JPH06330178A - 棒状ワークの高周波移動焼入装置 - Google Patents
棒状ワークの高周波移動焼入装置Info
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- JPH06330178A JPH06330178A JP5140076A JP14007693A JPH06330178A JP H06330178 A JPH06330178 A JP H06330178A JP 5140076 A JP5140076 A JP 5140076A JP 14007693 A JP14007693 A JP 14007693A JP H06330178 A JPH06330178 A JP H06330178A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 棒状ワークの焼入移動速度を大きくすると共
に、棒状ワークの焼入後、次のワークを焼入するため
に、始めのワークの焼入開始前にいた待機位置まで移動
焼入装置が戻る必要をなくした高周波移動焼入装置を提
供する。 【構成】 軸芯線W1 を中心として回転している棒状ワ
ークWの移動焼入装置101 は、異なる周波数の第1、第
2高周波電源H1 、H2と、同形の第1、第2加熱コイ
ル10、20を設けた複合加熱コイル50と、複合加熱コイル
50の軸芯線W1 の方向両側に設けた同形の第1、第2複
合ジャケット60、70と、複合加熱コイル50、第1、第2
複合ジャケット60、70を一体として軸芯線W1 の方向に
移動させる移動手段80とを具備し、回路切換装置90に
より、装置101がJ又はK方向に移動する場合、第1
加熱コイル10又は第2加熱コイル20によりワークは
予熱され、第2コイル20又は第1コイル10により本
加熱された後、複合ジャケット60又は70で冷却され
る。
に、棒状ワークの焼入後、次のワークを焼入するため
に、始めのワークの焼入開始前にいた待機位置まで移動
焼入装置が戻る必要をなくした高周波移動焼入装置を提
供する。 【構成】 軸芯線W1 を中心として回転している棒状ワ
ークWの移動焼入装置101 は、異なる周波数の第1、第
2高周波電源H1 、H2と、同形の第1、第2加熱コイ
ル10、20を設けた複合加熱コイル50と、複合加熱コイル
50の軸芯線W1 の方向両側に設けた同形の第1、第2複
合ジャケット60、70と、複合加熱コイル50、第1、第2
複合ジャケット60、70を一体として軸芯線W1 の方向に
移動させる移動手段80とを具備し、回路切換装置90に
より、装置101がJ又はK方向に移動する場合、第1
加熱コイル10又は第2加熱コイル20によりワークは
予熱され、第2コイル20又は第1コイル10により本
加熱された後、複合ジャケット60又は70で冷却され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、棒状ワークの高周波移
動焼入装置に関する。
動焼入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の技術を説明
する。図9は棒状ワークの従来の高周波移動焼入装置と
棒状ワークWとの縦断面説明図である。従来、例えば直
径が25mmである棒状ワークの外周面(以下棒状ワークの
外周面を単にワーク周面ともいう)を高周波移動焼入す
るには、図9に示すように、まず、棒状ワークWの一端
Wa をセンタ1 で、他端Wb をセンタ2 でそれぞれ支持
し、図示しない回転装置によって、棒状ワークWの長手
方向の軸芯線W1 を中心として、例えば120 〜240rpmで
回転させる。
する。図9は棒状ワークの従来の高周波移動焼入装置と
棒状ワークWとの縦断面説明図である。従来、例えば直
径が25mmである棒状ワークの外周面(以下棒状ワークの
外周面を単にワーク周面ともいう)を高周波移動焼入す
るには、図9に示すように、まず、棒状ワークWの一端
Wa をセンタ1 で、他端Wb をセンタ2 でそれぞれ支持
し、図示しない回転装置によって、棒状ワークWの長手
方向の軸芯線W1 を中心として、例えば120 〜240rpmで
回転させる。
【0003】そして、環状の高周波加熱コイル(以下高
周波加熱コイルを単に加熱コイルともいう)3 と、加熱
コイル3 に隣り合うように配設された焼入液噴射用の環
状のジャケット4 と、加熱コイル3 とジャケット4 とを
一体として軸芯線W1 の方向に移動させることができる
図示しない移動手段とを備えた移動焼入装置5 を、図9
の点線で示す待機位置Cに配置してから、加熱コイル3
が棒状ワークWの一端Wa より少し前進したときに、加
熱コイル3 に高周波電流を通電し、且つ、ジャケット4
から焼入液Lを噴射させた状態で、加熱コイル3 とジャ
ケット4 内に棒状ワークWが挿入されるように、移動焼
入装置5 を、前記の図示しない移動手段によって軸芯線
W1 の方向(矢印Jの方向)に、例えば10mm/秒の速度
で移動させる。
周波加熱コイルを単に加熱コイルともいう)3 と、加熱
コイル3 に隣り合うように配設された焼入液噴射用の環
状のジャケット4 と、加熱コイル3 とジャケット4 とを
一体として軸芯線W1 の方向に移動させることができる
図示しない移動手段とを備えた移動焼入装置5 を、図9
の点線で示す待機位置Cに配置してから、加熱コイル3
が棒状ワークWの一端Wa より少し前進したときに、加
熱コイル3 に高周波電流を通電し、且つ、ジャケット4
から焼入液Lを噴射させた状態で、加熱コイル3 とジャ
ケット4 内に棒状ワークWが挿入されるように、移動焼
入装置5 を、前記の図示しない移動手段によって軸芯線
W1 の方向(矢印Jの方向)に、例えば10mm/秒の速度
で移動させる。
【0004】すると、移動焼入装置5 の移動につれて、
ワーク周面W2 に硬化層W3 が形成されてゆく。そし
て、加熱コイル3 が棒状ワークWの他端Wb を通過する
少し手前にきたときに加熱コイル3 への通電を停止し、
また、ジャケット4 が棒状ワークWの他端Wb を通過し
終えて、点線で示す焼入終了位置Dにきたときにジャケ
ット4 からの焼入液Lの噴射を停止すると共に、移動焼
入装置5 の移動も停止する。
ワーク周面W2 に硬化層W3 が形成されてゆく。そし
て、加熱コイル3 が棒状ワークWの他端Wb を通過する
少し手前にきたときに加熱コイル3 への通電を停止し、
また、ジャケット4 が棒状ワークWの他端Wb を通過し
終えて、点線で示す焼入終了位置Dにきたときにジャケ
ット4 からの焼入液Lの噴射を停止すると共に、移動焼
入装置5 の移動も停止する。
【0005】次いで、センタ1 、2 を後退させてから棒
状ワークWを取り外して後、前記の図示しない移動手段
によって、移動焼入装置5 を、焼入中の移動方向と反対
方向である矢印Kの方向に移動して待機位置Cで停止さ
せる。そして、次の棒状ワークWをセンタ1 、2 間で支
持し、始めの棒状ワークWと同様に焼入を行う。
状ワークWを取り外して後、前記の図示しない移動手段
によって、移動焼入装置5 を、焼入中の移動方向と反対
方向である矢印Kの方向に移動して待機位置Cで停止さ
せる。そして、次の棒状ワークWをセンタ1 、2 間で支
持し、始めの棒状ワークWと同様に焼入を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近来、焼入業界の競争
は極めて激しく、生産性向上のために、多数の棒状ワー
クの外周面の焼入を行うに際しても、全体の焼入作業時
間を短くすることが要望されている。従って、前記の従
来の移動焼入装置において、まずは、移動焼入速度を大
きくしたいが、そうすると以下のような問題がある。即
ち、移動焼入速度を大きくし、必然的に加熱電力を大き
くすると、環状の加熱コイルを使用する限り、バーバー
マーク(焼入された表面に現れるものであって散髪屋の
看板のような螺旋状の模様)が発生することが多く、ま
た、形成された硬化層が不均一になりがちである。
は極めて激しく、生産性向上のために、多数の棒状ワー
クの外周面の焼入を行うに際しても、全体の焼入作業時
間を短くすることが要望されている。従って、前記の従
来の移動焼入装置において、まずは、移動焼入速度を大
きくしたいが、そうすると以下のような問題がある。即
ち、移動焼入速度を大きくし、必然的に加熱電力を大き
くすると、環状の加熱コイルを使用する限り、バーバー
マーク(焼入された表面に現れるものであって散髪屋の
看板のような螺旋状の模様)が発生することが多く、ま
た、形成された硬化層が不均一になりがちである。
【0007】また、移動焼入速度を速くすると、加熱電
力を大きくするだけでなく、単位時間内の焼入液量をも
増加しなければならないが、単純に焼入液量を増加する
のみでは、棒状ワークのマルテンサイト変態開始以後の
冷却が過分になって(例えば棒状ワークの温度が摂氏約
100 度程度に降下して)焼き割れ発生の危険性がある。
力を大きくするだけでなく、単位時間内の焼入液量をも
増加しなければならないが、単純に焼入液量を増加する
のみでは、棒状ワークのマルテンサイト変態開始以後の
冷却が過分になって(例えば棒状ワークの温度が摂氏約
100 度程度に降下して)焼き割れ発生の危険性がある。
【0008】また、前記のような移動焼入装置を使用す
る限りは、1つの棒状ワークを焼入後、次の棒状ワーク
を焼入するために、移動焼入装置を始めのワークの焼入
開始前の待機位置に戻す必要があるが、このように移動
焼入装置を待機位置に戻すための時間が全体の焼入作業
時間を長くしている一因にもなっている。
る限りは、1つの棒状ワークを焼入後、次の棒状ワーク
を焼入するために、移動焼入装置を始めのワークの焼入
開始前の待機位置に戻す必要があるが、このように移動
焼入装置を待機位置に戻すための時間が全体の焼入作業
時間を長くしている一因にもなっている。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
であって、焼入移動速度を大きくすることができると共
に、ワークの焼入後、次のワークを焼入するために、始
めのワークの焼入開始前にいた待機位置まで戻る必要が
ない棒状ワークの高周波移動焼入装置を提供することを
目的としている。
であって、焼入移動速度を大きくすることができると共
に、ワークの焼入後、次のワークを焼入するために、始
めのワークの焼入開始前にいた待機位置まで戻る必要が
ない棒状ワークの高周波移動焼入装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、請求項1記載の棒状ワークの高周波移動焼入装置
は、長手方向の軸芯線を中心として回転している棒状ワ
ークの高周波移動焼入装置において、第1高周波電源
と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた複合高
周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記軸芯線
方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴出
する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複合高周
波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体と
して前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワ
ークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱導体
と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱導体
に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或いは第
2高周波電源に接続される1対の第1リード導体とを有
し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体
と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導体
に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体と
を有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワーク
の周方向において、ほぼ90度隔てて配置されており、
第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合高周
波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の噴出
力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷するほ
ぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反複合
高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が弱
く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環状
の徐冷ジャケットとを備えている。
に、請求項1記載の棒状ワークの高周波移動焼入装置
は、長手方向の軸芯線を中心として回転している棒状ワ
ークの高周波移動焼入装置において、第1高周波電源
と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた複合高
周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記軸芯線
方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴出
する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複合高周
波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体と
して前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワ
ークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱導体
と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱導体
に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或いは第
2高周波電源に接続される1対の第1リード導体とを有
し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体
と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導体
に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体と
を有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワーク
の周方向において、ほぼ90度隔てて配置されており、
第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合高周
波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の噴出
力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷するほ
ぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反複合
高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が弱
く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環状
の徐冷ジャケットとを備えている。
【0011】請求項2記載の棒状ワークの高周波移動焼
入置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している棒
状ワークの高周波移動焼入装置において、第1高周波電
源と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた複合高
周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記軸芯線
方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴出
する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複合高周
波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体と
して前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワ
ークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱導体
と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
6円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱導体
に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或いは第
2高周波電源に接続される1対の第1リード導体とを有
し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体
と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導体
に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体と
を有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワーク
の周方向において、ほぼ60度隔てて配置されており、
第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合高周
波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の噴出
力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷するほ
ぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反複合
高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が弱
く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環状
の徐冷ジャケットとを備えている。
入置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している棒
状ワークの高周波移動焼入装置において、第1高周波電
源と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた複合高
周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記軸芯線
方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴出
する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複合高周
波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体と
して前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワ
ークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱導体
と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
6円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱導体
に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或いは第
2高周波電源に接続される1対の第1リード導体とを有
し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設
された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導体の
一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体
と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/
4円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導体
に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体と
を有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワーク
の周方向において、ほぼ60度隔てて配置されており、
第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合高周
波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の噴出
力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷するほ
ぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反複合
高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が弱
く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環状
の徐冷ジャケットとを備えている。
【0012】請求項3記載の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している
棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記軸芯
線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴
出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高周波
加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体とし
て前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワー
クを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設され
た1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一端
同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱導体と、第
1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/4円弧
状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/2円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ90度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケットとを備えてい
る。
入装置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している
棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記軸芯
線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴
出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高周波
加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体とし
て前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワー
クを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設され
た1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一端
同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱導体と、第
1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/4円弧
状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/2円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ90度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケットとを備えてい
る。
【0013】請求項4記載の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している
棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記軸芯
線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴
出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高周波
加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体とし
て前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワー
クを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設され
た1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一端
同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱導体と、第
1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/6円弧
状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/3円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/3円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ60度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケットとを備えてい
る。
入装置は、長手方向の軸芯線を中心として回転している
棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波電源
と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を加熱
する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記軸芯
線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液を噴
出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高周波
加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体とし
て前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状ワー
クを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具備
し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設され
た1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一端
同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱導体と、第
1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/6円弧
状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/3円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/3円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ60度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケットとを備えてい
る。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図4は請求項1記載の高周波移動焼入装置
の一実施例を説明するための図面であって、図1は概略
構造説明図、図2(a)は複合加熱コイルの模式的斜視
図、図2(b)は棒状ワークWの軸芯線方向から見た複
合加熱コイルの加熱導体の配置説明図、図3(a)は急
冷ジャケットの斜視図、図3(b)は徐冷ジャケットの
斜視図、図3(c)はノズルの斜視図、図3(d)は徐
冷ジャケットの正面説明図、図4はワークの移動焼入方
法の説明図である。ワークとしては従来の技術で説明し
た図9に示す棒状ワークを採り上げる。
する。図1〜図4は請求項1記載の高周波移動焼入装置
の一実施例を説明するための図面であって、図1は概略
構造説明図、図2(a)は複合加熱コイルの模式的斜視
図、図2(b)は棒状ワークWの軸芯線方向から見た複
合加熱コイルの加熱導体の配置説明図、図3(a)は急
冷ジャケットの斜視図、図3(b)は徐冷ジャケットの
斜視図、図3(c)はノズルの斜視図、図3(d)は徐
冷ジャケットの正面説明図、図4はワークの移動焼入方
法の説明図である。ワークとしては従来の技術で説明し
た図9に示す棒状ワークを採り上げる。
【0015】図1および図2(a)に示すように、本実
施例の高周波移動焼入装置(以下高周波移動焼入装置を
単に移動焼入装置ともいう)101 には、周波数が例えば
10kHz の第1高周波電源H1 と、周波数が例えば100kHz
の第2高周波電源H2 とが設けられている。第1高周波
電源H1 は棒状ワークWのワーク周面W2 の予熱に使用
され、第2高周波電源H2 はワーク周面W2 の本加熱に
使用される。
施例の高周波移動焼入装置(以下高周波移動焼入装置を
単に移動焼入装置ともいう)101 には、周波数が例えば
10kHz の第1高周波電源H1 と、周波数が例えば100kHz
の第2高周波電源H2 とが設けられている。第1高周波
電源H1 は棒状ワークWのワーク周面W2 の予熱に使用
され、第2高周波電源H2 はワーク周面W2 の本加熱に
使用される。
【0016】移動焼入装置101 は、長手方向の軸芯線W
1 を中心として回転している棒状ワークWの移動焼入装
置であって、棒状ワークWに接近配設されてワーク周面
W2を加熱する同形の第1、第2加熱コイル10、20を有
する複合加熱コイル50と、複合加熱コイル50の軸芯線W
1 の方向の両側にそれぞれ配設されてワーク周面W2に
焼入液を噴出する第1、第2複合ジャケット60、70と、
複合加熱コイル50および第1、第2複合ジャケット60、
70を一体的に結合固定する結合部材83と、結合部材83に
よって一体的に結合固定された複合加熱コイル50および
第1、第2複合ジャケット60、70を軸芯線W1 の方向
(矢印Jの方向および矢印Jと反対方向の矢印Kの方
向)に移動させる移動手段80とを備えている。この移動
手段80は、例えば、サーボモータと、サーボモータによ
って回転されるボールネジ等によって前記結合部材83を
軸芯線W1 の方向に移動させるロッドとが使用される。
1 を中心として回転している棒状ワークWの移動焼入装
置であって、棒状ワークWに接近配設されてワーク周面
W2を加熱する同形の第1、第2加熱コイル10、20を有
する複合加熱コイル50と、複合加熱コイル50の軸芯線W
1 の方向の両側にそれぞれ配設されてワーク周面W2に
焼入液を噴出する第1、第2複合ジャケット60、70と、
複合加熱コイル50および第1、第2複合ジャケット60、
70を一体的に結合固定する結合部材83と、結合部材83に
よって一体的に結合固定された複合加熱コイル50および
第1、第2複合ジャケット60、70を軸芯線W1 の方向
(矢印Jの方向および矢印Jと反対方向の矢印Kの方
向)に移動させる移動手段80とを備えている。この移動
手段80は、例えば、サーボモータと、サーボモータによ
って回転されるボールネジ等によって前記結合部材83を
軸芯線W1 の方向に移動させるロッドとが使用される。
【0017】第1加熱コイル10は、軸芯線W1 に平行に
配設された1対の直線状の第1加熱導体11、12と、第1
加熱導体11、12の一端同志を接続する1/2円弧状の第
2加熱導体13と、第1加熱導体11、12の他端にそれぞれ
接続された1/4円弧状の1対の第3加熱導体14、15
と、一端が第3加熱導体14、15に接続され、他端が可撓
性の電線81と回路切換装置90とを介して第1高周波電源
H1 または第2高周波電源H2 のいずれかに接続される
1対の第1リード導体16、17とを有する。
配設された1対の直線状の第1加熱導体11、12と、第1
加熱導体11、12の一端同志を接続する1/2円弧状の第
2加熱導体13と、第1加熱導体11、12の他端にそれぞれ
接続された1/4円弧状の1対の第3加熱導体14、15
と、一端が第3加熱導体14、15に接続され、他端が可撓
性の電線81と回路切換装置90とを介して第1高周波電源
H1 または第2高周波電源H2 のいずれかに接続される
1対の第1リード導体16、17とを有する。
【0018】第2加熱コイル20は、軸芯線W1 に平行に
配設された1対の直線状の第4加熱導体21、22と、第4
加熱導体21、22の一端同志を接続する1/2円弧状の第
5加熱導体23と、第4加熱導体21、22の他端にそれぞれ
接続された1/4円弧状の1対の第6加熱導体24、25
と、一端が第6加熱導体24、25に接続され、他端が可撓
性の電線82と回路切換装置90とを介して第1高周波電源
H1 または第2高周波電源H2 のいずれかに接続される
1対の第2リード導体26、27とを有する。
配設された1対の直線状の第4加熱導体21、22と、第4
加熱導体21、22の一端同志を接続する1/2円弧状の第
5加熱導体23と、第4加熱導体21、22の他端にそれぞれ
接続された1/4円弧状の1対の第6加熱導体24、25
と、一端が第6加熱導体24、25に接続され、他端が可撓
性の電線82と回路切換装置90とを介して第1高周波電源
H1 または第2高周波電源H2 のいずれかに接続される
1対の第2リード導体26、27とを有する。
【0019】なお、回路切換装置90は、第1高周波電源
H1 を第1リード導体16、17、および第2リード導体2
6、27に、それぞれ接続するスイッチ91、93と、第2高
周波電源H2 を第1リード導体16、17および第2リード
導体26、27に、それぞれ接続するスイッチ92、94とを備
えている。
H1 を第1リード導体16、17、および第2リード導体2
6、27に、それぞれ接続するスイッチ91、93と、第2高
周波電源H2 を第1リード導体16、17および第2リード
導体26、27に、それぞれ接続するスイッチ92、94とを備
えている。
【0020】そして、図2(b)に示すように、第1加
熱コイル10の第1加熱導体11と第2加熱コイル20の第4
加熱導体21とは、軸芯線W1 の方向から見て、軸芯線W
1 を中心として90度の間隔で配置されている。従って、
第1加熱導体11、第4加熱導体21、第1加熱導体12、お
よび第4加熱導体22は、棒状ワークWの周方向におい
て、90度の間隔で配置されている。
熱コイル10の第1加熱導体11と第2加熱コイル20の第4
加熱導体21とは、軸芯線W1 の方向から見て、軸芯線W
1 を中心として90度の間隔で配置されている。従って、
第1加熱導体11、第4加熱導体21、第1加熱導体12、お
よび第4加熱導体22は、棒状ワークWの周方向におい
て、90度の間隔で配置されている。
【0021】図1に示すように、第1複合ジャケット60
は、複合加熱コイル50に隣り合うように配設され、焼入
液Qを噴出して棒状ワークWを急冷するほぼ半環状の急
冷ジャケット61と、急冷ジャケット61の反複合加熱コイ
ル50側に配設され、焼入液Sを噴出して棒状ワークWを
徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケット62とを備えてい
る。
は、複合加熱コイル50に隣り合うように配設され、焼入
液Qを噴出して棒状ワークWを急冷するほぼ半環状の急
冷ジャケット61と、急冷ジャケット61の反複合加熱コイ
ル50側に配設され、焼入液Sを噴出して棒状ワークWを
徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケット62とを備えてい
る。
【0022】図3(a)に示すように、急冷ジャケット
61の内周面には、焼入液Qをワーク周面W2 に噴出する
多数のノズル63が設けられている。図3(c)に示すよ
うに、ノズル63の先端面には、断面V字状で軸芯線W1
の方向に穿設された溝631 と、この溝631 の中に、溝63
1 の方向に細長く形成された開口を有し、この開口から
焼入液Qを噴出するノズル孔632 とが設けられている。
そして、ノズル63から強い噴出力をもって噴出されたシ
ャワー状の焼入液Qは、比較的少ない液量でワーク周面
W2 を急冷する。
61の内周面には、焼入液Qをワーク周面W2 に噴出する
多数のノズル63が設けられている。図3(c)に示すよ
うに、ノズル63の先端面には、断面V字状で軸芯線W1
の方向に穿設された溝631 と、この溝631 の中に、溝63
1 の方向に細長く形成された開口を有し、この開口から
焼入液Qを噴出するノズル孔632 とが設けられている。
そして、ノズル63から強い噴出力をもって噴出されたシ
ャワー状の焼入液Qは、比較的少ない液量でワーク周面
W2 を急冷する。
【0023】図3(b)に示すように、徐冷ジャケット
62の内周面には、焼入液Sをワーク周面W2 に噴出し、
急冷ジャケット61のノズル63よりも多数の小さい円形の
噴出孔64が設けられている。徐冷ジャケット62は、噴出
孔64から弱く、しかしワーク周面W2 を包むような比較
的多い液量の焼入液Sを噴出させて棒状ワークWの周面
W2 のみならず、内部まで徐冷する。なお、ほぼ半環状
の急冷ジャケット61、徐冷ジャケット62とも、棒状ワー
クWの周方向において180 度より少し大きい角度に広が
っているが、この角度は図3(d)に示す矢印Fの方向
に棒状ワークWを取り出せる範囲において極力棒状ワー
クWを取り囲むように大きくすることが望ましい。
62の内周面には、焼入液Sをワーク周面W2 に噴出し、
急冷ジャケット61のノズル63よりも多数の小さい円形の
噴出孔64が設けられている。徐冷ジャケット62は、噴出
孔64から弱く、しかしワーク周面W2 を包むような比較
的多い液量の焼入液Sを噴出させて棒状ワークWの周面
W2 のみならず、内部まで徐冷する。なお、ほぼ半環状
の急冷ジャケット61、徐冷ジャケット62とも、棒状ワー
クWの周方向において180 度より少し大きい角度に広が
っているが、この角度は図3(d)に示す矢印Fの方向
に棒状ワークWを取り出せる範囲において極力棒状ワー
クWを取り囲むように大きくすることが望ましい。
【0024】図1に示すように、第2複合ジャケット70
は、第1複合ジャケット60の急冷ジャケット61および徐
冷ジャケット62と、それぞれ、同形の急冷ジャケット71
および徐冷ジャケット72を備え、急冷ジャケット71およ
び徐冷ジャケット72は、それぞれ、複合加熱コイル50を
中心として急冷ジャケット61および徐冷ジャケット62と
対称位置に配置されている。
は、第1複合ジャケット60の急冷ジャケット61および徐
冷ジャケット62と、それぞれ、同形の急冷ジャケット71
および徐冷ジャケット72を備え、急冷ジャケット71およ
び徐冷ジャケット72は、それぞれ、複合加熱コイル50を
中心として急冷ジャケット61および徐冷ジャケット62と
対称位置に配置されている。
【0025】次に、本実施例の装置によってワーク周面
W2 を、ワークの全長にわたって移動焼入する場合の焼
入方法を説明する。図4に点線で示すように、移動焼入
装置101 を移動手段80によって第1焼入待機位置Aに移
動させてから、センタ1 、2によって棒状ワークWの一
端Wa および他端Wb をそれぞれ支持する。この後、図
示しない回転装置によって棒状ワークWを軸芯線W1 を
中心として例えば矢印Rの方向に、例えば600rpmで回転
させてから、移動手段80によって移動焼入装置101 を矢
印Jの方向に、例えば25〜55mm/秒で移動させる。
W2 を、ワークの全長にわたって移動焼入する場合の焼
入方法を説明する。図4に点線で示すように、移動焼入
装置101 を移動手段80によって第1焼入待機位置Aに移
動させてから、センタ1 、2によって棒状ワークWの一
端Wa および他端Wb をそれぞれ支持する。この後、図
示しない回転装置によって棒状ワークWを軸芯線W1 を
中心として例えば矢印Rの方向に、例えば600rpmで回転
させてから、移動手段80によって移動焼入装置101 を矢
印Jの方向に、例えば25〜55mm/秒で移動させる。
【0026】複合加熱コイル50の第1加熱コイル10が棒
状ワークWの一端Wa に至ったときに、スイッチ91をオ
ンにして高周波電源H1 から第1加熱コイル10に周波数
10kHz の高周波電流を通電し、また、同時にスイッチ93
をオンにして高周波電源H2から第2加熱コイル20に周
波数100kHzの高周波電流を通電すると、ワーク周面W2
は第1加熱コイル10によって予熱された後、第2加熱コ
イル20によって本加熱される。
状ワークWの一端Wa に至ったときに、スイッチ91をオ
ンにして高周波電源H1 から第1加熱コイル10に周波数
10kHz の高周波電流を通電し、また、同時にスイッチ93
をオンにして高周波電源H2から第2加熱コイル20に周
波数100kHzの高周波電流を通電すると、ワーク周面W2
は第1加熱コイル10によって予熱された後、第2加熱コ
イル20によって本加熱される。
【0027】また、第1複合ジャケット60の急冷ジャケ
ット61が棒状ワークWの一端Wa に至ったときに、急冷
ジャケット61および徐冷ジャケット62からそれぞれ焼入
液Qおよび焼入液Sの噴出を開始すると、加熱コイル1
0、20によって加熱されたワーク周面W2 が冷却されて
焼入が行われてゆく。
ット61が棒状ワークWの一端Wa に至ったときに、急冷
ジャケット61および徐冷ジャケット62からそれぞれ焼入
液Qおよび焼入液Sの噴出を開始すると、加熱コイル1
0、20によって加熱されたワーク周面W2 が冷却されて
焼入が行われてゆく。
【0028】移動焼入装置101 の矢印Jの方向の移動が
進行し、複合加熱コイル50の第2加熱コイル20が棒状ワ
ークWの他端Wb の通過を終えたときに、スイッチ91と
93をオフにして複合加熱コイル50への通電を停止し、ま
た、徐冷ジャケット62が棒状ワークWの他端Wb の通過
を終えたときに、焼入液Q、Sの噴出を停止する。そし
て、移動焼入装置101 が点線で示す第2焼入待機位置B
に到着したときに、棒状ワークWの回転と移動焼入装置
101 の移動とを停止してから、センタ1 、2 を後退させ
て棒状ワークWを取り外す。
進行し、複合加熱コイル50の第2加熱コイル20が棒状ワ
ークWの他端Wb の通過を終えたときに、スイッチ91と
93をオフにして複合加熱コイル50への通電を停止し、ま
た、徐冷ジャケット62が棒状ワークWの他端Wb の通過
を終えたときに、焼入液Q、Sの噴出を停止する。そし
て、移動焼入装置101 が点線で示す第2焼入待機位置B
に到着したときに、棒状ワークWの回転と移動焼入装置
101 の移動とを停止してから、センタ1 、2 を後退させ
て棒状ワークWを取り外す。
【0029】この後、次の棒状ワークWをセンタ1 、2
によって支持後、この棒状ワークWを軸芯線W1 を中心
として例えば矢印Rの方向に回転させながら、移動手段
80によって移動焼入装置101 の矢印Kの方向の移動を開
始し、第2加熱コイル20が棒状ワークWの他端Wb に到
達した時に、スイッチ94をオンにして第1高周波電源H
1 から周波数10kHz の高周波電流を第2加熱コイル20に
通電し、同時にスイッチ92をオンにして第2高周波電源
H2 から周波数100kHzの高周波電流を第1加熱コイル10
に通電すると、ワーク周面W2 は第2加熱コイル20によ
って予熱された後、第1加熱コイル10によって本加熱さ
れる。
によって支持後、この棒状ワークWを軸芯線W1 を中心
として例えば矢印Rの方向に回転させながら、移動手段
80によって移動焼入装置101 の矢印Kの方向の移動を開
始し、第2加熱コイル20が棒状ワークWの他端Wb に到
達した時に、スイッチ94をオンにして第1高周波電源H
1 から周波数10kHz の高周波電流を第2加熱コイル20に
通電し、同時にスイッチ92をオンにして第2高周波電源
H2 から周波数100kHzの高周波電流を第1加熱コイル10
に通電すると、ワーク周面W2 は第2加熱コイル20によ
って予熱された後、第1加熱コイル10によって本加熱さ
れる。
【0030】そして、第2複合ジャケット70の急冷ジャ
ケット71が棒状ワークWの他端Wbに到達したときに、
急冷ジャケット71による焼入液Qおよび徐冷ジャケット
72による焼入液Sの噴出を開始すると、ワーク周面W2
の焼入が行われてゆく。
ケット71が棒状ワークWの他端Wbに到達したときに、
急冷ジャケット71による焼入液Qおよび徐冷ジャケット
72による焼入液Sの噴出を開始すると、ワーク周面W2
の焼入が行われてゆく。
【0031】移動焼入装置101 の矢印Kの方向の移動が
進行し、第1加熱コイル10が棒状ワークWの一端Wa の
通過を終えたときに、複合加熱コイル50への通電を停止
し、また、徐冷ジャケット72が棒状ワークWの一端Wa
の通過を終えたときに、焼入液Qおよび焼入液Sの噴射
を停止する。そして、移動焼入装置101 が点線で示す元
の第1待機位置に到着したときに、棒状ワークWの回転
と移動焼入装置101 の移動とを停止してから、センタ1
、2 を後退させて棒状ワークWを取り外す。以下、3
番目、4番目、・・・の棒状ワークWは、それぞれ、1
番目、2番目の棒状ワークWと同様に焼入することがで
きる。
進行し、第1加熱コイル10が棒状ワークWの一端Wa の
通過を終えたときに、複合加熱コイル50への通電を停止
し、また、徐冷ジャケット72が棒状ワークWの一端Wa
の通過を終えたときに、焼入液Qおよび焼入液Sの噴射
を停止する。そして、移動焼入装置101 が点線で示す元
の第1待機位置に到着したときに、棒状ワークWの回転
と移動焼入装置101 の移動とを停止してから、センタ1
、2 を後退させて棒状ワークWを取り外す。以下、3
番目、4番目、・・・の棒状ワークWは、それぞれ、1
番目、2番目の棒状ワークWと同様に焼入することがで
きる。
【0032】本実施例の移動焼入装置101 による多数の
棒状ワークWのワーク周面W2 の焼入においては、加熱
の際に、本加熱に使用される高周波電流の周波数100kHz
より低い10kHz の周波数の高周波電流によって予熱され
るので、ワーク周面W2 の予熱深さは、本加熱深さより
深くなっているから、棒状ワークWに対して充分な予熱
が行われる結果、本加熱に際しては、ワーク周面W2 の
所定の深さにわたってむらなく加熱されるので、形成さ
れた硬化層W3 が極めて均質となる上に、予熱が行われ
ることによって、移動焼入の速度を増加させることがで
きる。
棒状ワークWのワーク周面W2 の焼入においては、加熱
の際に、本加熱に使用される高周波電流の周波数100kHz
より低い10kHz の周波数の高周波電流によって予熱され
るので、ワーク周面W2 の予熱深さは、本加熱深さより
深くなっているから、棒状ワークWに対して充分な予熱
が行われる結果、本加熱に際しては、ワーク周面W2 の
所定の深さにわたってむらなく加熱されるので、形成さ
れた硬化層W3 が極めて均質となる上に、予熱が行われ
ることによって、移動焼入の速度を増加させることがで
きる。
【0033】また、冷却の際には、急冷ジャケット61か
ら強い噴出力で噴出された比較的少量の焼入液Qによっ
て加熱されたワーク周面W2 は急速に、例えばほぼ摂氏
350度まで冷却された後、徐冷ジャケット62から弱い噴
出力で噴出された比較的多量の焼入液Sによって、ワー
ク周面W2 のみならず内部まで例えばほぼ摂氏150 度ま
での冷却が緩やかに行われるので、過冷却となって焼き
割れが発生することなく、良好な硬化層W3 が形成され
る。
ら強い噴出力で噴出された比較的少量の焼入液Qによっ
て加熱されたワーク周面W2 は急速に、例えばほぼ摂氏
350度まで冷却された後、徐冷ジャケット62から弱い噴
出力で噴出された比較的多量の焼入液Sによって、ワー
ク周面W2 のみならず内部まで例えばほぼ摂氏150 度ま
での冷却が緩やかに行われるので、過冷却となって焼き
割れが発生することなく、良好な硬化層W3 が形成され
る。
【0034】そして、次の棒状ワークWの焼入に際して
は、始めの棒状ワークWを焼入するときの移動方向と逆
方向に移動焼入装置101 を移動させて次の棒状ワークW
を焼入することができる。従って、従来の棒状ワークの
移動焼入装置と異なり、始めの棒状ワークWの焼入を終
えた後、次の棒状ワークWの焼入に備えて、移動焼入装
置101 を、始めの棒状ワークWの焼入開始前の第1待機
位置Aまで戻しておく必要がないから、全体の焼入作業
時間を短くすることができる。
は、始めの棒状ワークWを焼入するときの移動方向と逆
方向に移動焼入装置101 を移動させて次の棒状ワークW
を焼入することができる。従って、従来の棒状ワークの
移動焼入装置と異なり、始めの棒状ワークWの焼入を終
えた後、次の棒状ワークWの焼入に備えて、移動焼入装
置101 を、始めの棒状ワークWの焼入開始前の第1待機
位置Aまで戻しておく必要がないから、全体の焼入作業
時間を短くすることができる。
【0035】また、棒状ワークWの一端部分および/或
いは他端部分を未焼入とする場合には、移動焼入装置10
1 を、必ずしも図4に点線で示す第1および第2焼入待
機位置A、Bまで(即ち、移動焼入装置101 がセンタ1
、2 の外側にくるまで)移動させなくとも、第1複合
ジャケット60或いは第2複合ジャケット70がワーク周面
W2 の被焼入部分を通過し終えたとき(但し、複合加熱
コイル50はセンタ1 或いは2 の外側にきていることが必
要)に移動焼入装置101 を停止させると、移動焼入装置
101 の移動距離を短くできるので、端部分を未焼入とす
る場合においては、全体の焼入作業時間を短くすること
ができる。
いは他端部分を未焼入とする場合には、移動焼入装置10
1 を、必ずしも図4に点線で示す第1および第2焼入待
機位置A、Bまで(即ち、移動焼入装置101 がセンタ1
、2 の外側にくるまで)移動させなくとも、第1複合
ジャケット60或いは第2複合ジャケット70がワーク周面
W2 の被焼入部分を通過し終えたとき(但し、複合加熱
コイル50はセンタ1 或いは2 の外側にきていることが必
要)に移動焼入装置101 を停止させると、移動焼入装置
101 の移動距離を短くできるので、端部分を未焼入とす
る場合においては、全体の焼入作業時間を短くすること
ができる。
【0036】なお、上記移動焼入装置101 では、ワーク
周面W2 の軸芯線W1 の方向に誘導電流を発生させる加
熱導体11、21、12、および22が、棒状ワークWの周方向
において90度の間隔で配置されているので、軸芯線W1
の方向の誘導電流によるワーク周面W2 の加熱と、この
加熱の停止が、棒状ワークWの周方向において一定間隔
で行われるので、加熱効果が大きくなるから、このよう
な移動焼入装置101 は、あまり高速で回転させることが
できない棒状ワークWの周面の焼入には特に適している
といえる。
周面W2 の軸芯線W1 の方向に誘導電流を発生させる加
熱導体11、21、12、および22が、棒状ワークWの周方向
において90度の間隔で配置されているので、軸芯線W1
の方向の誘導電流によるワーク周面W2 の加熱と、この
加熱の停止が、棒状ワークWの周方向において一定間隔
で行われるので、加熱効果が大きくなるから、このよう
な移動焼入装置101 は、あまり高速で回転させることが
できない棒状ワークWの周面の焼入には特に適している
といえる。
【0037】次に、請求項2記載の移動焼入装置の一実
施例について説明する。図5および図6は本実施例を説
明するための図面であって、図5(a)は本実施例の内
の加熱コイルの模式的斜視図、図5(b)は棒状ワーク
Wの軸芯線方向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配
置説明図、図6は本実施例の移動焼入装置による棒状ワ
ークの移動焼入方法の説明図である。
施例について説明する。図5および図6は本実施例を説
明するための図面であって、図5(a)は本実施例の内
の加熱コイルの模式的斜視図、図5(b)は棒状ワーク
Wの軸芯線方向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配
置説明図、図6は本実施例の移動焼入装置による棒状ワ
ークの移動焼入方法の説明図である。
【0038】図5(a)と図6に示すように、本実施例
の移動焼入装置102 は、移動焼入装置101 と同様の第
1、第2複合ジャケット60、70、および移動手段80とを
備えているが、複合加熱コイルが異なっているので、以
下複合加熱コイルのみについて説明する。図5に示すよ
うに、本実施例の複合加熱コイル50Aは、移動焼入装置
101 の複合加熱コイル50の第1、第2加熱コイル10、20
にそれぞれ対応する第1、第2加熱コイル10A、20Aを
有する。
の移動焼入装置102 は、移動焼入装置101 と同様の第
1、第2複合ジャケット60、70、および移動手段80とを
備えているが、複合加熱コイルが異なっているので、以
下複合加熱コイルのみについて説明する。図5に示すよ
うに、本実施例の複合加熱コイル50Aは、移動焼入装置
101 の複合加熱コイル50の第1、第2加熱コイル10、20
にそれぞれ対応する第1、第2加熱コイル10A、20Aを
有する。
【0039】第1加熱コイル10Aは、第1加熱コイル10
の第1加熱導体11、12、第2加熱導体13、第3加熱導体
14、15、および第1リード導体16、17に、それぞれ、対
応する第1加熱導体11A、12A、第2加熱導体13A、第
3加熱導体14A、15A、および第1リード導体16A、17
Aを備えている。
の第1加熱導体11、12、第2加熱導体13、第3加熱導体
14、15、および第1リード導体16、17に、それぞれ、対
応する第1加熱導体11A、12A、第2加熱導体13A、第
3加熱導体14A、15A、および第1リード導体16A、17
Aを備えている。
【0040】また、第2加熱コイル20Aは、第2加熱コ
イル20の第4加熱導体21、22、第5加熱導体23、第6加
熱導体24、25、および第2リード導体26、27に、それぞ
れ、対応する第4加熱導体21A、22A、第5加熱導体23
A、第6加熱導体24A、25A、および第2リード導体26
A、27Aを備えている。但し、第2、第5加熱導体13
A、23Aは1/3円弧状であり、第3加熱導体14A、15
A、および第6加熱導体24A、25Aは1/6円弧状であ
る。
イル20の第4加熱導体21、22、第5加熱導体23、第6加
熱導体24、25、および第2リード導体26、27に、それぞ
れ、対応する第4加熱導体21A、22A、第5加熱導体23
A、第6加熱導体24A、25A、および第2リード導体26
A、27Aを備えている。但し、第2、第5加熱導体13
A、23Aは1/3円弧状であり、第3加熱導体14A、15
A、および第6加熱導体24A、25Aは1/6円弧状であ
る。
【0041】そして、図5(b)に示すように、第1加
熱導体11Aと第4加熱導体21Aとは、軸芯線W1 の方向
から見て、軸芯線W1 を中心として60度隔てて配置され
ている。従って、第1加熱導体12A、第4加熱導体22
A、第1加熱導体11A、および第4加熱導体21Aは、棒
状ワークWの周方向に60度の間隔で配置されているか
ら、第1加熱コイル10Aの第1加熱導体12Aと、第2加
熱コイル20Aの第4加熱導体21Aとは180 度隔てて配置
されていることになり、複合加熱コイル50Aは半解放型
となっている。
熱導体11Aと第4加熱導体21Aとは、軸芯線W1 の方向
から見て、軸芯線W1 を中心として60度隔てて配置され
ている。従って、第1加熱導体12A、第4加熱導体22
A、第1加熱導体11A、および第4加熱導体21Aは、棒
状ワークWの周方向に60度の間隔で配置されているか
ら、第1加熱コイル10Aの第1加熱導体12Aと、第2加
熱コイル20Aの第4加熱導体21Aとは180 度隔てて配置
されていることになり、複合加熱コイル50Aは半解放型
となっている。
【0042】前述の移動焼入装置101 は、前記のよう
に、あまり高速で回転させることができない棒状ワーク
Wの焼入には特に適していたが、本実施例の移動焼入装
置102は、ワーク周面W2 の軸芯線W1 の方向に誘導電
流を発生する加熱導体12A、22A、11A、および21Aが
棒状ワークWの周方向において60度の間隔で配置されて
いるから、棒状ワークWの1回転中におけるこれら加熱
導体による加熱と、加熱の停止とは、棒状ワークWの周
方向において一定した間隔では行われないので、ワーク
周面W2 の加熱が若干不均一になるが実用上は差し支え
ない。
に、あまり高速で回転させることができない棒状ワーク
Wの焼入には特に適していたが、本実施例の移動焼入装
置102は、ワーク周面W2 の軸芯線W1 の方向に誘導電
流を発生する加熱導体12A、22A、11A、および21Aが
棒状ワークWの周方向において60度の間隔で配置されて
いるから、棒状ワークWの1回転中におけるこれら加熱
導体による加熱と、加熱の停止とは、棒状ワークWの周
方向において一定した間隔では行われないので、ワーク
周面W2 の加熱が若干不均一になるが実用上は差し支え
ない。
【0043】移動焼入装置102 による棒状ワークWの焼
入は、移動焼入装置101 によるのとほぼ同様に行うこと
ができる。そして、このような複合加熱コイル50Aを採
用すると、次のような利点がある。例えば、図6に示す
ように、棒状ワークWの一端部分W5 および他端部分W
6 を、それぞれ長さLだけ未焼入とする場合には、移動
焼入装置102 を、移動焼入装置101 で焼入する場合のよ
うに図4の第1待機位置Aに配置後、第2待機位置Bま
で移動させる必要はなく、図6に点線で示す第1待機位
置A1 から第2待機位置B1 まで移動させればよい。
入は、移動焼入装置101 によるのとほぼ同様に行うこと
ができる。そして、このような複合加熱コイル50Aを採
用すると、次のような利点がある。例えば、図6に示す
ように、棒状ワークWの一端部分W5 および他端部分W
6 を、それぞれ長さLだけ未焼入とする場合には、移動
焼入装置102 を、移動焼入装置101 で焼入する場合のよ
うに図4の第1待機位置Aに配置後、第2待機位置Bま
で移動させる必要はなく、図6に点線で示す第1待機位
置A1 から第2待機位置B1 まで移動させればよい。
【0044】即ち、待機位置A1 およびB1 において
は、移動焼入装置102 の複合加熱コイル50Aが棒状ワー
クWの一端部分W5 或いは他端部分W6 上に接近配設さ
れている状態であるけれども、複合加熱コイル50Aは前
記のように半解放型であるから、下方から棒状ワークW
に接近して棒状ワークWを取り外したり、或いは次の棒
状ワークWをセンタ1 、2 に装着することができる。
は、移動焼入装置102 の複合加熱コイル50Aが棒状ワー
クWの一端部分W5 或いは他端部分W6 上に接近配設さ
れている状態であるけれども、複合加熱コイル50Aは前
記のように半解放型であるから、下方から棒状ワークW
に接近して棒状ワークWを取り外したり、或いは次の棒
状ワークWをセンタ1 、2 に装着することができる。
【0045】このように、移動焼入装置102 は、移動焼
入装置101 の有する利点をほぼ享受できる上に、移動焼
入装置102 が棒状ワークWに対してどんな位置にあって
も、下方から棒状ワークWに接近して、棒状ワークWの
取り外し、取り付けができるので、移動焼入装置101 の
移動範囲を焼入に必要な最小範囲にできる結果、全体の
焼入作業時間を短くすることができる。
入装置101 の有する利点をほぼ享受できる上に、移動焼
入装置102 が棒状ワークWに対してどんな位置にあって
も、下方から棒状ワークWに接近して、棒状ワークWの
取り外し、取り付けができるので、移動焼入装置101 の
移動範囲を焼入に必要な最小範囲にできる結果、全体の
焼入作業時間を短くすることができる。
【0046】次に、請求項3記載の棒状ワークの高周波
移動焼入装置の一実施例を説明する。図7は本実施例を
説明するための図面であって、図7(a)は本実施例の
内の加熱コイルの模式的斜視図、図7(b)は棒状ワー
クWの軸芯線方向から見た加熱コイルの加熱導体の配置
説明図である。
移動焼入装置の一実施例を説明する。図7は本実施例を
説明するための図面であって、図7(a)は本実施例の
内の加熱コイルの模式的斜視図、図7(b)は棒状ワー
クWの軸芯線方向から見た加熱コイルの加熱導体の配置
説明図である。
【0047】本実施例の移動焼入装置103 は、移動焼入
装置101 の第1、第2複合ジャケット60、70、および移
動手段80に対応する図示しない第1、第2複合ジャケッ
ト、および移動手段を備えているが、1つの高周波電源
H3 のみが設けられていることと、複合加熱コイルでは
なく1つの加熱コイルが設けられている点が異なってい
る。
装置101 の第1、第2複合ジャケット60、70、および移
動手段80に対応する図示しない第1、第2複合ジャケッ
ト、および移動手段を備えているが、1つの高周波電源
H3 のみが設けられていることと、複合加熱コイルでは
なく1つの加熱コイルが設けられている点が異なってい
る。
【0048】従って、以下加熱コイルのみについて説明
する。図7に示すように、本実施例の加熱コイル30は、
移動焼入装置101 の複合加熱コイル50の第1、第2加熱
コイル10、20にそれぞれ類似の形状で互いに同形の第1
加熱コイル片301 、第2加熱コイル片302 を有する。
する。図7に示すように、本実施例の加熱コイル30は、
移動焼入装置101 の複合加熱コイル50の第1、第2加熱
コイル10、20にそれぞれ類似の形状で互いに同形の第1
加熱コイル片301 、第2加熱コイル片302 を有する。
【0049】第1加熱コイル片301 は、軸芯線W1 に平
行に配設された1対の直線状の第1加熱導体31、32と、
第1加熱導体31、32の一端間に接続され、切断点331 を
有する1/2円弧状の第2加熱導体33と、第1加熱導体
31、32の他端にそれぞれ接続された1/4円弧状の1対
の第3加熱導体34、35とを有する。第2加熱コイル片30
2 は、軸芯線W1 に平行に配設された1対の直線状の第
4加熱導体41、42と、第4加熱導体41、42の一端同志を
接続する1/2円弧状の第5加熱導体43と、一端が第4
加熱導体41の他端に接続され、第4加熱導体42の他端の
手前に他端を有する1/2円弧状の第6加熱導体44とを
有する。第6加熱導体44の他端と第4加熱導体42の他端
との間が第6加熱導体44の切断点441 を構成する。
行に配設された1対の直線状の第1加熱導体31、32と、
第1加熱導体31、32の一端間に接続され、切断点331 を
有する1/2円弧状の第2加熱導体33と、第1加熱導体
31、32の他端にそれぞれ接続された1/4円弧状の1対
の第3加熱導体34、35とを有する。第2加熱コイル片30
2 は、軸芯線W1 に平行に配設された1対の直線状の第
4加熱導体41、42と、第4加熱導体41、42の一端同志を
接続する1/2円弧状の第5加熱導体43と、一端が第4
加熱導体41の他端に接続され、第4加熱導体42の他端の
手前に他端を有する1/2円弧状の第6加熱導体44とを
有する。第6加熱導体44の他端と第4加熱導体42の他端
との間が第6加熱導体44の切断点441 を構成する。
【0050】第1加熱コイル片301 の第2加熱導体33の
切断点331 と第2加熱コイル片302の第6加熱導体44の
切断点441 とは、1対の接続導体45、46によって接続さ
れている。なお、本実施例では、接続導体46と第4加熱
導体42とは1つの直線上に配置されている。また、第1
加熱コイル片301 の1対の第3加熱導体34、35の端部
は、それぞれ、1対のリード導体36、37を介して高周波
電源H3 に接続されている。なお、第1加熱導体31と第
4加熱導体41とは、棒状ワークWの周方向において90度
隔てて配置されている。従って、第1加熱導体31、第4
加熱導体41、第1加熱導体32、および第4加熱導体42は
棒状ワークWの周方向で90度間隔で配設されている。
切断点331 と第2加熱コイル片302の第6加熱導体44の
切断点441 とは、1対の接続導体45、46によって接続さ
れている。なお、本実施例では、接続導体46と第4加熱
導体42とは1つの直線上に配置されている。また、第1
加熱コイル片301 の1対の第3加熱導体34、35の端部
は、それぞれ、1対のリード導体36、37を介して高周波
電源H3 に接続されている。なお、第1加熱導体31と第
4加熱導体41とは、棒状ワークWの周方向において90度
隔てて配置されている。従って、第1加熱導体31、第4
加熱導体41、第1加熱導体32、および第4加熱導体42は
棒状ワークWの周方向で90度間隔で配設されている。
【0051】本実施例の移動焼入装置103 は、棒状ワー
クWのワーク周面W2 の移動焼入を、移動焼入装置101
による焼入とほぼ類似した手順によって行うことがで
き、移動焼入装置101 によるのとほぼ同じ利点を享受で
きる。高周波電源が1つであるので、ワーク周面W2 の
第1加熱コイル片301 或いは第2加熱コイル片302 によ
る予熱が、第2加熱コイル片302 或いは第1加熱コイル
片301 による本加熱と同じ周波数の高周波電流によって
行われるので、予熱深さは本加熱深さと同じになるが、
予熱を行うことによる利点、即ち、むらなく本加熱でき
ること、焼入移動速度を大きくとれる利点は維持されて
いる。
クWのワーク周面W2 の移動焼入を、移動焼入装置101
による焼入とほぼ類似した手順によって行うことがで
き、移動焼入装置101 によるのとほぼ同じ利点を享受で
きる。高周波電源が1つであるので、ワーク周面W2 の
第1加熱コイル片301 或いは第2加熱コイル片302 によ
る予熱が、第2加熱コイル片302 或いは第1加熱コイル
片301 による本加熱と同じ周波数の高周波電流によって
行われるので、予熱深さは本加熱深さと同じになるが、
予熱を行うことによる利点、即ち、むらなく本加熱でき
ること、焼入移動速度を大きくとれる利点は維持されて
いる。
【0052】次に、請求項4記載の棒状ワークの高周波
移動焼入装置の実施例を説明する。図8は本実施例を説
明するための図面であって、図8(a)は本実施例の内
の加熱コイルの模式的斜視図、図8(b)は棒状ワーク
Wの軸芯線方向から見た加熱コイルの加熱導体の配置説
明図である。
移動焼入装置の実施例を説明する。図8は本実施例を説
明するための図面であって、図8(a)は本実施例の内
の加熱コイルの模式的斜視図、図8(b)は棒状ワーク
Wの軸芯線方向から見た加熱コイルの加熱導体の配置説
明図である。
【0053】本実施例の移動焼入装置104 は、移動焼入
装置103 と同様に、1つの高周波電源H3 、移動焼入装
置101 の第1、第2複合ジャケット60、70、および移動
手段80に対応する図示しない第1、第2複合ジャケッ
ト、および移動手段を備えているが、移動焼入装置103
とは加熱コイルが異なっているので、以下加熱コイルの
みについて説明する。図8に示すように、本実施例の加
熱コイル30Aは、移動焼入装置103 の加熱コイル30の第
1、第2加熱コイル片301 、302 にそれぞれ対応する第
1、第2加熱コイル片301 A、302 Aを有する。
装置103 と同様に、1つの高周波電源H3 、移動焼入装
置101 の第1、第2複合ジャケット60、70、および移動
手段80に対応する図示しない第1、第2複合ジャケッ
ト、および移動手段を備えているが、移動焼入装置103
とは加熱コイルが異なっているので、以下加熱コイルの
みについて説明する。図8に示すように、本実施例の加
熱コイル30Aは、移動焼入装置103 の加熱コイル30の第
1、第2加熱コイル片301 、302 にそれぞれ対応する第
1、第2加熱コイル片301 A、302 Aを有する。
【0054】第1加熱コイル片301 Aは、移動焼入装置
103 の第1加熱コイル片301 の第1加熱導体31、32、第
2加熱導体33、切断点331 、第3加熱導体34、35、およ
びリード導体36、37に、それぞれ、対応する第1加熱導
体31A、32A、第2加熱導体33A、切断点331 A、第3
加熱導体34A、35A、およびリード導体36A、37Aを備
えている。
103 の第1加熱コイル片301 の第1加熱導体31、32、第
2加熱導体33、切断点331 、第3加熱導体34、35、およ
びリード導体36、37に、それぞれ、対応する第1加熱導
体31A、32A、第2加熱導体33A、切断点331 A、第3
加熱導体34A、35A、およびリード導体36A、37Aを備
えている。
【0055】また、第2加熱コイル片302 Aは、移動焼
入装置103 の第2加熱コイル片302の第4加熱導体41、4
2、第5加熱導体43、第6加熱導体44、および切断点441
に、それぞれ、対応する第4加熱導体41A、42A、第
5加熱導体43A、第6加熱導体44A、および切断点441
Aを備えている。更に、加熱コイル30Aは、移動焼入装
置103 の加熱コイル30の接続導体45、46に対応する接続
導体45A、46Aを備えている。但し、第2、第5、第6
加熱導体33A、43A、44Aは1/3円弧状であり、第3
加熱導体34、35は1/6円弧状である。
入装置103 の第2加熱コイル片302の第4加熱導体41、4
2、第5加熱導体43、第6加熱導体44、および切断点441
に、それぞれ、対応する第4加熱導体41A、42A、第
5加熱導体43A、第6加熱導体44A、および切断点441
Aを備えている。更に、加熱コイル30Aは、移動焼入装
置103 の加熱コイル30の接続導体45、46に対応する接続
導体45A、46Aを備えている。但し、第2、第5、第6
加熱導体33A、43A、44Aは1/3円弧状であり、第3
加熱導体34、35は1/6円弧状である。
【0056】そして、図8(b)に示すように、第1加
熱導体31Aと第4加熱導体41Aとは、軸芯線W1 の方向
から見て、軸芯線W1 を中心として60度隔てて配置され
ている。従って、第1加熱導体32A、第4加熱導体42
A、第1加熱導体31A、および第4加熱導体41Aは、棒
状ワークWの周方向に60度の間隔で配置されているか
ら、第1加熱コイル片301 Aの第1加熱導体32Aと、第
2加熱コイル片302 Aの第4加熱導体41Aとは180 度隔
てて配置されていることになり、加熱コイル30Aは半解
放型となっている。
熱導体31Aと第4加熱導体41Aとは、軸芯線W1 の方向
から見て、軸芯線W1 を中心として60度隔てて配置され
ている。従って、第1加熱導体32A、第4加熱導体42
A、第1加熱導体31A、および第4加熱導体41Aは、棒
状ワークWの周方向に60度の間隔で配置されているか
ら、第1加熱コイル片301 Aの第1加熱導体32Aと、第
2加熱コイル片302 Aの第4加熱導体41Aとは180 度隔
てて配置されていることになり、加熱コイル30Aは半解
放型となっている。
【0057】本実施例の移動焼入装置104 は移動焼入装
置102 とほぼ類似の手順で棒状ワークWの焼入を行うこ
とができる。そして、前記のように、加熱コイル30Aお
よび第1、第2複合ジャケットが全て半解放型であるの
で、移動焼入装置102 と同様に移動焼入装置104 の移動
範囲を焼入に必要な最小限の範囲に限定できるので、棒
状ワークWの全体の焼入時間を短くすることができる。
更に、移動焼入装置103 と同じく、むらなく本加熱がで
き、また、焼入移動速度を大きくすることができる。
置102 とほぼ類似の手順で棒状ワークWの焼入を行うこ
とができる。そして、前記のように、加熱コイル30Aお
よび第1、第2複合ジャケットが全て半解放型であるの
で、移動焼入装置102 と同様に移動焼入装置104 の移動
範囲を焼入に必要な最小限の範囲に限定できるので、棒
状ワークWの全体の焼入時間を短くすることができる。
更に、移動焼入装置103 と同じく、むらなく本加熱がで
き、また、焼入移動速度を大きくすることができる。
【0058】以上の実施例ではいずれも移動焼入装置を
移動手段によって棒状ワークWの軸芯線W1 の方向に移
動させた場合を説明したが、棒状ワークWを軸芯線W1
の方向に移動させてもよい。
移動手段によって棒状ワークWの軸芯線W1 の方向に移
動させた場合を説明したが、棒状ワークWを軸芯線W1
の方向に移動させてもよい。
【0059】以上の実施例では、棒状ワークWの周方向
に配設された加熱導体の形状を1/2、1/3、1/
4、或いは1/6円弧状としているが、それぞれ、ほぼ
1/2、ほぼ1/3、ほぼ1/4、およびほぼ1/6円
弧状とすることがでてきる。そして、移動焼入装置101
において第1加熱導体11と第4加熱導体21とは、また、
移動焼入装置103 においても第1加熱導体31と第4加熱
導体41とは、それぞれ、ワーク周方向で90度間隔で配設
されているが、ほぼ90度とすることができる。
に配設された加熱導体の形状を1/2、1/3、1/
4、或いは1/6円弧状としているが、それぞれ、ほぼ
1/2、ほぼ1/3、ほぼ1/4、およびほぼ1/6円
弧状とすることがでてきる。そして、移動焼入装置101
において第1加熱導体11と第4加熱導体21とは、また、
移動焼入装置103 においても第1加熱導体31と第4加熱
導体41とは、それぞれ、ワーク周方向で90度間隔で配設
されているが、ほぼ90度とすることができる。
【0060】更に、移動焼入装置102 において、第1加
熱導体11Aと第4加熱導体21Aとは、ワーク周方向で60
度隔てて配設されているが、ほぼ60度とすることができ
る。但し、第1加熱導体12Aと第4加熱導体21Aとのワ
ーク周方向での間隔が最大180 度であるように、円弧状
の加熱導体の長さと、第1加熱導体11Aと第4加熱導体
21Aとの間隔が選定される。同様に、移動焼入装置104
において、第1加熱導体31Aと第4加熱導体41Aとは、
ワーク周方向で60度間隔で配設されているが、ほぼ60度
とすることができる。但し、第1加熱導体32Aと第4加
熱導体41Aとのワーク周方向での間隔が最大180 度であ
るように、円弧状の加熱導体の長さと、第1加熱導体31
Aと第4加熱導体41Aとの間隔が選定される。
熱導体11Aと第4加熱導体21Aとは、ワーク周方向で60
度隔てて配設されているが、ほぼ60度とすることができ
る。但し、第1加熱導体12Aと第4加熱導体21Aとのワ
ーク周方向での間隔が最大180 度であるように、円弧状
の加熱導体の長さと、第1加熱導体11Aと第4加熱導体
21Aとの間隔が選定される。同様に、移動焼入装置104
において、第1加熱導体31Aと第4加熱導体41Aとは、
ワーク周方向で60度間隔で配設されているが、ほぼ60度
とすることができる。但し、第1加熱導体32Aと第4加
熱導体41Aとのワーク周方向での間隔が最大180 度であ
るように、円弧状の加熱導体の長さと、第1加熱導体31
Aと第4加熱導体41Aとの間隔が選定される。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の棒
状ワークの高周波移動焼入装置は、複合加熱コイルとし
て、棒状ワークWの外周面に接近して設けられた2個の
いわゆる半開放鞍型の加熱コイルを有し、各加熱コイル
の軸芯線方向の加熱導体の周方向における間隔をほぼ18
0 度にしてある。また、これら2個の半開放鞍型の加熱
コイルを、棒状ワークWの軸芯線の方向に隣り合うよう
に且つ周方向に90度ずらせて配置している。そして、棒
状ワークWを移動焼入するときに、進行方向反対側の加
熱コイルに、所定の周波数の高周波電流を通電して本加
熱を行わせると共に、進行方向側の加熱コイルに、前記
所定の周波数より低い周波数の高周波電流を通電して、
本加熱深さより深い範囲にわたって予熱を行っている
で、本加熱が極めてむらなく行われる上、移動焼入の速
度を増加させることができる。
状ワークの高周波移動焼入装置は、複合加熱コイルとし
て、棒状ワークWの外周面に接近して設けられた2個の
いわゆる半開放鞍型の加熱コイルを有し、各加熱コイル
の軸芯線方向の加熱導体の周方向における間隔をほぼ18
0 度にしてある。また、これら2個の半開放鞍型の加熱
コイルを、棒状ワークWの軸芯線の方向に隣り合うよう
に且つ周方向に90度ずらせて配置している。そして、棒
状ワークWを移動焼入するときに、進行方向反対側の加
熱コイルに、所定の周波数の高周波電流を通電して本加
熱を行わせると共に、進行方向側の加熱コイルに、前記
所定の周波数より低い周波数の高周波電流を通電して、
本加熱深さより深い範囲にわたって予熱を行っている
で、本加熱が極めてむらなく行われる上、移動焼入の速
度を増加させることができる。
【0062】また、この複合加熱コイルの軸芯線方向両
側に、急冷ジャケットと徐冷ジャケットとからなる1対
の複合ジャケットを設け、比較的少量の焼入液を強力に
噴出する急冷ジャケットによってワーク周面W2 が摂氏
約350 度のマルテンサイト変態点に至るまでの急冷を行
い、以後、ワーク周面W2 のみならず棒状ワークWの内
部が摂氏約150 度に至るまでの徐冷を、比較的多量の焼
入液を弱く噴出する徐冷ジャケットによって行っている
ので、移動焼入速度が増加しても、充分且つ適切な冷却
が行われる上に焼き割れ等が発生することがない。
側に、急冷ジャケットと徐冷ジャケットとからなる1対
の複合ジャケットを設け、比較的少量の焼入液を強力に
噴出する急冷ジャケットによってワーク周面W2 が摂氏
約350 度のマルテンサイト変態点に至るまでの急冷を行
い、以後、ワーク周面W2 のみならず棒状ワークWの内
部が摂氏約150 度に至るまでの徐冷を、比較的多量の焼
入液を弱く噴出する徐冷ジャケットによって行っている
ので、移動焼入速度が増加しても、充分且つ適切な冷却
が行われる上に焼き割れ等が発生することがない。
【0063】そして、複合加熱コイルの両側に1対の複
合ジャケットを設けたことによって、棒状ワークの往復
移動焼入ができるので、1つの棒状ワークの焼入後、次
のワークの焼入を行う前に、移動焼入装置を始めのワー
クの焼入開始前の位置まで戻す必要がなく、移動焼入装
置が棒状ワークを焼入を完了し、ワーク端を通過した位
置から、逆方向に移動して次の棒状ワークの焼入を行う
ことができるので、多数の棒状ワークの移動焼入を行う
全作業時間を短くすることができる。
合ジャケットを設けたことによって、棒状ワークの往復
移動焼入ができるので、1つの棒状ワークの焼入後、次
のワークの焼入を行う前に、移動焼入装置を始めのワー
クの焼入開始前の位置まで戻す必要がなく、移動焼入装
置が棒状ワークを焼入を完了し、ワーク端を通過した位
置から、逆方向に移動して次の棒状ワークの焼入を行う
ことができるので、多数の棒状ワークの移動焼入を行う
全作業時間を短くすることができる。
【0064】請求項2記載の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、請求項1記載の棒状ワークの高周波移動焼入
装置のいわゆる半開放鞍型の2個の加熱コイルにおい
て、各加熱コイルの軸芯線方向の加熱導体の周方向にお
ける間隔をほぼ120 度にしてあるので、複合加熱コイル
も半開放鞍型となっている。従って、請求項1記載の棒
状ワークの高周波移動焼入装置の利点をほぼ享受できる
上に、移動焼入装置を棒状ワークに接近対向させた状態
で焼入位置に支持された棒状ワークを下方から取り外し
たり、或いは取り付けたりすることができるので、移動
焼入装置の移動範囲は、複合加熱コイルのワークへの干
渉を考慮する必要がなく、焼入に必要な最小範囲にする
ことができる結果、焼入作業時間を短くすることができ
る。
入装置は、請求項1記載の棒状ワークの高周波移動焼入
装置のいわゆる半開放鞍型の2個の加熱コイルにおい
て、各加熱コイルの軸芯線方向の加熱導体の周方向にお
ける間隔をほぼ120 度にしてあるので、複合加熱コイル
も半開放鞍型となっている。従って、請求項1記載の棒
状ワークの高周波移動焼入装置の利点をほぼ享受できる
上に、移動焼入装置を棒状ワークに接近対向させた状態
で焼入位置に支持された棒状ワークを下方から取り外し
たり、或いは取り付けたりすることができるので、移動
焼入装置の移動範囲は、複合加熱コイルのワークへの干
渉を考慮する必要がなく、焼入に必要な最小範囲にする
ことができる結果、焼入作業時間を短くすることができ
る。
【0065】請求項3記載の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、請求項1記載の高周波移動焼入装置におい
て、第1加熱コイルと第2加熱コイルとを直列に接続し
て1つの高周波電源から通電するものであって、同じ周
波数の高周波電流で予熱と本加熱とが行われる。そし
て、予熱を実施することによって本加熱がむらなく行わ
れる上に、移動加熱の速度をも大きくすることができ
る。また、加熱コイルの両側に1対の複合ジャケットを
設けているので、請求項1記載の移動焼入装置と同様の
冷却効果をえることができる。また、請求項1記載の移
動焼入装置と同様に焼入作業時間を短くすることができ
る。
入装置は、請求項1記載の高周波移動焼入装置におい
て、第1加熱コイルと第2加熱コイルとを直列に接続し
て1つの高周波電源から通電するものであって、同じ周
波数の高周波電流で予熱と本加熱とが行われる。そし
て、予熱を実施することによって本加熱がむらなく行わ
れる上に、移動加熱の速度をも大きくすることができ
る。また、加熱コイルの両側に1対の複合ジャケットを
設けているので、請求項1記載の移動焼入装置と同様の
冷却効果をえることができる。また、請求項1記載の移
動焼入装置と同様に焼入作業時間を短くすることができ
る。
【0066】請求項4記載の棒状ワークの高周波移動焼
入装置は、請求項2記載の移動焼入装置の利点と、請求
項3記載の移動焼入装置の利点とを合わせて享受するこ
とができる。
入装置は、請求項2記載の移動焼入装置の利点と、請求
項3記載の移動焼入装置の利点とを合わせて享受するこ
とができる。
【図1】請求項1記載の発明の一実施例の概略構造説明
図である。
図である。
【図2】図1に示す複合加熱コイルの模式的斜視図、
(b)は棒状ワークの軸芯線方向から見た複合加熱コイ
ルの加熱導体の配置図である。
(b)は棒状ワークの軸芯線方向から見た複合加熱コイ
ルの加熱導体の配置図である。
【図3】(a)は急冷ジャケットの斜視図、(b)は徐
冷ジャケットの斜視図、(c)はノズルの斜視図、
(d)は徐冷ジャケットの正面説明図である。
冷ジャケットの斜視図、(c)はノズルの斜視図、
(d)は徐冷ジャケットの正面説明図である。
【図4】請求項1記載の発明の一実施例による棒状ワー
クの移動焼入方法の説明図である。
クの移動焼入方法の説明図である。
【図5】(a)は請求項2記載の発明の一実施例の加熱
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
【図6】請求項2記載の発明の一実施例による棒状ワー
クの移動焼入方法の説明図である。
クの移動焼入方法の説明図である。
【図7】(a)は請求項3記載の発明の一実施例の加熱
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
【図8】(a)は請求項4記載の発明の一実施例の加熱
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
コイルの模式的斜視図、(b)は棒状ワークの軸芯線方
向から見た複合加熱コイルの加熱導体の配置説明図であ
る。
【図9】棒状ワークの従来の移動焼入装置と棒状ワーク
との縦断面説明図である。
との縦断面説明図である。
10、20、30、10A、20A、30A 加熱コイル 11〜15、21〜25、31〜35、41〜45、11A〜15A、21A〜
25A、31A〜35A、41A〜45A 加熱導体 16、17、26、27、16A、17A、26A、27A リード導体 50、50A 複合加熱コイル 60、70 複合ジャケット 61、71 急冷ジャケット 62、72 徐冷ジャケット 80 移動手段 90 回路切換装置 101 〜104 移動焼入装置 H1 〜H3 高周波電源 W 棒状ワーク W1 軸芯線 W2 ワーク周面 W3 硬化層
25A、31A〜35A、41A〜45A 加熱導体 16、17、26、27、16A、17A、26A、27A リード導体 50、50A 複合加熱コイル 60、70 複合ジャケット 61、71 急冷ジャケット 62、72 徐冷ジャケット 80 移動手段 90 回路切換装置 101 〜104 移動焼入装置 H1 〜H3 高周波電源 W 棒状ワーク W1 軸芯線 W2 ワーク周面 W3 硬化層
Claims (4)
- 【請求項1】 長手方向の軸芯線を中心として回転して
いる棒状ワークの高周波移動焼入装置において、第1高
周波電源と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周
波電源と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面
を加熱する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた
複合高周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記
軸芯線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液
を噴出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複
合高周波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを
一体として前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、
棒状ワークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段と
を具備し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行
に配設された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱
導体の一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱
導体と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ
1/4円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱
導体に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第1リード導体と
を有し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に
配設された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導
体の一端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導
体と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1
/4円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導
体に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或
いは第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体
とを有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワー
クの周方向において、ほぼ90度隔てて配置されてお
り、第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合
高周波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の
噴出力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷す
るほぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反
複合高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が
弱く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環
状の徐冷ジャケットとを備えたことを特徴とする棒状ワ
ークの高周波移動焼入装置。 - 【請求項2】 長手方向の軸芯線を中心として回転して
いる棒状ワークの高周波移動焼入装置において、第1高
周波電源と、第1高周波電源と周波数の異なる第2高周
波電源と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面
を加熱する同形の第1、第2高周波加熱コイルを設けた
複合高周波加熱コイルと、複合高周波加熱コイルの前記
軸芯線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液
を噴出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記複
合高周波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを
一体として前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、
棒状ワークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段と
を具備し、第1高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行
に配設された1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱
導体の一端同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱
導体と、第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ
1/6円弧状の1対の第3加熱導体と、一端が第3加熱
導体に接続され、他端が回路切換手段を介して第1或い
は第2高周波電源に接続される1対の第1リード導体と
を有し、第2高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に
配設された1対の直線状の第4加熱導体と、第4加熱導
体の一端同志を接続するほぼ1/3円弧状の第5加熱導
体と、第4加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1
/6円弧状の1対の第5加熱導体と、一端が第5加熱導
体に接続され、他端が前記回路切換手段を介して第1或
いは第2高周波電源に接続される1対の第2リード導体
とを有し、第1加熱導体と第4加熱導体とは、棒状ワー
クの周方向において、ほぼ60度隔てて配置されてお
り、第1および第2複合ジャケットは、それぞれ、複合
高周波加熱コイルに隣り合うように配設され、焼入液の
噴出力が強く、比較的少ない液量で棒状ワークを急冷す
るほぼ半環状の急冷ジャケットと、急冷ジャケットの反
複合高周波加熱コイル側に配設され、焼入液の噴出力が
弱く、比較的多い液量で棒状ワークを徐冷するほぼ半環
状の徐冷ジャケットとを備えたことを特徴とする棒状ワ
ークの高周波移動焼入装置。 - 【請求項3】 長手方向の軸芯線を中心として回転して
いる棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波
電源と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を
加熱する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記
軸芯線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液
を噴出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高
周波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体
として前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状
ワークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具
備し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設さ
れた1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一
端同志を接続するほぼ1/2円弧状の第2加熱導体と、
第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/4円
弧状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/2円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/2円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ90度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷するほぼ半環状の徐冷ジャケットとを備えたこ
とを特徴とする棒状ワークの高周波移動焼入装置。 - 【請求項4】 長手方向の軸芯線を中心として回転して
いる棒状ワークの高周波移動焼入装置において、高周波
電源と、棒状ワークの周面に接近配設されて前記周面を
加熱する高周波加熱コイルと、高周波加熱コイルの前記
軸芯線方向両側にそれぞれ配設されて前記周面に焼入液
を噴出する同形の第1、第2複合ジャケットと、前記高
周波加熱コイル、第1および第2複合ジャケットを一体
として前記軸芯線の方向に移動させるか、或いは、棒状
ワークを前記軸芯線の方向に移動させる移動手段とを具
備し、高周波加熱コイルは、前記軸芯線に平行に配設さ
れた1対の直線状の第1加熱導体と、第1加熱導体の一
端同志を接続するほぼ1/3円弧状の第2加熱導体と、
第1加熱導体の他端にそれぞれ接続されたほぼ1/6円
弧状の1対の第3加熱導体とを有する第1加熱コイル片
と、前記軸芯線に平行に配設された1対の直線状の第4
加熱導体と、第4加熱導体の一端同志を接続するほぼ1
/3円弧状の第5加熱導体と、第4加熱導体の他端同志
を接続するほぼ1/3円弧状の第5加熱導体とを有する
第2加熱コイル片と、第1加熱コイル片と第2加熱コイ
ル片のそれぞれの切断点同志を接続して第1加熱コイル
片と第2加熱コイル片を直列に接続する1対の接続導体
と、一端が第3加熱導体に他端が高周波電源に接続され
た1対のリード導体とを有し、第1加熱導体と第4加熱
導体とは、棒状ワークの周方向において、ほぼ60度隔
てて配置されており、第1および第2複合ジャケット
は、それぞれ、複合高周波加熱コイルに隣り合うように
配設され、焼入液の噴出力が強く、比較的少ない液量で
棒状ワークを急冷するほぼ半環状の急冷ジャケットと、
急冷ジャケットの反複合高周波加熱コイル側に配設さ
れ、焼入液の噴出力が弱く、比較的多い液量で棒状ワー
クを徐冷する半環状の徐冷ジャケットとを備えたことを
特徴とする棒状ワークの高周波移動焼入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5140076A JP2711355B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 棒状ワークの高周波移動焼入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5140076A JP2711355B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 棒状ワークの高周波移動焼入装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06330178A true JPH06330178A (ja) | 1994-11-29 |
| JP2711355B2 JP2711355B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15260411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5140076A Expired - Fee Related JP2711355B2 (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 棒状ワークの高周波移動焼入装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2711355B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009224083A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Topy Ind Ltd | 誘導加熱装置及び加熱処理方法 |
| JP2014224298A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 富士電子工業株式会社 | 長尺状ワークの移動焼入装置、並びに、移動焼入方法 |
| JP2023176710A (ja) * | 2022-05-31 | 2023-12-13 | 大同特殊鋼株式会社 | 熱間加工再現試験装置および熱間加工再現試験システム |
| WO2024057405A1 (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-21 | 日本製鉄株式会社 | 移動焼入れ方法及び移動焼入れ装置 |
Citations (4)
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| JPS62136523A (ja) * | 1985-12-07 | 1987-06-19 | Kobe Steel Ltd | 冷間圧延用ワ−クロ−ルの製造法 |
| JPS6346126A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-27 | 松下電器産業株式会社 | 電気掃除機用ごみ感知装置 |
| JPS6436907U (ja) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | ||
| JPH0437252U (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-30 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP5140076A patent/JP2711355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
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| JPWO2024057405A1 (ja) * | 2022-09-13 | 2024-03-21 | ||
| EP4589029A4 (en) * | 2022-09-13 | 2025-10-29 | Nippon Steel Corp | TRANSVERSE HARDENING PROCESS AND TRANSVERSE HARDENING DEVICE |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2711355B2 (ja) | 1998-02-10 |
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