JPH0610231Y2 - クラッチにおける弾性部材の支持装置 - Google Patents

クラッチにおける弾性部材の支持装置

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JPH0610231Y2
JPH0610231Y2 JP5507489U JP5507489U JPH0610231Y2 JP H0610231 Y2 JPH0610231 Y2 JP H0610231Y2 JP 5507489 U JP5507489 U JP 5507489U JP 5507489 U JP5507489 U JP 5507489U JP H0610231 Y2 JPH0610231 Y2 JP H0610231Y2
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JP
Japan
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elastic member
rolling element
clutch
output shaft
cylindrical surface
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JP5507489U
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JPH02145327U (ja
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健一郎 伊藤
博海 野尻
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エヌティエヌ株式会社
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、クラッチにおける弾性部材の支持装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、自動車の電動パワーステアリング装置にはクラ
ッチが組込まれている。この場合のクラッチとして、電
磁クラッチを使用することができるが、所要の伝達トル
クを得るには大形になる欠点がある。また、かみ合いク
ラッチを使用すると、かみ合いの位置合わせや負荷時の
かみ合い解除に大きな力を必要とすると共に、そのクラ
ッチを外部から制御するための制御装置を必要とする問
題がある。
上記の問題点を解決するため、第1駆動軸および第2駆
動軸の2つの入力を外部から制御することなく機械的に
切り換えて被駆動軸に伝達する小型の3ウェイクラッチ
を本件出願人は既に提案している(特願昭63-53307号明
細書)。
第8図および第9図は上記クラッチを示す。このクラッ
チにおいては、入力軸30に付与される回転力が、その
入力軸30と出力軸31を連結するトーションバー32
の設定トルク以下の場合、上記トーションバー32を介
して入力軸30の回転を出力軸31に伝えるようにして
いる。
また、トーションバー32の設定トルクを越えた回転力
が入力軸30に伝達されたとき、その入力軸30に設け
た保持器33を出力軸31に対して相対回転させ、保持
器33のポケット34に組込まれた転動体35を出力軸
31の外周面に形成したカム面36と外輪37の円筒面
38とに係合させると共に、入力軸30に設けたピン孔
39と出力軸31の先端に設けたピン40とを係合さ
せ、そのピン40とピン孔39との係合によって入力軸
30の回転を出力軸31に伝達し、また、転動体35の
係合によって、外輪37の回転を出力軸31に伝えるよ
うにしている。
上記クラッチでは、保持器33のポケット34に1つの
転動体35を組込み、その転動体35を入力軸30の正
転時と逆転時のいずれにおいても円筒面38とカム面3
6とにクラッチ係合させる構成であるため、上記ポケッ
ト34内に一対の弾性部材41を組込んで転動体35を
円筒面38およびカム面36と係合しない中立位置に保
持する必要がある。このような単一の転動体35と一対
の弾性部材41をポケット34内に組込んだクラッチに
おいては、ポケットに2つの転動体を組込んで入力軸の
正転時に2つの転動体のうち、一方の転動体を円筒面と
カム面にクラッチ係合させ、逆転時に他方の転動体を円
筒面とカム面にクラッチ係合させるようにしたクラッチ
に比較して転動体の組込み数を多くすることができる。
このため、負荷容量の大きなクラッチを提供することが
できる利点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記のようなクラッチにおいて、弾性部材4
1は、クラッチのオン、オフ時、転動体35によって押
され、あるいは叩かれるため、転動体35と保持器33
の柱42との間に単に組込むとへたりが生じ、弾性部材
41の寿命が短くなるという問題が生じる。
そこで、この考案は上記の問題を解決し、弾性部材の寿
命の向上を図ることを技術的課題としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この考案においては、保
持器のポケット間に形成された柱の円周方向に位置する
両側面の軸方向中央部に転動体の長さより短く、上記弾
性部材の変形を吸収できる深さの切欠部を設けた構成を
採用したのである。
〔作用〕
上記のように柱の両側面に切欠部を設けると、転動体に
よって弾性部材が押されたとき、その弾性部材は切欠部
内に逃げることができるため、弾性部材は大きく変形せ
ず、弾性部材の寿命向上を図ることができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を第1図乃至第7図に基づいて
説明する。
第1図および第2図に示すように、外輪1の内径面にお
ける両端部には軸受2が取付けられ、その軸受2によっ
て出力軸3が回転自在に支持されている。
出力軸3の一端部には筒部4が設けられ、その筒部4の
内側に入力軸5が回転自在に挿入されている。
前記外輪1の内径面は円筒面6とされ、一方出力軸3の
外径面には、上記円筒面6との間に周方向の両端が狭い
楔形空間を形成するカム面7が周方向に複数設けられて
いる。
円筒面6と出力軸3の外径面間には保持器8が組込ま
れ、その保持器8と前記入力軸5とはピン9で連結され
ている。その連結のため、出力軸3の筒部4にはピン挿
入孔10が形成され、そのピン挿入孔10とピン9との
間に回転方向すきま(図示省略)が設けられている。
保持器8には、前記カム面7と対向する位置にポケット
11が形成され、このポケット11内にころから成る1
本の転動体12が組込まれている。転動体12は、その
両側に配置した一対の弾性部材13で両側部が押され、
円筒面6およびカム面7と係合しない中立の状態に保持
されている。
ここで、弾性部材13は、第3図乃至第6図に示すよう
に、保持器8のポケット11間に形成された柱14の外
径面に当接される平板部15の両側に、柱14の側面と
係合する一対の側板16を設け、この側板16の両端部
を外方向に折曲げて一対の弾性片17を形成し、その弾
性片17で転動体12を押すようにしている。
前記出力軸3における筒部4の底には角孔18が形成さ
れ、一方、入力軸5の端面には上記角孔18に挿入する
角軸19が設けられ、この角軸19と角孔18との間に
回転方向すきまAが形成されている。
また、出力軸3と入力軸5のそれぞれ軸芯上には挿入孔
20が設けられ、その挿入孔20にトルク設定弾性部材
としてのトーションバー21が挿入されている。このト
ーションバー21の一端部は出力軸3に連結され、他端
部は入力軸5に連結され、そのトーションバー21のば
ね力によって角軸19は回転方向すきまAの中立位置に
保持される。
上記の構成から成るクラッチにおいて、入力軸5を回転
し、その回転力がトーションバー21の設定トルク以下
であると、トーションバー21の捩れは小さく、入力軸
5の回転はトーションバー21を介して出力軸3に伝達
される。
また、入力軸5の回転力がトーションバー21の設定ト
ルクを越えると、トーションバー21が大きく捩れて入
力軸5と保持器8とが出力軸3に対して相対回転し、そ
の回転により転動体12が周方向に移動して円筒面6お
よびカム面7と係合し、クラッチが成立する。また、保
持器8がさらに同方向に回転すると角軸19と角孔18
が係合する。このため、入力軸5の回転は角軸19と角
孔18の係合によって出力軸3に伝達されると共に、外
輪1に予め回転力を付与しておくと、その回転は転動体
12を介して出力軸3に伝達される。
上記のように、入力軸5に付与される回転力がトーショ
ンバーの設定トルク以下の場合は、入力軸5の回転を出
力軸3に伝達することができ、設定トルクを越えると入
力軸5と外輪1の2つの回転を出力軸3に伝達すること
ができるため、ラックアンドピニオン型マニアルステア
リング装置におけるハンドルを入力軸5に取付け、車輪
操舵用ピニオンのピニオン軸を出力軸に接続し、そし
て、トーションバー21の捩れを検出するセンサーによ
り制御装置によって運転が制御されるモータの回転を外
輪に伝えるようにすれば、上記クラッチを電動パワース
テアリング装置のクラッチとして使用することができ
る。
ところで、上記クラッチにおいてはクラッチの入り、切
りにより弾性部材13は転動体12によって押された
り、転動体12のポンピングにより叩かれたりするた
め、へたりが生じ易い。
その問題を解決するため、保持器8の柱14の円周方向
に位置する両側面の軸方向中央部に、転動体12の長さ
より短く、弾性部材13の弾性片17の変形を吸収する
深さの切欠部22を設けてある(第3図乃至第5図参
照)。この切欠部22を設けることにより、弾性部材1
3の弾性片17が転動体12で押されると、上記弾性片
17は切欠部22内に逃げるため、弾性片17は大きく
変形せず、弾性片17のへたりを防止することができ
る。
なお、柱14に取付けた弾性部材13の取付けの安定化
を図るため、柱14の外径面に平板部15が嵌る凹部2
3を形成し、その凹部23の両端面に平板部15の両端
部が係合する突部24を設けてある。
第7図は、上記弾性部材13の取付けの他の例を示す。
この例においては、保持器8の内径面から柱14に弾性
部材13を取付け、その弾性部材13の側板16の側縁
に設けた内向き折曲片25を柱14の側面外径部に設け
た傾斜面26に係合させるようにしている。
上記のように、保持器8の内径側から柱14に弾性部材
13を取付けることにより、保持器8が高速回転して弾
性部材13に大きな遠心力が作用しても、弾性部材13
が柱14から離脱するのを防止することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案においては、柱の両側面に弾性
部材の変形を収納可能とする切欠部を設け、転動体によ
って弾性部材が押されたとき、その切欠部内に弾性部材
が逃げるようにしたので、弾性部材のへたりが少なく、
弾性部材の寿命向上に大きな効果を挙げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る弾性部材の支持装置を採用し
たクラッチの実施例を示す縦断正面図、第2図は第1図
のII−II線に沿った断面図、第3図は同上保持器の一部
を示す平面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿った断面
図、第5図は第3図のV−V線に沿った断面図、第6図
は同上の弾性部材を示す斜視図、第7図は同上弾性部材
の取付けの他の例を示す断面図、第8図は従来のクラッ
チを示す縦断正面図、第9図は第8図のIX−IX線に沿っ
た断面図である。 1……外輪、3……出力軸、 5……入力軸、6……円筒面、 7……カム面、8……保持器、 11……ポケット、12……転動体 13……弾性部材、14……柱、 15……平板部、16……側板、 17……弾性片、21……トーションバー。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪の内径面を円筒面とし、その外輪の内
    側に挿入した出力軸の外径面には上記円筒面との間に周
    方向の両端が狭い楔形空間を形成するカム面を設け、外
    輪と出力軸との間に組込んだ保持器には、上記カム面と
    対向する位置にポケットを設け、そのポケット内にころ
    から成る転動体と、その転動体が外周円筒面およびカム
    面に係合しない中立位置に上記転動体を保持する一対の
    弾性部材とを組込んだクラッチにおける弾性部材の支持
    装置において、前記保持器のポケット間に形成された柱
    の円周方向に位置する両側面の軸方向中央部に前記転動
    体の長さより短く、上記弾性部材の変形を吸収できる深
    さの切欠部を設けたことを特徴とするクラッチにおける
    弾性部材の支持装置。
  2. 【請求項2】前記弾性部材が、柱の外径面又は内径面に
    当接される平板部の両側に柱の両側面に係合する一対の
    側板を設け、その側板の両側部を外方向に折曲げて転動
    体押圧用の弾性片を形成した構成とされた請求項(1)記
    載のクラッチにおける弾性部材の支持装置。
JP5507489U 1989-05-13 1989-05-13 クラッチにおける弾性部材の支持装置 Expired - Lifetime JPH0610231Y2 (ja)

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JPH02145327U JPH02145327U (ja) 1990-12-10
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