JPH06101974B2 - 樹木の移植装置 - Google Patents

樹木の移植装置

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JPH06101974B2
JPH06101974B2 JP3025297A JP2529791A JPH06101974B2 JP H06101974 B2 JPH06101974 B2 JP H06101974B2 JP 3025297 A JP3025297 A JP 3025297A JP 2529791 A JP2529791 A JP 2529791A JP H06101974 B2 JPH06101974 B2 JP H06101974B2
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JP3025297A
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Inventor
竹田尚久
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双葉興業有限会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、樹木の移植装置に関
するもので、特に掘上げ装置を水平状態に維持するため
の駆動手段を改良して、昇降機構の出力を向上するよう
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】樹木を移送する作業は、基本的には樹木
を掘り上げる作業、掘り上げた樹木を目的の場所に移動
させる作業、及びこの移動させた樹木を目的の場所に植
え戻す作業がある。
【0003】ところが、この移動作業は樹木が大きいと
きは極めて作業効率が悪くなる。このような問題を解決
するため、従来から、種々の移植装置を用いて樹木の移
植を行なう試みがなされている。
【0004】例えば図5に示すものは、特公平1−50
368号公報により開示されたもので、ブルドーザ等の
走行装置11の機体上に昇降機構7を設け、その前端に
掘上げ装置6を取り付けてある。上記の昇降機構7は、
機体5上のフレームにピン18を支点として起伏自在に
取り付けるとともに、油圧シリンダ13により駆動させ
る左右一対のリフトアーム12と、この各リフトアーム
12の中間部にそれぞれ下端を揺動自在に取り付けたチ
ルトアーム44と、この両チルトアーム44を駆動する
チルトシリンダ47を有している。上記シリンダ13を
伸縮させるとリフトアーム12がピン18を支点として
起伏し、シリンダ17によりチルトアーム44を回動さ
せると前記掘上げ装置6の支持棒9が、ブラケット46
とリフトアーム12の連結点を支点として上下に回動す
る。
【0005】従って、油圧シリンダ13で支持棒を昇降
機構させるとともに、チルトシリンダ17で支持棒9を
リフトアーム12との連結点を支点として回動させれ
ば、掘上げ装置6の支持棒9を水平状態で昇降させるこ
とができる。従って、樹木を掘り上げる場合などにおい
て樹木が傾いたりするのを防止できるので、樹木の植え
戻し作業を安全に行なうことができる。
【0006】しかし、従来のような油圧シリンダとチル
トシリンダからなる昇降機構の構造では、シリンダの出
力には一般に限界があるため、幹や枝があるような極め
て重い樹木の掘り上げや移動などには適さず、樹木の植
え戻し作業を円滑に行なうことができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の特公平1−50
368号公報により開示された従来技術は、2つのシリ
ンダで掘上げ装置を水平状態で昇降させるものであるか
ら、樹木を傾かない状態に維持できるという点で優れて
いるが、この発明は、これを更に改良して、昇降機構の
出力の向上を図ることができるようにしたものである。
【0008】この発明の課題は、上記したような従来技
術に鑑みて、極めて重い樹木であっても、円滑に植え戻
し作業をすることができる樹木の移植装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はクローラ等の走行装置上の機体に昇降
機構とこの昇降機構で昇降される掘上げ装置とを取り付
け、該昇降機構は、前記走行装置の機体と前記掘上げ装
置とを連結するリフトアームと、このリフトアームを起
伏させて掘上げ装置を昇降させる昇降用駆動手段と、掘
上げ装置を水平状態に維持する水平維持用駆動手段とを
有するものを改良して、上記リフトアームに取り付けた
駆動モータの回転トルクを、歯車機構を用いて上記掘上
げ装置に伝達できるようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明の装置は上記の構造であり、樹木を掘
り上げたり、掘り上げた樹木を目的の場所に植え戻す場
合に、この装置を用いる。
【0011】まず、昇降用駆動手段によってリフトアー
ムを起伏させて、掘上げ装置を任意の高さに昇降させ
る。一方、リフトアームに取り付けた駆動モータを駆動
させると、駆動モータの回転トルクは歯車機構を介して
掘上げ装置に伝達され、掘上げ装置がリフトアームと掘
上げ装置との連結点を支点として上下に回動する。従っ
て、駆動モータを駆動制御することにより、掘上げ装置
を水平状態で昇降させることができる。
【0012】上記の駆動モータと歯車機構からなる水平
維持用駆動手段は、従来のチルトシリンダを用いて行な
う構造と比較して、昇降機構の出力を一層向上させるこ
とが可能である。従って、極めて重い樹木の植え戻し作
業などにも十分に対処することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図4
に基づいて説明する。図1において、5はクローラなど
の走行装置11上に設けた機体である。この機体5の上
に昇降機構7を設け、その前端に掘上げ装置6を取り付
けてある。
【0014】まず、昇降機構7の構造について説明す
る。昇降機構7は、左右一対のリフトアーム12と、昇
降用駆動手段20と、水平維持用駆動手段21とを備え
ている。リフトアーム12は、機体5上に固定されたフ
レーム22にピン18を支点として起伏自在に取り付け
られるとともに、掘上げ装置6の支持棒9に回動自在に
取り付けられている。
【0015】上記昇降用駆動手段20は、リフトアーム
12を起伏させて掘上げ装置6を昇降させる油圧シリン
ダ13からなる。この油圧シリンダ13は、ロッドがリ
ンク23,24を介して機体5のフレーム22の先端部
およびリフトアーム12の中央部にそれぞれピン結合さ
れている。上記ロッドの伸縮によりリンク23,24が
開閉動作して、リフトアーム12はフレーム23とリフ
トアーム12との連結点25を支点として上下に回動す
る。
【0016】また、上記水平維持用駆動手段21は、図
2のように、駆動モータ30、歯車機構31および扇形
ギヤ33で構成されている。該駆動モータ30は、リフ
トアーム12におけるリンク24との連結点26’より
も下方位置に取り付けられている。この駆動モータ30
の出力軸にはピニオン34が固着されている。
【0017】一方、リフトアーム12の側方には、上記
ピニオン34に外接する扇形ギヤ33が配置されてい
る。この扇形ギヤ33はV字形フレーム33aと円弧状
フレーム33bとからなる。該V字形フレーム33a
は、掘上げ装置6の支持棒9とリフトアーム12の連結
点26において該支持棒9側に固定され、また、円弧状
フレーム33bは、その内周面に歯部33cが形成さ
れ、この歯部33cに上記ピニオン34がかみ合ってい
る。上記駆動モータ30によりピニオン34が回転駆動
して、扇形ギヤ33は支持棒9とリフトアーム12の連
結点26を支点として上下に回動する。従って、支持棒
9もまた上記連結点26を支点として上下に回動する。
【0018】つぎに、掘上げ装置6の構造について説明
する。掘上げ装置6のフレーム8の下部には、左右一対
の支持棒9が並行に固定されている。10は該両支持棒
9に取り付けた掬い板で、樹木Tの根を切断できるナイ
フエッジ状の爪先40が設けられている。そして、この
掬い板10を両支持棒9に取り付ける構造は以下の通り
である。
【0019】即ち、図3、図4のように、左右の支持棒
9の前後の下部寄りに設けた突部にピン19により前後
一対の下部リンク17を回動自在に取り付け、同じく左
右の支持棒9の前後の上部寄りに設けた突部にもピン1
6によりそれぞれ前後一対の上部リンク15を回動自在
に取り付ける。また、上記一対の掬い板10の上端部の
前後と突部と、それより若干下の部分の内側前後の突部
に、上記の上部リンク15の外端とリンク17の外端を
ピン14,14’により回転自在に連結する。また、各
掬い板10の外側上部寄りの突部と各支持棒9の中間部
に立てたブラケット14の上端とを油圧シリンダ41に
より連結して、このシリンダ41の伸縮により左右の掬
い板10が開閉するように構成する。
【0020】上記のような掬い板10の取り付け構造に
よりそ左右の掬い板10は以下に説明するような運動を
行ないながら開閉する。即ち、図4のようにシリンダ4
0が最も収縮した状態では上部リンク15はほぼ上向
き、従って、下部リンク17は斜め上向きとなり、この
ときは左右の掬い板10の爪先40はピン19のほぼ真
下になっている。
【0021】さらに、シリンダ41を伸ばし始めると、
上下のリンク15,17はそれぞれピン16,19を中
心に回転し始めるからピン16’,19’を中心に回転
して、左右の掬い板10を内側に回動させる。このと
き、下部リンク15の回転は、ピンをが図の位置から従
って、下部内寄りへと回動させ上部リンクの回転はピン
16’を下方へと回転させる。即ち、掬い板10はピン
14’のみを中心に回動するのであれば、爪先40は円
弧運動で内側の上方に回動していくが、この実施例で
は、掬い板10はピン14’を中心に内側へ回転すると
ともに、リンク17の回動でピン14’がピン19を中
心に下方に回り、同時にリンク15の回動でピン16’
を下方に回すことにより、掬い板10の上端に下げて行
く。従って、爪先40は殆ど下がることなく内側へほぼ
水平に近い奇跡を描いて移動し、図4のように閉鎖位置
となる。
【0022】次に、上記の掘上げ装置6を水平状態で昇
降させる手順を説明する。
【0023】たとえば掘上げ装置6を上昇させる場合に
は、油圧シリンダ13のロッドを伸長させると、リンク
23,24が開状態となり、リフトアーム12が連結点
25を支点として上向きに回動し、これにより掘上げ装
置6が上昇変位する。一方、駆動モータ30を駆動させ
てピニオン34を反時計回りに回転させると、仮想線5
0のように扇形ギヤ33もまた反時計回りに回動し、従
って、昇降機構6はリフトアーム12と支持棒9の連結
点26を支点として仮想線50’のように下向きに回動
する。このときの掘上げ装置6の変位角度はピニオン3
4の回転数で決定されるので、駆動モータ30を駆動制
御するだけで掘上げ装置6を水平状態のままで上昇させ
ることができる。
【0024】これとは逆に、掘上げ装置6を下降させる
場合は、上記油圧シリンダ13のロッドを後退させると
ともに、駆動モータ30によりピニオン34を時計回り
方向に回転駆動させればよい(仮想線51,51’の状
態)。これにより、掘上げ装置6を水平状態のまま下降
変位させることができる。
【0025】このように駆動モータ30と歯車機構3
3,34を用いるようにしたから、昇降機構7のパワー
アップを達成するのが容易である。従って、樹木を掘り
上げたり、掘り上げた樹木を目的の場所に植え戻す場合
に、この装置を用いることによって、極めて重量の大き
い樹木の植え戻し作業を円滑かつ安全に行なうことがで
きる。
【0026】また、この実施例では、図2にのように扇
形ギヤ33の内周面に歯部33cを形成したけれども、
これに代えて扇形ギヤ33の外周面に歯部を形成してこ
の歯部をピニオン34を外接させる構成としてもよい。
【0027】
【発明の効果】この発明は上記のように、水平維持用駆
動手段として駆動モータと歯車機構を用いるようにした
から、従来のシリンダを用いる場合と比較して昇降機構
の出力を一層向上させることができる。従って、極めて
重量の大きい樹木の植え戻し作業にも十分に対処できる
などの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の側面図。
【図2】同上要部の側面図。
【図3】同上掘上げ装置の正面図。
【図4】掘り上げ作業の一例の正面図。
【図5】従来例の側面図。
【符号の説明】
5 機体 6 掘上げ装置 7 昇降機構 12リフトアーム 20昇降用駆動手段 21水平維持用駆動手段 30駆動モータ 31歯車機構 33扇形ギヤ 34ピニオン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ等の走行装置上の機体に昇降機
    構とこの昇降機構で昇降される掘上げ装置とを取り付
    け、上記昇降機構は、上記走行装置の機体と上記掘上げ
    装置とを連結するリフトアームと、このリフトアームを
    起伏させて掘上げ装置を昇降させる昇降用駆動手段と、
    上記掘上げ装置を水平状態に維持する水平維持用駆動手
    段からなる樹木の移植装置において、上記水平維持用駆
    動手段は、リフトアームに取り付けた駆動モータと、こ
    の駆動モータの回転トルクを掘上げ装置に伝達する歯車
    機構とを備えたことを特徴とする樹木の移植装置。
JP3025297A 1991-01-25 1991-01-25 樹木の移植装置 Expired - Lifetime JPH06101974B2 (ja)

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JP3025297A JPH06101974B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 樹木の移植装置

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JPH04252117A JPH04252117A (ja) 1992-09-08
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