JPH06102858B2 - 僅少本数の色経糸を含む織機用ビーム整経糸の形成方法 - Google Patents

僅少本数の色経糸を含む織機用ビーム整経糸の形成方法

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JPH06102858B2
JPH06102858B2 JP3195911A JP19591191A JPH06102858B2 JP H06102858 B2 JPH06102858 B2 JP H06102858B2 JP 3195911 A JP3195911 A JP 3195911A JP 19591191 A JP19591191 A JP 19591191A JP H06102858 B2 JPH06102858 B2 JP H06102858B2
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潤三 在田
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第一綿業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経糸総本数中に僅少本数
の色経糸を含んで織機用ビームに巻き上げられる織機用
ビーム整経糸(文中、ビーム整経糸と略記する。)の形
成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、糸染織物の生産において、経糸総
本数、例えば5000本のうち、1色が約200 本程度の僅小
色経糸が含まれる織物用ビーム整経糸を形成するに際し
ては、通常、図3に示すように多数のビーム(11)か
ら送り出されてくるシート状の経糸本体(Y)に染色し
た僅少色経糸用チーズ(12)200 個を配設したボビン
クリール(13)より僅少色経糸(Y´)を引き出し、
合流させて糊付(14),乾燥シリンダー(15)を経
て織機用ビーム(16)に巻き取ることが行われてい
る。
【0003】そして、この場合の僅少色経糸を作るには
紡績チーズ,綛取り,精錬,漂白,染色,水洗,脱水,
うす糊付,天日乾燥,チーズ巻取りという複雑な工程が
適用されており、染色工程においては、通常、染色釜が
利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在、糸染
シャツ地市場では僅少色経糸の柄は多品種にわたる反
面、短納期で小ロット化が求められており、上記の如き
従来の工程ではたとえ1色でも200 個の染色チーズを必
要とし、そのための染色釜が必要となってくることから
小ロット染色釜の量不足が避けられない状態となって来
た。事実、上記僅少色経糸の作成が複雑で、長時間を要
することは勿論であるが、とりわけ染色工程において相
当の量の染色釜を必要とすることから小ロッド染色釜の
不足,非生産性,非コスト性等による染色遅れは争え
ず、生産上の大きなネックとなっている。
【0005】本発明は上述の如き実状に対処し、僅少色
経糸の染色、糊付工程を改善することにより、染色釜の
利用を省き、僅少色経糸の着色、後処理時間を大巾に短
縮し、併せて整経経糸本体への合流を簡易化し、織物生
産工程の効率化と短納期化を達成することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は経糸総本数中に僅少本数の色経糸を含んで織機
用ビームに整経して巻取るにあたり、予め本体となる経
糸とは別に僅少本数の色経糸に見合う必要本数の糸をボ
ビンクリールに配設された晒糸チーズより引き出し、こ
れに染料によらず顔料を糊剤と共に着色固定して必要長
さを一工程でコンパクトビームに巻取り、該コンパクト
ビームを経糸本数の織機用ビームへの巻取りに先立つ位
置に配置して僅少色経糸を経糸本体に合流させ、織機用
ビームに巻き取る方法を採用している。
【0007】
【作用】上記方法によるときは僅少色経糸を別個にコン
パクトビームに巻取っておき、通常の工程で送られてく
るシート状の経糸本体に織機用ビームに巻取る以前に合
流させるため、例えば200 本の色経糸でも従来の如く20
0 個の染色糸チーズを必要とせず、200 本の色経糸を巻
き取った1個又は少数のコンパクトビームを配置するだ
けで僅少本数の色経糸を含むビーム整経糸を形成するこ
とが可能となる。しかもコンパクトビームに巻かれた僅
少色経糸は染色によらず、顔料を糊剤と共に固着するた
め染料による染色、そのための後処理に要していた長時
間を大幅に短縮し、量不足に悩まされる染色釜の使用を
省略すのみならず、染色汚れによる公害の懸念も解消す
る。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照し、本発明の具体的実
施例を説明する。
【0009】図1は本発明方法における僅少色経糸の着
色,糊付ならびにコンパクトビームへの巻取り工程を示
し、図において(1)はボビンクリール、(2)は該ボ
ビンクリール(1)に立てられた僅少色経糸となる必要
経本数の晒糸チーズ、(3)は着色槽、(6)は熱風乾
燥室で、ボビンクリール(1)に立てられた晒糸チーズ
(2)より引き出された必要本数の糸は、シート状にま
とめられて着色槽(3)に送られ、ここでロール(4)
に掛け渡されて移行してゆく間に槽内の顔料,糊剤,バ
インダーなどよりなる着色液(3´)が付与され、絞り
ロール(5)を経て熱風乾燥室(6)に入り、上下に配
設されたロール(7)を通じ蛇行しながら熱風による乾
燥を受け、更に乾燥シリンダー(8)を経てコンパクト
な経糸ビーム(9)(文中、単にコンパクトビームと呼
称する)に巻き取られる。
【0010】ここで特に注目すべきことは、従来、染色
釜を使用し染料によって染められていた僅少色経糸の、
いわゆる極小ロットの染糸を染料によらず、顔料を経糊
剤と共に着色固定することである。これにより従来、消
費していた染色釜の使用はなくなり、従って小ロット染
色釜の不足による影響がなくなると共に、処理時間も従
来の染色に比し大巾な短縮が得られる。なお、上記顔料
使用による本発明におけるコンパクトビームへの巻取り
は通常、糸速略30m/min 位の速度で行われるが、随時、
調整可能である。
【0011】図2は、以上のようにしてコンパクトビー
ム(9)に巻き取られた僅少色経糸をシート状の経糸本
体に合流させ、織物用経糸ビーム(10)に巻取る工程
であり、シート状経糸本体(Y)は図3に示す如き既知
の工程によって送られて来たものである。
【0012】このとき、僅少色経糸を巻取ったコンパク
トビーム(9)は通常、経糸本体(Y)が図3における
乾燥シリンダー(15)を出た後のサイジング部など適
宜個所に配置され、シート状をなして送られてくる当該
経糸本体(Y)に対し色経糸(Y´)は所定柄を形成す
るようにして分散導入される。
【0013】この僅少色経糸(Y´)の経糸本体(Y)
への合流個所は勿論、織物用経糸ビーム(10)に巻取
る以前であればよく、特に制約はないが、経糸本体
(Y)が乾燥(15)過程を出た後であることが実施上
有利である。
【0014】このとき、コンパクトビーム(9)は合流
させる色経糸の必要本数が巻取られているときは1個の
ビーム(9)を配置するだけで、これより引き出された
必要本数の色経糸を経糸本体(Y)に対し糸ガイド等を
用い、拡散して所定の経糸挿入位置に導入する。
【0015】従って一般的にコンパクトビーム(9)に
は同色の色経糸が巻き取られることから、経糸本体に含
まれる僅少色経糸が1色のみである場合には1個のコン
パクトビーム(9)を配置するだけで充分である。
【0016】しかし、もし、2〜3種の色の異なる僅少
色経糸を含むような場合には、色数に応じその数に見合
うだけのコンパクトビーム(9)を数個、配置すること
が必要であり、また1個のコンパクトビームの経糸本数
が1色でも必要本数に足りないときには、必要本数に見
合うだけのコンパクトビームを配置する必要がある。図
2は4色の僅少色経糸を合流させる場合であり、4個の
コンパクトビームが配置されている。
【0017】以上のようにして、僅少色経糸を顔料を用
いて着色し、コンパクトビームに巻き取る工程と、該工
程で得られたコンパクトビームを、経糸本体の整経工程
中に配置し、両者をサイジング部などで合流させる工程
を結合することによって本発明は従来の僅少色経糸の染
料による染色ならびに後処理の複雑さを解消し、現在、
問題となっている小ロッド染色釜不足のネックを解決す
ることができた。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように経糸総本数のう
ち、1色が極めて少ない、いわゆる極少ロットの色経糸
を含む織物用ビーム整経糸を得るに際し、該色経糸を染
料によらず、顔料を経糊剤と共に着色固定し、必要な経
本数を通常の手段で糊付,整経されて送られてくるシー
ト状経糸本体とサイジング部などで合流させ、一緒に織
機用ビーム整経糸として巻き取る方法であり、従来、糸
染織物生産工程では僅少色経糸が染色釜を用いて染料に
より染色されていたため、染色釜の量不足より染色遅れ
が目立ち、生地生産の納期遅れの原因となっていたが、
本発明では染料によらず、顔料を経糊剤と共に着色固定
するため染色釜を用いる必要がなく、従って小ロット染
色釜の量不足は全く関係がなく、また着色工程も顔料付
着のため極めて簡単で従来の如き複雑な工程が排除さ
れ、染色汚れの減少と共に僅少色経糸の着色に要してい
た時間を大幅に短縮し、織物生産工程上の短納期化を達
成することができる。しかも本発明においては僅少色経
糸を必要経本数コンパクトビームに巻取り、これを経糸
本体に合流させるため通常、1色で1個のコンパクトビ
ームを配置するのみでよく、従来の如く1色でも必要本
数に合わせた数のチーズを配置し、引き出すような必要
はなく、織機用ビームへの巻取りを簡単ならしめること
はもとより、織機用ビーム整経作業を合理化し、現在求
められている多品種,短納期のニーズに応える顕著な効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における僅少色経糸のコンパクトビーム
への巻取り工程を示す概要図である。
【図2】経糸本体への僅少色経糸の合流工程を示す概要
図である。
【図3】従来の織機用ビーム整経糸の形成態様を示す概
要図である。
【符号の説明】
(1) ボビンクリール (2) 晒チーズ (3) 着色槽 (8) 乾燥シリンダー (9) コンパクトビーム (10) 織物用経糸ビーム (15) 乾燥シリンダー (Y) 経糸本体 (Y´) 僅少色経糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸総本数中に僅少本数の色経糸を含ん
    で織機用ビームに整経して巻取るにあたり、予め本体と
    なる経糸とは別に僅少本数の色経糸に見合う必要本数の
    糸をボビンクリールに配設された晒糸チーズより引き出
    し、これに染料によらず顔料を糊剤と共に着色固定して
    必要長さをコンパクトビームに巻取り、該コンパクトビ
    ームを経糸本数の織機用ビームへの巻取りに先立つ位置
    に配置して僅少色経糸を経糸本体に合流させ、織機用ビ
    ームに巻き取ることを特徴とする僅少本数の色経糸を含
    む織機用ビーム整経糸の形成方法。
JP3195911A 1991-07-09 1991-07-09 僅少本数の色経糸を含む織機用ビーム整経糸の形成方法 Expired - Lifetime JPH06102858B2 (ja)

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