JPH06102787B2 - 石油系燃料油用消臭添加剤及び燃料油 - Google Patents
石油系燃料油用消臭添加剤及び燃料油Info
- Publication number
- JPH06102787B2 JPH06102787B2 JP2109540A JP10954090A JPH06102787B2 JP H06102787 B2 JPH06102787 B2 JP H06102787B2 JP 2109540 A JP2109540 A JP 2109540A JP 10954090 A JP10954090 A JP 10954090A JP H06102787 B2 JPH06102787 B2 JP H06102787B2
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- petroleum
- additive
- terpene
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油系燃料油用の消臭添加剤及び燃料油に関
する。
する。
従来の技術 燃料油、特に石油系燃料油はその燃焼初期及び燃焼停止
(消火)直後に特有の不快臭を発生する。特に、この現
象は、開放型の石油ストーブにおいてよくみられ石油ス
トーブの点火時あるいは消火時に特有の不快臭が発生
し、室内の空気がこれによって汚染されて居住者に著し
い不快感を与えている。このため、種々のマスキング剤
や消臭剤が提案されている。
(消火)直後に特有の不快臭を発生する。特に、この現
象は、開放型の石油ストーブにおいてよくみられ石油ス
トーブの点火時あるいは消火時に特有の不快臭が発生
し、室内の空気がこれによって汚染されて居住者に著し
い不快感を与えている。このため、種々のマスキング剤
や消臭剤が提案されている。
例えば、特開昭57−115490号公報では、テルペン系炭化
水素を含有する天然精油等よりなる灯油の悪臭消臭剤
が、また特開昭63−218796号公報では、エチレンブラシ
レート等の大環状ムスクを含む灯油用消臭添加物がそれ
ぞれ提案されている。
水素を含有する天然精油等よりなる灯油の悪臭消臭剤
が、また特開昭63−218796号公報では、エチレンブラシ
レート等の大環状ムスクを含む灯油用消臭添加物がそれ
ぞれ提案されている。
また、本発明者らもリモネンを石油系燃料に添加すると
その悪臭が抑制されることを見出し、リモネンを添加し
た石油系燃料について特許出願をした(特願平1−3090
30号)。
その悪臭が抑制されることを見出し、リモネンを添加し
た石油系燃料について特許出願をした(特願平1−3090
30号)。
しかし、これらのマスキング剤や消臭剤はある程度の効
果は達成されるものの、まだ充分な消臭効果を達成する
までには至っていない。
果は達成されるものの、まだ充分な消臭効果を達成する
までには至っていない。
発明が解決しようとする課題 本発明者は、これらの問題、すなわち石油系燃料におけ
る燃焼初期あるいは消火直後において発生する悪臭を防
止する添加物の開発について鋭意検討を進めた結果、大
環状ケトンとテルペン類化合物とを混合した添加剤を燃
料油、特に石油系燃料油に添加すると点火時あるいは消
火時における特有の悪臭の発生を抑制することができる
ことを見出した。本発明はこのような知見に基づいてな
されたものである。従って、本発明の目的は、燃料油、
特に石油系燃料の燃焼初期及び消火直後に発生する悪臭
を抑制する燃料油用の添加剤を提供することある。
る燃焼初期あるいは消火直後において発生する悪臭を防
止する添加物の開発について鋭意検討を進めた結果、大
環状ケトンとテルペン類化合物とを混合した添加剤を燃
料油、特に石油系燃料油に添加すると点火時あるいは消
火時における特有の悪臭の発生を抑制することができる
ことを見出した。本発明はこのような知見に基づいてな
されたものである。従って、本発明の目的は、燃料油、
特に石油系燃料の燃焼初期及び消火直後に発生する悪臭
を抑制する燃料油用の添加剤を提供することある。
課題を解決するための手段 本発明は、大環状ケトンとテルペン類化合物とを混合し
てなる石油系燃料油用消臭添加剤及びこれを添加してな
る燃料油に関する。
てなる石油系燃料油用消臭添加剤及びこれを添加してな
る燃料油に関する。
本発明における石油系燃料油は、ガソリン、灯油、軽
油、重油あるいは原油から分離された全ての留分及び残
渣油等からなる燃料油を含むものである。
油、重油あるいは原油から分離された全ての留分及び残
渣油等からなる燃料油を含むものである。
大環状ケトンは、一般式 (nは10から19の整数を示す)で表される化合物であっ
て、このような化合物の例としては、例えば、シクロウ
ンデカノン、シクロドデカノン、シクロトリデカノン、
シクロテトラデカノン、シクロペンタデカノン、シクロ
ヘキサデカノン、シクロヘプタデカノン、シクロオクタ
デカノン、シクロノナデカノン、シクロエイコサノン等
を挙げることができる。またテルペン類化合物は、テル
ペン系炭化水素、テルペンアルコール類、テルペンアル
デヒド類あるいはこれらを含有する天然精油を意味し、
このような化合物の例としては、次のような化合物があ
る。
て、このような化合物の例としては、例えば、シクロウ
ンデカノン、シクロドデカノン、シクロトリデカノン、
シクロテトラデカノン、シクロペンタデカノン、シクロ
ヘキサデカノン、シクロヘプタデカノン、シクロオクタ
デカノン、シクロノナデカノン、シクロエイコサノン等
を挙げることができる。またテルペン類化合物は、テル
ペン系炭化水素、テルペンアルコール類、テルペンアル
デヒド類あるいはこれらを含有する天然精油を意味し、
このような化合物の例としては、次のような化合物があ
る。
テルペン系炭化水素としては、αピネン、βピネン、ミ
ルセン、リモネン、アロオシメン、オシメン、p-サイメ
ン等を、テルペンアルコール類としてはシナロール、ゲ
ラニオール、ネロール、シトロネロール、ターピネオー
ル、l−メントール、ボルネオール等を、テルペンアル
デヒド類としては、シトロネラール、シトラール、ヒド
ロキシシトロネラール等を、またテルペン類化合物を含
有する天然精油には、オレンジオイル、レモンオイル、
樟脳油等をそれぞれ例示することができる。これら大環
状ケトンとテルペン類化合物はそれぞれ1種を選択して
混合してもよく、また数種を選択して混合してもよい。
その混合比は、大環状ケトン:テルペン類化合物が、1:
500〜1:1、好ましくは1:200〜1:50がよく、燃料油への
添加量は、この混合物として10ppm〜1.0重量%、好まし
くは200〜2000ppmとすることが望ましい。
ルセン、リモネン、アロオシメン、オシメン、p-サイメ
ン等を、テルペンアルコール類としてはシナロール、ゲ
ラニオール、ネロール、シトロネロール、ターピネオー
ル、l−メントール、ボルネオール等を、テルペンアル
デヒド類としては、シトロネラール、シトラール、ヒド
ロキシシトロネラール等を、またテルペン類化合物を含
有する天然精油には、オレンジオイル、レモンオイル、
樟脳油等をそれぞれ例示することができる。これら大環
状ケトンとテルペン類化合物はそれぞれ1種を選択して
混合してもよく、また数種を選択して混合してもよい。
その混合比は、大環状ケトン:テルペン類化合物が、1:
500〜1:1、好ましくは1:200〜1:50がよく、燃料油への
添加量は、この混合物として10ppm〜1.0重量%、好まし
くは200〜2000ppmとすることが望ましい。
添加量が10ppm未満では充分な消臭効果が得られない
し、また添加量を多くすると多い程悪臭は減少するが、
逆に室内に添加物の悪臭がこもる等の悪影響が生ずる。
また多量使用することは、経済的にも好ましくない。従
って、本発明における燃料油への添加量は、上記の範囲
内にすることが望ましい。
し、また添加量を多くすると多い程悪臭は減少するが、
逆に室内に添加物の悪臭がこもる等の悪影響が生ずる。
また多量使用することは、経済的にも好ましくない。従
って、本発明における燃料油への添加量は、上記の範囲
内にすることが望ましい。
大環状ケトンまたはテルペン類化合物をそれぞれ単独に
燃料油に添加してもある程度の効果は得られるが大環状
ケトンとテルペン類化合物とを併用し、かつ両者を1:50
0〜1:1の混合割合で混合することよってその効果がいち
じるしく増大される。
燃料油に添加してもある程度の効果は得られるが大環状
ケトンとテルペン類化合物とを併用し、かつ両者を1:50
0〜1:1の混合割合で混合することよってその効果がいち
じるしく増大される。
この点については、例えば、イソボルニルアセテートの
ようなエステル類は、単独で添加すると消臭効果が若干
あるが、これを大環状ケトンと併用して灯油に添加する
と無添加の灯油よりも点火時あるいは消火時に悪臭が生
じ、相乗効果を全く生じない。これに対し、本発明のよ
うに大環状ケトンとテルペン類化合物とを併用して燃料
油に添加することによって後述の比較試験で述べるよう
に相乗的に点火時あるいは消火時の悪臭の発生を防止す
ることができるものである。
ようなエステル類は、単独で添加すると消臭効果が若干
あるが、これを大環状ケトンと併用して灯油に添加する
と無添加の灯油よりも点火時あるいは消火時に悪臭が生
じ、相乗効果を全く生じない。これに対し、本発明のよ
うに大環状ケトンとテルペン類化合物とを併用して燃料
油に添加することによって後述の比較試験で述べるよう
に相乗的に点火時あるいは消火時の悪臭の発生を防止す
ることができるものである。
次に、本発明について実施例を示して具体的に説明す
る。
る。
実施例1 シクロドデカノンとリモネンとを1:100の重量割合で混
合して石油系燃料油用消臭添加剤を得た。
合して石油系燃料油用消臭添加剤を得た。
この添加剤を白灯油に0.1重量%添加して均一に混合
し、この灯油を灯油ランプで燃焼し、消火後発生する蒸
気の臭気を20名のパネラーによって官能検査を行なって
評価した。
し、この灯油を灯油ランプで燃焼し、消火後発生する蒸
気の臭気を20名のパネラーによって官能検査を行なって
評価した。
評価は、実施例1の添加物を添加した白灯油と無添加の
白灯油(比較例1)とについて官能検査による比較試験
を行なった。官能試験は、金属製の無臭箱を用い、実施
例1と比較例1(添加剤入り灯油と表示したもの)の蒸
気の臭気を交互に順番を入れ換えて「非常に良い」〜
「悪化した」の4段階で評価した。その結果を第1表に
示す。
白灯油(比較例1)とについて官能検査による比較試験
を行なった。官能試験は、金属製の無臭箱を用い、実施
例1と比較例1(添加剤入り灯油と表示したもの)の蒸
気の臭気を交互に順番を入れ換えて「非常に良い」〜
「悪化した」の4段階で評価した。その結果を第1表に
示す。
実施例2〜10 第1表に示されるような大環状ケトンとテルペン類化合
物とをそこに記載されている割合で混合して石油系燃料
油用消臭添加剤を得た。
物とをそこに記載されている割合で混合して石油系燃料
油用消臭添加剤を得た。
この添加剤を白灯油に第1表に示される量添加して実施
例1と同様に比較試験を行った。なお、比較例として第
1表に示すように大環状ケトンのみ単独で添加した白灯
油あるいはテルペン類化合物のみ単独で添加した白灯油
を用いた。これらの結果を第1表に示す。
例1と同様に比較試験を行った。なお、比較例として第
1表に示すように大環状ケトンのみ単独で添加した白灯
油あるいはテルペン類化合物のみ単独で添加した白灯油
を用いた。これらの結果を第1表に示す。
第1表の結果からみて、実施例1〜10による大環状ケト
ンとテルペン類化合物とを併用添加した白灯油は、発生
する蒸気の臭気が「非常に良くなった」のに対し、大環
状ケトン及びテルペン類化合物を添加しなかった場合
(比較例1)、大環状ケトンのみを添加した場合(比較
例2〜4)、テルペン類化合物のみを添加した場合(比
較例5〜8)は「変らない」あるいは「良い」が大部分
を占め、実施例のように両者を併用したときにのみ明ら
かに顕著な消臭改善効果があることがわかった。
ンとテルペン類化合物とを併用添加した白灯油は、発生
する蒸気の臭気が「非常に良くなった」のに対し、大環
状ケトン及びテルペン類化合物を添加しなかった場合
(比較例1)、大環状ケトンのみを添加した場合(比較
例2〜4)、テルペン類化合物のみを添加した場合(比
較例5〜8)は「変らない」あるいは「良い」が大部分
を占め、実施例のように両者を併用したときにのみ明ら
かに顕著な消臭改善効果があることがわかった。
発明の効果 本発明は、大環状ケトンとテルペン類化合物とを混合し
た石油系燃料油の消臭添加剤に関するものであって、こ
のような添加剤を用いるとこれらの化合物を添加しなか
った場合、あるいはそれぞれ単独で使用した場合にくら
べて、燃料油、特に石油系燃料油の点火時あるいは消火
時にいちじるしい消臭効果を示し、その悪臭の発生を抑
制することができる。従って、本発明の消臭添加剤は石
油ストーブ等の石油系燃料油用添加剤として有用であ
る。
た石油系燃料油の消臭添加剤に関するものであって、こ
のような添加剤を用いるとこれらの化合物を添加しなか
った場合、あるいはそれぞれ単独で使用した場合にくら
べて、燃料油、特に石油系燃料油の点火時あるいは消火
時にいちじるしい消臭効果を示し、その悪臭の発生を抑
制することができる。従って、本発明の消臭添加剤は石
油ストーブ等の石油系燃料油用添加剤として有用であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】大環状ケトンの1種またはそれ以上とテル
ペン類化合物の1種またはそれ以上とを混合してなる石
油系燃料油用消臭添加剤。 - 【請求項2】大環状ケトんの1種またはそれ以上とテル
ペン類化合物の1種またはそれ以上とを石油系燃料油に
添加してなる石油系燃料油。 - 【請求項3】大環状ケトンとテルペン類化合物との混合
比率が1:500〜1:1の範囲である請求項(1)記載の石油
系燃料油用消臭添加剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2109540A JPH06102787B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 石油系燃料油用消臭添加剤及び燃料油 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2109540A JPH06102787B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 石油系燃料油用消臭添加剤及び燃料油 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH047395A JPH047395A (ja) | 1992-01-10 |
| JPH06102787B2 true JPH06102787B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=14512839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2109540A Expired - Fee Related JPH06102787B2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | 石油系燃料油用消臭添加剤及び燃料油 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102787B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57115490A (en) * | 1981-01-07 | 1982-07-17 | Mai Sukinkeaa Lab:Kk | Deodorant of bad smell from kerosene |
| JPH0637630B2 (ja) * | 1985-03-05 | 1994-05-18 | 出光興産株式会社 | 4サイクルエンジン用潤滑油組成物 |
| JPS62143995A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-27 | Eiichi Yanagisawa | 灯油専用芳香剤 |
-
1990
- 1990-04-25 JP JP2109540A patent/JPH06102787B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH047395A (ja) | 1992-01-10 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
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| R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
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