JPH06102809B2 - 高周波移動焼入焼もどし装置 - Google Patents
高周波移動焼入焼もどし装置Info
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- JPH06102809B2 JPH06102809B2 JP2074322A JP7432290A JPH06102809B2 JP H06102809 B2 JPH06102809 B2 JP H06102809B2 JP 2074322 A JP2074322 A JP 2074322A JP 7432290 A JP7432290 A JP 7432290A JP H06102809 B2 JPH06102809 B2 JP H06102809B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 丸棒材の外周面に螺旋溝を設けたボールネジの高周波焼
入と高周波焼入に続く高周波焼もどしをオンラインで連
続的に行う高周波移動焼入焼もどし装置に関する。
入と高周波焼入に続く高周波焼もどしをオンラインで連
続的に行う高周波移動焼入焼もどし装置に関する。
<従来の技術> 従来、高周波移動焼入によってボールネジからなるワー
クに焼入を行った場合、焼入後の焼もどしは、高周波移
動焼入を行った設備とは別の電気炉にワークを搬入して
行っている。ボールネジの焼もどしにこのようなバッチ
処理を採用するのは、ボールネジの外周面に螺旋溝が設
けられているため、連続処理では均一な焼もどしが難し
いからである。
クに焼入を行った場合、焼入後の焼もどしは、高周波移
動焼入を行った設備とは別の電気炉にワークを搬入して
行っている。ボールネジの焼もどしにこのようなバッチ
処理を採用するのは、ボールネジの外周面に螺旋溝が設
けられているため、連続処理では均一な焼もどしが難し
いからである。
<発明が解決しようとする課題> 従って、焼もどしのために、ワークを1ロット分蓄えて
から電気炉に移動する手間がかかるのみならず、連続し
た焼入作業と断続する焼もどし処理作業との連結には、
時間と場所の無益なロスを発生し、且つ電気炉を設置す
るための大きなコストを必要とした。
から電気炉に移動する手間がかかるのみならず、連続し
た焼入作業と断続する焼もどし処理作業との連結には、
時間と場所の無益なロスを発生し、且つ電気炉を設置す
るための大きなコストを必要とした。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであって、ボ
ールネジの焼入および焼もどしを行うに際して、焼もど
しのための電気炉を必要とせず、焼入と相連続した作業
として安価かつ高品質にに焼もどしを行うことができる
高周波移動焼入焼もどし装置を提供することを目的とし
ている。
ールネジの焼入および焼もどしを行うに際して、焼もど
しのための電気炉を必要とせず、焼入と相連続した作業
として安価かつ高品質にに焼もどしを行うことができる
高周波移動焼入焼もどし装置を提供することを目的とし
ている。
<課題を解決するための手段> 上記問題を解決するために、本発明の高周波移動焼入焼
もどし装置は、外周面に螺旋状の溝が設けられたボール
ネジの焼入と焼入に続く焼もどしをオンラインで連続的
に行う装置であって、前記ボールネジからなるワークを
周方向に回転させながら長手方向に水平移動させるワー
ク駆動手段と、そのワークの水平移動路に沿って上流側
から下流側へ順番に配設された鞍形半開放型の高周波焼
入用加熱コイル、焼入用急冷液噴射ジャケット、鞍形半
開放型の高周波焼もどしコイルおよびアフタークーリン
グ用冷却液噴射ジュケットとを具備し、前記高周波焼も
どしコイルは、そのワーク長手方向の長さが前記高周波
焼入用加熱コイルのワーク長手方向の長さの1.5倍以上
であり、前記アフタークーリング用冷却液噴射ジュケッ
トは、前記水平移動路の上方に設けた1個のジャケット
と、前記水平移動路の両側にワークの下部両側面に対向
するように設けた1対のジャケットとからなることを特
徴としている。
もどし装置は、外周面に螺旋状の溝が設けられたボール
ネジの焼入と焼入に続く焼もどしをオンラインで連続的
に行う装置であって、前記ボールネジからなるワークを
周方向に回転させながら長手方向に水平移動させるワー
ク駆動手段と、そのワークの水平移動路に沿って上流側
から下流側へ順番に配設された鞍形半開放型の高周波焼
入用加熱コイル、焼入用急冷液噴射ジャケット、鞍形半
開放型の高周波焼もどしコイルおよびアフタークーリン
グ用冷却液噴射ジュケットとを具備し、前記高周波焼も
どしコイルは、そのワーク長手方向の長さが前記高周波
焼入用加熱コイルのワーク長手方向の長さの1.5倍以上
であり、前記アフタークーリング用冷却液噴射ジュケッ
トは、前記水平移動路の上方に設けた1個のジャケット
と、前記水平移動路の両側にワークの下部両側面に対向
するように設けた1対のジャケットとからなることを特
徴としている。
<作用> ボールネジからなるワークをワークの長手方向に移動し
ながら、ワークを高周波加熱後ワークに急冷液を噴射し
て焼入を行い、次いでワークを高周波加熱して焼もどし
を行って後、ワークに冷却液を噴射してワークのアフタ
ークーリングを行う。高周波焼もどしコイルのワーク長
手方向の長さを、高周波焼入用加熱コイルのワーク長手
方向の長さの1.5倍以上として、充分な焼もどし時間を
確保したことと、アフタークーリング用冷却液噴射ジュ
ケットを、水平移動路の上方に設けた1個のジャケット
と、水平移動路の両側にワークの下部両側面に対向する
ように設けた1対のジャケットとにより構成したことと
により、ワークが外周面に螺旋溝を有するボールネジで
あるにもかかわらず、また、そのワークの焼もどしを焼
入に続けてオンラインで連続的に行うにもかかわらず、
緩やかで均一な焼もどしが可能になる。
ながら、ワークを高周波加熱後ワークに急冷液を噴射し
て焼入を行い、次いでワークを高周波加熱して焼もどし
を行って後、ワークに冷却液を噴射してワークのアフタ
ークーリングを行う。高周波焼もどしコイルのワーク長
手方向の長さを、高周波焼入用加熱コイルのワーク長手
方向の長さの1.5倍以上として、充分な焼もどし時間を
確保したことと、アフタークーリング用冷却液噴射ジュ
ケットを、水平移動路の上方に設けた1個のジャケット
と、水平移動路の両側にワークの下部両側面に対向する
ように設けた1対のジャケットとにより構成したことと
により、ワークが外周面に螺旋溝を有するボールネジで
あるにもかかわらず、また、そのワークの焼もどしを焼
入に続けてオンラインで連続的に行うにもかかわらず、
緩やかで均一な焼もどしが可能になる。
<実施例> 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第1
図〜第5図は本発明の高周波移動焼入焼もどし装置の実
施例とを説明するための図面であって、第1図は高周波
移動焼入焼もどし装置の概略構成図、第2図はこの高周
波移動焼入焼もどし装置によって焼入、焼もどしされる
ボールネジの温度とボールネジの移動距離との関係を示
すグラフ、第3図はボールネジが焼もどしされた後の温
度の時間的変化を示すグラフ、第4図はアフタークーリ
ング用冷却液噴射ジャケットの説明図、第5図はボール
ネジの部分断面拡大図である。
図〜第5図は本発明の高周波移動焼入焼もどし装置の実
施例とを説明するための図面であって、第1図は高周波
移動焼入焼もどし装置の概略構成図、第2図はこの高周
波移動焼入焼もどし装置によって焼入、焼もどしされる
ボールネジの温度とボールネジの移動距離との関係を示
すグラフ、第3図はボールネジが焼もどしされた後の温
度の時間的変化を示すグラフ、第4図はアフタークーリ
ング用冷却液噴射ジャケットの説明図、第5図はボール
ネジの部分断面拡大図である。
第1図に示すように、本実施例の高周波移動焼入焼もど
し装置はワークとして長尺状のボールネジ1を採り上げ
ている。ボールネジ1には図示しないボールが転送する
螺線状の溝2が設けられている。この高周波移動焼入焼
もどし装置は、ボールネジ1をその長手方向(矢印Aの
方向)に移動しながら、且つ、ボールネジ1を、長手方
向の軸を中心として回転させながら、高周波焼入後高周
波焼もどしを行う高周波移動焼入焼もどし装置であっ
て、高周波焼入のためにボールネジ1を加熱する鞍形半
開放型の高周波焼入用加熱コイル10と、加熱されたボー
ルネジ1を冷却する急冷液l1を噴射するために、高周波
焼入用加熱コイル10のボールネジ1の移動方向側に設け
た急冷液噴射ジャケット20と、ボールネジ1を焼もどす
ために急冷液噴射ジャケット20のボールネジ1の移動方
向側に設けた鞍形半開放型の高周波焼もどしコイル30
と、焼もどしされたボールネジ1を常温まで冷却する冷
却液l2を噴射するために高周波焼もどしコイル30のボー
ルネジ1の移動方向側に設けたアフタークーリング用冷
却液噴射ジャケット40とを具備している。100および101
はそれぞれ高周波焼入用加熱コイル10および高周波焼も
どしコイル30に給電する高周波電源である。本実施例で
は高周波電源100と101とは別個の電源としているが、共
通な高周波電源とし、高周波焼もどしコイル30へは適当
なインピーダンスを介して給電してもよい。
し装置はワークとして長尺状のボールネジ1を採り上げ
ている。ボールネジ1には図示しないボールが転送する
螺線状の溝2が設けられている。この高周波移動焼入焼
もどし装置は、ボールネジ1をその長手方向(矢印Aの
方向)に移動しながら、且つ、ボールネジ1を、長手方
向の軸を中心として回転させながら、高周波焼入後高周
波焼もどしを行う高周波移動焼入焼もどし装置であっ
て、高周波焼入のためにボールネジ1を加熱する鞍形半
開放型の高周波焼入用加熱コイル10と、加熱されたボー
ルネジ1を冷却する急冷液l1を噴射するために、高周波
焼入用加熱コイル10のボールネジ1の移動方向側に設け
た急冷液噴射ジャケット20と、ボールネジ1を焼もどす
ために急冷液噴射ジャケット20のボールネジ1の移動方
向側に設けた鞍形半開放型の高周波焼もどしコイル30
と、焼もどしされたボールネジ1を常温まで冷却する冷
却液l2を噴射するために高周波焼もどしコイル30のボー
ルネジ1の移動方向側に設けたアフタークーリング用冷
却液噴射ジャケット40とを具備している。100および101
はそれぞれ高周波焼入用加熱コイル10および高周波焼も
どしコイル30に給電する高周波電源である。本実施例で
は高周波電源100と101とは別個の電源としているが、共
通な高周波電源とし、高周波焼もどしコイル30へは適当
なインピーダンスを介して給電してもよい。
第1図においては、高周波焼入用加熱コイル10および高
周波焼もどしコイルの加熱部分の長さL1およびL2の間に
は、L2>1.5×L1であるようにL1およびL2が選定されて
いる。なお、50は圧縮空気kを吹き出してボールネジ1
の表面に付着した急冷液l1を吹き飛ばす空気ノズルであ
る。また、アフタークーリング用冷却液噴射ジャケット
40は、第4図に示すように、3個のジャケット40a、40b
および40cから構成されており、ジャケット40aはボール
ネジ1の上方に、ジャケット40bと40cとは、ボールネジ
1の両側やや下方にボールネジ1に向かって配置されて
いる。このように3個のジャケット40a、40bおよび40c
を配置すると、上方に配置されたジャケット40aが噴射
する冷却液l2aの量を、ジャケット40bと40cがそれぞれ
噴射する冷却液l2b、l2cの量より少なくしても全体とし
てボールネジ1の表面が均一に冷却される。しかも、ボ
ールネジ1の表面を均一に冷却することができるジャケ
ットの個数を最小限度にすることができる。
周波焼もどしコイルの加熱部分の長さL1およびL2の間に
は、L2>1.5×L1であるようにL1およびL2が選定されて
いる。なお、50は圧縮空気kを吹き出してボールネジ1
の表面に付着した急冷液l1を吹き飛ばす空気ノズルであ
る。また、アフタークーリング用冷却液噴射ジャケット
40は、第4図に示すように、3個のジャケット40a、40b
および40cから構成されており、ジャケット40aはボール
ネジ1の上方に、ジャケット40bと40cとは、ボールネジ
1の両側やや下方にボールネジ1に向かって配置されて
いる。このように3個のジャケット40a、40bおよび40c
を配置すると、上方に配置されたジャケット40aが噴射
する冷却液l2aの量を、ジャケット40bと40cがそれぞれ
噴射する冷却液l2b、l2cの量より少なくしても全体とし
てボールネジ1の表面が均一に冷却される。しかも、ボ
ールネジ1の表面を均一に冷却することができるジャケ
ットの個数を最小限度にすることができる。
ボールネジ1の焼入、焼もどしに際して、第5図に示す
ように、ボールネジ1の温度変化観察点として、A、B
およびC点の3点を採り上げた。点Aは溝2とボールネ
ジ1の最外表面との交叉点近辺の点、点Bは溝2の中央
底部直下の点、また、点Cはボールネジ1の溝2同士の
中間の表面の近辺の点である。
ように、ボールネジ1の温度変化観察点として、A、B
およびC点の3点を採り上げた。点Aは溝2とボールネ
ジ1の最外表面との交叉点近辺の点、点Bは溝2の中央
底部直下の点、また、点Cはボールネジ1の溝2同士の
中間の表面の近辺の点である。
次に、本実施例の高周波移動焼入焼もどし装置の動作に
ついて説明する。ボールネジ1を図示しないワーク回転
装置によって長手方向の軸を中心として回転させる。高
周波焼入用加熱コイル10と高周波焼もどしコイル30に図
示しない高周波電源から高周波電流を通電するとと共
に、急冷液噴射ジャケット20から急冷液l1を、冷液液噴
射ジャケット40から冷却液l2を噴射させる。ボールネジ
1を矢印Aの方向に図示しない移動装置によって移動さ
せる。高周波焼入用加熱コイル10によってボールネジ1
の表面が加熱される。そして、加熱された表面が、矢印
Aの方向に移動すると、急冷液噴射ジャケット20から噴
射された急冷液l1によって冷却されて焼入され、ボール
ネジ1の表面に所望の深さと硬度を保持する硬化層が形
成される。ボールネジ1の表面に付着している冷却液l1
は、空気ノズル50から吹き出された圧縮空気kによって
吹き飛ばされる。焼入された表面が、更に矢印Aの方向
に移動すると、高周波焼もどしコイル30によって加熱さ
れて焼もどしされる。焼もどしされた表面が、なおも矢
印Aの方向に移動すると、アフタークーリング用冷却液
噴射ジャケット40から噴射された冷却液l2によって均一
に冷却されてほぼ常温となる。
ついて説明する。ボールネジ1を図示しないワーク回転
装置によって長手方向の軸を中心として回転させる。高
周波焼入用加熱コイル10と高周波焼もどしコイル30に図
示しない高周波電源から高周波電流を通電するとと共
に、急冷液噴射ジャケット20から急冷液l1を、冷液液噴
射ジャケット40から冷却液l2を噴射させる。ボールネジ
1を矢印Aの方向に図示しない移動装置によって移動さ
せる。高周波焼入用加熱コイル10によってボールネジ1
の表面が加熱される。そして、加熱された表面が、矢印
Aの方向に移動すると、急冷液噴射ジャケット20から噴
射された急冷液l1によって冷却されて焼入され、ボール
ネジ1の表面に所望の深さと硬度を保持する硬化層が形
成される。ボールネジ1の表面に付着している冷却液l1
は、空気ノズル50から吹き出された圧縮空気kによって
吹き飛ばされる。焼入された表面が、更に矢印Aの方向
に移動すると、高周波焼もどしコイル30によって加熱さ
れて焼もどしされる。焼もどしされた表面が、なおも矢
印Aの方向に移動すると、アフタークーリング用冷却液
噴射ジャケット40から噴射された冷却液l2によって均一
に冷却されてほぼ常温となる。
以上の動作によってボールネジ1の点Cの温度が変化す
る状態をグラフで示したのが第2図であって、以下第2
図について説明する。P1〜P6は、点Cの温度状態の変化
の説明の便のためのグラフ上に設けた点である。
る状態をグラフで示したのが第2図であって、以下第2
図について説明する。P1〜P6は、点Cの温度状態の変化
の説明の便のためのグラフ上に設けた点である。
ボールネジ1の前記点Cは、ほぼ常温(例えば20℃)の
状態(P1点)から高周波焼入用加熱コイル10により加熱
されて850〜900℃まで昇温する(P2点)。この際、高周
波焼入用加熱コイル10に加えられる電力の大きさは、ボ
ールネジ1のサイズに応じて、それぞれ、2〜4kw/cm2
(但しkw/cm2は高周波焼入用加熱コイル10によって覆わ
れるボールネジ1の全周にわたる表面積の1cm2当たり
に対する電力である)であり、また、周波数は60〜400k
Hzである。そして、100〜200℃/秒で温度が上昇する。
次に、加熱されたボールネジ1の表面に急冷液噴射ジャ
ケット20から急冷液が噴射され、ボールネジ1の表面は
冷却されて焼入が終わる(P3点)。次いで、高周波焼も
どしコイル30によって焼入された表面が加熱されて焼も
どしが行われる。即ち、焼入された表面はほぼ150〜200
℃にまで加熱される(P4)。そして、この表面はなお
も、高周波焼もどしコイル30の下を通過するが(P4点と
P5点の間)、本実施例においては、高周波焼もどしコイ
ル30の形状を適宜に選定して、この通過の間は高周波焼
もどしコイル30によって保温されるようにしてある。
状態(P1点)から高周波焼入用加熱コイル10により加熱
されて850〜900℃まで昇温する(P2点)。この際、高周
波焼入用加熱コイル10に加えられる電力の大きさは、ボ
ールネジ1のサイズに応じて、それぞれ、2〜4kw/cm2
(但しkw/cm2は高周波焼入用加熱コイル10によって覆わ
れるボールネジ1の全周にわたる表面積の1cm2当たり
に対する電力である)であり、また、周波数は60〜400k
Hzである。そして、100〜200℃/秒で温度が上昇する。
次に、加熱されたボールネジ1の表面に急冷液噴射ジャ
ケット20から急冷液が噴射され、ボールネジ1の表面は
冷却されて焼入が終わる(P3点)。次いで、高周波焼も
どしコイル30によって焼入された表面が加熱されて焼も
どしが行われる。即ち、焼入された表面はほぼ150〜200
℃にまで加熱される(P4)。そして、この表面はなお
も、高周波焼もどしコイル30の下を通過するが(P4点と
P5点の間)、本実施例においては、高周波焼もどしコイ
ル30の形状を適宜に選定して、この通過の間は高周波焼
もどしコイル30によって保温されるようにしてある。
この際、高周波焼もどしコイル30に加えられる電力の大
きさおよびその周波数は、ボールネジ1のサイズに応じ
て、それぞれ、0.01〜0.1kw/cm2および60〜400kHzであ
る。そして、7〜20℃/秒で温度が上昇する。即ち、高
周波焼もどしコイル30のボールネジ1の長手方向の長さ
は、高周波焼入用加熱コイル10のこの方向の長さに比べ
て前述のように1.5倍以上の長さとしてあることと、高
周波焼もどしコイル30に与える電力を高周波焼入用加熱
コイル10に与える電力と比べて小さくしているので、焼
もどしのときのボールネジ1の昇温の度合いは焼入のと
きの昇温の度合いに比べて小さい。即ち、焼入されたボ
ールネジ1をゆっくり加熱することによってボールネジ
1の焼もどしを効果的に行うことができる。また、焼も
どしの電力が焼入の電力に比べて前記のように小さいこ
とは、誘導電流の浸透深さが浅い(焼入のときの約1/10
程度)ので、ボールネジ1を前記のようにゆっくりと加
熱することにより伝導熱を利用して効果的な焼もどしが
行われる。
きさおよびその周波数は、ボールネジ1のサイズに応じ
て、それぞれ、0.01〜0.1kw/cm2および60〜400kHzであ
る。そして、7〜20℃/秒で温度が上昇する。即ち、高
周波焼もどしコイル30のボールネジ1の長手方向の長さ
は、高周波焼入用加熱コイル10のこの方向の長さに比べ
て前述のように1.5倍以上の長さとしてあることと、高
周波焼もどしコイル30に与える電力を高周波焼入用加熱
コイル10に与える電力と比べて小さくしているので、焼
もどしのときのボールネジ1の昇温の度合いは焼入のと
きの昇温の度合いに比べて小さい。即ち、焼入されたボ
ールネジ1をゆっくり加熱することによってボールネジ
1の焼もどしを効果的に行うことができる。また、焼も
どしの電力が焼入の電力に比べて前記のように小さいこ
とは、誘導電流の浸透深さが浅い(焼入のときの約1/10
程度)ので、ボールネジ1を前記のようにゆっくりと加
熱することにより伝導熱を利用して効果的な焼もどしが
行われる。
焼もどしされる表面近傍が高周波焼もどしコイル30の下
を通過し終えると(P5点)、自然放冷状態となり(P5点
とP6点の間)、この後、アフタークーリング用冷却液噴
射ジャケット40から冷却液l2が噴射されてボールネジ1
の焼もどしされた表面はほぼ常温(例えば40℃)となる
(P7点)。
を通過し終えると(P5点)、自然放冷状態となり(P5点
とP6点の間)、この後、アフタークーリング用冷却液噴
射ジャケット40から冷却液l2が噴射されてボールネジ1
の焼もどしされた表面はほぼ常温(例えば40℃)となる
(P7点)。
第2図はボールネジ1の点Cの温度に関するグラフであ
るが、第3図はボールネジ1の点A、BおよびCの高周
波焼入用加熱コイル10通過後の温度変化を示すグラフで
ある。この第3図のグラフに示すように、高周波焼入用
加熱コイル10をボールネジ1が出た瞬間(t1)では、点
A、BおよびCの温度は、それぞれ、P2A点、P2B点およ
びP2C点にあり、以後、急冷液l1が噴射される時間t2ま
では均熱化が促進されて、それぞれ、P′2A点、P′2B
点およびP′2C点となり、その時点で急冷液l1が噴射さ
れてP3点に至る。焼もどしのときのP4点は、加熱電力が
低く、且つ、加熱時間が長い(L2/L1倍)から、前記の
変化は殆ど無いといってよい。以後、アフタークーリン
グ用冷却液噴射ジャケット40から冷却液l2が噴射される
ことによってほぼ常温のP7点に到達する。
るが、第3図はボールネジ1の点A、BおよびCの高周
波焼入用加熱コイル10通過後の温度変化を示すグラフで
ある。この第3図のグラフに示すように、高周波焼入用
加熱コイル10をボールネジ1が出た瞬間(t1)では、点
A、BおよびCの温度は、それぞれ、P2A点、P2B点およ
びP2C点にあり、以後、急冷液l1が噴射される時間t2ま
では均熱化が促進されて、それぞれ、P′2A点、P′2B
点およびP′2C点となり、その時点で急冷液l1が噴射さ
れてP3点に至る。焼もどしのときのP4点は、加熱電力が
低く、且つ、加熱時間が長い(L2/L1倍)から、前記の
変化は殆ど無いといってよい。以後、アフタークーリン
グ用冷却液噴射ジャケット40から冷却液l2が噴射される
ことによってほぼ常温のP7点に到達する。
<発明の効果> 以上説明したように本発明の高周波移動焼入焼もどし装
置は、ボールネジからなるワークをワークの長手方向に
移動しながら、ワークを高周波焼入用加熱後ワークに急
冷液を噴射して焼入を行い次いでワークを高周波加熱し
て焼もどしを行う。焼もどしを行った後、ワークに冷却
液を噴射したアフタークーリングを行ってワークを常温
にする。
置は、ボールネジからなるワークをワークの長手方向に
移動しながら、ワークを高周波焼入用加熱後ワークに急
冷液を噴射して焼入を行い次いでワークを高周波加熱し
て焼もどしを行う。焼もどしを行った後、ワークに冷却
液を噴射したアフタークーリングを行ってワークを常温
にする。
故に、本発明の高周波移動焼入焼もどし装置によれば、
ボールネジからなるワークを焼入、焼もどしするに際
し、焼もどしのための電気炉を必要としないし、従っ
て、ワークを焼入後電気炉に移動させる必要もないの
で、電気炉を設置するコストがかからず、しかも焼入と
同じラインで焼もどしを行うことができるので、安価に
焼もどしを行うことができる利点を有する。また、外面
形状が複雑なワークの焼もどしを焼入に続いて連続的に
行うにもかかわらず、バッチ処理と同様の高い焼もどし
品質を確保することができる。
ボールネジからなるワークを焼入、焼もどしするに際
し、焼もどしのための電気炉を必要としないし、従っ
て、ワークを焼入後電気炉に移動させる必要もないの
で、電気炉を設置するコストがかからず、しかも焼入と
同じラインで焼もどしを行うことができるので、安価に
焼もどしを行うことができる利点を有する。また、外面
形状が複雑なワークの焼もどしを焼入に続いて連続的に
行うにもかかわらず、バッチ処理と同様の高い焼もどし
品質を確保することができる。
第1図〜第5図は本発明の高周波移動焼入焼もどし装置
の実施例を説明するための図面であって、第1図は高周
波移動焼入焼もどし装置の概略構成図、第2図はこの高
周波移動焼入焼もどし装置によって焼入、焼もどしされ
るボールネジの温度とボールネジの移動距離との関係を
示すグラフ、第3図はボールネジの各部が焼入用加熱さ
れた後の温度の時間的変化を示すグラフ、第4図はアフ
タークーリング用冷却液噴射ジャケットの説明図、第5
図はボールネジの部分断面拡大図である。 1……ワーク、10……高周波焼入用加熱コイル、20……
急冷液噴射ジャケット、30……高周波焼もどしコイル、
40……冷却液噴射ジャケット、40a、40b、40c……ジャ
ケット、l1……急冷液、l2、l2a、l2b、l2c……冷却
液。
の実施例を説明するための図面であって、第1図は高周
波移動焼入焼もどし装置の概略構成図、第2図はこの高
周波移動焼入焼もどし装置によって焼入、焼もどしされ
るボールネジの温度とボールネジの移動距離との関係を
示すグラフ、第3図はボールネジの各部が焼入用加熱さ
れた後の温度の時間的変化を示すグラフ、第4図はアフ
タークーリング用冷却液噴射ジャケットの説明図、第5
図はボールネジの部分断面拡大図である。 1……ワーク、10……高周波焼入用加熱コイル、20……
急冷液噴射ジャケット、30……高周波焼もどしコイル、
40……冷却液噴射ジャケット、40a、40b、40c……ジャ
ケット、l1……急冷液、l2、l2a、l2b、l2c……冷却
液。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−58914(JP,A) 特開 昭56−87624(JP,A) 特公 平1−15565(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】外周面に螺旋状の溝が設けられたボールネ
ジの焼入と焼入に続く焼もどしをオンラインで連続的に
行う装置であって、前記ボールネジからなるワークを周
方向に回転させながら長手方向に水平移動させるワーク
駆動手段と、そのワークの水平移動路に沿って上流側か
ら下流側へ順番に配設された鞍形半開放型の高周波焼入
用加熱コイル、焼入用急冷液噴射ジャケット、鞍形半開
放型の高周波焼もどしコイルおよびアフタークーリング
用冷却液噴射ジュケットとを具備し、前記高周波焼もど
しコイルは、そのワーク長手方向の長さが前記高周波焼
入用加熱コイルのワーク長手方向の長さの1.5倍以上で
あり、前記アフタークーリング用冷却液噴射ジュケット
は、前記水平移動路の上方に設けた1個のジャケット
と、前記水平移動路の両側にワークの下部両側面に対向
するように設けた1対のジャケットとからなることを特
徴とするボールネジの高周波移動焼入焼もどし装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2074322A JPH06102809B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 高周波移動焼入焼もどし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2074322A JPH06102809B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 高周波移動焼入焼もどし装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03274221A JPH03274221A (ja) | 1991-12-05 |
| JPH06102809B2 true JPH06102809B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=13543765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2074322A Expired - Fee Related JPH06102809B2 (ja) | 1990-03-23 | 1990-03-23 | 高周波移動焼入焼もどし装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06102809B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230045339A1 (en) * | 2021-08-05 | 2023-02-09 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Controlling porosity of an interference lithography process by fine tuning exposure time |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080264529A1 (en) * | 2007-04-27 | 2008-10-30 | Chun Young Park | Apparatus and Method for Continuously Processing Long Bar by Heat Treatment Using Induction Heating |
| JP5657316B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2015-01-21 | Ntn株式会社 | 自動車部品並びにその製造方法及び製造装置 |
| CN103642994A (zh) * | 2013-11-29 | 2014-03-19 | 安徽绩溪徽山链传动有限公司 | 多功能平面淬火机床 |
| CN104294019A (zh) * | 2014-10-28 | 2015-01-21 | 芜湖世特瑞转向系统有限公司 | 转向器齿条高频淬火装置及其淬火方法 |
| CN105018691B (zh) * | 2015-07-15 | 2017-06-20 | 哈尔滨工程大学 | 一种高强度石油抽油杆快速淬火装置 |
| CN107541596B (zh) * | 2017-08-28 | 2018-12-25 | 芜湖中铁科吉富轨道有限公司 | 一种u75v钢轨的在线热处理工艺 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5117929A (en) * | 1974-07-08 | 1976-02-13 | Sumitomo Bakelite Co | Anteiseio kairyoshita mukyukigurafutojugofukugotai |
| JPS5358914A (en) * | 1976-11-10 | 1978-05-27 | Shiyuuzou Aranuma | Gradual qenching method of parts |
| JPS5687624A (en) * | 1979-12-20 | 1981-07-16 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Heat treatment of ni-containing barlike steel product |
| US4747809A (en) * | 1987-06-15 | 1988-05-31 | General Motors Corporation | Hydraulic control for a continuously variable transmission |
-
1990
- 1990-03-23 JP JP2074322A patent/JPH06102809B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230045339A1 (en) * | 2021-08-05 | 2023-02-09 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Controlling porosity of an interference lithography process by fine tuning exposure time |
| US11914304B2 (en) * | 2021-08-05 | 2024-02-27 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Controlling porosity of an interference lithography process by fine tuning exposure time |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03274221A (ja) | 1991-12-05 |
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