JPH06103789B2 - プリント配線基板のスルホールの製造方法及び装置 - Google Patents

プリント配線基板のスルホールの製造方法及び装置

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JPH06103789B2
JPH06103789B2 JP3193535A JP19353591A JPH06103789B2 JP H06103789 B2 JPH06103789 B2 JP H06103789B2 JP 3193535 A JP3193535 A JP 3193535A JP 19353591 A JP19353591 A JP 19353591A JP H06103789 B2 JPH06103789 B2 JP H06103789B2
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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面に印刷パターンを
施したプリント配線基板のスルホールの製造方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板の表裏のランド間に形
成した直径が0.7〜0.8mmの貫通孔を導通させる
方法として、従来から銅メッキにより導通させる方法と
導電ペーストを使用して導通させる方法があった。
【0003】この中、導電ペーストを使用する方法とし
ては、図5に示すピンタイプ法がある。これは、プリン
ト配線基板1の貫通孔1aの下面に配置したトレイ(図
示せず)内の導電ペーストに先端が浸かるようにピン2
を貫通孔1aの上から下に挿通して、その下端に導電ペ
ースト3を玉形状に付着させ、このまま上方向に引き上
げて、貫通孔1aの内壁面に塗布・固化せる方法であ
る。
【0004】より詳細には、図5の(a)に示すよう
に、プリント配線基板1のA面1Aを下面にして貫通孔
1aの内壁のA面1Aに近い部分にピン2の引抜きによ
り導電ペースト3aを付着させ焼付けによりその導電ペ
ースト3a内の溶剤を飛ばして固化した後、図5の
(b)に示すように、プリント配線基板1を反転して今
度はB面1Bを下面にして貫通孔1aの内壁のB面に近
い部分に同様に導電ペースト3bの付着・焼付けを行
う。
【0005】そしてこの後に、図5の(c)に示すよう
に、A面1Aを上側にした状態で貫通孔1aのA面1A
側の縁に予め形成したランド4Aの上面に、そのランド
4Aに対応した印刷パターンをもつシルクスクリーン版
5をセットして、その上面に塗布した導電ペースト6を
肉厚10mm程度のゴム板からなるスキージ板7でスク
リーン印刷して導電ペースト6a部分を設けこれも焼き
付ける。
【0006】更に図5の(d)に示すように、プリント
配線基板1を反転しB面を上側にした状態で貫通孔1a
のB面1B側の縁に予め形成したランド4Bの上面に同
様にスクリーン印刷によって導電ペースト6bを印刷し
焼き付ける。このときのシルクスクリーン版5′はプリ
ント配線基板1のB面1Bのランド4Bに対応した印刷
パターンのものである。
【0007】以上の工程によって、プリント配線基板1
の貫通孔1aが、両面側のランド4A、4Bが導電ペー
スト3a、3b、6a、6bによって導通されたスルホ
ールとなる。
【0008】また、導電ペーストを使用する別の方法と
して、図6に示す真空印刷方法がある。この方法は、図
6の(a)に示すように、A面1Aを上側としたプリン
ト配線基板1の貫通孔1aの下面(B面1B)側から真
空吸引を行いながら、その貫通孔1aに対応した印刷パ
ターンのシルクスクリーン版8上の導電ペースト9をス
キージ10で貫通孔1a内に注入してその貫通孔1aの
内壁のA面1A側に導電ペースト9aを付着させ、これ
を焼付けして固化する。
【0009】今度は図6の(b)に示すように、プリン
ト配線基板1を反転して、B面1Bを上側として同様に
真空吸引により導電ペースト9bを貫通孔1aの内壁の
B面1B側に付着させて焼き付けて固化する。このとき
のシルクスクリーン版8′の印刷パターンは、B面1B
の貫通孔1aに対応したものである。
【0010】そして、この後図6の(c)に示すよう
に、A面側のランド4Aのパターンに対応した印刷パタ
ーンのシルクスクリーン版11をセットして、そのラン
ド4Aの上面に導電ペースト9cをスクリーン印刷しこ
れを焼き付ける。更に図6の(d)に示すように、プリ
ント配線基板1を反転しB面1Bを上側にした状態で同
様にランド4Bの上面に導電ペースト9dをスクリーン
印刷し焼き付け固化する。この時のシルクスクリーン版
11′の印刷パターンはB面1Bのランド4Bのパター
ンに対応したものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した図
5のピンタイプ法は、ピン2の先端の導電ペースト3の
玉の形状や大きさを一定に制御することが困難であり、
1枚のプリント配線基板でスルホールは通常50〜10
0も形成されるので、それらスルホールに両面間断線、
両面間導通抵抗の高低等の良否混在の相当なバラツキが
発生する。また、図5に示すように、シルクスクリーン
版も2種(5、5′)が必要となると共に、少なくとも
4工程の塗布・固化作業がが必要であり、上記バラツキ
は更に大きくなり、量産性や信頼性に乏しいものとな
る。
【0012】また、真空吸引印刷法も、ピンホールとな
るべき貫通孔1aの内壁に導電ペーストを両面側から個
々に塗布させるものであり、しかも図6に示すように、
上記ピンタイプ法と同様に4工程が必要であるので、ス
ルホール品質にバツラキが発生し、上記同様に量産性や
信頼性に問題があった。更にこの方法ではシルクスクリ
ーン版が4種(8、8′、11、11′)も必要とな
る。
【0013】本発明の目的は、導電ペーストを1回の印
刷で貫通孔内に完全充填させるようにして、工程が大幅
に簡略化でき、スルホールの量産性や信頼性を向上させ
る製造方法及び装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】このために本発明の製造
方法は、表裏面のランド間に貫通孔が形成されたプリン
ト配線基板を用意する第1工程と、該プリント配線基板
の上記貫通孔及び上記ランドに重なる大きさのパターン
孔を有するマスク版を該パターン孔が上記ランドを含む
ように上記プリント配線基板に対してセットする第2工
程と、少なくとも摺接面が凸曲面のスキージを長手方向
と交差する方向に上記マスク版上を摺動させて上記マス
ク版上の導電ペーストを上記パターン孔を介して上記貫
通孔の片面側から充填する第3工程と、上記貫通孔の他
面側に突出した上記導電ペーストを該他面側のランドに
載せる第4工程とを具備するように構成した。
【0015】また、本発明の製造装置は、プリント配線
基板の片面の上にセットされ、該プリント配線基板の貫
通孔及び該貫通孔の周囲のランドに重なる大きさのパタ
ーン孔を有するマスク版と、該マスク版上を長手方向と
交差する方向に摺動して該マスク版上に載せた導電ペー
ストを該パターン孔から上記貫通孔内に押し出す少なく
とも摺接面が凸曲面のスキージとを具備するように構成
した。
【0016】
【作用】本発明では、マスク版のパターン孔とスキージ
の摺接面の凸曲面形状とによって、プリント配線基板の
貫通孔内への導電ペーストの充填量が飛躍的に増大し、
1回の印刷作業によって必要充分な量の導電ペーストの
充填が完了するので、工程が単純であり、また作成され
たスルホールの表裏間の導通が確実となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1はその一実施例のスルホール製造方法を示す図であ
る。本実施例では、両面1A、1Bにおけるランド4
A、4B間に貫通孔1aを形成したプリント配線基板1
を、A面1Aが上面となるようにして、貫通1aの下面
が圧迫を受けない姿勢で適宜手段で支持する。
【0018】そして、図1の(a)に示すように、上面
にシルクスクリーン20で全周囲を支持したメタルマス
ク版21を配置する。このメタルマスク版21のパター
ン孔21aはプリント配線基板1の各貫通孔1aの位置
に対応したものとすることは勿論であるが、その大きさ
は、貫通孔1a及びランド4Aの一部と重なる大きさと
して、正確に位置合わせする。
【0019】この状態で、メタルマスク版21及びシル
クスクリーン20の上面に導電ペースト22を塗布して
から、円柱形状のスキージ23を回転させずにその長手
方向と直交する方向に摺接移動させて、メタルマスク版
21のパターン孔21aから導電ペースト22をプリン
ト配線基板1の貫通孔1a内に圧入する。
【0020】このとき、貫通孔1a内から下方に一部が
突出する程度まで導電ペースト22aが充填される。ま
た、このとき上面1Aのランド4Aには、その一部に導
電ペースト22aが同時に塗布される。
【0021】この後、図1の(b)に示すように、プリ
ント配線基板1のA面1AとB面1Bを反転して、水平
な平面板24の上に載置すると、重力の影響によって、
B面1B側に突出していた導電ペースト22aの一部
が、周囲方向に垂れ下がって、ランド4B上に載るよう
になる。
【0022】よってこの後に焼付けを行えば、その導電
ペースト22a内の溶剤が飛ばされてその導電ペースト
22aが固化し、そこにスルホールが完成し、そのスル
ホールによってプリント配線基板1のランド4Aと4B
が導通されるようになる。
【0023】上記した導電ペースト22としては、粘度
が約300ポイズ(PS)の銀ペーストを使用したが、
銅ペーストやカーボンペーストを使用することもでき
る。また、上記焼付けの条件は、本実施例では温度が摂
氏150度で時間は30分としたが、これは使用する導
電ペーストに応じた条件に設定する。焼付けが不十分で
は固化が不十分となり、逆に過剰焼付けではスルホール
断線が発生する。
【0024】上記したメタルマスク版21は、肉厚が
0.15〜0.20mm程度であり、図2に示すよう
に、その下面全周縁をシルクスクリーン20に張り付け
たものである。そして、このメタルマスク版21のパタ
ーン孔21aの下面にはシルクスクリーン20が存在し
ないので、そのパターン孔21aを通過する導電ペース
トの量が多くなる。
【0025】この通過導電ペースト量の増大化は、円柱
形状のスキージ23の使用によってより顕著となる。こ
のスキージ23は、スキージ23の摺動移動の方向の下
面とメタルマスク版21との間で導電ペースト22を捉
えて、メタルマスク版21のパターン孔21a内に押し
込むのであるが、スキージ23の表面が凸曲面であるこ
とによって、メタルマスク版23と接触する部分の角度
が当該接触点に近い部分ほど小さな鋭角となるので、こ
の部分における導電ペースト押し込み作用がスキージ2
3の長手方向に沿った線(従来のスキージ)ではなく面
で行われることになり、その押し込みが効果的となるか
らである。また、このスキージ23の摺動移動の進行方
向前面部分も凸曲面であることによってそこに蓄える導
電ペースト量が多くなる。
【0026】本実施例ではこのスキージ23として、直
径が30mmの硬質ゴム材質(ロックウエル硬度計によ
る計測値で硬度が60度)のものを使用したが、メタル
マスク版21に接触する部分および導電ペースト22を
捉える部分が凸曲面であれば良く、よってこのスキージ
23としては、断面が真円形状に限らず、楕円形状、先
端のみ半円形状等の柱状の部材であっても良い。凸曲面
の曲率半径は、10〜20mmが好ましい。
【0027】このように、本実施例によれば、プリント
配線基板1の片面側に1回だけ導電ペースト22の印刷
を行うのであるので、印刷用パターンとしてのメタルマ
スク版21は1個で済み、この印刷の後はそのプリント
配線基板1を表裏反転して、下側に突出した導電ペース
トの山が滑らかになるのを待ってから焼付け固化すれば
良いので、従来のスルホール製造方法に比べて、その作
業工程が1/4程度に簡略化される。
【0028】しかも、スルホールはプリント配線基板1
の貫通孔1aに導電ペースト22aを反対側まで突出す
る程度に充填させて形成するので、その両面のランド4
A、4B間の導通は確実となり、高品質でバラツキの少
ない信頼性の高いスルホールとなる。
【0029】なお、裏面1B側のランド4Bに導電ペー
スト22aを塗布する方法は、プリント配線基板1を反
転させて放置させる方法に限らず、上記印刷が完了した
後に下面側から平面板を押し付けて、ランド4B側に突
出している導電ペースト22aを押し潰す方法を採用す
ることもできる。
【0030】図3に10個のスルホール(測定番号1〜
10)について、表裏ランド間の導通抵抗を測定した結
果を示す。測定器はLCRメータ(HP4262A)
で、1KHz、1000mΩレンジで行った。ここでは、
最大値が13mΩ、最小値が8mΩ、平均値が10.2
mΩであり、従来の方法によるもの(最大値が25m
Ω、最小値が13mΩ、平均値が20.3mΩ)と比べ
てその導通抵抗が格段に少なくなっている。
【0031】図4は負荷試験の結果を示す図である。電
源を直流40V、負荷を定電流負荷(PLZ27L)と
して、100mA、150mA、200mA、250m
A、300mA、1Aの定電流で行ったものである。測
定番号1〜10の試料全部について、スルホールに破断
は発生しなかった。
【0032】なお、ここでは、通常の材質のプリント配
線基板を使用したが、他にセラミック基板やガラス基板
でも同様にスルホールを作成することができる。これら
スルホールを形成すべき貫通孔の直径はほぼ0.3mm
以上である。また、マスク版21はメタルに限られず、
シルクスクリーンで形成されたものであっても良いこと
は勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、その製造
工程が大幅に簡略化され、しかも製造されたスルホール
のバラツキも少なく、高い信頼性のスルホールを得るこ
とができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスルホール製造方法の一実施例の説
明図である。
【図2】 同製造方法で使用するメタルマスク版の平面
図である。
【図3】 同製造方法で得たスルホールの表裏間導通抵
抗の測定結果の図である。
【図4】 同製造方法で得たスルホールの負荷試験の測
定結果の図である。
【図5】 従来のピンタイプ法によるスルホール製造方
法の説明図である。
【図6】 従来の真空吸引法によるスルホール製造方法
の説明図である。
【符号の説明】
1:プリント配線基板、1A:A面、1B:B面、1
a:貫通孔、2:ピン、3、3a、3b:導電ペース
ト、4A、4B:ランド、5、5′:シルクスクリーン
版、6、6a、6b:導電ペースト、7:スキージ、
8、8′:シルクスクリーン版、9、9a〜9d:導電
ペースト、10:スキージ、11、11′:シルクスク
リーン版、20:シルクスクリーン、21:メタルマス
ク版、22、22a:導電ペースト、23:円柱形状の
スキージ、24:平面板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏面のランド間に貫通孔が形成された
    プリント配線基板を用意する第1工程と、該プリント配
    線基板の上記貫通孔及び上記ランドに重なる大きさのパ
    ターン孔を有するマスク版を該パターン孔が上記ランド
    を含むように上記プリント配線基板に対してセットする
    第2工程と、少なくとも摺接面が凸曲面のスキージを長
    手方向と交差する方向に上記マスク版上を摺動させて上
    記マスク版上の導電ペーストを上記パターン孔を介して
    上記貫通孔の片面側から充填する第3工程と、上記貫通
    孔の他面側に突出した上記導電ペーストを該他面側のラ
    ンドに載せる第4工程とを具備することを特徴とするプ
    リント配線基板のスルホールの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記マスク版をメタル又はシルクスクリ
    ーンで形成したことを特徴とする請求項1に記載のプリ
    ント配線基板のスルホールの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記第4工程が、上記プリント配線基板
    の表裏を反転させてほぼ水平状態で放置させる工程であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線基板
    のスルホールの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記第4工程が、上記他面側から突出し
    た導電ペーストを押し潰す工程であることを特徴とする
    請求項1に記載のプリント配線基板のスルホールの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 表裏面のランド間に貫通孔が形成された
    プリント配線基板の該貫通孔に導電ペーストを充填する
    ために摺動させるスキージを、少なくとも摺接面が凸曲
    面となるように形成したことを特徴とするプリント配線
    基板のスルホールの製造装置。
  6. 【請求項6】 プリント配線基板の片面の上にセットさ
    れるマスク版に、該プリント配線基板の貫通孔及び該貫
    通孔の周囲のランドに重なる大きさのパターン孔を設け
    たことを特徴とする請求項5に記載のプリント配線基板
    のスルホールの製造装置。
JP3193535A 1991-07-08 1991-07-08 プリント配線基板のスルホールの製造方法及び装置 Expired - Lifetime JPH06103789B2 (ja)

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JPS57112096A (en) * 1980-12-29 1982-07-12 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Stencil screen unit for connecting through hole print
JPH01166530U (ja) * 1988-05-14 1989-11-22
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