JPH06101964B2 - イ草の自載式収穫機 - Google Patents

イ草の自載式収穫機

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JPH06101964B2
JPH06101964B2 JP30128289A JP30128289A JPH06101964B2 JP H06101964 B2 JPH06101964 B2 JP H06101964B2 JP 30128289 A JP30128289 A JP 30128289A JP 30128289 A JP30128289 A JP 30128289A JP H06101964 B2 JPH06101964 B2 JP H06101964B2
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focusing
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秀夫 宇津
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株式会社東洋社
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は刈取ったイ草を、その起立姿勢から伏倒姿勢に
変向させて結束すると共に、そのイ草束を機体上へその
まま積載して走行できるように工夫したイ草の自載式収
穫機に関する。
<従来の技術とその問題点> 従来のイ草収穫機では、例えば特開昭54−45240や同56
−99706号のように、刈取ったイ草をその起立姿勢のま
まで結束し、その結束後のイ草束を機体の外方へ落下放
出し乍ら走行している通例である。
ところが、これでは圃場の全体にイ草束が散乱すること
になり、そのため機体の走行直後に、作業者が散乱して
いるイ草束を拾い集めて歩くことにより、圃場から搬出
させなければならず、その作業に多大の労力と時間を要
する。
特に、雨の多い時期では圃場の表面が泥水性状になるの
で、上記蒐集作業を行ない難いばかりでなく、イ草束自
身もその泥水にまみれて著しく汚損し、その作業中に傷
付くことにもなる。他方、晴天続きの日にはイ草束が圃
場に放出中、強い直射日光にさらされて、その表皮の急
乾により変色などを起し、品質の不均一や商品価値の低
下などを招来することになる。
その予防対策上の意味から、イ草の刈取り収穫は小雨の
天候下において、しかも早朝や夕刻の短時間にすばやく
作業完遂することこそ好適とされている処、従来の収穫
機ではそのために多数の補助作業者を要し、重労働も余
儀なくされる問題がある。
<問題点を解決するための手段> 本発明はこのような問題点の解決に役立つイ草の自載式
収穫機として、その構成上機体の左右何れか一方側へ偏
倚した端部位置に、イ草の分草機構とその分草されたイ
草の引起し機構並びにその引起されたイ草の株元刈取り
機構とを、局部集中的に配列設置し、 その引起し機構の直後位置には、イ草の穂先部側を弾力
的に挟持しつつ、その刈取り後に吊り下げ姿勢として一
定の作用長さ分だけ搬送すべき、無端な挟持搬送帯の作
用始点を臨ませる一方、 上記刈取り機構により刈取られたイ草の株元部側を寝か
せた姿勢のもとに一定の作用長さ分だけ搬送して、結束
機へ導入させるべき無端な集束搬送帯を、機体の上方か
ら見て上記挟持搬送帯とほぼ平行に延在する配列状態と
して設置し、 その挟持搬送帯と集束搬送帯との相互を、機体の前方か
ら見て前者が高く、後者が低く各々位置する一定の段差
間隔を保ち、且つ前者を縦作用軸線の廻りに、後者を横
作用軸線の廻りに各々循環回走させるように関係設定す
ると共に、 上記ほぼ平行に延在し合う挟持搬送帯と集束搬送帯との
相互中間位置には、イ草の無端なすぐり搬送帯を機体の
上方から見て、上記2種の搬送帯と一定角度だけ交叉す
る関係状態に介在させて、 すぐり搬送帯の作用始点を上記挟持搬送帯の直下位置
へ、同じく作用始点を上記集束搬送帯の作用始点へ各々
臨ませることにより、 上記挟持搬送帯からの吊り下がり搬送中にあるイ草を、
順次分離させる如く整流すると共に、その株元部側が上
記集束搬送帯の作用始点を指向する全体的な円弧形態に
弯曲させ乍ら横送りして、その送り出されたイ草の株元
部側を上記集束搬送帯により結束機へ導入させるように
定め、 同じく機体の上方から見て、上記挟持搬送帯の作用終点
と集束搬送帯の作用終点とを結ぶ仮想直線を境界とし
て、その集束搬送帯の反対位置に隣接する機体の上面
を、上記結束機により結束されるイ草束の寝かせ載せ用
積載台として形作ったことを特徴とするものである。
<実施例> 以下、図示の実施例に基いて本発明の具体的構成を詳述
すると、第1〜3図は乗用型イ草収穫機の全体を表わし
ており、(11)はその収穫機における機体の総称であっ
て、その前部位置のほぼ中央個所にはエンジン(12)が
固定状態に搭載されている。(13)は同じく後部位置の
ほぼ中央個所に固定設置されたトランスミッションであ
り、中間軸(14)と伝動ベルトなどを介してエンジン
(12)に連結されている。
(15)はそのエンジン(12)によって回走駆動される左
右一対の走行用クローラー、(16)は油圧シリンダーで
あって、これにより後述するイ草の分草機構(A)や引
起し機構(B)、挟持搬送機構(C)、刈取り機構
(D)、すぐり選別機構(E)、集束搬送機構(F)並
びに結束機構(G)から成る一連の作業機構を走行上、
その前端部側から機体(11)に対する作業フレーム(1
7)の枢支横軸(18)を回動中心として、昇降作動させ
得るようになっている。その作業フレーム(17)は上記
作業機構の支持材として機能する意味で、機体(11)の
一部をなす。
エンジン(12)の上方位置は全体的に結束床(19)とし
て遮蔽されていると共に、そのエンジン(12)の後部に
位置する中間軸(14)やトランスミツシヨン(13)など
の上方が、結束床(19)との連続的なイ草束(M)の積
載台(20)として、好ましくは第1図から示唆されるよ
うな側面視の凹溝形態に形作られている。
つまり、機体(11)における前部位置の上面が、圃場か
ら一定高さのイ草結束床(19)として機能するように定
められており、そのほぼ中央一部がエンジン(12)の遮
蔽用カバーを兼ねていると共に、同じく機体(11)にお
ける後部位置の上面が、結束床(19)よりも低いイ草束
積載台(20)として形成されているわけである。尚、結
束床(19)はイ草の結束場所を意味するものであり、従
ってその全体的に均一なフラツト面に限らず、起伏面か
ら成る形態をも含み、このことは積載台(20)について
も同様である。
(21)は結束床(19)と積載台(20)との境界段部であ
って、後下がりの傾斜面を呈しており、作業中にはこの
段部(20)を介して、結束床(19)と積載台(20)が相
互の連続面を形作ることにより、結束床(19)にて結束
されたイ草束(M)を、その自重落下的に積載台(20)
上へ蹴り出せるようになっている。(22)はイ草束
(M)の株元部側に対面する積載台(20)の起立側壁面
であり、これには例えば第1図の鎖線で示す如き別な開
閉ドアー若しくは延長閉塞板(23)を付設するか、又は
その起立側壁面(22)自身を背高く延長させることによ
って、イ草束(M)の積載量を増加できるように定める
ことが望ましい。
他方、積載台(20)におけるイ草束(M)の穂先部側に
臨む側壁面は、これも若干背高く起立延長させるか、又
はその開放させた側壁面に穂先部側の支持枕となるバー
材を架設することにより、イ草束(M)を下方から安定
良く支持して、その穂先部側からの垂れ下がりを防ぐこ
とが良い。もっとも、その左右両側壁面の何れか一方又
は双方を開放状態に放任して、イ草束(M)の長さ変化
に対応させるようにしてもさしつかえない。更に、積載
台(20)の底壁面(24)は、これをイ草束(M)の株元
部側において低くなる横下がり傾斜面として、これによ
り積み降し作業の容易化や、積載状態の水平安定化など
を図ることが有利である。
(25)は機体(11)から後方へ一体的に派出された運転
台であって、言うまでもなく操縦ボツクス(26)やシー
ト(27)を備えており、日除け用の屋根が付属的に立設
されることもある。つまり、運転台(25)の直前位置が
イ草束(M)の積載台(20)として配設されているわけ
であり、従ってオペレーターが運転台(25)に乗って収
穫機を操縦し乍ら、イ草束(M)の積載量などを支障な
く直視することができ、又積載状態を手直しすることも
できる。この点につき、図示の実施例では乗用型収穫機
を表わしているが、上記の趣旨を達成できるならば、オ
ペレーターが圃場を歩行し乍ら操縦する型式のイ草収穫
機に対しても、本発明を適用できること言うまでもな
い。
又、(28)は機体(11)の前端部付近に位置しつつ、上
記中間軸(14)とほぼ平行な左右横方向に亘る延在状態
として、作業フレーム(17)上に支持された作業動力分
配軸であり、その左右何れか一方側へ偏倚した端部位置
において、中間軸(14)とベルトなどを介して伝動連結
され、以ってエンジン(12)から次に詳述する各種作業
機構(A)(B)(C)(D)(E)(F)(G)へ、
その駆動力を分配している。つまり、一連の作業機構
(A)〜(G)が機体(11)上に搭載された単一のエン
ジン(12)によって、悉く駆動されるようになっている
わけである。
その一連の作業機構(A)〜(G)は、本発明の場合第
1〜3図から明白なように、機体(11)の前部をなす作
業フレーム(17)上へ集中的に配列設置されており、こ
れによってイ草に対する一連の作業工程を著しく短縮化
し、高能率に処理できるようにすると共に、その作業機
自身を全体的に小型コンパクト化しつつも、機体(11)
の後部位置に配設した上記積載台(20)を極力に広く確
保して、そのイ草束(M)の積載量を著しく増加できる
ようになっているのである。
即ち、上記一連の作業機構(A)〜(G)をその工程順
序に従って詳述すると、先づイ草を分草作用する分草機
構(A)は、収穫機を上方から見た状態において、機体
(11)の前部に位置する上記結束床(19)の左右何れか
一方側(図では収穫機の前進方向に向かって左側位置)
へ偏倚した端部に配設されている。(29)はその機構
(A)を形作る固定分草杆であって、機体(11)の前方
へ水平状に長く突出しており、これとの結合下部前端位
置を支点とし乍ら、偏心軸(30)によってあたかも中張
りの縄跳び振幅運動に似た回動(公転運動)作用を営な
む可撓な振動分草杆(31)が、第1図の側面図から示唆
される通り、水平面と交叉する一定角度の後上り傾斜状
態に立設されている。
そのため、収穫機の前進に連れて、圃場に密生繁茂して
いるイ草の茎稈群へ一早く分け入ることができ、その茎
稈群の絡み付きをも上記運動作用により、確実に解きほ
ぐすことができる。しかも、その振動分草杆(31)は自
転運動しないよう、偏心軸(30)の軸受筒(33)内へ支
持連結されているので、その可撓性の材質から成ること
とも相俟って、イ草の茎稈に傷付きを与えたり、該茎稈
と絡み付くような心配もない。(33)は同じく偏心軸
(30)へ上方からエンジン(12)の動力を伝える伝動
軸、(34)は分草矢である。
分草されたイ草は、その直後引起し機構(B)によっ
て、正しい起立姿勢に引起される。つまり、引起し機構
(B)は分草機構(A)の直後位置に臨んでおり、従っ
て第2、3図から明白なように、これも機体(11)の前
部に位置しつつ、その一方側(同じく左側)へ偏倚した
横端部に配設されていることになる。(35)はその引起
し機構(B)を形作る引起しチエンケース、(36)は同
じく橇、(37)はそのチエンケース(35)に付属された
引起しガイド杆であり、何れも上記振動分草杆(31)の
設置角度より大きな急角度の後上り傾斜状態に立設され
ている。(S)はそのチエンケース(35)とガイド杆
(37)との正しく向かい合う相互間に開口区成された引
起し通路であり、この通路(S)を無端な引起しチエン
(38)が、循環回走するようになっている。
そして、そのチエン(38)には多数の引起し爪(39)が
一定間隔おきに、且つ起伏自在に枢着されており、その
爪(39)が引起し通路(S)を上昇する往動時において
のみ、該通路(S)内への横断状態に起立して、イ草を
梳りつつ引起することになり、逆に下降する復動時に
は、チエンケース(35)内への埋没状態に伏倒する。
(40)はその伏倒状態にある引起し爪(39)を清掃する
回転クリーナーであり、チエンケース(35)の上端部近
傍に付属設置されている。(41)は同じくケース(35)
の上端部に架設されたギヤボツクスである。
その場合、第1図の側面図から明白なように、上記振動
分草杆(31)と引起し通路(S)は、その中途高さ位置
においてX字型に交叉する関係の設置状態にあり、従っ
て分草後のイ草はそのまま円滑に、且つその所要数が引
起し爪(39)により、順次に正しく引起されることにな
る。尚、引起しチエン(38)を掛架する上下一対のスプ
ロケツトは図示省略してあるが、これもエンジン(12)
により回走駆動されること勿論である。
起立姿勢に引起されたイ草は、引続き第4図に示すよう
に、その穂先部側が挟持搬送機構(C)によって挟持さ
れたままで、機体(11)の後方に向かい吊り上げ搬送さ
れるようになっている。つまり、その挟持搬送機構
(C)は引起し機構(B)の直後位置に臨むよう架設さ
れており、やはり機体(11)の一方側(左側)へ偏倚し
た横端部位置にある。
(42)はその挟持搬送機構(C)を形作る挟持搬送帯の
総称であり、これは第2、6図の平面図から明白なよう
に、上記引起し通路(S)へ後方から正しく臨みつつ、
機体(11)の実質上前後方向に沿って延在している。し
かも、第1、4図の側面図から示唆されるように、引起
されたイ草の穂先部側と対応する一定高さ位置におい
て、水平面と一定角度(α)に交叉する後上りの傾斜設
置状態に支架されている。
そのため、その傾斜角度(α)に基く穂先部側からの引
き上げ付勢作用により、イ草をすばやく正確に揃え切る
ことができ、その刈取り後のイ草を引き続き後上方へ搬
送して、その再カツトのおそれも防止し得るのである。
(L1)はその挟持搬送作用長さ、(a)(b)は同じく
挟持搬送作用始点と作用終点の各位置を示している。
この挟持搬送帯(42)を第7〜11図に抽出して一層具体
的に言えば、これは左右何れか一方側(左側)の無端な
複列型Vベルト組(43)と、残る他方側(右側)の無端
な複列型Vベルト組(44)との一対から成ると共に、そ
の両Vベルト組(43)(44)が少なくとも前後一対づつ
の複列型Vプーリー(45)(46)に張架されており、そ
の縦作用軸線(Y−Y)の廻りに循環回走されるように
なっている。
そして、その他方側(右側)のVベルト組(44)は所要
数の複列型中間Vプーリー(47)によって、上方から見
た場合に好ましく機体(11)の内側から外側への凸曲面
状に張り出し付勢されており、これに一方側(左側)の
Vベルト組(43)が弾圧的に密着されているので、イ草
の穂先部側はその相互間に挟持されたままで、その所謂
垂れ下がり起立姿勢のもとに後方へ吊り上げ搬送される
こととなる。
その場合に、好ましく第8、9図の符号(H)で示す如
く、両複列型Vベルト組(43)(44)の相互挟持面には
一定の段差が与えられており、これによってイ草の茎稈
を意図的に屈曲させ乍ら搬送するようになっている。挟
持されるイ草の量に多少の変化がある時に、団子状の多
量なイ草により両Vベルト組(43)(44)の相互間隙が
拡大し、以って少量なイ草が脱落したり、或いは位置ズ
レしてしまうこと等を防ぐ趣旨である。
この点、図示の実施例では上記段差(H)を与えるにつ
き、複列型中間Vプーリー(47)におけるベルト組掛架
面の隣り合う相互間に、その直径寸法の大小変化を加工
付与しているが、上記趣旨を達成できるならば、例えば
ベルト自身の断面形状を互いに咬み合う屈曲形態に定め
ることも可能と言える。
(48)はラグ(49)付きの無端な引込みベルトであっ
て、ゴムなどの弾性材から成り、第7、10図から明白な
ように、上記挟持搬送帯(42)のほぼ前半部に相応する
作用長さを有するものとして、該搬送帯(42)の直下位
置に平行するよう延在されており、しかも上記他方側
(右側)の複列型Vベルト組(44)と一体的に同一方向
へ循環回走するように、共通のプーリー支軸(50)によ
って結合されている。
つまり、挟持搬送帯(42)が引込みベルト(48)付きの
所謂ユニツト体として、全体的な挟持搬送機構(C)を
形作っているわけであり、その引込みベルト(48)もエ
ンジン(12)からの動力を受けて、上記縦作用軸線(Y
−Y)の廻りに循環回走されることとなる。(51)はそ
の挟持搬送帯(42)のプーリー駆動支軸、(52)は同じ
く支持フレームであり、これに内蔵されたテンシヨンバ
ネ(53)によって、左右一対の上記複列型Vベルト組
(43)(44)に対し、その長手の前後方向に沿って働く
テンシヨン作用が各々付与されている。(54)はギヤボ
ツクス、(55)は伝動軸である。
上記挟持搬送機構(C)の引込みベルト(48)は起立姿
勢のイ草を、その引起し通路(S)から挟持搬送帯(4
2)へ確実に受け渡しガイド作用するものであり、従い
その引込み作用始点(d)が挟持搬送帯(42)の搬送作
用始点(a)よりも、若干前方位置にある。そして、イ
草の穂先部側が上記挟持搬送帯(42)により挟持される
と同時か、又はその直後に刈取り機構(D)の刈刃(5
6)によって、そのイ草の株え部側が安定良くカツトさ
れるように関係設定されている。
従って、刈取り機構(D)も上方から見た時、機体(1
1)の一方側(左側)へ偏倚した端部位置に存在してい
ることになる。上記後方への吊り上げ搬送中に、短小な
屑イ草が自動選別的に落下投棄されるのである。図示の
実施例では刈取り機構(D)の刈刃(56)として、引起
し通路(S)の後方位置に臨み乍ら、その通路(S)を
横断する如き左右横方向へ往復運動されるバリカン形態
を表わしているが、例えばロータリー式やその他の機構
を採用しても良い。
上記挟持搬送機構(C)をなす挟持搬送帯(42)の下方
位置には、平面から見た状態において、その挟持搬送方
向(機体のほぼ前後方向)とほぼ直角な一定角度(λ)
に交叉する左側又は右側(図の場合)の横方向に沿って
延在するすぐり選別機構(E)が配設されており、これ
によって穂先部側の挟持搬送中に、その刈取り後のイ草
を中間部から株元部側に向かって梳る如く、順次自然分
離状に整流作用すると共に、その株元部側をほぼ結束床
(19)の高さまで持ち上げ変向させて、その過程で短小
な屑イ草を再度選んですぐり落すようになっている。
即ち、刈取りイ草のすぐり選別機構(E)は第1〜3図
から明白なように、その全体として機体(11)における
結束床(19)の前面相当部(一定高さの前側)へ臨む位
置にあり、且つ上記挟持搬送方向と交叉する左右横方向
への延在状態として設置されている。
そして、これを一層具体的に説明すると、そのすぐり選
別機構(E)はイ草の中間部を引掛けつつ横斜め上方に
持ち上げる上段すぐり搬送帯(57)と、同じく株元部側
を引掛けてほぼ横水平方向へ持ち出す下段すぐり搬送帯
(58)との一対から成り、その両者の何れも第1、4図
の側面図から示唆されるように、そのすぐり搬送作用始
点(e)(f)が上記挟持搬送帯(42)から垂れ下がる
起立姿勢のイ草へ臨む位置にあり、そのイ草の後方に向
かう挟持搬送作用に際会して、その中間部や株元部側が
やがて自動的に上下一対のすぐり搬送帯(57)(58)へ
引掛かるようになっている。
その上下一対のすぐり搬送帯(57)(58)は、何れもす
ぐりチエンケース(59)(60)と、その内部を循環回走
する無端なすぐりチエン(61)(62)との組立体であ
り、そのチエン(61)(62)には一定間隔おきに多数の
すぐり爪(63)(64)が、上記引起し爪(39)と同じよ
うに起伏自在として枢着されている。つまり、そのすぐ
り爪(63)(64)が第5、6図の矢印で示すように、イ
草のすぐり搬送作用終点(g)(h)に向かって往動す
る時、初めてチエンケース(59)(60)から各々突出す
るように起立して、イ草を引掛け得るようになってお
り、逆方向へ復動する時にはチエンケース(59)(60)
内へ埋没伏倒するのである。
その場合、特に第3、5図示の前方から見た状態では、
下段すぐり搬送帯(58)がイ草の株元部側をほぼ横水平
方向へ持ち出す如く、実質上正しい水平設置状態に延在
されており、これに対して上段すぐり搬送帯(57)は両
図から明白なように、その水平状態の下段すぐり搬送帯
(58)と一定角度(β)に交叉する言わば横上りの傾斜
設置状態として、そのすぐり搬送作用終点(g)へ行く
に連れて徐々に高くなるように延在されている。これに
よって、イ草の株元部側を最終的にほぼ結束床(19)の
高さまで持ち上げ変向させる趣旨である。従い、この趣
旨を達成できる限りでは、図示実施例の下段すぐり搬送
帯(58)を省略してもさしつかえない。尚、そのすぐり
チエン(61)(62)にもテンシヨン作用が与えられてい
るが、その機構は図示省略してある。
又、第1、4図から示唆されるように、上下一対のすぐ
り搬送帯(57)(58)は側面から見た時、その下段すぐ
り搬送帯(58)のすぐり爪(64)が、前方を正しく直視
する指向状態にあり、他方上段すぐり搬送帯(57)のす
ぐり爪(63)は、斜め前上方を指向する状態にあって、
その指向線が互いに一定角度(γ)を保って交叉してい
ると共に、下段すぐり搬送帯(58)の作用始点(f)が
前方位置として、これよりも後方に上段すぐり搬送帯
(57)の作用始点(e)が位置するように関係設定され
ている。
しかも、第2、6図の平面図から明白なように、上段す
ぐり搬送帯(57)はその作用終点(g)へ行く程、徐々
に前方へ張り出す傾斜設置状態にあり、これに対して下
段すぐり搬送帯(58)は全体的な言わば横一線状態に延
在し、これによって両搬送帯(57)(58)が一定角度
(θ)をなして交叉していると共に、その作用終点
(g)(h)が上下位置関係を保ち乍らも、平面から見
て相互のほぼ同等位置に合致している。
すぐり選別機構(E)は上記のように構成されているた
め、イ草が挟持搬送帯(42)により穂先部側から吊り上
げられて、後方へ挟持搬送される作用中に、そのイ草の
株元部側と中間部は第4〜6図のように、順次下段すぐ
り搬送帯(58)のすぐり爪(64)と、上段すぐり搬送帯
(57)のすぐり爪(63)の自づと引掛かり、その挟持搬
送方向と交叉する関係の横方向へ持ち出し搬送される過
程において、その中間部から株元部側に向かってすぐり
爪(63)(64)により梳られることになると共に、その
すぐり搬送に伴なって、株元部側が下段すぐり搬送帯
(58)から上段すぐり搬送帯(57)へ、順次乗り換えら
れる如くほぼ結束床(19)の高さまで持ち上げられ、イ
草は挟持引起しと挟持搬送の当初起立姿勢から、最終的
に伏倒姿勢へと変向されて、全体的な円弧形態に弯曲す
ることとなる。
即ち、刈取りイ草は挟持搬送帯(42)による穂先部側の
挟持位置を言わば可動支点として、その後方への搬送中
に株元部側がすぐり搬送帯(57)(58)により、あたか
も振り子のように扇の輪郭軌跡を描きつつ円弧運動し
て、ほぼ結束床(19)の高さまで持ち上げられ、最終的
な伏倒姿勢に変向されるわけである。その結果、短小な
屑イ草はこの作用中にも投棄され、又イ草の絡み付きな
どもすぐり爪(63)(64)の通り抜けによって、整然と
分離し合うように矯正される。
尚、(65)は上記結束床(19)の前面相当部に立設され
たすぐり選別機構(E)用カバー板であり、すぐり搬送
されるイ草の不慮な侵入などを予防する。同様な意味の
カバーにより、挟持搬送機構(C)や結束機構(G)な
ども被覆化粧されているが、これらは図示省略してあ
る。(66)はすぐり選別機構(E)と中間軸(14)との
伝動用ギヤボツクスであり、そのすぐりチエン(61)
(62)が左右一対1づつのスプロケツト(図示省略)を
介して、やはりエンジン(12)により回走駆動されるよ
うになっている。
すぐり選別を受けたイ草の株元部側は、機体(11)の前
部に位置する結束床(19)の残る他方側(右側)へ臨む
上段すぐり搬送帯(57)の作用終点(g)において、そ
の結束床(19)上に向かい言わば蹴り出されることにな
る。そのイ草は穂先部側において依然挟持中にあるた
め、上段すぐり搬送帯(57)のすぐり爪(63)が回走し
て、株元部側を搬送する勢力により、その株元部側は上
記すぐり作用終点(g)に達するや、すぐり爪(63)か
らはずれて後方に向かい振り廻される如く、結束床(1
9)上へ蹴り出されることになるわけである。
そして、その順次蹴り出されたイ草の株元部側は、結束
床(19)上の集束搬送機構(F)に受け継がれて、結束
機構(G)に向かい正しく搬送されることになる。(6
7)はその集束搬送機構(F)を形作る集束搬送帯であ
って、第12、13図に抽出拡大する通り、上記挟持搬送機
構(C)の引込みベルト(48)と同様なラグ(68)を一
定間隔おきに備えた左右一対の無端な弾性ベルトから成
り、集束ガイド(69)やパツカー(70)と相俟って、イ
草の株元部側を順次に後方へ搬送する。
従い、この集束搬送機構(F)の搬送帯(67)は第2、
6図の平面図から明白なように、上記挟持搬送帯(42)
などと反対の他方側(右側)に位置しつつ、結束床(1
9)上の横端部においてイ草の株元部側を円滑に受け入
れ得るよう、横作用軸線(X−X)の廻りに回動する駆
動支軸(71)を備えている。
つまり、集束搬送帯(67)の横作用軸線(X−X)は機
体(11)の前方から見た時、上記挟持搬送帯(42)の縦
作用軸線(Y−Y)と一定角度(κ)だけ交叉し合う関
係にある。しかも、その挟持搬送帯(42)はイ草の穂先
部側に対応するものとして高い位置に、他方集束搬送帯
(67)は同じく株元部側に対応するものとして、挟持搬
送帯(42)よりも低い結束床(19)上に各々設置されて
おり、その相互間には一定の段差間隔(T)が保たれて
いる。
その集束搬送帯(67)の駆動支軸(71)は中間軸(14)
との伝動ケース(72)などを介して、エンジン(12)に
より回転され、集束搬送帯(67)が循環回走されること
となる。(L2)はその集束搬送作用長さ、(o)(p)
は同じく集束搬送作用始点と作用終点を各々示してい
る。そして、その作用始点(o)は上記の説明から自づ
と明白なように、すぐり搬送帯(57)(58)の作用終点
(g)(h)へ臨んでおり、他方集束搬送帯(67)の作
用終点(p)は結束機構(G)と実質上合致する位置に
ある。
又、その集束搬送帯(67)により結束機構(G)の存在
する後方へ、上記一定の作用長さ(L2)分だけ搬送され
るイ草の株元部側は、その搬送過程において株元部揃え
用刈刃(73)により、自づとカツトされるようになって
いる。その株元部側が整然と揃った状態において、結束
機構(G)へ送り込まれるのである。尚、その揃え用刈
刃(73)は上記した刈取り機構(D)の刈刃(56)と同
様なバリカン形態であるため、その詳細を図示省略して
あるが、第12、13図から示唆される如く、集束搬送帯
(67)と同様にイ草の株元部側を受け入れ得る起立の設
置姿勢にあり、その横軸廻りに作動されること言うまで
もない。
上記株元部側の集束搬送帯(67)は機体(11)の上方か
ら見た時、穂先部側の挟持搬送体(42)と実質的に平行
する如く、機体(11)の前後方向に沿って延在されてお
り、そのため上記すぐり搬送帯(57)(58)はこの集束
搬送帯(67)との関係にあっても、上記角度(λ)とほ
ぼ同じ一定角度(μ)のもとに交叉する状態として延在
していることになる。
そして、その集束搬送帯(67)による後方への搬送中に
おいても、イ草の穂先部側は依然としては挟持搬送帯
(42)による挟持搬送作用を受けているため、その株元
部側が結束機構(G)へ最終的に受け入れられた状態で
は、イ草が言わば横一線の整然とした集束伏倒姿勢に保
たれることとなり、その搬送過程でもイ草の乱れが矯正
されるのである。
その場合、上記のように穂先部側の挟持搬送帯(42)と
株元部側の集束搬送帯(67)とは、その設置高さにつき
相互の段差間隔(T)が保たれていると共に、その挟持
搬送帯(42)により穂先部側が挟持されているに反し、
そのイ草の株元部側は集束搬送帯(67)のラグ(68)
へ、単に引掛けられた状態にあるため、イ草の全体とし
て円滑に弯曲する円弧形態を維持し乍ら、その横一線の
伏倒姿勢になり、上記穂先部側の挟持位置から折損して
しまうおそれがない。
特に、第1、12図から示唆される通り、上記一定の作用
長さ(L2)を有する集束搬送帯(67)を機体(11)の横
方向から見て、やはり一定の作用長さ(L1)を備えた挟
持搬送帯(42)とほぼ平行する如く、その実質上同じ一
定角度(α)の後上がり傾斜状態として延在させるなら
ば、結束機構(G)への上記導入搬送作用を、イ草の一
層無理なき姿勢状態のもとで、円滑に安定良く営なませ
ることができると共に、その株元部側の結束作用も自づ
と正確に行なえることとなる。
上記説明から既に明白な通り、結束機構(G)は結束床
(19)上において、集束搬送帯(67)の直後位置に臨ん
でおり、上記穂先部側の挟持搬送機構(C)と左右の対
をなす如く、やはり機体(11)の他方側(右側)へ偏倚
した端部位置に設置されている。(74)はその結束機構
(G)を形作る結束機であり、イ草の一定量が受け入れ
られる否や、該結束機(74)が感知ドアー(75)の作用
によって起動し、その伏倒姿勢のもとで結束されたイ草
束(M)は、直ちに放出アーム(76)により第6図に示
唆する如く、その伏倒姿勢のままで結束床(19)に後続
する積載台(20)え、言わば直通状に蹴り出し移行され
るのである。尚、(77)は結束機(74)のニードルを示
しているが、その結束紐は図示省略してある。
上記結束作用の完了と挟持搬送帯(42)による挟持作用
の解除とは、時間的なタイミングとしてほぼ同時に実行
されるように関係設定されており、そのイ草の一定量が
結束完了するや否や、そのイ草束(M)は直ちに且つ確
実に積載台(20)へ蹴り出されるようになっている。
つまり、これを換言すれば、穂先部側を挟持搬送する挟
持搬送帯(42)の作用速度よりも、株元部側を変向させ
るすぐり搬送帯(57)(58)の作用速度の方が、かなり
高速に回走駆動されるように定められているわけであ
り、従ってそのすぐり搬送帯(57)(58)の言わば横送
り勢力によっても、屑イ草は機体(11)の他方側(右
側)に向かって、放出投棄されることになり、その選別
効果を昂め得ると共に、その高速度な結束床(19)上に
向かう株元部側の蹴り出し作用により、上記株元部揃え
用刈刃(73)で以って、その株元部を自づと効果的に揃
え切ることもできることになる。
尚、図例の実施例では穂先部側の挟持搬送方向と株元部
側の集束搬送方向とを、何れも機体(11)のほぼ前後方
向に沿わせているが、その挟持搬送帯(42)と集束搬送
帯(67)とが機体(11)の上方から見た時、互いにほぼ
平行する延在状態として並列設置され、その相互中間位
置にすぐり搬送帯(57)(58)が両搬送帯(42)(67)
と交叉する関係状態に介在されることにより、上記と同
等の作用を達成できるならば、その挟持搬送帯(42)と
集束搬送帯(67)との2種を、機体(11)の対角線に沿
う如く、その斜め後方向へ各々一定の作用長さ(L1)
(L2)分だけ延在させると共に、これらと交叉する関係
方向に沿って、すぐり搬送帯(57)(58)を介在させて
も良い。
又、図例実施例の場合、上記のように挟持搬送帯(42)
と集束搬送帯(67)との2種を平面視において、機体
(11)の前後方向に沿い延在させたこととの関係上、そ
の作用終点(b)(p)同志を結ぶ仮想直線(Z−Z)
を境界として、これよりも後側(集束搬送帯と反対の隣
接個所)に位置する機体(11)の上面を、結束機(74)
により結束されるイ草束(M)の寝かせ載せ用積載台
(20)として形成しているが、上記のように2種の搬送
帯(42)(67)を機体(11)の対角線に沿う如く、その
斜め後方向へ延在させるような場合には、上記仮想直線
(Z−Z)を境界として、集束搬送帯(67)と反対位置
をなす機体(11)の横角隅部に、その上面から形作られ
るイ草束(M)用の積載台(20)を配設してもさしつか
えない。本発明と同等の目的を達成し得るからである。
<発明の効果> 以上のように、本発明のイ草自載式収穫機ではその構成
上、機体(11)の左右何れか一方側へ偏倚した端部位置
に、イ草の分草機構(A)とその分草されたイ草の引起
し機構(B)並びにその引起されたイ草の株元刈取り機
構(D)とを、局部集中的に配列設置し、 その引起し機構(B)の直後位置には、イ草の穂先部側
を弾力的に挟持しつつ、その刈取り後に吊り下げ姿勢と
して一定の作用長さ(L1)分だけ搬送すべき、無端な挟
持搬送帯(42)の作用始点(a)を臨ませる一方、 上記刈取り機構(D)により刈取られたイ草の株元部側
を寝かせた姿勢のもとに一定の作用長さ(L2)分だけ搬
送して、結束機(74)へ導入させるべき無端な集束搬送
帯(67)を機体(11)の上方から見て上記挟持搬送帯
(42)とほぼ平行に延在する配列状態として設置し、 その挟持搬送帯(42)と集束搬送帯(67)との相互を、
機体(11)の前方から見て前者が高く、後者が低く各々
位置する一定の段差間隔(T)を保ち、且つ前者を縦作
用軸線(Y−Y)の廻りに、後者を横作用軸線(X−
X)の廻りに各々循環回走させるように関係設定すると
共に、 上記ほぼ平行に延在し合う挟持搬送帯(42)と集束搬送
帯(67)との相互中間位置には、イ草の無端なすぐり搬
送帯(57)(58)を機体(11)の上方から見て、上記2
種の搬送帯(42)(67)と一定角度(λ)(μ)だけ交
叉する関係状態に介在させて、 すぐり搬送帯(57)(58)の作用始点(e)(f)を上
記挟持搬送帯(42)の直下位置へ、同じく作用始点
(g)(h)を上記集束搬送帯(67)の作用始点(o)
へ各々臨ませることにより、 上記挟持搬送帯(42)からの吊り下がり搬送中にあるイ
草を、順次分離させる如く整流すると共に、その株元部
側が上記集束搬送帯(67)の作用始点(o)を指向する
全体的な円弧形態に弯曲させ乍ら横送りして、その送り
出されたイ草の株元部側を上記集束搬送帯(67)により
結束機(74)へ導入させるように定め、 同じく機体(11)の上方から見て、上記挟持搬送帯(4
2)の作用終点(b)と集束搬送帯(67)の作用終点
(p)とを結ぶ仮想直線(Z−Z)を境界として、その
集束搬送帯(67)の反対位置に隣接する機体(11)の上
面を、上記結束機(74)により結束されるイ草束(M)
の寝かせ載せ用積載台(20)として形作ってあるため、
著しく合理的な機構のもとで、冒頭に述べた従来技術の
問題点を完全に解決できる効果がある。
即ち、一定の作用長さ(L1)分だけ延在する穂先部側の
挟持搬送帯(42)と、やはり一定の作用長さ(L2)分だ
け延在する株元部側の集束搬送帯(67)とが、機体(1
1)の上方から見た時互いにほぼ平行する配列状態にあ
り、しかも機体(11)の前方から見た時には、上記挟持
搬送帯(42)が高く、集束搬送帯(67)が低く各々位置
する関係状態として、その相互間には一定の段差間隔
(T)が確保されていると共に、その挟持搬送帯(42)
は縦作用軸線(Y−Y)の廻りに循環回走される一方、
集束搬送帯(67)は横作用軸線(X−X)の廻りに循環
回走されるようになっている。
そして、上記平行し合う挟持搬送帯(42)と集束搬送帯
(67)との相互中間位置には、機体(11)の上方から見
た時、これらと一定角度(λ)(μ)のもとに交叉する
すぐり搬送帯(57)(58)が介在されていると共に、そ
のすぐり搬送帯(57)(58)の作用始点(e)(f)は
挟持搬送帯(42)の直下位置へ、同じく作用終点(g)
(h)は集束搬送帯(67)の作用始点(o)へ、各々臨
まされているため、穂先部側の挟持搬送により吊り下が
るイ草の株元部側を、すぐり搬送帯(57)(58)によっ
て自然分離状に整流しつつ、機体(11)の横方向に沿っ
て送り出しさえすれば、そのイ草の全体が円弧形態とし
て著しく円滑に弯曲すると共に、横一線の伏倒姿勢へ変
向することとなり、上記穂先部側の挟持位置から折損し
たり、イ草の茎稈に傷付ける如き無理な力が一切加わら
ず、又正規な長さのイ草までも抜け落ちることがなく、
整然と且つ自づと結束機(74)へ正しく導入させるので
あり、その結束機(74)により株元部側が伏倒姿勢のも
とで結束されることとなる。
又、機体(11)の上方から見た時、上記のように、平行
し合う挟持搬送帯(42)の作用終点(b)と、集束搬送
帯(67)の作用終点(p)とを結ぶ仮想直線(Z−Z)
を境界として、その集束搬送帯(67)の反対位置に隣接
する機体(11)の上面が、上記結束後のイ草束(M)を
その伏倒姿勢のままで積載する積載台(20)として形成
されているため、やはり極めて円滑な流れのもとに、イ
草を積載台(20)へ移行させることができ、ここに安定
な伏倒姿勢としてイ草束(M)の大量を自積み走行し得
るのであり、その故に実用上の価値は著大と言える。
尚、特許請求の範囲中には図面との対照を容易化する便
宜上、符号を記入しているが、これによって記入部分の
個数や構造が図示のものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるイ草収穫機の全体概略側面図、
第2、3図は第1図の平面図と正面(前面)図、第4〜
6図は第1〜3図に対応する配置形態で示す作用説明
図、第7〜11図は穂先部側の挟持搬送機構を抽出したも
のであり、第7図はその平面図、第8図は第7図のVIII
−VIII線断面図、第9図は第8図の一部拡大断面図、第
10図は同じく挟持搬送機構の側面図、第11図は第10図の
背面(後面)図、第12図は集束搬送機構と結束機構を抽
出した拡大側面図、第13図は第12図の平面図、第14図は
挟持搬送機構と集束搬送機構との配置関係を示す正面
(前面)図である。 (A)……分草機構 (B)……引起し機構 (C)……挟持搬送機構 (D)……刈取り機構 (E)……すぐり選別機構 (F)……集束搬送機構 (G)……結束機構 (M)……イ草束 (T)……高低段差間隔 (L1)……挟持搬送作用長さ (L2)……集束搬送作用長さ (X−X)……横作用軸線 (Y−Y)……縦作用軸線 (Z−Z)……仮想直線 (a)……挟持搬送作用始点 (b)……挟持搬送作用終点 (e)(f)……すぐり搬送作用始点 (g)(h)……すぐり搬送作用終点 (o)……集束搬送作用始点 (p)……集束搬送作用終点 (11)……機体 (12)……エンジン (19)……結束床 (20)……積載台 (42)……挟持搬送帯 (56)……刈刃 (57)(58)……すぐり搬送帯 (63)(64)……すぐり爪 (67)……集束搬送帯 (73)……株元部揃え用刈刃 (74)……結束機 (α)(λ)(μ)(κ)……一定角度

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体(11)の左右何れか一方側へ偏倚した
    端部位置に、イ草の分草機構(A)とその分草されたイ
    草の引起し機構(B)並びにその引起されたイ草の株元
    刈取り機構(D)とを、局部集中的に配列設置し、 その引起し機構(B)の直後位置には、イ草の穂先部側
    を弾力的に挟持しつつ、その刈取り後に吊り下げ姿勢と
    して一定の作用長さ(L1)分だけ搬送すべき、無端な挟
    持搬送帯(42)の作用始点(a)を臨ませる一方、 上記刈取り機構(D)により刈取られたイ草の株元部側
    を寝かせた姿勢のもとに一定の作用長さ(L2)分だけ搬
    送して、結束機(74)へ導入させるべき無端な集束搬送
    帯(67)を、機体(11)の上方から見て上記挟持搬送帯
    (42)とほぼ平行に延在する配列状態として設置し、 その挟持搬送帯(42)と集束搬送帯(67)との相互を、
    機体(11)の前方から見て前者が高く、後者が低く各々
    位置する一定の段差間隔(T)を保ち、且つ前者を縦作
    用軸線(Y−Y)の廻りに、後者を横作用軸線(X−
    X)の廻りに各々循環回走させるように関係設定すると
    共に、 上記ほぼ平行に延在し合う挟持搬送帯(42)と集束搬送
    帯(67)との相互中間位置には、イ草の無端なすぐり搬
    送帯(57)(58)を機体(11)の上方から見て、上記2
    種の搬送帯(42)(67)と一定角度(λ)(μ)だけ交
    叉する関係状態に介在させて、 すぐり搬送帯(57)(58)の作用始点(e)(f)を上
    記挟持搬送帯(42)の直下位置へ、同じく作用終点
    (g)(h)を上記集束搬送帯(67)の作用始点(o)
    へ各々臨ませることにより、 上記挟持搬送帯(42)からの吊り下がり搬送中にあるイ
    草を、順次分離させる如く整流すると共に、その株元部
    側が上記集束搬送帯(67)の作用始点(o)を指向する
    全体的な円弧形態に弯曲させ乍ら横送りして、その送り
    出されたイ草の株元部側を上記集束搬送帯(67)により
    結束機(74)へ導入させるように定め、 同じく機体(11)の上方から見て、上記挟持搬送帯(4
    2)の作用終点(b)と集束搬送帯(67)の作用終点
    (p)とを結ぶ仮想直線(Z−Z)を境界として、その
    集束搬送帯(67)の反対位置に隣接する機体(11)の上
    面を、上記結束機(74)により結束されるイ草束(M)
    の寝かせ載せ用積載台(20)として形作ったことを特徴
    とするイ草の自載式収穫機。
JP30128289A 1989-11-20 1989-11-20 イ草の自載式収穫機 Expired - Lifetime JPH06101964B2 (ja)

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