JPH06102068B2 - 吸水収縮材及びそれを用いた使いすておむつ - Google Patents

吸水収縮材及びそれを用いた使いすておむつ

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JPH06102068B2
JPH06102068B2 JP61158302A JP15830286A JPH06102068B2 JP H06102068 B2 JPH06102068 B2 JP H06102068B2 JP 61158302 A JP61158302 A JP 61158302A JP 15830286 A JP15830286 A JP 15830286A JP H06102068 B2 JPH06102068 B2 JP H06102068B2
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準一 吉中
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、吸水収縮材及び該吸水収縮材を用いた使いす
ておむつに関する。さらに詳しくは、吸水により収縮す
る不織布と吸水により該不織布より高速かつ高率で収縮
する糸(ヤーン、撚り糸、コード等、以下同様)が一体
化されている吸水収縮材および該吸水収縮材を補助吸水
体として端縁部に用いた使いすておむつに関する。
<従来の技術> 従来より使いすておむつとして種々のものが提案されて
いるが、使いすておむつの端縁部は使用者の大腿部に密
着して尿等のもれを防ぐ機能を有していなければなら
ず、そのための具体的手段として次の3種の構造のもの
が知られている。
(a)ポリウレタンやゴム等の弾性体(テープ状又は糸
状)を使いすておむつ端縁部に使用し、弾性を利用して
該端縁部を使用者の大腿部に密着させるもの。
(b)吸水により収縮する糸を使いすておむつ端縁部に
使用し、使用者の排泄した尿等の水分を該吸水収縮糸に
吸収させ、その時に発生する収縮を利用して該端縁部を
大腿部に密着させるもの。
(c)上記(a)の方式と(b)方式を組み合せたも
の。
これら3方式のうち、(b)方式は(a)方式に比して
使用前の製品包装物のかさが小さく、携行に便利であり
ムレが少い等の特長を有しており、近年製品化されたも
のである。第3図はその横方向の断面の一例を示したも
のであるが、図中5は厚さ25μ程度のポリエチレンフイ
ルムから成る裏面シート、6は尿等の水分を吸収する吸
水体、7は表面シート、8は吸水により収縮して使いす
ておむつ端縁部を大腿部に密着させる吸水収縮糸であ
り、B部は吸水収縮糸を端縁部の一定位置に固定するた
めのシール部(表面シートと裏面シートを接着させる)
である。この(b)方式の使いすておむつにあつては、
上述したような特長点を有する反面、吸水収縮糸に吸収
されるより多量の水分が端縁部に到達した場合には吸水
収縮糸の収縮が間に合わず、水分が端縁部からもれ出る
欠点がある。この現象を防ぐために、例えば特開昭57−
35002号公報や特開昭57−56502号公報に示されている如
く、吸水体に吸収された水分が自然に端縁部に浸出して
くる以前に(可能な限り早期に)吸水紙等の補助手段に
より積極的に吸水体に吸収された水分の一部を吸水収縮
糸に導いて、早期に吸水収縮糸による収縮を発現させる
という方法がとられていた(第3図9で示される吸水紙
がこの働きをする)。しかしこの方式も異常な使用状態
(例えば使用者が横向きに寝ていて排尿した時、激しい
下痢便を排出した時等)では吸水収縮糸の収縮が間に合
わず、もれの問題を解決するには至らなかつた。
また、吸水収縮糸を使いすておむつ端縁部に使用する
際、吸水体と吸水収縮糸を重ね合せて用いると吸水体自
身のかさが高く、吸水体自身が収縮しないことと相挨つ
て端縁部の収縮が起らない。従つて吸水収縮糸は吸水体
と重なることなく使いすておむつ端縁部にほぼ単独で位
置させることが必須条件となつていた。(特開昭57−35
002号公報、特開昭57−56502号公報参照)。しかし使い
すておむつ端縁部に使用する吸水収縮糸は一般に直径0.
5〜0.mm程度の糸状物であるため、単独で使用すると大
腿部への密着時に該大腿部にうつ血によるスジを発生さ
せ、使用者への医学的な弊害はないと考えられるもの
の、使用者が乳幼児の場合特に母親に不安を抱かせる要
因となり、この点も(b)方式のかかえている大きな問
題点である。
また(c)方式も単に上記(a)方式と(b)方式を組
せたものであり、上述と同様の問題点を有している。
<発明が解決しようとする問題点> 本発明は、使いすておむつ端縁部用収縮材として使用し
た場合、該使いすておむつのもれを防止し、大腿部にう
つ血によるスジを発生させず、股部のムレを起しにく
く、さらに使用前の折りたたんだ形態が小型(コンパク
ト)の理想的な性能を有する使いすておむつを作製でき
る吸水収縮材を提供し、さらに該吸水収縮材を補助吸水
体として使用した使いすておむつを提供するものであ
る。
<問題を解決するための手段> 本発明は、吸水により収縮する不織布と、吸水により該
不織布より高速かつ高率で収縮する糸を一体化したこと
を特徴とする細長い形状を有する吸水収縮材および該吸
水収縮材を使いすておむつの長手方向端縁部に用い、尿
等のもれがなく大腿部にスジをつけない使いすておむつ
を提供するものである。
さらに本発明による吸水収縮材は次の如き特性を有して
いることが好ましい。
a)20℃水中において、長さ方向の最大収縮率が30%以
上、長さ方向の30%収縮に達する時間が20秒以下、原長
状態における収縮応力が100g以上、100gの収縮応力発現
までの時間が20秒以下であることが好ましい。これら吸
水収縮に係わる初期特性が不十分な吸水収縮材を使いす
ておむつ端縁部に用いると、時としてもれを生ずる場合
があるからである。
b)長さ方向に30%収縮させ、20℃水中に8時間浸漬し
た後の吸水状態における収縮応力が30g以上、同引張り
破断強力が1kg以上であるのが好ましい。これら吸水後
持続性能が不足すると、該吸水収縮材を用いた使いすて
おむつが使用者の動きに応じた十分な伸縮ができず大腿
部への密着が不足するとか、使用者が激しく動いたとき
に切断する場合が生じるためである。
c)吸水により収縮する不織布が、20℃の水を200g/m2
以上吸収し、かつ20℃水中における長さ方向の収縮率が
10%以上で、目付が30g/m2以上であることが好ましい。
吸水能力が200g/m2以下の不織布にあつては尿等がもれ
出る可能性があるし、目付30g/m2以下の不織布は大腿部
に吸水収縮糸によるスジを発生させる場合がある。長さ
方向の収縮率が10%以下の不織布を用いると吸水収縮材
の収縮時に不織布にギヤザーが入り大腿部にギヤザーに
よるうつ血を生じさせる場合も出てくるからである。さ
らに本吸水収縮材に使用する吸水収縮糸は、吸水収縮材
に十分な初期性能を与える必要性、経済性を考慮して、
20℃水中における最大収縮率が30%以上、30%収縮に達
する時間が10秒以下、原長状態における収縮応力が150m
g/d以上、150mg/dの応力発現までの時間が10秒以下、原
長より30%収縮させた状態での収縮応力が30mg/d以上、
溶解減量25%以下である高速収縮繊維を含むことが好ま
しい。
本発明の吸水収縮材の構造上の最も大きな特徴点は吸水
により収縮する不織布と吸水により該不織布より高速で
しかも高率で収縮する糸を一体化させた点にある。この
一体化手段としては、不織布に吸水収縮糸を縫い込む方
法(吸水収縮糸を上糸又は下糸もしくは両方に用い
て)、不織布に吸水収縮糸を編み込む方法、2枚の不織
布の間に吸水収縮糸をはさんでニードルパンチングによ
り一体化させる方法等が用いられるが、この中で縫い込
む方法が、加工性、コスト等の面で最も好ましい。
本発明による吸水収縮材は、使いすておむつ端縁部用部
材以外にもその吸水能力、吸水時収縮特性、さらには吸
水収縮時に面状で(線状ではなく)収縮するため、出血
時の吸血材、止血材、骨折時等の患部を固定するための
応急処置材等としても非常に有用である。
以下本発明の内容を図面により説明する。
第1図に本発明による吸水収縮材1の一例を示した。こ
の場合の不織布と吸水収縮糸の一体化手段は不織布に吸
水収縮糸を縫い込んだものである。第1図において2は
吸水収縮性不織布を、3は吸水収縮糸を、4はポリエス
テル縫糸を示す。さらに本発明は、吸水体と接触するこ
となく、かつ水分を伝達する手段を用いる必要のない吸
水収縮材を補助吸水体として使用した使いすておむつを
提供するものであるが、該使いすておむつの一例を第2
図に示す。第2図において5は厚さ25μ程度のポリエチ
レンフイルムから成る裏面シート、6は尿等の水分を吸
収する吸水体、7は表面シート、1は補助吸水体として
の機能を有する吸水収縮材である。また図中A1及びA2
は表面シートと裏面シートをヒートシール等の手段で接
着させた箇所である。これらA1及びA2は吸水収縮材の収
縮を端縁部で均一に起すためのものであり、必ずしも本
発明の必須条件ではない。第2図から明らかな如く、吸
水収縮材1は好ましくは吸水体6と接触することなく使
いすておむつ端縁部に配置され、また吸水体6と吸水収
縮材1との間には水分を伝達する手段を全く使用してい
なくても良い。
以下本発明の吸水収縮材及び該吸水収縮材を用いた使い
すておむつの特長を説明する。
(i)大腿部にうつ血によるスジがつかない。
前述の如く従来の使いすておむつに使用されていた吸水
収縮糸は太さ0.5〜0.7mm程度の糸状物であるが、本発明
の吸水収縮材は不織布と吸水収縮糸が一体化されたもの
であり、吸水収縮材は平面として収縮を起し大腿部に密
着するため、大腿部にうつ血によるスジが全く又はほと
んどつかない。
(ii)端縁部からのモレがない。
本発明の吸水収縮材は不織布を構成要素としており、該
不織布に補助吸水体としての機能を持たせており、更に
本発明の吸水収縮材が収縮に要する時間が極めて短いと
いうことと相まつて、吸水体より多量の水分が使いすて
おむつ端縁部に浸出しても該端縁部から水分が外部にも
れ出ることがない。
(iii)ムレにくい。
前記(a)方式による使いすておむつは着用時から取り
はずし時まで終始大腿部に密着しておりムレが起りやす
い。また(b)方式の従来タイプのものは着用後の初期
排尿による水分が可及的早期に吸水紙等の補助手段によ
り吸水収縮糸に導かれるような構造となつており、着用
初期の未排尿時には端縁部がゆるんでいるものの、排尿
後は端縁部が大腿部に密着した状態となる。一方本発明
の使いすておむつは使用される吸水収縮材が不織布、好
ましくは200g/m2以上の吸水能力を有する不織布を構成
要件としており、該不織布の吸水能力により補助吸水体
として機能するので吸水体に吸収された水分が吸水収縮
材へ侵出してきたときに初めて収縮を起すような構造を
用いることができ、従つてこのような構造を用いた場合
には着用から収縮までの時間を大幅におくらせることが
でき、ムレが非常に起りにくくなる。
次に本発明の吸水収縮材の構成について詳しく説明す
る。
(i)不織布の構成 本発明の吸水収縮材を構成する不織布は20℃の水を200g
/m2以上吸水する能力と、20℃水中において10%以上の
長さ方向の吸水時自己収縮率を有しているのが好まし
い。さらに外力の助けを借りた場合(吸水収縮糸と一体
化された場合)長さ方向の吸水時収縮率が30%以上に達
するものが適切である。吸水能力が200g/m2未満の不織
布は使いすておむつの吸水体から端縁部に侵出してきた
水分を吸収する機能(すなわち補助吸水体としての機
能)がやや不足し、端縁部からのもれを生ずる場合があ
る。長さ方向の吸水時自己収縮率が10%未満の不織布は
吸水時に十分柔かくならず、一体化させた吸水収縮糸の
収縮特性(収縮率、収縮速度、収縮応力、発現速度)を
低下させ吸水収縮材としての機能を不足させる場合が生
じ、さらに吸水収縮時に粗剛なため、不織布にシワが発
生してうつ血及びもれの原因となる場合がある。
さらに該不織布は目付30g/m2以上が好ましく、特に40g/
m2以上がより好ましい。目付が30g/m2未満の場合には吸
水収縮糸に発生する収縮を平面で受け止めて幅方向へ分
散させる機能が不足して大腿部にうつ血によるスジを発
生させる場合がある。
なお目付30g/m2未満あるいは吸水量200g/m2未満の不織
布を単に折り重ねたり或いは積み重ねたりして目付30g/
m2以上、吸水量200g/m2以上としたものも当然有効に使
用できるし、また目付30g/m2未満あるいは吸水量200g/m
2未満の不織布に吸水収縮糸を一体化させたものを単に
折り重ねたり或いは積み重ねたりしても良い。すなわち
本発明でいう不織布とは層間が接合されていない多層不
織布も含んでいる。
20℃の水を200g/m2以上吸収し、かつ20℃水中において
長さ方向の自己収縮率が10%以上である不織布は例えば
次の如くして得られる。使用する原綿は20℃水中で10%
以上の収縮率を有し、かつ親水性のポリマーから成るフ
アイバーである。このようなフアイバーの代表として
は、本発明者らの発明(特開昭60−2709号公報)による
ポリビニルアルコール系繊維があげられる。すなわち重
合度1200〜3000、ケン化度98.0モル%以上のポリビニル
アルコール水溶液を湿式紡糸し、得らる糸篠が水分及び
塩類を含有した状態で130℃以下の雰囲気中において4
倍以上延伸した後、該繊維の水中における最大収縮温度
が65℃以上80℃以下の範囲となり、かつ最大収縮率が50
%以上となるよう緊張下で熱処理して得られるものであ
る。このようにして得られたフアイバーの20℃水中にお
ける収縮率は約35%である。
さらにこれ以外にも、加水分解ポリアクリロニトリロ
(ニトリル基に−COOX、X=Li、K、Na、NH4を導入し
たもの)、セルロースのカルボキシメチル化物、セルロ
ースのアクリル酸グラフト物等から成る繊維なども好適
に使用できる。
本発明に用いる不織布はこれらのフアイバーを主体とし
て用い、乾式法により製造される。カード又はランダム
ウエバーより取り出されたウエブは通常のニードルパン
チ方式又は不織布を構成するフアイバー自体により不織
布表面に編地を形成させる方式(いわゆるアラクネ方
式)および/又は熱溶融繊維(バインダー繊維)を含む
場合は熱風処理により不織布となる。ニードルパンチを
行う代りに樹脂バインダーを用いて不織布を製造するこ
とも可能であるが、この場合には不織布を構成する各単
繊維の表面に樹脂バインダーが付着するため、不織布の
吸水時自己収縮率、吸水能力が下ることとなり、したが
つてニードルパンチ方式、熱融着方式、アラクネ方式が
より好ましい。
また不織布の厚さは0.5mm〜3mmが好適である。不織布の
厚さは、目付の他にニードルパンチ数、不織布作成後の
カレンダーロール処理によつても調節可能である。
該不織布は前述したように熱溶融性のいわゆるバインダ
ー繊維を含有していても良い。熱溶融性のバインダー繊
維を含有していれば使いすておむつに吸水収縮材を一体
化させる手段として裏面シート、表面シート(第2図で
5、7で示されるシート)と直接ヒートシールにより接
着させる方式を用いることができるからである。また熱
溶融性バインダー繊維を含まない不織布にあつては、た
とえば後述の吸水収縮糸との縫い合せ時、ポリエチレン
シートと該不織布を重ね合せて縫い込み、裏面シート、
表面シートと該ポリエチレンシートをヒートシールさせ
る方法も採用できる。
なお不織布の吸水量は、不織布の目付、緊度、ニードル
パンチ数等により変えることができる。
(ii)吸水収縮糸 本発明を構成する吸水収縮糸として、本発明者等が先に
特願昭60−246914号として出願している発明の高速収縮
繊維(ポリビニルアルコール系繊維)が好適に使用でき
る。該収縮繊維は20℃の水に接触した際に極めて敏感に
反応し、しかもほとんど溶解することなく大きな収縮挙
動を発現する繊維であり、具体的には20℃水中におい
て、最大収縮率が30%以上、30%収縮に達する時間が10
秒以下、原長状態における収縮応力が150mg/d以上、150
mg/dの応力発現までの時間が10秒以下であり、かつまた
原長より30%収縮させた状態での20℃水中における収縮
応力が30mg/d以上、20℃水中へ分散したときの溶解減量
が25%以下の諸特性を有するものである。
このような高速収縮性繊維は、特願昭60−246914号明細
書中に詳述されているように、カルボキシル基を0.5モ
ル%〜10モル%含有し、平均重合度500〜3000、ケン化
度77〜99.9%であるカルボキシル基変性ポリビニルアル
コールで代表させる変性ポリビニルアルコール35%〜60
%の水溶液を紡糸原液とし、ノズルから吐出された直後
20℃〜70℃の温度に調整された冷却ゾーン、および80℃
〜170℃の予備乾燥ゾーンよりなる紡糸筒を用いて繊維
を形成せしめた後、温度110℃〜180℃でほぼ絶乾状態ま
で乾燥させ、このようにして得られた紡糸原糸を190℃
〜230℃の温度で延伸倍率4倍〜7倍の延伸熱処理を行
う方法により製造される。このような高速収縮繊維は、
適度の太さを有する糸とした後、吸水収縮性の不織布と
一体化されることにより使いすておむつ端縁部用吸水収
縮材に必要とされる初期性能、持続性能を発揮すること
ができる。
さらに本発明者等が特願昭60−297942号として既に出願
している高機能性吸水収縮糸も好適に使用できる。該収
縮糸は吸水により急速に収縮する繊維と吸水によりゆつ
くり収縮する繊維を混撚又は混紡して成る吸水収縮糸で
あり、吸水による初期の収縮性能(吸水時収縮率、吸水
時収縮速度、吸水時収縮応力、吸水時収縮応力発現速
度)を吸水により急速に収縮する繊維により発現させ、
吸水後の持続性能(吸水後収縮応力、35℃吸水後収縮応
力、吸水後強度)を吸水によりゆつくり収縮する繊維に
分担させたハイブリツド糸である。該吸水収縮糸は20℃
水中における最大収縮率が30%以上で、30%収縮に達す
る時間が10秒以下であり、原長状態での20℃水中におけ
る収縮応力が30mg/d以上で、30mg/dの収縮応力発現まで
の時間が10秒以下であり、かつ原長より30%収縮させた
状態で20℃水中に16時間浸漬した時の吸水状態における
収縮応力が10mg/d以上で、この状態における強度が300m
g/d以上であることが特願昭60−297942号に記されてい
る。
このような吸水収縮糸の製造方法に関しては、特願昭60
−297942号として出願した特許明細書中に詳述されてい
るが、この製造方法に関して述べると、前記特願昭60−
246914号の発明で得られる高速収縮繊維と前記特開昭60
−2709号公報に記載された方法により得られる繊維を混
撚または混紡して得られる。
しかし本発明に使用される吸水収縮糸は上記のものに限
定されるものではない。また吸水収縮糸の太さは、不織
布との一体化工程、うつ血によるスジの発生防止の点で
200〜5000drが好ましい。
(iii)不織布と吸水収縮糸の一体化方法 不織布と吸水収縮糸の一体化は、吸水収縮糸を上糸又は
下糸、もしくは上糸下糸の両方に用いてミシンを用いて
縫い合せることにより達成される。
縫製方法は本縫が好適であり縫い目のピツチは1〜10mm
が好ましい。吸水収縮糸を上糸又は下糸として用いた場
合、他方の糸は必ずしも吸水時に収縮性を示す糸でなく
ても良く、可縫性を有する糸であるならば通常の衣料や
産業資材に用いられている天然繊維、化学繊維、合成繊
維より成る縫い糸、例えば綿糸、ポリエステル糸、ビニ
ロン糸、ナイロン糸等が使用できる。この縫い糸の太さ
に制限はないが、使いすておむつ使用時の状態および経
済性を考慮すると細い方が良く、縫い糸番手60〜100番
手のものが好適に用いられる。
吸水収縮糸と吸水収縮性不織布の一体化は吸水収縮糸を
編み糸に用いた編み加工によつても達成できる。すなわ
ち不織布を作製すると同時にまたはあらかじめ作製して
おいた不織布を送り込みながら吸水収縮糸を編み込むこ
とにより吸水収縮糸と吸水収縮性不織布の一体化ができ
る。この際の経糸ピツチ(間隔)は3〜10mm、コース数
は3〜25/inが好ましい。
また不織布と吸水収縮糸との一体化は、上記方法以外
に、2枚の吸水収縮性不織布の間に吸水収縮糸をサンド
ウイツチ状にはさみ込んでニードルパンチを行うことに
よつても達成される。さらにこれらの方法以外の一体化
方法を用いても良い。
このようにして得られた吸水収縮糸と吸水収縮性不織布
の一体化物は5mm〜4cm巾、好ましくは1〜3cm巾のテー
プ状物にスリツトして吸水収縮材となる。吸水収縮材に
は2列以上の吸水収縮糸が存在することが好ましい。ま
た吸水収縮糸はその収縮能力を十分に発揮させるために
テープ状の吸水収縮材の長手方向に一体化されているの
が好ましい。むろんこのことは吸水収縮糸が長手方向に
一直線状に一体化されている状態のみを意味するのでは
なく、吸水収縮糸の収縮が吸水収縮材の長手方向への収
縮に寄与する如く一体化されている状態を全て意味す
る。
以上の構成から成る吸水収縮材は、使いすておむつ端縁
部用吸水収縮材として有効に作用する必要があり、使い
すておむつのあらゆる使用条件を考慮すると次の性能を
有していることが好ましい。
i)吸水時収縮率:20℃の水中における長さ方向の最大
収縮率(以下吸水時収縮率という)が30%以上で、かつ
30%収縮に達する時間(以下吸水時収縮速度という)が
20秒以下であることが好ましい。吸水時収縮率が30%未
満の場合には使用者の大腿部に十分密着できない可能性
がでてくる。吸水時収縮率、吸水時収縮速度は吸水収縮
糸のそれによつて大きく左右されるが、不織布の吸水収
縮率によつても変わり、吸水収縮率が10%以下の不織布
は好ましくない。
ii)吸水時収縮応力:原長での20℃水中における収縮応
力(以下吸水時収縮応力という)は100g以上で、吸水時
収縮応力100gが発現する時間(以下吸水時収縮応力発現
速度という)としては20秒以下が好ましい。吸水時収縮
応力が低い場合には使いすておむつ端縁部を大腿部に密
着させるための力が不足してもれの原因となる場合があ
る。吸水時収縮応力、吸水時収縮応力発現速度は吸水収
縮糸のそれによりほぼ決定される。
iii)吸水後収縮応力 吸水収縮後の吸水収縮材はゴム状弾性を有し、具体的に
は原長より30%収縮させた状態で20℃水中に8時間浸漬
した時の吸水状態における収縮応力(以下吸水後収縮応
力という)が30g以上であることが好ましい。吸水後の
収縮応力が使用中に低下すると、使いすておむつの端縁
部は使用者の動きに従つて伸長−収縮する能力が不足
し、大腿部への密着状態が不良となる場合が生ずる。吸
水後収縮応力は吸水収縮糸のそれによりほぼ決まるが、
不織布と一体になつているため吸水収縮糸自体のそれよ
りも高い値を示す。
iV)吸水収縮後の強力:20℃水中に原長より30%収縮さ
せた状態で8時間浸漬した後の吸水状態における引張破
断強力(以下吸水後強力と記述する)のことを意味し1k
g以上が好ましい。これは使いすておむつの装着状態が
正常でない状態で吸水収縮材が30%以上収縮し水により
膨潤した後に使用者が激しく動いたことにより吸水収縮
材が切断するというようなことが生じないよう配慮して
おく必要があるためである。
次にこのような吸水収縮材を用いた使いすておむつにつ
いて説明する。先に述べた通り、本発明の吸水収縮材は
吸水能力を有しており、使いすておむつに吸収された尿
等の水分が吸水体に吸収し切れなくなつてはじめて吸水
収縮材の方へ移動すれば良いのであるから、吸収体と吸
水収縮材との間には水分を導く手段は必要でなく、むし
ろ該手段はマイナスの効果をもたらすため吸水体と吸水
収縮材は接触していない方が好ましい。吸水収縮材は補
助吸水体として機能するので、吸水体から水分がもれ出
て吸水収縮材に到達した時点ではじめて収縮を開始すれ
ば良いからである。吸水収縮材が早期に収縮を起すとム
レの原因となる。なお本発明における吸水収縮材を使用
する使いすておむつにおいては従来より使用されている
ポリウレタン等の弾性体を組み合せて用いてもかまわな
い。
本発明の吸水収縮材及び該収縮材を用いた使いすておむ
つの好ましい形態を述べれば次の通りであるが、本発明
がこの形態に限られるものではない。
吸水収縮材 不織布:20℃水中における収縮率が20%以上のフアイバ
ーを用いたカードウエブ又はランダムウエブにニードル
パンチを施し、目付40〜80g/m2、厚さ0.5〜2mmとした不
織布。
吸水収縮糸:吸水により急速に収縮するヤーン(例えば
イタコン酸2モル%を共重合したポリビニルアルコール
から成る繊維500d/72f)1本と、吸水によりゆつくり収
縮するヤーン(ポリビニルアルコールを前記特開昭60−
2709号公報に記載の方法により湿式紡糸して得られる糸
篠(トウ)をパーロック式紡績により紡出した英式綿番
手10′s/1の紡績糸)1本を合糸して3.0t/in(Z)の撚
りをかけたもの。
吸水収縮材:上記不織布に上記吸水収縮糸を下糸とし
て、上糸に縫糸番手80番(綿番手80′s/3のポリエステ
ル縫糸を用いて縫い目ピツチ2〜5mm、縫い目間隔3〜5
mmとして縫い込み、その後10〜15mm巾にカツトした吸水
収縮材。なお吸水収縮材1本あたり長手方向に平行に2
列又は3列の縫い目が含まれているのが良い。縫い糸を
含んだ吸水収縮材の厚さは0.5〜2mmが好ましい。
使いすておむつ:上記吸水収縮材を吸水体に接触させる
ことなく端縁部に固定させた使いすておむつ。吸水体か
ら吸水収縮糸へ水分を導く手段は用いない。
以上詳述した如く、本発明の吸水収縮材は、主として使
いすておむつに使用されるものであるが、前述の如く出
血時の吸血材、止血材、骨折時の患部を固定するための
応急処置材等としても用いられる。
以下本発明の吸水収縮材の性能測定法について詳述す
る。測定に供するサンプルはすべてあらかじめ標準状態
(20±2℃、相対湿度65±2%)の雰囲気中に放置し、
水分平衡に至らせた後、標準状態下で測定を行う。
i)吸水収縮材の吸水時収縮率および吸水時収縮速度 吸水収縮材に水中で1mg/dの荷重がかかるようにし、20
±1℃の水中に吸水収縮材を浸漬して浸漬時間(秒)と
収縮率(元長に対する収縮率)を測定する。そしてその
際の収縮率30%に達する時間(秒)を吸水時収縮速度、
水浸5分以内における最大収縮率を吸水時収縮率とす
る。
ii)吸水収縮材の吸水時収縮応力および吸水時収縮応力
発現速度 吸水収縮材に5mg/dの初張力をかけて定速伸長型引張り
試験機につかみ間隔10cmとして取りつけ、次いで吸水収
縮材を20±1℃の水中に浸漬してつかみ間隔不変の状態
で収縮応力と浸漬時間(秒)の関係を測定する。そして
その際の水浸5分以内の最大収縮応力を吸水時収縮応力
(単位:g)とし、また収縮応力が100gに達するまでに要
する時間(秒)を吸水時収縮応力発現速度とする。
iii)吸水収縮材の吸水後収縮応力 吸水収縮材を元長に対して30%弛ませた状態で定速伸長
型引張り試験機につかみ間隔10cmにして取りつけ、次い
で吸水収縮材を20±1℃の水中に浸漬してつかみ間隔不
変の状態で8時間浸漬した時の収縮応力を吸水後収縮応
力(単位:g)とする。
iv)吸水収縮材の吸水後強力 吸水収縮材の吸水後収縮応力測定法と同一の方法により
8時間水中に浸漬したサンプルを水を含んだ状態のまま
で定速伸長型引張り試験機を用いて引張り破断強さを測
定する。チヤツク部への取りつけ時は5mg/dの初張力を
かける。
v)不織布自体の吸水能力 不織布の面積20〜100cm2の試片を取り出し面積を求め
る。次いで20℃水中に5分間浸漬し、水中より取り出し
て金網上に水平にして5分間静置して余分の水を落下さ
せた後重量を測定して水浸前の面積1m2当りの吸水量を
求める。
vi)不織布自体の吸水時収縮率 不織布の長さ方向に約30cmの短冊状試片をサンプリング
し、正確に20cm間に印をつけ、20℃水中に浸漬し浸漬時
間(秒)と収縮率(元長に対する収縮率)を測定し、水
浸5分以内における最大収縮率を吸水時収縮率とする。
vii)吸水収縮糸の吸水時収縮率および吸水時収縮速度
i)と同様にして測定を行う。
viii)吸水収縮糸の吸水時収縮応力および吸水時収縮応
力発現速度 ii)と同様にして測定を行う。ただし吸水時収縮応力発
現速度は150mg/dの応力発現までの時間(秒)とする。
ix)吸水収縮糸の30%収縮させた状態での収縮応力ii
i)と同様にして測定を開始し、20±1℃水中に浸漬し
た後5分間の収縮応力変化を測定し、5分以内の最大収
縮応力値(単位:mg/d)とする。
x)吸水収縮糸の溶解減量 サンプルをほぼ10mmの長さに切断後1〜2gをサンプリン
グし、JISL−1013により絶乾状態として精秤し初期量W0
gとする。次いで浴比200の20℃水中に精秤したサンプ
ルを分散し60分間放置後、定量No.5A−11cmφの濾紙を
使用して濾過する。水滴が適下しなくなつたものを絶乾
後精秤しWgとするとき溶解減量は によつて求められる。
xi)不織布及び吸水収縮材の厚さ 10g/cm2の荷重がかかるように調節されたダイヤルゲー
ジを用いて測定する。
(註)(i)吸水収縮材に適用する荷重及び初張力は吸
水収縮材に含まれる吸水収縮糸の総デニールを用いて算
出する。
(ii)吸水収縮糸が高速収縮繊維と他素材との複合体に
より構成される場合は、高速収縮繊維のみを取り出して
測定を行う。
以下本発明を実施例により説明する 実施例1〜4、比較例1〜3 <吸水収縮糸の製造> (1)吸水により急速に収縮するヤーンの製造 特願昭60−297942号に示したと同様の方法を用いて次の
如く製造した。イタコン酸2モル%変性のポリビニルア
ルコール(平均重合度1800、ケン化度97モル%)を使用
して、ポリビニルアルコール水溶液濃度50%の原液と
し、口金から空気中に吐出した紡糸原糸を下記条件によ
り冷却、予備乾燥を行つた。
紡糸筒温度(冷却ゾーン):30℃ 〃 (予備乾燥ゾーン):110℃ 冷却ゾーン長さ:0.25m 予備乾燥ゾーン:2.35m 乾燥温度:125℃ 乾燥した紡糸原糸の水分率は0.1%以下であつた。
この紡糸原糸を200℃の延伸炉を通して5.5倍に延伸し50
0d/72fのヤーンを得た。このヤーンは吸水時収縮率62
%、吸水時収縮速度4秒、吸水時収縮応力220mg/d、吸
水時収縮応力発現速度4秒、原長より30%収縮させた状
態での収縮応力55mg/d、溶解減量17%であり、高速収縮
繊維としての機能を十分に満足するものであつた。
(2)吸水によりゆつくり収縮ヤーンの製造 特開昭60−2709号公報に示したと同様の方法を用いて次
の如く製造した。平均重合度1700、ケン化度99.9モル%
のポリビニルアルコール水溶液を飽和Na2SO4水溶液中で
湿式紡糸後、40℃の空気中及び90℃の飽和Na2SO4水溶液
中で4.5倍に延伸し、そのままの定長状態において絶乾
するまで130℃の熱風乾燥と170℃の熱処理を行つた。こ
の繊維は水による著るしい膨潤と収縮をともなうため、
定長を維持するに十分な張力を与えた状態で繊維付着Na
2SO4除去を目的とする30℃の水洗、給油等の湿潤処理を
施し、さらに対繊維水分率が40%に到達するまでは80
℃、次に120℃の熱風により緊張下で乾燥した。得られ
た単繊維デニール1.5drの糸篠(トウ)を用い、パーロ
ツク方式で索切後、リング精紡機で綿番手10′s/1撚数
6.8t/in(Z)の紡績糸を得た。
(3)吸水収縮糸の製造 製造例(1)で示した吸水により急速に収縮するヤーン
(高速収縮繊維)500d/72fと、製造例(2)で示した吸
水によりゆつくり収縮するヤーン10′s/1各1本づつを
合せて3t/in(Z)に合撚糸した。
<不織布用吸水収縮繊維の製造> 上記(2)で得られた糸篠に捲縮を付与し繊維長51mmの
カツトフアイバーを得た。このフアイバーの20℃水中に
おける収縮率は35%であつた。
<不織布用非吸水収縮性繊維> 市販のビニロンカツトフアイバー1.5dr×51mmを用い
た。このフアイバーの20℃水中における収縮率は3%で
あつた。
<吸水収縮材の製造> 上記方法により製造した不織布用吸水収縮繊維1.5dr×5
1mmを用いて、常法によりカードウエブを作製した。続
いて200p/cm2×両面のニードルパンチを施し目付50g/
m2、厚さ1.2mmの不織布を得た。得られた不織布の20℃
水中における経方向の収縮率は23%、吸水能力740g/m2
であつた。この不織布に前記(3)で作製した吸水収縮
糸を下糸とし、ポリエステル縫糸80番手(綿番手80′s/
3)を上糸として縫い目ピツチ3mmの縫い目を不織布の長
手方向に平行に5mm間隔で3列作製し、巾2cmの吸水収縮
材とした(実施例1)。これに用いた不織布自体及びこ
の吸水収縮材としての性能を第1表に示した。
次に前記方法により作製した不織布用吸水収縮繊維80%
とバインダー繊維NBF(大和紡(株)製、芯:ポリプロ
ピレン、鞘:ポリエチレンより成る芯鞘繊維、2dr×51m
m)20%を混合し、実施例1と同様にして不織布及び吸
水収縮材を作製した(実施例2)。この不織布自体及び
吸水収縮材の性能測定結果を第1表に示した。
また前記方法により作製した不織布用吸水収縮繊維50%
とバインダー繊維NBF50%を混合し、実施例1と同様に
して不織布及び吸水収縮材を作成した(実施例3)。性
能測定結果を第1表に示した。
さらに不織布の目付を80g/m2とした以外は実施例1と同
様にして不織布と吸水収縮材を作製した(実施例4)。
性能測定結果を第1表に示した。
一方、前記方法により作製した不織布用非吸水収縮性繊
維(通常のビニロン繊維)を用いて実施例1と同様の方
法で不織布及び吸水収縮材を作製した(比較例1)。性
能測定結果を第1表に示した。
次に目付を20g/m2としたこと以外は実施例1と同様にし
て不織布及び吸水収縮材を作成し(比較例2)性能測定
を行つた結果を第1表に示した。
また前記方法により作製した不織布用非吸水収縮性繊維
(通常のビニロン繊維)80%とNBF20%を用いて400p/cm
2×両面のニードルパンチを施し、目付30g/m2の不織布
を作成し、140℃のカレンダーロールを3回通して0.3mm
厚の不織布とし、実施例1と同様にして吸水収縮材とし
た(比較例3)。性能測定結果を第1表に示した。
<使いすておむつとしての実用テスト> 実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3で
示した吸水収縮材を端縁部に使用した使いすておむつを
作製し、生後12ヵ月の乳児に着用させて実用テストを実
施した結果を第2表に示した。作製した使いすておむつ
の構造についても第2表に併記した。
第2表の結果より、吸水収縮材を構成する不織布の吸水
量が少い場合、補助吸水体としての機能が不十分で尿の
もれが生じることがわかる。また該不織布の目付が30g/
m2以下の場合は、吸水収縮糸のみを使用した場合に比し
てうつ血による大腿部のスジは幾分軽減されるものの、
十分な防止効果は認められなかつた。さらに使いすてお
むつの構造として吸水体と吸水収縮材とを非接触にして
おいても十分な収縮ともれ防止効果を有することが理解
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の吸水収縮材の一例の平面図であり、第
2図は本発明の使いすておむつの一例の断面図であり、
第3図は従来の使いすておむつの一例の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/14 Z 7199−3B 6/34 Z 7199−3B D04H 1/04 Z 7199−3B 1/42 M 7199−3B 1/46 A 7199−3B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水により収縮する不織布と吸水により該
    不織布より高速でしかも高率で収縮する糸を一体化した
    ことを特徴とする細長い形状を有する吸水収縮材。
  2. 【請求項2】20℃水中において、長さ方向の最大収縮率
    が30%以上、長さ方向の30%収縮に達する時間が20秒以
    下、原長状態における収縮応力が100g以上、100gの収縮
    応力発現までの時間が20秒以下である特許請求の範囲第
    1項に記載の吸水収縮材。
  3. 【請求項3】長さ方向に30%収縮させ20℃水中に8時間
    浸漬した後の吸水状態における収縮応力が30g以上、同
    引張り破断強力が1kg以上である特許請求の範囲第1も
    しくは2項に記載の吸水収縮材。
  4. 【請求項4】吸水により収縮する不織布が、20℃の水を
    200g/m2以上吸収し、かつ20℃水中における長さ方向の
    収縮率が10%以上で、目付けが30g/m2以上である特許請
    求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の吸水収縮材。
  5. 【請求項5】吸水収縮糸が、20℃水中において最大収縮
    率が30%以上、30%収縮に達する時間が10秒以下、原長
    状態における収縮応力が150mg/d以上、150mg/dの応力発
    現までの時間が10秒以下、原長より30%収縮させた状態
    での収縮応力が30mg/d以上、溶解減量25%以下である高
    速収縮繊維を含む特許請求の範囲第1〜4項のいずれか
    に記載の吸水収縮材。
  6. 【請求項6】吸水収縮性不織布と吸水収縮糸の一体化手
    段が吸水収縮性不織布に吸水収縮糸を縫い込んで成る特
    許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の吸水収縮
    材。
  7. 【請求項7】使いすておむつの長手方向端縁部に、吸水
    により収縮する不織布と吸水により該不織布より高速で
    しかも高率で収縮する糸を一体化した細長い形状を有す
    る吸水収縮材を補助吸水体として設置したことを特徴と
    する使いすておむつ。
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