JPH06101677A - 油冷式圧縮機 - Google Patents

油冷式圧縮機

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JPH06101677A
JPH06101677A JP27529892A JP27529892A JPH06101677A JP H06101677 A JPH06101677 A JP H06101677A JP 27529892 A JP27529892 A JP 27529892A JP 27529892 A JP27529892 A JP 27529892A JP H06101677 A JPH06101677 A JP H06101677A
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JP
Japan
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oil
compressor body
compressor
return pipe
tank
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JP27529892A
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Inventor
Yoshifumi Fukuhara
祥文 福原
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Hitachi Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロード状態のときは圧縮機本体が圧縮気体を
再圧縮するのを防止して吐出性能や圧縮効率等を向上
し、アンロード状態のときは油分離器が分離した油を効
率的に回収して油分離器の交換寿命等を向上する。 【構成】 油貯留部8と圧縮機本体1の吸込口1A側と
の間を接続する油戻し配管17を設け、油戻し配管17
の途中には圧力スイッチ10からの出力信号により圧縮
機本体1がアンロード状態のときのみ開弁する開閉弁1
8を設ける構成とした。これにより、圧縮機本体1がロ
ード運転中は、タンク3内の圧縮空気が油戻し配管17
を介して圧縮機本体1に流入するのが防止され、圧縮機
本体1は最大限の吐出性能を発揮する。また、アンロー
ド状態においては、タンク3内と吸込流路14との間の
大きな差圧を利用することにより、油貯留部8に一時的
に貯蔵された潤滑油Fは油戻し配管17を介して圧縮機
本体1に戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスクリュ型圧縮
機、スクロール型圧縮機、ベーン型圧縮機等として用い
られる油冷式圧縮機に関し、特に、圧縮気体の吐出側の
圧力に応じて圧縮機本体をロード状態またはアンロード
状態とする吸込アンローダを備えた油冷式圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気等の気体を圧縮する油冷式
圧縮機としては、油の供給を受けつつ気体を圧縮するス
クリュ型、スクロール型、ベーン型等の圧縮機本体と、
該圧縮機本体の各部を潤滑,冷却する油を貯蔵し、圧縮
機本体から油を含んだ圧縮気体が吐出されるタンクと、
該タンクの圧縮気体吐出側に設けられ、フィルタエレメ
ントによって圧縮気体中の油分を分離回収する油分離器
と、該油分離器の出口側に設けられ、該油分離器によっ
て分離された油を貯留する油貯留部と、前記圧縮機本体
の吸込口側に設けられ、圧縮気体の吐出側の圧力に応じ
て吸込口を開弁または閉弁することにより該圧縮機本体
をロード状態またはアンロード状態とする吸込アンロー
ダと、前記タンク内の油を冷却器で冷却しつつ圧縮機本
体内に供給する油供給機構とからなるものが知られてい
る。
【0003】そして、この種の油冷式圧縮機では、油供
給機構から油の供給を受けつつ圧縮機本体が回転する
と、気体が吸込口から圧縮機本体内に吸込まれて圧縮さ
れ、油を含んだ圧縮気体としてタンク内に吐出される。
次に、この圧縮気体は油分離器によって油分が分離回収
された後、清浄な圧縮気体として空気タンク等に吐出さ
れる。
【0004】一方、この圧縮運転によってタンク内等の
圧力が所定の上限値まで上昇すると、吸込アンローダは
圧縮機本体の吸込口を閉弁し、圧縮機本体による気体の
吸込みを遮断して該圧縮機本体をロード状態(負荷運転
状態)からアンロード状態(無負荷運転状態)とする。
【0005】また、圧縮運転中に、油貯留部には油分離
器が圧縮気体中から分離回収した油が徐々に溜るため、
従来技術による油冷式圧縮機では、該油貯留部が貯留し
た油を油戻し配管を介して圧縮機本体の吸込口側または
油供給機構側に固定的に戻すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油貯留部が
貯留した油を油戻し配管を介して圧縮機本体の吸込口側
に固定的に戻すようにした従来技術による油冷式圧縮機
の場合は、吸込口とタンクの圧縮気体吐出側に位置する
油分離器との間の大きな差圧を利用できるため、油の回
収能力を高くすることができる。
【0007】しかし、この種の従来技術によるもので
は、油貯留部と圧縮機本体の吸込口との間を油戻し配管
を介して常時固定的に接続し、ロード状態、アンロード
状態のいずれの場合も油貯留部で貯留した油を圧縮機本
体の吸込口側へ戻すようになっているから、最大限の吐
出性能、圧縮効率が要求されるロード状態のときに、油
戻し配管内に流入した圧縮気体を圧縮機本体が再圧縮し
てしまい、圧縮効率等が大幅に低下するという問題があ
る。
【0008】即ち、油分離器で分離回収され、油貯留部
で貯留される油量は少ないから、油戻し配管内にタンク
内の圧縮気体が流入してしまい、ロード状態時に再圧縮
が生じて圧縮効率等が低下する一方、この再圧縮によっ
て吸込気体の温度が上昇するため、圧縮機本体に温度上
昇による熱変形が生じてカジリ現象等が発生し、信頼性
や寿命等が大幅に低下するという問題がある。特に、吐
出量の小さい小型機の場合は、油の回収量が例えば毎分
1〜3cc程度と少ないため、ロード状態での圧縮効
率、吐出性能の低下が著しい。
【0009】このため、油を吸込口側に戻す従来技術に
よるものでは、かかる不具合を解消すべく、油戻し配管
を例えば内径1.2mm程度の小径に形成しつつ管路長
を1000mm程度に長くしたり、途中に絞り部材を設
けることにより、流動抵抗を増大させてタンク内から圧
縮機本体の吸込口側に戻る圧縮気体量を低減している
が、この場合には、絞り径が小さいため目詰まりを生じ
易く、信頼性等が低下するという問題がある。
【0010】一方、油貯留部が貯留した油を油供給機構
側に戻すようにした従来技術による油冷式圧縮機の場合
は、該油供給機構と油貯留部との間の差圧が小さいか
ら、ロード状態のときに圧縮機本体側に流入する圧縮気
体量を低減して吐出性能や圧縮効率の低下を防止するこ
とができる。
【0011】しかし、この種の従来技術によるもので
は、利用する差圧が小さいため、油の回収能力が大幅に
低下してしまい、経時変化で内外の差圧が増大するフィ
ルタエレメントの交換寿命が大幅に低下するという問題
がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ロード状態のときは圧縮機本体が圧縮気
体を再圧縮するのを防止して吐出性能や圧縮効率等を向
上すると共に、アンロード状態のときは油分離器が分離
した油を効率的に回収して、油分離器の交換寿命等を向
上できるようにした油冷式圧縮機を提供することを目的
とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の発明が採用する構成の特徴は、油貯留部
と圧縮機本体の吸込口側との間を接続する油戻し配管を
設け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機本体がアンロ
ード状態のときのみ開弁する開閉弁を設けたことにあ
る。
【0014】また、第2の発明が採用する構成の特徴
は、油貯留部と圧縮機本体の吸込口側との間を接続する
油戻し配管を設け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機
本体がロード状態のときは該圧縮機本体の吸込口側と前
記油貯留部との間を絞って接続し、前記圧縮機本体がア
ンロード状態のときは該圧縮機本体の吸込口側と前記油
貯留部との間を通常状態で接続する切換弁を設けたこと
にある。
【0015】さらに、第3の発明が採用する構成の特徴
は、油貯留部と油供給機構側との間を接続して設けられ
た第1の油戻し配管と、前記油貯留部と前記圧縮機本体
の吸込口側との間を接続して設けられた第2の油戻し配
管と、前記第1の油戻し配管および該第2の油戻し配管
と前記油貯留部との間に設けられ、前記圧縮機本体がロ
ード状態のときは前記第1の油戻し配管を介して前記油
貯留部と前記油供給機構側とを接続し、前記圧縮機本体
がアンロード状態のときは前記第2の油戻し配管を介し
て該圧縮機本体の吸込口側と前記油貯留部とを接続する
切換弁を備えたことにある。
【0016】
【作用】第1の発明の構成によって、ロード状態中は開
閉弁が閉弁して油貯留部と圧縮機本体の吸込口との間は
遮断され、一方、圧縮機本体がアンロード状態になると
開閉弁が開弁し、油貯留部が貯留した油は油戻し配管を
介して圧縮機本体の吸込口側に戻される。
【0017】また、第2の発明の構成によって、圧縮機
本体がロード状態になると油貯留部が貯留した油は切換
弁により絞られつつ該圧縮機本体の吸込口側に戻され、
一方、圧縮機本体がアンロード状態になると切換弁が切
換わり油貯留部が貯留した油は通常状態で該圧縮機本体
の吸込口側に戻される。
【0018】さらに、第3の発明の構成によって、圧縮
機本体がロード状態になると油貯留部が貯留した油は第
1の油戻し配管を介して油供給機構側に戻され、一方、
圧縮機本体がアンロード状態になると切換弁が切換わり
油貯留部が貯留した油は第2の油戻し配管を介して圧縮
機本体の吸込口側に戻される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき、空気圧縮機として用いた場合を例に挙げて説明す
る。
【0020】まず、図1および図2は第1の発明の実施
例に係り、図において、1はスクリュ型、スクロール
型、ベーン型等の圧縮機本体を示し、該圧縮機本体1に
は外気を吸込む吸込口1Aと圧縮空気を吐出する吐出口
1Bとが設けられている。そして、該圧縮機本体1は電
動モータ2と接続されており、該電動モータ2の回転駆
動によって潤滑油Fの供給を受けつつ吸込口1Aから外
気を吸込んで圧縮し、この圧縮空気を潤滑油Fと共に吐
出口1Bから後述のタンク3内に吐出するものである。
【0021】3は圧縮機本体1の吐出側を覆うようにし
て設けられ、内部に圧縮機本体1の各部を潤滑、冷却す
るための潤滑油Fを貯蔵したタンク、4は圧縮機本体1
に対向して該タンク3の圧縮空気吐出側に設けられた油
分離器をそれぞれ示し、該油分離器4は、圧縮空気中の
潤滑油Fを分離する筒状のフィルタエレメント5,5
と、該各フィルタエレメント5の先端側を施蓋して設け
られた閉塞板6とから構成され、その出口側には後述の
油貯留部8が設けられている。そして、該油分離器4は
油貯留部8および吐出配管7を介して空気タンク(図示
せず)等に接続されており、各フィルタエレメント5に
よって潤滑油Fが分離回収された清浄な圧縮空気のみを
吐出配管7内に吐出させるものである。
【0022】8は油分離器4の出口側に設けられた油貯
留部を示し、該油貯留部8は、油分離器4に連通する貯
留空間8Aと、清浄な圧縮空気を流出させる流出口8B
と、貯留空間8A内に貯留された潤滑油Fを排出する排
油口8Cとから構成され、該排油口8Cは後述の開閉弁
18等を介して圧縮機本体1の吸込口1A側に接続され
ている。
【0023】9は吐出配管7の途中に設けられた逆止弁
付きの調圧弁、10は該調圧弁9の下流側に位置して吐
出配管7の途中に設けられた常閉型接点を有する圧力ス
イッチをそれぞれ示し、該圧力スイッチ10は、図2に
示す如く、圧縮空気の吐出側の圧力としての吐出配管7
内の圧力が所定の上限値PHに達すると開成してオフ信
号を出力し、吐出配管7内の圧力が所定の下限値PLに
達すると閉成してオン信号を出力するものである。
【0024】11は一端側が吐出配管7の途中に接続さ
れ、他端側が後述する吸込アンローダ13に接続された
制御圧配管、12は該制御圧配管11の途中に設けられ
たアンロード用電磁弁をそれぞれ示し、該アンロード用
電磁弁12は常閉型電磁弁として構成されている。そし
て、該アンロード用電磁弁12は圧力スイッチ10から
オフ信号が出力されると開弁して、吐出配管7内の圧縮
空気の一部を制御圧として吸込アンローダ13に供給す
ることにより、該吸込アンローダ13を作動させてアン
ロード状態とさせるようになっている。
【0025】13は圧縮機本体1の吸込口1A側に吸込
流路14を介して設けられた吸込アンローダを示し、該
吸込アンローダ13は、アンロード用電磁弁12からの
制御圧によって吸込流路14を閉塞する常開型の主弁1
3Aと、該主弁13Aの弁軸に設けられ、制御圧配管1
1と吸込流路14との間を連通する絞り通路13Bと、
逆止弁13Cとから大略構成され、該吸込アンローダ1
3の流入口側にはエアフィルタ15が取付けられてい
る。なお、前記主弁13Aは流入口側に離着座するよう
に設け、圧縮機本体1の吸込圧により開弁する弁ばねに
よって閉弁方向に付勢することにより、逆止弁13Cを
兼ねる構成としてもよい。
【0026】そして、前記吸込アンローダ13は、図2
に示す如く、常時は主弁13Aが開弁して圧縮機本体1
が吸込口1Aから外気を吸込むのを許すことによりロー
ド状態とする一方、アンロード用電磁弁12が開弁して
制御圧が供給されると主弁13Aが閉弁し、これにより
吐出口1B、タンク3、吐出配管7、制御圧配管11、
絞り通路13B、吸込流路14、吸込口1Aからなる閉
回路で圧縮動作を行なうアンロード状態とするようにな
っている。
【0027】16は油供給機構を示し、該油供給機構1
6は、基端側がタンク3の潤滑油F中に開口し、先端側
が圧縮機本体1内に伸びる油配管16Aと、該油配管1
6Aの途中に設けられ、潤滑油Fの温度に応じて流量を
調整する3方式の温度調節弁16Bと、該温度調節弁1
6Bの下流側に位置して油配管16Aの途中に設けられ
た冷却器16Cと、該冷却器16Cの下流側と温度調節
弁16Bとの間をバイパスして設けられたバイパス管1
6Dとから大略構成され、冷却器16Cの下流側にはオ
イルフィルタ16Eが設けられている。そして、該油供
給機構16はタンク3内の圧力を利用して潤滑油Fを圧
縮機本体1内に供給すると共に、該潤滑油Fの油温が上
昇した場合には冷却器16Cに流れる油量を増大させて
潤滑油Fの温度を所定の温度に保持するようになってい
る。
【0028】17は油貯留部8と圧縮機本体1の吸込口
1A側との間を接続して設けられた油戻し配管で、該油
戻し配管17はその基端側が油貯留部8の排油口8Cに
接続され、その先端側は吸込アンローダ13と圧縮機本
体1の吸込口1Aとの間に位置して吸込流路14の途中
に接続されている。
【0029】18は油戻し配管17の途中に設けられた
開閉弁を示し、該開閉弁18は常閉型の電磁弁として構
成され、圧力スイッチ10に接続されている。そして、
該開閉弁18は、図2に示す如く、吐出配管7内の圧力
が所定の上限値PHに達して圧力スイッチ10がオフ信
号を出力すると、アンロード用電磁弁12と共に開弁
し、これにより、アンロード運転中に油貯留部8の貯留
空間8A内に一時的に貯蔵された潤滑油Fを油戻し配管
17を介して圧縮機本体1の吸込口1A側に戻すもので
ある。
【0030】本実施例による油冷式圧縮機は上述の如き
構成を有するもので、次に、その動作について図2を参
照しつつ説明する。
【0031】まず、電動モータ2が回転して圧縮機本体
1が駆動されると、該圧縮機本体1はエアフィルタ1
5、吸込流路14、吸込口1Aを介して外気を吸込み、
この吸込まれた外気は順次圧縮されつつ吐出口1Bから
潤滑油Fと共にタンク3内に吐出され、油分離器4の各
フィルタエレメント5によって潤滑油Fが分離された
後、清浄な圧縮空気として吐出配管7を介して空気タン
ク等に供給される。
【0032】ここで、起動直後には、吐出配管7内の圧
力が低く、圧力スイッチ10からオン信号が出力されて
いるため、アンロード用電磁弁12と開閉弁18とは共
に閉弁し、これにより吸込アンローダ13の主弁13A
が開弁して外気の吸込みを許すロード状態になると共
に、油貯留部8の貯留空間8A内には圧縮空気中の潤滑
油Fが回収されて一時的に貯蔵される。
【0033】そして、この圧縮運転によってタンク3内
は高圧となるから、この圧力により、タンク3内の潤滑
油Fは油供給機構16の油配管16A等を介して圧縮機
本体1内の各部に供給され、該圧縮機本体1内の摺接箇
所等を冷却、潤滑しつつ圧縮空気と共に吐出口1Bから
タンク3内に吐出される。
【0034】次に、圧縮機本体1の圧縮運転によって吐
出配管7内の圧力が上限値PHに達すると、圧力スイッ
チ10は開成してオフ信号を出力し、アンロード用電磁
弁12と開閉弁18とが開弁する。これにより、吸込ア
ンローダ13の主弁13Aが閉弁して吐出口1B、吐出
配管7、制御圧配管11、絞り通路13B、吸込流路1
4、吸込口1Aからなる閉回路で圧縮動作を行なうアン
ロード状態になると共に、油貯留部8の貯留空間8A内
に回収、貯蔵された潤滑油Fはタンク3と吸込流路14
との間の大きな差圧ΔP1 により油戻し配管17を介し
て吸込流路14内に戻され、該吸込流路14から圧縮機
本体1内に流入する。
【0035】ここで、前記差圧ΔP1 は例えば圧縮機本
体1の吐出圧Pd(タンク3の内圧)を8.5kg/c
2 とし、吸込流路14内の圧力を大気圧程度とする
と、この吐出圧Pdとほぼ等しい大きさである。
【0036】なお、図2中に示す最低運転時間タイマ
は、圧縮機本体1が起動してから所定時間t1 を最低の
運転時間単位として該圧縮機本体1の圧縮動作を継続さ
せるもので、圧縮機本体1の圧縮熱によって潤滑油Fの
油温を保持することにより、ドレンが発生するのを防止
している。
【0037】かくして、本実施例によれば、油貯留部8
と圧縮機本体1の吸込口1A側との間を接続する油戻し
配管17を設け、該油戻し配管17の途中には圧縮機本
体1がアンロード状態のときのみ開弁する開閉弁18を
設ける構成としたから、圧縮機本体1がロード運転中
に、タンク3内の圧縮空気が油戻し配管17を介して圧
縮機本体1に流入し、再圧縮されるのを確実に防止する
ことができる。
【0038】この結果、ロード状態においては、圧縮機
本体1の吐出性能を最大限に生かして圧縮効率を大幅に
向上することができ、吸込空気の加熱による圧縮機本体
1の熱変形等を効果的に防止して信頼性や寿命を大幅に
向上することができる。
【0039】また、アンロード状態においては、タンク
3内と吸込流路14との間の大きな差圧ΔP1 を利用す
ることにより、油貯留部8に回収されて一時的に貯蔵さ
れた潤滑油Fを油戻し配管17を介して圧縮機本体1に
効果的に戻すことができ、潤滑油Fの回収能力を最大限
に高めてフィルタエレメント5の交換寿命を大幅に向上
することができる。
【0040】ここで、アンロード状態中には、タンク3
内の圧縮空気の一部が油戻し配管17を介して圧縮機本
体1の吸込口1A側に流入し、再圧縮が行なわれるが、
アンロード運転中は本来吐出性能や圧縮効率等の維持は
不要であり、再圧縮に伴う不利益は小さい。
【0041】次に、図3は第2の発明の実施例に係り、
本実施例の特徴は、油貯留部8が貯留した潤滑油Fをロ
ード状態時には絞って圧縮機本体1の吸込口1A側に戻
すと共に、アンロード状態時には通常状態で吸込口1A
側に戻すようにしたことにある。なお、本実施例では、
上述した第1の発明の実施例と同一の構成要素に同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0042】図中、21は前記第1の発明の実施例で述
べた油戻し配管17に代えて本実施例に適用される油戻
し配管を示し、該油戻し配管21は前記第1の発明の実
施例で述べた油戻し配管17と同様に、油貯留部8と圧
縮機本体1の吸込口1A側との間を接続して設けられ、
その基端側が油貯留部8の排油口8Cに接続されると共
に、その先端側は吸込アンローダ13と圧縮機本体1の
吸込口1Aとの間に位置して吸込流路14の途中に接続
されている。しかし、本実施例による油戻し配管21に
は後述の切換弁22が設けられている点で相違する。
【0043】22は前記第1の発明の実施例で述べた開
閉弁18に代えて油戻し配管21の途中に設けられた切
換弁を示し、該切換弁22には油貯留部8内の潤滑油F
の油量を絞って流通させる絞り状態位置(イ)と油貯留
部8内の潤滑油Fをそのまま通過させる通常状態位置
(ロ)とが設けられている。
【0044】そして、前記切換弁22は、吐出配管7内
の圧力が上限値PHに達せず吸込アンローダ13の主弁
13Aが開弁しているロード状態においては、絞り状態
位置(イ)によって油貯留部8内の潤滑油Fを絞りつつ
圧縮機本体1の吸込口1A側に流通させ、一方、吐出配
管7内の圧力が上限値PHに達して吸込アンローダ13
の主弁が閉弁するアンロード状態においては、絞り状態
位置(イ)から通常状態位置(ロ)に切換わり、油貯留
部8が貯留した潤滑油Fをそのまま圧縮機本体1の吸込
口1A側に戻すようになっている。
【0045】かくして、このように構成される本実施例
による油冷式圧縮機でも、上述した第1の発明に係る実
施例とほぼ同一の作用効果を得ることができる。しか
し、特に、本実施例では、絞り状態位置(イ)と通常状
態位置(ロ)とを有する切換弁22を油戻し配管21の
途中に設け、ロード状態時には絞り状態位置(イ)を介
して油貯留部8と圧縮機本体1の吸込口1A側とを接続
すると共に、アンロード状態時には通常状態位置(ロ)
を介して両者を接続する構成としたから、圧縮機本体1
のロード状態時に、油戻し配管21を介して圧縮機本体
1内に流入する圧縮空気の量を低減しつつ、油分離器4
が回収して油貯留部8が貯留した潤滑油Fを効果的に圧
縮機本体1側に戻すことができる。
【0046】さらに、図4は第3の発明の実施例に係
り、本実施例の特徴は、油貯留部8が回収した潤滑油F
をロード状態時には油供給機構16側に戻し、アンロー
ド状態時には圧縮機本体1の吸込口1A側に戻すように
したことにある。なお、本実施例では、上述した第1の
発明に係る実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0047】図中、31は油貯留部8と油供給機構16
との間を接続して設けられた第1の油戻し配管を示し、
該第1の油戻し配管31は、その基端側が共通配管32
を介して油貯留部8の排油口8Cと接続され、その先端
側は油供給機構16の冷却器16Cとオイルフィルタ1
6Eとの間に位置して油配管16Aの途中に接続されて
いる。
【0048】33は油貯留部8と圧縮機本体1の吸込口
1A側との間を接続して設けられた第2の油戻し配管を
示し、該第2の油戻し配管33は、その基端側が共通配
管32を介して油貯留部8の排油口8Cに接続され、そ
の先端側は吸込アンローダ13と圧縮機本体1の吸込口
1Aとの間に位置して吸込流路14の途中に接続されて
いる。
【0049】34は油供給機構16および圧縮機本体1
と油貯留部8との間に位置して各油戻し配管31,33
の途中に設けられ、圧力スイッチ10に接続された切換
弁を示し、該切換弁34は3ポート2位置の電磁式切換
弁として構成され、その流入側は共通配管32を介して
油貯留部8に接続されると共に、その流出側は各油戻し
配管31,33を介して油供給機構16,圧縮機本体1
とそれぞれ選択的に接続されている。
【0050】そして、前記切換弁34は、圧縮機本体1
がロード状態中はロード位置(イ)にあって油貯留部8
と油供給機構16との間を第1の油戻し配管31を介し
て接続し、一方、圧縮機本体1がアンロード状態中はア
ンロード位置(ロ)に切換わり、油貯留部8と圧縮機本
体1の吸込口1A側とを第2の油戻し配管33を介して
接続するものである。
【0051】かくして、このように構成される本実施例
でも、上述した第1,第2の発明の実施例とほぼ同様の
効果を得ることができる。しかし、特に、本実施例で
は、圧力スイッチ10からの出力信号に応じて作動する
切換弁34により、油貯留部8と油供給機構16側,圧
縮機本体1の吸込口1A側を選択的に接続する構成とし
たから、ロード状態時には油供給機構16側と油貯留部
8との間の例えば1.5〜2kg/cm2 と小さい差圧
ΔP2 (ΔP2 <ΔP1 )を利用して油貯留部8が貯留
した潤滑油Fを圧縮機本体1に戻すことができ、再圧縮
等を防止して圧縮機本体1の吐出性能を最大限に生かす
ことができる。一方、アンロード状態中は油貯留部8が
貯留した潤滑油Fを大きな差圧ΔP1 を利用して圧縮機
本体1の吸込口1A側に戻すことにより、効果的に潤滑
油Fを回収して各フィルタエレメント5の交換寿命を大
幅に向上することができる。
【0052】なお、前記各実施例では、圧縮機本体1の
吐出側を覆うようにしてタンク3を設けるものとして述
べたが、これに替えて、例えば圧縮機本体とタンクとを
別体に配置し、両者を配管で接続する構成としてもよ
い。
【0053】また、前記各実施例では、開閉弁18、切
換弁22,34はそれぞれ電磁式開閉弁、切換弁を用い
る場合を例に挙げて説明したが、これに替えて、空気式
開閉弁、空気式切換弁を用い、制御圧配管11内の制御
圧をパイロット圧として用いる構成としてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り、第1の発明によれ
ば、油貯留部と圧縮機本体の吸込口側との間を接続する
油戻し配管を設け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機
本体がアンロード状態のときのみ開弁する開閉弁を設け
る構成としたから、ロード状態中は油貯留部と圧縮機本
体の吸込口との間を遮断し、圧縮機本体がアンロード状
態になると油貯留部が貯留した油を油戻し配管を介して
圧縮機本体の吸込口側に戻すことができる。
【0055】この結果、圧縮機本体がロード運転中に、
タンク内の圧縮気体が油戻し配管を介して圧縮機本体に
流入することにより再圧縮されるのを確実に防止し、圧
縮機本体の吐出性能を最大限に生かして圧縮効率を向上
することができ、吸込気体の加熱による圧縮機本体の熱
変形等を効果的に防止して信頼性や寿命を向上すること
ができる。また、アンロード状態においては、タンク内
と吸込口側との間の大きな差圧を利用することにより、
油貯留部に回収されて一時的に貯蔵された油を油戻し配
管を介して圧縮機本体に効果的に戻すことができ、油の
回収能力を最大限に高めて油分離器の交換寿命を大幅に
向上することができる。
【0056】また、第2の発明によれば、油貯留部と圧
縮機本体の吸込口側との間を接続する油戻し配管を設
け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機本体がロード状
態のときは該圧縮機本体の吸込口側と前記油貯留部との
間を絞って接続し、前記圧縮機本体がアンロード状態の
ときは該圧縮機本体の吸込口側と前記油貯留部との間を
通常状態で接続する切換弁を設ける構成としたから、圧
縮機本体がロード状態中は油貯留部が貯留した油を切換
弁により絞りつつ該圧縮機本体の吸込口側に戻すことが
でき、一方、圧縮機本体がアンロード状態中は通常状態
で圧縮機本体の吸込口側に戻すことができ、上述した第
1の発明とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0057】さらに、第3の発明によれば、油貯留部と
油供給機構側との間を接続して設けられた第1の油戻し
配管と、前記油貯留部と前記圧縮機本体の吸込口側との
間を接続して設けられた第2の油戻し配管と、前記第1
の油戻し配管および該第2の油戻し配管と前記油貯留部
との間に設けられ、前記圧縮機本体がロード状態のとき
は前記第1の油戻し配管を介して前記油貯留部と前記油
供給機構側とを接続し、前記圧縮機本体がアンロード状
態のときは前記第2の油戻し配管を介して該圧縮機本体
の吸込口側と前記油貯留部とを接続する切換弁を備える
構成としたから、ロード状態中は油貯留部が貯留した油
を第1の油戻し配管を介して油供給機構側に戻すことが
でき、一方、アンロード状態中は第2の油戻し配管を介
して圧縮機本体の吸込口側に戻すことができ、上述した
第1,第2の発明とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例による油冷式圧縮機の全体
構成図である。
【図2】油冷式圧縮機の動作状態を示すタイムチャート
である。
【図3】第2の発明の実施例による油冷式圧縮機の全体
構成図である。
【図4】第3の発明の実施例による油冷式圧縮機の全体
構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 1A 吸込口 3 タンク 4 油分離器 8 油貯留部 13 吸込アンローダ 16 油供給機構 17,21 油戻し配管 18 開閉弁 22,34 切換弁 31 第1の油戻し配管 33 第2の油戻し配管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油の供給を受けつつ気体を圧縮する圧縮
    機本体と、該圧縮機本体へ供給する油を貯蔵し、該圧縮
    機本体から油を含んだ圧縮気体が吐出されるタンクと、
    該タンクの圧縮気体吐出側に設けられ、圧縮気体中の油
    分を分離回収する油分離器と、該油分離器の出口側に設
    けられ、該油分離器によって分離された油を貯留する油
    貯留部と、前記圧縮機本体の吸込口側に設けられ、圧縮
    気体の吐出側の圧力に応じて前記圧縮機本体をロード状
    態またはアンロード状態とする吸込アンローダと、前記
    タンク内の油を前記圧縮機本体に供給する油供給機構と
    からなる油冷式圧縮機において、前記油貯留部と前記圧
    縮機本体の吸込口側との間を接続する油戻し配管を設
    け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機本体がアンロー
    ド状態のときのみ開弁する開閉弁を設けたことを特徴と
    する油冷式圧縮機。
  2. 【請求項2】 油の供給を受けつつ気体を圧縮する圧縮
    機本体と、該圧縮機本体へ供給する油を貯蔵し、該圧縮
    機本体から油を含んだ圧縮気体が吐出されるタンクと、
    該タンクの圧縮気体吐出側に設けられ、圧縮気体中の油
    分を分離回収する油分離器と、該油分離器の出口側に設
    けられ、該油分離器によって分離された油を貯留する油
    貯留部と、前記圧縮機本体の吸込口側に設けられ、圧縮
    気体の吐出側の圧力に応じて前記圧縮機本体をロード状
    態またはアンロード状態とする吸込アンローダと、前記
    タンク内の油を前記圧縮機本体に供給する油供給機構と
    からなる油冷式圧縮機において、前記油貯留部と前記圧
    縮機本体の吸込口側との間を接続する油戻し配管を設
    け、該油戻し配管の途中には前記圧縮機本体がロード状
    態のときは該圧縮機本体の吸込口側と前記油貯留部との
    間を絞って接続し、前記圧縮機本体がアンロード状態の
    ときは該圧縮機本体の吸込口側と前記油貯留部との間を
    通常状態で接続する切換弁を設けたことを特徴とする油
    冷式圧縮機。
  3. 【請求項3】 油の供給を受けつつ気体を圧縮する圧縮
    機本体と、該圧縮機本体へ供給する油を貯蔵し、該圧縮
    機本体から油を含んだ圧縮気体が吐出されるタンクと、
    該タンクの圧縮気体吐出側に設けられ、圧縮気体中の油
    分を分離回収する油分離器と、該油分離器の出口側に設
    けられ、該油分離器によって分離された油を貯留する油
    貯留部と、前記圧縮機本体の吸込口側に設けられ、圧縮
    気体の吐出側の圧力に応じて前記圧縮機本体をロード状
    態またはアンロード状態とする吸込アンローダと、前記
    タンク内の油を前記圧縮機本体に供給する油供給機構と
    からなる油冷式圧縮機において、前記油貯留部と前記油
    供給機構側との間を接続して設けられた第1の油戻し配
    管と、前記油貯留部と前記圧縮機本体の吸込口側との間
    を接続して設けられた第2の油戻し配管と、前記第1の
    油戻し配管および該第2の油戻し配管と前記油貯留部と
    の間に設けられ、前記圧縮機本体がロード状態のときは
    前記第1の油戻し配管を介して前記油貯留部と前記油供
    給機構側とを接続し、前記圧縮機本体がアンロード状態
    のときは前記第2の油戻し配管を介して該圧縮機本体の
    吸込口側と前記油貯留部とを接続する切換弁を備えたこ
    とを特徴とする油冷式圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023032573A1 (ja) * 2021-08-30 2023-03-09 株式会社日立産機システム 給油式圧縮機

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WO2023032573A1 (ja) * 2021-08-30 2023-03-09 株式会社日立産機システム 給油式圧縮機
JP2023034306A (ja) * 2021-08-30 2023-03-13 株式会社日立産機システム 給油式圧縮機
CN117677769A (zh) * 2021-08-30 2024-03-08 株式会社日立产机系统 供油式压缩机

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