対して有
効に用いることができる。
び及び菌類については如何なる用途に対しても防かび及
び抗菌性を発揮するが、例えば、以下の用途に対して有
効に用いることができる。
作業着、医療用着衣、医療用寝具、スポーツ着、包帯、
魚網、カーテン、カーペット、下着類、エアーフィルタ
ー等の繊維類;壁紙等の紙類;食品包装フィルム、医療
用フィルム、合成皮革等の膜類;滅菌装置壁塗料、防腐
塗料、防かび塗料等の塗料類;農業用土壌等の粉末類;
シャンプー等の液状組成物。
魚網、カーテン、カーペット、下着類、エアーフィルタ
ー等の繊維類;壁紙等の紙類;食品包装フィルム、医療
用フィルム、合成皮革等の膜類;滅菌装置壁塗料、防腐
塗料、防かび塗料等の塗料類;農業用土壌等の粉末類;
シャンプー等の液状組成物。
[作用] 本発明の抗菌剤は、以下のように銀イオンとHイオンが
関与する複合作用により、防かび及び抗菌性を発揮す
る。
関与する複合作用により、防かび及び抗菌性を発揮す
る。
まず、化合物〔I〕が水分と接触すると、銀イオンの極
微量がイオン化して溶出する。防かび及び抗菌性を発揮
させるのに必要なイオン濃度は、対象となるかび、菌の
種類及び環境により異なるが、数μg/〜数百μg/
の範囲と言われている。本発明の抗菌剤においては、
この溶出量を一般式におけるx及びyの値を決めれば容
易に制御できる。この理由は、化合物中における銀原子
と酸素原子との結合において共有性が強いため、溶出を
極微量にすることが可能となったものと考えられる。
微量がイオン化して溶出する。防かび及び抗菌性を発揮
させるのに必要なイオン濃度は、対象となるかび、菌の
種類及び環境により異なるが、数μg/〜数百μg/
の範囲と言われている。本発明の抗菌剤においては、
この溶出量を一般式におけるx及びyの値を決めれば容
易に制御できる。この理由は、化合物中における銀原子
と酸素原子との結合において共有性が強いため、溶出を
極微量にすることが可能となったものと考えられる。
又、化合物〔I〕におけるHイオンは、化合物内で酸素
原子とのイオン結合によって存在し、水分との接触によ
ってイオン平衡に達するまで容易に遊離させることがで
き、その結果、液性が酸性になり、酸に弱いかび及び菌
の発生を抑制するのに効果がある。
原子とのイオン結合によって存在し、水分との接触によ
ってイオン平衡に達するまで容易に遊離させることがで
き、その結果、液性が酸性になり、酸に弱いかび及び菌
の発生を抑制するのに効果がある。
上記の複合作用は、ゼオライト等の粘土鉱物には見られ
ない作用である。
ない作用である。
[参考例、実施例及び比較例] 参考例 炭酸リチウム(Li2CO3)、酸化ジルコニウム(ZrO2)及
びリン酸水素二アンモニウム(NH4H2PO4)をモル比で
1:4:6になるように仕込、十分に混合した後、13
00℃で焼成し、LiZr2(PO4)3の組成式を有する化合物
を得た。
びリン酸水素二アンモニウム(NH4H2PO4)をモル比で
1:4:6になるように仕込、十分に混合した後、13
00℃で焼成し、LiZr2(PO4)3の組成式を有する化合物
を得た。
この化合物を粉砕した後、80℃の2N塩酸中に浸漬す
ることにより、次式で示される化合物を得た。
ることにより、次式で示される化合物を得た。
T0.9Li0.1Zr2(PO4)3 (以下HZPと略す) 又、酸化ジルコニウムに換えて酸化チタン及び酸化スズ
を使用した以外は上記と同様にして以下の化合物を得
た。
を使用した以外は上記と同様にして以下の化合物を得
た。
H0.8Li0.2(PO4)3 (以下HTPと略す) H0.9Li0.1Sn2(PO4)3 (以下HSPと略す) これらの化合物を1/100N AgNO3水溶液に添
加して室温で撹拌時間を種々変化させ、撹拌した。これ
らのスラリーを濾過した後、洗浄液中に原子吸光法でA
gイオンが検出されなくなるまで、残渣を純水で洗浄し
た。
加して室温で撹拌時間を種々変化させ、撹拌した。これ
らのスラリーを濾過した後、洗浄液中に原子吸光法でA
gイオンが検出されなくなるまで、残渣を純水で洗浄し
た。
濾液中のAgイオン濃度を分析することにより、組成式
と固体換算でのAg重量%を求め、その結果を後記第1
表に示す。
と固体換算でのAg重量%を求め、その結果を後記第1
表に示す。
洗浄を終えた後、水を媒液として残渣を湿式粉砕し、ふ
るいを用いて粉砕物を分級し1.0μm以下の微細粒子を
採取した。更に微細粒子を110℃で一晩乾燥し、抗菌剤
を得た。
るいを用いて粉砕物を分級し1.0μm以下の微細粒子を
採取した。更に微細粒子を110℃で一晩乾燥し、抗菌剤
を得た。
<抗菌性の評価方法> 上記のようにして得た抗菌剤が有する抗菌力の評価は、
以下の方法により行った。
以下の方法により行った。
即ち、これらの抗菌剤を後述する樹脂及び樹脂組成物に
混入して成形体を作り、直径20mmの被験ディスクとし
たり、糸状の成形体により布を作り、これから試験片を
作製した。
混入して成形体を作り、直径20mmの被験ディスクとし
たり、糸状の成形体により布を作り、これから試験片を
作製した。
被検菌として以下のものを用いた。即ち、細菌として
は、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌及び枯草菌を用
い、酵母としては、キャデイダ酵母及びサッカロミセス
酵母、かびとしては、黒麹かび、グリオクラディウ、オ
ウレオバシディウム及びクラドスヘポリウムを用いた。
は、大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌及び枯草菌を用
い、酵母としては、キャデイダ酵母及びサッカロミセス
酵母、かびとしては、黒麹かび、グリオクラディウ、オ
ウレオバシディウム及びクラドスヘポリウムを用いた。
培地としては、細菌においてはミュラーヒントン(Mu
ller−Hinton)培地を、又酵母及びかびにお
いてはサブロー培地を使用した。
ller−Hinton)培地を、又酵母及びかびにお
いてはサブロー培地を使用した。
上記被験菌を生理食塩水に108/mlなるように浮遊さ
せたものを、上記培地にコンラージ棒で0.1ml分散さ
せ、抗菌力の判定に際して、被験ディスクをその上に張
り付け、細菌類の場合37で18時間保持して培養後、又
酵母及びかびの場合は30℃で1週間保持して培養後、
阻止帯を形成するか否かを観察し、阻止帯を形成した場
合に抗菌力があると判定した。
せたものを、上記培地にコンラージ棒で0.1ml分散さ
せ、抗菌力の判定に際して、被験ディスクをその上に張
り付け、細菌類の場合37で18時間保持して培養後、又
酵母及びかびの場合は30℃で1週間保持して培養後、
阻止帯を形成するか否かを観察し、阻止帯を形成した場
合に抗菌力があると判定した。
実施例1〜6及び比較例1〜4 参考例で得たサンプル1〜6の抗菌剤をフェノール/四
塩化エタン(6:4)混合溶剤中で測定した極限粘度
[η]0.640のポリエチレンテレフタレート乾燥チップ1
00部に対して各々2部になるように添加して270℃で溶
融混合射出して直径20mm、厚さ3mmの成形体を作製し
た。これらの成形体について、上記抗菌性の評価方法に
従い抗菌力の評価を行った(実施例1〜6)。
塩化エタン(6:4)混合溶剤中で測定した極限粘度
[η]0.640のポリエチレンテレフタレート乾燥チップ1
00部に対して各々2部になるように添加して270℃で溶
融混合射出して直径20mm、厚さ3mmの成形体を作製し
た。これらの成形体について、上記抗菌性の評価方法に
従い抗菌力の評価を行った(実施例1〜6)。
又、参考例で使用したAgを担持させていないHZP
(サンプルNo.をP1とする)、HTP(サンプルN
o.をP2とする)及びHSP(サンプルNo.をP3
とする)を用いて同様の方法で作製した成形体及びHZ
P、HTP及びHSPを添加せずに作製した成形体につ
いても同様に抗菌力の評価を行った(比較例1〜4)。
これらの結果を後記第2表に示した。第2表から、本発
明の抗菌剤を含む成形体は優れた抗菌性を有しているこ
とがわかる。
(サンプルNo.をP1とする)、HTP(サンプルN
o.をP2とする)及びHSP(サンプルNo.をP3
とする)を用いて同様の方法で作製した成形体及びHZ
P、HTP及びHSPを添加せずに作製した成形体につ
いても同様に抗菌力の評価を行った(比較例1〜4)。
これらの結果を後記第2表に示した。第2表から、本発
明の抗菌剤を含む成形体は優れた抗菌性を有しているこ
とがわかる。
実施例7〜12及び比較例5 アクリル系樹脂を43%含有するエマルジヨン70wt%(以
下%とあるのはwt%を表す)、二酸化チタン10%、4%
のヒドロキシルエチルセルロースを含有する水溶液10
%、25%のデモールEP水溶液(花王石鹸製)8%及び
水2%からなるアクリル樹脂系エマルジヨン塗料100g
に、参考例で得たサンプル1〜6の抗菌剤を各々第3表
に示したように添加し、撹拌した(実施例7〜12)。
又、未添加の塗料を調製した(比較例5)。
下%とあるのはwt%を表す)、二酸化チタン10%、4%
のヒドロキシルエチルセルロースを含有する水溶液10
%、25%のデモールEP水溶液(花王石鹸製)8%及び
水2%からなるアクリル樹脂系エマルジヨン塗料100g
に、参考例で得たサンプル1〜6の抗菌剤を各々第3表
に示したように添加し、撹拌した(実施例7〜12)。
又、未添加の塗料を調製した(比較例5)。
第3表に示した割合で抗菌剤を添加して得た各塗料を用
いて、長さ150mm、幅70mm及び厚さ2mmのアルミ板に塗
膜が均一になるように2回塗りし、室温で48時間放置し
て試験片を作製した。
いて、長さ150mm、幅70mm及び厚さ2mmのアルミ板に塗
膜が均一になるように2回塗りし、室温で48時間放置し
て試験片を作製した。
この試験片より直径20mmの被験ディスクを切り出し、実
施例1〜6と同様にして抗菌力を評価し、その結果を前
記第2表に示した。
施例1〜6と同様にして抗菌力を評価し、その結果を前
記第2表に示した。
なお、各実施例の塗料と比較例5の塗料とは、変色性、
塗料及び塗膜外観、乾燥性及びび硬化性等塗料としての
性質において、相違はなかつた。
塗料及び塗膜外観、乾燥性及びび硬化性等塗料としての
性質において、相違はなかつた。
これにより、本発明の抗菌剤を含有する塗料組成物は、
優れた抗菌性を有していることがわかる。
優れた抗菌性を有していることがわかる。
実施例13〜18 実施例7〜12で作製した試験片をJIS−A1415
に準じて、促進暴露試験装置を用いて500時間処理した
後、各試験片より直径20mmの被験ディスクを切り出し、
実施例1〜6と同様にして抗菌力を評価した。結果は実
施例7〜12の場合と全く同様であった。
に準じて、促進暴露試験装置を用いて500時間処理した
後、各試験片より直径20mmの被験ディスクを切り出し、
実施例1〜6と同様にして抗菌力を評価した。結果は実
施例7〜12の場合と全く同様であった。
このことから、本発明の抗菌剤を含有する抗菌性組成物
はきわめて長期に亙り抗菌性を発揮するものであること
がわかる。
はきわめて長期に亙り抗菌性を発揮するものであること
がわかる。
実施例19〜24 参考例で作製したサンプル1〜6の抗菌剤を、95%硫
酸で測定した相対粘度[η]2.3の6ナイロン乾燥チッ
プに、各々2%の濃度となるように添加混合し、常法に
より溶融紡糸後延伸し120デニール/4フィラレントの
6種の延伸糸を得た。次に該延伸糸を筒編し、精練した
後、直径20mmの試験片を切り出し、実施例1〜6の場合
と同様にして抗菌力を評価した。その結果、前記第2表
に示したように、いずれの場合も阻止帯が形成された。
酸で測定した相対粘度[η]2.3の6ナイロン乾燥チッ
プに、各々2%の濃度となるように添加混合し、常法に
より溶融紡糸後延伸し120デニール/4フィラレントの
6種の延伸糸を得た。次に該延伸糸を筒編し、精練した
後、直径20mmの試験片を切り出し、実施例1〜6の場合
と同様にして抗菌力を評価した。その結果、前記第2表
に示したように、いずれの場合も阻止帯が形成された。
実施例25〜30及び比較例6〜8 参考例で作製したサンプル1〜6の抗菌剤を用い、実施
例19〜24と同様にして得た延伸糸を筒編及び精練す
ることにより筒編布を得た(実施例25〜30)。
例19〜24と同様にして得た延伸糸を筒編及び精練す
ることにより筒編布を得た(実施例25〜30)。
次に銀粒子及び銀担持活性炭及びA型ゼオライト(組成
0.94Na2O・Al2O3・1.92SiO2・xH2O、平均粒径l.1μ
m)250g当り、1/10M硝酸銀水溶液500mlを加え、室温
で3時間撹拌して得られた銀型ゼオライト等の3種類の
粉末を粉砕して分級した。得られた平均粒径は各々1.0
μm、1.1μm、1.1μmの微粉末であった。
0.94Na2O・Al2O3・1.92SiO2・xH2O、平均粒径l.1μ
m)250g当り、1/10M硝酸銀水溶液500mlを加え、室温
で3時間撹拌して得られた銀型ゼオライト等の3種類の
粉末を粉砕して分級した。得られた平均粒径は各々1.0
μm、1.1μm、1.1μmの微粉末であった。
これらの微粉末を用いて、実施例25〜30と同様にし
て、筒編布を得た(比較例6,7,8)。
て、筒編布を得た(比較例6,7,8)。
以上のようにして得られた筒編布を、直射日光が当たら
ず通気性が悪い屋外に2年間放置し、状態を観察した。
その結果を第4表に示した。
ず通気性が悪い屋外に2年間放置し、状態を観察した。
その結果を第4表に示した。
更に実施例25〜30及び比較例8で得た筒編布につい
ては、JIS−0217(105法)に準じて洗濯し、この洗
濯を100回繰り返した後、筒編布から試験片を切り出
し、実施例1〜6と同様にして、抗菌力を評価した。そ
の結果、実施例25〜30で得た筒編片においては、阻
止帯を形成したが、比較例8で得た筒編片においては、
阻止帯を形成しなかった。
ては、JIS−0217(105法)に準じて洗濯し、この洗
濯を100回繰り返した後、筒編布から試験片を切り出
し、実施例1〜6と同様にして、抗菌力を評価した。そ
の結果、実施例25〜30で得た筒編片においては、阻
止帯を形成したが、比較例8で得た筒編片においては、
阻止帯を形成しなかった。
上記の結果から、本発明による抗菌剤を含有する成形加
工物はきわめて長期に亙り抗菌力を保持することがわか
る。
工物はきわめて長期に亙り抗菌力を保持することがわか
る。
(ハ)発明の効果 本発明の抗菌剤は、化学的及び物理的に安定でありかつ
防かび及び抗菌に必要な極微量の銀イオンの溶出を長時
間持続させることができるため、極少量の銀イオンの使
用で長期間防かび及び抗菌性を発揮する材料として極め
て有用である。
防かび及び抗菌に必要な極微量の銀イオンの溶出を長時
間持続させることができるため、極少量の銀イオンの使
用で長期間防かび及び抗菌性を発揮する材料として極め
て有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式AgxHyAzM2(PO4)3 (Aはアルカリ金属、MはZr、Ti又はSn、x、y
及びzは、各々1未満の正数であり、かつx+y+z=
1である。) で示される化合物を有効成分とする抗菌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22247889A JPH0610126B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22247889A JPH0610126B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 抗菌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0383905A JPH0383905A (ja) | 1991-04-09 |
| JPH0610126B2 true JPH0610126B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=16783050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22247889A Expired - Lifetime JPH0610126B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 抗菌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610126B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7041723B2 (en) | 2000-07-07 | 2006-05-09 | Fuji Chemical Industries, Ltd. | Antimicrobial resin composition |
| WO2006000755A3 (en) * | 2004-06-25 | 2006-06-22 | Dupont Teijin Films Us Ltd | Antimicrobial polymeric film |
| US7202293B2 (en) | 2003-01-23 | 2007-04-10 | Fuji Chemical Industries, Ltd. | Antimicrobial resin composition |
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| TW227518B (ja) * | 1992-06-30 | 1994-08-01 | Toa Gosei Chem Ind | |
| US5961843A (en) * | 1994-10-05 | 1999-10-05 | Toto Ltd. | Antimicrobial solid material, process for producing the same, and method of utilizing the same |
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| US20020172709A1 (en) * | 2001-03-30 | 2002-11-21 | Brian Nielsen | Medical dressing comprising an antimicrobial silver compound and a method for enhancing wound healing |
| GB0301034D0 (en) * | 2003-01-16 | 2003-02-19 | Dupont Teijin Films Us Ltd | Polymeric film and coating |
| DE102004035905A1 (de) * | 2004-07-20 | 2006-02-16 | Biotronik Vi Patent Ag | Magnesiumhaltiges Wundauflagematerial |
| WO2009063891A1 (ja) | 2007-11-14 | 2009-05-22 | Toagosei Co., Ltd. | 六方晶リン酸ジルコニウム粉末の製造方法 |
| CN102421717B (zh) | 2009-05-15 | 2014-11-12 | 东亚合成株式会社 | 低热膨胀性填料及其制造方法、以及玻璃组合物 |
| JP5327318B2 (ja) | 2009-05-15 | 2013-10-30 | 東亞合成株式会社 | 銀系無機抗菌剤およびその製造方法 |
| US8470374B2 (en) | 2009-07-16 | 2013-06-25 | Toagosei Co., Ltd. | Granular antimicrobial agent for water processing |
| WO2015060342A1 (ja) | 2013-10-22 | 2015-04-30 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | 金属粒子の添着方法、抗菌消臭化方法、繊維材料の製造方法、及び金属粒子添着装置 |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP22247889A patent/JPH0610126B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| WO2006000755A3 (en) * | 2004-06-25 | 2006-06-22 | Dupont Teijin Films Us Ltd | Antimicrobial polymeric film |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0383905A (ja) | 1991-04-09 |
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