JPH06103437B2 - ダイレクト・デジタル・シンセサイザ - Google Patents
ダイレクト・デジタル・シンセサイザInfo
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- JPH06103437B2 JPH06103437B2 JP3255873A JP25587391A JPH06103437B2 JP H06103437 B2 JPH06103437 B2 JP H06103437B2 JP 3255873 A JP3255873 A JP 3255873A JP 25587391 A JP25587391 A JP 25587391A JP H06103437 B2 JPH06103437 B2 JP H06103437B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C3/00—Angle modulation
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C2200/00—Indexing scheme relating to details of modulators or modulation methods covered by H03C
- H03C2200/0004—Circuit elements of modulators
- H03C2200/0029—Memory circuits, e.g. ROMs, RAMs, EPROMs, latches, shift registers
Landscapes
- Transmitters (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑、高価、又は低速
であるハードウェアを必要とせずに、周波数変調(F
M)の偏差分解能が良好であるダイレクト・デジタル・
シンセサイザ(DDS)に関する。
であるハードウェアを必要とせずに、周波数変調(F
M)の偏差分解能が良好であるダイレクト・デジタル・
シンセサイザ(DDS)に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイレクト・デジタル・シンセサイザ
(DDS)とは、ルックアップ・テーブル又はメモリに
蓄積された波形データに別個の増分値をマッピング(割
り当てる)することにより、繰り返し波形を発生する電
子装置である。典型的なDDS回路においては、前のク
ロック周期からの累積値に一定の位相増分数を加算する
ことにより、搬送波周波数を発生している。次に、位相
累積値をルックアップ・テーブルにマッピングする。な
お、このルックアップ・テーブルが、対応する繰り返し
波形値をアドレス指定する。その結果得たデジタル波形
値をデジタル・アナログ(D/A)変換器に供給し、ろ
波(フィルタ処理)して、最終的な搬送周波数アナログ
波形を形成する。周波数変調にとって、位相累積器への
位相増分入力値は、一定ではなく、中心周波数位相増分
値と、時間変化位相増分値との関数である。なお、この
時間変化位相増分値は、通常、FM偏差の係数と乗算さ
れた変調源(変調信号源)に対応する。
(DDS)とは、ルックアップ・テーブル又はメモリに
蓄積された波形データに別個の増分値をマッピング(割
り当てる)することにより、繰り返し波形を発生する電
子装置である。典型的なDDS回路においては、前のク
ロック周期からの累積値に一定の位相増分数を加算する
ことにより、搬送波周波数を発生している。次に、位相
累積値をルックアップ・テーブルにマッピングする。な
お、このルックアップ・テーブルが、対応する繰り返し
波形値をアドレス指定する。その結果得たデジタル波形
値をデジタル・アナログ(D/A)変換器に供給し、ろ
波(フィルタ処理)して、最終的な搬送周波数アナログ
波形を形成する。周波数変調にとって、位相累積器への
位相増分入力値は、一定ではなく、中心周波数位相増分
値と、時間変化位相増分値との関数である。なお、この
時間変化位相増分値は、通常、FM偏差の係数と乗算さ
れた変調源(変調信号源)に対応する。
【0003】周波数変調は、設計仕様に応じて種々の方
法で実現できる。DDS周波数変調の最も簡単な形式
は、加算器を用いている。この加算器は、選択した搬送
周波数に関連した数と、瞬時変調値とを加算する。この
結果を、位相累積器への時間変化位相増分入力値として
用いる。しかし、この方法は、そのFM周波数偏差が固
定のために、制限される。
法で実現できる。DDS周波数変調の最も簡単な形式
は、加算器を用いている。この加算器は、選択した搬送
周波数に関連した数と、瞬時変調値とを加算する。この
結果を、位相累積器への時間変化位相増分入力値として
用いる。しかし、この方法は、そのFM周波数偏差が固
定のために、制限される。
【0004】FM周波数偏差の制御能力を高めるに、瞬
時変調値を、選択した偏差係数と乗算し、その積を、選
択した搬送周波数に関連した数に加算する。しかし、一
般に、この方法は、通常の乗算回路を複雑にしたものが
必要なため、その実施が高価になると共に、動作が遅
い。
時変調値を、選択した偏差係数と乗算し、その積を、選
択した搬送周波数に関連した数に加算する。しかし、一
般に、この方法は、通常の乗算回路を複雑にしたものが
必要なため、その実施が高価になると共に、動作が遅
い。
【0005】図3を参照して、このような従来のダイレ
クト・デジタル・シンセサイザの構成及び動作を更に説
明する。位相累積器2(その詳細は、図4に示す)は、
加算器12及びレジスタ14を具えている。加算器12
は、位相増分値Nを、前のクロック周期のレジスタ14
の出力値と加算する。一方、レジスタ14は、クロック
fclk の各クロック周期の間だけ、加算器12の出力信
号をラッチする。レジスタ14の出力信号は、加算器1
2に帰還されると共に、位相累積器2の出力信号とな
る。よって、位相累積器2は、位相増分値Nだけ各クロ
ック・サイクルを増分する。
クト・デジタル・シンセサイザの構成及び動作を更に説
明する。位相累積器2(その詳細は、図4に示す)は、
加算器12及びレジスタ14を具えている。加算器12
は、位相増分値Nを、前のクロック周期のレジスタ14
の出力値と加算する。一方、レジスタ14は、クロック
fclk の各クロック周期の間だけ、加算器12の出力信
号をラッチする。レジスタ14の出力信号は、加算器1
2に帰還されると共に、位相累積器2の出力信号とな
る。よって、位相累積器2は、位相増分値Nだけ各クロ
ック・サイクルを増分する。
【0006】位相累積器2の出力信号をメモリ4に供給
する。このメモリは、位相値を、関連した波形振幅値に
マッピングする(割り当てる)。すなわち、位相値をメ
モリ4のアドレス信号として受け、予め各位相値毎に
(各アドレス毎に)記憶された波形振幅値を出力する。
この位相対信号のマッピングは、個別の位相値を特定波
形の振幅に変換する作用がある。この振幅値をメモリ4
から出力し、fclk によりレジスタ6にラッチする。ま
た、次のクロック周期に、ラッチした振幅値をデジタル
・アナログ(D/A)変換器8に供給する。D/A変換
器8の出力信号は、ロウパス・フィルタ(LPF)10
に供給して、波形再構成期間中に発生したナイキスト周
波数以上の望ましくない周波数成分を除去する。
する。このメモリは、位相値を、関連した波形振幅値に
マッピングする(割り当てる)。すなわち、位相値をメ
モリ4のアドレス信号として受け、予め各位相値毎に
(各アドレス毎に)記憶された波形振幅値を出力する。
この位相対信号のマッピングは、個別の位相値を特定波
形の振幅に変換する作用がある。この振幅値をメモリ4
から出力し、fclk によりレジスタ6にラッチする。ま
た、次のクロック周期に、ラッチした振幅値をデジタル
・アナログ(D/A)変換器8に供給する。D/A変換
器8の出力信号は、ロウパス・フィルタ(LPF)10
に供給して、波形再構成期間中に発生したナイキスト周
波数以上の望ましくない周波数成分を除去する。
【0007】加算器12のビットの大きさがjに制限さ
れているので、DDS出力信号fo は周期波形である。
加算器12による和が最大ビット数jを越すまで、加算
器12の出力信号は、1/fclk 毎にNだけ、線形に増
加する。その後、加算器は、オーバフローし、ゼロ又は
ゼロ以上に戻る。加算器12の動作がオーバーフロー
し、各クロック周期毎にNだけ増分することにより、メ
モリ8の出力信号を連続的に繰り返すことができる。よ
って、Nに比例した出力はの周期的波形を発生できる。
次式は、図3の基本DDS回路の数学的な関係を示す。 fo = fclk (N/2^j) (1) ここで、fo はDDSの出力周波数(Hz)であり、f
clk は位相累積器のクロック周波数(Hz)であり、j
は位相累積器の幅(ビット)であり、正数の位相増分値
である。なお、0<=N<2^jである。(2^jは、
2のj乗の意味である。)
れているので、DDS出力信号fo は周期波形である。
加算器12による和が最大ビット数jを越すまで、加算
器12の出力信号は、1/fclk 毎にNだけ、線形に増
加する。その後、加算器は、オーバフローし、ゼロ又は
ゼロ以上に戻る。加算器12の動作がオーバーフロー
し、各クロック周期毎にNだけ増分することにより、メ
モリ8の出力信号を連続的に繰り返すことができる。よ
って、Nに比例した出力はの周期的波形を発生できる。
次式は、図3の基本DDS回路の数学的な関係を示す。 fo = fclk (N/2^j) (1) ここで、fo はDDSの出力周波数(Hz)であり、f
clk は位相累積器のクロック周波数(Hz)であり、j
は位相累積器の幅(ビット)であり、正数の位相増分値
である。なお、0<=N<2^jである。(2^jは、
2のj乗の意味である。)
【0008】Nの増分により、各クロック・サイクル期
間中に、増分加算を増加させる。周波数選択値Nに関連
して、累積器のサイズjは、オーバーフローが生じる前
の加算器で可能な最大数を示す。
間中に、増分加算を増加させる。周波数選択値Nに関連
して、累積器のサイズjは、オーバーフローが生じる前
の加算器で可能な最大数を示す。
【0009】最大周波数分解能(チャンネル・スペーシ
ング)は、N=1のときに達成される。 fr = fclk /2^j (2) ナイキストの定理により定まるサンプリング原理によれ
ば、サンプリング・レートは、サンプリングする波形の
最高周波数成分の2倍以上でなければならない。よっ
て、正弦波の最高周波数fomaxは、fclk /2以下でな
ければならない。
ング)は、N=1のときに達成される。 fr = fclk /2^j (2) ナイキストの定理により定まるサンプリング原理によれ
ば、サンプリング・レートは、サンプリングする波形の
最高周波数成分の2倍以上でなければならない。よっ
て、正弦波の最高周波数fomaxは、fclk /2以下でな
ければならない。
【0010】数式1において、位相増分の最大値Nmax
は、次のようになる。 Nmax < fomax 2^j/fclk (3) fomaxをfclk /2で置換し、DDSが個別の信号を処
理するとすると、同調できないチャンネルの最大数であ
る最大位相増分は次のようになる。 Nmax = [2^(j-1)] − 1 (4)
は、次のようになる。 Nmax < fomax 2^j/fclk (3) fomaxをfclk /2で置換し、DDSが個別の信号を処
理するとすると、同調できないチャンネルの最大数であ
る最大位相増分は次のようになる。 Nmax = [2^(j-1)] − 1 (4)
【0011】DDSシステムの全部の能力を用いるため
には、選択したチャンネル間に細かな分解能を達成でき
るのが望ましい。しかし、ハードウェアで考慮すべきこ
とは、チャンネル周波数分解能を細かに選択するのに制
限があることである。
には、選択したチャンネル間に細かな分解能を達成でき
るのが望ましい。しかし、ハードウェアで考慮すべきこ
とは、チャンネル周波数分解能を細かに選択するのに制
限があることである。
【0012】一般的な周波数変調方法は、瞬時変調値を
搬送位相増分値に適用して、中心周波数、即ち、搬送周
波数から偏差のある波形を発生することである。偏差係
数を変調値と乗算すると、その周波数が変化し、選択的
な変調が可能である。これは、各個別の変調値を偏差係
数で数学的に計算するので、問題がある。そこで、偏差
係数の乗算を行う別の方法は、選択可能なビット増分だ
け変調値をシフトすることである。なお、シフト・レジ
スタ又はバラレル・レジスタを用いてこの動作を高速に
行うと、従来の乗算器よりもハードウェアが少なくて済
む。しかし、かかる装置は、2のべき乗と効果的に乗算
できるのみなので、その制御能力が制限される。よっ
て、従来の乗算器における低速で、複雑なハードウェア
を用いることなく、偏差係数の制御能力を高分解能で達
成できる必要がある。
搬送位相増分値に適用して、中心周波数、即ち、搬送周
波数から偏差のある波形を発生することである。偏差係
数を変調値と乗算すると、その周波数が変化し、選択的
な変調が可能である。これは、各個別の変調値を偏差係
数で数学的に計算するので、問題がある。そこで、偏差
係数の乗算を行う別の方法は、選択可能なビット増分だ
け変調値をシフトすることである。なお、シフト・レジ
スタ又はバラレル・レジスタを用いてこの動作を高速に
行うと、従来の乗算器よりもハードウェアが少なくて済
む。しかし、かかる装置は、2のべき乗と効果的に乗算
できるのみなので、その制御能力が制限される。よっ
て、従来の乗算器における低速で、複雑なハードウェア
を用いることなく、偏差係数の制御能力を高分解能で達
成できる必要がある。
【0013】図5は、図3のDDS及び従来の乗算器を
用いたFM変調回路を示す。瞬時変調値M(nT)を乗
算器16に供給し、変調偏差係数kと乗算する。例とし
て、瞬時変調値は、次式で表すことができる。 M(nT) = sin [R(nT)(2π)/2^g] なお、M(nT)は、最大振幅が1であり、位相値がR
(nT)であり、打ち切り位相値がgである正弦波であ
る。乗算器16の出力信号は、変調周波数増分値M(n
T)kであり、加算器18に供給される。この変調周波
数増分値を中心周波数位相増分値Iに加算すると、位相
増分値N(nT)となる。これは、図3の場合のように
一定でなく、別個の時間関数に置換している。位相累積
器20は、図3の位相累積器2と類似しているが、fcl
k の各クロック周期期間中に、値N(nT)の値だけ増
分する。位相累積器20の出力信号を用いて、波形マッ
ピング及びデジタル・アナログ回路11をアドレス指定
する。この回路11は、図3で図示の如く接続され、点
線で囲んだブロック4、5、8及び10の部分を、1つ
の参照番号で示したものである。
用いたFM変調回路を示す。瞬時変調値M(nT)を乗
算器16に供給し、変調偏差係数kと乗算する。例とし
て、瞬時変調値は、次式で表すことができる。 M(nT) = sin [R(nT)(2π)/2^g] なお、M(nT)は、最大振幅が1であり、位相値がR
(nT)であり、打ち切り位相値がgである正弦波であ
る。乗算器16の出力信号は、変調周波数増分値M(n
T)kであり、加算器18に供給される。この変調周波
数増分値を中心周波数位相増分値Iに加算すると、位相
増分値N(nT)となる。これは、図3の場合のように
一定でなく、別個の時間関数に置換している。位相累積
器20は、図3の位相累積器2と類似しているが、fcl
k の各クロック周期期間中に、値N(nT)の値だけ増
分する。位相累積器20の出力信号を用いて、波形マッ
ピング及びデジタル・アナログ回路11をアドレス指定
する。この回路11は、図3で図示の如く接続され、点
線で囲んだブロック4、5、8及び10の部分を、1つ
の参照番号で示したものである。
【0014】図5より、位相増分値N(nT)は、次式
に等しいことが判る。 N(nT) = I + kM(nT) (5)
に等しいことが判る。 N(nT) = I + kM(nT) (5)
【0015】数式2を数式1に代入し、別個の時間関数
としてfo を特定すると、次式が得られる。 fo(nT) = fr N(nT) (6) 数式5を数式6に代入すると、次式が得られる。 fo(nT) = fr [I+k M(nT)] = fc + fd(nT) (7) 数式7は、2つの周波数成分を示しており、fc は搬送
周波数であり、fd (nT)はFM成分、即ち、偏差周
波数である。
としてfo を特定すると、次式が得られる。 fo(nT) = fr N(nT) (6) 数式5を数式6に代入すると、次式が得られる。 fo(nT) = fr [I+k M(nT)] = fc + fd(nT) (7) 数式7は、2つの周波数成分を示しており、fc は搬送
周波数であり、fd (nT)はFM成分、即ち、偏差周
波数である。
【0016】数式2を数式7に代入すると、偏差周波数
は、次のようになる。 fd(nT) = fclk kM(nT)/2^j (8)
は、次のようになる。 fd(nT) = fclk kM(nT)/2^j (8)
【0017】変調源の値M(nT)の最大振幅が1で、
中心に対称な偏差の大きさが略ゼロであると仮定する
と、fd (nT)は、次の範囲となる。 −fclk k/2^j <= fd(nT) <= +fclk k
/2^j (9) これは、次式のピークFM偏差値を意味する。 fdev = fclk k/2^j (10)
中心に対称な偏差の大きさが略ゼロであると仮定する
と、fd (nT)は、次の範囲となる。 −fclk k/2^j <= fd(nT) <= +fclk k
/2^j (9) これは、次式のピークFM偏差値を意味する。 fdev = fclk k/2^j (10)
【0018】加算器のサイズが固定の場合、2つの変数
がDDSのFM偏差を制御する。これら2つの変数は、
乗算器係数kと、クロック・レートfclk である。数式
5から判る如く、乗算演算は、変調源の値M(nT)を
伴った偏差乗算係数kに関連する。しかし、上述の如
く、加算又はシフトに比較して、ハードウェアで実現す
るには乗算演算はより複雑であり、その結果を得るのに
余分なクロック・サイクルが必要である。
がDDSのFM偏差を制御する。これら2つの変数は、
乗算器係数kと、クロック・レートfclk である。数式
5から判る如く、乗算演算は、変調源の値M(nT)を
伴った偏差乗算係数kに関連する。しかし、上述の如
く、加算又はシフトに比較して、ハードウェアで実現す
るには乗算演算はより複雑であり、その結果を得るのに
余分なクロック・サイクルが必要である。
【0019】そこで、回路の複雑さを軽減するために
は、上述の如く乗算ユニットの代わりに演算シフト器を
用いることができる。この演算シフト器は、2のべき乗
の選択可能な偏差により、瞬時変調値を乗算する。しか
し、従来の2進シフト器は、2のべき乗の増分による乗
算のみを行うので、FM変調偏差の分解能が低下する。
よって、DDSから発生できる選択可能なチャンネル数
が制限される。
は、上述の如く乗算ユニットの代わりに演算シフト器を
用いることができる。この演算シフト器は、2のべき乗
の選択可能な偏差により、瞬時変調値を乗算する。しか
し、従来の2進シフト器は、2のべき乗の増分による乗
算のみを行うので、FM変調偏差の分解能が低下する。
よって、DDSから発生できる選択可能なチャンネル数
が制限される。
【0020】この2のべき乗を利用した回路を更に説明
する。図6は、2進シフト器を用いて、ハードウェアの
複雑さを軽減すると共に、変調値を制御するのに要する
時間を短縮した回路を示す。瞬時変調値M(nT)及び
値Yを2進シフト器22に供給して、この値YによりM
(nT)をシフトする数を制御する。2進シフト器22
の出力信号を、加算器24にて、中心周波数増分値Iに
加算する。一方、加算器24の出力信号N(nT)は、
位相累積器26への時間変化位相増分入力信号となる。
上述の如く、位相累積器26の出力信号及びfclk を波
形マッピング及びD/A回路11(図3)に供給して、
周期FM波形foを出力する。
する。図6は、2進シフト器を用いて、ハードウェアの
複雑さを軽減すると共に、変調値を制御するのに要する
時間を短縮した回路を示す。瞬時変調値M(nT)及び
値Yを2進シフト器22に供給して、この値YによりM
(nT)をシフトする数を制御する。2進シフト器22
の出力信号を、加算器24にて、中心周波数増分値Iに
加算する。一方、加算器24の出力信号N(nT)は、
位相累積器26への時間変化位相増分入力信号となる。
上述の如く、位相累積器26の出力信号及びfclk を波
形マッピング及びD/A回路11(図3)に供給して、
周期FM波形foを出力する。
【0021】図6は、2のべき乗でM(nT)をシフト
することにより、瞬時周波数偏差の近似偏差制御を実現
している。よって、M(nT)を係数・・・1/4、1
/2、1、2、4・・・と乗算する。このシフト方法に
より、M(nT)と偏差係数kとの簡単で高速な乗算を
行える。なお、k=2^Yであるが、kの制御能力が2
のべき乗に限定されるので、このDDS周波数分解能も
制限される。しかし、fclk が、FM偏差値(数式1
0)に影響することが判る。よって、クロック周波数を
変調して、標準乗算器の細かな分解能の制御能力と、2
進シフト器の速度との両方の長所を具えた回路が求めら
れている。
することにより、瞬時周波数偏差の近似偏差制御を実現
している。よって、M(nT)を係数・・・1/4、1
/2、1、2、4・・・と乗算する。このシフト方法に
より、M(nT)と偏差係数kとの簡単で高速な乗算を
行える。なお、k=2^Yであるが、kの制御能力が2
のべき乗に限定されるので、このDDS周波数分解能も
制限される。しかし、fclk が、FM偏差値(数式1
0)に影響することが判る。よって、クロック周波数を
変調して、標準乗算器の細かな分解能の制御能力と、2
進シフト器の速度との両方の長所を具えた回路が求めら
れている。
【0022】したがって、本発明の目的は、クロック周
波数を変調して、標準乗算器の細かな分解能の制御能力
と、2進シフト器の速度との両方の長所を兼ね備えるこ
とにより、高価、複雑、又は低速動作であるハードウェ
アを用いることなしに、線形FM偏差の分解能の制御能
力を高めたダイレクト・デジタル・シンセサイザの提供
にある。
波数を変調して、標準乗算器の細かな分解能の制御能力
と、2進シフト器の速度との両方の長所を兼ね備えるこ
とにより、高価、複雑、又は低速動作であるハードウェ
アを用いることなしに、線形FM偏差の分解能の制御能
力を高めたダイレクト・デジタル・シンセサイザの提供
にある。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、DDSクロック・レートに応じて、2進シフトを用
い、DDSのFM偏差を制御する。DDSの周波数偏
差、偏差乗算係数及びクロック周波数間の関係を操作し
て、完全な機能乗算ユニットを用いることなく、FM偏
差分解能の制御を改善する。
ば、DDSクロック・レートに応じて、2進シフトを用
い、DDSのFM偏差を制御する。DDSの周波数偏
差、偏差乗算係数及びクロック周波数間の関係を操作し
て、完全な機能乗算ユニットを用いることなく、FM偏
差分解能の制御を改善する。
【0024】そこで、本発明は、初期変調乗算値を選択
して、所望偏差の近似値を得る。そして、クロック周波
数を選択して、FM偏差周波数を純化(リファイン)
し、本質的にそれを所望値とする。DDS中心周波数及
び周波数分解能を適切に用いて、搬送位相値を計算す
る。最後に、DDS変調源の非対称特性を活用して、周
波数変調値により搬送位相値を変調できる。
して、所望偏差の近似値を得る。そして、クロック周波
数を選択して、FM偏差周波数を純化(リファイン)
し、本質的にそれを所望値とする。DDS中心周波数及
び周波数分解能を適切に用いて、搬送位相値を計算す
る。最後に、DDS変調源の非対称特性を活用して、周
波数変調値により搬送位相値を変調できる。
【0025】2進シフト器により、瞬時変調周波数を、
略所定の変調乗算値だけシフトすることにより、DDS
の回路を実現できる。このシフト後の値を選択した搬送
周波数の数に加算し、その和を位相増分値として位相累
積器に入力する。基本クロック周波数を選択し、変化さ
せて、必要なクロック周波数を発生し、所望変調偏差を
微調整する。調整したクロック周波数をDDSの位相累
積器に供給する。この位相累積器の出力信号を用いて、
位相対振幅のルックアップ・テーブルをアドレス指定す
る。ルックアップ・テーブルの出力信号をラッチして、
デジタル・アナログ変換器に供給する。このデジタル・
アナログ変換器は、ロウパス・フィルタを介して結合さ
れており、DDS出力信号を発生する。
略所定の変調乗算値だけシフトすることにより、DDS
の回路を実現できる。このシフト後の値を選択した搬送
周波数の数に加算し、その和を位相増分値として位相累
積器に入力する。基本クロック周波数を選択し、変化さ
せて、必要なクロック周波数を発生し、所望変調偏差を
微調整する。調整したクロック周波数をDDSの位相累
積器に供給する。この位相累積器の出力信号を用いて、
位相対振幅のルックアップ・テーブルをアドレス指定す
る。ルックアップ・テーブルの出力信号をラッチして、
デジタル・アナログ変換器に供給する。このデジタル・
アナログ変換器は、ロウパス・フィルタを介して結合さ
れており、DDS出力信号を発生する。
【0026】その結果、DDS変調回路を達成でき、こ
れは、2進シフト器で通常達成できるよりも、瞬時変調
をより微妙に調整できる。本発明によれば、高速である
が偏差制御のできない周波数変調技術(加算回路)と、
完全なFM偏差制御ができ、高分解のであるが、複雑で
低速な技術(即ち、従来の乗算回路)とを組み合せでき
る。
れは、2進シフト器で通常達成できるよりも、瞬時変調
をより微妙に調整できる。本発明によれば、高速である
が偏差制御のできない周波数変調技術(加算回路)と、
完全なFM偏差制御ができ、高分解のであるが、複雑で
低速な技術(即ち、従来の乗算回路)とを組み合せでき
る。
【0027】本発明をより一層理解すると共に、その効
果を示すために、本発明の好適な実施例を以下に説明す
る。
果を示すために、本発明の好適な実施例を以下に説明す
る。
【0028】
【実施例】図1は、周波数レート乗算器32を含んだ本
発明によるダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DD
S)を示す。この周波数レート乗算器32は、DDS変
調回路にプログラマブル・クロック周波数を供給して、
FM偏差制御の第2変調源となる。2進シフト器28
(図6のシフト器22に対応する)を用いて、M(n
T)を選択可能なビット数Yだけシフトする。2進シフ
ト器28の出力信号は、変調周波数位相増分値を表し、
加算器30(加算器24に対応する)により中心周波数
位相増分値Iと加算される。加算器30の出力信号は、
位相累積器34(累積器26に対応する)への時間変化
位相増分値N(nT)である。
発明によるダイレクト・デジタル・シンセサイザ(DD
S)を示す。この周波数レート乗算器32は、DDS変
調回路にプログラマブル・クロック周波数を供給して、
FM偏差制御の第2変調源となる。2進シフト器28
(図6のシフト器22に対応する)を用いて、M(n
T)を選択可能なビット数Yだけシフトする。2進シフ
ト器28の出力信号は、変調周波数位相増分値を表し、
加算器30(加算器24に対応する)により中心周波数
位相増分値Iと加算される。加算器30の出力信号は、
位相累積器34(累積器26に対応する)への時間変化
位相増分値N(nT)である。
【0029】図1の周波数乗算器32は、基本周波数入
力信号fb 及び選択可能な基本周波数乗算係数入力信号
qに応答して、プログラマブル・クロック周波数fclk
を発生する。すなわち、fclk =Fb(q)である。プ
ログラマブル・クロック周波数fclk は、位相乗算器3
4の入力信号及び波形マッピング及びD/A回路11
(図3に示す如き回路)の入力信号となる。この波形マ
ッピング及びD/A回路11の出力端に、FM変調信号
fo を発生する。FMシステムの安価な実現により、変
調偏差規格を基にして、必要とする複雑さの程度で、こ
のFMシステムを設計できる。
力信号fb 及び選択可能な基本周波数乗算係数入力信号
qに応答して、プログラマブル・クロック周波数fclk
を発生する。すなわち、fclk =Fb(q)である。プ
ログラマブル・クロック周波数fclk は、位相乗算器3
4の入力信号及び波形マッピング及びD/A回路11
(図3に示す如き回路)の入力信号となる。この波形マ
ッピング及びD/A回路11の出力端に、FM変調信号
fo を発生する。FMシステムの安価な実現により、変
調偏差規格を基にして、必要とする複雑さの程度で、こ
のFMシステムを設計できる。
【0030】2進シフト器28は、M(nT)を、2^
Yの乗算係数によりYビットだけシフトして、変調偏差
を制御する。しかし、周波数(レート)乗算器32は、
クロック周波数の1倍及び2倍間の複数の乗算係数を与
えることにより、2進シフト器28が発生した偏差係数
を純化する。周波数制御器でもある周波数レート乗算器
32を用いた本発明は、選択可能な周波数の数を増加し
て、FM偏差の分解能を高める。
Yの乗算係数によりYビットだけシフトして、変調偏差
を制御する。しかし、周波数(レート)乗算器32は、
クロック周波数の1倍及び2倍間の複数の乗算係数を与
えることにより、2進シフト器28が発生した偏差係数
を純化する。周波数制御器でもある周波数レート乗算器
32を用いた本発明は、選択可能な周波数の数を増加し
て、FM偏差の分解能を高める。
【0031】クロック周波数は、基本周波数fb と、等
しい間隔のクロック周波数の数iの数の関数で、次式の
ように適切に表せる。 fclk = fb (1+m/i) (11) この数式11において、mは、0及びi−1の間の正の
整数を表す入力変数である。よって、fclk は、次の範
囲内である。 fb <= fclk <= fb(2−1/i) (1
2) 数式11のfclk を入力変数mに対して微分すると、個
別のクロック周波数ステップが次式のようになる。 dfclk /dm = d/dm(fb + fb m/i) = fb /i (13) ピークFM周波数変数増分でのクロック周波数ステップ
の影響は、数式11を数式10に代入して計算でき、次
式のようになる。 fdev = fb (1+m/i)(k/2^j) この関係をmに対して微分すると、次のようなる。 (d/dm)fdev = (d/dm) fb(1+m/i)(k/2^j) = fb k/[(2^j)i]
(14)
しい間隔のクロック周波数の数iの数の関数で、次式の
ように適切に表せる。 fclk = fb (1+m/i) (11) この数式11において、mは、0及びi−1の間の正の
整数を表す入力変数である。よって、fclk は、次の範
囲内である。 fb <= fclk <= fb(2−1/i) (1
2) 数式11のfclk を入力変数mに対して微分すると、個
別のクロック周波数ステップが次式のようになる。 dfclk /dm = d/dm(fb + fb m/i) = fb /i (13) ピークFM周波数変数増分でのクロック周波数ステップ
の影響は、数式11を数式10に代入して計算でき、次
式のようになる。 fdev = fb (1+m/i)(k/2^j) この関係をmに対して微分すると、次のようなる。 (d/dm)fdev = (d/dm) fb(1+m/i)(k/2^j) = fb k/[(2^j)i]
(14)
【0032】数式14から、上述のクロック・ステップ
に対応するFM偏差分解能は、百分率において、iに直
線的に反比例することが判る。 fdr = 100/i(%) 数式11のiが10に設定されれば(i=10)、等間
隔に分離した個別の周波数fclk は、基本周波数fb の
1倍及び2倍の間で直線的に離れており、次のようにな
る。 fclk = 1.0 fb、1.1 fb、1.2fb、・・・1.9 fb
(15) よって、1.1、1.2、・・・1.9、又は10%の
個別のFM偏差乗算係数を、FM偏差値により与える。
i及びFM偏差分解能の間の線形な関係は、2進乗算係
数を純化する制御手段を可能にする点で、顕著である。
数式15の個別のFM偏差乗算係数がクロック周波数の
変化に直線的に比例しない場合、fclk を可変して増分
した偏差制御は実際的でない。例えば、iが2のべき乗
によるfclk に関連すれば、線形関係が存在しないだろ
う。この場合、iの変化は、基本周波数時間周期を比例
的にカバーしない乗算係数を発生するだろう。
に対応するFM偏差分解能は、百分率において、iに直
線的に反比例することが判る。 fdr = 100/i(%) 数式11のiが10に設定されれば(i=10)、等間
隔に分離した個別の周波数fclk は、基本周波数fb の
1倍及び2倍の間で直線的に離れており、次のようにな
る。 fclk = 1.0 fb、1.1 fb、1.2fb、・・・1.9 fb
(15) よって、1.1、1.2、・・・1.9、又は10%の
個別のFM偏差乗算係数を、FM偏差値により与える。
i及びFM偏差分解能の間の線形な関係は、2進乗算係
数を純化する制御手段を可能にする点で、顕著である。
数式15の個別のFM偏差乗算係数がクロック周波数の
変化に直線的に比例しない場合、fclk を可変して増分
した偏差制御は実際的でない。例えば、iが2のべき乗
によるfclk に関連すれば、線形関係が存在しないだろ
う。この場合、iの変化は、基本周波数時間周期を比例
的にカバーしない乗算係数を発生するだろう。
【0033】図2は、本発明による高分解能FM変調を
行う周波数レート乗算係数に関連して用いる2進シフト
器を含むダイレクト・デジタル・シンセサイザを示す。
周波数レート発生器42は、好適には、74LS97型
集積回路であり、P/64の乗算係数により、入力周波
数(fin)の乗算を行う。Pは、周波数レート乗算器
(周波数レート発生器)42の選択可能な5ビット整数
入力信号である。周波数レート乗算器の出力信号を分周
器44に供給して、高周波ノイズの問題を軽減する。な
お、ここでは、個別のシステム構成に対して、いかに本
発明を適性化したかを示す。分周器44の出力信号は、
位相累積器40及び波形マッピング及びD/A回路11
用の選択されたシステム・クロック入力信号である。
行う周波数レート乗算係数に関連して用いる2進シフト
器を含むダイレクト・デジタル・シンセサイザを示す。
周波数レート発生器42は、好適には、74LS97型
集積回路であり、P/64の乗算係数により、入力周波
数(fin)の乗算を行う。Pは、周波数レート乗算器
(周波数レート発生器)42の選択可能な5ビット整数
入力信号である。周波数レート乗算器の出力信号を分周
器44に供給して、高周波ノイズの問題を軽減する。な
お、ここでは、個別のシステム構成に対して、いかに本
発明を適性化したかを示す。分周器44の出力信号は、
位相累積器40及び波形マッピング及びD/A回路11
用の選択されたシステム・クロック入力信号である。
【0034】瞬時変調値M(nT)を選択可能なビット
数Yだけ再びシフトし、加算器38により、中心周波数
増幅分値Iと加算する。加算器38の出力信号は、位相
累積器40の時間変化位相増分値である。この位相累積
器の出力信号を波形マッピング及びデジタル・アナログ
回路11に供給する。この出力信号がFM変調した波形
fo である。
数Yだけ再びシフトし、加算器38により、中心周波数
増幅分値Iと加算する。加算器38の出力信号は、位相
累積器40の時間変化位相増分値である。この位相累積
器の出力信号を波形マッピング及びデジタル・アナログ
回路11に供給する。この出力信号がFM変調した波形
fo である。
【0035】入力周波数finを選択して、fclk 用の最
大可能値を供給する。数式12より、fclk =fb (2
−1/i)のときに、fclk の最大値が存在する。等し
く分離したクロック周波数の数iが大きければ、fclk
は、基本周波数の2倍である2fb に略等しくなる。よ
って、入力周波数が充分に高く、等しく分離した最大数
のクロック周波数を発生するのに充分とするために、f
inを基本周波数の2倍になるように選択する。また、こ
の入力周波数を16と乗算して、16分周器44で分周
できるようにする。よって、finは、次式のようにな
る。 fin =(16)(2)fb = 32fb 数式12より、図2のレート乗算器から可能な限り分解
能を高くすると、fclk がfb 及びfb (1+(i−
1)/i)の間でなければならないことが判る。Pの対
応する値は、32及び63の間であり、これがi=32
の最大値を定める。数式11のfclk を図2に対応する
ように書き換えると次のようになる。 fclk = fb(1+m/i) = fb[1+(P−32)/32] = Pfb /32 (16) なお、32<=P<=63である。
大可能値を供給する。数式12より、fclk =fb (2
−1/i)のときに、fclk の最大値が存在する。等し
く分離したクロック周波数の数iが大きければ、fclk
は、基本周波数の2倍である2fb に略等しくなる。よ
って、入力周波数が充分に高く、等しく分離した最大数
のクロック周波数を発生するのに充分とするために、f
inを基本周波数の2倍になるように選択する。また、こ
の入力周波数を16と乗算して、16分周器44で分周
できるようにする。よって、finは、次式のようにな
る。 fin =(16)(2)fb = 32fb 数式12より、図2のレート乗算器から可能な限り分解
能を高くすると、fclk がfb 及びfb (1+(i−
1)/i)の間でなければならないことが判る。Pの対
応する値は、32及び63の間であり、これがi=32
の最大値を定める。数式11のfclk を図2に対応する
ように書き換えると次のようになる。 fclk = fb(1+m/i) = fb[1+(P−32)/32] = Pfb /32 (16) なお、32<=P<=63である。
【0036】以下の例は、200KHzの搬送周波数及
び5.5KHzの周波数偏差(又は、fo =200KH
z±5.5KHz)のFM変調した搬送波用の所定設計
パラメータで、回路を実現する。周波数発生器への入力
としての基準周波数は5MHzであり、位相累積器のビ
ット数は24であると仮定する。すなわち、以下のよう
になる。 fc = 200KHz fdev = 5.5KHz fb = 5MHz j = 24
び5.5KHzの周波数偏差(又は、fo =200KH
z±5.5KHz)のFM変調した搬送波用の所定設計
パラメータで、回路を実現する。周波数発生器への入力
としての基準周波数は5MHzであり、位相累積器のビ
ット数は24であると仮定する。すなわち、以下のよう
になる。 fc = 200KHz fdev = 5.5KHz fb = 5MHz j = 24
【0037】数式16を数式10に代入すると、偏差乗
算係数kを以下のように計算できる。 fdev = fclk k/2^j = (Pfb/32)k/2^j (17) 又は、Pk=590,558である。kを求めるには、
Pの可能な最小値を用いて(fclk =fb のとき、P=
32)、k=18,450 を得る。kに応じてPを選択
するので、両方のパラメータは、ハードウェアの限界を
越さない。2進シフト器36からkを発生するので、こ
れを、18,450 より小さく、最も近い2進値より選
択する。Pを決めるために、kの値を2^14に設定し
て、数式16を再び用いると次のようになる。 P = 590,558/2^14 = 36.04 すなわち、周波数乗算器が選択可能な最も近い整数値を
選択し、P=36となる。P及びK用に発生した値か
ら、以下のFM偏差設定が達成できる。 fdev = fclk k/2^24 = (P/32)5MHz(16,384)/2^24 = 5.4932KHz
算係数kを以下のように計算できる。 fdev = fclk k/2^j = (Pfb/32)k/2^j (17) 又は、Pk=590,558である。kを求めるには、
Pの可能な最小値を用いて(fclk =fb のとき、P=
32)、k=18,450 を得る。kに応じてPを選択
するので、両方のパラメータは、ハードウェアの限界を
越さない。2進シフト器36からkを発生するので、こ
れを、18,450 より小さく、最も近い2進値より選
択する。Pを決めるために、kの値を2^14に設定し
て、数式16を再び用いると次のようになる。 P = 590,558/2^14 = 36.04 すなわち、周波数乗算器が選択可能な最も近い整数値を
選択し、P=36となる。P及びK用に発生した値か
ら、以下のFM偏差設定が達成できる。 fdev = fclk k/2^24 = (P/32)5MHz(16,384)/2^24 = 5.4932KHz
【0038】本発明には必要ないが、変調周波数を振幅
軸に対する中心にシフトしてもよい。設計パラメータよ
り、この例のIの値を特定して、200KHzの中心周
波数を与える。数式16より、選択したクロック周波数
は、次のようになる。 fclk = Pfb /32 = (36) 5MHz/32 = 5.625MHz 数式2より、次式のように、最大周波数分解能が得られ
る。 fr = fclk /2^24 =0.3353Hz 中心周波数位相増分値を決めるには、数式7が中心周波
数対周波数分解能の比を求める。すなわち、次式のよう
になる。 I = fc /fr = 200KHz/0.3353Hz = 596,523
軸に対する中心にシフトしてもよい。設計パラメータよ
り、この例のIの値を特定して、200KHzの中心周
波数を与える。数式16より、選択したクロック周波数
は、次のようになる。 fclk = Pfb /32 = (36) 5MHz/32 = 5.625MHz 数式2より、次式のように、最大周波数分解能が得られ
る。 fr = fclk /2^24 =0.3353Hz 中心周波数位相増分値を決めるには、数式7が中心周波
数対周波数分解能の比を求める。すなわち、次式のよう
になる。 I = fc /fr = 200KHz/0.3353Hz = 596,523
【0039】図2において、M(nT)は、値が0及び
256の間の8ビットの振幅である。変調値M(nT)
及び中心周波数増分値Iが共に揃うように(M(nT)
のLSBがIのLSBに対応するように)、変調値M
(nT)を中心周波数増分値Iに加算すると、位相増分
値N(nT)に対するM(nT)の結果値は、0及び2
55の間である。対称FM偏差の結果値を得るために、
256/2をIから減算するので、Nは、I−128か
らI+127まで変化する。数式2を数式1に代入する
と、 fo = (fr 2^j)(N/2^j) = fr N となり、Nの変化を考慮すると、 fr(I−128) <= fo <= fr(I+127)
(18) となる。数式18は、約±128fr のピーク偏差に対
応する。kがM(nT)の大きさを表し、M(nT)が
ゼロの周辺を中心とした単一の振幅であると仮定する
と、数式2及び10を用いて、kを次式のように計算で
きる。 k = fdev 2^j /fclk = 128fr 2^j /fclk = 128 Yから7を減算することにより、この値kを考慮し、変
調値の正規化を考慮する。線形時間不変システムにおけ
る上述の考察を拡張して、k=128に対し、M(n
T)をシフトしないので、そのLSBがIのLSBと揃
う。さらに、Iを−128だけオフセットして、効果的
にM(nT)をシフトするので、それは、ゼロの周辺で
中心となる。よって、k=256に対して、M(nT)
のLSBをIのLSB+1と揃え、Iを−256だけオ
フセットする。すなわち、k=512となる。また、M
(nT)のLSBをIのLSB+2と揃えて、Iを−5
12だけオフセットする。
256の間の8ビットの振幅である。変調値M(nT)
及び中心周波数増分値Iが共に揃うように(M(nT)
のLSBがIのLSBに対応するように)、変調値M
(nT)を中心周波数増分値Iに加算すると、位相増分
値N(nT)に対するM(nT)の結果値は、0及び2
55の間である。対称FM偏差の結果値を得るために、
256/2をIから減算するので、Nは、I−128か
らI+127まで変化する。数式2を数式1に代入する
と、 fo = (fr 2^j)(N/2^j) = fr N となり、Nの変化を考慮すると、 fr(I−128) <= fo <= fr(I+127)
(18) となる。数式18は、約±128fr のピーク偏差に対
応する。kがM(nT)の大きさを表し、M(nT)が
ゼロの周辺を中心とした単一の振幅であると仮定する
と、数式2及び10を用いて、kを次式のように計算で
きる。 k = fdev 2^j /fclk = 128fr 2^j /fclk = 128 Yから7を減算することにより、この値kを考慮し、変
調値の正規化を考慮する。線形時間不変システムにおけ
る上述の考察を拡張して、k=128に対し、M(n
T)をシフトしないので、そのLSBがIのLSBと揃
う。さらに、Iを−128だけオフセットして、効果的
にM(nT)をシフトするので、それは、ゼロの周辺で
中心となる。よって、k=256に対して、M(nT)
のLSBをIのLSB+1と揃え、Iを−256だけオ
フセットする。すなわち、k=512となる。また、M
(nT)のLSBをIのLSB+2と揃えて、Iを−5
12だけオフセットする。
【0040】よって、M(nT)の非対称特性を補償す
るためにI=596,523 でk=2^14=16,3
84 の場合、Iを−kだけオフセットしてもよい。す
なわち、 I=596,523−16,384=580,139 となる。所定の中心周波数から中心周波数成分(数式
7)を減算することにより、この中心周波数のオフセッ
トが判る。すなわち、 fc =200KHz−16,384fr =194,506
Hz である。上述の如く、変調値の振幅を考慮するために、
k=2^14とすると、M(nT)のLSBがIのLS
B+7に対応するように(Y=14−7=7となるよう
に)、M(nT)をシフトできる。
るためにI=596,523 でk=2^14=16,3
84 の場合、Iを−kだけオフセットしてもよい。す
なわち、 I=596,523−16,384=580,139 となる。所定の中心周波数から中心周波数成分(数式
7)を減算することにより、この中心周波数のオフセッ
トが判る。すなわち、 fc =200KHz−16,384fr =194,506
Hz である。上述の如く、変調値の振幅を考慮するために、
k=2^14とすると、M(nT)のLSBがIのLS
B+7に対応するように(Y=14−7=7となるよう
に)、M(nT)をシフトできる。
【0041】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変
形及び変更が可能である。
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の変
形及び変更が可能である。
【0042】
【発明の効果】したがって、本発明のDDSは、2進乗
算係数に関連したDDSクロック周波数を変調すること
により、所望値の例えば1.56%以内の制御可能な分
解能で、線形の周波数変調ができる。すなわち、本発明
は、クロック周波数を変調することにより、標準乗算器
の細かな分解能の制御能力と、2進シフト器の高速性と
の両方の長所を兼ね備えている。よって、高価、複雑、
又は低速であるハードウェアを用いることなしに、線形
FM偏差の分解能の制御能力を高めることができる。
算係数に関連したDDSクロック周波数を変調すること
により、所望値の例えば1.56%以内の制御可能な分
解能で、線形の周波数変調ができる。すなわち、本発明
は、クロック周波数を変調することにより、標準乗算器
の細かな分解能の制御能力と、2進シフト器の高速性と
の両方の長所を兼ね備えている。よって、高価、複雑、
又は低速であるハードウェアを用いることなしに、線形
FM偏差の分解能の制御能力を高めることができる。
【図1】可変周波数システム・クロックに関連して2進
シフト器を用いて、FM偏差の制御能力を高めたダイレ
クト・デジタル・シンセサイザである本発明の好適な実
施例のブロック図である。
シフト器を用いて、FM偏差の制御能力を高めたダイレ
クト・デジタル・シンセサイザである本発明の好適な実
施例のブロック図である。
【図2】図1のダイレクト・デジタル・シンセサイザを
基にした設計例のブロック図である。
基にした設計例のブロック図である。
【図3】従来のダイレクト・デジタル・シンセサイザの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】典型的な位相累積器のブロック図である。
【図5】乗算器を用いてFM偏差が制御可能なダイレク
ト・デジタル・シンセサイザのブロック図である。
ト・デジタル・シンセサイザのブロック図である。
【図6】2進シフト器を用いてFM偏差が制御可能なダ
イレクト・デジタル・シンセサイザのブロック図であ
る。
イレクト・デジタル・シンセサイザのブロック図であ
る。
4 メモリ 6 レジスタ 8 D/A変換器 10 ロウパス・フィルタ 11 波形マッピング及びD/A回路 28、36 2進シフト器 30、38 加算器 32、42 周波数レート発生器 34、40 位相累積器 44 分周器
Claims (11)
- 【請求項1】 システム・クロック・レートに応じて動
作し、変調入力値に応答して、繰り返し周波数変調波形
を発生するダイレクト・デジタル・シンセサイザにおい
て、システム周波数変調偏差分解能を高めるダイレクト
・デジタル・シンセサイザであって、上記変調入力値を
シフトして、周波数変調偏差を選択するシフト手段と、
上記システム・クロック・レートを可変して、上記ダイ
レクト・デジタル・シンセサイザに上記周波数変調偏差
を調整するように動作させる制御手段とを具えたダイレ
クト・デジタル・シンセサイザ。 - 【請求項2】 上記シフト手段は、上記変調値及び偏差
関連値を受け、上記変調値を上記偏差関連値に応じてシ
フトする2進シフト器を具えていることを特徴とする請
求項1のダイレクト・デジタル・シンセサイザ。 - 【請求項3】 上記システム・クロック・レートを制御
する上記制御手段は、周波数レート制御手段を具えてい
ることを特徴とする請求項1のダイレクト・デジタル・
シンセサイザ。 - 【請求項4】 システム・クロック・レート及び変調値
に応じて、繰り返し周波数変調波形を発生するダイレク
ト・デジタル・シンセサイザであって、上記システム・
クロック・レートを線形に変化させる手段と、上記シス
テム・クロック・レートの線形変化に比例するように実
効変調値を線形に変化させる手段とを具えたダイレクト
・デジタル・シンセサイザ。 - 【請求項5】 上記システム・クロック・レートを線形
に変化させる手段は、周波数レート乗算器を具えている
ことを特徴とする請求項4のダイレクト・デジタル・シ
ンセサイザ。 - 【請求項6】 周波数変調出力信号を発生するダイレク
ト・デジタル・シンセサイザにおいて、増分入力信号を
受ける累積器と、該累積器がアドレス指定する波形メモ
リ手段と、変調入力信号を受け、所望の偏差に応じて、
上記変調入力信号をビット・シフトする第1周波数変調
偏差手段と、上記シフトした変調入力信号を上記増分入
力信号と組み合せる手段と、上記累積器と結合してその
累積レートを制御するプログラマブル・クロック源手段
を有し、周波数変調偏差の選択度を高める第2周波数変
調偏差手段とを具えたダイレクト・デジタル・シンセサ
イザ。 - 【請求項7】 上記第2周波数変調偏差手段は、周波数
レート乗算器を具えたことを特徴とする請求項6のダイ
レクト・デジタル・シンセサイザ。 - 【請求項8】 周波数変調した出力信号を発生するダイ
レクト・デジタル・シンセサイザであって、レジスタ
と、該レジスタの前の出力信号を受けて、その出力信号
を加算し、上記レジスタの内容を更新する加算器とを有
する累積器と、上記レジスタによりアドレス指定される
波形データを記憶するメモリと、該メモリからのデータ
を受けるデジタル・アナログ変換手段と、変調値と、こ
の変調値をシフトして所望の周波数変調偏差を与えるビ
ット値とを受け、シフトした出力信号を上記累積器の上
記加算器に供給するシフト器と、上記累積器による累積
のレートを可変して、上記周波数変調偏差を調整するプ
ログラマブル手段とを具えたダイレクト・デジタル・シ
ンセサイザ。 - 【請求項9】 上記プログラマブル手段は周波数レート
乗算器を具えていることを特徴とする請求項8のダイレ
クト・デジタル・シンセサイザ。 - 【請求項10】 変調値と、この変調値を所望周波数変
調偏差に応じてシフトするビット値とを受け、ビット・
シフトされた変調値を、周波数を表す増分値と組み合
せ、この組み合せを繰り返し累積し、この累積値を用い
てメモリ内の波形ルックアップ値をアドレス指定して、
出力信号を発生し、累積のレートを可変して、上記周波
数変調偏差を調整することを特徴とする周波数変調信号
の発生方法。 - 【請求項11】 上記出力信号をろ波することを特徴と
する請求項10の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/579,032 | 1990-09-07 | ||
| US07/579,032 US5045817A (en) | 1990-09-07 | 1990-09-07 | FM deviation control of direct digital synthesizers |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04246694A JPH04246694A (ja) | 1992-09-02 |
| JPH06103437B2 true JPH06103437B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3255873A Expired - Lifetime JPH06103437B2 (ja) | 1990-09-07 | 1991-09-07 | ダイレクト・デジタル・シンセサイザ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5045817A (ja) |
| EP (1) | EP0474485A1 (ja) |
| JP (1) | JPH06103437B2 (ja) |
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1990
- 1990-09-07 US US07/579,032 patent/US5045817A/en not_active Expired - Fee Related
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1991
- 1991-09-04 EP EP91308117A patent/EP0474485A1/en not_active Ceased
- 1991-09-07 JP JP3255873A patent/JPH06103437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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